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審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) A01N 審判 査定不服 1項3号刊行物記載 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) A01N |
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管理番号 | 1272912 |
審判番号 | 不服2011-21071 |
総通号数 | 162 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2013-06-28 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2011-09-29 |
確定日 | 2013-04-11 |
事件の表示 | 特願2007-513207「ゴキブリをコントロールする組成物」拒絶査定不服審判事件〔平成17年11月24日国際公開、WO2005/110086、平成19年12月13日国内公表、特表2007-536383〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 |
理由 |
1.手続の経緯 本願は、2005年5月4日〔パリ条約による優先権主張外国庁受理 2004年5月10日(US)米国〕を国際出願日とする出願であって、 平成23年4月11日付けの拒絶理由通知に対して、平成23年6月14日付けで意見書の提出とともに手続補正がなされ、 平成23年6月30日付けの拒絶査定に対して、平成23年9月29日付けで審判請求がなされるとともに手続補正がなされ、 平成24年7月23日付けの審尋に対して、平成24年9月19日付けで回答書及び手続補足書の提出がなされ、 平成24年11月16日付けの補正の却下の決定により、平成23年9月29日付けの手続補正が却下され、 平成24年11月16日付けの拒絶理由通知に対して、平成25年1月17日付けで意見書の提出とともに誤訳訂正がなされたものである。 2.本願発明 本願の請求項1?8に係る発明は、平成25年1月17日付けの誤訳訂正により補正された特許請求の範囲の請求項1?8に記載された事項により特定されるとおりのものであり、 本願の請求項1に係る発明(以下、「本1発明」という。)は、次のとおりのものであると認める。 「ゴキブリのコントロールが必要とされるかまたは必要であることが予想される場所に、 i)餌マトリックスおよびii)アセタミプリドの混合物を含むゴキブリをコントロールするのに使用するための組成物であって、 アセタミプリドの量が、全組成物中のすべての成分の0.05重量%から1.0重量%の範囲にあり、 餌マトリックスが、スクロース、グルコース、またはフラクトースであるゴキブリをコントロールするのに使用するための組成物を適用することを特徴とする、二次致死によりゴキブリをコントロールする方法。」 3.審判合議体による拒絶の理由 平成24年11月16日付けの拒絶理由通知書(以下、「先の拒絶理由通知書」という。)に示した拒絶の理由は、 理由1として、『この出願の請求項1?10に係る発明は、その出願前日本国内又は外国において頒布された下記の刊行物1?3に記載された発明であるから、特許法第29条第1項第3号に該当し、特許を受けることができない。』という理由と、 理由2として、『この出願の請求項1?10に係る発明は、その出願前日本国内又は外国において頒布された下記の刊行物1?9に記載された発明に基づいて、その出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。』という理由を含むものであって、 その「記」には、『ウ.進歩性について…摘記8aの「スクロース」との記載、摘記9aの「糖類」との記載にあるように、甘い餌や蛋白餌をベイト剤の餌マトリックスとすることは当業者にとって周知で…「二次致死」も当業者にとって技術常識の作用効果にすぎない…したがって、本願発明は、刊行物1?9に記載された発明に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。…オ.本願請求項2?10に係る発明について…本願請求項3?4及び9?10に係る発明について、ゴキブリ用の毒餌をゴキブリが寄生する構造やその隣接区域に適用することは技術常識にすぎず、刊行物1?3に記載された発明もゴキブリの居る場所に適用されていることから、その新規性ないし進歩性は認められず、…したがって、本願請求項2?10に係る発明は、刊行物1?3に記載された発明であり、刊行物1?9に記載された発明に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものである。』との指摘がなされている。 4.新規性及び進歩性について (1)引用した刊行物及びその記載事項 ア.刊行物1(特開2003-321307号公報) 先の拒絶理由通知書において「刊行物1」として引用された本願優先権主張日前に頒布された刊行物である「特開2003-321307号公報」には、次の記載がある。 摘記1a:請求項6 「ネオニコチノイド系化合物を糖類(糖蜜、蜂蜜)…に懸濁又は溶解したものを処理することを特徴とする請求項1?5に記載の害虫駆除材。」 摘記1b:段落0005及び0007?0008 「本発明は、害虫が生息する場所や害虫の通り道に配置できる程度の大きさであって害虫が自由に出入りできる出入口を有する容器の内部に、ネオニコチノイド系化合物を処理し、前記容器を前記害虫の生息場所や通り道に置くことにより害虫を駆除する方法である。… ネオニコチノイド系化合物を処理された容器は、害虫の生息場所や通り道に置ける程度の大きさであって害虫の侵入が容易で薬剤処理部分に自由に接触、退出ができる出入口を有するものである。… 本発明に係るネオニコチノイド系化合物は、…アセタミプリド、ニテンピラムなどのネオニコチノイド系化合物などが挙げられる。前記ネオニコチノイド系化合物は…例えばマイクロカプセルのように一旦製剤化した後容器に処理することもできる。」 摘記1c:段落0016?0018 「【製剤例4】アセタミプリド0.5mgを糖蜜200mgに懸濁し、不織布(6cm×12.5cm)に滴下処理した。この不織布を底面6.5cm×13cm、高さ2cmの直方体の筒(6.5cm×2cmの面が開口部)の底面に設置した。これを「本発明物4」とした。… 【試験例1】予め感受性チャバネゴキブリ成虫60頭(雄30頭、雌30頭)を定着させておいた三角シェルターを準備した(以下「巣」と呼ぶ)。これを底面200cm×60cmの側壁のある金属製容器の60cmの側壁に接して設置し、反対側の側壁近くに「本発明物1、2、3、4、5、6、7、8」および「比較例1、2、3、4、5、6、7、8」を設置した。また200cmの側壁(両側)の中央付近に接して空の三角シェルターを設置し、上記巣の近くおよび、金属製容器の中央に餌および水を湿らせた脱脂綿を置いた。… 【試験結果】…4)本発明物4 苦死虫率92%…(注)苦死虫率=死亡およびノックダウンしたチャバネゴキブリの数を試験に供試した虫数で除したもの」 イ.刊行物8(特表平6-502073号公報) 先の拒絶理由通知書において「刊行物8」として引用された本願優先権主張日前に頒布された刊行物である「特表平6-502073号公報」には、次の記載がある。 摘記8a:第3頁右下欄第10行?第4頁左上欄第11行 「使用する時には、溜め12に水性餌-毒物調合物…が充填される。適当な餌-毒物調合物の例は、0.5%クロロピリフォス殺虫剤、…10.0%スクロースおよび83.5%水からなる調合物である。… 溜め12の中の液状餌-毒物溶液はパッド40の上にこぼれそして毛細管作用によって拡散する。… 死んだゴキブリは他のゴキブリ達によって死体を食べられる。この死体は毒があるから、毒餌ステーションの殺虫作用が直接そのステーションに接触していないゴキブリに広がる。」 ウ.刊行物9(特開2001-61397号公報) 先の拒絶理由通知書において「刊行物9」として引用された本願優先権主張日前に頒布された刊行物である「特開2001-61397号公報」には、次の記載がある。 摘記9a:段落0004 「殺虫成分に触れたり、又は摂取した匍匐害虫が、殺虫成分をその住み処となる場所に持ち帰ることによって、仲間の匍匐害虫をも死に至らしめ得る(二次または三次殺虫効果)。殺虫成分に触れた害虫は、殺虫成分を体に付着させたまま、その住み処となる場所へ戻り、その住み処の中で仲間の害虫と接触することによって、仲間の害虫をも死に至らせしめる。また、殺虫成分に摂取した害虫は、その住み処となる場所へ戻って糞をし、その糞を食べた仲間の害虫をも死に至らせしめる。…駆除の対象となる匍匐害虫としては、クロゴキブリ、チャバネゴキブリ、ワモンゴキブリなどのゴキブリ類…が例示できる。」 摘記9b:段落0003、0006及び0011 「後者は害虫が薬剤を住み処に持ち帰らないため、住み処にいる仲間を駆除できなく、…害虫が触れるだけで死に至らしめ、又は住み処にいる仲間をも駆除できるという特殊な駆除効果を実現するためには、…遅効的に作用する殺虫成分を選択する必要がある。…誘引成分は…糖類…などの中から選択することができる。」 (2)刊行物1に記載された発明 摘記1aの「ネオニコチノイド系化合物を糖類(糖蜜、蜂蜜)…に懸濁…したものを処理する…害虫駆除材。」との記載、 摘記1bの「本発明は、害虫が生息する場所や害虫の通り道に配置できる程度の大きさであって害虫が自由に出入りできる出入口を有する容器の内部に、ネオニコチノイド系化合物を処理し、前記容器を前記害虫の生息場所や通り道に置くことにより害虫を駆除する方法である。…ネオニコチノイド系化合物を処理された容器は、害虫の生息場所や通り道に置ける程度の大きさであって害虫の侵入が容易で薬剤処理部分に自由に接触、退出ができる出入口を有するものである。…本発明に係るネオニコチノイド系化合物は…アセタミプリド…などが挙げられ…一旦製剤化した後容器に処理することもできる。」との記載、及び、 摘記1cの「アセタミプリド0.5mgを糖蜜200mgに懸濁し…滴下処理した…不織布を…設置した。これを「本発明物4」とした。…苦死虫率92%…苦死虫率=死亡およびノックダウンしたチャバネゴキブリの数を試験に供試した虫数で除したもの」との記載からみて、刊行物1には、 『害虫(チャバネゴキブリ)が生息する場所や害虫の通り道に、アセタミプリド0.5mgを糖蜜200mgに懸濁したものを処理した容器を置くことにより害虫(チャバネゴキブリ)を駆除する方法。』についての発明(以下、「刊1発明」という。)が記載されている。 (3)対比 本1発明と刊1発明とを対比する。 先ず、刊1発明の「害虫(チャバネゴキブリ)が生息する場所や害虫の通り道に」及び「処理した容器を置くことにより害虫(チャバネゴキブリ)を駆除する方法」は、害虫(チャバネゴキブリ)を駆除(死亡又はノックダウン)するために『害虫の侵入が容易で薬剤処理部分に自由に接触、退出ができる出入口を有する容器』を配置するものであることから、本1発明の「ゴキブリのコントロールが必要とされるかまたは必要であることが予想される場所に」及び「適用する…ゴキブリをコントロールする方法」に相当する。 次に、刊1発明の「糖蜜」は、例えば、特開平6-343484号公報(参考例A)の段落0005の「原料の一つとして用いるスクロースは、…糖蜜などのスクロール含有シロップをそのまま用いる」との記載にあるように「スクロース」を含む組成のものであることが明らかであって、例えば、摘記8aの「適当な餌…スクロース」との記載や、摘記9bの「誘引成分…糖類」との記載にあるように「餌マトリックス」としての位置づけにあることも明らかであるから、本1発明の「i)餌マトリックス」及び「餌マトリックスが、スクロース、グルコース、またはフラクトースである」に相当し、 刊1発明の「アセタミプリド0.5mgを糖蜜200mgに懸濁したもの」は、害虫(チャバネゴキブリ)を駆除するための組成物であるから、本1発明の「i)餌マトリックスおよびii)アセタミプリドの混合物を含むゴキブリをコントロールするのに使用するための組成物」に相当し、 刊1発明における「アセタミプリド」の配合量は、0.5÷(0.5+200)=0.25重量%と計算されるから、本1発明の「アセタミプリドの量が、全組成物中のすべての成分の0.05重量%から1.0重量%の範囲にあり」に相当する。 してみると、本1発明と刊1発明とは、『ゴキブリのコントロールが必要とされるかまたは必要であることが予想される場所に、i)餌マトリックスおよびii)アセタミプリドの混合物を含むゴキブリをコントロールするのに使用するための組成物であって、アセタミプリドの量が、全組成物中のすべての成分の0.05重量%から1.0重量%の範囲にあり、餌マトリックスが、スクロース、グルコース、またはフラクトースであるゴキブリをコントロールするのに使用するための組成物を適用する、ゴキブリをコントロールする方法。』に関するものである点において一致し、 ゴキブリのコントロールが、本1発明においては「二次致死」によるものとして特定されているのに対して、刊1発明においては「二次致死」によるものとして特定されていない点においてのみ一応相違する。 (4)判断 そこで、上記相違点について検討する。 第一に、摘記8aの「死んだゴキブリは他のゴキブリ達によって死体を食べられる。この死体は毒があるから、毒餌ステーションの殺虫作用が直接そのステーションに接触していないゴキブリに広がる。」との記載、 摘記9aの「殺虫成分に触れたり、又は摂取した匍匐害虫が、殺虫成分をその住み処となる場所に持ち帰ることによって、仲間の匍匐害虫をも死に至らしめ得る(二次または三次殺虫効果)。殺虫成分に触れた害虫は、殺虫成分を体に付着させたまま、その住み処となる場所へ戻り、その住み処の中で仲間の害虫と接触することによって、仲間の害虫をも死に至らせしめる。また、殺虫成分に摂取した害虫は、その住み処となる場所へ戻って糞をし、その糞を食べた仲間の害虫をも死に至らせしめる。」との記載、及び 誤訳訂正後の本願明細書の段落0003の「伝統的な殺虫剤組成物は、任意の形で二次致死を生じさせる能力を有する。」との記載にあるように、 通常の場合に、伝統的な殺虫剤組成物が「二次致死」を生じさせる能力を有することは、当業者にとって伝統的に知られた技術常識であって、 刊1発明の「害虫(チャバネゴキブリ)を駆除する方法」の作用機序の中に「二次致死」が含まれていることは、当業者にとって刊行物1に記載されているに等しい自明事項にすぎないから、この点について実質的な差異は認められない。 第二に、刊1発明の「容器」は、害虫が自由に「退出ができる出入口を有する」ものとされているところ(摘記1b)、この「退出」を可能にすることの理由が、摘記9aに記載の「殺虫成分に触れたり、又は摂取した匍匐害虫が、殺虫成分をその住み処となる場所に持ち帰ることによって、仲間の匍匐害虫をも死に至らしめ得る(二次または三次殺虫効果)。」という利点を得るためにあることは、当業者にとって刊行物1に記載されているに等しい自明事項にすぎないから、この点について実質的な差異は認められない。 第三に、刊行物1に記載された「試験例1」の具体例は、限られた空間内に、6.5cm×2cmの開口を有する長さ13cmの筒状の容器を配置して、16時間後のチャバネゴキブリ成虫60頭の状態が苦死虫率92%(本発明物4)の結果になったものであり、このような限られた空間内においては『殺虫成分に触れた害虫が、殺虫成分を体に付着させたまま「巣」となる場所へ戻り、その「巣」の中で仲間の害虫と接触することによって、仲間の害虫をも死に至らせしめる』等の形の「二次致死」が不可避的に生じていることが明らかであって、当該「試験例1」において死亡したチャバネゴキブリの全てが『一次致死』のみで死亡したと推定することに科学的な合理性もないことから、この点について実質的な差異は認められない。 したがって、本1発明は、刊行物1に記載された発明である。 よしんば、上記相違点について実質的な差異があるとしても、例えば刊行物8?9に記載されるように、殺虫剤成分と餌(スクロース又は糖類)とを組み合わせたベイト剤(毒餌剤)が「二次致死」を生じせしめることは、刊行物公知にして、本願優先権主張日前の技術水準における技術常識にすぎないから、刊1発明の「害虫(チャバネゴキブリ)を駆除する方法」を「二次致死」によるものとして特定することは、当業者にとって通常の創作能力の発揮の範囲内である。 そして、本1発明の作用効果に関して、平成25年1月17日付けの意見書では『ホウ酸と誘引剤を含有する毒餌剤を用いて2次殺虫効果を具体的に確認している刊行物7の実施例1と、本願実施例4とを比較すると、刊行物7においては、実験6日目の二次致死率が14%と算出されるのに対して、本願にいては、5日目で100%という刊行物と比較した有利な効果を奏します。従って、本願発明の奏する効果は刊行物1?9に記載の内容から想定される範囲を超えるものです。』との主張(原文ママ)がなされているが、 刊行物7の実施例1と本願実施例4の結果は、両者の実験条件が全く異なることから単純に比較し得るものではないので、上記意見書に主張される効果は参酌し得ず、 しかして、刊行物1に記載された発明の「アセタミプリド0.5mgを糖蜜200mgに懸濁」した組成物による「二次致死」の作用効果は、本1発明の作用効果と同等になることが明らかであるから、 本1発明に格別予想外の顕著な効果があるとは認められない。 したがって、本1発明は、刊行物1に記載された発明(並びに刊行物8?9にも記載された本願優先権主張日前の技術水準における技術常識)に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものである。 5.むすび 以上総括するに、本1発明は、刊行物1に記載された発明であるから、特許法第29条第1項第3号に該当し、特許を受けることができない。 また、本1発明は、刊行物1に記載された発明(及び本願優先権主張日前の技術水準における技術常識)に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。 したがって、その余の理由及びその余の請求項に係る発明について検討するまでもなく、本願は拒絶すべきものである。 よって、結論のとおり審決する。 |
審理終結日 | 2013-02-07 |
結審通知日 | 2013-02-12 |
審決日 | 2013-02-25 |
出願番号 | 特願2007-513207(P2007-513207) |
審決分類 |
P
1
8・
113-
WZ
(A01N)
P 1 8・ 121- WZ (A01N) |
最終処分 | 不成立 |
前審関与審査官 | 福島 芳隆 |
特許庁審判長 |
中田 とし子 |
特許庁審判官 |
大畑 通隆 木村 敏康 |
発明の名称 | ゴキブリをコントロールする組成物 |
代理人 | 志賀 正武 |
代理人 | 渡邊 隆 |
代理人 | 鈴木 三義 |
代理人 | 高橋 詔男 |
代理人 | 村山 靖彦 |
代理人 | 西 和哉 |