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審決分類 |
審判 訂正 ただし書き1号特許請求の範囲の減縮 訂正する A63F |
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管理番号 | 1310945 |
審判番号 | 訂正2015-390139 |
総通号数 | 196 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2016-04-28 |
種別 | 訂正の審決 |
審判請求日 | 2015-12-09 |
確定日 | 2016-02-12 |
訂正明細書 | 有 |
事件の表示 | 特許第5115679号に関する訂正審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 特許第5115679号の特許請求の範囲を本件審判請求書に添付された特許請求の範囲のとおり訂正することを認める。 |
理由 |
第1 手続の経緯 本件特許第5115679号(以下「本件特許」という。)は、平成17年3月3日(優先権主張平成16年12月21日)に出願され、平成24年10月26日に特許権の設定登録がなされ、平成27年12月9日に本件訂正審判の請求がなされた。 第2 審判請求の趣旨 本件審判請求の趣旨は、本件特許の特許請求の範囲を本件審判請求書に添付した特許請求の範囲のとおり訂正することを認める、との審決を求めるものである。 第3 訂正の内容 本件特許の訂正の内容は、次のとおりである。 1 訂正事項1(請求項1に係る訂正事項) 訂正事項1は、本件特許の請求項1に記載された「複数種類の識別情報を変動表示する表示装置と、表示装置における表示演出の態様がそれぞれ異なる複数の演出モードの何れかを手動入力操作により選択変更する演出モード変更入力手段と、遊技の進行を統括する主制御装置からの演出制御コマンドを受信して、選択された演出モードで演出制御コマンドに応じた変動パターンにより表示演出を実行する副制御装置とを有する遊技機において、 前記演出モードは、遊技者が所定の入力操作を行うことにより、表示演出が発展実行される遊技者参加型モードを有し、 前記副制御装置は、 現在設定されている演出モードを記憶する演出モード記憶手段と、 前記複数の演出モード毎に設けられ、演出制御コマンドに対応した変動パターンが予め記憶されている変動パターン記憶手段と、 前記演出モード記憶手段から現在設定されている演出モードを読出し、その読出された演出モードと演出制御コマンドとで決定される変動パターンを、前記変動パターン記憶手段から読出して、その変動パターンで表示演出を実行する演出モード実行手段と、 前記演出モード変更入力手段からの変更入力に応じて、前記演出モード記憶手段の記憶内容を変更する演出モード変更切換手段と、 少なくとも変動表示中のいずれかの期間において、前記演出モード変更切換手段を能動化する演出モード変更切換制御手段と、 を備え、 前記少なくとも変動表示中のいずれかの期間中に前記演出モード変更入力手段が操作されると、前記演出モード変更切換手段は、前記演出モード記憶手段に新たな演出モードを設定するとともに、前記演出モード実行手段は、前記演出モード記憶手段から変更後の演出モードを読出し、現在表示中の演出モードから該変更後の演出モードに切換えて表示演出を実行し、 前記少なくとも変動表示中のいずれかの期間経過後で、且つ現在表示中の演出モードが遊技者参加型モードである場合において、前記演出モード変更入力手段が操作されると、前記演出モード実行手段は、所定の発展演出を実行することを特徴とする遊技機。」を、 「複数種類の識別情報を変動表示する表示装置と、表示装置における表示演出の態様がそれぞれ異なる複数の演出モードの何れかを手動入力操作により選択変更する演出モード変更入力手段と、遊技の進行を統括する主制御装置からの演出制御コマンドを受信して、選択された演出モードで演出制御コマンドに応じた変動パターンにより表示演出を実行する副制御装置とを有する遊技機において、 前記演出モードは、遊技者が所定の入力操作を行うことにより、表示演出が発展実行される遊技者参加型モードを有し、 前記副制御装置は、 現在設定されている演出モードを記憶する演出モード記憶手段と、 前記複数の演出モード毎に設けられ、演出制御コマンドに対応した変動パターンが予め記憶されている変動パターン記憶手段と、 前記演出モード記憶手段から現在設定されている演出モードを読出し、その読出された演出モードと演出制御コマンドとで決定される変動パターンを、前記変動パターン記憶手段から読出して、その変動パターンで表示演出を実行する演出モード実行手段と、 前記演出モード変更入力手段からの変更入力に応じて、前記演出モード記憶手段の記憶内容を変更する演出モード変更切換手段と、 少なくとも変動表示中のいずれかの期間において、前記演出モード変更切換手段を能動化する演出モード変更切換制御手段と、 を備え、 前記少なくとも変動表示中のいずれかの期間中に前記演出モード変更入力手段が操作されると、前記演出モード変更切換手段は、前記演出モード記憶手段に新たな演出モードを設定するとともに、前記演出モード実行手段は、前記演出モード記憶手段から変更後の演出モードを読出し、現在表示中の演出モードから該変更後の演出モードに切換えて表示演出を実行し、 前記少なくとも変動表示中のいずれかの期間経過後で、且つ現在表示中の演出モードが遊技者参加型モードである場合において、前記演出モード変更入力手段が操作されると、前記演出モード実行手段は、所定の発展演出を実行し、 さらに、前記表示装置における変動表示の保留回数を点灯表示数で報知する保留表示手段を備え、該保留表示手段は、各保留球に対応する変動表示が行われた場合に当該変動表示で大当たりとなる可能性が大きいことを点灯色の変化により予告するように構成されており、 前記少なくとも変動表示中のいずれかの期間中に、前記演出モード変更入力手段が操作されると、前記演出モード変更入力手段の操作の度毎に複数の演出モードが順次変更され、且つ複数の演出モードの最後の演出モード後は最初の演出モードに変更されるように構成されていることを特徴とする遊技機。」に訂正する(下線部は訂正箇所を示す。以下同様。)。 2 訂正事項2(請求項2に係る訂正事項) 本件特許の請求項2を削除する。 3 訂正事項3(請求項3に係る訂正事項) 本件特許の請求項3を削除する。 第4 当審の判断 1 訂正の目的の適否について 訂正事項1は、本件特許の請求項1?3において、本件特許の請求項1に、本件特許の請求項2及び3を限定することで新たに請求項1としたものである。別の見方をすれば、本件特許の請求項3は、請求項1を引用する請求項2をさらに引用する請求項3と、請求項1を引用する請求項3のいずれかであったものを、請求項1を引用する請求項2をさらに引用する請求項3のみに限定し、新たに請求項1としたものである。 そして、訂正事項2は、本件特許の請求項2を削除するものであり、訂正事項3は、本件特許の請求項3を削除するものである。 したがって、訂正事項1?3は、特許法第126条第1項ただし書第1号に規定する特許請求の範囲の減縮を目的とするものに該当する。 2 訂正が本件特許明細書、特許請求の範囲又は図面(以下「本件特許明細書等」という。)に記載した事項の範囲内のものであるか否かについて 訂正事項1?3は、訂正事項1が本件特許の請求項1に、本件特許の請求項2及び3を限定することで新たに請求項1としたものであり、それに伴い、訂正事項2及び3により、本件特許の請求項2及び3を削除するものであるから、本件特許明細書等の記載に基づくものであって、本件特許明細書等のすべてを総合することにより導かれる技術的事項との関係において新たな技術的事項を導入するものではなく、本件特許明細書等に記載した事項の範囲内のものである。 したがって、訂正事項1?3は特許法第126条第5項の規定に適合する。 3 訂正が実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものであるか否かについて 訂正事項1?3は、上記1において検討したように、特許請求の範囲の減縮を目的とするものであって、訂正の前後で特許請求の範囲に記載された発明の拡張又は変更はなく、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものには該当しないから、特許法第126条第6項の規定に適合する。 4 独立特許要件について 訂正後の請求項1に記載されている発明について、特許出願の際、独立して特許を受けることができないとする理由は見いだせない。 したがって、訂正事項1?3は、特許法第126条第7項の規定に適合する。 第5 むすび 以上のとおりであるから、本件訂正審判の請求に係る訂正事項1?3は、特許法第126条第1項ただし書第1号に掲げる事項を目的とするものであり、かつ、同条第5項?7項の規定に適合するものである。 よって、結論のとおり審決する。 |
発明の名称 |
(57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数種類の識別情報を変動表示する表示装置と、表示装置における表示演出の態様がそれぞれ異なる複数の演出モードの何れかを手動入力操作により選択変更する演出モード変更入力手段と、遊技の進行を統括する主制御装置からの演出制御コマンドを受信して、選択された演出モードで演出制御コマンドに応じた変動パターンにより表示演出を実行する副制御装置とを有する遊技機において、 前記演出モードは、遊技者が所定の入力操作を行うことにより、表示演出が発展実行される遊技者参加型モードを有し、 前記副制御装置は、 現在設定されている演出モードを記憶する演出モード記憶手段と、 前記複数の演出モード毎に設けられ、演出制御コマンドに対応した変動パターンが予め記憶されている変動パターン記憶手段と、 前記演出モード記憶手段から現在設定されている演出モードを読出し、その読出された演出モードと演出制御コマンドとで決定される変動パターンを、前記変動パターン記憶手段から読出して、その変動パターンで表示演出を実行する演出モード実行手段と、 前記演出モード変更入力手段からの変更入力に応じて、前記演出モード記憶手段の記憶内容を変更する演出モード変更切換手段と、 少なくとも変動表示中のいずれかの期間において、前記演出モード変更切換手段を能動化する演出モード変更切換制御手段と、 を備え、 前記少なくとも変動表示中のいずれかの期間中に前記演出モード変更入力手段が操作されると、前記演出モード変更切換手段は、前記演出モード記憶手段に新たな演出モードを設定するとともに、前記演出モード実行手段は、前記演出モード記憶手段から変更後の演出モードを読出し、現在表示中の演出モードから該変更後の演出モードに切換えて表示演出を実行し、 前記少なくとも変動表示中のいずれかの期間経過後で、且つ現在表示中の演出モードが遊技者参加型モードである場合において、前記演出モード変更入力手段が操作されると、前記演出モード実行手段は、所定の発展演出を実行し、 さらに、前記表示装置における変動表示の保留回数を点灯表示数で報知する保留表示手段を備え、該保留表示手段は、各保留球に対応する変動表示が行われた場合に当該変動表示で大当たりとなる可能性が大きいことを点灯色の変化により予告するように構成されており、 前記少なくとも変動表示中のいずれかの期間中に、前記演出モード変更入力手段が操作されると、前記演出モード変更入力手段の操作の度毎に複数の演出モードが順次変更され、且つ複数の演出モードの最後の演出モード後は最初の演出モードに変更されるように構成されていることを特徴とする遊技機。 【請求項2】 (削除) 【請求項3】 (削除) |
訂正の要旨 |
審決(決定)の【理由】欄参照。 |
審理終結日 | 2016-01-15 |
結審通知日 | 2016-01-19 |
審決日 | 2016-02-01 |
出願番号 | 特願2005-58817(P2005-58817) |
審決分類 |
P
1
41・
851-
Y
(A63F)
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最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 瀬津 太朗、中槙 利明、▲高▼橋 祐介 |
特許庁審判長 |
平城 俊雅 |
特許庁審判官 |
長崎 洋一 本郷 徹 |
登録日 | 2012-10-26 |
登録番号 | 特許第5115679号(P5115679) |
発明の名称 | 遊技機 |
代理人 | 川口 光男 |
代理人 | 川口 光男 |