• ポートフォリオ機能


ポートフォリオを新規に作成して保存
既存のポートフォリオに追加保存

  • この表をプリントする
PDF PDFをダウンロード
審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 B42F
管理番号 1082744
審判番号 不服2000-8747  
総通号数 46 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2000-03-07 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2000-05-10 
確定日 2003-09-05 
事件の表示 平成10年特許願第265707号「書類用バインダー」拒絶査定に対する審判事件[平成12年 3月 7日出願公開、特開2000- 71666]について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1.手続の経緯、本願発明

本願は、平成10年9月2日の出願であって、その請求項1に係る発明は、平成11年8月4日付の手続補正書により補正された明細書及び図面の記載からみて、その特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定される次のとおりのものと認める。(以下、「本願発明」という)
「【請求項1】枠体1内に衝合して揺動すべく嵌設した一対の跳ね板の上下揺動により綴環を開閉するよう構成した書類用バインダーにおいて、両跳ね板の両端側には、透孔4a、4bと、両跳ね板の両端部で両跳ね板にまたがっての開孔部7を設け、更に上面の枠体1の端部に近い上面には枠体1の長手方向と直交する方向での上向き冂状断面とした隆起係合部10を特に隆起して形設する。一方左右跳ね板2a、2bの間の開孔7に嵌装させる操作レバー5は、その直ぐ下の首部5aに於いて前方に直角に折曲して水平部を形成し、その先端は上縁を円弧状に形成した扁平なアーム部5bと一体に連結する、そしてアーム部5bの上縁中央部分には特に前記枠体1の上面に形成されている冂状断面の隆起係合部10と係合させる隆起部9を形成させ、更にアーム部5bの左右両端の先端6a、6bには両跳ね板2a、2bに穿った透孔4a、4bに上方から係合する突部を形設すると共に、該アーム部の中央部より下方には前記跳ね板2a、2b間の開孔7に嵌装させる逆丁字状をする脚部5cを垂下形設したものであって、該操作レバー5を枠体1の両端部に起倒可能に取り付けてなる書類用バインダー。」

2.引用刊行物記載の発明

これに対して、原査定の拒絶の理由に引用された、実願平3-23019号(実開平4-120085号)のマイクロフィルム(平成4年10月27日出願公開、以下「引用刊行物1」という)には、以下の事項が記載されている。
(1)「【産業上の利用分野】本考案は、各書類等を結束、収納するためのバインダに関し、さらに詳細には、バインダ本体枠内に該本体枠の弾性力により側面が適度の押圧力で当接され、前記本体枠に当接されている側の側面を支点として上下動する作動板の該両端に取付られている開閉レバーに改良を施し、さらには前記作動板においても該開閉レバーの取付可能とすることにより、前記作動板の作動時、延いては該作動板に立設されている綴環の開閉時に際して、必要以上の押圧力を要することなく、微小な押圧力で綴環開閉が行えるとともに前記開閉レバーの安定配置化を図り、且つ前記綴環の開放防止を行うロック機構を兼備したバインダ構造に関する。」(平成4年3月25日付手続補正書で補正された段落【0001】、以下の段落番号の記載も上記補正書による。)
(2)「また、図10に示すように中央支持脚36及び端部支持脚39,39を有した支持部33と、該支持部33上部中央に有された水平部37、及び該水平部37より立上る把手部32とにより構成される開閉レバー30の前記中央支持脚36、端部支持脚39,39を、図示しない作動板に穿孔された溝孔に係合するように構成されたバインダ等が知られている。」(【0006】)
(3)「また、中央支持脚、及び端部支持脚を有した開閉レバーを取付た構成のバインダ構造においては、端部支持脚の突設により上記のように開閉レバーが激しい遊動を伴うことが防止されている反面、綴環開放時には開閉レバーの水平部及び支持部の直交する角部を支点として中央支持脚により作動板係合部一点のみを押圧するように構成されているため、開閉レバー倒伏に際して著しい押圧力を要するという問題点を有していた。」(【0010】)
(4)「本考案は、本体枠内に配置されるとともに複数の綴環の開閉を行うように構成された作動板の長手方向両端部近傍における作動板長手直交方向端部に、切欠溝を形成するとともに、前記本体枠と切欠溝により形成される空隙にJ字形状開閉レバーの端部支持脚を係合させ、更に該端部支持脚を支点とする倒立動により前記綴環の開放抑止を行うように構成したことを特徴としたバインダ構造を提供することにより上記目的を達成するものである。」(【0012】)
(5)「本考案に係わるバインダ構造は、図1に示されるように鉛直上部方向に向けて湾曲された長手方向に延在する本体枠41内に、係合爪46を係合せしめるとともに係合部47を当接することにより内装されている一対の作動板43,43両端部近傍における両側縁箇所において切欠溝48,48を形成するとともに、該切欠溝48,48に挟まれた作動板43,43両端中央には溝孔49を形成し、前記切欠溝48,48、及び溝孔49に開閉レバー50に形成された端部支持脚59,59、及び首部56を係合するように構成される。」(【0020】)
(6)「前記開閉レバー50は前記の如く切欠溝48,48に係合される端部支持脚59,59を両端に有した支持部53、該支持部53中央より鉛直下部方向に突出し前記の如く溝孔49に係合される首部56、該首部56を水平方向に撓めて成る水平部57、及び該水平部57を鉛直上部方向に撓めて成る把手部52により構成され、図2に示すように作動板43,43に倒立自在に取付られる。」(【0021】)
(7)「開閉レバー50を垂直に起立させると、図5乃至図6に示すように支持部底面63が作動板43,43に密着されるとともに、本体頂部42に当接された支持部頂部65が付勢された本体枠41、延いては前記本体頂部42により下方に押圧されることにより、支持部53が本体枠41と作動板43,43とにより形成される空隙に嵌合され、作動板43,43を固定するようになり、これにより綴環45の開放が抑止可能となる。」(【0027】)
(8)第1、2、6、10図。
引用刊行物1における前記摘示の記載を含む明細書及び図面によれば、引用刊行物1には、「本体枠41内に配置されるとともに、前記本体枠に当接されている側の側面を支点とした一対の作動板43,43の上下動により複数の綴環45を開閉するよう構成した書類等を結束、収納するためのバインダーにおいて、両作動板43,43の両端側には、切欠溝48,48と、両作動板43,43の両端部で両作動板43,43にまたがっての溝孔49を設け、左右作動板43,43の間の溝孔49に嵌装させる開閉レバー50は、切欠溝48,48に係合される端部支持脚59,59を両端に有した上縁を円弧状に形成した扁平な支持部53、該支持部53中央より鉛直下部方向に突出し、溝孔49に係合される首部56、該首部56を水平方向に撓めてなる水平部57、及び該水平部57を鉛直上部方向に撓めてなる把手部52が一体に連結するものであって、該開閉レバー50の把手部52を本体枠41の両端部に倒立自在に取付けてなる書類等を結束、収納するためのバインダー。」の発明(以下、「引用発明1」という)が記載されていると認められ、
また、前記摘記事項(2)、(3)及び図10によると、開閉レバー30の従来例として、把手部32は、その直ぐ下の首部に於いて前方に直角に折曲して水平部37を形成し、その先端は上縁を円弧状に形成した扁平な支持部33と一体に連結する、更に支持部33の左右両端の先端には作動板に穿孔された溝孔に上方から係合する突部39、39を形設すると共に、該支持部33の中央部より下方には逆丁字状をする中央支持脚36を垂下形設したものも記載されている。

同じく原査定の拒絶の理由に引用された、実願昭57-176373号(実開昭59-79379号のマイクロフィルム(昭和59年5月29日出願公開、以下「引用刊行物2」という)には、以下の事項が記載されている。
(9)「金属製薄板で形成した枠体(1)の中に一対の跳ね板(2)(2)′を対向する側縁に設けた係合爪(3)(3)′を係合せしめて介装し、枠体(1)の弾性力を利用して跳ね板(2)(2)′の係合縁(4)(4)′を枠体(1)内で操作レバー(5)(5)′により上下向きにスナップ運動せしめ、跳ね板(2)(2)′の面上に固定され枠体(1)上に突出している複数対の半割の綴環(6)(6)′を上記のスナップ運動により開閉させる構造のリングバインダー本体(7)に於て、操作レバー(5)(5)′をほぼ逆さ7の字形状を呈するように形成して長い方の垂直部(8)を指当部分(9)とし、また水平部(10)と短い方の垂直部(11)との連続個所の両側に一対の深い切込(12)(12)′を設けて同個所を首部分(13)とし、この首部分(13)を跳ね板(2)(2)′の係合縁(4)(4)′の端部寄り個所を切欠いて設けた開孔(14)に嵌着することによって操作レバー(5)(5)′をリングバインダー本体(7)に、短い方の垂直部(11)が跳ね板(2)(2)′の上面と枠体(1)の下面の間に、水平部(10)が跳ね板(2)(2)′の下面に、指当部分(9)がリングバインダー本体(7)の両端より外に夫々突出した状態として起伏自在に取付け、更に上記の深い切込(12)(12)′に於て水平部(10)側の切縁を操作レバー(5)(5)′の倒伏時にハの字形状を呈する押上用傾斜縁(16)(16)′とし、同じく短い方の垂直部(11)側の切縁を操作レバー(5)(5)′の起立時に逆ハの字形状を呈する押下用傾斜縁(17)(17)′とし、また短い方の垂直部(11)の左右両側個所を内方に彎曲させて同左右両側個所を押下脚部(18)(18)′を形成し、操作レバー(5)(5)′を倒伏した時には上記の押上用傾斜縁(16)(16)′の内端個所が両跳ね板(2)(2)′の係合縁(4)(4)′部を上方に、押下脚部(18)(18)′が両跳ね板(2)(2)′の外側縁(20)(20)′部を下方に夫々同時に押圧して両跳ね板(2)(2)′を上方にスナップ運動するようにし、同じく起立した時には上記の押下用傾斜縁(17)(17)′の内端個断が両跳ね板(2)(2)′の係合縁(4)(4)′部を下方に、短い方の垂直部(11)の頂縁(21)が枠体(1)の下面を上方に夫々同時に押圧して両跳ね板(2)(2)′を下方にスナップ運動するようにして成るリングバインダー。」(実用新案登録請求の範囲)
(10)「操作レバー(5)(5)′が起立の状態となった時に短い方の垂直部(11)の頂縁(21)が嵌合して当該操作レバー(5)(5)′を起立状態に維持する為の係合凹溝(22)を設けたものである。本考案は叙上の如き構成になるので、操作レバー(5)(5)′を倒伏させることによって半割の綴環(6)(6)′を開き状態とし、また起立させて短い方の垂直部(11)の頂縁(21)を係合凹溝(22)に嵌合することによって安全ロックをかけた閉じ状態とし、更に当該起立後に半分まで倒し戻して安全ロックを外した閉じ状態とする等の用法に供するものである。」(明細書第6頁13行〜第7頁10行)
(11)第1、4図。

3.対比

本願発明と引用発明1とを対比すると、
引用発明1の「本体枠41」、「配置」、「作動板43,43」、「綴環45」、「書類等を結束、収納するためのバインダー」、「溝孔49」、「開閉レバー50の把手部52」、「水平部57」、「支持部53」、「端部支持脚59,59」、「倒立自在」が、
本願発明の「枠体1」、「嵌設」、「一対の跳ね板2a,2b」、「綴環3a,3b」、「書類用バインダー」、「開孔部7」、「操作レバー5」、「首部5a」、「上縁を円弧状に形成した扁平なアーム部5b」、「アーム部5bの左右両端の先端に形設した突部6a,6b」、「起倒可能」に、それぞれ相当する。
引用発明1の「本体枠41内に配置されるとともに、前記本体枠に当接されている側の側面を支点とした一対の作動板43,43の上下動」は、本願発明の「枠体1内に衝合して揺動すべく嵌設した一対の跳ね板の上下揺動」と対比して、いずれも、一対の跳ね板が綴環を開閉する同じ動きを別異の表現で言い換えたにすぎないものである。
本願発明の操作レバーと、引用発明1の開閉レバー50に関し、請求人は、「本件出願の操作レバー(5)の下底部を前方に直角状に屈折形成した屈曲部(5)aの前部を、逆丁字状をする前方アーム部の上縁隆起部(9)に近い個所に於いて一体状に連結するものとした構成」(審判請求書第2頁12〜14行)と、引用刊行物1の、前部アーム部の下方切込部形成個所において、操作レバーの下方底部を前方に向けて水平状に折り曲げてなる水平部分の前縁と一体的に連結構成させる様に形成するもの(審判請求書第2頁9〜11行)は相違する旨の主張をしているが、首部5a(屈曲部(5)a)の前部とアーム部5bをどの個所で連結するかは、本願発明を特定する事項として記載されていない事項である。そうすると、本願発明の操作レバーと、引用発明1の開閉レバー50は、その(引用発明1の「把手部52」が相当する。以下括弧内は、引用発明1の相当する構成を示す。)直ぐ下の首部に於いて前方に直角に折曲して水平部(水平部57)を形成し、その先端は上縁を円弧状に形成した扁平なアーム部(支持部53)と一体に連結し、更にアーム部の左右両端の先端には両跳ね板に上方から係合する突部(端部支持脚59,59)を形設している点で一致する。
上記のとおりであるから、本願発明と引用発明1とは、以下の点でそれぞれ、一致ならびに相違する。

一致点.「枠体内に衝合して揺動すべく嵌設した一対の跳ね板の上下揺動により綴環を開閉するよう構成した書類用バインダーにおいて、両跳ね板の両端部で両跳ね板にまたがっての開孔部を設け、左右跳ね板の間の開孔部に嵌装させる操作レバーは、その直ぐ下の首部に於いて前方に直角に折曲して水平部を形成し、その先端は上縁を円弧状に形成した扁平なアーム部と一体に連結する、更にアーム部の左右両端の先端には両跳ね板に上方から係合する突部を形設する操作レバーを枠体の両端部に起倒可能に取り付けてなる書類用バインダー。」

相違点1.上面の枠体1の端部に近い上面及び扁平なアーム部5bの上縁中央部分に、本願発明では、枠体1の長手方向と直交する方向での上向き冂状断面とした隆起係合部10を特に隆起して形設し、アーム部5bの上縁中央部分には特に前記枠体1の上面に形成されている冂状断面の隆起係合部10と係合させる隆起部9をそれぞれ形成させたのに対し、引用発明1では、これらの構成を有しない点。
相違点2.跳ね板2a、2b間の開孔部7に嵌装させるのが、本願発明では、アーム部の中央部より下方に垂下形設した逆丁字状をする脚部5cであるのに対し、引用発明1では、首部56である点。
相違点3.アーム部5bの左右両端の先端6a、6bに形設した突部(端部支持脚59,59)を上方から係合させるのが、本願発明では、両跳ね板の両端側に設けた透孔4a、4bであるのに対し、引用発明1では、両跳ね板(両作動板43,43)の両端側に設けた切欠溝48,48である点。

4.当審の判断

上記相違点について検討すると、
相違点1について
引用刊行物2には、枠体(1)(本件発明の「枠体」に相当する。以下括弧内は、本件発明の相当する構成を示す。)の中に一対の跳ね板(2)(2)′(跳ね板)を介装し、枠体(1)の弾性力を利用して跳ね板(2)(2)′を枠体(1)内で操作レバー(5)(5)′(操作レバー)により上下向きにスナップ運動せしめ、綴環(6)(6)′を開閉させる構造のリングバインダー本体(7)(書類用バインダー)において、枠体(1)(枠体)の端部に近い上面に設けた係合凹溝(22)と操作レバー(操作レバー)の頂縁(21)が嵌合することによって安全ロックをかけた閉じ状態とすることが記載されている(特に前記摘示の記載(10)、第4図参照)。
また、引用刊行物1には、引用発明1に関し「開閉レバー50を垂直に起立させると...本体頂部42に当接された支持部頂部65が付勢された本体枠41、延いては前記本体頂部42により下方に押圧されることにより...綴環45の開放が抑止可能となる。」(前記摘記の記載(6))と記載されており、本願発明の如く「操作レバー5を起立させると...上面の枠体1の端部に近い面に下方より押圧される扁平なアーム部5bの上縁中央部分が当接」しており、それによって、起立時の操作レバーが倒れないように固定している。
そして、引用発明1における操作レバ-の起立時の安定性をより確実にするために、引用刊行物2記載の係合凹溝22と頂縁21を嵌合する技術を適用して、相違点1に係る本願発明の枠体1の端部に近い上面には枠体1の長手方向と直交する方向での上向き冂状断面とした隆起係合部10を隆起して形設し、扁平なアーム部5bの上縁中央部分には枠体1の上面に形成されている冂状断面の隆起係合部10と係合させる隆起部9を形成させることは、当業者が容易に考え付く事であり、審判請求書において請求人が主張する「バインダー上面枠体1の端部上面に上向きで略上向きで冂状断面に形成した隆起係合部10を格別に形成し、これに開閉操作レバー5の前部に形成するアーム部5bの上縁個所に特に山状をする隆起体を形成し、該隆起突出体9を係合させることに依り綴環の嵌着と操作レバーの起立状態とを確実なダブルロック状態に安定することが出来」(第2頁24〜28行)という効果も当業者が事前に予測可能の範囲内のものである。

相違点2について
アーム部の中央部より下方に、跳ね板2a、2b間の開孔7に嵌装させる逆丁字状をする脚部5cを垂下形設した「開閉レバー30」は、引用刊行物1に従来例として記載されている(前記適示の記載(2))。そして、逆丁字状をする脚部5cを垂下形設した「開閉レバー30」は、逆丁字状をする脚部5cにより、激しい遊動を伴うことが防止されているという効果も記載されている(前記適示の記載(3))から、引用発明1の首部を係合して遊動を抑止する開閉レバーに代えて、引用刊行物1に記載されている従来例のアーム部の中央部より下方に逆丁字状をする脚部5cを垂下形設して遊動を抑止する操作レバーを採用して、相違点2に係る本願発明のように構成することは、当業者が容易に想到できるものと認められる。

相違点3について
引用発明1の切欠溝48,48も本願発明の透孔4a,4bも、アーム部5bの左右両端の先端6a,6bに形設した突部(引用発明1の端部支持脚59,59が相当)を上方から係合させる機能を有するものであり、引用発明1の切欠溝を透孔に変更しても、格別の作用効果の差異を生じず、互換性を有するものであるから、この相違点3は単なる設計上の事項にすぎない。

5.むすび

したがって、本願発明は、引用刊行物1、2記載の発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるので、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2003-06-25 
結審通知日 2003-07-01 
審決日 2003-07-16 
出願番号 特願平10-265707
審決分類 P 1 8・ 121- Z (B42F)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 三輪 学  
特許庁審判長 砂川 克
特許庁審判官 藤井 靖子
鈴木 秀幹
発明の名称 書類用バインダー  
代理人 金子 昭生  

プライバシーポリシー   セキュリティーポリシー   運営会社概要   サービスに関しての問い合わせ