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審決分類 審判 査定不服 特36条4項詳細な説明の記載不備 特許、登録しない。 G01V
管理番号 1304598
審判番号 不服2014-16461  
総通号数 190 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2015-10-30 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2014-08-20 
確定日 2015-08-20 
事件の表示 特願2009- 83396「気象画像解析方法と装置」拒絶査定不服審判事件〔平成22年 9月24日出願公開、特開2010-210601〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第1 手続の経緯
平成21年 3月 6日 特許出願
平成25年10月 9日付け 拒絶理由通知
(同年同月15日発送)
平成25年12月16日 意見書
平成25年12月16日 手続補正書
平成26年 5月15日付け 拒絶査定
(同年同月20日送達)
平成26年 8月20日 手続補正書
(以下、「本件補正」という。)
平成26年 8月20日 審判請求

第2 本件補正について
本件補正は、本件補正前の特許請求の範囲の請求項1及び5に記載されていた「RGBの輝度値の差である」の記載を削除し、段落0110の「以上のことから明らかなように、地震時の気象画像データを3次元表示し、その明度差から震源地を特定することができた。」を「以上のことから明らかなように、地震時の気象画像データを3次元表示し、その明度差を観察した。」(下線は、当審が付した。)と変更するものであり、拒絶査定において示された指摘に対応し、明瞭でない記載の釈明を目的とする補正であるから、本件補正を適法なものとして受け入れることとする。

第3 原査定の拒絶の理由
原査定の拒絶の理由は、概略、本願の発明の詳細な説明に記載の事項に基づいて地震の有無を検出(地震予知)することが可能であるとは認められず、また、どのようにして地震動に起因する明度差とその他の要因に起因する明度差を峻別するのか理解できないから、本願の発明の詳細な説明は、当業者が本願請求項に係る発明を実施することができる程度に明確かつ十分に記載されたものではなく、特許法第36条第4項第1号に規定する要件を満たしていない、というものである。

第4 当審の判断
1 本願発明
本件補正は適法であるから、本願の特許請求の範囲の請求項1ないし5に係る発明は、明細書、特許請求の範囲及び図面の記載からみて、本件補正後の特許請求の範囲の請求項1ないし5に記載された事項により特定されるとおりのものと認められるところ、その請求項1に係る発明は次のとおりである。

「気象衛星による、少なくとも経線、緯線、地形境界線を含む原気象赤外画像データを解析する気象画像解析方法であって、
地形データを、メッシュ地図を用いて3次元表示して地形画像データとし、
前記地形画像データから海域と湖を示すデータを削除した後、地形を複数に分割し、
前記原気象赤外画像データについて、データ間を線形補間して高速フーリエ変換によりフーリエ級数近似曲線を作成することによりデータ数を増やし、
前記線形補間後の気象赤外画像データを、前記地形画像データとの対応する領域を明らかにするように連結させて前記地形画像データに載せ、
前記線形補間後の前記気象赤外画像データ中の明度の高い、少なくとも経線、緯線、地形境界線を削除して、当該線の周辺の雲または隣り合う明度に置き換えて画像に修正し、
前記線形補間後の前記気象赤外画像データについて複数の明度値をしきい値として設定し、当該設定値より明度の低い気象赤外画像データを削除してスキャンすることにより得られる明度差を利用して、前記線形補間後の気象赤外画像データを3次元表示し、
前記明度差および前記3次元表示線形補間後の気象赤外画像データから、地震を予知する、
気象画像解析方法。」

2 発明の詳細な説明の記載について

(1)本願の明細書の発明の詳細な説明には、つぎの事項が記載されている。なお、下線は当審が付した。

「【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地震の発生を検出可能な気象画像解析方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
地震発生時にはその規模により、特殊な気象画像が確認されている。
気象衛星の画像は、地形データに重ね合わせて用いられるが、地形データに対応したいずれの位置に雲が存在するのか、また、台風級の大きな勢力の低気圧に伴う雲の流れや台風の目の存在、気圧配置等を確認することができる。
【0003】
このような、気象衛星の画像データは、所定時間ごと(現在は30分ごと)に更新され、天気予報や台風の進路予想等に使用されている。
【0004】
気象衛星の画像としては、可視画像と赤外線画像がある。可視画像は太陽の反射光を捕らえた画像で、白い雲ほど厚みがあり、視覚的に認識できる。赤外線画像は温度観測により、雲頂の高度を見積もり、可視画像とは異なる。ただし、夜間の観測も可能である。
ある地域の一定時間継続した特殊な気象画像では、その地域で際立って明度の差が生じている。ここでは、そのような特殊な画像を異常気象画像と称する。
2008年6月14日8時43分ごろ、マグニチュード7.2の岩手・宮城内陸地震が発生した。この地域のその時刻の4時間前の前後で同様な異常気象画像が確認された。
・・・(途中省略)・・・
【0083】
次に、地形画像と気象画像の3次元表示について説明する。
【0084】
<地形画像と気象画像の3次元表示>
気象画像の基点として日本地形の区域では、東経130度、北緯30度、東経140度、北緯30度、東経130度、北緯40度および東経140度、北緯40度の4交点が利用可能である。
図78は、気象画像の基点として日本地形の区域での4交点を示す図である。
処理部17は、この交点を基点として地形画像と気象画像を一致させて両画像を表示部16に表示させる。
東北地方の地形ではその交点の東経140度、北緯40度を基点として利用する。また、地形データに対して気象データを約1.7倍拡大して大きさを地形と一致させている。
【0085】
次に、各時刻の気象画像と地形との関係を検討する。図13は地震発生時刻(8時43分)から4時間前の前後の各時刻の気象画像である。また、図19・20は岩手県付近を拡大した画像で、図19(A),(C),(E),図20(A),(C)はそれぞれ経線等削除前、図19(B),(D),(F),図20(B),(D)はそれぞれ削除後の画像であり、気象画像と地形との対応位置として、2個の基点を→で示す。画像解析時には、これらの基点により、気象画像の最低明度値や最高明度値の地点が地形のどの位置かを特定するために棒状マーカーを立てる。
【0086】
図21?63は岩手県付近の地形に各時刻の気象画像を乗せた画像である。その平面と断面および3次元表示で、↑は視線方向、□は長方形の断面範囲を示す。a(長円柱)は震源地、b(短円柱)は栗駒山、1(短円柱)は荒砥沢ダム付近の明度の低い地点、2、3(短円柱)は震源地周辺の明度の高い地点である。
【0087】
図21?図29は3時00分の表示である。図21は平面で、3倍80%フーリエ近似により明度値105以下で削除した表示であり、これにより最低明度値(1地点)を得ることができた。同様に図22は3倍100%で明度値145以下を削除した表示であり、明度値の高い地域を表示している。これにより、近似の精度が高められて、図22の画像は図13(A)および図14の気象画像に近似した表示となった。この平面から各断面を作成する。1の荒砥沢ダム付近と明度の高い地点を含むA1とA2断面および震源地を含む東西断面A-EWと南北断面A-NSを作成する。
【0088】
図23?26は3倍80%で作成した断面で、1地点の明度値は91.2(81行44列)で、最高値172.57との明度差は81.55である。ここでの最高値は最低値周辺の最高地点を3次元画像で確認し、2地点の明度値182.90(62行14列)と3地点162.24(59行35列)を平均した。1地点と2地点の水平距離は約74kmである。同様に、1地点と3地点の水平距離は約52kmである。例えば図23にあるように、画像解析時に気象画像および地形画像を結んだ棒状マーカーは、断面表示上は気象画像下部で切断している。
【0089】
図27は南方向からの視線の3次元表示である。各地点での気象画像の明度による高低が明確に表示されている。図28は図27の上空からの視線の平面表示である。地形上の気象画像のメッシュの明度による高低を明確にするために、地形と同様に低所から高所の順に青から赤色の順で着色して表示する。
図31は西方向からの視線の3次元表示である。気象画像は下から見上げた視線の表示である。1地点で震源地付近の最初の最低明度値が生じている。
【0090】
図30?図38は4時00分の表示である。
・・・(途中省略)・・・
【0093】
図39?図47は4時30分の表示である。
・・・(途中省略)・・・
【0096】
図48?図56は5時00分の表示である。
・・・(途中省略)・・・
【0099】
図57?図63は5時30分の表示である。
・・・(途中省略)・・・
【0110】
以上のことから明らかなように、地震時の気象画像データを3次元表示し、その明度差を観察した。
すなわち、具体例における地震時気象画像解析結果から、既に気象画像の特異な現象が顕著であった地震発生時刻の4時間43分前に異常画像の明度解析が可能である。
【0111】
また、対象となる地形をいくつかに分割し、フーリエ近似の精度を適宜変更してデータを得ることによって、デジタル画像のような鮮明な地形データにも合致する精度の気象画像データを得ることが可能である。
【0112】
各時刻画像解析から以下のことが言える。
(1)明度の最低地点周辺の最高地点は北側周辺に存在している。北側周辺の平均最高値と最低地の差は、4時に最大値70である。また、その範囲は約70?92kmである。
(2)地震発生時刻の4時間43分前に既に気象画像の特異な現象が顕著であった。
(3)最低明度値は荒砥沢ダムの南部に位置し、新たに確認された断層は明度値の低いこの地域に存在している。
(4)震源地付近に震度計が設置されていないため、新たに確認された断層付近の震度表示は無いが、荒砥沢を挟んで、南部と北部で震度6強であった。
(5)震源地の東部の石蔵山付近に明度値の低い地域がある。この地域の標高は350mで平地に近い。
【産業上の利用可能性】
【0113】
本発明によれば、地震等の異常気象の発生を的確に検出することができる。
・・・(以下、省略)・・・」

(2)地震予知に関係する記載について
まず、本願出願時において、地震予知は困難なことであるというのが一般の技術常識であり、現在もその状況は変わっていない。
ところで、上記「1」のとおり、本願発明は、「・・・前記明度差および前記3次元表示線形補間後の気象赤外画像データから、地震を予知する」ことを含む方法の発明である。

そして、明度差および3次元表示線形補間後の気象赤外画像データと地震予知との関係について、発明の詳細な説明には、以下の記載がある。
(a)「【0004】
・・・2008年6月14日8時43分ごろ、マグニチュード7.2の岩手・宮城内陸地震が発生した。この地域のその時刻の4時間前の前後で同様な異常気象画像が確認された。」
(b)「【0110】
以上のことから明らかなように、地震時の気象画像データを3次元表示し、その明度差を観察した。
すなわち、具体例における地震時気象画像解析結果から、既に気象画像の特異な現象が顕著であった地震発生時刻の4時間43分前に異常画像の明度解析が可能である。」
(c)「【0112】
各時刻画像解析から以下のことが言える。
・・・
(2)地震発生時刻の4時間43分前に既に気象画像の特異な現象が顕著であった。
(3)最低明度値は荒砥沢ダムの南部に位置し、新たに確認された断層は明度値の低いこの地域に存在している。
・・・
(5)震源地の東部の石蔵山付近に明度値の低い地域がある。」


上記(a)ないし(c)について検討する。
上記(a)は、「2008年6月14日8時43分ごろ、マグニチュード7.2の岩手・宮城内陸地震が発生した」ことと、「この地域のその時刻の4時間前の前後で同様な異常気象画像が確認された」ことの2つの出来事があった事実が述べられているにとどまるものである。
上記(b)は、2008年6月14日8時43分ごろに発生した岩手・宮城内陸地震の地震発生時刻の4時間43分前に観測された気象画像データから異常画像の明度解析が可能であったことを述べたものであり、可能であったのは、観測された気象画像データから異常画像の明度解析が可能であったということであり、地震予知が可能であったとまでは述べていない。よって、上記(b)も上記(a)と同様に2つの出来事があった事実が述べられているにとどまるものである。
上記(c)の(2)は、地震発生時刻の4時間43分前という特定の時刻に気象画像の特異な現象が顕著であった事実を述べるにとどまるものである。
上記(c)の(3)、(5)は、断層や震源地が明度値の低い地域であったことを述べている。


そこで、上記(c)に関し、以下、「明度値の低い地域」について明細書の記載及び図面を検討する。
まず、「明度の低い地域」について検討するに、図面では、最低明度値の地点である「1地点」として記載されている。
最低明度値の地点(「1地点」)は、最低の明度値である地点を意味すると解されるが、各時刻の中で特異な現象が顕著だった4時の画像である図30?図38について、「1地点」の位置を見るに、必ずしも最低の明度値にはなっていない。例えば、図32には、「5地点」よりも右側に「1地点」よりも低い明度値の位置があり、図33(A)には、「3地点」よりも左側と、「6地点」の右側に「1地点」よりも低い明度値の位置がある。
そして、他の時間の図面も参照するに、実際の最低明度値の位置は、荒砥沢ダム付近ではない場所も含めて大きく変化している。
してみると、上記(c)の(3)、(5)は、断層や震源地が明度値の低い地域であったことを述べているが、明度値の低い地域が必ずしも断層や震源地だけとは限らないことから、明度値の低い地域が観測されたからといって、この地域を震源地とする地震が発生することを予知できるとまではいえない。
また、明度値の低い地域として最低明度値の地点(「1地点」)は、一つに特定されるところ、「1地点」よりも低い明度値の位置があることに鑑みるに、どのようにして最低明度値の地点(「1地点」)を特定するのか明確でなく、当業者が理解できるものではない。
また、荒砥沢ダム付近ではない場所も含めて大きく変化している実際の最低明度値の位置に基づいて明度差を求めるとすると、どれだけの範囲を明度差を求めるための対象とするか決定する必要があるが、発明の詳細な説明には、対象となる範囲についての記載はなく、当業者が理解することはできない。また、明度差を求めることができたとしても、その明度差は、「赤外線画像は温度観測により、雲頂の高度を見積も」る(本願明細書段落0004)ことを考慮すると、必ずしも地震動に起因する明度差であるとはいえず、発明の詳細な説明にも、地震動に起因する明度差とその他の要因に起因する明度差を区別することについて記載されていないから、やはり、明度差から地震予知をすることが可能であることを、当業者は理解することはできない。


上記で検討したように、発明の詳細な説明の記載からは、明度差および3次元表示線形補間後の気象赤外画像データが、地震予知と明らかに関係があるとまではいえないから、発明の詳細な説明に、当業者が「地震予知する」ことを含む本願発明を実施できる程度に明確かつ十分に記載されているとはいえない。

(3) 請求人の主張について

審判請求書において、請求人は以下の主張をしている。
「・・・以上のとおり、明度差は、3時?5時の間、ほぼ70前後を保っている。明度差70前後でそれほど明確ではないが、明度差の変化をみると、一定時間持続した現象であることが確認できる。標高500m前後の山間部であり気温が低く、明度差は小さいが、その値は一定値を保っている。
このように、明細書の記載との矛盾はないと思料致します。」
「・・・通常、明度差を検討する場合、標高200m以下の平野地域を対象としている。しかしながら、標高500m前後の山間部では、台風時や豪雨時を除いて、明度差が70前後となるのは稀です。
平野地域の通常時の明度差50と比較すると、標高が高い山間部の地表面の温度は低く、特に、夜間の気温の低い時間帯で、その明度差も小さく、一定時間持続した明度差70は、特異な値と言えます。
このように、明度差を検討してみると、その差は一定時間、一定の明度差を保っていると言えます。
このように、明細書の記載との矛盾はないと思料致します。」


よって、以下に、「一定時間持続」した「明度差70」について検討する。
発明の詳細な説明には、各時間ごとのデータが列記されているだけで、一定時間持続についてどの程度の時間持続することをいうのか具体的な記載はない。
これに対し、意見書では、「(2)地震時に発生する大きな明度差は地震の発生する前の3?4時間前に生じる。この明度の低い地域は、時間の経過に対して、3?4時間変化しない。すなわち、その現象は一定時間持続する。」と主張していたが、審判請求書では、「以上のとおり、明度差は、3時?5時の間、ほぼ70前後を保っている。明度差70前後でそれほど明確ではないが、明度差の変化をみると、一定時間持続した現象であることが確認できる。標高500m前後の山間部であり気温が低く、明度差は小さいが、その値は一定値を保っている。」と主張している。
この請求人の主張は、発明の地震の発生を基点とした表現ではなく、「3時?5時の間」という特定の時間帯で持続したと主張するにとどまるものである。なお、「3時?5時の間」は、6月14日において、日の出前から日の出直後に当たる時間帯であり、大気や地表面の温度変化が小さいとされる時間帯でもあることを考慮すると、「3時?5時の間」「一定時間持続」すること自体は、異常なこと、稀なこととは必ずしもいえない。
また、「地震を予知する」にあたり、異常気象画像が、「地震の発生する前の3?4時間」に観測されることが条件となるのか、地震が発生する日の「3時?5時の間」に観測されることが条件となのかの区別も発明の詳細な説明には記載されていない。
してみると、発明の詳細な説明の記載から、「地震を予知する」にあたり、当業者がどの程度の時間持続することを条件とすればよいのか理解することはできないといえる。

また、請求人の主張のとおり「一定時間持続した明度差70は、特異な値と言えます。」といえるとしても、発明の詳細な説明には、岩手・宮城内陸地震の地震発生した日と同じ日の「3時?5時の間」に特異な値が得られたとすることが記載されるにとどまり、地震の発生という出来事と特異な値が得られたという出来事が関連する出来事なのか、又は、単なる2つの出来事なのか、発明の詳細な説明の記載からは読み取れず、特定の地震の発生した同じ日に特異なことである「一定時間持続した明度差70」が観測されたからといって、直ちに一般の地震に対する地震予知ができるとまではいえない。

第5 むすび
以上のとおり、発明の詳細な説明に、当業者が本願発明を実施できる程度に明確かつ十分に記載されているとはいえず、本願は特許法第36条第4項第1号に規定する要件を満たしていないので、本願は拒絶すべきものである。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2015-06-18 
結審通知日 2015-06-23 
審決日 2015-07-06 
出願番号 特願2009-83396(P2009-83396)
審決分類 P 1 8・ 536- Z (G01V)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 田中 秀直阿部 知  
特許庁審判長 酒井 伸芳
特許庁審判官 森 竜介
樋口 信宏
発明の名称 気象画像解析方法と装置  
代理人 佐藤 隆久  

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