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審決分類 審判 全部申し立て 発明同一  C08L
審判 全部申し立て 1項3号刊行物記載  C08L
審判 全部申し立て 2項進歩性  C08L
管理番号 1016567
異議申立番号 異議1999-72881  
総通号数 12 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許決定公報 
発行日 1990-03-08 
種別 異議の決定 
異議申立日 1999-07-29 
確定日 2000-01-26 
異議申立件数
事件の表示 特許第2855272号「難燃性ポリアミド樹脂組成物」の特許に対する特許異議の申立てについて、次のとおり決定する。 
結論 特許第2855272号の特許を維持する。 
理由 I.手続の経緯
特許第2855272号に係る発明についての出願は、昭和63年9月6日に特許出願され、平成10年11月27日にその発明について設定登録がなされ、その後、その特許について、特許異議申立人 長谷川栄二より特許異議の申立がなされたものである。
II.本件発明
特許第2855272号の請求項1に係る発明は、その特許請求の範囲の請求項1に記載された次のとおりのものである(以下、本件発明という)。
「【請求項1】(a)ポリアミド樹脂40〜90重量%、(b)変性ポリフェニレンエーテル樹脂10〜50重量%及び(c)エラストマー0〜30重量%からなる樹脂組成物100重量部に対し、メラミンシアヌレート難燃剤又は臭素化ポリスチレンと三酸化アンチモンを組み合わせた難燃剤から選ばれた少なくとも一種の難燃剤5〜50重量部を含有し、ポリアミド樹脂が連続相をなし、該ポリアミド樹脂中に分散した変性ポリフェニレンエーテル樹脂の分散相の直径が0.6μ以下であることを特徴とする難燃性ポリアミド樹脂組成物。」
III.異議申し立ての概要
異議申立人は、甲第1号証(特開平2-69558号公報)、甲第2号証(特開昭63-61047号公報)、甲第3号証(特開昭63-183954号公報)を提出して、請求項1に係る発明は、特願平1-182738号の願書に最初に添付された明細書(甲第1号証(特開平2-69558号公報))に記載された発明と同一であるから、請求項1に係る発明の特許は、特許法第29条の2第1項の規定に違反してされたもの(申立理由1)であり、また、請求項1に係る発明は、前記甲第2〜3号証に記載された発明であるから、請求項1に係る発明の特許は、特許法第29条第1項第3号の規定に違反してされたもの(申立理由2)であり、さらに、請求項1に係る発明は、前記甲第2〜3号証に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、請求項1に係る発明の特許は、特許法第29条第2項の規定に違反してされたもの(申立理由3)であるから、取り消されるべき旨主張している。
IV.異議申立理由に対する判断
1、申立理由1について
特願平1-182738号の願書に最初に添付された明細書(以下、先願明細書という)に記載された事項
先願明細書には以下の事項が記載されている。
「1.本質的成分として、
A)5〜95重量%の変性ポリフェニレンエーテル、
B)5〜95重量%のポリアミド、並びにさらに
C)0〜90重量%の未変性ポリフェニレンエーテル、
D)0〜45重量%のビニル芳香族重合体、
E)0〜40重量%の耐衝撃性に変性するゴム及び
F)0〜60重量%の添加物及び加工助剤
を含有し、成分A)ないしF)を270〜370℃の温度で15〜90秒間混合する〔成分A)は混合の初めに350℃以上370℃以下の温度を有する〕ことにより製造される熱可塑性成形材料。」(特許請求の範囲請求項1)
「成分A)ないしE)のほかに本発明の熱可塑性成形材料は普通の添加物及び加工助剤F)を含有することもできる。この添加物の割合は、成分A)ないしF)の全量に対し一般に60重量%以下特に40重量%以下である。添加物としては、・・・さらに防炎剤例えば・・・、又は場合により相乗作用剤例えば三酸化アンチモンと組合わせたハロゲン化物である。」(明細書43頁17行〜44頁13行〈公報12頁左上欄17行〜右上欄13行〉)
「これまでの実験によれば良好な結果を与える本発明の成形材料は、成分A)及び場合によりC)が0.05〜2.5μm・・・特に0.5〜1.0μmの平均粒径(容積平均値)を有する個々の粒子として分散した相を形成するものである。この種の成形材料において、連続相(マトリックス)はポリアミドB)を含有する。」(明細書44頁17行〜45頁3行〈公報12頁右上欄17行〜左下欄3行〉)
本件発明と先願明細書に記載された発明(以下、先願発明という)とを対比検討する。
先願明細書に記載の防炎剤の用語は難燃剤の用語と実質同一であることから、両者は、「ポリアミド樹脂40〜90重量%、変性ポリフェニレンエーテル樹脂10〜50重量%及びエラストマー0〜30重量%からなる樹脂組成物を含有し、ポリアミド樹脂が連続相をなし、該ポリアミド樹脂中に分散した変性ポリフェニレンエーテル樹脂の分散相の直径が0.6μ以下である難燃性ポリアミド樹脂組成物」の点で一致し、次の点で相違している。
本件発明が、ポリアミド樹脂組成物100重量部に対し、臭素化ポリスチレンと三酸化アンチモンを組み合わせた難燃剤5〜50重量部を含有するのに対し、先願発明においては、難燃剤を含むポリアミド樹脂組成物の全量に対し60重量%以下の難燃剤としての三酸化アンチモンと組合わせたハロゲン化物を含有する点
上記相違点についてさらに検討する。
先願明細書に記載された難燃剤は、三酸化アンチモンと組合わせたハロゲン化物であるが、先願明細書には、この三酸化アンチモンと組合わせるハロゲン化物についての具体的な化合物は記載されていない。そして、樹脂に添加する難燃剤として三酸化アンチモンと組み合わせてハロゲン化物の使用が知られているとしても、樹脂の種類、用途により用いられるハロゲン化物は異なるものであり、すべて同一のハロゲン化物が用いられるといえるものではない。また、三酸化アンチモンと組み合わせるハロゲン化物としては臭素化ポリスチレンのみが使用されるというものでもない。してみると、先願明細書に記載のハロゲン化物は臭素化ポリスチレンであるということはできないのである。
そうすると、先願明細書に前記ポリアミド樹脂の難燃剤として、三酸化アンチモンとハロゲン化物の組合せからなる難燃剤が記載されているとしても、前記ハロゲン化物が臭素化ポリスチレンであるということはできないのであるから、先願明細書のハロゲン化物の記載をもって、先願明細書に、臭素化ポリスチレンが記載されているとすることはできない。
したがって、先願明細書には本件発明の臭素化ポリスチレンと三酸化アンチモンを組合せた難燃剤については記載されているとはいえないから、本件発明は先願明細書に記載された発明と同一であるということはできない。
2、申立理由2,3について
(1)甲第2、3号証に記載の事項
甲第2号証には、次の事項が記載されている。
「(a)ポリフェニレンエーテル30〜70重量%と
(b)ポリアミド70〜30重量%とからなる樹脂100重量部当り、
(c)ゴム状体3〜30重量部、
(d)分子内に炭素-炭素間不飽和結合とカルボキシル基、酸無水物基、酸アミド基、イミド基、カルボン酸エステル基、エポキシ基、アミノ基、水酸基から選ばれた1種若しくは2種以上の基とが併存する化合物および/または分子内にオキシラン環を有する化合物および/または二価フェノールとエピクロロヒドリンとの縮合高分子量体0.1〜10重量部、
(e)臭素化ポリスチレン3〜30重量部及びアンチモン化合物1〜20重量部を配合したことを特徴とする難燃性ポリフェニレンエーテル組成物。」(特許請求の範囲)
「本発明者等は、耐熱性、耐溶剤性、機械的物性が共に優れた、ポリフェニレンエーテルとポリアミドをベースとしてなる難燃性組成物を得るべく鋭意検討した結果本発明に到達したものである。即ち、本発明は(a)ポリフェニレンエーテルと、(b)ポリアミド、(c)ゴム状体、(d)分子内に炭素-炭素間不飽和結合とカルボキシル基、酸無水物基、酸アミド基、イミド基、カルボン酸エステル基、エポキシ基、アミノ基、水酸基から選ばれた1種若しくは2種以上の基とが併存する化合物および/または分子内にオキシラン環を有する化合物および/または二価フェノールとエピクロロヒドリンとの縮合高分子量体と、(e)ハロゲン化ポリスチレンおよびアンチモン化合物を所定量配合することにより、耐熱性、耐溶剤性、機械的物性のいずれの物性も良好な難燃性組成物がえられることを見い出し」(2頁左上欄5行〜右上欄2行)
「本発明でいう(a)成分のポリフェニレンエーテルとは一般式-Iの単位を有するホモポリマーまたはコポリマーである。

一般式-I中のR1、R2、R3およびR4はそれぞれ独立に水素、ハロゲン、炭化水素よりなる群がら選択され、nは単量体単位の総数を表し、約20以上・・・の正数である。・・・本発明に使用しうるポリフェニレンエーテルの具体例としては、・・・等のアルキル置換フェノールと例えばO-クレゾール等とを共重合して得られるポリフェニレンエーテル構造を主体としてなるポリフェニレンエーテル共重合体があげられる。更にはこれらにスチレンを主成分とする単量体をグラフトせしめたものでもよい。本発明において用いられる(b)成分のポリアミドは、ポリマー主鎖に

結合を有するものであって、加熱溶融できるものであればいずれも可能である。」(2頁右上欄4行〜右下欄11行)
「本発明においては、上記(d)成分である化合物を単独あるいは2種以上を組み合わせて使用することも可能である。本発明における上記化合物(d)の添加量は、ポリフェニレンエーテルとポリアミドの合計100重量部に対して0.1〜10重量部であり、0.1部を下廻ると耐衝撃性が低下するので好ましくなく、10重量部を上廻ると耐熱性が低下するので好ましくない。」(5頁左上欄3行〜10行)
甲第3号証には、次の事項が記載されている。
「(1)(A)一般式

(式中、R1、R2、R3、R4、R5は水素、ハロゲン原子、炭化水素もしくは置換炭化水素基であり、少なくとも1は必ず水素である。)で表されるフェノール化合物を1種又は、2種以上酸化重合して得られるポリフェニレンエーテルからなる分散相、
(B)結晶性熱可塑性樹脂マトリックス相および、
(C) (A)および/または(B)と相容可能な相容化剤からなり、かつ、該分散相の平均粒子径が0.01〜10μであることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。
(2)(A)一般式・・・からなる組成物において、該組成物が、あらかじめ(A)と(C)を混練し、次いで(B)を混練することにより得られ、かつ、該分散相の平均粒子径が0.01〜10μであることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。
(5)(B)熱可塑性樹脂マトリックス相が・・・ポリアミド・・・の樹脂組成物。
(6)(C)相容化剤が、分子内にカルボン酸基、酸無水物基、酸アミド基、イミド基、カルボン酸エステル基、エポキシ基、アミノ基、イソシアネート基、オキサゾリン環を含有する基及び水酸基を少なくとも1種含有する化合物、変性ゴム用物質及びエポキシ化合物から選ばれる少なくとも1種である・・・樹脂組成物。
(15)(A)ポリフェニレンエーテルからなる分散相が1〜65重量%、
(B)結晶性熱可塑性樹脂マトリックス相が35〜98.9重量%、および
(C)相容化剤が0.1〜50重量%である・・・樹脂組成物。」(特許請求の範囲1、2、5、6、15項)
「ポリフェニレンエーテルからなる分散相と結晶性熱可塑性樹脂マトリックス相および相容化剤からなる、耐熱性、機械的物性、加工性に優れた新規な熱可塑性樹脂組成物に関するものである。」(3頁左下欄19行〜右上欄3行)
「ポリフェニレンエーテルよりなる分散相の粒子径は、衝撃強度に驚くべき効果を示し、0.01〜10μであることが望ましい。・・・以上説明したように、本発明による樹脂組成物は、ポリフェニレンエーテルよりなる分散相と結晶性熱可塑性樹脂マトリックス相及び両者又はどちらか一方に相容化可能な相容化剤からなり、かつ、ポリフェニレンエーテルよりなる分散相の粒子径を特定する事により、従来技術では容易に達成しえなかった衝撃強度向上を、耐熱性をほぼ低下せずに可能せしめた。・・・本発明は、ポリフェニレンエーテルよりなる分散相の粒子径を特定し、その特定粒子を得るための助けとなる相容化剤、ポリフェニレンエーテルの分子量などの規定により、より容易に優れた高衝撃性と耐熱性のバランスを持つ新規な組成物の発明に至った。」(14頁左下欄3行〜右下欄9行)
(2)対比・判断
本件発明と甲第2〜3号証に記載された発明とを対比検討する。
本件発明と甲第2号証に記載の発明とを対比すると、両者は、ポリアミド樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、臭素化ポリスチレンと三酸化アンチモンを採用し、ポリアミド樹脂中に分散したポリフェニレンエーテル樹脂の分散相の直径を0.6μ以下とする点で共通するものであるが、前記ポリフェニレンエーテル樹脂として、本件発明では変性ポリフェニレンエーテル樹脂を使用するのに対し、甲第2号証のものでは未変性のポリフェニレンエーテル樹脂を使用する点で相違し、また、甲第2号証のものが、さらに樹脂組成物中に成分(d)として、分子内炭素-炭素間不飽和結合とカルボキシル基、酸無水物基、酸アミド基、イミド基、カルボン酸エステル基、エポキシ基、アミノ基、水酸基から選ばれた1種若しくは2種以上の基とが併存する化合物および/または分子内にオキシラン環を有する化合物および/または二価フェノールとエピクロロヒドリンとの縮合高分子量体0.1〜10重量部を有する点でも相違している。
そして、甲第2号証のものは、(a)ポリフェニレンエーテルと、(b)ポリアミド、(c)ゴム状体、(d)分子内に炭素-炭素間不飽和結合とカルボキシル基、酸無水物基、酸アミド基、イミド基、カルボン酸エステル基、エポキシ基、アミノ基、水酸基から選ばれた1種若しくは2種以上の基とが併存する化合物および/または分子内にオキシラン環を有する化合物および/または二価フェノールとエピクロロヒドリンとの縮合高分子量体と、(e)ハロゲン化ポリスチレンおよびアンチモン化合物を所定量配合することにより、耐熱性、耐溶剤性、機械的物性のいずれの物性も良好な難燃性組成物とするのに対し、本件発明は変性ポリフェニレンエーテ樹脂を採用することにより、第2号証に記載の(d)成分を用いることなく耐熱性、耐剛性、耐衝撃性にすぐれた難燃性組成物とすることができるものである。
ところで、甲第2号証に記載の前記(d)成分が、未変性ポリフェニレンエーテルを変性ポリフェニレンエーテルとするために配合されているとはいえないし、前記(d)成分を未変性のポリフェニレンエーテル樹脂と混合することにより、本件発明の変性ポリフェニレンエーテル樹脂に相当する変性ポリフェニレンエーテル樹脂が得られるということも、直ちには言えない。そうすると、未変性ポリフェニレンエーテル樹脂に、前記(d)成分を配合することが、変性ポリフェニレンエーテルの使用と同等であるということにはならない。してみると、甲第2号証には、本件発明の樹脂組成物については記載はされていないし、示唆もされていない。
したがって、本件発明の難燃性ポリアミド樹脂組成物は、甲第2号証に記載のものから容易に相当することができたとはいえない。
甲第3号証に記載されたものは、未変性のポリフェニレンエーテル樹脂を使用する点で本件発明のものと相違し、さらに相容化剤として分子内にカルボン酸基、酸無水物基、酸アミド基、イミド基、カルボン酸エステル基、エポキシ基、アミノ基、イソシアネート基、オキサゾリン環を含有する基及び水酸基を少なくとも1種含有する化合物、変性ゴム用物質及びエポキシ化合物から選ばれる少なくとも1種を含有する点でも相違している。
そして、甲第3号証に記載のものでは、ポリフェニレンエーテルよりなる分散相と結晶性熱可塑性樹脂マトリックス相及び両者又はどちらか一方に相容化可能な相容化剤からなり、かつ、ポリフェニレンエーテルよりなる分散相の粒子径を特定する事により、従来技術では容易に達成しえなかった衝撃強度向上を、耐熱性をほぼ低下せずに可能せしめたものである。これに対し、本件発明は変性ポリフェニレンエーテル樹脂を採用することにより、甲第3号証に記載の相容化剤を用いることなく耐熱性、耐剛性、耐衝撃性にすぐれた難燃性組成物とすることができるものである。
ところで、未変性のポリフェニレンエーテル樹脂と前記相容化剤をあらかじめ混合する場合、この相容化剤は未変性ポリフェニレンエーテルを変性する目的で配合されているということはできないし、また、前記相容化剤で未変性ポリフェニレンエーテル樹脂が変性を受け、本件発明の変性ポリフェニレンエーテル樹脂と同一の樹脂が得られるともいえない。そうすると、甲第3号証に記載の樹脂組成物が、本件発明の変性ポリフェニレンエーテル樹脂を含有する樹脂組成物であるということはできない。してみると、甲第3号証には、本件発明の樹脂組成物については記載はされていないし、示唆もされていない。
したがって、本件発明の難燃性ポリアミド樹脂組成物は、甲第3号証に記載のものから容易に相当することができたとはいえない。
そして、本件発明は、請求項1に記載の構成を採用することにより、特許明細書記載の格別な効果を奏するものである。
したがって、本件発明は、前記甲第2号証〜甲第3号証に記載された発明であるとも、また、前記甲第2号証〜甲第3号証に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたともいえない。
V.むすび
以上のとおりであるから、特許異議申立人の主張及び証拠方法によっては請求項1に係る発明の特許を取り消すことはできない。
また、他に請求項1に係る発明の特許を取り消すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり決定する。
 
異議決定日 1999-12-27 
出願番号 特願昭63-221289
審決分類 P 1 651・ 161- Y (C08L)
P 1 651・ 113- Y (C08L)
P 1 651・ 121- Y (C08L)
最終処分 維持  
特許庁審判長 三浦 均
特許庁審判官 柿沢 紀世雄
谷口 浩行
登録日 1998-11-27 
登録番号 特許第2855272号(P2855272)
権利者 旭化成工業株式会社
発明の名称 難燃性ポリアミド樹脂組成物  

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