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審決分類 審判 全部申し立て 2項進歩性  H04N
管理番号 1121108
異議申立番号 異議2003-73837  
総通号数 69 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許決定公報 
発行日 2002-02-22 
種別 異議の決定 
異議申立日 2003-12-26 
確定日 2005-05-30 
異議申立件数
訂正明細書 有 
事件の表示 特許第3465051号「スチルビデオカメラ」の請求項1に係る特許に対する特許異議の申立てについて、次のとおり決定する。 
結論 訂正を認める。 特許第3465051号の請求項1に係る特許を維持する。 
理由 1.手続の経緯
特許第3465051号の請求項1に係る発明は、特願平1-307734号(平成1年11月29日出願)の分割出願についてのものであって、平成15年8月29日にその特許権の設定登録がなされ、その後、金子和弘より特許異議の申立てがなされ、取消しの理由が通知され、その指定期間内である平成17年4月1日に訂正請求がなされたものである。

2.訂正の適否についての判断
(1)訂正の内容
ア.訂正事項a
特許請求の範囲の請求項1の記載を、
「被写体画像の撮影を行い電気画像信号を得る撮像手段と、
前記電気画像信号に基づいてデジタル画像記録を行う記録手段と、
前記電気画像信号に基づく画像をモニタに表示させるために、前記電気画像信号を出力する画像出力手段とを有し、
前記撮像手段で得られた電気画像信号に基づいてデジタル画像記録を行い且つ可変設定される時間が経過するまで前記電気画像信号に基づく画像を自動的にモニタに表示させる設定と、前記電気画像信号に基づく画像をモニタに表示させることなくデジタル画像記録を行う設定とを選択する選択手段を備えたことを特徴とするスチルビデオカメラ。」
と訂正する。
イ.訂正事項b
段落【0006】の記載を、
「【課題を解決するための手段】
そのため本発明のスチルビデオカメラは、被写体画像の撮影を行い電気画像信号を得る撮像手段と、前記電気画像信号に基づいてデジタル画像記録を行う記録手段と、前記電気画像信号に基づく画像をモニタに表示させるために、前記電気画像信号を出力する画像出力手段とを有し、前記撮像手段で得られた電気画像信号に基づいてデジタル画像記録を行い且つ可変設定される時間が経過するまで前記電気画像信号に基づく画像を自動的にモニタに表示させる設定と、前記電気画像信号に基づく画像をモニタに表示させることなくデジタル画像記録を行う設定とを選択する選択手段を備えた。」
と訂正する。

(2)訂正の目的の適否、新規事項の有無及び拡張・変更の存否
上記訂正事項aは、発明を特定する事項である「切換可能に構成した」をこれに含まれる事項である「選択する選択手段を備えた」に変更し、しかも、「選択する選択手段を備えた」点については、願書に添付された明細書の段落【0016】及び図3に記載されているから、特許請求の範囲の減縮を目的とした明細書の訂正に該当し、また、上記訂正事項bは、上記訂正事項aと整合を図るものであるから、明りょうでない記載の釈明を目的とした明細書の訂正に該当し、いずれも、新規事項の追加に該当せず、実質的に特許請求の範囲を拡張又は変更するものではない。

(3)むすび
以上のとおりであるから、上記訂正は、特許法第120条の4第3項において準用する平成6年法律第116号による改正前の特許法第126条第1項ただし書、第2項及び第3項の規定に適合するので、当該訂正を認める。

3.特許異議申立てについての判断
(1)申立ての理由の概要
申立人金子和弘は、請求項1に係る発明は、甲第1号証(特開平1-101079号公報)をもとに容易に発明をすることができたものであり、特許法第29条第2項の規定により、特許を受けることができないものであるから、特許を取り消すべきと主張している。

(2)取消理由通知の内容
請求項1に係る発明は、刊行物1(特開平1-101079号公報(甲第1号証)及び刊行物2(特開昭61-102882号公報)をもとに容易に発明をすることができたものであり、特許法第29条第2項の規定により、特許を受けることができないものとした。

(3)本件の請求項1に係る発明
上記2.で示したように上記訂正が認められるから、本件の請求項1に係る発明(以下、「本件発明」という)は、上記訂正請求に係る訂正明細書の特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定されるとおりのものである。

(4)刊行物等
特許異議申立人が証拠として提示した刊行物を含む取消理由通知の刊行物には、それぞれ、以下のような発明が記載されている。
刊行物1:特開平1-101079号公報(甲第1号証)
これには、CCDとデジタル画像信号を記憶するメモリと、モニターディスプレイに画像信号を出力するモニター回路とを有し、タイマー設定スイッチにより設定された時間モニターディスプレイに撮影画像を表示した後、記録手段に記録する電子カメラが記載されている。
刊行物2:特開昭61-102882号公報
これには、撮像装置からの映像信号と、記録再生系からの再生映像信号を切換えて電子ビューファインダへ送り、または撮像装置からの映像信号を記録再生系へ送るスイッチ回路と、単写モードと連写モードを切換えるモード切換スイッチを備え、単写モードでは電子ビューファインダにライブビュー画像を表示しシャッターの動作に応じて記録のみを行い、連写モードでは記録再生系に記録された直前の画像を電子ビューファインダに表示する電子スチルカメラが記載されている。

(5)対比・判断
本件発明と上記刊行物1,2に記載の発明とを対比すると、両刊行物に記載の発明は、本件発明を特定する事項である、「電気画像信号に基づく画像をモニタに表示させることなくデジタル画像記録を行う設定」および(撮像手段で得られた電気画像信号に基づいてデジタル画像記録を行い且つ可変設定される時間が経過するまで前記電気画像信号に基づく画像を自動的にモニタに表示させる設定と、前記電気画像信号に基づく画像をモニタに表示させることなくデジタル画像記録を行う設定とを)「選択する選択手段」を備えておらず、当該事項により本件発明は、明細書記載の効果を奏するのであり、本件発明が上記刊行物1,2に記載のものから容易に発明をすることができたものとはいえない。
なお、請求人は、「時間twはタイマー設定スイッチ29により任意に設定できる」(刊行物1の6頁右上欄1ないし3行)は、時間twを0とすることを排除していないので、時間twを0とした場合には、画像をモニターディスプレイ15に表示されることなく画像記録が行われ、時間twは任意に設定できるため、時間twを0とした場合に画像を表示させることなく画像記録が行われることを考慮すると、画像を表示させることなく画像記録を行う設定と画像を表示する設定とは切換可能となっていると主張している。
しかしながら、刊行物1に記載の発明は、タイマー設定スイッチで設定した時間、モニタ画面に画像を表示し、この表示中に表示画像を記録媒体に記録するか否かを撮影者が判断できるように構成し、撮影に失敗した画像は記録媒体へ記録しないようにすることで記録容量を無駄に使用しないようにすることを課題とするものであって、それを前提に時間twをタイマー設定スイッチ29により任意に設定するものであるところ、時間twを0とできる旨の記載は刊行物1にないとともに、時間twを0とすれば、画像は表示されず撮影者が判断する時間がないこととなり上記課題が達成できないこととなる。してみれば、時間twを0とすることが刊行物1に記載ないしは示唆されているということはできないし、切換手段があるということもできない。よって、請求人の上記主張は採用できない。

(6)むすび
以上のとおりであるから、特許異議申立ての理由及び証拠によっては、本件発明の特許を取り消すことができない。
また、他に本件発明の特許を取り消すべき理由を発見しない。
したがって、本件発明についての特許は拒絶の査定をしなければならない特許出願に対してされたものと認めない。
よって、結論のとおり決定する。
 
発明の名称 (54)【発明の名称】
スチルビデオカメラ
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】 被写体画像の撮影を行い電気画像信号を得る撮像手段と、
前記電気画像信号に基づいてデジタル画像記録を行う記録手段と、
前記電気画像信号に基づく画像をモニタに表示させるために、前記電気画像信号を出力する画像出力手段とを有し、
前記撮像手段で得られた電気画像信号に基づいてデジタル画像記録を行い且つ可変設定される時間が経過するまで前記電気画像信号に基づく画像を自動的にモニタに表示させる設定と、前記電気画像信号に基づく画像をモニタに表示させることなくデジタル画像記録を行う設定とを選択する選択手段を備えたことを特徴とするスチルビデオカメラ。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はスチルビデオカメラに関し、詳しくは、記録・再生機能を有したスチルビデオカメラにおける記録・再生動作の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、従来のフィルム式カメラに代わって、被写体からの光画像信号を撮像素子により電気画像信号に変換し、該電気画像信号を従来のフィルムに相当する磁気ディスク等の記録媒体に記録する構成のスチルビデオカメラが実用化されており、記録媒体に記録した電気画像信号をモニタで再生して見たり、プリンタでハードコピーしたりするようになっている(特開昭59-183582号公開等参照)。
【0003】
また、画像だけでなく、音声も画像に対応して記憶させることができるスチルビデオカメラも開発されており、記録画像に対応する音声を例えばシャッターボタンを押したときから所定時間自動的に録音されるよう構成したものがある。更に、再生機能を備え、モニタを接続するだけで再生画面を見ることができるようなスチルビデオカメラも開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のように再生機能を備えたスチルビデオカメラであっても、従来では、撮影者がスイッチ操作を行って初めて再生が行われる構成であり、記録した画像を直ちに再生して確認したい場合などは煩わしさがあった。
【0005】
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、撮影が行われる一方、自動的に画像が表示されるようにし、更に、その際の画像表示時間を可変設定できるようにすることにより、撮影者の操作負担を軽減するとともに、使い勝手の向上を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのため本発明のスチルビデオカメラは、被写体画像の撮影を行い電気画像信号を得る撮像手段と、前記電気画像信号に基づいてデジタル画像記録を行う記録手段と、前記電気画像信号に基づく画像をモニタに表示させるために、前記電気画像信号を出力する画像出力手段とを有し、前記撮像手段で得られた電気画像信号に基づいてデジタル画像記録を行い且つ可変設定される時間が経過するまで前記電気画像信号に基づく画像を自動的にモニタに表示させる設定と、前記電気画像信号に基づく画像をモニタに表示させることなくデジタル画像記録を行う設定とを選択する選択手段を備えた。
【0007】
【作用】
かかる構成によると、被写体画像の撮影を行った後に自動的に撮影画像が可変設定される時間が経過するまで表示され、更に、撮影画像の表示が不要の場合には表示しないようにすることもできるので、撮影者の操作負担が軽減すると共に、画像表示時間を自由に設定することができ、その上、モニタでの画像表示が邪魔な場合等、画像を表示する必要性が低い時や表示したくない時には、画像表示を行うことなく記録することもできるので、撮影者の使い勝手が向上する。
【0008】
【実施の形態】
以下に本発明を実施の形態例で説明する。
【0009】
まず、図1及び図2に本発明にかかるスチルビデオカメラの外観例を示す。
【0010】
図1及び図2において、スチルビデオカメラ1は、撮影レンズ2によって得られる被写体の光画像信号を、内蔵されたCCD等の撮像素子によって電気画像信号に変換して記録媒体としての着脱自在なフロッピー(R)ディスク3にアナログ記録するものであり、かかる画像記録と共に、カメラ本体の撮影レンズ2側に設けられたマイクロホン4を介して入力される音声信号を、やはり前記フロッピー(R)ディスク3にアナログ記録できるようになっている。また、前記フロッピー(R)ディスク3に記録された画像と音声とをそれぞれに再生する機能も備えており、映像及び音声の記録再生機能を備えたものである。尚、前記音声信号の記録は、例えば画像記録の開始から所定時間自動的に記録するものとし、また、ここでは音声信号は人の声に限らない音響に相当するものとして用いるものとする。
【0011】
また、スチルビデオカメラ1には、撮影者の押圧操作によって画像及び音声の記録を開始するレリーズボタン5が本体上面に設けられており、かかるレリーズボタン5の近傍位置には、表示用液晶部6及び操作部7が設けられており、各種の撮影情報の表示及び撮影条件の設定が行われる。
【0012】
更に、前記撮影レンズ2及びマイクロホン4が設けられるカメラ本体前面には、前記撮影レンズ2の他、図示しない後面に設けられるファインダー(光学ファインダー)用のレンズ8,測光用レンズ9,リモコン受光レンズ10,セルフタイマーによる撮影状態を表示するためのLED11,ストロボ調光用レンズ12,ストロボ13が設けられている。
【0013】
また、カメラ本体の被写体に向けて左側面に設けた凹陥部には、無線によりリモコン信号を送信するカメラ本体と別体のリモコンスイッチボックス14が、着脱自在に装着できるようになっており、図1がかかるリモコンスイッチボックス14の装着状態を示し、図2がリモコンスイッチボックス14を取り外した状態を示す。
【0014】
遠隔操作手段としてのリモコンスイッチボックス14は、図2に示すように、リモコン送信スイッチ15と、変調された光信号を送信する赤外発光LED16とを備えており、リモコン送信スイッチ15を押すと赤外光であるリモコン信号を発信し、このリモコン信号がスチルビデオカメラ1のリモコン受光レンズ10に受光されることでリモコンが可能となる。
【0015】
次に前記表示用液晶部6及び操作部7の詳細を図3に従って説明する。
【0016】
選択手段としてのスライドスイッチ21は、撮影モード(REC),再生モード(PLAY),消去モード(ERASE),自動撮影/再生モード(AUTO REC&PLAY)の切り換えを行うものであり、かかるスライドスイッチ21がOFF位置にあるときには、カメラに電源が供給されず、表示用液晶部6には何の表示も行わず、また、全てのスイッチ操作を受け付けない。尚、上記自動撮影/再生モード(REC&PLAY)が、本実施例における記録再生手段に相当するモードである。
【0017】
次に、スライドスイッチ21をRECの位置にして通常のレリーズボタン5操作による撮影モードが選択されている場合における各スイッチの機能を説明する。
【0018】
撮影モードの状態で、モードスイッチ22を1回押す毎に表示窓6aの図で左側にある三角マークが、SINGLE→CONT.L-CONT.H→SELFと移動し、単写,低速連写,高速連写及びセルフタイマーの各モードを切り換えることができる。SELFの位置から更にモードスイッチ22を押すと、三角マークは再びSINGLE位置に戻ってくる。
【0019】
ストロボスイッチ23は露出モードの変更を行うスイッチで、ストロボ自動発光モード,ストロボ強制発光モード,ストロボOFFモード,AEロックモード,ブラケット撮影モードの切り換えを行うものであり、ストロボスイッチ23を1回押す毎に、表示窓6aの右側にある三角マークが、AUTO→ON→OFF→AE LOCK→BRACKETと移動し、どの露出モードが選択されているかを表示する。
【0020】
MACROスイッチ24は、撮影レンズ2の近接撮影位置と標準撮影位置とを切り換えるスイッチであり、不用意に触られたときに切り換えが行われないように、0.5秒以上継続して押されたときにのみ機能するようにしてある。MACROスイッチ24によってマクロ撮影モードが選択されると、撮影レンズ2が近接撮影位置に移動し、表示窓6aの左上の花マークが点灯する。
【0021】
INTERVALスイッチ25は、インターバル撮影モードへの切り換えと条件設定とを行うスイッチであり、INTERVALスイッチ25を押す毎にインターバル撮影間隔の時・分・秒の設定及び撮影枚数の設定を行うことができるようになっている。尚、それぞれの条件設定値の設定において、モードスイッチ22及びストロボスイッチ23を押すことで数字がアップダウンされ、これにより数値の変更が行えるようになっている。INTERVALスイッチ25も、前記MACROスイッチ24と同様に、0.5秒以上継続して押されたときにのみインターバル撮影モードに切り換わり、表示窓6aの前記花マークの右側のINTマークが点灯するようになっている。
【0022】
DATEスイッチ26は、日付の表示モードを切り換えるスイッチで、1回押す毎に表示窓6aの下側の表示が、月・日・年→日・月・年→年・月・日・→日・時・分→無表示の順に変化する。
【0023】
ADJUSTスイッチ27は、日付又は時刻の変更を行うときに、変更モードへの切り換えと変更する項目を選択するスイッチであり、ADJUSTスイッチ27によって選択された年や月や日又は時や分の情報は、モードスイッチ(ダウンスイッチ)22及びストロボスイッチ23(アップスイッチ)によってアップダウンさせて変更する。
【0024】
尚、前記表示窓6aには、上記の各表示の他、電池の消耗度合いを示す電池マークや、撮影枚数を示す2桁のカウンタ表示などが設けられている。
【0025】
図4は上記スチルビデオカメラ1のシステム概略構成を示すブロック図である。
【0026】
ここで、被写体からの光画像信号は、レンズ,絞りなどの光学系Aを介して、CCD等の固体撮像素子B上に結像される。
【0027】
撮像素子駆動回路Cによって撮像素子Bから読み出された電気映像信号は、信号処理回路Dにおいて例えば輝度信号と色差信号とに分離するというような信号処理をされ、記録信号処理回路Eではこの信号を磁気記録する場合にはF/M変調したり、デジタル記録する場合にはA/D変換したりして、記録・再生回路Fを介してフロッピー(R)ディスクや半導体メモリ等の記録媒体Gに記録される。
【0028】
一方、マイクロホンHにより入力される音声信号は、信号処理回路Iにおいて増幅や時間軸圧縮などの信号処理を行ってから、映像信号と同様にして、記録信号処理回路E及び記録・再生回路Fを介して記録媒体Gに記録される。
【0029】
また、再生時には、記録・再生回路Fにより記録媒体Gから信号を読み出し、再生信号処理回路Jで記録時と逆のプロセスを通って、映像信号と音声信号とに変換して出力する。
【0030】
以上の動作は、操作・表示部Kを介して制御ユニットLにより管理されるようになっており、制御ユニットLは、測光・測距・調光回路Mから信号を入力しつつ、該測光。測距・調光回路Mの動作も管理する。
【0031】
図5は、前記図4における記録媒体Gとして例えば2インチフロッピー(R)ディスク(磁気ディスク)用いた場合のより詳細なシステム図であり、この図5に従って記録・再生システム構成を、より詳細に説明する。
【0032】
まず、操作部31からの入力、又は、リモコン受信回路32よりの信号が制御回路33に入ると、シーケンスが起動し、制御回路33は、測距・測色・調光回路34などの出力に基づき、CCD35の出力が適正となるように絞り36やCCD駆動回路37を制御し、被写体の光画像信号は、レンズ38,絞り36,光学フィルター39を介してCCD35上に結像する。
【0033】
CCD駆動回路37によって読み出される電気画像信号は、リセット雑音を低減させるためのCDS回路(相関二重サンプリング回路)40を通り、信号処理回路41で輝度信号と色差信号とに変換される。この輝度信号と色差信号とは、それぞれFM変調回路42でエンファシス,FM変調の処理をされて合成され、セレクタ43を介して記録アンプ44に入力される。そして、記録アンプ44を介してフロッピー(R)ディスク45にアナログ磁気記録される。
【0034】
一方、マイクロホン46から入力される音声信号は、アンプ47で増幅され、更に信号処理回路48でノイズリダクションなどの信号処理をされてから、A/D変換器49でA/D変換され、デジタル信号の形で一時メモリ50に蓄えられる。メモリ50に蓄えられたデジタル信号は、メモリ50に書き込んだときよりも速いスピードで読み出され、この読み出した信号をD/A変換器51でD/A変換することで、時間圧縮したアナログ信号に変換される。
【0035】
時間軸圧縮された音声信号のアナログ信号は、映像信号と同じく、FM変調回路52でエンファシス,FM変調の処理をされ、セレクタ43及び記録アンプ44を介してフロッピー(R)ディスク45に記録される。前記セレクタ43は、記録映像信号と記録音声信号との切り換え選択を行うものである。
【0036】
再生動作も、リモコン受信回路32からの出力や操作部31からの入力を受けてシーケンスがスタートする。まず、音声信号がフロッピー(R)ディスク45から再生アンプ53を介して読み出され、セレクタ54によってFM復調回路55に入力される。FM復調回路55では、フロッピー(R)ディスク45から読み出された音声信号がFM復調,ディエンファシスの処理をされ、次のA/D変換器56でA/D変換されてデジタル信号の形で一時メモリ57に蓄えられる。
【0037】
次に、前記フロッピー(R)ディスク45から読み出した音声信号に対応する映像信号を、フロッピー(R)ディスク45から再生アンプ53を介して読み出し、セレクタ54によってFM復調回路58に入力する。FM復調回路58で、FM復調,ディエンファシス処理を施された映像信号は、信号処理回路59でビデオ信号に変換され、出力回路60を介して出力される。
【0038】
上記のようにしてビデオ信号が出力回路60から出力されている間、メモリ57に蓄えられている音声信号のデジタルデータを、実時間に戻るような速度で読み出してD/A変換器61でアナログ信号に変換し、信号処理回路62,出力回路63を介して音声出力して出力する。
【0039】
マイクロコンピュータを内蔵した制御回路33は、上記のような記録・再生動作に関わる各回路を制御すると共に、操作部31を介して設定された撮影条件や、撮影枚数などの情報を表示部64に表示させ、また、操作部31による設定に基づいてストロボ65の発光等を制御する。
【0040】
また、上記各回路へは、電源回路66から電源が供給されるようになっている。
【0041】
次に図6に示すタイムチャートを参照しつつ、図5に示した本実施例のスチルビデオカメラの記録動作を説明する。
【0042】
カメラのレリーズボタンの第1ストロークS1をONすると電源がONし、フロッピー(R)ディスク45を回転させるために図示しないスピンドルモータがONする。
【0043】
次に被写体の輝度と被写体までの距離とを測定し(AE・AF)、フォーカスレンズを動かしてピントを合わせる。
【0044】
レリーズボタンの第2ストロークS2のONで、絞りがセットされ、CCD35の電子シャッタが開き被写体を撮影し、CCD35の画素毎に電荷が蓄積される。その後、フロッピー(R)ディスク45の記録基準であるPG信号に同期して記録ゲートがONし、CCD35に蓄積された電荷が読み出されて信号処理を施された後、FM変調された映像信号がフロッピー(R)ディスク45に記録される。このとき、AV(音響・映像)セレクタ43は予め映像側が選択されている。
【0045】
次に、AVセレクタ43が映像から音声に切り換えられ、フロッピー(R)ディスク45の次のトラックにヘッドが移動する。ここで、マイクロホン46からの音声信号は、増幅された後ノイズリダクション等の信号処理をされ、A/D変換されてメモリ50にストアされる。音声の記録時間は一定時間で、この時間が経過した後、記録したときよりも速い速度でメモリから読み出した音声信号を、D/A変換してアナログ信号に戻し、このアナログ信号をFM変調したデータがPGに同期してフロッピー(R)ディスク45に記録される。そして、記録が終了すると次の撮影に備えて、ヘッドを次のトラックに移動させ、最後にスピンドルモータをOFFしてから電源をOFFしてシーケンスを終了する。
【0046】
次に図7に示すタイムチャートに従って再生時の動作を説明する。
【0047】
まず、カメラの再生スタートスイッチをONすると(スライドスイッチ21により再生モードの選択して再生開始を指示すると)、電源がONし、フロッピー(R)ディスク45を回転させるためにスピンドルモータをONする。
【0048】
まず、AVセレクタ54は予め音声側に選択されていて、フロッピー(R)ディスク45の記録基準であるPG信号に同期して、音声信号がフロッピー(R)ディスク45から読み出され、FM復調及びA/D変換された後、デジタル信号の形で一時メモリ57にストアされる。
【0049】
次に、AVセレクタ54が音声から映像に切り換えられ前記読み出された音声に対応する映像の記録されたトラックにヘッドが移動する。ここで、PG信号に同期して映像信号が読み出され、FM復調やエンコード処理を施された後、NTSC方式などのビデオ信号として出力される。
【0050】
このとき同時に、メモリ57にストアされていた音声信号が記録したときよりも遅い速度でメモリ57から読み出されてD/A変換され、ノイズリダクション処理され、音声信号として出力される。
【0051】
その後、再び再生スタートスイッチがONされれば、次の再生に備えて、ヘッドは次の音声トラックに送られ、同様に映像と音声が同時に再生される。
【0052】
このようにして、スチルビデオカメラ1における映像及び音声の記録・再生機能が実現されるものであり、次に本発明にかかる記録・再生を所定のトリガ信号に基づいて自動的に行う実施例について述べる。
【0053】
まず、一定時間周期で自動録再させる制御を図8のタイムチャートを参照しつつ説明する。
【0054】
図8のタイムチャートは、記録及び該記録内容の再生を、カメラ各回路の制御を行うCPUに備えられた時間間隔トリガ信号出力手段としてのタイマーを用いて一定時間周期で自動的に行わせる場合の動作を示すものである。
【0055】
尚、ここで、回路の構成によっては記録と再生の切り換え時に録再ヘッドに異常電流が流れ、記録された信号にノイズが入ってしまうことがあるので、記録と再生の切り換えは、未記録トラックにヘッドを一旦移動させてから戻して行うようにすることが好ましい。
【0056】
まず、図3に示すスライドスイッチ21でAUTO REC&PLAYモードを選択し、INTERVALスイッチ25を0.5秒以上押していると、図9に示すように表示窓6a分の桁表示が点滅し、自動録再させるインターバル時間のセットを促すので、アップスイッチ(ストロボスイッチ23)とダウンスイッチ(モードスイッチ22)を用いてインターバル時間の分の桁をセットする。
【0057】
ここで5分にセットしたいとすると、アップスイッチを5回押して5分の表示を出してからINTERVALスイッチ25をONすると、分の桁が確定されたことが点滅の停止で表示され、次に秒の桁の表示が点滅して秒単位の時間セットを促す(図10参照)。秒のセットを同様にして行い希望時間のセットが終了したら、INTERVALスイッチ25をONさせて、秒の桁についても確定させる(図11参照)。
【0058】
図9〜図11に示す例では、インターバル時間が5分30秒に設定され、5分30秒毎にタイマー出力が図8に示すようにパルス波として出力され、このタイマー出力の立ち上がりを所定のトリガ信号として記録(映像及び一定時間の音声の記録)が行われ、記録終了と同時に記録した内容の再生が次にタイマー出力が立ち上がるまで自動的に継続して行われるようになっている。
【0059】
従って、スチルビデオカメラ1にモニタを接続しておけば、一定時間毎にスチルビデオカメラによる記録が自動的に行われ、かつ、記録終了後は直ちに記録内容の映像をモニタ上に自動的に写し出すことができ、然も、所望の場合には再生映像に付随する音声信号を合わせて再生できる。このため、カメラを操作するものが居なくても記録・再生が一定時間間隔で自動的に行われるから、例えばパーティー会場で、会場内の映像及び音声を一定時間毎に記録して、一定時間毎に最新の記録画像をモニタ上に再生して見せたり、記録された音声を再生して聞かせたりといった使い方ができ、スチルビデオカメラ1を単なる記録手段としてだけでなく、1つのディスプレイ装置として活用できる。
【0060】
次に、音声レベル検出に基づく自動録再制御について、図12のタイムチャートを参照しつつ説明する。
【0061】
ここでは、図3に示す選択手段としてのスライドスイッチ21でAUTO REC&PLAYのモードが選択されると、マイクロホンの入力レベルが設定レベルを越えたときにかかる検出信号が、CPC(図5における制御回路33)に送られるようになっており、かかる音声レベルの信号を所定のトリガ信号として自動的な記録動作及びこの記録に続く自動的な再生動作とが行われるようになっている。
【0062】
即ち、音声レベルが設定レベルを越えると、前述のようなタイミングに従って映像と音声とがそれぞれフロッピー(R)ディスクに記録され、かかる記録終了に同期して再生モードに自動的に切り換わり、その後再び音声レベルが設定レベルを越えて検出信号が出力されるまでの間、前記記録した映像及び音声の再生が継続して行われる。このようにして、マイクロホンの入力が設定レベルを越えるたびに音声と映像とが記録され、かつ、最新に記録した映像及び音声が自動的に再生されるようになっている。
【0063】
かかるマイクロホンの入力レベルに基づく自動的な記録・再生制御を、図13のタイムチャートに従って更に詳細に説明すると、マイクロホンの入力が第1の設定レベルを越えて検出信号が出力されると、フロッピー(R)ディスク45を回転させるための図示しないスピンドルモータをONし、次に被写体の輝度及び被写体までの距離を測定し(AE/AF)、図示しないフォーカスレンズを動かしてピント合わせし、必要ならばストロボ65を充電し、撮影の準備をする。
【0064】
そして、マイクロホン46の入力が第2の設定レベルを越えたところで、CCD35の電子シャッタを開き撮影を開始する。このように、動作に時間のかかる各種アクチュエータを予め動作させておけば、タイムラグのない撮影が可能となる。
【0065】
尚、マイクロホン46の入力が第1の設定レベルを越えてから一定時間内に第2の設定レベルを越えなかったときには、スピンドルモータをOFFし、フォーカスレンズを元の位置に戻すようにする。
【0066】
上記のようにしてマイクロホン46の入力レベルが設定レベルを越える毎に映像と音声とが記録され再生されるようにすれば、例えばパーティ会場で歓声が上がる毎に会場内の映像と音声とを記録し、直ちに再生して見せたり聞かせたりすることができるから、誰もカメラを操作する必要がなく出席者全員がパーティーに参加しつつ、会場風景の記録・再生を行わせることができる。また、一定時間毎に記録されたものが直ちに自動的に再生されるから、記録の重要性よりも、パーティー会場などではアトラクション的なディスプレイとして楽しむこともできる。
【0067】
ここで、マイクロホン46による入力レベルが設定レベルを越えたことを検出する方法、即ち、音響レベルトリガ信号出力手段について、図14に従って説明する。尚、図14は、図5の全体システムブロック図の一部をピックアップして記してあるもので、同一要素には同一符号を付し、その他の構成要素については図5と同様であるものとし説明を省略する。
【0068】
即ち、マイクロホン46からの音声信号をアンプ47で増幅した信号が、コンパレータ81のマイナス側に入力されるようになっており、前記コンパレータ81のプラス側には可変抵抗RFにより分圧された基準電圧が入力される。コンパレータ81出力は制御回路33に入力されるようになっており、可変抵抗RFの抵抗値によって決定される設定レベルを越える音声信号があると、コンパレータ81出力が反転することにより、制御回路33は音声レベルが設定レベルを越えたことを検出できる。
【0069】
しかしながら、上記の方法では、設定レベルが一定になってしまうので、図13に示すように複数の設定レベルに基づいて記録・再生動作を行わせる場合には適用できない。そこで、図15に示すように、制御回路33に内蔵されたD/A変換器の出力が前記コンパレータ81のプラス側に入力されるように構成し、初めに第1設定レベル(図13参照)に相当する電圧をコンパレータ81に出力させておき、音声レベルがこの第1設定レベルを越えたことがコンパレータ81の出力反転により検出されたら、第2の設定レベルに相当する電圧をD/A変換器からコンパレータ81に出力させるようにすれば、複数の設定レベルと実際の音声レベルとを比較させることができる。
【0070】
また、図16に示すように、マイクロホン46を介して入力した音声信号のA/D変換値を制御回路33に入力させるようにして、ソフトウェア処理によって設定レベルと音声信号のデジタル値とを比較すれば、コンパレータ81等のハードウェアを用いずに音声レベルの検出が行える。
【0071】
次に、リモコン(遠隔操作)信号によって記録・再生させる動作を、図17のタイムチャートを参照しつつ説明する。
【0072】
即ち、図3に示すスライドスイッチ21でAUTO REC&PLAYのモードを選択すると、カメラのリモコン受光レンズ10(図1及び図2参照)を介してリモコン光線を受光する受光ユニットであるリモコン受信回路32に常時給電され、使用者が図2に示す遠隔操作手段としてのリモコンスイッチボックス14のリモコン送信スイッチ15を押して赤外発光LED16から赤外光であるリモコン光信号が前記リモコン受光レンズ10を介してスチルビデオカメラ1に入力されると、カメラ1はこの所定のトリガ信号としてのリモコン指示に従い、記録(映像及び音声)及びこれに続けて記録内容の再生を行い、次にリモコンスイッチボックス14が操作されるまで再生を継続する。
【0073】
このようにしてリモコンにより記録及びこの記録に続く自動的な再生が行えれば、例えばパーティー会場などで盛り上がったときに主催者がリモコンを操作して、カメラによる撮影を行わせると共に、撮影記録した内容を直ちにテレビ(モニタ)で見たり聞いたりすることができる。
【0074】
尚、リモコンは上記のように赤外光による信号の他、電波を利用したものであっても良い。
【0075】
次に、マイクロホン46を介して入力される音声レベルに基づく自動録再と、リモコンによる録再とを組み合わせた例を、図18のタイムチャートを参照しつつ説明する。
【0076】
図3に示すスライドスイッチ21でAUTO REC&PLAYのモードを選択すると、前述のようにして、マイクロホン46を介して入力される音声レベルが設定レベルを越えたとき(図18中のA又はCのとき)に検出信号が出力され、この検出信号をトリガ信号として自動的な映像・音声信号の記録及び該記録内容の再生が行われ、再度音声レベルが設定レベルを越えるまでの間継続して再生が行われる。
【0077】
ところが、図18中のBの場合のように、音声レベルが設定レベルまで達していない場合でも、撮影を行いたい場合がある。このときには、使用者がリモコンを操作して記録・再生を指示すれば、音声レベルが設定に達していないときでも、カメラに記録・再生を行わせることができるように、リモコンの受光ユニットに常時給電されてリモコン操作の待機状態としておく。
【0078】
即ち、音声レベルが設定レベルを越えるか、又は、リモコンで指示されると、録再が行われるようにしてあるもので、音声レベルが設定を越えるたびに自動的に記録と該記録内容の再生とを行わせつつ、リモコン操作によって音声レベルとは無関係に任意のときに録再を行わせることができる。
【0079】
図19は、上記実施例に示したスチルビデオカメラ1の実際の使用状態を図示したものであり、三脚91に支持されスチルビデオカメラ1は例えばパーティー会場に向けて設置されており、該スチルビデオカメラ1は内蔵の電池によっても動作するが長時間の動作に備えてACアダプタ92を介して交流電源(家庭電源)で駆動させるようにしてある。このようにして家庭電源でスチルビデオカメラ1を駆動する場合には、電池の消耗を考慮する必要がないから常時ストロボに充電させておくことができる。
【0080】
スチルビデオカメラ1とテレビ93とは映像用及び音声用の信号ケーブル93で接続されており、スチルビデオカメラ1で再生された映像及び音声信号が、前記ケーブル93を介してテレビ94に入力されて、テレビ94のCRT及びスピーカーを介して再生されるようになっている。
【0081】
ここで、例えばパーティーの主催者であるAが、スチルビデオカメラ1から取り外したリモコンスイッチボックス14を持っており、必要に応じてこのリモコンスイッチボックス14を操作したり、直接スチルビデオカメラ1のレリーズボタン5を操作し、パーティー会場の撮影を行うと共に、撮影記録した映像及び音声をテレビに再生させ、また、スチルビデオカメラ1のモード選択によってマイクロホン46の入力レベルに応じて自動的に録再を行わせることができる。
【0082】
尚、上記実施例では、スチルビデオカメラ1が映像と共に音声も記録できるものについて述べたが、音声の録再機能を備えていないカメラであっても良く、音声の録再機能を備えていないカメラでは、マイクロホンがないので、音声レベルに基づく自動的な録再を行わせることができず、上記の実施例では一定時間毎の録再と、リモコンによる録再とを適用することができる。但し、音声の記録・再生機能を備えてないスチルビデオカメラにおいて、記録・再生を行わせる所定のトリガ信号を出力させるためにのみマイクロホンを設置するようにしても良い。
【0083】
また、本実施例では、記録媒体としてフロッピー(R)ディスクを用いてアナログ記録させるようにしたが、半導体メモリにデジタル記録させるようにしても良い。
【0084】
更に、上記実施例では、所定のトリガ信号があると直ちに記録して、記録終了と同時にこの記録内容を再生し、次にトリガ信号があるまでの間は再生を継続して行うようにしたが、再生は次にトリガ信号があるまで継続するのではなく、所定時間だけに限って行うようにしても良い。
【0085】
また、通常のレリーズボタン5操作によって記録が行われた場合にも、この記録内容を直ちに自動再生するようなモードを設けるようにしても良く、この場合、所定のトリガ信号はレリーズボタン5の操作信号ということになる。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のスチルビデオカメラは、被写体画像の撮影を行った後に自動的に撮影画像が可変設定される時間が経過するまで表示され、更に、撮影画像の表示が不要の場合には表示しないようにすることもできるので、撮影者の操作負担が軽減すると共に、画像表示時間を自由に設定することができ、その上、モニタでの画像表示が邪魔な場合等、画像を表示する必要性が低い時や表示したくない時には、画像表示を行うことなく記録することもできるので、撮影者の使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるスチルビデオカメラの外観斜視図
【図2】本発明にかかるスチルビデオカメラの外観斜視図
【図3】前記図1及び図2に示したスチルビデオカメラにおける操作部及び表示部を示す平面図
【図4】同上実施例におけるスチルビデオカメラの基本回路構成を示すブロック図
【図5】図4に図示の回路構成をより詳細に示すブロック図
【図6】同上実施例における映像・音声記録制御の特性を示すタイムチャート
【図7】同上実施例における映像・音声再生制御の特性を示すタイムチャート
【図8】一定時間周期毎に記録再生を行わせる実施例の制御特性を示すタイムチャート
【図9】前記図8に図示の一定時間周期毎の録再制御における周期時間設定を説明するための表示部状態図
【図10】前記図8に図示の一定時間周期毎の録再制御における周期時間設定を説明するための表示部状態図
【図11】前記図8に図示の一定時間周期毎の録再制御における周期時間設定を説明するための表示部状態図
【図12】図8に図示の音声レベル検出に基づく録再をより詳細に説明するためのタイムチャート
【図13】音声レベルを複数レベルと比較して録再させる際の各部の動作を示すタイムチャート
【図14】音声レベル検出のためのハードウェア構成の例を示すブロック図
【図15】音声レベル検出のためのハードウェア構成の例を示すブロック図
【図16】音声レベル検出のためのハードウェア構成の例を示すブロック図
【図17】リモコン信号に基づいて記録・再生を行わせる制御内容を示すタイムチャート
【図18】音声レベルに基づく録再制御とリモコン信号に基づく録再制御とを組合わせた場合の制御内容を示すタイムチャート
【図19】本発明にかかるスチルビデオカメラの使用状態例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・スチルビデオカメラ
2・・・撮影レンズ
3・・・フロッピー(R)ディスク
4・・・マイクロホン
5・・・レリーズボタン
10・・・リモコン受光レンズ
14・・・リモコンスイッチボックス
21・・・スライドスイッチ
32・・・リモコン受信回路
33・・・制御回路
35・・・CCD
45・・・フロッピー(R)ディスク
46・・マイクロホン
 
訂正の要旨 審決(決定)の【理由】欄参照。
異議決定日 2005-05-06 
出願番号 特願2001-189040(P2001-189040)
審決分類 P 1 651・ 121- YA (H04N)
最終処分 維持  
前審関与審査官 藤内 光武松元 伸次豊島 洋介  
特許庁審判長 原 光明
特許庁審判官 西谷 憲人
安田 太
登録日 2003-08-29 
登録番号 特許第3465051号(P3465051)
権利者 コニカミノルタホールディングス株式会社
発明の名称 スチルビデオカメラ  

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