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審決分類 審判 全部申し立て 2項進歩性  F02M
管理番号 1024683
異議申立番号 異議1999-73524  
総通号数 15 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許決定公報 
発行日 1996-04-09 
種別 異議の決定 
異議申立日 1999-09-16 
確定日 2000-09-13 
異議申立件数
事件の表示 特許第2872584号「EGRバルブ」の特許に対する特許異議の申立てについて、次のとおり決定する。 
結論 特許第2872584号の特許を取り消す。 
理由 【1】手続の経緯
本件特許第2872584号の請求項1に係る発明についての出願は、平成6年9月26日に特許出願され、平成11年1月8日にその発明について特許の設定登録がなされたところ、その後、その特許について、異議申立人前田隆より特許異議の申立てがなされ、取消理由通知がなされ、その指定期間内である平成12年2月15日付けで訂正請求がなされ、訂正拒絶理由が通知されたものである。

【2】訂正の適否について
[1]訂正の内容
特許権者が求める訂正は次の訂正事項を含むものである。
(1)特許請求の範囲の請求項1における「前記ガス流路とシリンダ室との間の気密性を保持しつつバルブステムの軸線方向の動きを案内するバルブガイド」を「シール部材により前記ガス流路とシリンダ室との間の気密性を保持しつつバルブステムの軸線方向の動きを案内するバルブガイド」と訂正する。
(2)特許請求の範囲の請求項1における「加圧ポート」、「ピストンと」を各々「第一、第二の加圧ポート」、「アウタピストンと、該アウタピストン内に摺動自在に嵌装され、且つ前記第二の加圧ポートから前記アウタピストンに設けた連通孔を介して供給された圧力流体により作動し、前記バルブ本体をメインスプリングの付勢力に抗して開方向へ移動せしめるインナピストンと、該インナピストン内に配置され、且つインナピストンをバルブ本体のシリンダ室側におけるバルブステムの先端部に押し付けるための補助スプリングと」と訂正する。
(3)明細書の段落【0013】における「前記ガス流路とシリンダ室との間の気密性を保持しつつバルブステムの軸線方向の動きを案内するバルブガイド」を「シール部材により前記ガス流路とシリンダ室との間の気密性を保持しつつバルブステムの軸線方向の動きを案内するバルブガイド」と訂正する。
(4)明細書の段落【0018】における「リテーナである。」を「リテーナ、22はガス流路2とシリンダ室5との間の気密性を保持するためのシール部材である。」と訂正する。

[2]訂正の適否の判断
(1)上記[1](1)の訂正について
訂正明細書の請求項1に記載された「シール部材」について検討する。
願書に添付した明細書又は図面には、ガス流路とシリンダ室との間の気密性を保持するための具体的手段として「シール部材」を用いる旨の記載はない。
また、訂正された図面の第1図及び第3図において符号22で示された部材自体は、願書に添付した図面にも記載されてはいるが、願書に添付した明細書の記載を参酌しても、願書に添付した図面に記載されている当該部材が、「ガス流路とシリンダ室との間の気密性を保持するためのシール部材」であることが明らかであるとは認められず、しかも当該部材が「ガス流路とシリンダ室との間の気密性を保持するためのシール部材」以外の部材であることを意味していないことが明らかであるとも認められない。
よって、「シール部材により前記ガス流路とシリンダ室との間の気密性を保持しつつバルブステムの軸線方向の動きを案内するバルブガイド」は、願書に添付した明細書又は図面から直接的かつ一義的に導き出せる事項とは認められない。
したがって、この訂正は、願書に添付した明細書又は図面に記載した事項の範囲内においてされたものとは認められず、特許法等の一部を改正する法律(平成6年法律第116号。以下、「平成6年改正法」という。)附則第6条第1項の規定によりなお従前の例によるとされる、平成11年改正前の特許法第120条の4第3項において準用する平成6年改正法による改正前の特許法第126条第1項ただし書の規定に適合しない。
(2)上記[1](2)の訂正について
この訂正は、特許請求の範囲の減縮を目的とするものと認められる。
そして、この訂正により、訂正明細書の請求項1に係る発明は、発明の構成に欠くことのできない事項として「第一、第二の加圧ポート」、「アウタピストン」、「インナピストン」及び「補助スプリング」をも具備することにより、「バルブ本体6の開度を小、中、大の三段階に設定し得る」(段落【0010】参照)という作用効果が期待できるものとなる。
しかしながら、上記の「バルブ本体6の開度を小、中、大の三段階に設定し得る」という作用効果は、「バルブ本体6のバルブステム6bとバルブガイド7とのせりを防止し得、かじり、焼付き等の発生を回避し得、信頼性の向上を図り得るEGRバルブを提供しようとする」(段落【0012】参照)という願書に添付した明細書の請求項1に係る発明の解決しようとするする課題に対して、新たな技術課題を解決するものであるから、この訂正は、実質上特許請求の範囲を変更するものと認められる。
したがって、平成6年改正法附則第6条第1項の規定によりなお従前の例によるとされる、平成11年改正前の特許法第120条の4第3項において準用する平成6年改正法による改正前の特許法第126条第2項の規定に適合しない。
(3)上記[1](3)の訂正について
「シール部材により前記ガス流路とシリンダ室との間の気密性を保持しつつバルブステムの軸線方向の動きを案内するバルブガイド」は、上記[2](1)で示した理由と同様の理由により、願書に添付した明細書又は図面に記載されておらず、かつ、これらから直接的かつ一義的に導き出せる事項とも認められない。
したがって、この訂正は、願書に添付した明細書又は図面に記載した事項の範囲内においてされたものとは認められず、平成6年改正法附則第6条第1項の規定によりなお従前の例によるとされる、平成11年改正前の特許法第120条の4第3項において準用する平成6年改正法による改正前の特許法第126条第1項ただし書の規定に適合しない。
(4)上記訂正[1](4)の訂正について
「22は、ガス流路2とシリンダ室5との間の気密性を保持するためのシール部材である。」点は、上記[2](1)で示した理由と同様の理由により、願書に添付した明細書又は図面に記載されておらず、かつ、これらから直接的かつ一義的に導き出せる事項とも認められない。
したがって、この訂正は、願書に添付した明細書又は図面に記載した事項の範囲内においてされたものとは認められず、平成6年改正法附則第6条第1項の規定によりなお従前の例によるとされる、平成11年改正前の特許法第120条の4第3項において準用する平成6年改正法による改正前の特許法第126条第1項ただし書の規定に適合しない。

[3]むすび
以上のとおりであるから、平成12年2月15日付け訂正請求書による訂正は認められない。

【3】特許異議申立について
[1]本件発明
特許第2872584号の請求項1に係る発明(以下、「本件発明」という。)は、その特許請求の範囲の請求項1に記載された次のとおりのものと認める。
「【請求項1】エンジンの排ガス再循環路途中に接続されるガス流路と、圧力流体が加圧ポートを介して給排されるシリンダ室とを有するハウジングと、
該ハウジングのガス流路を開閉自在な弁体と、該弁体に一体的に設けられ且つ前記ガス流路側からハウジング壁面を貫通してシリンダ室側へ延びるバルブステムとからなるバルブ本体と、
該バルブ本体のハウジング壁面貫通部に設けられ且つ前記ガス流路とシリンダ室との間の気密性を保持しつつバルブステムの軸線方向の動きを案内するバルブガイドと、
前記バルブ本体を閉方向へ付勢するメインスプリングと、
前記ハウジングのシリンダ室内に摺動自在に嵌挿され、且つ前記加圧ポートに供給される圧力流体により作動し、前記バルブ本体をメインスプリングの付勢力に抗して開方向へ移動せしめるピストンと
を備えたEGRバルブにおいて、
バルブ本体のシリンダ室側におけるバルブステムの先端部に、メインスプリングの受け座部を有するアッパシートをコッタを介して嵌着し、バルブ本体をメインスプリングによりアッパシートを介して閉方向へ付勢すると共に、前記バルブステム先端面をピストン端面に当接せしめたことを特徴とするEGRバルブ。」

[2]刊行物に記載された発明
これに対し、当審が通知した取消理由に引用した特開平4-252851号公報(以下、「刊行物」という。)には、
a.「本発明は、内燃機関の排気系に装着される排気ガス環流装置に関する。」(第1欄第19〜20行)
b.「弁体がバルブガイドに案内されて摺動するものおいては、ポートを比較的圧力の高い排気ガスが通過する際、弁体の軸部とバルブガイドとの僅かの間隙を通った排気ガスが、アクチュエータの大気開放室内に流れ込むようになる。従って、上述した従来のように、空気孔がケース体の外周面に形成されていると、大気開放室に流入したススや有機化合物を含む高温の排気ガスが、ダイヤフラムのポンピング作用により、大気開放室内を、空気孔が穿設されている外側方へ向かって流動し、かつ循環するため、大気開放室全体が高温となってダイヤフラムの劣化を促進させ、その耐久性が損なわれる。」(第2欄第3〜14行)
c.「多気筒ディーゼルエンジン(E)の両側部に取付けられた排気マニホールド(2)(2)の後端には、排気管(3)(3)がそれぞれ連結され、かつ両排気管(3)の基端部内側面には、排気管(3)と直交するとともに、中間部に上向き開口したフランジ部(4a)(図1参照)を有するバイパス管(4)が連結されている。
【0017】EGRバルブ(1)は、上記フランジ部(4a)上に縦向きとして取付けられ、そのポート出口端は、導入管(5)を介して、両吸気管(6)(6)を互いに連通させる連通管(7)に連結されている。」(第3欄第5〜15行)
d.「EGRバルブ(1)の詳細を、図1を参照して説明する。(8)は、排気ガスの入口側を下向きに、かつ出口側を側方(図3において前向)にそれぞれ開口させた工ルボ状の還流ポート(9)を有する鋳造製のボディ」(第3欄第16〜20行)
e.「ボディ(8)の上端には、・・・取付座(12)が、ボディ(8)の中間部と所要寸法離間して一体成形され」(第3欄第23〜26行)
f.「アクチュエータ(A)の有頂筒状のシリンダ(16)が、取付座(12)の外周部上面の複数個のボス部(12a)に向けてボルト(17)を螺挿することにより、一体的に固着されている。」(第3欄第34〜37行)
g.「シリンダ(16)の上面には、コンブレッサ等の図示しない圧縮空気源よりの空気を、シリンダ(16)内に供給するためのパイプ(21)が接続されている。
【0025】シリンダ(16)の下面とピストン(20)の上面との間の空室は高圧室(作動圧室)(22a)に、またピストン(20)に囲まれた空室は低圧室(大気開放室)(22b)になっている。」(第3欄第47行〜第4欄第3行)
h.「ボディ(8)の中心部には、バルブガイド(24)が圧入され、その上端部は、前記ばね受け(15)の中心の通孔(15a)を貫通して、ピストン(20)内の下部に位置している。」(第4欄第7〜10行)
i.「バルブガイド(24)には、きのこ状をなす弁体(26)の軸部(26a)が、摺動自在とし嵌挿され、ピストン(20)内に位置する軸端部には、リテーナ(27)が、その中心部に穿設したテーパ孔(27a)に、軸部外周面に形成された環状溝(26b)に外嵌した1対のコッタ(28)(28)を内嵌することにより、止着されている。
【0030】リテーナ(27)の下面とばね受け(15)の上面との間には、リターンスプリング(圧縮コイルばね)(29)が縮設されている。
【0031】これにより、弁体(26)は、常時上向きに付勢され、通常時において、傘部(26c)が環流ポート(9)の下端開口部に嵌着したバルブシート(30)と密着することにより環流ポート(9)は閉じられている。
【0032】また、通常時において、ピストン(20)の内底面は、高圧室(22a)内に縮設した圧縮コイルばね(23)の付勢力により、弁体(26)の軸端面と当接し、」(第4右欄第14〜29行)
j.「高圧室(22a)内に圧縮空気が圧送されると、ピストン(20)と弁体(26)とが、リターンスプリング(29)に抗して一体的に押し下げられ、ピストン(20)の下端がばね受け(15)に当接したところで停止する。
【0034】これにより弁体(26)が開弁され、バイパス管(4)に流入した排気ガスは、還流ポート(9)及び導入管(5)を通って、連通管(7)よりエンジン(E)の各シリンダ(図示略)内に送り込まれる。」(第4欄第36〜44行)
等の記載があり、これらの各記載及び図面を参照すれば、上記刊行物には、
「エンジンEのバイパス管4及び導入管5の途中に接続される環流ポート9を有し、圧縮空気がパイプ21を介して給排される高圧室22a及び低圧室22bを有するシリンダ16を一体的に固着するボディ8と、該ボディ8の環流ポート9を開閉自在な傘部26cと、該傘部26cに一体的に設けられ且つ前記環流ポート9側からボディ8壁面を貫通して低圧室22b側へ延びる軸部26aとからなる弁体26と、該弁体26のボディ8壁面貫通部に設けられ軸部26aの軸線方向の動きを案内するバルブガイド24と、前記弁体26を閉方向へ付勢するリターンスプリング29と、前記シリンダ16の高圧室22a及び低圧室22b内に摺動自在に嵌挿され、且つ前記パイプ21に供給される圧縮空気により作動し、前記弁体26をリターンスプリング29の付勢力に抗して開方向へ移動せしめるピストン20とを備えたEGRバルブにおいて、弁体26の低圧室22b側における軸部26aの先端部に、リターンスプリング29の受け座部を有するリテーナ27をコッタ28を介して嵌着し、弁体26をリターンスプリング29によりリテーナ27を介して閉方向へ付勢すると共に、前記軸部26a先端面をピストン内底面に当接せしめたEGRバルブ。」
が記載されているものと認められる。

[3]対比・判断
本件発明と上記刊行物に記載の発明とを対比すると、後者における「エンジンE」、「バイパス管4及び導入管5」、「環流ポート9」、「圧縮空気」、「パイプ21」、「高圧室22a及び低圧室22b」、「シリンダ16を一体的に固着するボディ8」、「傘部26c」、「軸部26a」、「弁体26」、「バルブガイド24」、「リターンスプリング29」、「ピストン20」、「リテーナ27」、「コッタ28」は、その機能からみて、各々前者における「エンジン」、「排ガス再循環路」、「ガス流路」、「圧力流体」、「加圧ポート」、「シリンダ室」、「ハウジング」、「弁体」、「バルブステム」、「バルブ本体」、「バルブガイド」、「メインスプリング」、「ピストン」、「アッパシート」、「コッタ」に相当するものと認められるので、両者は、
「エンジンの排ガス再循環路途中に接続されるガス流路と、圧力流体が加圧ポートを介して給排されるシリンダ室とを有するハウジングと、該ハウジングのガス流路を開閉自在な弁体と、該弁体に一体的に設けられ且つ前記ガス流路側からハウジング壁面を貫通してシリンダ室側へ延びるバルブステムとからなるバルブ本体と、該バルブ本体のハウジング壁面貫通部に設けられバルブステムの軸線方向の動きを案内するバルブガイドと、前記バルブ本体を閉方向へ付勢するメインスプリングと、前記ハウジングのシリンダ室内に摺動自在に嵌挿され、且つ前記加圧ポートに供給される圧力流体により作動し、前記バルブ本体をメインスプリングの付勢力に抗して開方向へ移動せしめるピストンとを備えたEGRバルブにおいて、バルブ本体のシリンダ室側におけるバルブステムの先端部に、メインスプリングの受け座部を有するアッパシートをコッタを介して嵌着し、バルブ本体をメインスプリングによりアッパシートを介して閉方向へ付勢すると共に、前記バルブステム先端面をピストン面に当接せしめたEGRバルブ。」
である点で一致するものの、次の各点で相違しているものと認められる。
(相違点1)バルブステムの軸線方向への動きを案内するバルブガイドに関し、前者ではガス流路とシリンダ室との間の気密性を保持するものであるのに対し、後者では、バルブステムとバルブガイドとの僅かの隙間に排ガスの一部が流入する点。
(相違点2)バルブステム先端面とピストン面との当接に関し、前者では、バルブステムの先端面がピストン端面に当接するのに対し、後者では、バルブステムの先端面がピストン内底面に当接する点。
以下、上記相違点につき検討する。
(相違点1について)
上記刊行物には、バルブステムとバルブガイドとの隙間を介して、排ガスがシリンダ室内へ流入することにより生じる問題点が指摘されている(上記摘記事項[2]b.参照)。一方、EGRバルブのバルブステムを、気密性を保持しつつその軸線方向に案内することは、例えば、実願昭63-106302号(実開昭64-32455号)のマイクロフィルムに記載されているように、この出願前周知の技術事項である。してみれば、上記問題点の解決を図るべく、上記刊行物に記載された発明において、バルブガイドによるバルブステムの案内に上記周知技術を適用して、上記相違点1における前者の構成とすることは、当業者であれば容易に想到し得るものと認められる。
(相違点2について)
バルブステムの先端面が、ピストンの何れの部位に当接するかは、専らピストンのバルブ本体側の形状に依存する事項にすぎないことから、上記刊行物に記載された発明において、ピストンの形状としてバルブ本体側に端面を有する形状を採用し、このピストン端面とバルブステムの先端面とが当接するという、上記相違点2における前者の構成とすることは、当業者であれば容易になし得る設計的事項と認められる。
そして、本件発明の奏する効果は、上記刊行物に記載の発明及び周知技術から当業者が予測できる程度のものであって、格別のものとは認められない。

[4]むすび
以上のとおりであるから、本件発明は、上記刊行物に記載された発明に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであり、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。
したがって、本件発明についての特許は拒絶の査定をしなければならない特許出願に対してされたものと認める。
よって、平成6年改正法附則第14条の規定に基づく、特許法等の一部を改正する法律の施行に伴う経過措置を定める政令(平成7年政令第205号)第4条第2項の規定により、上記のとおり決定する。
 
異議決定日 2000-07-24 
出願番号 特願平6-229432
審決分類 P 1 651・ 121- ZB (F02M)
最終処分 取消  
前審関与審査官 渡邊 真  
特許庁審判長 蓑輪 安夫
特許庁審判官 清田 栄章
関谷 一夫
登録日 1999-01-08 
登録番号 特許第2872584号(P2872584)
権利者 日野自動車工業株式会社 三輪精機株式会社
発明の名称 EGRバルブ  
代理人 山田 恒光  
代理人 大塚 誠一  
代理人 山田 恒光  
代理人 大塚 誠一  

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