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審決分類 審判 査定不服 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由)(定型) G01N
管理番号 1187399
審判番号 不服2006-11123  
総通号数 108 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2008-12-26 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2006-05-30 
確定日 2008-11-04 
事件の表示 平成8年特許願第352625号「検量体が、サンドイツチ免疫アツセイで用いられる抗体の一つに対する抗体及び被検体の配列からなる、該アツセイにおいて使用するための合成検量体の調製方法」拒絶査定不服審判事件〔平成9年8月26日出願公開、特開平9-222428〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 本願は、平成8年12月16日(パリ条約による優先権主張 1995年12月21日 ドイツ)の出願であって、「検量体が、サンドイツチ免疫アツセイで用いられる抗体の一つに対する抗体及び被検体の配列からなる、該アツセイにおいて使用するための合成検量体の調製方法」に関するものと認める。
これに対して、平成20年1月29日付けで、拒絶理由を通知したが、指定期間内に応答がなく、依然として上記の拒絶理由で指摘した点は解消していない。
拒絶理由の内容は、以下のとおりである。

『本件出願は、明細書の記載が下記の点で不備のため、特許法第36条第6項第1号及び第2号に規定する要件を満たしていない。

請求項1に記載された「被検体に特異的なペプチドまたはペプチド誘導体」、及び「抗体」について、サンドイッチ免疫アッセイにおいては、被検体の異なる結合部位に特異的な2種類の抗体を試薬として用いるから、請求項1の「検量体」が、サンドイッチ免疫アッセイの検量体として機能するためには、上記両者は、以下の結合性を有するものであることが必要である。
(ア)上記「被検体に特異的なペプチドまたはペプチド誘導体」は、被検体の1つの結合部位に特異的に結合する抗体試薬に対して結合する。
(イ)上記「抗体」は、上記(ア)に記載した被検体の1つの結合部位とは異なる結合部位に特異的に結合する抗体試薬に対して結合する。
したがって、上記結合性を規定しない請求項1の記載では、発明の構成が明りょうでない。
また、本願明細書の発明の詳細な説明には、両者が上記(ア)及び(イ)に記載したような結合性を有することが記載されるだけであるから、これらの結合性を規定しない請求項1の発明は、発明の詳細な説明に記載したものであるということもできない。』

そして、上記拒絶理由は妥当なものと認められるので、本願は、上記の拒絶理由によって拒絶すべきものである。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2008-06-03 
結審通知日 2008-06-10 
審決日 2008-06-23 
出願番号 特願平8-352625
審決分類 P 1 8・ 537- WZF (G01N)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 三木 隆  
特許庁審判長 秋月 美紀子
特許庁審判官 山村 祥子
高橋 泰史
発明の名称 検量体が、サンドイツチ免疫アツセイで用いられる抗体の一つに対する抗体及び被検体の配列からなる、該アツセイにおいて使用するための合成検量体の調製方法  
代理人 小田島 平吉  
代理人 特許業務法人小田島特許事務所  

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