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審決分類 審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 D06F
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 D06F
管理番号 1128328
審判番号 不服2003-972  
総通号数 74 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 1997-12-09 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2003-01-16 
確定日 2005-12-22 
事件の表示 平成 9年特許願第 12362号「ドラム式乾燥洗濯機およびドラム式乾燥洗濯機の動作方法」拒絶査定不服審判事件〔平成 9年12月 9日出願公開、特開平 9-313766号〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1.手続の経緯
本願は、平成9年1月27日(優先権主張平成8年1月31日、平成8年3月28日)の出願であって、平成14年12月4日付けで拒絶査定がなされ、これに対し平成15年1月16日に拒絶査定に対する審判請求がなされるとともに、同年2月14日付けで手続補正がなされたものである。

2.平成15年2月14日付け手続補正についての補正却下の決定
[補正却下の決定の結論]
平成15年2月14日付け手続補正(以下、「本件補正」という。)を却下する。
[理由]
(1)補正後の本願発明
本件補正により、特許請求の範囲の請求項1は、
「ほぼ水平な回転軸周りに回転して洗濯・脱水を行なうドラムと、該ドラムを内装し、洗濯水を貯留する水槽と、該水槽を内部に配設する外槽とを備えるドラム式乾燥洗濯機において、
前記外槽内の上端部付近に設けた荷重受け部から複数本の吊持ロッドを吊下げ、前記水槽は、前記吊持ロッドの下端部が貫通する支持受け部を備えるとともに、該支持受け部より下方に位置する前記吊持ロッドの下端部に固定したばね受け部と、前記支持受け部との間に圧縮ばねを介在させることにより、吊下げ弾性支持しており、
前記支持受け部と前記吊持ロッドの下端部との間に、前記圧縮ばねの伸縮動作に伴い摺動抵抗、粘性抵抗もしくはその両方を発生させるダンパを設け、
前記圧縮ばねは、給水時に、前記水槽における洗濯物の重量と洗濯水の重量とをたし合わせた重量が、前記水槽における容量以下の所定の重量になると、全圧縮状態となり、排水により前記水槽内の重量が前記所定の重量より軽くなると圧縮可能状態となり、
前記ドラムは、金属で形成され、その円形の開口部に環状の溝を有し、当該ドラムのバランスを補正する流体バランサの内・外周が当該溝にそれぞれ密接するように挿入嵌合させたことを特徴とするドラム式乾燥洗濯機。」と補正された。

上記補正は、平成14年2月4日付け手続補正書により補正された明細書の特許請求の範囲(以下、「拒絶査定時の特許請求の範囲」という。)の請求項1に記載した発明の、「前記ダンパは、前記水槽における洗濯物の重量と洗濯水の重量とをたし合わせた重量が、前記水槽における容量以下の所定の重量になると、全圧縮状態となる」を「前記圧縮ばねは、給水時に、前記水槽における洗濯物の重量と洗濯水の重量とをたし合わせた重量が、前記水槽における容量以下の所定の重量になると、全圧縮状態となり、排水により前記水槽内の重量が前記所定の重量より軽くなると圧縮可能状態となり、」と補正し、また、「ドラム」に関し、「前記ドラムは、金属で形成され、その円形の開口部に環状の溝を有し、当該ドラムのバランスを補正する流体バランサの内・外周が当該溝にそれぞれ密接するように挿入嵌合させた」と限定するものである。
「前記ダンパ」を「前記圧縮ばね」とする補正は、本願明細書の段落【0041】における「洗濯時には、洗濯物と洗濯水とによる水槽の重量増加により、圧縮ばねは圧縮され、予め設定した重量になると全圧縮状態となり」等の記載からみて、「前記圧縮ばね」とすべきところを「前記ダンパ」とした誤記を訂正するものと認められるから、特許法第17条の2第4項第3号の誤記の訂正を目的とするものに該当し、「給水時に」と「排水により前記水槽内の重量が前記所定の重量より軽くなると圧縮可能状態となり、」を加える補正は、「圧縮ばね」が、「全圧縮状態」又は「圧縮可能状態」となる条件を示すもので減縮を目的とするものといえる。また、「ドラム」に関する限定も、特許法第17条の2第4項第2号の特許請求の範囲の減縮を目的とするものに該当する。
そこで、本件補正後の前記請求項1に記載された事項により特定される発明(以下、「本願補正発明」という。)が特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか(平成15年改正前の特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第4項の規定に適合するか)について以下に検討する。

(2)引用例
原査定の拒絶の理由に引用した刊行物である、特開平4-129588号公報(以下、「引用例1」という。)には、図面と共に次の事項が記載されている。
(ア)「第1図と第2図において、洗いから脱水まで動作する機械部2は、後記の緩衝装置24で吊り下げられて、外枠1に収容されている。洗浄水及びすすぎ水を溜める水槽3は、薄板(ステンレス鋼板、または防錆処理を施した鋼板など)で形成した円筒体4とその円筒体4の両端に、水密に固設された円形状の端板5,端板6とで構成され、前記円筒体4に、洗濯物Aをドラム8に出し入れする投入口4a,洗浄水やすすぎ水の排水口4b,給水弁(図示せず)を通して供給される水道水の注水口4c,が穿設されている。そして、投入口4aには、水槽蓋7が蝶設されている。
洗濯槽と脱水槽とを兼ねるドラム8は、円筒体9とその円筒体9の両端に固設された端板l0,端板11とで構成され、前記水槽3の端板5,端板6の中央部で水平に軸受されて、前記水槽3内に収納されている。そして、円筒体9は、内周に等間隔に配設した、中心方向に向って突出した形状のリフタ9a,内周の全域に亘って穿設された、直径が4〜6mmの小穴9b,洗濯物Aを出し入れするために、中央部を切り欠いて開口させた投入口9c,その投入口9cに蝶設されたロック装置を備えたドラム蓋9dを有している。リフタ9aは、洗いやすすぎ時に、洗濯物Aをかく拌し、小穴9bは、脱水時に脱水穴として、機能する。」(3頁右上欄20行〜右下欄4行)
(イ)「緩衝装置24は、機械部2を吊り下げる吊り棒24aと、筒体に、前記吊り棒24aに沿って上下方向に伸縮する圧縮コイルばねと摺動し摩擦によって減衰力を生じる摩擦輪(ともに、図示せず)を内蔵したショックアブソーバ24bとで、構成されている。そして、ドラム8を内包する水槽3,取付け部材15,駆動部16で組立てられた前記機械部2は、前記緩衝装置24によって、外枠1の上縁コーナ部に固設したコーナプレート1aから、取付け部材15の側板15b,側板15cに固設した吊り金具17を支持し、振り子状(4本吊りの両端自由支持)につり下げられている。」(4頁右上欄12行〜左下欄3行)
上記記載事項から、引用例1には次の発明(以下、「引用発明」という。)が記載されていると認められる。
「洗濯槽と脱水槽とを兼ねるドラム8は、円筒体9とその円筒体9の両端に固設された端板l0,端板11とで構成され、水平に軸受されて、前記水槽3内に収納されており、
ドラム8を内包する水槽3,取付け部材15,駆動部16で組立てられた前記機械部2は、水槽3を収容する外枠1の上縁コーナ部に固設したコーナプレート1aから、吊り棒24aと、筒体に、前記吊り棒24aに沿って上下方向に伸縮する圧縮コイルばねと摺動し摩擦によって減衰力を生じる摩擦輪を内蔵したショックアブソーバ24bとで、構成された緩衝装置24によって、吊り金具17を介してつり下げられているドラム式洗濯機。」

同じく、原査定の拒絶の理由に引用した刊行物である、特開平4-332596号公報(以下、「引用例2」という。)には、図面と共に次の事項が記載されている。
(ウ)「【0015】図1は第1の実施例を示している。バランサ29が有する固定用ボス30は、径方向に延びるもののみである。図4では胴部18と端板20とでバランサ19を挟持していたが、この実施例では、端板31の周囲に沿って環状の凹部32を形成し、この凹部32内にバランサ29を収容している。更に、端板31(凹部32)の周端部には、90度の折り返し部33を設け、これをバランサ29と胴部18の開口端部との間に挿入させて、ネジ34とボス30とでこの三者を共締めしている。この時、前記バランサ29の内周囲と凹部32との間には僅かな間隙35が形成されるように、寸法関係を設定しておく。…(中略)…
【0017】而して、バランサ29が温度変化により径方向に膨張すると、バランサ29の内方への膨張に対しては、間隙35が縮まることによりこれを吸収し、外方への膨張に対しては、ネジ34が締まる方向であるので、このネジ部が緩むことはない。
【0018】尚、この際、矢印拡大部のようにネジ部に皿バネ36を介在させておくと、外方への膨張を吸収することができる。…(中略)…
【0020】この第1実施例のバランサは、従来例のような横軸型のドラム式洗濯機や、縦軸型の洗濯槽を有する洗濯機に採用される。」(段落【0015】〜【0020】)
上記記載事項において、端板31の周囲には、環状の凹部32と、折り返し部33からなる溝が形成されているといえるから、引用例2には、横軸型のドラム式洗濯機において、ドラムの円形の開口端部に設けた端板31の周囲に沿って溝を形成し、この溝内にバランサ29をその外周が溝の一方の周面と接し、バランサ29の内周が溝の他方の周面と僅かな間隙35が形成されるように、収容する技術手段が記載されているといえる。
(3)対比
本願発明と引用発明とを対比すると、後者の「ドラム8」、「水槽3」、「吊り棒24a」、「圧縮コイルばね」、「摺動し摩擦によって減衰力を生じる摩擦輪」、「外枠1」、「コーナプレート1a」、「吊り金具17」は、その機能ないし構造からみて、それぞれ、前者の「ドラム」、「水槽」、「複数本の吊持ロッド」、「圧縮ばね」、「摺動抵抗を発生させるダンパ」、「外槽」、「荷重受け部」、「支持受け部」に相当する。
そして、後者の「ドラム8」は、洗濯槽と脱水槽とを兼ねており、水平に軸受されているから、「ほぼ水平な回転軸周りに回転して洗濯・脱水を行なうドラム」といえ、後者の「外枠1の上縁コーナ部」は、前者の「外槽」の「上端部付近」といえる。また、後者の「圧縮コイルばねと摺動し摩擦によって減衰力を生じる摩擦輪を内蔵したショックアブソーバ24b」は、圧縮コイルばね及び摩擦輪で荷重を受けるものであるから、圧縮コイルばね及び摩擦輪が、圧縮コイルばねを受けるばね受け部と吊り金具17の間に配置されることは明らかであり、また、引用例1の第1〜3図及び原査定の拒絶の理由に引用した特開平4-189397号公報に記載された公知技術を参酌すれば吊持ロッドが吊り金具を貫通し、その下端部がばね受け部となっていることも明らかである。
そうすると、両者は、
「ほぼ水平な回転軸周りに回転して洗濯・脱水を行なうドラムと、該ドラムを内装し、洗濯水を貯留する水槽と、該水槽を内部に配設する外槽とを備えるドラム式洗濯機において、
前記外槽内の上端部付近に設けた荷重受け部から複数本の吊持ロッドを吊下げ、前記水槽は、前記吊持ロッドの下端部が貫通する支持受け部を備えるとともに、該支持受け部より下方に位置する前記吊持ロッドの下端部に固定したばね受け部と、前記支持受け部との間に圧縮ばねを介在させることにより、吊下げ弾性支持しており、
前記支持受け部と前記吊持ロッドの下端部との間に、前記圧縮ばねの伸縮動作に伴い摺動抵抗、粘性抵抗もしくはその両方を発生させるダンパを設けたドラム式洗濯機。」である点で一致し、次の点で相違する。
相違点1:水槽を吊下げ弾性支持する圧縮ばねが、本願補正発明においては、「給水時に、前記水槽における洗濯物の重量と洗濯水の重量とをたし合わせた重量が、前記水槽における容量以下の所定の重量になると、全圧縮状態となり、排水により前記水槽内の重量が前記所定の重量より軽くなると圧縮可能状態とな」る特性であるのに対して、引用発明においては圧縮ばねの特性が不明である点。
相違点2:本願補正発明においては、「ドラムは、金属で形成され、その円形の開口部に環状の溝を有し、当該ドラムのバランスを補正する流体バランサの内・外周が当該溝にそれぞれ密接するように挿入嵌合させ」ているのに対し、引用発明では、ドラムの円形の開口部に、ドラムのバランスを補正する流体バランサを備えているか不明であり、また、ドラムが金属で形成されているのかも明らかでない点。
相違点3:本願補正発明の洗濯機は、乾燥機を兼ねているのに対し、引用発明は乾燥機能を備えているのか不明である点。
(4)判断
まず、相違点1について検討すると、ドラム式洗濯機において、水槽を含む内部機械部を定格負荷時即ち水が供給された状態で全圧縮状態となるばねで支持することは、例えば本願明細書に引用された特開昭56-158692号公報の3頁左下欄10行〜右下欄1行に、「以上の如き防振支持構成によれば、内部機械部53の最大重量は定格負荷のすすぎ時(洗濯時低水位、すすぎ時高水位)で、この場合、防振ばね22を密着させることにより内部機械部53を下方向へ変位するのを規制する、従つて、引張りばね方式に比べて、大幅にばね定数を小さくすることが可能であり、内部機械部53の重量を増やすことなく、上下方向の固有振動数を小さくすることができるため、同一のアンバランスであつても振動エネルギーが小さくなり、摺動摩擦抵抗を利用した摩擦ダンパー54の減衰効果が有効で、共振々幅も小さくすることができる。」と記載されているように周知の技術手段である。
したがって、引用発明において、「給水時に、前記水槽における洗濯物の重量と洗濯水の重量とをたし合わせた重量が、前記水槽における容量以下の所定の重量になると、全圧縮状態となり、排水により前記水槽内の重量が前記所定の重量より軽くなると圧縮可能状態とな」るように圧縮コイルばねのばね定数を設定することは、当業者が容易に想到し得ることである。
また、相違点1に係る構成による効果も引用発明及び上記周知技術から当業者が予測し得る範囲のものである。
相違点2について検討すると、ドラムの円形の開口端部に設けた端板31の周囲に沿って溝を形成し、この溝内にバランサ29をその外周が溝の一方の周面と接し、バランサ29の内周が溝の他方の周面と僅かな間隙35が形成されるように収容する技術手段は引用例2に記載されており、この技術手段を引用発明に適用することを妨げる理由は見当たらない。そして、その適用にあたり、バランサ29の内周と溝の周面との間隙は、バランサ29の膨張を考慮して適宜設定すべき事項であり、バランサ29の内・外周を密接させる程度のことは当業者が適宜なし得る設計的事項にすぎない。
また、ドラムを金属で形成することは普通に行われていることであるから、引用発明に引用例2に記載された技術手段を適用して相違点2に係る構成とすることは当業者が容易に想到し得ることである。
なお、「円形の開口部」が、洗濯物の投入口を意味するものと解したとしても、横軸型のドラム式洗濯機において、ドラムの端部に円形の開口部を設けてそこを投入口とする型のものは、上記特開昭56-158692号公報にも記載されているように周知であり、また、バランサをドラムの洗濯物投入側の開口端部に設けることも周知(例えば原査定の拒絶の理由に引用した、特開平4-240488号公報参照。)の技術手段であるから、そのような構成とすることは容易である。
相違点3について検討すると、ドラム式洗濯機において、乾燥機と兼用させたものは引用例2に従来例として記載されているように周知であるから、相違点3に係る構成とすることも当業者が容易に想到し得ることである。
そして、相違点1ないし3を総合した構成による効果も、当業者が予測し得る範囲のものである。
したがって、本願補正発明は、引用例1及び2に記載された発明並びに周知技術に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許出願の際独立して特許を受けることができない。

(5)むすび
以上のとおり、本件補正は、平成15年改正前特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第4項の規定に違反するので、特許法第159条第1項において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。

3.本願発明について
平成15年2月14日付けの手続補正は上記のとおり却下されたので、本願の請求項1に係る発明(以下、「本願発明」という。)は、拒絶査定時の特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定される、以下のとおりのものである。
「ほぼ水平な回転軸周りに回転して洗濯・脱水を行なうドラムと、該ドラムを内装し、洗濯水を貯留する水槽と、該水槽を内部に配設する外槽とを備えるドラム式乾燥洗濯機において、
前記外槽内の上端部付近に設けた荷重受け部から複数本の吊持ロッドを吊下げ、前記水槽は、前記吊持ロッドの下端部が貫通する支持受け部を備えるとともに、該支持受け部より下方に位置する前記吊持ロッドの下端部に固定したばね受け部と、前記支持受け部との間に圧縮ばねを介在させることにより、吊下げ弾性支持しており、
前記支持受け部と前記吊持ロッドの下端部との間に、前記圧縮ばねの伸縮動作に伴い摺動抵抗、粘性抵抗もしくはその両方を発生させるダンパを設け、
前記圧縮ばねは、前記水槽における洗濯物の重量と洗濯水の重量とをたし合わせた重量が、前記水槽における容量以下の所定の重量になると、全圧縮状態となることを特徴とするドラム式乾燥洗濯機。」
ただし、「前記ダンパ」は、上記2.(1)で述べたように、「前記圧縮ばね」の誤記と認められるので、上記のように認定した。
(1)引用例
原査定の拒絶の理由に引用した引用例及びその記載事項は、上記2.(2)に記載したとおりである。
(2)対比・判断
本願発明は、本願補正発明の「ドラム」について、「前記ドラムは、金属で形成され、その円形の開口部に環状の溝を有し、当該ドラムのバランスを補正する流体バランサの内・外周が当該溝にそれぞれ密接するように挿入嵌合させた」という限定、及び「圧縮ばね」が全圧縮状態又は圧縮可能状態となる条件を示す限定を省略するものであるから、上記2.(4)で述べたのと同様の理由により、当業者が容易に想到できたものである。

4.むすび
したがって、本願発明は、引用例1及び2に記載された発明並びに周知技術に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2005-10-19 
結審通知日 2005-10-25 
審決日 2005-11-07 
出願番号 特願平9-12362
審決分類 P 1 8・ 121- Z (D06F)
P 1 8・ 575- Z (D06F)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 山田 由希子栗田 雅弘金丸 治之平上 悦司  
特許庁審判長 石原 正博
特許庁審判官 一色 貞好
北川 清伸
発明の名称 ドラム式乾燥洗濯機およびドラム式乾燥洗濯機の動作方法  
代理人 木下 雅晴  
代理人 小池 隆彌  

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