ポートフォリオを新規に作成して保存 |
|
|
既存のポートフォリオに追加保存 |
|
PDFをダウンロード |
審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) B61D |
---|---|
管理番号 | 1297104 |
審判番号 | 不服2013-18081 |
総通号数 | 183 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2015-03-27 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2013-09-19 |
確定日 | 2015-02-05 |
事件の表示 | 特願2008-173413号「列車ドア制御装置」拒絶査定不服審判事件〔平成22年1月21日出願公開、特開2010-12869号〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 |
理由 |
1.手続の経緯 本願は、平成20年7月2日の出願であって、平成25年6月14日付けで拒絶査定がなされ、これに対して、平成25年9月19日に審判請求がなされ、これと同時に手続補正がなされたものであり、その後当審から平成26年8月25日付けで拒絶の理由が通知され、平成26年10月27日付けで意見書が提出され、また同日付けで特許請求の範囲を補正する補正がなされたものである。 2.本願発明 本願の請求項1?3に係る発明は、平成26年10月27日付けの手続補正書により補正された特許請求の範囲の請求項1?3に記載された事項により特定されるものと認められるところ、その請求項1に係る発明(以下、「本願発明」という。)は、以下のとおりのものである。 「【請求項1】 駅プラットホームに進入する列車を検知する位置において、列車の走行路に沿って設けられた列車進入検知用地上子と、 前記駅プラットホームから進出する列車を検知する位置において、前記列車の走行路に沿って設けられた列車進出検知用地上子と、 列車に搭載され、複数の車上子と、ドア開閉装置とを含む車上装置と を有する列車ドア制御装置であって、 前記複数の車上子には、第1及び第2の先頭車上子と、第1及び第2の後尾車上子とが含まれており、 前記車上子は、それぞれ、前記列車進入検知用地上子及び前記列車進出検知用地上子と結合するものであり、前記第1の先頭車上子が前記列車の上り方向の先頭側に配置され、前記第1の後尾車上子が前記列車の上り方向の後尾側に配置され、前記第2の先頭車上子が前記列車の下り方向の先頭側に配置され、前記第2の後尾車上子が前記列車の下り方向の後尾側に配置されており、 前記ドア開閉装置は、前記列車が前記上り方向に走行するときには、前記第1の先頭車上子が前記列車進入検知用地上子と結合したこと、また、前記列車が前記下り方向に走行するときには、前記第2の先頭車上子が前記列車進入検知用地上子と結合したことを前記駅プラットホーム側のドア「開」を許可する信号を生成するための条件とし、列車停止を意味する列車速度信号が入力されたことを条件に、ドア「開」信号を有効とするものであり、 前記列車進入検知用地上子及び前記列車進出検知用地上子は、レール間に設けられている、 列車ドア制御装置。」 3.引用刊行物の記載事項 当審からの拒絶理由に引用した、本願の出願前に頒布された刊行物である特開2007-15574号公報(以下、「刊行物」という。)には、「プラットホーム検知システム」に関して、下記の事項が図面とともに記載されている。 ア. 「【要約】 【課題】車両編成数が変化しても列車がホームに収まっている否かを正確に検知する。 【解決手段】最後尾車両10Bに設けた後側RFIDアンテナA2-Lがプラットホーム30の後方に設けた後側RFIDタグT2からの無線信号を受信することで列車10のホーム進入完了を検知する第1検知手段と、先頭車両10Aに設けた前側RFIDアンテナA1-Lがプラットホーム30の前方に設けた前側RFIDタグT1からの無線信号を受信することで列車10のホーム進出開始を検知する第2検知手段と、第1検知手段により列車10のホーム進入完了が検知され、かつ、第2検知手段により列車10のホーム進出開始が検知されていない場合に列車10がプラットホーム30に収まっていると判定するホーム検知手段13と、を備えている。」 イ.「【0008】 前記課題を解決するため、本発明は、列車の最後尾車両に設けた後側RFIDアンテナとプラットホームの後方に設けた後側RFIDタグとの間で無線信号が送受されることで、前記列車のプラットホームへの進入完了を検知する第1検知手段と、前記列車の先頭車両に設けた前側RFIDアンテナとプラットホームの前方に設けた前側RFIDタグとの間で無線信号が送受されることで、前記列車のプラットホームからの進出開始を検知する第2検知手段と、前記第1検知手段により列車のプラットホーム進入完了が検知され、かつ、前記第2検知手段により列車のプラットホーム進出開始が検知されていない場合に、前記列車が前記プラットホームに収まっていると判定するホーム検知手段と、を備えていることを特徴とするプラットホーム検知システムを提供している。 」(段落【0008】) ウ.「【0029】 図1乃至図8は第1実施形態のプラットホーム検知システムを示している。 【0030】 図1(a)?(d)は列車10のプラットホーム30への進入/進出を説明する平面図である。図2は列車10の要部斜視図である。本実施形態のプラットホーム検知システムでは、図1(a)?(d)および図2に示すように、列車10の先頭車両10Aの左前端側面に左前側RFIDアンテナA1-L、右前端側面に右前側RFIDアンテナA1-Rが取り付けられていると共に、最後尾車両10Bの左後端側面に左後側RFIDアンテナA2-L、右後端側面に右後側RFIDアンテナA2-Rが取り付けられている。 【0031】 図3はプラットホーム30の要部斜視図である。図1(a)?(d)および図3に示すように、プラットホーム30の線路側端面には進行方向の前方側に前側RFIDタグT1、後方側に後側RFIDタグT2が取り付けられている。なお、プラットホーム30に進入し得る列車の車両編成数は例えば2両あるいは3両であり、図1(a)?(d)では最大両編成である3両編成の列車10が示されている。」(段落【0029】?段落【0031】) エ.「【0033】 図4は列車10のブロック図である。列車10は、図4に示すように、左前側RFIDアンテナA1-Lと、右前側RFIDアンテナA1-Rと、左後側RFIDアンテナA2-Lと、右後側RFIDアンテナA2-Rと、左前側RFIDアンテナA1-Lに接続された左前側RFIDコントローラC1-Lと、右前側RFIDアンテナA1-Rに接続された右前側RFIDコントローラC1-Rと、左後側RFIDアンテナA2-Lに接続された左後側RFIDコントローラC2-Lと、右後側RFIDアンテナA2-Rに接続された右後側RFIDコントローラC2-Rと、各種演算制御を行うCPU11と、記憶部16と、車両停止検出部17と、扉開閉指令部18と、扉開強制許可指令部19と、扉開閉制御部20とを備えている。CPU11は、RFID情報解析部12と、ホーム検知部13と、扉開可否判定部14と、付加情報検出部15とを備えている。」(【0033】) オ.「【0035】 RFID情報解析部12は、どのRFIDアンテナA1-R、A1-L、A2-R、A2-LでどのRFIDタグT1、T2からの無線信号を受信したかを解析する機能を有する。ホーム検知部13は、RFID情報解析部12からの出力に基づいて列車10のプラットホーム30への進入/進出状況を検知すると共に、プラットホーム30が進行方向の左右どちらに存在するかを判別する機能を有する。扉開可否判定部14は、ホーム検知部13、車両検知部17、扉開閉指令部18および扉開強制許可指令部19からの出力に基づいて列車10の扉(図示せず)を開放してもよいかの判定を行うと共に、扉を開放してもよいと判定された場合に扉開閉制御部20に扉開放指令を出力する機能を有する。付加情報検出部15は、RFIDタグT1、T2から受信した信号より各種付加情報を抽出する機能を有する。」 カ.「【0044】 次に、扉開可否判定部14が扉の開放許可を判定する手順について図8を参照しながら説明する。図8は列車10の扉開可否判定部14の処理手順を説明するフローチャートである。 【0045】 車両停止検出部17により列車10が停止したと検出され(ステップS11)、ホーム検知部13により列車10がプラットホーム30に進入完了したと判定され(ステップS12)、かつ、列車10がプラットホーム30より進出開始していないと判定される場合には(ステップS13)、列車10がプラットホーム30に収まっているので、扉開可否判定部14は扉開閉指令部18から扉開指令を受信すると(ステップS14)、信号を受信したRFIDアンテナA1-Lの存在する左側の扉(図示せず)を開くように扉開閉制御部20に指令する(ステップS15)。なお、この際、進行方向に対して右側の扉を開くように扉開閉指令部18から指令があった場合には、扉の開放は許可されない。」(段落【0044】?段落【0045】) キ.「【0049】 次に、第2実施形態のプラットホーム検知システムについて説明する。図9は列車10およびプラットホーム30を示す平面図である。第1実施形態との相違点は、列車10の先頭車両10Aの底壁前端中央に前側RFIDアンテナA1、最後尾車両10Bの底壁後端中央に後側RFIDアンテナA2が取り付けられていると共に、プラットホーム30の両端に対応する線路Rの中央に前側RFIDタグT1および後側RFIDタグT2が取り付けられている点である。 【0050】 前側RFIDタグT1および後側RFIDタグT2は図5と略同構造であり、記憶部31に当該プラットホーム30が列車10に対して左側にあることのホーム方向情報が保存されている。即ち、RFIDタグT1、T2から送信する無線信号に該ホーム方向情報を含ませることで、RFIDアンテナA1、A2を設けた列車10は左右どちらの扉を開放したらよいかを知ることができる。本構成とすると、列車10に搭載されるRFIDアンテナおよびRFIDコントローラは、第1実施形態に比べて半減させることが可能となる。なお、他の構成は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。」(段落【0049】?段落【0050】) 以上のア?カの事項及び図面の記載からみて、刊行物には、下記の発明(以下、「引用発明」という。)が記載されているものと認められる。 (引用発明) 「プラットホーム30に進入する列車を検知する位置において、列車の走行路に沿って設けられた後側RFIDタグT2と、 前記プラットホーム30から進出する列車を検知する位置において、前記列車の走行路に沿って設けられた前側RFIDタグT1と、 列車に、複数のアンテナと、RFID情報解析部12、ホーム検出部13、扉開可否判定部14、車両停止検出部17とを備えたプラットホーム検知システムであって、 前記複数のアンテナには、左前側RFIDアンテナA1-L、右前側RFIDアンテナA1-R、と左後側RFIDアンテナA2-L、右後側RFIDアンテナA2-Rとが含まれており、 前記アンテナは、それぞれ、後側RFIDタグT2及び前側RFIDタグT1からの無線信号を受信するものであり、左前側RFIDアンテナA1-L、右前側RFIDアンテナA1-Rが前記列車の進行方向の先頭車両10Aに配置され、左後側RFIDアンテナA2-L、右後側RFIDアンテナA2-Rが前記列車の進行方向最後尾車両10Bに配置されており、 RFID情報解析部12、ホーム検出部13、扉開可否判定部14、車両停止検出部17、車両停止検出部17により列車10が停止したと検出されたこと、前記列車が前方向に走行するときには、左前側RFIDアンテナA1-L(右前側RFIDアンテナA1-R)が後側RFIDタグT2からの無線信号を受信したこと、左前側RFIDアンテナA1-L(右前側RFIDアンテナA1-R)が前側RFIDタグT1からの無線信号を受信していないことを条件に、扉開指令を有効とするプラットホーム検知システム」 4.対比・判断 (1)本願発明と引用発明とを対比すると、それぞれの有する機能からみて、引用発明の「後側RFIDタグT2」は本願発明の「列車進入検知用地上子」に相当する。以下、同様に、「前側RFIDタグT1」は「列車進出検知用地上子」に、「扉」は「ドア」に、「左前側RFIDアンテナA1-L、右前側RFIDアンテナA1-R」は「第1の先頭車上子」に、「左後側RFIDアンテナA2-L、右後側RFIDアンテナA2-R」は「第1の後尾車上子」に、「プラットホーム検知システム」は「列車ドア制御装置」にそれぞれ相当する。また、引用発明の「無線信号を受信し」は、その機能から「結合し」に相当し、「RFID情報解析部12、ホーム検出部13、扉開可否判定部14、車両停止検出部17」はその機能から「ドア開閉装置」に相当する。 そして、引用発明の「車両停止検出部17により列車10が停止したと検出されたこと」は本願発明の「列車停止を意味する列車速度信号が入力されたこと」に相当し、また、引用発明の「列車が前方向に走行するときには、前側RFIDアンテナA1が後側RFIDタグT2が無線信号を受信したこと」は本願発明の「列車が上り方向に走行するときには、第1の先頭車上子が列車進入検知用地上子と結合したこと」に相当する。したがって、本願発明と引用発明は次の一致点、相違点を有する。 (一致点) 「駅プラットホームに進入する列車を検知する位置において、列車の走行路に沿って設けられた列車進入検知用地上子と、 前記駅プラットホームから進出する列車を検知する位置において、前記列車の走行路に沿って設けられた列車進出検知用地上子と、 列車に搭載され、複数の車上子と、ドア開閉装置とを含む車上装置とを有する列車ドア制御装置であって、 前記複数の車上子には、第1の先頭車上子と、第1の後尾車上子とが含まれており、 前記車上子は、それぞれ、前記列車進入検知用地上子及び前記列車進出検知用地上子と結合するものであり、前記第1の先頭車上子が前記列車の上り方向の先頭側に配置され、前記第1の後尾車上子が前記列車の上り方向の後尾側に配置されており、 前記ドア開閉装置は、前記列車が前記上り方向に走行するときには、前記第1の先頭車上子が前記列車進入検知用地上子と結合したこと及び列車停止を意味する列車速度信号が入力されたことを条件に、ドア「開」信号を有効とするものである、 列車ドア制御装置。」 (相違点1) 本願発明では、「複数の車上子には、第2の先頭車上子と、第2の後尾車上子とが含まれており」、「前記第2の先頭車上子が前記列車の下り方向の先頭側に配置され、前記第2の後尾車上子が前記列車の下り方向の後尾側に配置されて」いるのに対して、引用発明ではそのような特定がない点。 (相違点2) 本願発明では、「ドア開閉装置は、列車が前記上り方向に走行するときには、第1の先頭車上子が列車進入検知用地上子と結合したこと、また、前記列車が下り方向に走行するときには、第2の先頭車上子が前記列車進入検知用地上子と結合したことを前記駅プラットホーム側のドア「開」を許可する信号を生成するための条件とし、列車停止を意味する列車速度信号が入力されたことを条件に、ドア「開」信号を有効とするものであ」るのに対し、引用発明では、「車両停止検出部17により列車10が停止したと検出されたこと、前記列車が進行方向に走行するときには、前側RFIDアンテナA1が後側RFIDタグT2と結合したこと、前側RFIDアンテナA1が前側RFIDタグT1に結合していないことを条件に、扉開指令を有効とする」点。 (相違点3) 本願発明では、「列車進入検知用地上子及び列車進出検知用地上子は、レール間に設けられている」のに対し、引用発明ではそのような特定がない点。 以下、相違点について検討する。 (相違点1について) 同一の列車がある地点で折り返し、上り、下り方向に走ることは周知慣用の事項であり、上り時に必要な車上子が「第1の先頭車上子が前記列車の上り方向の先頭側に配置され、第1の後尾車上子が前記列車の上り方向の後尾側に配置」されるのと同様に、下り方向においても、先頭側及び後尾側に車上子を配置することは、同じ組み合わせの車上子を下り方向の先頭側、後尾側にもう一組配置することにより達成されるものであり、当業者が、容易に想到し得るものである。 (相違点2について) 刊行物には、「車両停止検出部17により列車10が停止したと検出され(ステップS11)、ホーム検知部13により列車10がプラットホーム30に進入完了したと判定され(ステップS12)、かつ、列車10がプラットホーム30より進出開始していないと判定される場合には(ステップS13)、列車10がプラットホーム30に収まっているので」と記載されていること(【0045】)、また刊行物の図8のフローチャートでは、S11に「車両は停止したか?」とされ最初に判断していることから、引用発明では、「車両停止検出部17により列車10が停止したと検出されたこと」(以下、「列車停止条件」という)が扉開指令を有効・無効とする条件のうち、最初の判断条件であるのに対して、本願発明では、最後の条件となっているが、いずれも、列車停止条件を含む複数の条件をすべて満たしている時に初めて、ドア「開」信号を有効とするものである以上、複数の条件の信号の順番は、当業者が容易に変更しえるものであり、引用発明の列車停止条件(ステップ11)を本願発明のように判断の順序において、最後の判断とし「第1の先頭車上子が前記列車進入検知用地上子と結合したことを駅プラットホーム側のドア「開」を許可する信号を生成するための条件とし、列車停止を意味する列車速度信号が入力されたことを条件に、ドア「開」信号を有効とする」ことは当業者が容易になし得ることである。 そして、引用発明では、進行方向が逆の場合の条件等について特定していないが、一つの列車が上り方向及び下り方向に使用されることは周知慣用の事項であることに鑑みれば、引用発明において、ある進行方向と同様にその逆方向においても、同じ扉開指令を有効とする条件を適用し、「列車が前記下り方向に走行するときには、第2の先頭車上子が前記列車進入検知用地上子と結合したこと」を条件とすることは当業者が容易に想到しえることである。 (相違点3について) 刊行物の前記摘記キ及び図9から、刊行物には、線路Rの中央に前側RFIDタグT1及び後側RFIDタグT2が取り付けることが示されており、これを引用発明に応用し、「列車進入検知用地上子及び列車進出検知用地上子は、レール間に設け」ることは当業者が容易に想到し得ることである。 そして、本願発明の奏する作用及び効果を検討しても引用発明、刊行物記載の事項から予測できる程度のものであって格別のものとは認められない。 よって、本願発明は、引用発明に、刊行物記載の事項を適用して当業者が容易に発明し得たものである。 5.むすび 以上のとおりであるから、本願発明は、刊行物に記載された発明及び刊行物記載の事項に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。 したがって、本願は拒絶されるべきものである。 よって結論のとおり審決する。 |
審理終結日 | 2014-11-25 |
結審通知日 | 2014-12-02 |
審決日 | 2014-12-16 |
出願番号 | 特願2008-173413(P2008-173413) |
審決分類 |
P
1
8・
121-
WZ
(B61D)
|
最終処分 | 不成立 |
前審関与審査官 | 鈴木 敏史 |
特許庁審判長 |
丸山 英行 |
特許庁審判官 |
平田 信勝 大熊 雄治 |
発明の名称 | 列車ドア制御装置 |
代理人 | 原田 昭穂 |