ポートフォリオを新規に作成して保存 |
|
|
既存のポートフォリオに追加保存 |
|
PDFをダウンロード |
審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) C22C 審判 査定不服 1項3号刊行物記載 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) C22C |
---|---|
管理番号 | 1286444 |
審判番号 | 不服2012-15877 |
総通号数 | 173 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2014-05-30 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2012-08-15 |
確定日 | 2014-04-03 |
事件の表示 | 特願2006-144058「鉄損特性に優れた一方向性電磁鋼板」拒絶査定不服審判事件〔平成19年12月 6日出願公開、特開2007-314826〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 |
理由 |
1.手続の経緯 本願は、平成18年5月24日の出願であって、原審にて、平成23年12月5日付けの拒絶理由が通知され、これに対し平成24年2月9日付けの意見補正がされたが、同年5月11日付けの拒絶査定がされたものである。 本件審判は、この査定を不服として、同年8月15日付けの手続補正とともに請求されたものであり、当審にて、審判請求時の手続補正について平成25年5月9日付けの補正の却下の決定をして同日付けの拒絶理由を通知し、これに対し同年7月16日付けの意見補正がされ、さらに、同年9月18日付けの拒絶理由を通知し、これに対し同年11月22日付けの意見補正がされている。 2.当審拒絶の理由 当審にて通知した拒絶理由の一つは、 特公昭57- 9418号公報(以下、「引用例1」という。) 特開平10-324959号公報(以下、「引用例2」という。) を引用し、 「本願の請求項5に係る発明(以下、「本願発明」という。)は、その出願前に日本国内において、頒布された引用例1に記載された発明であるから、特許法第29条第1項第3号に該当し、又は、その出願前に日本国内において頒布された引用例1,2に記載された発明に基いて、その出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者(以下、「当業者」という。)が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により、特許を受けることができない。」 というものである。 3.本願発明の認定 本願発明は、平成25年11月22日付けの手続補正により補正された特許請求の範囲において、請求項1及び請求項5に記載された次の事項により特定されるとおりのものと認める。 【請求項1】 質量%で、Si:0.8?3.3%、C:0.003%以下、N:0.003%以下、Al:0.003%以下を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなり、{110}<001>方位が主方位の二次再結晶集合組織を有する一方向性電磁鋼板において、二次再結晶集合組織の{110}<001>理想方位からの平均ずれ角α、β、及び、γが、下記式(1)を満たし、かつ、(α^(2)+β^(2))^(1/2)が0を除く値であることを特徴とする鉄損特性に優れた一方向性電磁鋼板。 (α^(2)+β^(2))^(1/2)≦γ ……(1) 但し、α:二次再結晶集合組織の、圧延面法線方向(ND)周りにおける{110}<001>理想方位からの平均ずれ角 β:二次再結晶集合組織の、圧延直角方向(TD)周りにおける{110}<001>理想方位からの平均ずれ角 γ:二次再結晶集合組織の、圧延方向(RD)周りにおける{110}<001>理想方位からの平均ずれ角 【請求項5】 前記一方向性電磁鋼板が、質量%で、Mn:1%以下、S:0.005%以下を含有することを特徴とする請求項1?4のいずれか1項に記載の鉄損特性に優れた一方向性電磁鋼板。 4.引用例の記載 引用例1 摘示1-1(2欄29行?3欄7行) 特に、田口らの発明(特公昭40-15644号公報)に明らかにされている如く、従来のGoss氏の製造工程よりもより簡略化された工程によってほとんどの結晶粒の方位が{110}<001>理想方位の周辺3°以内に入る様な極めて集積度の高い、従って圧延方向の磁束密度が極めて高い高磁束密度一方向性鋼板の製造方法が提供され、既に工業的に大量生産化され従来のGoss氏の方法に取って変わりつつある。 かくして、一方向性電磁鋼板がGoss氏の発明より成されて以降、現在に至るまでの過去数10年間、2、3の例外を除いて第1図に示す様な{110}<001>Goss理想方位に近付ける事が、より磁気特性を優れたものにする方策であると考えられて来た。 摘示1-2(3欄14?26行) 本発明の要旨とするところは、4.5%以下のケイ素を含有し板厚が0.5mm以下である鋼板に於いて、該鋼板の結晶粒の平均直径が50mm以下であり、個々の<001>軸が鋼板の圧延方向に一致し、鋼板面に平行な結晶面の指数が圧延方向を軸として回転分散した{h、k、l}面から成り、しかも該鋼板の圧延方向には実質上350?1500g/mm^(2)の張力が鋼板上に形成されたグラス状被膜などにより付加されていることを特徴とする磁気特性の優れた一方向性電磁鋼板にあり圧延方向の鉄損を向上させると同時に、板面内の他の方向の磁気特性をも向上させた一方向性電磁鋼板を提供するものである。 摘示1-3(4欄16?24行) 本発明の最重要構成要素は、結晶配向と張力付加との関係についてである。先ず、結晶配向に関しては第1図に示す従来のGoss方位に対して、第2図イ,ロに例を示す様な方位にすることである。即ち、第2図イは、Goss方位において、圧延方向に平行な<001>軸のまわりに、±15°程まで回転分散させた例である。また第2図ロは、同様な回転においてGoss方位を±45°程まで回転分散させた例である。 摘示1-4(5欄11?28行) 本発明の特徴は、以上の様に、通常の一方向性材に含有される成分を有し、所定の板厚と所定の結晶粒サイズを有する鋼板において、所定の結晶粒配向と同時に所定量の張力付加状態を定めたところにある。かかる状態がどの様な機構で鉄損を改善するに至るかについてはまだ明らかでないが、およそ次の如くに推論され得る。 ・・・(中略)・・・ 本発明の鉄損改善効果は、所定の結晶配向と所定量の張力付加にもとづく磁区の細分化、ひいては各磁区移動距離の減少、ひいてはうず電流分損失の減少に関するものと推論され得る。 摘示1-5(7欄16?39行) 以下、本発明を具体的な場合について説明する。 実施例1 Si2.7?3.1%、C0.04?0.06%、Mn0.07?0.10%、S0.022?0.028%、Al0.024?0.031%、N0.0045?0.0085%を含有し、その他実質上Feから成り、50kg真空溶解で得られた数10種類の、板厚2.3mm並びに3?7.5mmの熱延板を得た。・・・(中略)・・・また各種の{h、k、o}<001>方位鋼板の製造に際しては、板厚3?7.5mmの熱延板を使用し、基本的には前掲特公昭45-40656号公報記載の発明と同じく1000℃5分間の熱延板焼鈍、2.3mmへの冷間圧延、900℃での焼鈍、0.3mmまでの冷延、850℃での脱炭焼鈍、1200℃で20時間の水素気流中で焼鈍を実施することにより、2次再結晶粒の結晶方位が圧延方向と平行な<001>軸を回転軸として0°?45°まで回転したものを得た。 引用例2 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、変圧器や発電機の鉄芯に使用される方向性電磁鋼板のなかでも特に鉄損が極めて低い方向性電磁鋼板の製造方法に関する。 【0046】次に鋼中の不純物であるが、C、Ti、S、Se、O及びAlは、いずれも最終製品の鋼中に存在するとヒステリシス損を増加させ鉄損を劣化させるので低減することが必要である。すなわち、CとTiは各々0.003 %以下、S及びSeを合計して0.003 %以下、OとAlは各々0.002 %以下とすることが必要である。 【0049】次に、この発明の方向性電磁鋼板の製造方法について述べる。まず、出発材となるスラブの成分組成範囲は次のとおりである。Cは、熱間圧延において鋼のγ変態を促進し、熱間圧延組織を改善するので、良好な二次再結晶を行うために必要である。この目的のためには0.02%以上含有させることが必要である。しかし、0.1 %を超えた場合、製造工程の途中での脱炭が困難となるため0.02?0.10%の範囲とする。Siは電気抵抗を増加させ鉄損を低減するために必須の成分である。このためには1.5 %以上を含有させることが必要であるが、7.0 %を超えると脆くなり、加工性が劣化するので1.5 ?7.0 %の範囲とする。 【0050】鋼中には、これらの成分の他に二次再結晶を誘起するためのインヒビター成分の含有が必要である。Al及び/又はBと、Nとをインヒビター主成分として含有させる。このうちAlは0.010 ?0.040 %含有させることが必要である。Alの含有量が0.010 %未満の場合、熱延板焼鈍の昇温過程において析出するAlN の量が少ないのでインヒビターとしての機能を果たさない。逆に0.040 %を超える場合には複合析出するインヒビターが粗大化して抑制力が劣化する。したがってAlの含有量は0.010 ?0.040 %とする。 ・・・(中略)・・・ 【0052】Nは、インヒビター主成分としてのAlN 及び/又はBNを構成する成分である。Nは冷間圧延工程途中においても鋼板の窒化により必要なAlN やBN量が確保できるので、スラブ中には0.0010%以上を含有すれば十分である。しかし0.0100%を超えて含有させた場合には熱間圧延途中においてふくれ欠陥を生じるおそれがあるので0.0010?0.0100%の範囲とする。 【0053】S又はSeは、MnS 、Cu_(2)S、MnSe、Cu_(2)Se 等をAlN ないしはBNと複合微細析出させるために必要である。このためには、S又はSeを単独又は複合で0.005 %以上含有させることが必要である。しかし、0.025 %を超えると析出物の粗大化を招く。したがって、0.005 ?0.025 %の範囲で含有させる。 【0064】最終仕上げ焼鈍工程においては、その昇温時の雰囲気制御が必要であり、少なくとも900 ℃からはH_(2)を含有させることが必要である。H_(2)ガスは最終仕上げ焼鈍の昇温時に鋼板表層の結晶粒を粒成長させる作用があり、このため方位の劣る2?10mmのサイズの二次再結晶粒の発達を抑制し、方位集積度を高めて鉄損を低減することができる。このためには少なくとも900 ℃からはH_(2)を雰囲気中に含有させることが必要である。更に、H_(2)ガスは鋼中のS、Se、OやNなどの不純物を除去する作用も有する。 【0067】 【実施例】 (実施例1)表1の記号AからTに示す鋼スラブを1420℃に加熱した後、熱間粗圧延により45mmのシートバーとした。熱間粗圧延終了温度は1230℃とした。このシートバーを熱間仕上げ圧延により板厚2.2 mmの熱延鋼板とした。熱間仕上げ圧延終了温度は1020℃とした。この熱延鋼板に冷却水を噴射して冷却し600 ℃でコイル状に巻取った。この熱延鋼板を1100℃まで15.5℃/sの昇温速度(700 ?900 ℃間の昇温速度11.5℃/s)で昇温し、1000℃で30秒間均熱保持する熱延板焼鈍を施した。熱延板焼鈍後、酸洗し、次いで1.5 mm厚に冷間圧延した。冷間圧延後、この鋼板に露点40℃のH_(2)雰囲気中で1080℃で50秒間保定する中間焼鈍を施し、約0.01%だけC含有量を低減した後、水ミストの噴射により30℃/sの急冷処理を施して固溶Cを増加させた。その後、鋼板温度220 ℃での温間圧延を施し、0.22mmの最終板厚とした。温間圧延後、脱脂処理を施し、突起ロールによって深さ20μm 、幅150μm の溝を圧延方向と75度をなす方向に,圧延方向の間隔4mmで導入し、850 ℃で2分間の脱炭焼鈍を施した。脱炭焼鈍後の鋼板に、MgO にTiO_(2)を5%添加した焼鈍分離剤を塗布し、最終仕上げ焼鈍に供した。最終仕上げ焼鈍では、800 ℃までを100 %N_(2)雰囲気中で30℃/hの昇温速度、800 ℃から1050℃までを25%N_(2)と75%H_(2)の混合雰囲気中で12.5℃/hの昇温速度、1050℃から1150℃までを100 %H_(2)雰囲気中で25℃/hの昇温速度で昇温し、1150℃で6時間、100 %H_(2)雰囲気中で保持した後、降温した。降温時には600 ℃までをH_(2)雰囲気とし、600 ℃からはN_(2)の雰囲気とした。最終仕上げ焼鈍後は未反応の焼鈍分離剤を除去した後、50%コロイダルシリカを含有するリン酸マグネシウム液を塗布した後800 ℃で焼き付けて張力コーティングを形成し、製品とした。これらの製品の諸特性を表5に示す。なお、製品の鋼中分析値は、湿式の化学分析法で調べた。 【0068】 【表5】 5.引用発明の認定 引用例1には、圧延方向の鉄損を向上させた一方向性電磁鋼板(摘示1-2)の実施例として、Si2.7?3.1%、C0.04?0.06%、Mn0.07?0.10%、S0.022?0.028%、Al0.024?0.031%、N0.0045?0.0085%を含有し、その他実質上Feから成る熱延板を焼鈍後、冷延して焼鈍し、さらに冷延後に脱炭焼鈍と水素焼鈍することにより、2次再結晶粒の結晶方位を圧延方向と平行な<001>軸を回転軸として0°?45°まで回転したもの(摘示1-5)が記載され、さらに、この結晶方位が、従来技術の{110}<001>方位に集積した2次再結晶粒を回転分散させたものであること(摘示1-1,1-3)が記載されている。 すなわち、引用例1には、次の発明(以下、「引用発明」という。)が記載されていると認められる。 「Si:2.7?3.1%、C:0.04?0.06%、N:0.0045?0.0085%、Al:0.024?0.031%、Mn:0.07?0.10%、S:0.022?0.028%を含有し、その他実質上Feから成る熱延板を焼鈍後、冷延して焼鈍し、さらに冷延後に脱炭焼鈍と水素焼鈍することにより、{110}<001>方位に集積した2次再結晶粒を、圧延方向と平行な<001>軸を回転軸として0°?45°まで回転分散した結晶方位を有する、圧延方向の鉄損を向上させた一方向性電磁鋼板。」 6.発明の対比 本願発明と引用発明とを対比すると、引用発明の「{110}<001>方位に集積した2次再結晶粒」は、本願発明の「{110}<001>方位が主方位の二次再結晶集合組織」に相当する。また、本願発明の良好な鉄損特性が、圧延方向に形成される「180°磁区」の細分化によるものとされる(本願明細書段落0038?0042)ところ、引用発明の圧延方向の鉄損改善も、磁区の細分化によるものとされる(摘示1-4)から、引用発明の「圧延方向の鉄損を向上させた」は、本願発明の「鉄損特性に優れた」に相当する。 してみると、本願発明のうち、 「質量%で、Si:0.8?3.3%、Mn:1%以下を含有し、残部(※但し、下記相違点1に係る成分を除く)Feおよび不可避的不純物からなり、{110}<001>方位が主方位の二次再結晶集合組織を有する一方向性電磁鋼板において、鉄損特性に優れた一方向性電磁鋼板。」の点は引用発明との差異にはならず、両者は、次の点で一応相違する。 相違点1: 本願発明は、一方向性電磁鋼板において「質量%で、C:0.003%以下、N:0.003%以下、Al:0.003%以下、S:0.005%以下」を含有するのに対し、 引用発明は、熱延板において「C:0.04?0.06%、N:0.0045?0.0085%、Al:0.024?0.031%、S:0.022?0.028%」を含有する点。 相違点2: 本願発明は、「二次再結晶集合組織の{110}<001>理想方位からの平均ずれ角α、β、及び、γが、下記式(1)を満たし、かつ、(α^(2)+β^(2))^(1/2)が0を除く値である (α^(2)+β^(2))^(1/2)≦γ ……(1) 但し、α:二次再結晶集合組織の、圧延面法線方向(ND)周りにおける{110}<001>理想方位からの平均ずれ角 β:二次再結晶集合組織の、圧延直角方向(TD)周りにおける{110}<001>理想方位からの平均ずれ角 γ:二次再結晶集合組織の、圧延方向(RD)周りにおける{110}<001>理想方位からの平均ずれ角」のに対し、 引用発明は、{110}<001>方位に集積した2次再結晶粒を、圧延方向と平行な<001>軸を回転軸として0°?45°まで回転分散した結晶方位を有する点。 7.相違点の判断 相違点1について: 引用例2には、鉄損の低い方向性電磁鋼板の製造方法(段落0001)に関し、Cは熱延組織改善、Al、N、Sはインヒビター形成のためにスラブ中に含有される(段落0049?0053)が、最終製品においては不純物であり、脱炭焼鈍や雰囲気中に水素を含む最終仕上げ焼鈍により、CやSはそれぞれ0.003 %以下、Alは0.002%以下にする必要があり、Nも0.0005%(=5ppm)以下にされていること(段落0046,0064,表5)が記載されている。 してみると、鉄損を向上させた引用発明においても、脱炭焼鈍と水素気流中の焼鈍後の一方向性電磁鋼板においては、C:0.003%以下、N:0.003%以下、Al:0.003%以下、S:0.005%以下であると認められるから、相違点1は実質的な差異ではない。また、仮にそうでないとしても、鉄損の向上を目的とする引用発明において、脱炭焼鈍と水素気流中の焼鈍後に、C:0.003%以下、N:0.003%以下、Al:0.003%以下、S:0.005%以下とすること、すなわち、相違点1を解消することは、引用例2の記載に基づき、当業者が容易になし得たことである。 相違点2について: 本願発明で定義された「(α^(2)+β^(2))^(1/2)」と「γ」は、{100}極点図における{110}<001>理想方位への集積度を、RD方向とRD周りに分けて表現したものと認められる(本願図1)。 これに関し、引用例1には、{100}極点図における引用発明の結晶方位が、RD方向に従来技術の{110}<001>Goss方位と同程度の集積度であり、RD周りに分散すること(第1図、第2図)が示され、従来技術の集積度が、{110}<001>理想方位の周辺3°以内であること(摘示1-1)が記載されている。 してみると、引用発明の結晶方位を、α、β、γを用いて表現すれば、 0<(α^(2)+β^(2))^(1/2)<3° (α^(2)+β^(2))^(1/2)<γ であると認められる。 したがって、相違点2は実質的な差異ではない。 8.むすび 以上のとおり、本願発明は、引用例1に記載された発明であるから特許法第29条第1項第3号に該当し、又は、引用例1,2に記載された発明に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであるから特許法第29条第2項の規定により、特許を受けることができない。 したがって、本願は、当審拒絶の理由により拒絶すべきものである。 よって、結論のとおり審決する。 |
審理終結日 | 2014-01-30 |
結審通知日 | 2014-02-04 |
審決日 | 2014-02-17 |
出願番号 | 特願2006-144058(P2006-144058) |
審決分類 |
P
1
8・
121-
WZ
(C22C)
P 1 8・ 113- WZ (C22C) |
最終処分 | 不成立 |
前審関与審査官 | 伊藤 真明 |
特許庁審判長 |
山田 靖 |
特許庁審判官 |
小柳 健悟 大橋 賢一 |
発明の名称 | 鉄損特性に優れた一方向性電磁鋼板 |
代理人 | ▲徳▼永 英男 |
代理人 | 古賀 哲次 |
代理人 | 永坂 友康 |
代理人 | 亀松 宏 |
代理人 | 中村 朝幸 |
代理人 | 石田 敬 |
代理人 | 青木 篤 |