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審決分類 審判 査定不服 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備 特許、登録しない。 C12N
審判 査定不服 特17 条の2 、4 項補正目的 特許、登録しない。 C12N
管理番号 1296897
審判番号 不服2013-4987  
総通号数 183 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2015-03-27 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2013-03-15 
確定日 2015-01-28 
事件の表示 特願2009-191360「HML-2ポリペプチド発現用ベクター」拒絶査定不服審判事件〔平成21年11月19日出願公開、特開2009-268478〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第1 手続の経緯
本願は、平成15年6月13日を国際出願日(パリ条約による優先権主張外国庁受理平成14年6月13日 米国、平成15年5月20日 米国)とする特願2004-513447号の一部を、特許法第44条第1項の規定により、平成21年8月20日に新たな特許出願として分割したものに係る。
以降の経緯は次のとおりである。
平成23年 9月13日付け 拒絶理由通知書
平成24年 3月15日 意見書
平成24年11月14日付け 拒絶査定
平成25年 3月15日 審判請求書・手続補正書

第2 平成25年3月15日付けの手続補正についての補正の却下の決定
[補正却下の決定の結論]
平成25年3月15日付けの手続補正を却下する。

[理由]
上記補正により、特許請求の範囲の請求項1は、
「本明細書に記載されるような発明。」から、
「核酸ベクターであって、
(i)プロモーター;
(ii)HERV-KファミリーのHML-2サブグループのメンバーである内因性レトロウイルスに由来するポリペプチドをコードする配列であって、当該配列は、当該プロモーターと作動可能に連結されている、配列;および
(iii)選択マーカー;
を含む、ベクター。」へと、補正された。
この補正は、請求項の削除、及び、誤記の訂正には該当せず、また、願書に最初に添付した明細書の記載をみても、補正前の請求項1の発明が本来補正後の請求項1の発明を意味するものであったことが明らかではないから、明りょうでない記載の釈明にも該当しない。
さらに、補正前の請求項1に係る発明は、具体的な発明特定事項が明らかでないものであり、発明特定事項のいずれかを限定した補正であるとはいえないため、特許請求の範囲の減縮にも該当しない。
したがって、この補正は、平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第4項の規定に違反するので、同法第159条第1項において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。

第3 本願発明
平成25年3月15日付けの手続補正は、上記のとおり却下されたので、本願の請求項1に係る発明は、願書に最初に添付した特許請求の範囲の請求項1に記載された、「本明細書に記載されるような発明。」である。

第4 原査定の拒絶理由の概要
原査定の拒絶理由の概要は、請求項1の「本明細書に記載されるような発明。」という特定では、明細書中に記載されているどの発明のことを意図するものであるかについて、当業者が明確に把握できないから、特許請求の範囲の記載は、特許法第36条第6項第2号に規定する要件を満たしていないというものである。

第5 当審の判断
本願明細書には、次のような記載がある。
「【0044】
・・(省略)・・
・本発明はさらに、以下を提供し得る:
・(項目1)
核酸ベクターであって、
(i)プロモーター;
(ii)HERV-KファミリーのHML-2サブグループのメンバーである内因性レトロウイルスに由来するポリペプチドをコードする配列であって、当該配列は、当該プロモーターと作動可能に連結されている、配列;および
(iii)選択マーカー;
を含む、ベクター。
・・(省略)・・
・(項目29)
患者において癌を診断するための方法であって、
(a)項目24に記載のVLPを、当該患者由来の抗体と接触させる工程、および/または
(b)項目24に記載のVLPに対する抗体を、患者サンプルと接触させる工程
を包含する、方法。」
つまり、本願明細書には、(項目1)?(項目29)のような、多種多様な発明が記載されている。
そして、本願特許請求の範囲の記載は、本願明細書中の多種多様な発明のうち、どの発明について特許を受けようとしているのか不明であって、特許法第36条第6項第2号に規定する要件を満たしていない。

第6 結語
以上のことから、本願の特許請求の範囲の記載は、特許法第36条第6項第2号に規定する要件を満たしておらず、本願は拒絶すべきものである。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2014-09-04 
結審通知日 2014-09-05 
審決日 2014-09-18 
出願番号 特願2009-191360(P2009-191360)
審決分類 P 1 8・ 537- Z (C12N)
P 1 8・ 57- Z (C12N)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 白井 美香保  
特許庁審判長 中島 庸子
特許庁審判官 田中 晴絵
郡山 順
発明の名称 HML-2ポリペプチド発現用ベクター  
代理人 森下 夏樹  
代理人 山本 秀策  
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