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審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) B05B |
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管理番号 | 1135049 |
審判番号 | 不服2003-9611 |
総通号数 | 78 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 1995-03-14 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2003-05-29 |
確定日 | 2006-04-13 |
事件の表示 | 平成 6年特許願第 48155号「乾式粉体散布方法及び散布装置」拒絶査定不服審判事件〔平成 7年 3月14日出願公開、特開平 7- 68197〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 |
理由 |
第1.手続の経緯 本願は、特許法第41条に基づく優先権主張を伴う平成6年3月18日(優先日、平成5年6月22日)の出願であって、平成15年4月25日付けで拒絶査定がなされ、平成15年5月29日に拒絶査定に対する審判請求がされるとともに、平成15年6月30日付けで手続補正がなされたものである。 第2.平成15年6月30日付けの手続補正についての補正却下の決定 [補正却下の決定の結論] 平成15年6月30日付けの手続補正を却下する。 [理由] 1.補正後の本願発明 平成15年6月30日付けの手続補正(以下、「本件補正」という。)により、本願の明細書における特許請求の範囲の請求項1は、 「【請求項1】 粉体散布のための空間を外部から区画するための容器と、該容器内に置かれた絶縁体の面によって縦筒状に周囲を囲んだ粉体散布空間の下部に粉体付着面を上に向けて配置した被散布対象物に対し、該空間上部より帯電した粉体を散布することを特徴とする乾式粉体散布方法。」 と補正された。 これは、補正前(平成14年9月3日付けの手続補正)における請求項1に記載した発明を特定する事項である「絶縁体の面によって縦筒状に周囲を囲んだ粉体散布空間」なる事項を「粉体散布のための空間を外部から区画するための容器と、該容器内に置かれた絶縁体の面によって縦筒状に周囲を囲んだ粉体散布空間」なる事項と限定するものである。よって、本件補正は、特許法第17条の2第3項第2号の特許請求の範囲の減縮を目的とするものに該当する。 そこで、本件補正後の前記請求項1に記載された発明(以下、「本願補正発明」という。)が、特許出願の際に独立して特許を受けることができるものであるかについて、以下に検討する。 2.引用文献記載の発明 2-1.引用文献1 (1)原査定の拒絶の理由に引用された特開平5-66407号公報(以下、「引用文献1」という。)には、次の事項が図面とともに記載されている。 ア.「【請求項1】基板の上面側にスペーサーを形成するために、粉体のスペーサー材を散布する液晶表示パネルのスペーサー散布装置において、 上記粉体を帯電させる粉体帯電手段と、上記基板の上面側を帯電された粉体の電荷とは逆極性に帯電させる基板帯電手段とを備えていることを特徴とする液晶表示パネルのスペーサー散布装置。 【請求項2】散布箱を備え、この散布箱内に設けられた基板の上面側にスペーサーを形成するために、粉体のスペーサー材を散布する液晶表示パネルのスペーサー散布装置において、 上記粉体を帯電させる粉体帯電手段と、上記散布箱の内壁面を帯電された粉体の電荷と同一極性に帯電させる内壁面帯電手段とを備えていることを特徴とする液晶表示パネルのスペーサー散布装置。」(特許請求の範囲、請求項1、請求項2) イ.「【0007】(3)N2 ガス、エアー等の気体に撹拌された粉体からなるスペーサー材料を散布する(乾式方式)。」(段落0007) ウ.「【0009】(3)の方法は、(2)の方法において、分散媒として液体の代わりにN2 ガス、エアー等の気体を用いたものであり、上記(1)、(2)の方法の問題点を解決するものとして提案されているものである。そして、この方法を用いた液晶表示パネルのスペーサー散布装置が、特開平1-187533号公報に開示されている。 【0010】従来のこの種の液晶表示パネルのスペーサー散布装置は、例えば、図13及び図14に示すように、散布対象となる基板41が吸着盤44の上側に置かれて固定される。そして、この基板41及び吸着盤44を散布箱45により覆う。この状態で散布箱45の上部に設けられているノズル46から微小粉体47を噴出し、散布することによって、対象となる基板41上に堆積させるようになっている。 【0011】【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の液晶表示パネルのスペーサー散布装置においては、ノズル46から散布された微小粉体47が、散布箱内の全域に拡散して散布箱45の内壁面や基板41以外に付着する。このため、微小粉体47の全散布量に対する基板41上に付着する量、すなわち有効噴霧率が低下し、多量のスペーサー材としての微小粉体47が必要であるという問題を有している。」(段落0009ないし0011) エ.「【0020】本実施例に係る液晶表示パネルのスペーサー散布装置は、図1に示すように、液晶表示パネルに使用される、例えばガラスやフィルム等の基板4を吸着する吸着盤1を備えている。 【0021】この吸着盤1は上面部が導電体で形成されており、この上面部は、後述する散布箱6外部に設けられた基板帯電手段としての基板帯電装置2にリード線3を介して接続されている。この基板帯電装置2は上記吸着盤1の上面部に正・負の電圧を印加して基板4を帯電させることができるようになっている。」(段落0020ないし0021) オ.「【0023】一方、上記吸着盤1、及び導電膜5が積層された基板4は、直方体に形成され下面開口となっている散布箱6によって覆われている。この散布箱6は、電気絶縁性を有する、例えばアクリル等の樹脂からなり、例えば1,000×1,000×2,000mmの大きさを有する直方体形状に形成されている。この散布箱6の内壁面には金属材料からなる壁面導電膜7が形成されており、この壁面導電膜7は、散布箱6外部に設けられた内壁面帯電手段としての散布箱帯電装置8にリード線9を介して接続されている。そして、この散布箱帯電装置8は壁面導電膜7に、例えば-3,000Vの電圧を印加して負の極性に帯電させるようになっている。なおこの散布箱帯電装置8は、前述の基板帯電装置2を併せて1つの装置として形成することも可能である。」(段落0023) カ.「【0024】また、上記散布箱6の上面部中央には、上面部を貫通する貫通孔10が形成されており、この貫通孔10には後述する微小粉体22を噴出させるノズル11が嵌入されている。上記ノズル11には、長手方向の中心軸部を貫通する円柱状の中空路12が形成されている。この中空路12は、微小粉体22を導入する粉体導入部13と、この粉体導入部13より下部に設けられ微小粉体22を帯電させる粉体帯電部14とを有している。 【0025】上記粉体導入部13には、例えばSiO2 、Al2O3 、プラスチック等のスペーサー材としての例えば粒径4〜5μmの微小粉体22を供給する粉体供給部16が粉体流通管15を介して接続されている。この粉体供給部16は、図示しない粉体計量部を有しており、この粉体計量部によって微小粉体22の投入量を計量できるようになっている。また、この粉体供給部16には、エアー供給源としてのコンプレッサ17が接続されており、このコンプレッサ17は圧縮空気を粉体供給部16に供給して微小粉体22をノズル11の中空路12へ送るようになっている。 【0026】上記粉体帯電部14には、高圧静電場を与える2つの極としての放電針18・18が設けられており、これらの放電針18・18はリード線19を介して放電電圧を操作する高圧発生装置20に接続されている。そして、これらの放電針18・18、リード線19及び高圧発生装置20によって、粉体帯電手段としての粉体帯電装置21が構成されている。」(段落0024ないし0026) キ.「【0028】まず、図1に示すように、粉体供給部16には、スペーサー材としての微小粉体22が供給される。この微小粉体22は、コンプレッサ17からの圧縮空気により粉体流通管15を通してノズル11における中空路12の粉体導入部13へ送られ、ついで放電針18・18の設けられた粉体帯電部15に到達する。放電針18・18には、高圧発生装置20により予め、例えば-50KVの電圧が印加されており、これらの放電針18・18近傍でコロナ放電が起こっている。したがって、微小粉体22がこれらの放電針18・18の近傍を通過する際に、負の極性に帯電される。そして、負の極性に帯電した微小粉体22がノズル11の先端から散布箱6内下方の基板4へと散布される。」(段落0028) (2)ここで、上記記載事項ア.ないしキ.及び第1図から、次のことがわかる。 吸着盤1、及び導電膜5が積層された基板4は、直方体に形成され下面開口となっている散布箱6によって覆われている。この散布箱6は、電気絶縁性を有する樹脂からなり、下面開口となっている直方体形状に形成されている。この散布箱6により微小粉体の散布空間は、外部から区画され、周囲を囲まれているといえる。 液晶表示パネルのスペーサー散布装置は、基板4を吸着する吸着盤1を備えており、吸着盤1及び基板4は、散布箱6によって覆われている。また、基板4は、散布箱内下方におかれる。上記散布箱6の上面部中央には、微小粉体22を噴出させるノズル11があり、負の極性に帯電した微小粉体22がノズル11の先端から散布箱6内下方の基板4へと散布される。 また、基板4は、微小粉体付着面を上に向けて配置しているといえる。 散布箱6の内壁面には壁面導電膜7が形成されており、この壁面導電膜7は、散布箱6外部に設けられた内壁面帯電手段に接続されている。 微小粉体であるスペーサー材料の散布は乾式方式により行われているといえる。 (3)引用文献1記載の発明 上記記載事項(2)より、引用文献1には次の発明が記載されていると認められる。 「微小粉体散布のための空間を外部から区画するための散布箱6と、該散布箱6の内壁面に形成した壁面導電膜7によって直方体形状に周囲を囲んだ微小粉体の散布空間の下方に微小粉体付着面を上に向けて配置した基板4に対し、該散布空間上部より帯電した微小粉体22を散布する乾式微小粉体散布方法。」 2-2.引用文献2 (1)原査定に引用された、本願の出願前に頒布された刊行物である特開昭64-4272号公報(以下、「引用文献2」という。)には、次の事項が記載されている。 ア.「1 被塗物端部の電界を調整するための被塗物搬送用導電性ベルトコンベヤーと、ベルトコンベヤー上に塗装空間を形成するためのカバーと、塗装空間においてベルトコンベヤー上の被塗物に向けられた静電粉体塗装ガンと、塗装空間に空気を導入する手段と、塗装空間から空気を排出するための手段と、前記ベルトコンベヤーに附着した粉体塗料を除去する手段とより成ることを特徴とする静電粉体塗装装置。」(特許請求の範囲 1) イ.「5 カバーの少くとも内面が絶縁物で構成されていることを特徴とする特許請求の範囲1、2、3、4記載の静電粉体塗装装置。」(特許請求の範囲 5) ウ.「第5図、第6図に示した実施例において、塗装空間13は、導体63によつて必要に応じて電源65を介して導線64によつて接地された被塗物より巾広の導電性コンベアベルト62によつてその底部が構成され、その上部はカバー8及び側壁8-1によつてかこまれている。被塗物4はプーリー60及び61によつて矢印68の方向に駆動されるベルトコンベア62に乗つてベルトの上に平面状に乗せられ、カバー8に設けられた入口34を通つて塗装空間13に入り、カバーの天井に設けられた塗装用開口部を通つてブース内に保持されている静電粉体ガン5によつて塗装され、次いでカバー8に設けられた出口35より系外に排出され、図には示してないところの焼付装置に運ばれて塗装工程が完了する。なお静電粉体ガン5はレシプロケーター7によつて必要に応じてレシプロ運動をし、膜厚の平均化がはかられている。」(第4頁右上欄第10行ないし同頁左下欄第7行) エ.「塗装空間13を囲い込んでいるカバー8は、第6図及び第5図の実施例においては、図に示した如く空間10を隔てた二重構造をなしており、その内側には多孔質の絶縁物よりできているカバー内面9が設けられており、このカバー内面9の多孔質板を通して、矢印12に示した如く、矢印11の導入空気が均一にカバー内面より塗装空間13に向つて噴出し、整流されて下向きの気流となつてゆるやかに導電性コンベアベルト62に向つて降下しガンシステムを清浄に保持する。この場合、カバー内面9が絶縁物で構成されているので静電粉体ガン5の先端部分に存在する単極性イオンが運転開始と共に短時間でその表面に蓄積され、ガンと同じ程度の電位にまで上昇するので、静電粉体ガン5の先端より噴出する帯電した粉体はカバー内面9に反発されて、かつ矢印12によつて示されているカバー内面より噴出する空気流の作用と相俟つて、カバー内面が汚れることがなく、ほとんど全部の粉体が接地された導電性コンベアベルト62に向つて進行して静電塗着されるので塗着効率も著しく高い値が得られる。なお、塗装空間13に向つて導入された空気は、導電性コンベアベルト62に接近して設けられた空気排出手段14によつて矢印15に示された如く排気される。」(第4頁左下欄第8行ないし同頁右下欄第12行) (2)ここで、上記記載事項ア.ないしエ.並びに第5ないし6図から、次のことがわかる。 塗装空間13を外部から囲んでいるカバー8は、二重構造で、その内側には絶縁物よりできているカバー内面9が設けられている。カバー内面9は絶縁物で構成されている。カバー8は、二重構造であるので、二重構造の内側のカバー内面9は、二重構造の外側(すなわち、カバー内面9を基準として、塗装空間13とは反対の側)に位置するカバーの内側に置かれているといえる。 カバー内面9内の塗装空間13に配置した被塗物4に対して、静電粉体ガン5から帯電した粉体が散布され静電塗着されている。 (3)引用文献2記載の発明 上記記載事項(2)より、引用文献2には次の発明が記載されていると認められる。 「二重構造のカバー8の外側のカバーと、該外側のカバー内に置かれた絶縁物のカバー内面9によって周囲を囲んだ塗装空間13に配置した被塗装物4に対し、帯電した粉体を散布する静電粉体塗装方法」 3.対比 本願補正発明と引用文献1記載の発明を対比すると、引用文献1記載の「散布箱6」は、粉体を散布するための空間を外部から区画する限りにおいて、本願補正発明の「容器」に相当する。引用文献1記載の発明における、「直方体形状に周囲を囲んだ微小粉体の散布空間」は、縦筒状に周囲を囲んだ粉体を散布する空間である限りにおいて、本願補正発明の「縦筒状に周囲を囲んだ粉体散布空間」に相当する。引用文献1記載の発明における、「散布空間」は、粉体を散布する空間である限りにおいて、本願補正発明の「空間」に相当する。また、引用文献1の「微小粉体」、「下方」、「基板」、「乾式微小粉体散布方法」は、それぞれ本願補正発明の「粉体」、「下部」、「被散布対象物」、「乾式粉体散布方法」に相当する。 したがって、両発明は、 「粉体散布のための空間を外部から区画するための容器と、縦筒状に周囲を囲んだ粉体散布空間の下部に粉体付着面を上に向けて配置した被散布対象物に対し、該空間上部より帯電した粉体を散布する乾式粉体散布方法。」 である点で一致し、次の点において相違している。 (1)相違点 本願補正発明においては、容器内に置かれた絶縁体の面によって粉体散布空間が構成されているのに対し、引用文献1に記載された発明は、散布箱6の内壁面に形成した壁面導電膜7によって粉体散布空間が構成されている点。 4.判断 上記相違点について検討する。 引用文献2に記載された発明における「絶縁物」、「カバー内面」、「塗装空間」、「被塗装物」は、それぞれ、本願補正発明の、「絶縁体」、「面」、「粉体散布空間」、「被散布対象物」に相当する。 よって、引用文献2には、「二重構造のカバー8の外側のカバーと、該二重構造のカバー8の外側のカバー内に置かれた絶縁体の面によって周囲を囲んだ粉体散布空間に配置した被散布対象物に対し、帯電した粉体散布する」という技術思想(以下、「引用文献2記載の技術思想」という。)が示されている。また、上記2-2引用文献2 エ.の記載より、引用文献2記載の技術思想における絶縁体の面は、粉体と同極性に帯電することにより、粉体が反発することがわかる。 そして、引用文献1に記載された発明における、内壁面に形成した壁面導電膜7も、粉体と同極性に帯電することにより粉体が反発するものである。 したがって、内壁面に形成した壁面導電膜7により粉体散布空間が構成されている点に、引用文献2記載の技術思想を適用して、本願補正発明の上記相違点1に係る構成とすることは当業者が容易になし得た事項である。 また、本願補正発明を全体として検討しても、引用文献1記載の発明及び引用文献2記載の技術思想から予測される以上の格別の効果を奏するとも認められない。 以上から、本願補正発明は、引用文献1記載の発明及び引用文献2記載の技術思想に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許出願の際に独立して特許を受けることができないものである。 また、仮に上記のとおりでないとしても、平成15年6月30日付けの手続補正による特許請求の範囲の補正は、補正前の特許請求の範囲の請求項の数が3であるものを当該補正後は4に増加するものであり、補正前の特許請求の範囲に記載された請求項には、引用形式で記載された請求項はなく、また択一的な構成要件を含むものでもないから、当該補正は特許法第17条の2第3項の規定に違反するものでもある。 5.むすび したがって、本件補正は、平成6年改正前特許法第17条の2第3項、第4項において読み替えて準用する同法第126条第3項の規定に違反するので、特許法第159条第1項において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。 第3.本願発明について 1.以上のとおり、平成15年6月30日付けの手続補正は却下されたため、本願の請求項1に係る発明は、平成14年9月3日付けの手続補正書により補正された明細書及び出願当初の図面の記載からみて、その明細書の特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定されるとおりのものと認められるところ、その請求項1に係る発明(以下、「本願発明」という。)は、次のとおりである。 「【請求項1】 絶縁体の面によって縦筒状に周囲を囲んだ粉体散布空間の下部に粉体付着面を上に向けて配置した被散布対象物に対し、該空間上部より帯電した粉体を散布することを特徴とする乾式粉体散布方法。」 2.引用文献1、2記載の発明 引用文献1、2には、上記第2.2.のとおりのものが記載されている。 3.対比、判断 本願補正発明は、本願発明をさらに限定するものであり、本願補正発明が、上記のとおり、引用文献1記載の発明、引用文献2記載の技術思想に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、本願発明も同様の理由により、当業者が容易に発明をすることができたものである。 4.むすび 以上のとおり、本願発明は、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。 よって結論のとおり審決する。 なお、平成18年1月13日の面接において請求人から提出された補正案についても検討をしたが、上記補正案の特許請求の範囲の各請求項に記載された発明は、当業者が容易に発明をすることができたものである。 |
審理終結日 | 2006-01-31 |
結審通知日 | 2006-02-07 |
審決日 | 2006-02-27 |
出願番号 | 特願平6-48155 |
審決分類 |
P
1
8・
121-
WZ
(B05B)
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最終処分 | 不成立 |
前審関与審査官 | 神谷 径、大内 俊彦、村山 禎恒 |
特許庁審判長 |
大橋 康史 |
特許庁審判官 |
栗林 敏彦 長馬 望 |
発明の名称 | 乾式粉体散布方法及び散布装置 |
代理人 | 水野 勝文 |
代理人 | 岸田 正行 |
代理人 | 水野 勝文 |
代理人 | 岸田 正行 |
代理人 | 高野 弘晋 |
代理人 | 高野 弘晋 |