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審決分類 |
審判 一部無効 発明同一 A46D |
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管理番号 | 1249542 |
審判番号 | 無効2011-800066 |
総通号数 | 146 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2012-02-24 |
種別 | 無効の審決 |
審判請求日 | 2011-04-18 |
確定日 | 2012-01-04 |
事件の表示 | 上記当事者間の特許第3981290号発明「回転歯ブラシの製造方法及び製造装置」の特許無効審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 審判費用は、請求人の負担とする。 |
理由 |
第1 手続の経緯 平成14年 4月 1日 本件特許出願 平成19年 7月 6日 設定登録 平成23年 4月18日 本件無効審判請求 平成23年 7月15日 答弁書 平成23年10月25日 口頭審理陳述要領書(請求人) 平成23年11月 8日 口頭審理陳述要領書(被請求人) 平成23年11月 8日 口頭審理 第2 特許請求の範囲 本件特許における特許請求の範囲の請求項2ないし3の記載は次のとおりである(以下,請求項2ないし3に係る発明を「本件特許発明2」ないし「本件特許発明3」という。) 「【請求項2】 多数枚を重ねて回転ブラシを形成するブラシ単体の製造方法であって, 多数の素線を束状に集合させてなる素線群を台座に設けた挿通孔から外方に一定量突出させる第1の工程と, この素線群の突出端の中央にエアを吹き込んで素線群を放射方向に開く第2の工程と, 開かれた素線群を台座に固定した状態で素線群の中央部分を溶着する第3の工程と, 溶着された中央部分の中心部を切除する第4の工程とからなる回転ブラシのブラシ単体の製造方法。 【請求項3】 多数枚を重ねて回転ブラシを形成するためのブラシ単体の製造装置であって, 多数の素線を束状に集合させてなる素線群を通す挿通孔を設けた台座と, 素線群を掴んで台座の挿通孔から一定量突出させて保持するチャックと, 素線群の突出端の中央にエアを吹き込んで素線群を放射方向に開くノズルと, 開かれた素線群を台座に固定する押え体と, 素線群を台座に固定した状態で素線群の中央部分を溶着する溶着機と, 溶着機による溶着部分の中心部を切除する切除手段とを備えている回転ブラシのブラシ単体の製造装置。」 第3 請求人の主張 請求人は「特許第3981290号の請求項2及び3に記載された発明についての特許を無効とする,審判費用は被請求人の負担とする,との審決を求める。」ことを請求の趣旨とし,証拠方法として甲第1号証-甲第10号証,参考文献5(なお,参考文献1-4については欠番),及び参考図面1を提出し,次の無効理由を主張する。 本件特許発明2及び3は,その出願の日より前に特許出願されその出願の日より後に出願公開された特願2001-307672号(特開2003-111618号)の願書に最初に添付された明細書又は図面(以下,「先願明細書」という。)に記載された発明と同一であり,しかも,本件特許の発明者が上記特許出願の発明をした者と同一でなく,また本件特許の出願の時において,その出願人が上記特許出願の出願人と同一でもないので,特許法第29条の2の規定により特許を受けることができず,その特許は同法第123条第1項第2号に該当し,無効とすべきである。 <証拠方法> 甲第1号証:特許第3981290号公報(本件特許公報) 甲第2号証:特開2003-111618号公報 甲第3号証:特開昭57-25113号公報 甲第4号証:特開昭63-261686号公報 甲第5号証:特開平7-294747号公報 甲第6号証:理工学社発行「人形の伝統技法」,第3-46?3-51頁 甲第7号証:特許庁「審判便覧」51-04.1,第1?3頁 甲第8号証:岩波書店発行「広辞苑」第5版,第1499頁 甲第9号証:三省堂発行「新明解国語辞典」第4版,第700頁 甲第10号証:岩波書店発行「岩波国語辞典」第6版,第655頁 参考文献5:特開平7-294747号公報(上記甲第5号証と同じ公開公報。) 参考図面1 第4 被請求人の主張 被請求人は「本件審判請求は成り立たない。審判費用は請求人の負担とする,との審決を求める。」と主張する。 <証拠方法> 乙第1号証:特許庁「審査基準」第II部第3章,第1?8頁 第5 当審の判断 1.本件特許発明2について (1)甲第2号証の記載 ア.特願2001-307672号の公開公報である甲第2号証には,図面とともに以下の事項が記載されている。 a.「【0002】 【従来の技術】従来,図8のように,柄部材1の先端側の1対の延出片2に柄部材1の長手方向と直角な支軸3を介して回転ブラシ4を回転自在に支持した歯ブラシ5は,例えば特開2000-83736号などで知られている。」 b.「【0006】 【発明の実施の形態】図1?図6は,請求項1の回転ブラシを製造する際の各工程を示しており,まず,図1においては,水平姿勢に固定されたプレート10の円形孔11から例えばナイロン(登録商標)のような熱可塑性樹脂製の多数の素線(直径:例えば0.15mm)から成る素線群12がチャック13に掴まれて上方へ所定量突出保持されている。チャック13内のリングゴム14外周のチャンバー15内には加圧エアーが供給されており,これによりリングゴム14が縮径して素線群12を固縛し,図示の位置に保持している。16は素線群12の先端面(上端面)である。」 c.「【0007】図2においては,図1の素線群先端面16の中央に円錐ピン18が押し込まれ,これにより素線が四方へ均一に押し広げられ開花している。」 d.「【0009】図6において,円形孔11には下方からホーン23が嵌入し,クランプ19内にはばね17により下方へ付勢された基準ピン24が下降し,その下端中央の小径円柱部25の下端面がホーン23の平坦な上端面に向かい付勢されている。この状態でホーン23から素線群中央部に急速に熱が加えられ,これにより素線中央部の略円形孔11対向部は溶融し,溶融状態の環状ハブ26aができた直後に熱の供給を絶つ。その時には,溶融状態の環状ハブ26aの外周面からやや軟化した素線22の群が放射状に突出した構造となる。即ち,素線22の根元端面(例えば円形)はその端面の部分で環状ハブ22aに接合している。」 e.「【0010】次に,図6の状態から,油圧シリンダロッドのような加圧体29により基準ピン24をその小径円柱部25がホーン23の上端面に当接するまで押し下げ,溶融環状ハブ26aの素材の一部を半径方向外方へ押し出し(押出し量L1:例えば0.5?1mm),図7(A)のように,上下から型(クランプ19及びプレート10)で固縛された素線群12の各素線22の根元部を埋める。その時,溶融ハブ素材は素線根元部に巻き付き,接着し,その状態で例えば3?5秒保持することによりその周囲は固化して環状ハブ26ができ,かつその外周面から放射状に突出している各素線22の根元部は環状ハブ26の素材により補強されて,回転ブラシの素材となるシート27が得られる。このシート27は,ホーン23の下降,クランプ19,基準ピン24の上昇直後に横のノズル28から供給されるエアーにより右に吹き飛ばされて図示されていない収納容器内に溜まる。このようにして得られた複数枚のシート27は,既述の従来公報に示されているような細棒に相当するステンレス管に通され,両端からプレス治具により加圧された状態でステンレス管に通電し発熱させてハブ26を融着させ,又は接着剤により一体化して筒状ボスを有する回転ブラシを得る。上記ホーン23の発熱手段としては,例えば28KHzの超音波,電熱によるインパクト加熱等のように,瞬時に例えば300℃に達する方法を採用可能である。」 イ.上記b.の記載事項における素線群12,及び上記e.の記載事項における回転ブラシ4については,図2及び図8から,以下のことが分かる。 f.素線群12は多数の素線を束状に集合させてなること,及び回転ブラシ4は多数枚のシート27を重ねて形成されていること。 ウ.甲第2号証の上記a.からf.及び図1から8の記載によれば,先願明細書には,次の発明(以下,「先願発明1」という。)が記載されていると認められる。 「多数枚を重ねて回転ブラシ4を形成するシート27の製造方法であって, 多数の素線を束状に集合させてなる素線群12をプレート10に設けた円形孔11から外方に所定量突出させる第1の工程と, この素線群の先端面16の中央に円錐ピン18を押し込んで,素線を四方へ押し広げる第2の工程と, 広げられた素線群12をプレート10に固定した状態で素線中央部の円形孔11対向部を溶融する第3の工程と, 溶融された素線中央部の円形孔11対向部である溶融状態の環状ハブ26aの素材の一部を半径方向外方へ押し出し,固化して環状ハブ26とする第4の工程 とからなる回転ブラシのシート27の製造方法。」 (2)本件特許発明2と先願発明1との対比 先願発明1の「シート27」「プレート10」「円形孔11」「所定量」「素線群の先端面16」「素線を四方へ押し広げる」「広げられた素線群12」はそれぞれ,本件特許発明2の「ブラシ単体」「台座」「挿通孔」「一定量」「素線群の突出端」「素線群を放射方向に開く」「開かれた素線群」に相当する。 先願発明1の「素線中央部の円形孔11対向部」は,本件特許発明2の「素線群の中央部分」に相当し,先願発明1の「素線中央部の円形孔11対向部を溶融」は,溶融されることにより素線同士は溶着されるといえるから,本件特許発明2の「素線群の中央部分を溶着」という要件を満たす。 先願発明1の「溶融状態の環状ハブ26a」は,本件特許発明2の「溶着された中央部分」に相当する。 よって,本件特許発明2と先願発明1とを対比すると,一致点,相違点は以下のとおりである。 ア.一致点 「多数枚を重ねて回転ブラシを形成するブラシ単体の製造方法であって, 多数の素線を束状に集合させてなる素線群を台座に設けた挿通孔から外方に一定量突出させる第1の工程と, 素線群を放射方向に開く第2の工程と, 開かれた素線群を台座に固定した状態で素線群の中央部分を溶着する第3の工程と, からなる回転ブラシのブラシ単体の製造方法。」 イ.相違点 相違点1 本件特許発明2は「素線群の突出端の中央にエアを吹き込んで素線群を放射方向に開く」のに対して,先願発明1は「素線群の突出端の中央に円錐ピン18を押し込んで,素線群を放射方向に開く」点。 相違点2 本件特許発明2は「溶着された中央部分の中心部を切除する」のに対して,先願発明1は「溶着された中央部分の素材の一部を半径方向外方へ押し出し,固化して環状ハブ26とする」点。 (3)判断 ア.本件特許発明2と先願発明1とにおいて,上で述べたように相違点が存在しており,そうである以上,本件特許発明2は先願発明1と同一とはいえない。 イ.この点,請求人は,相違点1に係る本件特許発明2の構成は,甲第3号証ないし甲第6号証から認定できる技術常識にすぎず,本件特許発明2を先願発明1から技術的に差別化する事項にはなりえないから,本件特許発明2は先願発明1と実質的に同一である旨,主張する。 しかしながら「技術常識」であることがすなわち「技術的に差別化する事項にはなりえない」とはいえないし,請求人の述べるような,「技術常識にすぎず,技術的に差別化する事項にはなりえない」との指摘のみをもって,本件特許発明2は先願発明1と実質的に同一であるとの根拠にはならない。 そこで,甲第3号証ないし甲第6号証から認定できる技術常識について検討し,素線群の突出端の中央にエアを吹き込んで素線群を放射方向に開くことが先願明細書に実質的に記載されているか否かを検討する。 甲第3号証(「次に,圧縮空気源の適当な制御弁を制御して,・・・外方へ放射状に吹き分けられる。」第3頁第9欄第19行-第10欄第6行,第5図)には,空気噴射によってケーブルのシールド線が内部誘電体に対して外方へ放射状に吹き分けられることが記載されている。 甲第4号証(「次いで,搬送手段60によりこのケーブルホールド手段50を・・・横巻きシールド線7を上下に振分ける。」第5頁右下欄第5行-第14行,第5図)には,エアーをシールドケーブルに吹付け,シールド線を上下に振分けることが記載されている。 甲第5号証(「光コードのケブラを気体流で放射状に位置決めした」段落0010,「ケブラ整形部はケブラ整形部品23と・・・ケブラは図6に示すような放射状に整形される。」0042-0043,図6)には,光コードを,気体が流出する開口部に挿入・退出を繰り返して,光コードのケブラを放射状に成形することが記載されている。 甲第6号証(「髪を束ね,中心に向かって強く息を吹きつけます」第3-48頁の右下,「毛を持った右手をそのままいくぶんゆるめてゆきます・・・毛は必然的に四方にひろがります」第3-51頁)には,人形の髪を束ね,中心に向けて息を吹き付けて髪を四方に広げることが記載されている。 これら甲第3号証ないし甲第6号証のうち,少なくとも甲第3,5,及び6号証からみて,「素線群の突出端の中央にエアを吹き込んで素線群を放射方向に開く」ことが技術常識であったとしても,先願明細書には,円錐ピン18を他の構成で転換できることが明示ないし示唆されておらず,回転ブラシのシートの製造方法である先願発明1の「素線群の突出端の中央に円錐ピン18を押し込んで,素線群を放射方向に開く」構成に代えて,「素線群の突出端の中央にエアを吹き込んで素線群を放射方向に開く」構成としたものが,先願明細書に実質的に記載されているとはいえない。 よって,請求人の主張は採用できない。 ウ.相違点2に係る本件特許発明2の構成は,他の証拠方法からみても先願明細書に実質的に記載されているとはいえず,本件特許発明2と先願発明1とが同一であるとはいえない。 ここで請求人は,本件審判事件とは別の訴訟における被請求人の主張を根拠に,本件特許発明2は先願発明1と同一であると主張するが,かかる根拠は先願明細書の記載に基づくものではないから,請求人の主張は採用できない。 エ.他に,本件特許発明2が先願明細書に記載された発明と同一であるとする根拠は見当たらない。 (4)小括 以上のとおり,本件特許発明2は,先願明細書に記載された発明と同一であるとはいえないから,請求人の主張する無効理由に理由はない。 2.本件特許発明3について (1)甲第2号証の記載 甲第2号証の記載事項は,上記1.(1)ア.及びイ.で記載した通りのものであり,上記a.からf.及び図1から8の記載によれば,先願明細書には,次の発明(以下,「先願発明2」という。)が記載されていると認められる。 「多数枚を重ねて回転ブラシ4を形成するためのシート27の製造装置であって, 多数の素線を束状に集合させてなる素線群12を通す円形孔11を設けたプレート10と, 素線群を掴んでプレート10の挿通孔から所定量突出させて保持するチャック13と, 素線群の先端面16の中央に押し込んで,素線を四方へ押し広げる円錐ピン18と, 開かれた素線群をプレート10に固定するクランプ19と, 素線群をプレート10に固定した状態で素線中央部の円形孔11対向部を溶融するホーン23と, ホーン23による溶融部分の一部を半径方向外方へ押し出し,固化して環状ハブ26とする,小径円柱部25を具備する基準ピン24とを備えている回転ブラシのシート27の製造装置。」 (2)本件特許発明3と先願発明2発明との対比 上述の1(2)に記載した用語の相当関係に加えて,先願発明2の「クランプ19」「ホーン23」はそれぞれ,本件特許発明3の「押え体」「溶着機」に相当する。 よって,本件特許発明3と先願発明2とを対比すると,一致点,相違点は以下のとおりである。 ア.一致点 「多数枚を重ねて回転ブラシを形成するためのブラシ単体の製造装置であって, 多数の素線を束状に集合させてなる素線群を通す挿通孔を設けた台座と, 素線群を掴んで台座の挿通孔から所定量突出させて保持するチャックと, 開かれた素線群を台座に固定する押え体と, 素線群を台座に固定した状態で素線群の中央部分を溶着する溶着機と, を備えている回転ブラシのブラシ単体の製造装置。」 イ.相違点 相違点1 本件特許発明3は「素線群の先端面16の中央にエアを吹き込んで素線群を放射方向に開くノズル」を備えるのに対して,先願発明2は「素線群の先端面16の中央に押し込んで,素線群を放射方向に開く円錐ピン18」を備える点。 相違点2 本件特許発明3は「溶着機による溶着部分の中心部を切除する切除手段」を有するのに対して,先願発明2は「溶着機による溶着部分の一部を半径方向外方へ押し出し,固化して環状ハブ26とする,小径円柱部25を具備する基準ピン24」を有する点。 (3)判断 ア.本件特許発明3と先願発明2とにおいて,上で述べたように相違点が存在しており,そうである以上,本件特許発明3は先願発明2と同一とはいえない。 イ.この点,請求人は,相違点1に係る本件特許発明3の構成は,甲第3号証ないし甲第6号証から認定できる技術常識にすぎず,本件特許発明3を先願発明2から技術的に差別化する事項にはなりえないから,本件特許発明3は先願発明2と実質的に同一である旨,主張する。 しかしながら,1(3)のイ.で述べたことと同様に,請求人の主張は採用できない。 ウ.相違点2に係る本件特許発明3の構成は,他の証拠方法からみても先願明細書に実質的に記載されているとはいえず,本件特許発明3と先願発明2とが同一であるとはいえない。 ここで請求人は,本件審判事件とは別の訴訟における被請求人の主張を根拠に,本件特許発明3は先願発明2と同一であると主張するが,かかる根拠は先願明細書の記載に基づくものではないから,請求人の主張は採用できない。 エ.他に,本件特許発明3が先願明細書に記載された発明と同一であるとする根拠は見当たらない。 (4)小括 以上のとおり,本件特許発明3は,先願明細書に記載された発明と同一であるとはいえないから,請求人の主張する無効理由に理由はない。 第6 結び 以上のとおりであるから,請求人の主張する理由及び提出した証拠方法によっては本件特許発明2ないし3に係る特許を無効にすることはできない。 審判に関する費用については,特許法第169条第2項において準用する民事訴訟法第61条の規定により,請求人が負担すべきものとする。 よって,結論のとおり審決する。 |
審決日 | 2011-11-21 |
出願番号 | 特願2002-99172(P2002-99172) |
審決分類 |
P
1
123・
161-
Y
(A46D)
|
最終処分 | 不成立 |
前審関与審査官 | 冨江 耕太郎 |
特許庁審判長 |
鈴木 由紀夫 |
特許庁審判官 |
佐野 健治 亀田 貴志 |
登録日 | 2007-07-06 |
登録番号 | 特許第3981290号(P3981290) |
発明の名称 | 回転歯ブラシの製造方法及び製造装置 |
代理人 | 柳舘 隆彦 |
代理人 | 福島 三雄 |
代理人 | 川角 栄二 |
代理人 | 塩田 哲也 |
代理人 | 向江 正幸 |
代理人 | 高崎 真行 |