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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 C09J
審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 C09J
管理番号 1316710
審判番号 不服2014-18538  
総通号数 200 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2016-08-26 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2014-09-17 
確定日 2016-07-06 
事件の表示 特願2011-542461「接着剤物品の製造方法」拒絶査定不服審判事件〔平成22年7月15日国際公開,WO2010/080567,平成24年6月7日国内公表,特表2012-512952〕について,次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は,成り立たない。 
理由 第1 主な手続の経緯

本願は,国際出願日である平成21年12月18日(パリ条約による優先権主張 平成20年12月19日,アメリカ合衆国(US))にされたとみなされる特許出願であって,平成25年11月21日付けで拒絶理由が通知され,平成26年1月27日に意見書が提出されるとともに特許請求の範囲が補正され,同年5月21日付けで拒絶査定がされたところ,これに対して,同年9月17日に拒絶査定不服審判が請求されると同時に特許請求の範囲が補正されたので,特許法162条所定の審査がされた結果,同年10月15日付けで同法164条3項の規定による報告がされたものである。

第2 補正の却下の決定

[結論]

平成26年9月17日付けの手続補正を却下する。

[理由]

1 平成26年9月17日付けの手続補正(以下「本件補正」という。)の内容

本件補正は特許請求の範囲の全文を変更する補正事項からなるものであるところ,特許請求の範囲全体の記載のうち,本件補正前の請求項1並びに当該請求項に対応する本件補正後の【請求項1】の記載を掲記すると,それぞれ以下のとおりである。

・ 本件補正前(平成26年1月17日の手続補正書)

「接着剤物品の製造方法であって,
感圧性接着剤を含む第1の押出可能な原材料を調製する工程と,
0.91g/cc以下の密度を有するポリオレフィンポリマーを含む第2の押出可能な原材料を調製する工程と,
前記第2の押出可能な原材料と接触している前記第1の押出可能な原材料を共押出し,第2の層と第1の層からなる共押出フィルムを形成する工程と,
前記共押出フィルムを冷却する工程と,を含む,接着剤物品の製造方法。」

・ 本件補正後

「接着剤物品の製造方法であって,
少なくとも86重量%のアクリル系感圧性接着剤を含む第1の押出可能な原材料を調製する工程と,
0.91g/cc以下の密度を有するポリオレフィンポリマーを含む第2の押出可能な原材料を調製する工程と,
前記第2の押出可能な原材料と接触している前記第1の押出可能な原材料を共押出し,前記第1の押出可能な原材料を含む接着剤層と,前記第2の押出可能な原材料を含む剥離層とを含む共押出フィルムを形成する工程と,
前記共押出フィルムを冷却する工程と,を含む,接着剤物品の製造方法。」

2 本件補正の目的

本件補正は,請求項1の記載に係る発明を特定するために必要な事項である「感圧性接着剤」について,補正前において特になにも特定していなかったものを「少なくとも86重量%のアクリル系感圧性接着剤」と特定するもの(以下,「補正事項1」という。)と,補正前の「第2の層と第1の層からなる」との特定事項を,「前記第1の押出可能な原材料を含む接着剤層と,前記第2の押出可能な原材料を含む剥離層とを含む」と変更する(以下,「補正事項2」という。)ものである。
補正事項1については,補正前の「感圧性接着剤」という発明特定事項を限定するものであって,本件補正の前後で,請求項1の記載に係る発明の産業上の利用分野及び解決しようとする課題は変わらない。
補正事項2についても,補正前の「第1の層」及び「第2の層」という発明特定事項を限定するものであって,本件補正の前後で,請求項1の記載に係る発明の産業上の利用分野及び解決しようとする課題は変わらない。

よって,本件補正の請求項1についてする補正については,特許法17条の2第5項2号に掲げる特許請求の範囲の減縮を目的とするものであると認める。

なお,本件補正の請求項1についてする補正は,いわゆる新規事項を追加するものではないと判断される。

3 独立特許要件違反の有無について

上記2のとおりであるから,本件補正後の請求項1に記載された発明(以下「本願補正発明」という。)が特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか,要するに,本件補正の請求項1についてする補正が特許法17条の2第6項で準用する同法126条7項の規定に適合するものであるか(いわゆる独立特許要件違反の有無)について検討するところ,以下説示のとおり,本件補正の請求項1についてする補正は当該要件に違反すると判断される。

すなわち,本願補正発明は,本願の優先日前に頒布された刊行物である下記引用文献1に記載された発明に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであるから,特許法29条2項の規定により特許を受けることができないし(理由その1),下記引用文献3に記載された発明及び周知技術(下記引用文献7及び8)に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであるから,特許法29条2項の規定により特許を受けることができない(理由その2)。(なお,引用文献1,3,7,8は,原査定の理由で引用された引用文献1,3,7,8と同じである。)

・ 引用文献1: 特開2004-346213号公報
・ 引用文献3: 特開昭55-34249号公報
・ 引用文献7: 特表平9-508431号公報
・ 引用文献8: 特開2003-13014号公報

4 本願補正発明

本願補正発明は,本件補正により補正された特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定される以下のとおりのものであると認める。

「接着剤物品の製造方法であって,
少なくとも86重量%のアクリル系感圧性接着剤を含む第1の押出可能な原材料を調製する工程と,
0.91g/cc以下の密度を有するポリオレフィンポリマーを含む第2の押出可能な原材料を調製する工程と,
前記第2の押出可能な原材料と接触している前記第1の押出可能な原材料を共押出し,前記第1の押出可能な原材料を含む接着剤層と,前記第2の押出可能な原材料を含む剥離層とを含む共押出フィルムを形成する工程と,
前記共押出フィルムを冷却する工程と,を含む,接着剤物品の製造方法。」

5 本願補正発明が特許を受けることができない理由(その1)

(1) 引用発明1

ア 引用文献1には,次の記載がある。(なお,下線の一部は当合議体による。以下同じ。)

・「【請求項1】
エチレンと1種以上のα-オレフィン(但しエチレンを除く)とのみから成るエチレン系共重合体(A)とポリプロピレン含有量が80重量%以上のプロピレン系重合体(B)を含有し,エチレン系共重合体(A)とプロピレン系重合体(B)の重量比が40:60?90:10であることを特徴とする離型剤。
【請求項2】
エチレン系共重合体(A)を構成するエチレン以外のα-オレフィンが,プロピレン,ブテン,ヘキセン,オクテンの何れか1種以上である請求項1に記載の離型剤。
【請求項6】
基材の少なくとも一面に粘着層と離型層とから成る粘着性積層体の粘着層が基材に接する様に設けられている粘着性積層テープであって,離型層が請求項1?4の何れかに記載の離型剤から成ることを特徴とする粘着性積層テープ。」(【特許請求の範囲】)

・「先ず,本発明の離型剤について説明する。本発明の離型剤は,必須成分として以下に説明するエチレン系共重合体(A)とプロピレン系重合体(B)とを含有する。
エチレン系共重合体(A)は,エチレンと1種以上のα-オレフィン(但しエチレンを除く)とのみから成る。α-オレフィンとしては,例えば,プロピレン,1-ブテン,1-ペンテン,3-メチル-1-ブテン,1-ヘキセン,4-メチル-1-ペンテン,3-メチル-1-ペンテン,1-ヘプテン,1-オクテン,1-デセン,1-ドデセン,1-テトラデセン,1-ヘキサデセン,1-オクタデセン,1-エイコセン等の,炭素数3?20程度のα-オレフィン等が挙げられる。これらの中では,プロピレン,ブテン,ヘキセン,オクテンの何れか1種以上が好ましい。エチレン系共重合体(A)におけるα-オレフィンの共重合割合は,通常1?25モル%,好ましくは3?15モル%である。α-オレフィンの共重合割合が多くなり過ぎてエチレン含量が少な過ぎる場合は,離型剤の耐熱性が低下する傾向がある。
本発明においては,特に,メタロセン系触媒を使用して製造されたエチレン系共重合体(A)が好ましい。メタロセン系触媒は,分子量分布が狭く,且つ低分子量成分の少ないポリオレフィンを与え,しかも,共重合を均一に行わせることが出来るため,コモノマー含有量が平均組成と著しく異なる成分の生成も抑制される。従って,メタロセン系触媒を使用して製造したエチレン系共重合体(A)を使用した離型剤は,べたつきが少なく,また,架橋の際の効果的なゲル化が可能となるため,架橋により耐薬品性を高くすることが出来る。エチレン系共重合体(A)の製造は,溶液重合,気相重合,スラリー重合など,公知の任意の重合方法によることが出来る。
本発明で使用するプロピレン系重合体(B)としては,プロピレンホモ重合体,プロピレン-α-オレフィンランダム共重合体,プロピレン-α-オレフィンブロック共重合体などが挙げられる。α-オレフィンとしては,例えば,プロピレン,1-ブテン,1?ペンテン,3?メチル-1?ブテン,1?ヘキセン,4-メチル-1-ペンテン,3-メチル-1-ペンテン,1-ヘプテン,1?オクテン,1?デセン,1-ドデセン,1-テトラデセン,1-ヘキサデセン,1-オクタデセン,1-エイコセン等の炭素数3?20程度のα-オレフィンが挙げられる。コモノマーとして使用するα-オレフィンは1種であってもよく,2種以上を併用してもよい。プロピレン系重合体(B)におけるポリプロピレン含有量は,80重量%以上,好ましくは85重量%以上である。ポリプロピレン含有量が80重量%未満の場合は耐熱性が低下する。
プロピレン系重合体(B)は公知の方法によって製造される。例えば,チーグラーナッタ触媒,メタロセン触媒などが触媒として使用され,バッチ法,気相法,スラリー法など公知のプロセスによって製造される。」(【0011】?【0015】)

・「<粘着性積層テープ-1>
この態様は,基材上に粘着層と基材とが隣接する様に粘着性積層体を設けたものである。すなわち,層構成は,基材/粘着層/離型層と成る。使用に際しては,離型層を剥離し,粘着層面を露出させて対象物に粘着させればよい。」(【0024】)

・「上記のテープの製造に際し,粘着層および離型層の形成は常法により行えばよい。通常,離型層は,基材上に離型剤を塗布したり,押出機から離型剤をシート状に溶融押出しして基材上にラミネートしたり,基材原料および離型剤を押出機から共押出しすることにより形成される。
粘着剤としては,通常,アクリル系,ゴム系,ポリウレタン系,シリコン系などの粘着剤と称されているものが主に使用されるが,他の粘着剤を使用することも出来る。そして,粘着層は,基材または基材上に設けられた離型層上に粘着剤をそのまま又は溶液として塗布したり,他の基材に塗工した粘着層を転写塗工したり,基材原料,離型剤および粘着剤を押出機で共押出しすることにより形成することが出来る。
なお,積層体の製造に際しては,基材層と離型層とを共押出しする等,複数の層を同時に溶融押出成形するのが生産性の点で優れている。
溶融押出法により離型層を形成する場合は,離型剤の230℃,2.16kgfでのメルトインデックスは,通常0.5?40g/10分,好ましくは1?20g/10分とされる。メルトインデックスがこれより大きくても小さくても押出し成形性は低下する。
なお,基材と離型層,更には,基材と離型層と粘着層を共押出成形した場合には,引続き,一軸または二軸に延伸して,厚さを薄くし且つ強度を向上させることも出来る。延伸倍率は通常は2?10倍である。離型層の厚さは,通常は0.5?150μm,好ましくは0.5?10μm,更に好ましくは0.5?5μmである。離型層の厚さが薄すぎる場合は,厚さの均一性を確保するのが困難であり,厚すぎる場合は,積層体の弾性率が低下する。」(【0033】?【0037】)

・「【実施例】
・・・
(EP1)
メタロセン触媒を使用して製造したエチレン-プロピレン共重合体である。H-NMRで求めた組成は,エチレン/プロピレン=74/26(重量比),GPCで求めた重量平均分子量は97000で,数平均分子量に対する重量平均分子量の比は2.3,密度は0.863g/cc,MFRは3.2g/10分であった。
(EP2)
メタロセン触媒を使用して製造したエチレン-プロピレン共重合体である。H-NMRで求めた組成は,エチレン/プロピレン=73/27(重量),GPCで求めた重量平均分子量は71000で,数平均分子量に対する重量平均分子量の比は2.1,密度は0.865g/cc,MFRは6g/10分であった。
(EP3)
メタロセン触媒を使用して製造したエチレン-ヘキセンランダム共重合体である。H-NMRで求めた組成は,エチレン/ヘキセン=90/10(モル比),GPCで求めた重量平均分子量は70100で,数平均分子量に対する重量平均分子量の比は2.3,密度は0.880g/cc,MPRは3.5g/10分であった。
(EP4)
前記のEP1:100重量部,2-ヒドロキシエチルメタクリレート:3重量部,2,5-ジメチル-2,5-ジ-ter-ブチルパーオキサイド:0.15重量部を混合した後,ラボプラストミル混練機(東洋精機社製)を使用し,窒素雰囲気下,180℃で3分間,回転数60rpmで混練して得た,ヒドロキシル基を有する変性エチレン-ヘキセンランダム共重合体である。FT-IRスペクトルによる1724cm^(-1)のカルボニル基の特性吸収強度の測定値から見積もった2-ヒドロキシエチルメタクリレートの含有量は0.9重量%であった。密度0.881g/cc,MFRは4.2g/10分であった。
(PP1)
メタロセン触媒を使用してプロピレンを重合した。GPCで求めた重量平均分子量は394400,数平均分子量に対する重量平均分子量の比は2.4であった。融点は155℃であった。
(PP2)
チグラーナッタ触媒を使用してプロピレンとエチレン(重量比97.4:2.6)を重合した。GPCで求めた重量平均分子量は397000,数平均分子量に対する重量平均分子量の比は4.2であった。融点は123℃であった。
(PP3)
チグラーナッタ触媒を使用してプロピレンとエチレン(重量比94.0:6.0)を重合した。GPCで求めた重量平均分子量は210000,数平均分子量に対する重量平均分子量の比は5.3であった。融点は109℃であった。
(ポリアクリル酸エステル系粘着剤A)
n-ブチルアクリレート100重量部とアクリル酸5重量部とをトルエンに溶解し,ベンゾイルパーオキサイドを使用して常法により重合させ,重量平均分子量が約50万のアクリル系ポリマーの溶液(固形分50重量%)を得た。これに固形分量が30%となる様に酢酸エチルを加えた後,アクリル系ポリマー100重量部当たりイソシアネート系架橋剤を3重量部添加してポリアクリル酸エステル系粘着剤Aとした。
実施例1
プロピレン重合体1(PP1)とエチレンプロピレン共重合体1(EP1)とを表1に示す重量比で配合し,二軸押出機を使用し,210℃,平均滞留時間3分で混練し,離型剤を製造した。この離型剤をTダイ成形機から220℃で押出し,離型層のみから成る離型シートを得た。離型シートの厚さは50μmであった。
アプリケーター(太佑機材(株)製:100μm用)を使用し,塗工液の厚さが100μm,幅8cmとなる様に,厚さ25μmのポリエステルフィルムに23℃でポリアクリル酸エステル系粘着剤溶液Aを塗布した。塗布後2秒経過してから,80℃に加熱されたドライヤ(佐竹化学機器工業(株)製:セーフベンドライヤN50S5)内で2分間乾燥させた。その後,取り出して室温に冷却し,粘着層および基材から成る粘着シートを得た。
次いで,室温まで冷却してから2分後に,上記の粘着シートを前記の離型シート上に置き,その上から,2kgのローラーを30cm/minの速度で一往復させ,粘着層と離型層を圧着させた。これにより,離型層,粘着層,基材の順に積層されている粘着性積層テープ1を作製した。
日東電工社製:N502テープを粘着シートとし,前記の離型シート上に置き,その上から,2kgのローラーを30cm/minの速度で一往復させ,粘着層と離型層を圧着させた。これにより,離型層,粘着層,基材の順に積層されている粘着性積層テープ2を作製した。
実施例2?6
プロピレン重合体とエチレンα-オレフィン重合体とを表1に示す重量比で配合し,二軸押出機を使用し,230℃,平均滞留時間3分で混練し,離型剤を製造した。
Tダイ成形機から,LLDPE(密度0.93g/cc,メルトインデックス2.0g/10min)と離型剤含有プロピレン重合体の等重量ブレンド物と上記の離型剤とを240℃で共押出し,基材および離型層から成る離型シートを得た。基材の厚さは25μm,離型層の厚さは4μmであった。
・・・
比較例1?3
離型剤として表1に示す組成物を使用した以外は,実施例1と全く同様にして粘着性積層テープ1及び2を得た。
比較例4
離型剤としてエチレンα-オレフィン共重合体(EP1)を使用し,基材をLLDPE(密度0.93g/cc,メルトインデックス2.0g/10min)のみとした以外は,実施例2と同様にして,基材,離型層,粘着層,基材の順に積層されている粘着性積層テープ1及び2を作製した。
【表2】

」(【0038】?【0068】)

イ 上記アでの摘記,特にテープの製造に関する記載などを総合すると,引用文献1には次のとおりの発明(以下「引用発明1」という。)が記載されていると認めることができる。

「基材と,エチレンと1種以上のα-オレフィン(但しエチレンを除く)とのみから成るエチレン系共重合体(A)とポリプロピレン含有量が80重量%以上のプロピレン系重合体(B)を含有し,エチレン系共重合体(A)とプロピレン系重合体(B)の重量比が40:60?90:10である離型剤からなる離型層と,粘着剤からなる粘着層とから,基材/粘着層/離型層の層構成である粘着テープを共押出で成形する製造方法。」

(2) 対比

ア 本願補正発明と引用発明1を対比する。

引用発明1の「粘着層」,「離型層」,「粘着テープ」は,それぞれ,本願補正発明の「接着剤層」,「剥離層」,「接着剤物品」に相当する。
引用発明1の「離型剤」は,引用発明1の「離型層」は「離型剤」からなるものであるところ,本願補正発明の「剥離層」は「第2の原材料」を含むものであるから,本願補正発明の「第2の原材料」に相当する。
引用発明1の「粘着剤」は,引用発明1の「粘着層」は「粘着剤」からなるものであるところ,本願補正発明の「接着剤層」は「第1の原材料」を含むものであるから,本願補正発明の「第1の原材料」に相当する。また,「粘着剤」は,技術常識(要すれば,http://www.nitto.com/jp/ja/tapemuseum/adhesive/42/参照のこと)から,「感圧性接着剤」といえる。
本願補正発明の「第2の原材料」は「0.91g/cc以下の密度を有するポリオレフィンポリマー」を含むものであるところ,引用発明1の「離型剤」は「エチレンと1種以上のα-オレフィン(但しエチレンを除く)とのみから成るエチレン系共重合体(A)」を含有するものであるから,引用発明1の「エチレンと1種以上のα-オレフィン(但しエチレンを除く)とのみから成るエチレン系共重合体(A)」は,本願補正発明の「ポリオレフィンポリマー」に相当する。
また,引用発明1の「基材/粘着層/離型層の層構成である粘着テープを共押出で成形する」工程には,それぞれの層の原料を共押出し,共押出フィルムを形成する工程を有していることは明らかであって,さらに,この出願の優先日前の当業者の技術常識からみて,共押出するそれぞれの層の押出可能な原材料を調製する工程及び共押出されたフィルムを冷却する工程を有しているといえる。
さらに,引用発明1の粘着テープは,基材/粘着層/離型層の層構成であるから,離型剤(第2の原材料)と粘着剤(第1の原材料)は接触しているといえる。

イ したがって,本願補正発明と引用発明1との一致点,相違点(相違点1及び2)は,それぞれ次のとおりのものと認めることができる。

・ 一致点

「接着剤物品の製造方法であって,
感圧性接着剤を含む第1の押出可能な原材料を調製する工程と,
ポリオレフィンポリマーを含む第2の押出可能な原料を調製する工程と,
前記第2の押出可能な原材料と接触している前記第1の押出可能な原材料を共押出し,前記第1の押出可能な原材料を含む接着剤層と,前記第2の押出可能な原材料を含む剥離層とを含む共押出フィルムを形成する工程と,
前記共押出フィルムを冷却する工程と,を含む,接着剤物品の製造方法。」

・ 相違点1

感圧性接着剤(粘着剤)に関して,本願補正発明は「少なくとも86重量%のアクリル系感圧性接着剤」と特定するのに対し,引用発明1はそのような特定事項を有しない点。

・ 相違点2

剥離層の第2の原材料に含まれるポリオレフィンポリマー(エチレン系共重合体(A))に関して,本願補正発明は「0.91g/cc以下の密度を有する」ものと特定するのに対し,引用発明1はその旨を特定しない点。

(3) 相違点についての判断

ア 相違点1について

引用文献1には,粘着剤についての一般的な記載として「通常,アクリル系,ゴム系,ポリウレタン系,シリコン系などの粘着剤と称されるものが主に使用される」(段落【0034】)旨が示されるとともに,発明の詳細な説明の実施例において利用されている粘着剤は「ポリアクリル酸エステル系粘着剤A」であって粘着付与剤を配合しないものが利用されているから,「少なくとも86重量%のアクリル系感圧性接着剤」が利用されているといえる。
また,この出願の優先日前の当業者において,粘着剤としてアクリル系感圧性粘着剤を単独で利用すること(100重量%のアクリル系感圧性接着剤を利用することに相当)は周知の事項といえる(要すれば,引用文献3の1頁右欄末行?2頁左上欄4行,引用文献7の特許請求の範囲,実施例等参照)。
以上のことから,引用発明1の粘着剤として少なくとも86重量%のアクリル系感圧性接着剤を利用することは当業者であれば想到容易である。

そして,本願の明細書の記載をみても,本願補正発明が相違点1に係る構成を有することについて格別の技術的意義を見いだすことができず,相違点1に係る構成が奏する効果は,当業者が予期し得ないものではない。

イ 相違点2について

エチレンとα-オレフィンとの共重合体は,共重合されたα-オレフィンの存在により低密度・低融点となるとの当業者の技術常識(要すれば,「プラスチック・機能性高分子材料事典」51頁?52頁,産業調査会 事典出版センター発行,2004年2月20日初版第1刷参照のこと)及び引用文献1に記載の実施例の記載からみて,引用発明1の「エチレンと1種以上のα-オレフィン(但しエチレンを除く)とのみから成るエチレン系共重合体(A)」の密度は,0.91g/cc以下の密度を有するものといえるから,相違点2は実質上の相違点ではない。仮に,相違点であったとしても,当該相違点2に係る構成は当業者が適宜設定しうる設計事項である。

また,相違点2に係る効果について検討するに,本願補正発明は「0.91g/cc以下の密度を有するポリオレフィンポリマーを含む」と特定するものであって,第2の原材料に配合されている当該密度のポリオレフィンポリマーの配合量を特定するものではないし,第2の原材料の密度が特定されているものでもないから,本願明細書の実施例及び比較例において確認されている効果は,本願補正発明の特有の効果とは認められない。

(4) 小括

よって,本願補正発明は,引用発明1に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであり,特許法29条2項の規定により特許を受けることができないといえる。

6 本願補正発明が特許を受けることができない理由(その2)

(1) 引用発明3

ア 引用文献3には,次の記載がある。

・「(1)感圧接着剤層(A)を中間層とし,これに対し比較的強固な接着力を与える基材層(B)及び(A)に対し容易に剥離し得る程度の層間接着力を与える剥離層(C)の三層構成を共押出法により得られる感圧接着テープフィルムの製造方法。」(特許請求の範囲)

・「本発明は,感圧接着テープ,フィルムの製造方法に係るもので従来の製造方法に較べ工程の短縮化,製造ラインの高速化,さらには接着剤層厚のコントロールを容易にするものであり得られる利点は非常に大きいものがある。」(1頁右欄3?6行)

・「本発明に使用する感圧接着剤層(A)として用いるものは,ポリアミド,アクリル酸エステル等のアクリル系感圧接着剤,ポリイソブチレン,ブチルゴム等のゴム系感圧接着剤及びそれらの配合物であり」(1頁右欄末行?2頁左上欄4行)

・「剥離層(C)として用いるものは(A)に対し容易に剥離し得る程度の層間接着強度を与える,中低圧ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリメチルペンテン,高圧ポリエチレン及びこれらの共重合樹脂等の比較的表面エネルギーの小さい炭化水素系ポリマーが有効である。」(2頁左上欄12行?17行)

イ 上記アでの摘記,特に特許請求の範囲に関する記載などを総合すると,引用文献3には次のとおりの発明(以下「引用発明3」という。)が記載されていると認めることができる。

「感圧接着剤層(A)を中間層とし,これに対し比較的強固な接着力を与える基材層(B)及び感圧接着剤層(A)に対し容易に剥離し得る程度の層間接着力を与える剥離層(C)の三層構成を共押出法により得られる感圧接着テープフィルムの製造方法。」

(2) 引用文献7,8に記載の技術事項

ア 引用文献7には,次の記載がある。

・「1.(i)アクリレート系感圧接着ポリマーを含んで成る感圧接着フィルム,
および
(ii)密度が約0.90g/cc(立方センチメートル)以下でかつCDBIが約70%を超えるポリオレフィンポリマーを含有する第1層から構成される剥離フィルムを含んで成り,
かつ感圧接着フィルムが剥離フィルムの第1層と接触しているシート材料。
4.ポリオレフィンポリマーが,エチレンと,α-オレフィンである他のモノマー少なくとも1種とのコポリマーである請求項1に記載のシート材料。
6.第1層が,約0.91g/cc以上の密度を有するポリオレフィンポリマーを実質上含まない請求項1に記載のシート材料。」(特許請求の範囲)

・「 詳細な説明
発明の実施において,剥離フィルムの第1層に有用な材料は,エチレンと炭素数3?約10のα-オレフィンとのコポリマーである。適するα-オレフィンとしては,ブテン-1,ヘキセン-1,オクテン-1,およびそれらの組み合わせが挙げられる。アクリレート系感圧接着剤と共に使用する場合,エチレンとブテン-1とのコポリマーが好ましい。
コポリマーは,一般に,非常に低い密度のポリエチレン(VLDPE)とみなされ,「プラストマー(plastomers)」として記されており,ポリマーは熱可塑性および弾性特性を有する。好ましいコポリマーの密度は,0.90g/cc(立方センチメートル:cubic centimeter)以下である。0.89g/cc以下である密度のコポリマーがより好ましく,0.88g/cc以下である密度のコポリマーが最も好ましい。コポリマーの密度が低いほど,剥離値が低くなることが分かっており,様々な種類のコポリマーをブレンドすることにより,値を変化することができる。・・・
剥離ライナーの第1層の好ましい態様において,0.90g/cc以下の密度を有するコポリマーから本質的に構成され,密度が0.91g/cc以上のポリエチレンを実質上含まない。」(5頁16行?6頁19行)

イ 引用文献8には,次の記載がある。

・「【請求項1】 基材と、該基材上に設けられた粘着剤層とを有し、電気接点部を有する電気部品に用いられる粘着シートであって、
前記粘着シートのシリコーン化合物の含有量が、500μg/m^(2)以下であることを特徴とする粘着シート。
【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の粘着シートに、離型剤層を有する離型シートが貼着されたことを特徴とする貼着体。
【請求項7】 前記離型剤層は、少なくともオレフィン系熱可塑性エラストマーおよび/またはポリエチレン樹脂からなる請求項6に記載の貼着体。
【請求項8】 前記オレフィン系熱可塑性エラストマーと前記ポリエチレン樹脂との重量比は、25:75?75:25である請求項7に記載の貼着体。
【請求項9】 前記オレフィン系熱可塑性エラストマーの密度は、0.80?0.90g/cm^(3)である請求項7または8に記載の貼着体。」(特許請求の範囲)

・「粘着剤層をアクリル系粘着剤で構成すると、粘着シートは離型シートから剥離する際に良好な剥離性が得られ、しかも、被着体に対する接着力が高い。特に、後述するように離型剤層がオレフィン系熱可塑性エラストマーとポリエチレン樹脂とからなる場合、粘着剤層を構成する粘着剤にアクリル系粘着剤を用いると、粘着シートの剥離性は、極めて良好となる。」(段落【0024】)

・「また、かかるオレフィン系熱可塑性エラストマーの密度は、特に限定されないが、0.80?0.90g/cm^(3)であるのが好ましく、0.86?0.88g/cm^(3)であるのがより好ましい。オレフィン系熱可塑性エラストマーの密度が、下限値未満であると、十分な耐熱性が得られない。一方、オレフィン系熱可塑性エラストマーの密度が、上限値を超えると、十分な剥離性が得られない場合がある。」(段落【0047】)

ウ 引用文献7及び引用文献8に記載の技術事項
引用文献7の特許請求の範囲,5頁22?28行には,アクリル系感圧接着剤を含んでなる感圧接着フィルムの剥離層がエチレンと炭素数3?10のα-オレフィンとのコポリマーを含有すること,当該コポリマーが密度が0.91g/cc以上の密度のポリオレフィンポリマーを含まない密度が0.90g/cc以下のポリオレフィンポリマーを用いること,及び当該コポリマーの密度が低いほど,剥離値が低くなることが記載されている。
引用文献8の特許請求の範囲,【0024】【0047】には,アクリル系感圧接着剤を含んでなる感圧接着フィルムの剥離層がエチレンプロピレン共重合体,エチレンオクテン共重合体が例示されるコポリマーを含有すること,当該コポリマーの密度が0.80?0.90g/ccであるのが好ましいこと,及び当該コポリマーの密度が上限値を超えると,十分な剥離性が得られないことが記載されている。
上記引用文献7及び8の記載から,アクリル系感圧接着剤を含んでなる感圧接着フィルムの剥離層として,密度が0.90以下のエチレンとαオレフィンとのコポリマーを利用することで剥離性の優れたものが得られることが,当業者において周知の技術事項であったと認められる。

(3) 対比

ア 本願補正発明と引用発明3を対比する。

引用発明3の「中間層」,「感圧接着剤」,「感圧接着テープフィルム」は,それぞれ,本願補正発明の「接着剤層」,「感圧性接着剤」,「接着剤物品」に相当する。
引用発明3の製造方法は,当業者の技術常識から,剥離層を形成する材料(第2の原材料)を調製する工程及び感圧性接着剤(第1の原材料)を調製する工程を有しているといえる。
引用発明3の共押出で感圧接着テープフィルムを製造する場合において,剥離層を形成する材料(第2の原材料)と感圧接着剤(第1の原材料)とは接触して押し出されているといえる。
また,引用発明3の共押出で感圧接着テープフィルムを製造する場合において,記載はなくとも,共押出フィルムを冷却する工程を有することは,当業者の技術常識といえる。

イ したがって,本願補正発明と引用発明3との一致点,相違点(相違点3及び4)は,それぞれ次のとおりのものと認めることができる。

・ 一致点

「接着剤物品の製造方法であって,
感圧性接着剤を含む第1の押出可能な原材料を調製する工程と,
第2の押出可能な原料を調製する工程と,
前記第2の押出可能な原材料と接触している前記第1の押出可能な原材料を共押出し,前記第1の押出可能な原材料を含む接着剤層と,前記第2の押出可能な原材料を含む剥離層とを含む共押出フィルムを形成する工程と,
前記共押出フィルムを冷却する工程と,を含む,接着剤物品の製造方法。」

・ 相違点3

感圧性接着剤(感圧接着剤)に関して,本願補正発明は「少なくとも86重量%のアクリル系感圧性接着剤」と特定するのに対し,引用発明3はそのような特定事項を有しない点。

・ 相違点4

剥離層の第2の原材料に関して,本願補正発明は「0.91g/cc以下の密度を有するポリオレフィンポリマーを含む」ものと特定するのに対し,引用発明3はその旨を特定しない点。

(4) 相違点についての判断

ア 相違点3について

引用文献3には,感圧性接着剤について「感圧接着剤層(A)として用いるものは,ポリアミド,アクリル酸エステル等のアクリル系感圧接着剤,ポリイソブチレン,ブチルゴム等のゴム系感圧接着剤及びそれらの配合物」(公報の1頁右欄末行?2頁左上欄4行)との記載がある。
また,この出願の優先日前の当業者において,粘着剤としてアクリル系感圧性粘着剤を単独で利用すること(100重量%のアクリル系感圧性接着剤を利用することに相当)は周知の事項といえる(要すれば,引用文献7の特許請求の範囲,実施例等参照)。
そうすると,引用発明3の感圧性粘着剤として,引用文献3において具体的な例示がある「アクリル系感圧接着剤」を単独で利用するようにすること,すなわち,少なくとも86重量%のアクリル系感圧性接着剤を利用することは当業者であれば想到容易である。

そして,本願の明細書の記載をみても,本願補正発明が相違点3に係る構成を有することについて格別の技術的意義を見いだすことができず,相違点3に係る構成が奏する効果は,当業者が予期し得ないものではない。

イ 相違点4について

引用発明3の「剥離層」に用いるものとして,引用文献3には「中低圧ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリメチルペンテン,高圧ポリエチレン及びこれらの共重合樹脂等の比較的表面エネルギーの小さい炭化水素系ポリマーが有効である」(公報2頁左上欄12行?17行)と記載され,例示されている樹脂は全てポリオレフィンである。
そして,引用文献7,8には,上記(2)イの技術事項が記載され,上記(2)ウの周知技術が認定できる。
そうすると,引用発明3の感圧接着テープの剥離層において,剥離層である以上は一定の剥離力が存在するようにしなければならないことは記載がなくとも当業者の自明の課題であるから,引用文献7,8に接した当業者において,引用発明3の剥離層として例示されているポリオレフィンについて,その密度が0.91g/cc以下のものを利用することは,想到容易である。

相違点4に係る効果については,上記5(3)イでの効果についての検討と同様に,格別なものがあるとはいえない。

(5) 小括

よって,本願補正発明は,引用発明3及び周知技術に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであり,特許法29条2項の規定により特許を受けることができないといえる。

7 まとめ

以上のとおり,本願補正発明は特許出願の際独立して特許を受けることができないから,本件補正は,特許法17条の2第6項において準用する同法126条7項の規定に違反するので,同法159条1項において読み替えて準用する同法53条1項の規定により却下すべきものである。

よって,前記第2の[結論]のとおり決定する。

第3 本願発明について

1 本願発明

上記第2のとおり,本件補正は却下されたので,本願の請求項1に係る発明(以下「本願発明」という。)は,平成26年1月17日付けの手続補正書で補正された特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定される次のとおりのものである。

「接着剤物品の製造方法であって,
感圧性接着剤を含む第1の押出可能な原材料を調製する工程と,
0.91g/cc以下の密度を有するポリオレフィンポリマーを含む第2の押出可能な原材料を調製する工程と,
前記第2の押出可能な原材料と接触している前記第1の押出可能な原材料を共押出し,第2の層と第1の層からなる共押出フィルムを形成する工程と,
前記共押出フィルムを冷却する工程と,を含む,接着剤物品の製造方法。」

2 原査定の理由

原査定の理由は,要するに,本願発明は,引用文献1に記載された発明(引用発明1)に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであり,また,引用文献3に記載された発明(引用発明3)に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであるから,特許法29条2項の規定により特許を受けることができない,という理由を含むものである。

3 引用発明1及び引用発明3

引用発明1及び引用発明3は,上記第2_5(1)イ及び第2_6(1)イにおいて認定のとおりである。

4 対比・判断

本願発明は,本願補正発明との比較において,本願補正発明の「少なくとも86重量%のアクリル系感圧性接着剤」を,その上位概念である「感圧性接着剤」と特定し,また,本願補正発明の「第1の押出可能な原材料を含む接着剤層と,前記第2の押出可能な原材料を含む剥離層とを含む共押出フィルム」を,その上位概念となる「第2の層と第1の層からなる共押出フィルム」とするものである(上記第2_1及び2参照)。すなわち,本願補正発明は,本願発明の構成を包含するものであるといえる。

そして,本願発明の特定事項をすべて含む本願補正発明が,上述のとおり,特許法29条2項の規定により特許を受けることができないものである以上,本願発明も,同様の理由により,特許法29条2項の規定により特許を受けることができないものであるといえる。

第4 むすび

以上のとおり,本願発明は,本願の優先日前に頒布された刊行物に記載された発明に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであるから,特許法29条2項の規定により特許を受けることができないと判断される。

そうすると,本願の他の請求項に係る発明について検討するまでもなく,本願は拒絶すべきものである。

よって,結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2016-02-04 
結審通知日 2016-02-09 
審決日 2016-02-22 
出願番号 特願2011-542461(P2011-542461)
審決分類 P 1 8・ 575- Z (C09J)
P 1 8・ 121- Z (C09J)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 松原 宜史  
特許庁審判長 須藤 康洋
特許庁審判官 大島 祥吾
平塚 政宏
発明の名称 接着剤物品の製造方法  
代理人 青木 篤  
代理人 石田 敬  
代理人 古賀 哲次  
代理人 蛯谷 厚志  
代理人 小林 良博  
代理人 永坂 友康  
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