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審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) B05C |
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管理番号 | 1295525 |
審判番号 | 不服2013-17149 |
総通号数 | 182 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2015-02-27 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2013-09-05 |
確定日 | 2014-12-08 |
事件の表示 | 特願2007-119181「パターンローラ用成形体、これを用いたパターンローラおよびこれらを用いた塗装方法」拒絶査定不服審判事件〔平成20年11月13日出願公開、特開2008-272662〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 |
理由 |
1 手続の経緯及び本願発明 本件は、平成19年4月27日の出願であって、平成24年9月28日付けで拒絶理由が通知され、平成24年11月20日に意見書及び手続補正書が提出されたが、平成25年6月24日付けで拒絶査定がされ、これに対し、平成25年9月5日に拒絶査定不服審判が請求されると同時に手続補正書が提出され、その後、当審において平成26年1月20日付けで書面による審尋がされ、平成26年3月11日に上申書が提出され、平成26年6月30日付けで補正の却下の決定がされ、平成26年7月10日付けで拒絶理由が通知され、平成26年9月3日に意見書及び手続補正書が提出されたものであり、請求項2に係る発明(以下、「本願発明」という。)は次のとおりである。 「【請求項2】 塗装面に一定の凹凸模様を作製するに当たり、 プラスチックまたはゴムを、パターンローラ用成形体を構成する材料とし、 空間部と塗料接触部からなり、塗膜の凹凸模様を作製するパターンが形成され、最外層およびこれと接する内層を含む少なくとも2以上の層からなり、 前記最外層に形成された空間部と塗料接触部および内層に形成された空間部と塗料接触部が縦横に組み交わした構造によって多数の空孔が形成され、該空孔が塗料を通過させる機能を有し、 前記塗料接触部が塗料に対して撥性を有することを特徴とするパターンローラ用成形体。」 2 引用文献に記載された発明 (1)引用文献の記載 本件出願前に頒布され、当審の拒絶理由に引用された刊行物である実願昭55-13067号(実開昭56-114231号)のマイクロフィルム(以下、「引用文献」という。)には、次の事項が記載されている。 なお、「ロ-ラ-」等の「-」は長音符号の「ー」と、「あつて」等については、「あって」と記載する。 ア 「(1) ロール基体に任意形状の凹凸部とこれらの凹凸部の少なくとも一方にロール基体に貫通する通気部とを有することを特徴とする立体模様付けローラー。 (2) 通気部が多数の通気孔からなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の立体模様付けローラー。 (3) 通気部が溝状の長孔からなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の立体模様付けローラー。 (4) 通気部が網状面からなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の立体模様付けローラー。 (5) 通気部が桝目枠状からなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の立体模様付けローラー。」(1ページ5ないし16行) イ 「本考案は予め壁面や天井面などに塗りつけた塗材面に立体模様を形成させるために用いるローラーの改良に関するものである。」(明細書1ページ18ないし末行) ウ 「即ち本考案は従来実用化され、または試みられた凹凸を有するローラーはその何れもが凹部に塗材がたまるにつれて、仕上りの柄が変り、特に縞の長さが長くなるという欠点に着眼し、凹部における塗材蓄積量を常に一定にする方法を種々検討した結果、ローラーの凹面にロール基体に貫通する通気部例えば通気孔を設ければ塗材は孔にまで強く押しこまれることなく、むしろローラーが塗材から離れる時、通気孔の孔上は勿論のこと、その周辺の塗材までが塗材面に引き寄せられ、その結果長時間の作業中も常にほぼ一定量の塗材がローラーに付着しつづけることを見出したのである。」(明細書5ページ1ないし12行) エ 「このようなロール基体Aは、塩化ビニル樹脂・・・などの熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂あるいはエラストマーを材料として用い、予め適宜の凹凸を付した型を使用して射出成形、ブロー成形、注型成形などで簡単に作ることができる。」(明細書5ページ末行ないし6ページ8行) オ 「この通気部13は第1図に示すように丸い孔であっても溝状の長い孔であってもその形状に制限はなく要するにロール基体Aを貫通しているものであればよいが、その孔があまり小さいと目詰りを起こすだけで本考案の目的に適合しないおそれもあるため、少なくとも0.4m^(2) /個の大きさは必要である。」(明細書6ページ10ないし16行) カ 「本考案のローラーは上記のようにロール基体に凹凸部を形成するとともにその凹部に多数の通気部を設けたことを特徴とするものであって、・・・長時間連続使用しても塗材面の仕上りの凹凸模様即ち柄を常に一定にすることができるのである。」(明細書6ページ末行ないし7ページ7行) キ 「網状や桝目枠状の材質で円筒状のロール基体を予め作り、その任意の面に凸部を形成する材料を接着することによって凹凸状のあるローラーとすることができる。また一体成型によっても得ることは可能である。このような網状または桝目枠状の場合の通気部の単位当りの大きさは0.1m^(2) /個以上が好ましい。」(明細書8ページ14ないし末行) (2)引用文献の記載から分かること ア 上記(1)ア及びキの記載から導出される、通気部を有する網状や桝目枠状の円筒状のロール基体の任意の面に凸部を形成する立体模様付けローラーにおける細部形状を整理すると、例えば、第1及び2図にも示されるように、凹凸模様からなる立体模様は、複数の凸部により形成されるものであり、その複数の凸部からなる部分は、通気部を有する網状や桝目枠状のロール基体という内層に対して最外層を形成するものであることが分かる。 イ 上記(2)アに加え、上記(1)ウの特に「・・・ローラーが塗材から離れる時、通気孔の孔上は勿論のこと、その周辺の塗材までが塗材面に引き寄せられ」から、内層なる通気部を有する網状や桝目枠状のロール基体は、通気部なる空間部と塗料接触部とを有するものであることが分かる。 ウ 上記(2)ア及びイから、最外層の複数の凸部において、凸部と凸部との間に空間部があること、及び凸部が塗料接触部となることが分かる。 エ 上記(2)アないしウから、立体模様付けローラーが、空間部と塗料接触部からなり、塗材面の凹凸模様を作製するパターンが形成されること、最外層およびこれと接する内層の2層からなること、最外層に形成された空間部と塗料接触部および網状や桝目枠状からなる内層に形成された空間部と塗料接触部によって多数の空孔が形成されることが分かる。 (3)引用文献に記載された発明 上記(1)アないしキ、上記(2)アないしエ、及び第1及び2図の記載を総合すると、引用文献には次の発明(以下、「引用発明」という。)が記載されている。 「塗材面に一定の凹凸模様を作製するに当たり、 樹脂あるいはエラストマーを、立体模様付けローラーを構成する材料とし、 空間部と塗料接触部からなり、塗材面の凹凸模様を作製するパターンが形成され、最外層およびこれと接する内層の2層からなり、 最外層に形成された空間部と塗料接触部および網状や桝目枠状からなる内層に形成された通気部なる空間部と塗料接触部によって多数の空孔が形成される立体模様付けローラー。」 3 対比、判断 (1)対比 ア 本願発明と引用発明とを対比すると、引用発明の「塗材面」は、その機能、構造又は技術的意義からみて、本願発明の「塗装面」及び「塗膜」に相当し、以下同様に、「凹凸模様」は「凹凸模様」に、「樹脂あるいはエラストマー」は「プラスチックまたはゴム」に、「立体模様付けローラー」は「パターンローラ用成形体」に相当する。 イ 引用発明における「空間部と塗料接触部からなり、塗材面の凹凸模様を作製するパターンが形成され、最外層およびこれと接する内層の2層からなり、 最外層に形成された空間部と塗料接触部および網状や桝目枠状からなる内層に形成された通気部なる空間部と塗料接触部によって多数の空孔が形成される」は、 「空間部と塗料接触部からなり、塗膜の凹凸模様を作製するパターンが形成され、最外層およびこれと接する内層の2層からなり、 最外層に形成された空間部と塗料接触部および内層に形成された空間部と塗料接触部によって多数の空孔が形成される」という限りにおいて、 本願発明における「空間部と塗料接触部からなり、塗膜の凹凸模様を作製するパターンが形成され、最外層およびこれと接する内層を含む少なくとも2以上の層からなり、 前記最外層に形成された空間部と塗料接触部および内層に形成された空間部と塗料接触部が縦横に組み交わした構造によって多数の空孔が形成され、該空孔が塗料を通過させる機能を有し」に相当する。 ウ したがって、本願発明と引用発明は、 「塗装面に一定の凹凸模様を作製するに当たり、 プラスチックまたはゴムを、パターンローラ用成形体を構成する材料とし、 空間部と塗料接触部からなり、塗膜の凹凸模様を作製するパターンが形成され、最外層およびこれと接する内層の2層からなり、 最外層に形成された空間部と塗料接触部および内層に形成された空間部と塗料接触部によって多数の空孔が形成されるパターンローラ用成形体。」の点で一致し、次の点で相違する。 (相違点1) 「空間部と塗料接触部からなり、塗膜の凹凸模様を作製するパターンが形成され、最外層およびこれと接する内層の2層からなり、 最外層に形成された空間部と塗料接触部および内層に形成された空間部と塗料接触部によって多数の空孔が形成される」ことに関して、 本願発明においては、「空間部と塗料接触部からなり、塗膜の凹凸模様を作製するパターンが形成され、最外層およびこれと接する内層を含む少なくとも2以上の層からなり、 前記最外層に形成された空間部と塗料接触部および内層に形成された空間部と塗料接触部が縦横に組み交わした構造によって多数の空孔が形成され、該空孔が塗料を通過させる機能を有」するものであるのに対し、 引用発明においては、「空間部と塗料接触部からなり、塗材面の凹凸模様を作製するパターンが形成され、最外層およびこれと接する内層の2層からなり、 最外層に形成された空間部と塗料接触部および網状や桝目枠状からなる内層に形成された通気部なる空間部と塗料接触部によって多数の空孔が形成される」点(以下、「相違点1」という。)。 (相違点2) 本願発明においては、「塗料接触部が塗料に対して撥性を有する」のに対し、引用発明においては、塗料接触部を含めロール基体を樹脂あるいはエラストマーを材料とするものの、撥性については不明である点(以下、「相違点2」という。)。 (2)判断 ア 相違点1について 塗膜に模様を形成するローラの技術分野において、模様形成のための凸部を、線状体とすることは周知技術である(例として、特開昭52-20631号公報[4ページ左上欄5ないし8行。以下、「周知例1」という。]、又は実願昭59-62419号(実開昭60-176278号)のマイクロフィルム[明細書6ページ12ないし15行。以下、「周知例2」という。]参照。以下、「周知技術」という。)。そして、模様を形成するための凸部を適宜形状のものへと変更することは当業者の通常の創作能力の発揮といえるから、引用発明の凸部を周知技術の線状体とすることに困難性はない。そして、引用発明の網状や桝目枠状からなる内層に対して最外層として配置される凸部を線状体とすることにより、最外層に形成された空間部と塗料接触部および内層に形成された空間部と塗料接触部が縦横に組み交わした構造とすることに、当業者の格別の創意は要しない。 次に、空孔が塗料を通過させる機能について検討する。該機能に関して、本願の明細書には、例えば次の事項が記載されている(なお、下線は当審で付したものである。)。 ・「【0009】 塗膜の凹凸模様の作製、特に微細な凹凸模様の作製においては、上記のように、パターンを形成する最外層の空間部への塗料の入り込みおよび残留を排除する必要がある。本発明は、パターンローラ用成形体に対する種々の検証の結果、これを最外層およびこれと接する内層を含む2以上の複数層によって構成するとともに、少なくとも1つの内層が塗料を通過させる機能を有するように構成することによって、塗料の残留を含む上記課題を解消することができることを見出した。従って、こうした構成を適用することによって、長時間連続して、一定の凹凸模様を作製することが可能なパターンローラ用成形体を提供することが可能となった。」(段落【0009】) ・「【0011】 上記のように、最外層の空間部への塗料の入り込みおよび残留を排除するには、これと接触する直近の内層が塗料を通過させる機能を有することが好ましいことを見出した。また、具体的にこうした通過性を確保する方法の1つとして、内層が多数の空孔を有し、該空孔が最外層の空間部と接することが好ましいことを見出した。つまり、内層に空孔を設け最外層の空間部と接することによって、該空間部への塗料の入り込みを防止することが可能となり、さらに、空間部に入り込んだ塗料を多数の空孔を介して空間部から排除するという、構造的に塗料を通過させる機能を確保するパターンローラ用成形体を構成することが可能となった。従って、こうした構成を適用することによって、長時間連続して、一定の凹凸模様を作製することが可能なパターンローラ用成形体を提供することが可能となった。」(段落【0011】) ・「【0028】 このような効果が得られる詳細な理由は明らかではないが、パターンが塗料接触部1bおよび塗料接触部2bという少なくとも凹凸のある2段で構成された形状体および空間部1aによって形成されることにより、パターンローラを移動させた際に、塗料接触部1bと塗料接触部2bでは、壁面を押さえつける圧力が異なり、空間部1aまで塗料が入り込んだとしても、空間部2aまでは、塗料が入り込み難くい構造となっているためと思われる。また、仮に空間部2aに塗料が入り込んだとしても、塗料接触部1bから空間部2aまでの傾斜構造(塗料接触部1bの内側の空間2aおよび塗料接触部2bの外側の空間部1aの存在)により、空間部2a(または空間部1a)に入り込んだ塗料が、パターンローラの回転等により簡単に外部に出て行きやすい構造をとっているためと思われる。従って、本成形体は、空間部を含む外周面全面に塗料が付着しやすく、凹部に塗料が溜まりやすい従前のパターンローラと比べて、パターンローラの空間部1aおよび2a全体に塗料が入り込みにくい。」(段落【0028】) これに対し、引用発明は、上記2(1)ウの特に「凹部における塗材蓄積量を常に一定にする方法を種々検討した結果、ローラーの凹面にロール基体に貫通する通気部例えば通気孔を設ければ塗材は孔にまで強く押しこまれることなく、むしろローラーが塗材から離れる時、通気孔の孔上は勿論のこと、その周辺の塗材までが塗材面に引き寄せられ、その結果長時間の作業中も常にほぼ一定量の塗材がローラーに付着しつづけることを見出したのである。」の記載から、最外層の複数の凸部間における空間部において、塗材が通過する機能を有することは明らかであるし、内層の網状や桝目枠状のロール基体における通気部なる空間部に、仮に塗材が多少なりとも入り込んだとしても、入り込んだ塗材が塗材面に引き寄せられることは自明の作用効果であるし、さらに引き寄せられるようにすべく構成することは当業者が当然に採用し得る技術的事項である。また、ある程度の大きさを有する空間部(通気部)が塗料を通過する機能を有することは、技術常識である。そうすると、最外層の空間部(と塗料接触部)および内層の空間部(と塗料接触部)によって形成される空孔が、塗料を通過させる機能を有するものとすることは、引用発明において、自明の作用効果であるか、又は当業者が適宜なし得る設計事項である。 以上によれば、引用発明及び周知技術に基づき、相違点1に係る本願発明の発明特定事項に想到することは、当業者が容易になし得ることである。 なお、凹凸模様に関して、さらに説明すると、本願の明細書の例えば「【0022】・・・最外層1が横の線状体によって空間部1aおよび塗料接触部1bを有するように形成され、内層2が縦の線状体によって空間部2aおよび塗料接触部2bを有するように形成される。これらを縦横に組み交した構造によって、塗料接触部1bおよび塗料接触部2bによって凹凸形状を作製するとともに、空間部1aおよび空間部2aによって、多数の空孔3を有する内層2を形成することができる。」(段落【0022】)という実施例の説明に対し、上記周知例1における網目模様のためのメッシュを適宜大きくしたネット(4ページ左上欄5ないし8行)、及び周知例2における「従来の・・・格子網状の合成樹脂繊維体の網目状ローラー」(明細書8ページ10ないし12行)、並びに網及びネットが一般的に縦横の線状体により形成されることが技術常識であることを考慮すれば、相違点1に係る本願発明の発明特定事項である「空間部と塗料接触部からなり、塗膜の凹凸模様を作製するパターンが形成され、最外層およびこれと接する内層を含む少なくとも2以上の層からなり、前記最外層に形成された空間部と塗料接触部および内層に形成された空間部と塗料接触部が縦横に組み交わした構造によって多数の空孔が形成され」は、従来から採用されてきた網又はネットによる塗膜への模様付け手段を詳述したものといえるから、引用発明及び周知技術に基づき、相違点1に係る本願発明の発明特定事項に想到することに、当業者の格別の創意は要しない。 イ 相違点2について 本願発明の「塗料接触部が塗料に対して撥性を有する」について、本願の明細書には、「ここで、塗料接触部1b(または/および塗料接触部2b)の撥性を確保するには、撥性を有する素材を用いる方法あるいは塗料接触部1bの表面を撥性処理する方法などがある。具体的に、本成形体に使用可能な撥性を有する素材としては、上記材料のうちプラスチック、ゴムあるいはガラス等を挙げることができる。」(段落【0034】)と記載されている。これに対し、引用発明は、塗料接触部を含め、ロール基体の材料を樹脂あるいはエラストマーとするものであるから、両者に実質的な差異はなく、相違点2は実質的な相違点とはいえない。 また、塗料が乾かないうちに凹凸により模様を付与する立体模様付けローラーにおいて、ローラーを転動させて模様を付与し、模様を付与した箇所を ローラーが通り過ぎる際に、塗料がローラーから剥がれる程度の撥性をローラーの塗料接触部にもたせることは、技術の具体的適用に伴う設計事項であるから、相違点2に係る本願発明の発明特定事項は、当業者が容易になし得る設計事項である。 したがって、相違点2は実質的な相違点ではないか、または、引用発明に基づき相違点2に係る本願発明の発明特定事項に想到することは、当業者が容易になし得ることである。 ウ そして、本願発明を全体として検討しても、その奏する効果は、引用発明及び周知技術から、当業者が予測することができる以上の格別顕著なものではない。 よって、本願発明は、引用発明及び周知技術に基づき当業者が容易に発明をすることができたものである 4 むすび 以上のとおり、本願発明は、引用発明及び周知技術に基き、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審理終結日 | 2014-10-08 |
結審通知日 | 2014-10-09 |
審決日 | 2014-10-22 |
出願番号 | 特願2007-119181(P2007-119181) |
審決分類 |
P
1
8・
121-
WZ
(B05C)
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最終処分 | 不成立 |
前審関与審査官 | 日下部 由泰 |
特許庁審判長 |
林 茂樹 |
特許庁審判官 |
金澤 俊郎 藤原 直欣 |
発明の名称 | パターンローラ用成形体、これを用いたパターンローラおよびこれらを用いた塗装方法 |
代理人 | 特許業務法人 ユニアス国際特許事務所 |