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審決分類 審判 全部申し立て 2項進歩性  G01N
審判 全部申し立て 1項3号刊行物記載  G01N
管理番号 1098136
異議申立番号 異議2003-72046  
総通号数 55 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許決定公報 
発行日 1994-08-19 
種別 異議の決定 
異議申立日 2003-08-11 
確定日 2004-05-17 
異議申立件数
事件の表示 特許第3375184号「自動化学分析装置」の請求項1に係る特許に対する特許異議の申立てについて、次のとおり決定する。 
結論 特許第3375184号の請求項1に係る特許を取り消す。 
理由 本件特許第3375184号の請求項1に係る発明(平成5年12月7日出願、平成14年11月29日設定登録)は、特許査定時の明細書及び図面の記載からみて、その特許請求の範囲の請求項1に記載されたとおりのものと認める。
これに対して、平成15年12月22日付けで取消理由を通知し、期間を指定して意見書を提出する機会を与えたが、特許権者からは何らの応答もない。
上記取消理由の概要は、次のとおりである。
「請求項1に係る発明について
<引用刊行物>
刊行物1:特開昭62-44663号公報(甲第1号証)
刊行物2:特開昭62-115371号公報(甲第2号証)
刊行物3:特開昭60-188850号公報(甲第3号証)
刊行物4:特開昭56-140257号公報(甲第4号証)
刊行物5:特開昭58-68670号公報(甲第5号証)

刊行物1〜刊行物3には、申立人田中旭の提出した特許異議申立書の第5頁〜第9頁に甲第1号証〜甲第3号証の記載事項として引用された事項がそれぞれ記載されている。
また、刊行物4には、同特許異議申立書の第10頁〜第12頁に甲第4号証の記載事項として引用された事項、特に『前記反応部上の反応容器を所定の周期で一回転以上回動させ、その間に任意の位置で随時停止させることのできる駆動装置とを備え、異種の分析処理を順次行なう』ことのできる自動化学分析装置が記載されているし、刊行物5には、同特許異議申立書の第11頁に甲第5号証の記載事項として引用された事項、特に隣り合わせの2つの反応キュベットに同時に分注を行う分注数2の自動化学分析装置が記載されている(第6図についての記載)。
そうすると、請求項1に係る発明は、刊行物1〜刊行物3に記載された発明に該当し、または刊行物1〜刊行物3に記載された発明に基づいて、あるいは刊行物1〜刊行物5に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものである。
よって、請求項1に係る発明の特許は、特許法第29条第1項の規定に違反してされたものである、あるいは同法第29条第2項の規定に違反してされたものである。」

そして、この取消理由は妥当なものと認められ、本件請求項1に係る特許は、この取消理由によって取り消すべきものである。
よって、結論のとおり決定する。
 
異議決定日 2004-03-31 
出願番号 特願平5-306552
審決分類 P 1 651・ 113- Z (G01N)
P 1 651・ 121- Z (G01N)
最終処分 取消  
前審関与審査官 ▲高▼見 重雄  
特許庁審判長 後藤 千恵子
特許庁審判官 河原 正
菊井 広行
登録日 2002-11-29 
登録番号 特許第3375184号(P3375184)
権利者 オリンパス株式会社
発明の名称 自動化学分析装置  

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