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審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) G03B |
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管理番号 | 1192783 |
審判番号 | 不服2007-22133 |
総通号数 | 112 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2009-04-24 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2007-08-09 |
確定日 | 2009-02-09 |
事件の表示 | 特願2000- 3190「画像作成装置」拒絶査定不服審判事件〔平成13年 7月19日出願公開、特開2001-194734〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 |
理由 |
第1 手続の経緯 本願は、成12年(2000年)1月12日の出願(特願2000-3190号)であって、平成19年7月13日付で拒絶査定がなされ、これに対して、平成19年8月9日付で拒絶査定不服審判の請求がなされ、同日付で手続補正がなされ、平成20年8月26日付で当審において平成19年8月9日付の手続補正を却下し、同日付で拒絶理由の通知をし、これに対して平成20年10月31日付で手続補正がなされ、同日付で意見書が提出されたものである。 第2 本願発明 本願の請求項1に係る発明(以下、「本願発明」という。)は、平成20年10月31日付手続補正により補正された明細書の特許請求の範囲の請求項1に記載された事項に特定される次のとおりのものである。 「受像媒体に通じる光路を開閉する第1の機構と、光の強さを変化させる第2の機構と、フォーカスを調節する第3の機構と、上記第1の機構の動作に第2、第3の少なくとも一方の動作を関連付けて制御する制御装置を有し、上記第1の機構の開閉動作中に第2の機構及び第3の機構を並行して動作するごとくなしたことを特徴とする画像作成装置。」 第3 引用例 1 引用例1 当審で通知した拒絶の理由に引用され、本願の出願前に頒布された刊行物である特開平10-333221号公報(以下、「引用例1」という)には、次の事項が記載されている。(後述の「2 引用発明の認定」において直接引用した記載に下線を付した。) 「【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の一眼レフカメラでは、露光中は絞り値が変化せずに一定値に保持されているので、上記アポダイズ効果を得ることはできない。 【0009】また、上記従来の特開平1-316726号公報記載のカメラシステム及び上記従来の三角波形の露出曲線で動作するカメラでは、レンズシャッタが時間経過に従って一定速度で開口するので、十分なアポダイズ効果、あるいは撮影者の意図に応じた所望のアポダイズ効果を得ることができない。 【0010】本発明は、上記問題を解決するもので、露光中に透過光量を時間的に変化させることで、アポダイゼーションフィルタを用いることなく十分なアポダイズ効果を得ることが可能なカメラの露出制御装置を提供することを目的とする。」 「【0011】 【課題を解決するための手段】本発明は、レンズ光学系を透過してフィルムに到達する光量を制限する開口絞りと、遮光状態から露光時間だけ開くことによりフィルムを露光させるシャッタとを備えたカメラにおいて、上記シャッタが開いている間に上記開口絞りの開口面積を変化させる絞り制御手段と、上記シャッタが開いている間においてフラッシュを発光させる発光タイミングを設定するタイミング設定手段と、設定された発光タイミングでフラッシュを発光させる発光制御手段とを備えたものである(請求項1)。 【0012】この構成によれば、シャッタが開いている間においてフラッシュを発光させる発光タイミングが設定され、シャッタが開いている間に開口絞りの開口面積が変化するとともに、設定された発光タイミングでフラッシュが発光することにより、レンズ光学系の中心部を通過する光量と周辺部を通過する光量とが異なるものとなり、被写体が暗い場合でも、アポダイズ効果が得られる。」 「【0020】レンズ部Lは、円筒形状の鏡筒2の内周に隣接して配設された円筒形状のフォーカスカム環(図略)と、このフォーカスカム環の内周に隣接して配設された円筒形状の固定筒(図略)と、フォーカスカム環及び固定筒に支持された第1群移動枠3(図1)及び第2群移動枠4(図1)と、第1群移動枠3(図1)に支持されたレンズ5,6、開口絞り(以下単に「絞り」という。)7及びこの絞り7を支持するための支持フレーム8と、第2群移動枠4(図1)に支持されたレンズ9とを備えるとともに、フォーカシングモータ10と、パルスモータからなる絞り駆動モータ11と、レンズ部Lの上記各部の制御を行うレンズマイコン12とを備えている。このレンズマイコン12は、レンズ部Lが備えるレンズ光学系の開放Fナンバーなどの予め設定されたデータ等が格納されたROM81を内蔵している。」 「【0025】また、フォーカシング時にフォーカシングモータ10が回転すると、フォーカスカム環が回転し、固定筒上の直進溝及びフォーカスカム環のカム溝に係合する案内ピンによって、第1群移動枠3(図1)及び第2群移動枠4(図1)がそれぞれ移動し、これによってレンズ5,6及び絞り7は一体的に、レンズ9は独立に繰り出されて合焦位置まで移動する」 「【0036】図1は本実施形態の制御構成を示すブロック図である。操作部32は、露出モード設定手段61及びフラッシュ設定手段62を備えている。露出モード設定手段61は、アポダイズモード及び通常モードのいずれか一方を選択して露出モードの設定を行うものである。アポダイズモードは、アポダイゼーションフィルタを用いたときに近似した撮影効果、すなわちアポダイズ効果を得るためのモードである。 【0037】 アポダイゼーションフィルタは、所定濃度に着色することにより透過率を低下させたNDガラスからなる凹レンズと、透明ガラスからなる凸レンズとを張り合わせて形成したもので、光軸中心から光軸と垂直な方向に離れるに従って透過率が低下するような特性を有するフィルタである。 【0038】このアポダイゼーションフィルタを用いると、ボケ像の周辺部の光量が低下するため、以下の(1)?(9)のような撮影効果を得ることができる。 (1)静止被写体に対し、ボケの周縁の濃度が徐々に薄くなり、全体的にボケが柔らかく雰囲気のよい写真が得られる。 (2)デフォーカス像が改善される。 (3)偽解像を起こさない。 (4)二線ボケの無い美しいボケ具合の写真が得られる。 (5)デフォーカスされた像が元の物体の形状に忠実である。 (6)開放Fナンバーが等しい場合、焦点深度が深くなる。 (7)色の異なる被写体のボケ像において、色の濁りが生じにくくなる。 (8)収差による像への悪影響が減少し、焦点像が改善される。 (9)動体に対し、露光開始時には薄く露光終了に近づくにつれて濃くなる流れ像が得られ、動きの方向や程度が表現できる。」 2 引用発明の認定 上記記載から、引用例1には、 カメラの露出制御装置に関し、 「レンズ光学系を透過してフィルムに到達する光量を制限する開口絞りと、遮光状態から露光時間だけ開くことによりフィルムを露光させるシャッタとを備えたカメラにおいて、上記シャッタが開いている間に上記開口絞りの開口面積を変化させる絞り制御手段とを備え、 フォーカシング時にフォーカシングモータ10が回転すると、レンズ5,6及び絞り7は一体的に、レンズ9は独立に繰り出されて合焦位置まで移動するカメラ。」の発明(以下、「引用発明」という。)が記載されているといえる。 3 引用例2 また、当審で通知した拒絶の理由に引用され、本願の出願前に頒布された刊行物である特開平9-297349号公報(以下、「引用例2」という)には、次の事項が記載されている。(後述の「第5 当審の判断」の引用発明2の認定において直接引用した記載に下線を付した。) 「【0004】 【発明が解決しようとする課題】露光中に撮影対象が移動すると、フィルム上の像は合焦からずれることになる。露光時間が短いときは、撮影対象の移動量は被写界深度内に納まり、露光前に定めた撮影レンズの焦点位置で合焦像を撮影することができる。ところが、露光時間が長いときには、撮影対象の移動量が被写界深度を超えてしまい、従来のカメラのように銀塩フィルム露光中に焦点位置の調節を行わない構成では、合焦像を撮影することができなくなる。 【0005】これは、シャッター後幕の走行の直前にフラッシュ発光を行う後幕シンクロ撮影においても問題となる。焦点位置設定後フラッシュ発光時までに撮影対象が移動すると、核となる明るい像が合焦でなくなってしまう。露光中に撮影対象までの距離に関する情報を得られないことは、撮影対象までの距離に応じて発光量を決定するフラッシュマティック撮影にも、適切な発光量を知ることができなくなるという不都合をもたらす。露光前に決定した発光量では、撮影対象が明るすぎたり暗すぎたりすることになる。 【0006】近年、撮影レンズを透過して入射した撮影対象からの光を2分割し、分割光の一方を銀塩フィルムに導き他方を光電変換素子(CCD)に導いて、写真撮影とビデオ撮影を行うカメラが提案されている。このようなカメラにおいても、露光中に撮影対象までの距離や合焦状態についての情報が得られないことにより、長時間露光やフラッシュ撮影に関して上記の問題が存在する。 【0007】本発明は、撮影対象までの距離に依存する像の合焦状態を露光中も検出し、長時間露光においても撮影対象の合焦像を撮影し得るカメラを提供することを目的とする。」 「【0062】#15の判定で、検出したデフォーカス量が所定値以下のときは合焦であると判定して、シャッターレリーズ釦の第2ストロークで発せられる信号S2ONの有無を判定する(#40)。信号S2ONがないときは#5に戻り、信号S2ONがあったときは、銀塩フィルムでの撮影を行う。すなわち、サブミラーC05を退避させ(#45)、シャッターC07を開放してフィルムC08の露光を開始する(#50)。 【0063】露光中、第1の撮影部の像の合焦状態の変化に対応するために、A/DコンバータC22の出力信号に基づいて、第2の撮影部の像の合焦状態を検出し(#55)、検出したデフォーカス量を所定値と比較して合焦であるか否かを判定する(#60)。 【0064】デフォーカス量が所定値以下のときは、合焦であると判定して#85に進む。デフォーカス量が所定値を超えているときは非合焦であると判定し、第1の撮影部の像を合焦にするために必要な撮影レンズLの駆動量を算出する(#65)。この駆動量は、検出したデフォーカス量とその時の撮影レンズLの焦点距離および焦点位置から算出することができる。撮影レンズLのフォーカスモーターL09を算出した量だけ駆動して撮影レンズLの焦点位置を変更する(#70)。 【0065】次いで、露光を終了するべきか否かを判定する(#85)。AモードまたはPモードで露光時間を決定したときおよびSモードまたはMモードで露光時間が指定されたときは、#50でシャッターを開放してからの経過時間により露光終了を判定し、Mモードでバルブ撮影を行っているときは操作部COPからの終了指示信号により露光終了を判定する。露光を終了しないときは#55に戻って処理を反復し、終了するときはシャッターC07を閉じて(#90)、サブミラーC05を復帰させる(#95)。最後にフィルムC08を1コマ分給送して(#100)次の撮影に備え、処理を終了する。」 第4 対比 1 対比 本願発明と引用発明とを対比する。 引用発明の「遮光状態から露光時間だけ開くことによりフィルムを露光させるシャッタ」が、本願発明の「受像媒体に通じる光路を開閉する第1の機構」に相当する。 引用発明の「レンズ光学系を透過してフィルムに到達する光量を制限する開口絞り」が、本願発明の「光の強さを変化させる第2の機構」に相当する。 引用発明の「フォーカシング時にフォーカシングモータ10が回転すると、レンズ5,6及び絞り7は一体的に、レンズ9は独立に繰り出されて合焦位置まで移動する」ための手段は、フォーカスを調整するためのものであるといえるから、本願発明の「フォーカスを調節する第3の機構」に相当する。 引用発明の「上記シャッタが開いている間に上記開口絞りの開口面積を変化させる絞り制御手段」は、選択的記載を考慮して、本願発明の「上記第1の機構の動作に第2、第3の少なくとも一方の動作を関連付けて制御する制御装置」に相当するといえる。 引用発明の「上記シャッタが開いている間に上記開口絞りの開口面積を変化させる絞り制御手段を備える」ことと本願発明の「上記第1の機構の開閉動作中に第2の機構及び第3の機構を並行して動作するごとくなした」こととを対比する。 本願発明の「上記第1の機構の開閉動作中に第2の機構及び第3の機構を並行して動作するごとくなした」に関連する明細書の発明の詳細な説明の記載は、【0012】段落の「尚、第1および第2の手段において、目的に応じては第1の機構1が、光路Lを開いている間に第2、第3の機構を同時に作動させても良いことは言うまでもない。」の記載のみであることにかんがみれば、本願発明の上記発明特定事項は「上記第1の機構が光路を開いている間(開動作中)に第2の機構及び第3の機構を同時に動作するごとくなした」ことを意味しているものと認められるから、引用発明の「上記シャッタが開いている間に上記開口絞りの開口面積を変化させる絞り制御手段を備える」ことと、本願発明の「上記第1の機構の開閉動作中に第2の機構及び第3の機構を並行して動作するごとくなした」こととは、「上記第1の機構の開閉動作中に第2の機構を動作するごとくなした」点で一致しているといえる。 引用発明の「カメラ」は、本願発明の「画像作成装置」に相当する。 2 一致点 したがって、本願発明と引用発明は、 「受像媒体に通じる光路を開閉する第1の機構と、光の強さを変化させる第2の機構と、フォーカスを調節する第3の機構と、上記第1の機構の動作に第2、第3の少なくとも一方の動作を関連付けて制御する制御装置を有し、上記第1の機構の開閉動作中に第2の機構を動作するごとくなした画像作成装置。」の発明である点で一致し、次の点で相違している。 3 相違点 第1の機構の開閉動作中に第2の機構を動作する機構において、本願発明が、さらに、「1の機構の開閉動作中に第2の機構及び第3の機構を並行して動作するごとくなした」ものであるのに対して、引用発明においてはその点の限定がない点。 第5 当審の判断 上記の相違点について検討する。 引用例2の【0062】ないし【0065】段落の記載から、 引用例2には、カメラの撮像方法に関して 「シャッターC07を開放してフィルムC08の露光を開始し、露光中、検出したデフォーカス量を所定値と比較して合焦であるか否かを判定し、デフォーカス量が所定値を超えているときは非合焦であると判定し、撮影レンズLのフォーカスモーターL09を算出した量だけ駆動して撮影レンズLの焦点位置を変更し、次いで、露光を終了するべきか否かを判定し、終了するときはシャッターC07を閉じるカメラの撮像方法」の発明(以下、「引用発明2」という。)が記載されている。 引用発明2における「シャッター」が本願発明の「受像媒体に通じる光路を開閉する第1の機構」に相当し、引用発明2の「撮影レンズLのフォーカスモーターL09を算出した量だけ駆動して撮影レンズLの焦点位置を変更」する機構が、本願発明の「フォーカスを調節する第3の機構」に相当し、引用発明2において「シャッターC07を開放してフィルムC08の露光を開始し、露光中、・・・撮影レンズLの焦点位置を変更し、次いで、露光を終了するべきか否かを判定し、終了するときはシャッターC07を閉じる」ことが、本願発明の「上記第1の機構の開閉動作中に第3の機構を動作する」ことに相当する。 したがって、引用例2には、本願発明における 「受像媒体に通じる光路を開閉する第1の機構と、フォーカスを調節する第3の機構と、上記第1の機構の開閉動作中に第3の機構を動作する」 ことが記載されているといえる。 そして、引用発明と、引用例2に記載された発明は、カメラの撮像技術における長時間露光に関する技術分野で共通しており、また、引用例1の【0008】ないし【0010】段落及び引用例2の【0004】ないし【0007】段落の記載から、両者は、長時間露光中に生じる問題点を解決して撮影者の意図に応じた撮影を行うという技術課題においても共通しているといえるから、引用発明に、引用例2に記載された発明を採用して、上記相違点に係る本願発明の発明特定事項を得ることは、当業者が容易に想到し得たことである。 そして、本願発明によってもたらされる効果は、引用発明、上記引用例2に記載された発明から当業者が予測し得る程度のものである。 この点について、審判請求人は、平成20年10月31日付の意見書において、 「これに対して本発明は光路を開閉する機構が作動中にこれと関連して作動する光の強さを変化させる機構とフォーカスを変化させる機構との三者の組合せを可能とした制御装置を有するものであり、長時間露光に関する技術分野においてこれをひとつの画像作成装置に纏め上げたものは存在しない。 このことによって被写体の平面的な移動と距離変化の双方の動きに対応することが出来るものであり引用例1及び引用例2のいずれもなしえない効果である。 もし、平面的な移動と距離変化の双方の動きが同時に生じた場合には光路を開閉する機構が作動中にこれと関連して作動する光の強さを変化させる機構とフォーカスを変化させる機構との三者を同時に関連付けて制御すればよいことは本願【0012】の最後に記載されている。 本願の狙いはまさにこの点にあるものであり、ここまでの説明は内容を明確にする為に二つの機能を分離して説明したものである。 様々な条件で使用する画像作成装置としての用途を考慮した場合、被写体の動きを平面的又はこれに直角な遠近方向に限定することは出来ない。 この両者が同時にできることが画像作成機能としては必須であり、これまでの引例ではその目的も異なるのでこの点まで達成された技術となり得ていない。 」 と主張している。 しかしながら、被写体の平面的な動きに関連する本願発明の効果は引用発明が元来より有していた作用効果であり、被写体の遠近方向の動きに関連する本願発明の効果は引用例2に記載された発明が元来より有していた効果であり、この両者が同時にできることに関連する効果は、単に引用発明及び引用例2に記載された発明のそれぞれが元来有していた作用効果の総和の効果に過ぎないから、当業者が予測し得る効果であって、発明の進歩性を担保する格別顕著な効果であるということはできない。 したがって、本願発明は、引用発明、上記引用例2に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明することができたものである。 第6 むすび 以上より、本願発明は、引用例1及び引用例2に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審理終結日 | 2008-11-21 |
結審通知日 | 2008-12-02 |
審決日 | 2008-12-17 |
出願番号 | 特願2000-3190(P2000-3190) |
審決分類 |
P
1
8・
121-
WZ
(G03B)
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最終処分 | 不成立 |
前審関与審査官 | 吉川 陽吾 |
特許庁審判長 |
末政 清滋 |
特許庁審判官 |
森林 克郎 越河 勉 |
発明の名称 | 画像作成装置 |