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審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 G01N |
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管理番号 | 1261809 |
審判番号 | 不服2011-14412 |
総通号数 | 154 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2012-10-26 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2011-07-05 |
確定日 | 2012-09-04 |
事件の表示 | 特願2004-312081「酸素センサ」拒絶査定不服審判事件〔平成18年 5月18日出願公開、特開2006-125921、請求項の数(3)〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 |
理由 |
本願は、平成16年10月27日の出願であって、その請求項1?3に係る発明は、平成22年4月9日付け手続補正書により補正された特許請求の範囲の請求項1?3に記載された事項により特定されるとおりのものであると認める。 引用文献1(特開平9-229897号公報)の段落【0023】には、たまたま「上記弾性絶縁部材に対し,バランスよく,等間隔に上記リード線挿通穴を設けることができ」ることが記載されているものの、本願発明の「酸素センサにおいて、シールラバーの耐熱性を向上させる」という課題が記載されておらず、自明であるともいえない。 また、請求項1の「前記複数のリード線は、前記シールラバーの軸方向に垂直な断面を前記複数のリード線の本数と同数に等分割した各分割部分の重心となる位置に配置」するという特定事項は、明細書に明記されていないものの、本願発明の課題から耐酸性・密封性を高めるものであることが明らかであって、引用文献1?2のいずれにも記載されていないし、単なる設計事項とは言えない。 したがって、本願については、原査定の拒絶理由を検討してもその理由によって拒絶すべきものとすることはできない。 また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。 なお、本願発明と数値的に同一のものが実施されている可能性は否定できないものの、このような場合には無効審判請求を待って判断すべきである。 よって、結論のとおり審決する。 |
審決日 | 2012-08-20 |
出願番号 | 特願2004-312081(P2004-312081) |
審決分類 |
P
1
8・
121-
WY
(G01N)
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最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 大竹 秀紀 |
特許庁審判長 |
岡田 孝博 |
特許庁審判官 |
後藤 時男 信田 昌男 |
発明の名称 | 酸素センサ |
代理人 | 三好 秀和 |