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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 E21B
管理番号 1237338
審判番号 不服2010-10605  
総通号数 139 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2011-07-29 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2010-04-26 
確定日 2011-05-16 
事件の表示 特願2007-291295「削孔装置」拒絶査定不服審判事件〔平成21年5月7日出願公開,特開2009-97313〕について,次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は,成り立たない。 
理由 第1.手続の経緯
本願は,平成19年10月13日の出願であって,平成22年3月11日付けで拒絶査定がなされ,これに対し,同年4月26日付けで審判請求がなされるとともに,同時に手続補正がなされたものである。
その後,当審において,同年10月1日付けで審査官の前置報告書に基づく審尋がなされ,同年12月3日付けで回答書が提出された。

第2.平成22年4月26日付け手続補正についての補正の却下の決定

[補正の却下の決定の結論]
平成22年4月26日付け手続補正を却下する。

[理 由]
1.手続補正の内容
平成22年4月26日付け手続補正(以下,「本件補正」という。)は,
願書に最初に添付された特許請求の範囲の請求項1を,
(補正前)
「【請求項1】
クレーン装置(50)に起伏動可能に取付けられた伸縮ブーム(52)の先端部に,該伸縮ブーム(52)の起伏面に直交する方向に向けて設けられた支持ピン(55)によって揺動可能に吊下支持されるとともに,吊下状態において略鉛直方向へ延びるガイド部(14)が設けられたオーガガイド(1)と,
上記伸縮ブーム(52)の先端部から巻上・巻下可能に吊下された吊フック(57)に掛止されるアースオーガ(2)であって,その側面に備えた係合材(22)が上記オーガガイド(1)の上記ガイド部(14)に嵌合することで該オーガガイド(1)に対して相対回動が規制されるとともに上記ガイド部(14)に沿って相対移動可能とされたアースオーガ(2)と,
上記アースオーガ(2)の下端側に取付けられ該アースオーガ(2)からの回転力を受けて削孔を行う削孔機構(3)と,
を備えて構成されたことを特徴とする削孔装置。」から,
(補正後)
「【請求項1】
クレーン装置(50)に起伏動可能に取付けられた伸縮ブーム(52)の先端部に,該伸縮ブーム(52)の起伏面に直交する方向に向けて設けられた支持ピン(55)によって揺動可能に吊下支持されるとともに,吊下状態において略鉛直方向へ延びるガイド部(14)が設けられたオーガガイド(1)と,
上記伸縮ブーム(52)の先端部から巻上・巻下可能に吊下された吊フック(57)に掛止されるアースオーガ(2)であって,その側面に備えた係合材(22)が上記オーガガイド(1)の上記ガイド部(14)に嵌合することで該オーガガイド(1)に対して相対回動が規制されるとともに上記ガイド部(14)に沿って相対移動可能とされたアースオーガ(2)と,
上記アースオーガ(2)の下端側に取付けられ該アースオーガ(2)からの回転力を受けて削孔を行うダウンザホールハンマー(31)と,
を備えて構成されたことを特徴とする削孔装置。」(下線は,審判請求人が付した補正箇所である。)とする補正事項を含むものである。

上記補正事項は,補正前の「削孔機構」を,その下位概念に当たる「ダウンザホールハンマー」に限定するものであるから,特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。

2.独立特許要件の検討(特許法第29条第2項について)
そこで,補正後の上記請求項1に係る発明(以下,「補正発明」という。)が,特許出願の際に独立して特許を受けることができるものであるか,すなわち,本件補正が,平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法(以下,「改正前特許法」という。)第17条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定に適合するか,について以下に検討する。

(1)引用刊行物とその記載事項
刊行物1:特開2001-3668号公報
刊行物2:特開昭57-112590号公報

ア.原査定の拒絶の理由に引用され,本願出願前に日本国内において頒布された上記刊行物1には,次の事項が記載されている。
(1a)「【特許請求の範囲】
・・・
【請求項2】 クレーン車等の自走車に起伏シリンダによって起伏する主ブームとこれに伸縮可能に設けた伸縮ブームとからなる起伏ブームを取り付け,該起伏ブームに回転駆動装置(オーガーマシン)によって回転駆動されるオーガースクリューを取り付けてなる掘削装置において,起伏ブームの伸縮ブーム先端部に,起伏ブームの起伏作動に係わらず常に地面に対し垂直性を維持するよう揺動変位するが垂直軸心回りには回転不能である筒枠状短尺リーダーを枢支連結し,該短尺リーダーに該リーダーの短尺区間のみ昇降可能に回転駆動装置を取り付け,該回転駆駆動装置にオーガースクリューを取り付けてなる掘削装置。
・・・」
(1b)「【0011】
【発明の実施の形態】図1は,本発明に係る掘削装置の全体図を示すもので,ラフタークレーン,ホイールクレーン,トラッククレーンあるいはクローラークレーン等の自走車1の360°旋回可能な車両本体1aに,主ブーム3aとこれに嵌合されて図示しない油圧シリンダによって伸縮駆動される伸縮ブーム3bとからなる起伏ブーム3が取り付けられ,該起伏ブーム3は油圧シリンダである起伏シリンダ2によって起伏駆動するようになっている。自走車1の車両本体1aに装備されたウインチ9に一端部が巻き掛けられた懸吊ロープ10が起伏ブーム3に沿って取り付けられ,該懸吊ロープ10の他端部は伸縮ブーム3bの先端部に取り付けられたガイドシーブ11を経由して下方に延びている。
【0012】また起伏ブーム3における伸縮ブーム3bの先端部には筒枠状短尺リーダー6が後述の態様で取り付けられると共に,該短尺リーダー6の内部に回転駆動装置(オーガーマシン)4が前述の懸吊ロープ10に後述の昇降ロープ21を介して吊持されている。そして該回転駆動装置4にはオーガースクリュー5が取り付けられている。
【0013】図2?図4に示すように,筒枠状短尺リーダー6の上部側には,一対の取付ブラケット12が突設され,この両取付ブラケット12の対向間に伸縮ブーム3bの先端部に設けた支持ブラケット13が位置して,両ブラケット12,13を横方向に貫通して,図4にも示すようにナット14aおよび止めピン14bで止着した枢支ピン14によって,筒枠状短尺リーダー6は,起伏ブーム3の起伏方向にのみ揺動変位可能に吊持されている。これによって筒枠状短尺リーダー6は起伏ブーム3の起伏動作に係わらず常に該筒枠状短尺リーダー6の自重によって地面に対して垂直状態を維持するようになっており,しかも,上記両ブラケット12,13および両者を枢支連結する枢支ピン14に規制されて筒枠状短尺リーダー6がその垂直状態に維持される垂直軸心回りには回転不能に取り付けられている。・・・
【0014】筒枠状短尺リーダー6は,その上部側の前述の取付ブラケット12と筒枠体15とからなり,筒枠体15は角筒枠状あるいは円筒枠状等のように立体枠に形成され,該短尺リーダー6は,図3に示すように,その一例として2?3mの短尺な長さLAになっている。また図2に示すように,本発明の実施形態では更に軽量化を図るために該短尺リーダー6の筒枠体15は籠状に形成されている。即ち,縦桟16aと横桟16bと補強桟16cとを適当に一体に組み合わせて大半が貫窓16dを有するように形成された籠状筒枠体15からなり,この筒枠体15の内部にオーガーマシン,即ち回転駆動装置4が取り付けられている。
【0015】筒枠状短尺リーダー6の筒枠体15には,図3,特に図5に示すように適宜補強板17を介して2条のガイドレール7が取り付けられ,この長さLは,図3にその一例が示されるように1.5?2.5mに形成されている。回転駆動装置4にはガイドレール7を挟持するガイド挟持腕18が取り付けられ,該ガイド挟持腕18に保持されて回転駆動装置4は,図3に示すようにガイドレール7の短尺区間L昇降動することができるようになっている。
【0016】また,回転駆動装置4の上部側には,図3に示すように昇降シーブ19が取り付けられ,これに対応して伸縮ブーム3b先端部の支持ブラケット13には懸吊シーブ20が取り付けられ,両シーブ19,20間に亘って昇降ロープ21が巻き付けられ,該昇降ロープ21の一端部は前記懸吊ロープ10に繋がれ,他端部は支持ブラケット13側または回転駆動装置4側に止着されている。
【0017】従って,図1に示すウインチ9を駆動させて,これに巻き掛けられている懸吊ロープ10を繰り出すことによって,回転駆動装置4は,その自重によって昇降ロープ21が延び,前記ガイドレール7の長さ,即ちその短尺区間L昇降動することができる。
【0018】回転駆動装置4は,モーターと減速機などの周知の所謂オーガーマシン4と呼ばれているもので,その下方部には該オーガーマシン4によって駆動するオーガースクリュー5が取り付けられ・・・」
(1c)「【0028】オーガースクリュー5は,岩盤など硬質土壌を掘削するための空気圧衝撃掘削具であるダウンザホールハンマーを含むものであり,所謂錐状の掘削具(オーガースクリュー)に替えてダウンザホールハンマーをオーガースクリュー5として使用してもよいことは勿論である。従って,本発明でいうオーガースクリュー5とは,掘削具の意味に広く解釈されるべきである。」
(1d)図1?4,6には,上記(1b)の「筒枠状短尺リーダー6は起伏ブーム3の起伏動作に係わらず常に該筒枠状短尺リーダー6の自重によって地面に対して垂直状態を維持するようになっており」との記載からみて,ガイドレール7が,「(筒枠状短尺リーダー6の)吊持状態において略鉛直方向へ延びる」ものであることが記載され,
図3,5,6には,ガイド挟持腕18が,回転駆動装置4の「側面に備え」られるものであることが記載されている。

そして,回転駆動装置4の下方部に取付けられて掘削を行うダウンザホールハンマーが,掘削を行う際に,「回転駆動装置4からの回転力を受け」ることが,掘削装置において広く行われている技術常識であることを考慮すると,
上記記載事項及び当業者の技術常識からみて,刊行物1には次の発明が記載されていると認められる。
「車両本体1aに起伏駆動するように取付けられた起伏ブーム3の先端部に,横方向に向けて設けられた枢支ピン14によって揺動変位可能に吊持されるとともに,吊持状態において略鉛直方向へ延びるガイドレール7が設けられた筒枠状短尺リーダー6と,
上記起伏ブーム3の先端部から懸吊ロープ10の繰り出しによって昇降動するように吊持された昇降シーブ19に取り付けられている回転駆動装置4であって,その側面に備えたガイド挟持腕18が上記筒枠状短尺リーダー6の上記ガイドレール7を挟持することで該ガイドレール7に対して垂直軸心回りに回転不能にされるとともに上記ガイドレール7に沿って昇降動する回転駆動装置4と,
上記回転駆動装置4の下方部に取付けられ該回転駆動装置4からの回転力を受けて掘削を行うダウンザホールハンマーと,
を備えて構成された掘削装置。」(以下,「刊行物1記載の発明」という。)

イ.同じく,上記刊行物2には,次の事項が記載されている。
(2a)「ウインチ2から繰り出され,リーダ3の頂部のシーブブロツクを経由させたワイヤロープ11には,・・・掘削機が吊るされている。・・・」(2頁左下欄3?5行)
(2b)「・・・ワイヤロープ11の端部には,一端側をリーダ3の上部・・・に連結されている。・・・」(同頁同欄15?18行)
(2c)第1図には,上記(2a),(2b)の記載事項からみて,「掘削機の上端が巻上・巻下可能に吊下された吊フックに掛止される」ことが,記載されている。

(2)対比
補正発明と刊行物1記載の発明とを対比すると,
刊行物1記載の発明の「車両本体」が補正発明の「クレーン装置」に相当し,以下同様に,「起伏駆動するように」が「起伏動可能に」に,「起伏ブーム」が「伸縮ブーム」に,「横方向」が「伸縮ブームの起伏面に直交する方向」に「枢支ピン」が「支持ピン」に,「揺動変位可能」が「揺動可能」に,「吊持」が「吊下支持」又は「吊下」に,「ガイドレール」が「ガイド部」に,「筒枠状短尺リーダー」が「オーガガイド」に,「回転駆動装置」が「アースオーガ」に,「ガイド挟持腕」が「係合材」に,「ガイドレールを挟持すること」が「ガイド部に嵌合すること」に,「垂直軸心回りに回転不能にされる」ことが「相対回動が規制される」ことに,「昇降動する」ことが「相対移動可能とされた」ことに,「(回転駆動装置の)下方部」が「(アースオーガの)下端側」に,「掘削」が「削孔」に,それぞれ相当する。
また,刊行物1記載の発明の「(回転駆動装置が)懸吊ロープの繰り出しによって昇降動するように吊持された昇降シーブに取り付けられている」ことと,補正発明の「(アースオーガが)巻上・巻下可能に吊下された吊フックに掛止される」こととは,「(アースオーガが)巻上・巻下可能に吊下された連結具に連結される」ことである点で共通する。

そうすると,両者は,
「クレーン装置に起伏動可能に取付けられた伸縮ブームの先端部に,該伸縮ブームの起伏面に直交する方向に向けて設けられた支持ピンによって揺動可能に吊下支持されるとともに,吊下状態において略鉛直方向へ延びるガイド部が設けられたオーガガイドと,
上記伸縮ブームの先端部から巻上・巻下可能に吊下された連結具に連結されるアースオーガであって,その側面に備えた係合材が上記オーガガイドの上記ガイド部に嵌合することで該オーガガイドに対して相対回動が規制されるとともに上記ガイド部に沿って相対移動可能とされたアースオーガと,
上記アースオーガの下端側に取付けられ該アースオーガからの回転力を受けて削孔を行うダウンザホールハンマーと,
を備えて構成された削孔装置。」である点で一致し,以下の点で相違している。

(相違点)
アースオーガの連結具への連結について,補正発明では,連結具が巻上・巻下可能に吊下された「吊フック」であって,この吊フックにアースオーガが「掛止される」のに対して,
刊行物1記載の発明では,連結具が巻上・巻下可能に吊下された昇降シーブであって,この昇降シーブにアースオーガが取り付けられている点。

(3)判断
上記相違点を検討するために,刊行物2をみると,該刊行物2によって,巻上・巻下可能に吊下された連結具が「吊フック」であって,この吊フックに掘削機の上端が「掛止される」こと(以下,刊行物2記載の発明」という。)は,本願出願時において既に公知である。
そして,各種作業装置において,その装置の運搬性,保守性,或いは汎用性を高めること等を考慮して,装置を構成する作業機等を取り外し可能に組み付けることは,一般的に行われている事項に過ぎないから,
刊行物2記載の発明に接した当業者であれば,刊行物1記載の発明の削孔装置において,巻上・巻下可能に吊下された連結具にあたる昇降シーブを刊行物2記載の発明の「吊フック」とし,掘削機の上端にあたるアースオーガが「掛止される」構成として,アースオーガの取り外しができるようにすることは,容易に想到し得ることである。
したがって,刊行物1,2記載の発明に基づいて,上記相違点に係る事項とすることは,当業者が容易に想到し得たことである。

そして,補正発明が奏する効果は,刊行物1,2記載の発明から予測できる範囲内のものであり,特に,「吊フックに掛止する構成によって,削孔作業と吊下作業等の作業替えをすることができる」との効果は,刊行物2記載の発明の吊フックに係る構成から予測可能なものであって,格別なものとはいえない。
また,審判請求人は,上記回答書で,補正発明についての意見として,「引用文献1では,短尺リーダーを「筒枠状」とする点を限定し,・・・ダウンザホールハンマーには加圧空気を送給することが必須であり,・・・短尺リーダーと空気供給ホースとの干渉によって不可能であります。」としたうえで,本願発明では,オーガガイドを一側にその全長に亘って開口した略「コ」形断面としており,・・・このような問題は生じません。・・・本願発明の思想とは,同一視することはできないものと思慮します。」(回答書3頁6?29行)と主張しているが,係る主張は特許請求の範囲の記載に基づくものではないので,採用できない。

したがって,補正発明は,刊行物1,2記載の発明に基づいて当業者が容易に発明することができたものであるから,特許法第29条第2項の規定により,特許出願の際に独立して特許を受けることができないものである。

3.本件補正についてのむすび
以上のとおり,本件補正は,改正前特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定に適合しないから,同法第159条第1項において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下されるべきものである。
よって,上記[補正の却下の決定の結論]のとおり,決定する。


第3.本願発明について
1.本願発明
本件補正は上記第2.のとおり却下されたので,本願の請求項1?3に係る発明は,願書に最初に添付された特許請求の範囲の請求項1?3に記載されたとおりのものと認められ,そのうち,請求項1に係る発明(以下,「本願発明」という。)は,上記第2.1.の(補正前)に記載されたとおりのものである。

2.引用刊行物とその記載事項
原査定の拒絶の理由に引用され,本願出願前に頒布された上記刊行物1,2には,上記第2.2.(1)のア.及びイ.で示したとおりのものが記載されている。

3.対比・判断
本願発明は,上記第2.で検討した補正発明を特定する事項のうち,「ダウンザホールハンマー」をその上位概念にあたる「削孔機構」とするものである。
そうすると,本願発明を特定する事項の下位概念に相当する補正発明が,上記第2.2.(2)及び(3)で検討したとおり,刊行物1,2記載の発明に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであるから,本願発明も,同様の理由により,刊行物1,2記載の発明に基いて当業者が容易に発明をすることができたものである。

4.むすび
以上のとおり,本願発明は,特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものであるから,本願の他の請求項に係る発明について検討するまでもなく,本願は拒絶されるべきである。
よって,結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2011-03-16 
結審通知日 2011-03-22 
審決日 2011-03-29 
出願番号 特願2007-291295(P2007-291295)
審決分類 P 1 8・ 121- Z (E21B)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 石川 信也  
特許庁審判長 山口 由木
特許庁審判官 伊波 猛
山本 忠博
発明の名称 削孔装置  

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