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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) G01N
審判 査定不服 5項1、2号及び6項 請求の範囲の記載不備 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) G01N
管理番号 1067038
審判番号 審判1998-11588  
総通号数 36 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 1996-06-11 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 1998-07-27 
確定日 2002-10-24 
事件の表示 平成6年特許願第519375号「電気的に活性なポリマ電極を用いたパルス式電気化学的検出方法」拒絶査定に対する審判事件[平成6年9月15日国際公開、WO94/20841、平成8年6月11日国内公表、特表平8-505476]について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1.本願は、平成6年3月4日(パリ条約による優先権主張外国庁受理1993年3月5日、オーストラリア)を国際出願日とする出願であって、当審において平成13年9月18日付けで拒絶理由を通知し、期間を指定して意見書を提出する機会を与えたが、請求人からは何らの応答もない。

2.その拒絶理由の要点は次のとおりである。
(理由1)本件出願は、明細書及び図面の記載が下記(1)から(5)の点で不備のため、特許法第36条第4項及び第5、6項に規定する要件を満たしていない。
(1)特許請求の範囲請求項1及び7に記載された「上記電極に流れる電流を時間及び上記交流電圧の関数として測定して、」は、明りょうでない。
本願明細書12頁18行から15頁23行、図6及び明細書21頁21行から22頁17行を参照しても、電圧発生器は一定の波形を有する交流電圧を印加し、特定の時間にサンプリングすることが記載されているだけで、「時間の関数として測定される」とはどういうことか不明である。
審判請求書7頁24行から8頁3行の記載も意味不明である。たとえば、「物質特有の時間特性」「所定の変化特性を有する交流電圧」等。同8頁7から9行に本発明は流れ系における測定である旨記載されているが、特許請求の範囲にはこのような記載はない。同8頁21から23行の記載も不明。特に各イオンによって「電流の時間関数がそれぞれ特有である」とはどういう意味か。本願明細書のどこに記載されているのか。

(2)明細書16頁17から19行「以下のデータは、CEP電極を・・・一定電位に接続して得たものである。」の「以下のデータ」とは何を指すのか不明である。
(3)図3は、+0.4Vの直流電位を与えて得たものか。それとも、+0.4Vないし-1.0Vの範囲の60msパルスを用いて得たものか、不明である。
(4)テーブル1について、「かっこ内のデータは、+0.4Vないし-1.0Vの範囲の60msパルスを用いて得た」と記載されているが、この+0.4Vないし-1.0Vの範囲のパルスは、図2bに記載されたパルスと同じとみてよいのか。
(5)18頁13行から末行に記載された「感度係数」はどのように計算されたものか不明である。

(理由2)本件出願の請求項1から10に係る発明は、その出願前日本国内または外国において頒布された下記の刊行物1、2に記載された発明に基づいて、その出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

引用刊行物1:特開平1-142454号公報
引用刊行物2:特開昭60-104250号公報

請求項1及び7に係る発明と引用刊行物1に記載の発明とを対比すると、請求項1に係る発明が、電流を「時間の関数として」測定する点でのみ相違すると認められるが、引用刊行物2に記載されているように、液体クロマトグラフィに電気化学検出器を用いることは周知であり、液体クロマトグラフィ用の電気化学検出器も時間の関数として測定するものといえるから、引用刊行物1に記載の電気化学的検出方法を液体クロマトグラフィに適用すれば、電極に流れる電流を時間及び上記交流電圧の関数として測定することになり、このようなことは当業者が容易になし得ることと認められる。

3.上記の拒絶理由は妥当なものと認められるので、本願は、この拒絶理由によって拒絶すべきものである。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2002-05-20 
結審通知日 2002-05-31 
審決日 2002-06-13 
出願番号 特願平6-519375
審決分類 P 1 8・ 534- WZ (G01N)
P 1 8・ 121- WZ (G01N)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 材分審査長徳廣 正道梅田 幸秀能美 知康柏崎 康司亀田 宏之黒田 浩一宮澤 浩  
特許庁審判長 渡部 利行
特許庁審判官 後藤 千恵子
関根 洋之
発明の名称 電気的に活性なポリマ電極を用いたパルス式電気化学的検出方法  
代理人 大塚 文昭  
代理人 宍戸 嘉一  
代理人 今城 俊夫  
代理人 村社 厚夫  
代理人 小川 信夫  
代理人 竹内 英人  
代理人 中村 稔  
代理人 西島 孝喜  
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