ポートフォリオを新規に作成して保存 |
|
|
既存のポートフォリオに追加保存 |
|
PDFをダウンロード |
審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 F23N |
---|---|
管理番号 | 1075740 |
審判番号 | 不服2001-8579 |
総通号数 | 42 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 1998-06-30 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2001-05-23 |
確定日 | 2003-05-06 |
事件の表示 | 平成 8年特許願第336014号「燃焼装置」拒絶査定に対する審判事件〔平成10年 6月30日出願公開、特開平10-176827、請求項の数(2)〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 |
理由 |
本願請求項1、2に係る発明(以下、「本願発明1」及び「本願発明2」という。)は、平成13年9月6日付け手続補正書により補正された【特許請求の範囲】の欄の【請求項1】、【請求項2】にそれぞれ記載されたとおりのものと認める。 本願発明1と平成14年11月11日付け拒絶理由通知書にて引用した刊行物1、2とを比較すると、本願発明1は「風量センサにより検出される燃焼用空気の検出風量の変動量が・・・所定範囲値を逸脱するときには、前記風量センサによって検出される燃焼用空気の検出風量と燃料ガスの供給流量との比率が所定範囲値内に保たれるように、ガス比例弁の開度を設定するガス比例弁制御手段を設けた」(以下、「構成A」という。)ものであるのに対し、刊行物1、2に記載されたものはそのような構成Aを有しない点で構成上相違する。 本願発明1は、上記構成Aを有することにより、「排気口への風の吹き込み等により、風量センサ(13)の検出風量が、燃焼ファン(10)の応答周波数の上限(例えば0.1Hz)を超える速さで変化する場合」において「風量センサ(13)の検出風量と燃料ガスの供給流量との比率が所定範囲値に保たれるように、ガス比例弁(9)の開度を設定」することによって「燃焼用空気の供給流量と燃料ガスの供給流量の比率」が「所定範囲値に保たれるため、バーナ(3)の不完全燃焼や失火の発生を防止する」ことができる、という格別な作用・効果を奏する。 本願発明2は、明細書及び図面の記載を参酌すると、実質的に上記構成Aを含むものである。したがって、本願発明2も、上記刊行物1、2に記載されていない構成Aに基づいて、上記格別な作用・効果を奏するものである。 以上のとおりであるから、本願発明1、2は刊行物1、2の記載に基づいて当業者が容易に発明できたものであるとすることはできない。 また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審決日 | 2003-04-10 |
出願番号 | 特願平8-336014 |
審決分類 |
P
1
8・
121-
WY
(F23N)
|
最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 蓮井 雅之、井上 茂夫 |
特許庁審判長 |
橋本 康重 |
特許庁審判官 |
櫻井 康平 久保 克彦 |
発明の名称 | 燃焼装置 |
代理人 | 佐藤 辰彦 |
代理人 | 千葉 剛宏 |