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審決分類 |
審判 全部申し立て 1項3号刊行物記載 C23C 審判 全部申し立て 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備 C23C 審判 全部申し立て 特36条4項詳細な説明の記載不備 C23C 審判 全部申し立て 2項進歩性 C23C |
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管理番号 | 1089897 |
異議申立番号 | 異議2002-72073 |
総通号数 | 50 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許決定公報 |
発行日 | 2002-12-04 |
種別 | 異議の決定 |
異議申立日 | 2002-08-22 |
確定日 | 2003-11-26 |
異議申立件数 | 3 |
事件の表示 | 特許第3260353号「I形構造部材の溶融亜鉛メッキ方法」の請求項1ないし4に係る特許に対する特許異議の申立てについて、次のとおり決定する。 |
結論 | 特許第3260353号の請求項1ないし4に係る特許を取り消す。 |
理由 |
I.手続の経緯 本件特許第3260353号(以下「本件特許」という。)は、平成13年5月25日に特許出願されたものであって、平成13年12月14日に請求項1〜4に係る発明について特許権の設定登録がなされた後、平成14年8月22日に特許異議申立人 オーエム工業株式会社、四国ガルバ株式会社及び九州オーエム株式会社より、平成14年8月26日に特許異議申立人 日新総合建材株式会社より、及び、平成14年8月26日に特許異議申立人 田中亜鉛鍍金株式会社より、それぞれ、その請求項1〜4に係る特許について特許異議の申立がなされ、その後、平成15年6月26日付けで当該請求項1〜4に係る特許について特許取消理由の通知がなされ、これに対して特許権者から何らの手続がなされなかったものである。 II.取消理由 上記通知した取消理由の概要は、本件出願前公知の証拠または本件出願前に頒布された刊行物として、引用例1(「日本道路公団 東京建設局 上野原工事事務所 中央自動車道(改築) 葛野川橋(鋼上部工)工事 矢坪歩道橋・溶融亜鉛めっき試験報告書」(平成12年11月、日車・日塔 中央自動車道(改築) 葛野川橋(鋼上部工)工事共同企業体(オーエム工業株式会社外2名による特許異議申立の甲第1号証))、引用例2(「溶融亜鉛めっき橋ガイドブック」(社)日本橋梁建設協会、(社)日本溶融亜鉛鍍金協会(1998年2月)(同上、甲第2号証)第50-55、60-62、123-124、135-140頁)、引用例3(「溶融亜鉛めっき試験成績表」中、日本道路公団 大阪建設局 京滋工事事務所宛ての「名神高速道路(改築) 獅子舞橋他2橋(鋼上部工)工事(亀ヶ谷橋) 溶融亜鉛めっき報告書」(平成7年9月)田中亜鉛鍍金株式会社(田中亜鉛鍍金株式会社による特許異議申立の甲第1号証))、引用例4(「溶融亜鉛めっき橋の設計・施工指針」(平成8年1月)(社)日本鋼構造協会(同上、甲第2号証)、及び、引用例5(「全溶融亜鉛めっき橋梁 工事報告書 近畿自動車道天理・吹田線中鴻池、三島(鋼上部工)工事」(昭和54年8月)日本道路公団大阪建設局大阪工事事務所(同上、甲第3号証))を提示して、上記各特許異議申立書に記載された特許異議申立人の主張を引用しつつ、本件特許の請求項1、4に係る発明は特許法第29条第1項の規定に違反し、また、請求項1〜4に係る発明は特許法第29条第2項の規定に違反して特許されたものであり、さらに、本件特許は特許法第36条第4、6項に規定する要件を満たしていない特許出願に対してなされたものであるというものである。 III.その後の経過、及び結論 これに対して、上記のとおり、特許権者からは何らの手続がなされず、そして、 上記の取消理由は妥当なものである。 IV.むすび 以上のとおりであるから、本件請求項1〜4に係る特許は、特許法第29条第1、2項、及び第36条第4、6項の規定に違反してされたものである。 したがって、本件請求項1〜4に係る特許は、特許法第113条第2、4項に該当し、同法第114条第2項の規定により取り消すべきものである。 よって、結論のとおり決定する。 |
異議決定日 | 2003-10-06 |
出願番号 | 特願2001-156403(P2001-156403) |
審決分類 |
P
1
651・
537-
Z
(C23C)
P 1 651・ 113- Z (C23C) P 1 651・ 121- Z (C23C) P 1 651・ 536- Z (C23C) |
最終処分 | 取消 |
特許庁審判長 |
影山 秀一 |
特許庁審判官 |
市川 裕司 池田 正人 |
登録日 | 2001-12-14 |
登録番号 | 特許第3260353号(P3260353) |
権利者 | 株式会社ガルバ興業 株式会社ガルバ興業三原工場 |
発明の名称 | I形構造部材の溶融亜鉛メッキ方法 |
代理人 | 岡本 昭二 |
代理人 | 岡本 昭二 |
代理人 | 野間 忠之 |
代理人 | 竹内 卓 |
代理人 | 泉名 謙治 |
代理人 | 小川 利春 |
代理人 | 小川 利春 |
代理人 | 柳野 隆生 |
代理人 | 岡本 昭二 |
代理人 | 山本 量三 |
代理人 | 泉名 謙治 |
代理人 | 竹内 卓 |
代理人 | 山本 量三 |
代理人 | 竹内 卓 |