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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 A23C
審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 A23C
管理番号 1268135
審判番号 不服2010-17985  
総通号数 158 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2013-02-22 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2010-08-09 
確定日 2013-01-04 
事件の表示 特願2007-511491「チーズおよびこのようなチーズの製造方法」拒絶査定不服審判事件〔平成17年11月17日国際公開、WO2005/107486、平成19年12月13日国内公表、特表2007-535932〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1.手続の経緯
本件に係る出願は,2005年5月3日(パリ条約による優先権主張 外国庁受理 2004年5月3日 米国)を国際出願日とする出願であって,平成22年4月7日付けで拒絶査定がされ,これに対して,平成22年8月9日に拒絶査定不服審判の請求がされるとともに同日付けで手続補正がされたものである。

2.平成22年8月9日付けの手続補正について
(1)本件補正の内容
平成22年8月9日付けの手続補正書による手続補正(以下,「本件補正」という。)は,特許請求の範囲についての補正であり,その具体的な補正箇所は,請求項14の記載に係るところ,下記アに示す本件補正前の(平成22年3月18日付けの手続補正書によって補正された)請求項14の記載は,下記イに示すとおりに補正された(下線は,補正箇所を示すために当審で付したもの。)。
ア 本件補正前の特許請求の範囲の請求項14
「【請求項14】
前記スラリーを加工する工程が、該スラリーを加熱することを含み、そして合わせる工程が、該スラリーを、チーズ凝乳の加熱塊と合わせることを含む、請求項2に記載の方法。」
イ 本件補正後の特許請求の範囲の請求項14
「【請求項14】
前記スラリーを加工する工程が、該スラリーを加熱することを含み、そして前記合わせる工程が、該スラリーを、チーズ凝乳の加熱塊と合わせることを含む、請求項2に記載の方法。」

そして,請求項14の記載で引用されている請求項2の記載,さらに請求項2の記載で引用されている請求項1の記載は,いずれも,本件補正の前後で全く同じ内容であり,次のとおりのものである。
「【請求項1】
チーズ製品を調製する方法であって、以下:
(a)1以上の成分を含む加工されたスラリーを提供する工程;
(b)乾燥粉末成分をチーズ前駆物質に添加する工程;
(c)該加工されたスラリーをチーズ前駆物質と合わせて混合物を形成する工程;および
(d)該混合物を加工して該チーズ製品を形成する工程を包含する、方法。
【請求項2】
前記加工されたスラリーが,1以上の成分を含むスラリーを加熱すること,前記スラリーを高剪断条件に供すること,前記スラリーを均質化すること,および前記スラリーの水分含量を調整することからなる群から選択される1以上のプロセスを実施することによって加工され,ここで,該加工が,合わせる前に行われる,請求項1に記載の方法。」

(2)本件補正の目的
本件補正は,本件補正前の請求項14の記載における「合わせる工程」が,既に請求項1,2に示された工程とは異なる新たな工程なのか請求項1に記載された「(c)該加工されたスラリーをチーズ前駆物質と合わせて混合物を形成する工程」を指すものなのかが明りょうでなかったところ,後者,すなわち,請求項1に記載された「(c)該加工されたスラリーをチーズ前駆物質と合わせて混合物を形成する工程」のことであることを明確に表現するものであり,請求項14の記載の明りょう化を図ったものと評価できる。
したがって,特許請求の範囲についての本件補正は,平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第4項第4号に規定される明りょうでない記載の釈明を目的とするものに該当する。

(3)本件補正の適否
本件補正の目的については上記(2)のとおりであり,また,本件補正は,本件に係る出願の願書に最初に添付した明細書,特許請求の範囲又は図面に記載した事項の範囲内においてしたものである。
よって,本件補正は,補正要件を充足する。

3.本願発明
本件に係る出願の請求項1?55に係る発明は,平成22年8月9日付けの手続補正書の特許請求の範囲の請求項1?55に記載されたとおりのものであるところ,その請求項33に係る発明は,次のとおりである(以下,この請求項33に係る発明を「本願発明」という。)。

「軟質チーズまたは硬質/半硬質チーズの調製において使用するための加熱したスラリーを調製するための方法であって、該方法は、以下の工程:
a)液体および1以上のGRAS成分を一緒にブレンドしてスラリーを形成する工程;ならびに
b)該スラリーを約90°F?約300°Fの温度まで加熱することによって該スラリーを加工する工程;
c)高剪断条件に該スラリーを供し、そして該スラリーを均質化すること、および該スラリーの水分含量を調整することからなる群から選択される1以上のさらなる加工工程を実施する工程を包含する、方法。」

4.刊行物
(1)原査定の拒絶の理由に引用文献3として示された,本件に係る出願の優先権主張の日前に日本国内において頒布された特開平4-311347号公報(以下「刊行物」という。)には,図面とともに次の事項が記載されている。
ア「【産業上の利用分野】本発明は脱脂クリーム・チーズの製造方法に関する。」(段落【0001】)
イ「【発明が解決しようとする課題】以上のことから,本発明の主要な目的は,脂肪を含むクリーム・チーズの外観,味,コンシステンンシー,およびテクスチャーを有する脱脂クリーム・チーズ型の製品を提供することである。」(段落【0011】)
ウ「【課題を解決するための手段】本発明は脱脂クリーム・チーズの製造方法に関する。一般に,この方法は濃縮脱脂乳原料を微晶質性セルロースと結合させ,この混合物を微細流動化処理する工程を有している。処理された混合物を,一連の工程において脱脂乳カードおよび様々なガムと結合させて,減脂肪または全脂のクリーム・チーズとよく似たテクスチャー,味,および舌触りを有する脱脂クリーム・チーズを生産する。
脱脂クリーム・チーズの製造に関する本発明の方法においては,微晶質性セルロースを濃縮脱脂乳原料と混合し,撹拌してスラリーを得る。このスラリーを高圧高剪断ホモジナイズしてスラリーの成分を微細流動化し,高粘度の微細網状微晶質性セルロースの分散液を得る。微細流動化スラリーに脱脂乳カードを加え,さらに香辛料,香味料,澱粉,ガム等の残りの原料を加えて最終的に得られるクリーム・チーズの配合物を調製し,本発明の脱脂クリーム・チーズを得る。」(段落【0014】【0015】)
エ「濃縮脱脂乳を保持容器から取り出し,ミキサーに入れる。FMC社(FMC Corporation)製の,Avisel^(TM) FD-305等の微晶質性セルロースをミキサーに加える。濃縮脱脂乳をミキサーの中で撹拌し,脱脂乳中に微晶質性セルロースのスラリーを得る。
次にスラリーを,ラニー・ホモジナイザー等の適当な高剪断ホモジナイザーにおいて,少なくとも約12,000psiの圧力で微細流動化する。高剪断ホモジナイズすると,脱脂乳スラリーの粘度はかなり上昇する。第1図に示すように,2,000psigで行われた通常の低圧ホモジナイズ(第3段に示す)の後は,粘度はわずかに上昇するのみである。高剪断ホモジナイズ(第4段)の後は,粘度は3桁上昇し,外観およびテクスチャーにおいてクリーム・チーズ・カードと似た製品が得られる。・・・
高剪断ホモジナイズの間に,脱脂乳スラリーの温度は約11.1°C(20°F)から約16.7℃(30°F)上昇する。高剪断ホモジナイズを3度続けて行うとき,このような温度上昇は脱脂乳スラリーの温度を約71.1℃(160°F)から約79.4℃(175°F)の範囲に上昇させるのに用いることができる。このような範囲への温度上昇は,脱脂乳スラリーの殺菌に役立ち,これ以上の外からのエネルギー源を必要としない。第3の高剪断ホモジナイザーを通過した後,脱脂乳スラリーをフォードラー(Pfaudler)・ミキサー等の適当なミキサーに移し,脱脂乳カードと混合する。
乾燥カード・カッテージ・チーズ等の脱脂乳カードを別のミキサーにおいて水と混和し,ポンプで移送できる程度のコンシステンシーを有する流体にする。このためには,乾燥カード・カッテージ・チーズの重量に対して約10%から20%の水が適当である。次に乾燥カッテージ・チーズ・カードを処理ずみの脱脂乳スラリーの入ったミキサーに注入する。
その後,澱粉,ガム,塩,着色料,保存料,香辛料,香味料,ビタミン,ミネラル等の,残りの原料を加える。澱粉とガムは最後に加える。3基の高剪断ホモジナイザーを順番に使う場合,または一つの高剪断ホモジナイザーに繰り返し通す場合,脱脂乳スラリーを第3の高剪断ミキサーにかける前に,ガムの最後の部分を脱脂乳スラリーに加える。澱粉とガムを加えた後,澱粉をゼラチン化させるためにさらに約5分から約10分間撹拌を続ける。当然のことながら,あらかじめゼラチン化した澱粉を用いる場合には,澱粉を加えた後の保持時間をかなりの程度減らすことができる。次に,ガムの水和と澱粉の加水分解を促進するため,混合物を低圧ホモジナイザーにおいて,約1000psigから約3000psigの圧力で処理する。」(段落【0030】?【0034】)
オ「本発明の脱脂クリーム・チーズの典型的な成分およびその使用量を以下の表1に示す。
表1
成分 使用量

濃縮脱脂乳 (脱脂乳固形分20% - 30%) 35% - 60%
微晶質性セルロース 0.25% - 4%
乾燥カード・カッテージ・チーズ 32% - 42%
(脱脂乳カード)
澱粉 0.5% - 3%
ガム 0.5% - 1.5%
香味料,着色料,香辛料,保存料 0.5% - 1.50%
蛋白質 (濃縮脱脂乳および 8% - 15%
乾燥カード・カッテージ・チーズより)
水 十分量 」
(段落【0037】【0038】)
カ「(実施例1)30%の脱脂乳固形分を有する濃縮脱脂乳を用意した。この脱脂乳をミキサーに入れ,水および微晶質性セルロース(Avicel^(TM) FD-305,FMCコーポレーション)と混和し,8%の微晶質性セルロースと,27.2%の脱脂乳固形分とを有するスラリーを得た。このスラリーは温度15.6℃(60°F)であり,このスラリーを,圧力13,500psig,速度毎時1095kg(2415ポンド)において,2基のラニー・ホモジナイザーに続けて通すことによって微細流動化した。スラリーを最初のホモジナイザーに圧力150psigで入れ,それぞれのホモジナイザーを通過したあとのスラリーの温度は22.2℃(40°F)上昇した。得られたスラリーは,明らかに増粘しており(30,000cp),第2のホモジナイザーを通過した後は,調理したオートミールと同様のコンシステンシーを有していた。増粘したスラリーをサージタンクに集め,タンク中でのスラリーの滞留時間を調整することにより,温度を60℃(140°F)に調整した。次にスラリーを第3のラニー・ホモジナイザーに毎時1235kg(2722ポンド)の速度で通した。第3のラニー・ホモジナイザーに入れる前に,キサンチンガムを毎時8.5kg(18.7ポンド)の割合でスラリーに加えた。
増粘したスラリーをフォードラー・ミキサーに注入し,そこに15%の水と混合した乾燥カード・カッテージ・チーズを毎時1243kg(2740ポンド)の割合で加え,スラリーと混合して,最終的な脱脂クリーム・チーズの配合物を調製した。次に,香辛料,香味料,着色料,保存料,固形コーンシロップ,麦芽デキストリン,タピオカスターチ,およびガムを加え,表2に示す配合を得た。澱粉とガムを加えてから5分から10分間混合を続けた。

表2

原料 重量%

エイビセル/ガム スラリー 44.159
カッテージ・チーズ・スラリー 44.700
固形コーン・シロップ(24DE) 2.000
大豆油 1.000
修飾タピオカスターチ 0.500
麦芽デキストリン 0.500
塩 0.500
TiO_(2) 0.500
乳酸 0.280
イオタ・カラギーナン 0.210
カッパ・カラギーナン 0.210
香味料 0.201
ソルビン酸 0.100
リン酸2ナトリウム 0.100
パルミチン酸ビタミンA 0.040

計 100.000

次に混合物を圧力2,000psigでガウリン・ホモジナイザーに通し,減圧脱泡して,脱脂クリーム・チーズを得た。
得られた脱脂クリーム・チーズは,外見上,なめらかで柔らかかった。包装して冷却すると,この製品は,30%以上のバター脂肪を有するクリーム・チーズの外観,味,および官能的性質を有した。」(段落【0040】?【0043】)

(2)上記カには,スラリーの具体的な原料の例が記載されており,それによれば,30%の脱脂乳固形分を有する濃縮脱脂乳と水及び微晶質性セルロースとが混合されたものである。
このことから,スラリーは,水,脱脂乳固形分及び微晶質性セルロースを一緒にブレンドして形成されるものである。

(3)上記エによると,濃縮脱脂乳と微晶質性セルロースを混合した脱脂乳スラリーは,当初の温度が約11.1℃(20°F)であったものが高剪断ホモジナイズを行うことにより約16.7℃(30°F)上昇し,高剪断ホモジナイズを3度続けて行うとき,さらに温度を約71.1℃(160°F)から約79.4℃(175°F)の範囲に上昇させられるとしている。
また,上記カによると,濃縮脱脂乳と微晶質性セルロースとを混合してなるスラリーは,当初の温度が15.6℃(60°F)であったものが,2基のラニー・ホモジナイザーに続けて通すことによって微細流動化することに伴い,温度が22.2℃(40°F)上昇し,その状態のスラリーをサージタンク中に滞留させることで温度を60℃(140°F)に調整したことが理解できる。
これらから,スラリーは,高剪断ホモジナイザーで処理されることにより約160°Fから約175°Fの温度範囲又は140°Fの温度になるように加熱されるものである。

(4)以上をふまえ,刊行物には次の発明が記載されていると認める(以下,これを「刊行物記載の発明」と言う。)。

「クリーム・チーズの製造において使用するためのスラリーを調製するための方法であって,
水,脱脂乳固形分及び微晶質性セルロースを一緒にブレンドしてスラリーを形成する工程,ならびに
該スラリーを高剪断ホモジナイザーにより微細流動化させながら約160°Fから約175°Fの温度範囲又は140°Fの温度になるように加熱する工程を包含する方法。」

5.対比・判断
(1)本願発明と刊行物記載の発明を対比する。
刊行物記載の発明の「クリーム・チーズ」は,本願発明の「軟質チーズまたは硬質/半硬質チーズ」に含まれる。
刊行物記載の発明の「水」は,本願発明の「液体」に含まれる。
刊行物記載の発明の「脱脂乳固形分及び微晶質性セルロース」は,本願発明の「1以上のGRAS成分」に含まれる。
刊行物記載の発明の「約160°Fから約175°Fの温度範囲又は140°Fの温度になるように」加熱することは,本願発明の「約90°F?約300°Fの温度まで」加熱することに含まれる。そして,刊行物記載の発明も本願発明もスラリーを加熱する点で一致する。
また,刊行物記載の発明において「スラリーを高剪断ホモジナイザーにより微細流動化させ」ている工程は,高剪断条件に該スラリーを供し,そして該スラリーをホモジナイズして均質化することであるから,本願発明の「高剪断条件に該スラリーを供し,そして該スラリーを均質化する」「加工工程」に含まれる。
そうしてみると,両者の一致点及び相違点は,次のとおりである。
[一致点]
「軟質チーズまたは硬質/半硬質チーズの調製において使用するための加熱したスラリーを調製するための方法であって,該方法は,以下の工程:
液体および1以上のGRAS成分を一緒にブレンドしてスラリーを形成する工程;ならびに
高剪断条件に該スラリーを供し,そして該スラリーを均質化する加工工程を実施する工程を包含し,
該スラリーを約90°F?約300°Fの温度まで加熱する,方法。」
[相違点]
本願発明では,スラリーを加熱することによって該スラリーを加工する工程と高剪断条件に該スラリーを供し,そして該スラリーを均質化する加工工程を包含するとされているが,刊行物記載の発明では,該スラリーを高剪断ホモジナイザーにより微細流動化させながら約160°Fから約175°Fの温度範囲又は140°Fの温度になるように加熱する加工工程である点。

(2)相違点について検討する。
刊行物記載の発明にあっては,高剪断ホモジナイザーで水,脱脂乳固形分及び微晶質性セルロースを一緒にブレンドしてなるスラリーを微細流動化させていく工程においてスラリーの温度が必要とされる温度にまで加熱できるために,ことさら,高剪断ホモジナイザーによる処理工程とは別に加熱工程を設けなかったものである。この事情として,刊行物の記載事項エには,高剪断ホモジナイザーによる処理でスラリーが加熱される,すなわちその温度が上昇することに関して,「このような範囲への温度上昇は,脱脂乳スラリーの殺菌に役立ち,これ以上の外からのエネルギー源を必要としない。」との説明があり,刊行物の記載からは,スラリーを高剪断ホモジナイザーにより微細流動化させる工程以外で,他のエネルギー源でスラリーが加熱される工程を設けることが除外されるものではない。
刊行物記載の発明では,加熱の目標温度は,約160°Fから約175°Fの温度範囲又は140°Fの温度であるが,例えば,これよりも高い温度にする必要があれば(ちなみに,本願発明での加熱の目標温度の上限は,刊行物記載の発明のものより相当高い約300°Fとされている。),高剪断ホモジナイザーによる処理工程とは別に加熱工程を設定することは,当業者が容易に想到し得たことであるし,また,スラリーをホモジナイザーに掛けずにわざわざサージタンクに貯留する時間を設けて加熱を図る替わりに,より積極的にスラリーを加熱するような工程を設けて作業時間の短縮化を図るといったことも,当業者が通常の創作能力を発揮してなし得た範囲内の事項と言うべきである。
そうしてみると,刊行物記載の発明において,上記相違点に係る本願発明の発明特定事項を採用することには,当業者にとっての格別の創意工夫を見いだすことはできない。
しかも,本願発明の発明特定事項によって,刊行物記載の発明からみて格別顕著な効果が奏されると言うこともできない。

(3)したがって,本願発明は,刊行物記載の発明に基づいて,当業者が容易に発明し得たものである。

6.むすび
以上のとおりであるから,本願発明は,特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。
したがって,その余の請求項について検討するまでもなく,本件に係る出願は拒絶されるべきものである。
よって,結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2012-08-07 
結審通知日 2012-08-08 
審決日 2012-08-27 
出願番号 特願2007-511491(P2007-511491)
審決分類 P 1 8・ 575- Z (A23C)
P 1 8・ 121- Z (A23C)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 ▲高▼ 美葉子  
特許庁審判長 新海 岳
特許庁審判官 田村 耕作
加藤 友也
発明の名称 チーズおよびこのようなチーズの製造方法  
代理人 山本 秀策  
代理人 安村 高明  
代理人 森下 夏樹  

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