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審決分類 審判 査定不服 発明同一 特許、登録しない。 H01M
管理番号 1275471
審判番号 不服2012-19465  
総通号数 164 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2013-08-30 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2012-10-04 
確定日 2013-06-13 
事件の表示 特願2001-155052「非水電解質二次電池」拒絶査定不服審判事件〔平成14年12月 6日出願公開、特開2002-352854〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第1 手続の経緯

本願は、平成13年5月24日の出願であって、平成20年4月23日付けで手続補正がされた後、平成23年2月15日付けで拒絶理由が通知され、同年4月13日付けで手続補正され、次いで、同年11月29日付けで最後の拒絶理由が通知され、平成24年2月3日付けで手続補正がされたが、同年7月18日付けで拒絶査定がされたものである。
そして、本件審判は、この拒絶査定を不服として請求されたもので、平成24年10月4日付けで審判請求書と共に手続補正書が提出され、その後、平成25年1月4日付けで前置報告書に基づく審尋がされ、同年2月14日付けで回答書が提出されている。

第2 平成24年10月4日付け手続補正についての補正却下の決定

〔補正却下の決定の結論〕
平成24年10月4日付けの手続補正を却下する。

〔理由〕
1 補正の内容
平成24年10月4日付けの手続補正(以下、「本件補正」という。)は、請求項1について、補正前の、
「前記電解質塩と前記リチウム塩との非水電解液中における濃度の合計が0.8?1.5mol/L(但し、前記電解質塩が0.5mol/Lであり、かつ、前記リチウム塩が0.5mol/Lである場合を除く)」を、
「前記電解質塩と前記リチウム塩との非水電解液中における濃度の合計が0.8?1.5mol/L(但し、前記電解質塩の濃度と前記リチウム塩の濃度との合計が1.0mol/Lである場合を除く)」とする補正事項を含むものである(下線は補正箇所を示す。)。

2 本件補正の適否
上記補正事項は、電解質塩とリチウム塩との非水電解液中における濃度の合計の範囲を減縮するものであるから、上記補正事項を有する本件補正は、平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第4項第2号に規定する特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。

3 独立特許要件
そこで、本件補正後の請求項1に係る発明(以下、「本願補正発明」という。)が、特許出願の際に独立して特許を受けることができるものであるか(平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定に適合するか)について以下に検討する。

3-1 本願補正発明について
本願補正発明は、平成24年10月4日付けの手続補正により補正された特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定される次のとおりのものと認める。

「【請求項1】
化学式ABF_(4-n)(C_(m)F_(2m+1))_(n)(n=1?4、m=1?3、Aはアルカリ金属)で示される電解質塩と、化学式LiPF_(6)またはLiBF_(4)で示されるリチウム塩とを,モル数の割合で前記リチウム塩:前記電解質塩=95:5?10:90の比率で含有し、前記電解質塩と前記リチウム塩との非水電解液中における濃度の合計が0.8?1.5mol/L(但し、前記電解質塩の濃度と前記リチウム塩の濃度との合計が1.0mol/Lである場合を除く)であることを特徴とする非水電解質二次電池。」

3-2 引用先願とその主な記載事項
(1)引用先願
特願2000-215521号(特開2002-33121号)(原審における引用先願と同じ。)

(2)引用先願の願書に最初に添付された明細書又は図面(以下、「当初明細書等」という。)の主な記載事項
(a)「【請求項1】 正極と負極と非水溶媒に電解質塩を溶解した非水電解質とを備えた非水電解質二次電池において、その非水電解質中に、下式丸1?丸4で示される化合物からなる群より選ばれた少なくとも1種の電解質塩に加えて、更にLiPF_(6)、LiBF_(4)、LiSbF_(6)、LiAsF_(6)からなる群より選ばれた少なくとも1種の電解質塩を含むことを特徴とする非水電解質二次電池。
丸1 LiPF_(a)(C_(b)F_(2b+1))_(6-a)(aは1から5の整数、bは1以上の整数である)
丸2 LiPF_(c)(C_(d)F_(2d+1)SO_(2))_(6-c)(cは1から5の整数、dは1以上の整数である)
丸3 LiBF_(e)(C_(f)F_(2f+1))_(4-e)(eは1から3の整数、fは1以上の整数である)
丸4 LiBF_(g)(C_(h)F_(2h+1)SO_(2))_(4-g)(gは1から3の整数、hは1以上の整数である)
【請求項2】 前記化合物がLiPF_(4)(CF_(3))_(2)、LiPF_(4)(C_(2)F_(5))_(2)、LiPF_(3)(CF_(3))_(3)、LiPF_(3)(C_(2)F_(5))_(3)、LiPF_(4)(CF_(3)SO_(2))_(2)、LiPF_(4)(C_(2)F_(5)SO_(2))_(2)、LiPF_(3)(CF_(3)SO_(2))_(3)、LiPF_(3)(C_(2)F_(5)SO_(2))_(3)、LiBF_(2)(CF_(3))_(2)、LiBF_(2)(C_(2)F_(5))_(2)、LiBF_(2)(CF_(3)SO_(2))_(2)、LiBF_(2)(C_(2)F_(5)SO_(2))_(2)であることを特徴とする請求項1記載の非水電解質二次電池。」(なお、丸囲み数字を丸1、丸2、・・・と表記した。以下同じ。)
(b)「【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非水電解質二次電池の高温使用時又は高温保存後の電池特性の低下抑制、及び電池内部のガス発生抑制を目的とした非水電解質の改良に関する。」
(c)「【0009】前記化合物からなる群より選ばれた少なくとも1種の電解質塩とLiPF_(6)、LiBF_(4)、LiSbF_(6)、LiAsF_(6)からなる群より選ばれた少なくとも1種の電解質塩のモル比率は1:99?99:1の範囲であることが望ましい。
【0010】上記丸1?丸4で示される化合物は熱的安定性に非常に優れるため、高温使用時又は高温保存後の電池特性の低下が少なく、熱分解によるガス発生も少ないが、これらの化合物は正極上で分解反応を受けやすいという問題がある。そこで、更にLiPF_(6)、LiBF_(4)、LiSbF_(6)、LiAsF_(6)からなる群より選ばれた少なくとも1種の電解質塩を含有させると、これらの塩が正極上で優先的に反応し、正極上に良質な皮膜が形成される結果、丸1?丸4で示される化合物の正極上での分解反応が抑制される。」
(d)「【0025】
【実施例】本発明の非水電解質二次電池について、実施例に基づいて具体的に説明する。
【0026】図1に、以下の実施例で作製した円筒形電池の縦断面図を示す。図1において、1は電解質に対する耐食性を有するステンレス鋼板を加工した電池ケース、2は安全弁を設けた封口板、3は絶縁パッキングを示す。4は電池ケース1の中に収納された極板群であり、正極板および負極板がセパレータを介して巻回されたものである。正極板からは正極リード5が引き出されて封口板2に接続され、負極板からは負極リード6が引き出されて電池ケース1の底部に接続されている。7および8は、それぞれ上部絶縁リングおよび下部絶縁リングであって、極板群4の上部および下部にそれぞれ設けられている。
【0027】極板群4を構成する正極および負極は、以下のようにして調製した。
【0028】<正極>LiCoO_(2)の粉末100重量部に対して、アセチレンブラック3重量部、フッ素樹脂の結着剤7重量部を配合し、これをカルボキシメチルセルロース水溶液に懸濁させて正極合剤ペーストとした。これを厚さ30μmのアルミニウム箔に塗布し、乾燥後、圧延し、厚さ0.18mm、幅37mm、長さ390mmの正極板とした。
【0029】<負極>メソフェーズ小球体を2800℃の高温で黒鉛化したもの(以下、メソフェーズ黒鉛と称す。)を用いた。メソフェーズ黒鉛100重量部に対して、スチレン-ブタジエンゴム5重量部を配合し、これをカルボキシメチルセルロース水溶液に懸濁させて負極合剤ペーストとした。これを厚さ20μmの銅箔の両面に塗布し、乾燥後、圧延し、厚さ0.20mm、幅39mm、長さ420mmの負極板とした。
【0030】正極板にはアルミニウム製の正極リード5、負極板にはニッケル製の負極リード6をそれぞれ取り付けた。そして、これら極板を厚さ25μm、幅45mm、長さ950mmのポリプロピレン製セパレータを介して巻回し、極板群4を得た。これを直径17.0mm、高さ50.0mmの電池ケースに収容し、さらに所定の非水電解質を電池ケースに注液して電池を完成した。
【0031】《実施例1》体積混合比率1:3のエチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)の混合溶媒に電解質塩としてLiPF_(6)とLiPF_(4)(CF_(3))_(2)をそれぞれ0.5M(モル/リットル)の割合で溶かして調製した非水電解質を用いて、上記発明の実施の形態に示す電池を作製した。この電池を、本発明の電池1とする。
【0032】《実施例2?12》LiPF_(4)(CF_(3))_(2)に代えて、それぞれLiPF_(4)(C_(2)F_(5))_(2)、LiPF_(3)(CF_(3))_(3)、LiPF_(3)(C_(2)F_(5))_(3)、LiPF_(4)(CF_(3)SO_(2))_(2)、LiPF_(4)(C_(2)F_(5)SO_(2))_(2)、LiPF_(3)(CF_(3)SO_(2))_(3)、LiPF_(3)(C_(2)F_(5)SO_(2))_(3)、LiBF_(2)(CF_(3))_(2)、LiBF_(2)(C_(2)F_(5))_(2)、LiBF_(2)(CF_(3)SO_(2))_(2)、LiBF_(2)(C_(2)F_(5)SO_(2))_(2)を用いる以外は、上記実施例1と同様にして電池を作製した。この電池を本発明の電池2?12とする。」

3-3 引用先願の当初明細書等に記載された発明
引用先願の当初明細書等には、上記(b)の記載によれば、非水電解質二次電池の高温使用時又は高温保存後の電池特性の低下抑制、及び電池内部のガス発生抑制を目的とした非水電解質の改良に関する発明が記載されており、上記(a)の記載によれば、非水電解質中に、LiBF_(e)(C_(f)F_(2f+1))_(4-e)(eは1から3の整数、fは1以上の整数である)で示される化合物からなる群より選ばれた少なくとも1種の電解質塩に加えて、更にLiPF_(6)、LiBF_(4)、LiSbF_(6)、LiAsF_(6)からなる群より選ばれた少なくとも1種の電解質塩を含む非水電解質二次電池が記載されている。また、上記(c)の記載によれば、前記化合物からなる群より選ばれた少なくとも1種の電解質塩とLiPF_(6)、LiBF_(4)、LiSbF_(6)、LiAsF_(6)からなる群より選ばれた少なくとも1種の電解質塩のモル比率は1:99?99:1の範囲である。
そして、上記(d)には、引用先願の実施例として、LiPF_(6)とLiBF_(2)(CF_(3))_(2)のそれぞれが、0.5M(モル/リットル)の割合となる例と、LIPF_(6)とLiBF_(2)(C_(2)F_(5))_(2)のそれぞれが、0.5M(モル/リットル)の割合となる例とが記載されている。
そうすると、引用先願の当初明細書等には、次の発明(以下、「先願発明」という。)が記載されていると認められる。
「化学式LiBF_(2)(CF_(3))_(2)又はLiBF_(2)(C_(2)F_(5))_(2)で示される電解質塩と、化学式LIPF_(6)で示されるリチウム塩とをモル数の割合で前記リチウム塩:前記電解質塩=50:50の比率で含有し、前記電解質塩と前記リチウム塩との非水電解液中における濃度の合計が1.0mol/Lである非水電解質二次電池。」

3-4 本願補正発明と先願発明との対比
本願補正発明と先願発明とを対比すると、先願発明のLiBF_(2)(CF_(3))_(2)又はLiBF_(2)(C_(2)F_(5))_(2)は、本願発明の化学式において、AをLi、(n、m)を(2、1)又は(2、2)としたものであるから、先願発明の「LiBF_(2)(CF_(3))_(2)又はLiBF_(2)(C_(2)F_(5))_(2)」は、本願発明の「化学式ABF_(4-n)(C_(m)F_(2m+1))_(n)(n=1?4、m=1?3、Aはアルカリ金属)で示される電解質塩」に相当する。
したがって、両者は、
「化学式ABF_(4-n)(C_(m)F_(2m+1))_(n)(n=1?4、m=1?3、Aはアルカリ金属)で示される電解質塩と、化学式LiPF_(6)またはLiBF_(4)で示されるリチウム塩とを,モル数の割合で前記リチウム塩:前記電解質塩=95:5?10:90の比率で含有する非水電解質二次電池。」である点で一致し、以下の点で相違する。

相違点
本願補正発明は、「電解質塩とリチウム塩との非水電解液中における濃度の合計が0.8?1.5mol/L(但し、前記電解質塩の濃度と前記リチウム塩の濃度との合計が1.0mol/Lである場合を除く)」のに対し、先願発明は、「電解質塩の濃度とリチウム塩の濃度との合計が1.0mol/L」である点。

3-5 相違点についての判断
上記相違点について検討すると、非水電解質二次電池の電解質に関する、特開平8-335465号公報の段落【0015】の「電解液における電解質濃度は、いずれの組み合わせの電解質の場合も通常0.5?2.0mol/lとすることが好ましい。」との記載や、特開平8-64237号公報の【0017】の「エチレンカーボネートとジエチルカーボネートとの等体積混合溶媒にLiPF_(6)を1モル/リットル溶かした後、さらにLiBF_(4)を添加混合して、LiBF_(4)を0.20モル/リットル含有する非水電解液を調製した。」や段落【0020】の「非水電解液の調製において、LiBF_(4)に代えてLiCF_(3)SO_(3)(トリフルオロメタンスルホン酸リチウム)を0.20モル/リットル添加混合した」との記載によれば、非水電解質二次電池において、電解質の濃度を、1.0mol/L近傍の濃度とすることは周知技術であると認められる。
そして、先願発明は、特定の電解質塩を用いることで、非水電解質二次電池の高温使用時又は高温保存後の電池特性の低下を抑制した非水電解質二次電池の提供を目的とするものであって、電解質の濃度を、1.0mol/L以外の濃度とすることを妨げるものではなく、一方、本願補正発明もまた、特定のリチウム塩を有機電解液中に添加することにより、高温放電時の容量支持率や高温での貯蔵特性を向上させるものであって、本願の発明の詳細な説明には、電解質の濃度を、1.0mol/L以外の濃度とすることによりその効果が異なる、あるいは、何らかの新たな効果が奏されることを伺わせる記載も存在しない。
そうすると、先願発明において、電解質の濃度を、例えば、1.0mol/L近傍の濃度とすることは周知技術の付加・転換等であって、新たな効果を奏するものではない。
したがって、上記相違点は、先願発明における課題解決のための具体化手段における微差であって、実質的な差異ではない。

4 小括
以上のとおりであるから、本願補正発明は、引用先願の当初明細書等に記載された発明と実質的に同一である。また、本願の発明者が引用先願の当初明細書等に記載された発明をした者と同一ではなく、本願の出願の時において、引用先願の出願人が本願の出願人と同一でもない。
よって、上記の補正事項を含む本件補正は、平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定に違反するので、同法第159条第1項の規定において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。

第3 本願発明

平成24年10月4日付けの手続補正は、上記のとおり却下されたので、本願の請求項1に係る発明(以下、「本願発明」という。)は、平成24年2月3日付けの手続補正により補正された特許請求の範囲の請求項1に記載された次の事項により特定されるとおりのものと認める。

「【請求項1】
化学式ABF_(4-n)(C_(m)F_(2m+1))_(n)(n=1?4、m=1?3、Aはアルカリ金属)で示される電解質塩と、化学式LiPF_(6)またはLiBF_(4)で示されるリチウム塩とを,モル数の割合で前記リチウム塩:前記電解質塩=95:5?10:90の比率で含有し、前記電解質塩と前記リチウム塩との非水電解液中における濃度の合計が0.8?1.5mol/L(但し、前記電解質塩が0.5mol/Lであり、かつ、前記リチウム塩が0.5mol/Lである場合を除く)であることを特徴とする非水電解質二次電池。」

第4 原査定の理由の概要

原審拒絶査定の理由は、「本願発明は、本願の出願の日前の特許出願であって、その出願後に出願公開がされた下記の特許出願(以下、「引用先願」という。)の願書に最初に添付された明細書又は図面(以下、「当初明細書等」という。)に記載された発明と同一であり、しかも、この出願の発明者がその出願前の特許出願に係る上記の発明をした者と同一ではなく、またこの出願の時において、その出願人が上記特許出願の出願人と同一でもないので、特許法第29条の2の規定により、特許を受けることができない。」というものである。



特願2000-215521号(特開2002-33121号)

第5 引用先願の当初明細書等の主な記載事項

原審拒絶査定の理由に引用された引用先願の当初明細書等の主な記載事項は、上記第2〔理由〕3 3-2(2)に記載したとおりである。

第6 当審の判断

本願補正発明は、上記第2〔理由〕1のとおり、本願発明の発明特定事項を限定するものである。
そうすると、本願発明の構成要件をすべて含み、さらに限定を付加したものに相当する本願補正発明が、上記第2〔理由〕3 3-3?3-5に記載したとおり、引用先願の当初明細書等に記載された発明と実質的に同一であって、本願の発明者が引用先願の当初明細書等に記載された発明をした者と同一ではなく、本願の出願の時において、引用先願の出願人が本願の出願人と同一でもないから、本願発明も同様の理由により、引用先願の当初明細書等に記載された発明と実質的に同一であって、本願の発明者が引用先願の当初明細書等に記載された発明をした者と同一ではなく、本願の出願の時において、引用先願の出願人が本願の出願人と同一でもない。

第7 むすび

以上のとおり、本願発明は、特許法第29条の2の規定により、特許を受けることができないから、本願は原査定の理由により拒絶すべきでものである。

よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2013-04-04 
結審通知日 2013-04-09 
審決日 2013-05-01 
出願番号 特願2001-155052(P2001-155052)
審決分類 P 1 8・ 161- Z (H01M)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 佐武 紀子  
特許庁審判長 吉水 純子
特許庁審判官 佐藤 陽一
小川 進
発明の名称 非水電解質二次電池  

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