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審決分類 審判 全部申し立て 2項進歩性  C02F
管理番号 1321250
異議申立番号 異議2016-700746  
総通号数 204 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許決定公報 
発行日 2016-12-22 
種別 異議の決定 
異議申立日 2016-08-16 
確定日 2016-11-04 
異議申立件数
事件の表示 特許第5862711号「浄水器」の特許異議申立事件について、次のとおり決定する。 
結論 特許第5862711号の請求項1ないし4に係る特許を維持する。 
理由 第1 手続の経緯
特許第5862711号の請求項1ないし4に係る特許についての出願は、平成23年1月24日(優先権主張 平成22年12月10日)に出願された特願2011-11734号の一部を平成26年6月27日に新たな特許出願としたものであって、平成28年1月8日にその特許権の設定登録がされ、その後、その特許に対し、特許異議申立人 三菱レイヨン・クリンスイ株式会社より特許異議の申立てがされたものである。

第2 本件発明
特許第5862711号の請求項1ないし4の特許に係る発明(以下、それぞれ「本件発明1」ないし「本件発明4」という。)は、それぞれ、その特許請求の範囲の請求項1ないし4に記載された事項により特定される次のとおりのものである。

【請求項1】
原水の給水口を有する内部容器と、前記内部容器の底部に装着し原水を浄化するカートリッジと、前記内部容器を固定して前記カートリッジで浄化された浄水を溜める本体容器と、前記内部容器から原水が、前記本体容器から浄水が漏れ出ないよう密閉手段とを備える浄水器であって、
前記本体容器は、上方に位置する前記内部容器を装着する略円筒状の内部容器受け部と、下方に位置する略直方体の浄水貯水部とで構成され、
前記浄水貯水部の略直方体部上端の全ての短辺よりも前記内部容器受け部の外径の方が大きいことを特徴とする浄水器。
【請求項2】
前記内部容器受け部の上端部の横断面が略円形であり、前記浄水貯水部の底部が四角形であることを特徴とする請求項1に記載の浄水器。
【請求項3】
前記密閉手段を、ねじを用いて形成することを特徴とする請求項1または2に記載の浄水器。
【請求項4】
前記内部容器受け部は不透明部材であり、前記浄水貯水部は透明部材であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の浄水器。

第3 特許異議申立の理由について
申立人は、以下の甲各号証を証拠として提出し、取消理由1又は2に示す概要の理由により、本件発明1ないし4に係る特許は取り消されるべきである旨を主張している。

<取消理由1>
(1-1)本件発明1ないし4に係る特許は、同発明が、
甲第1、2、3号証に記載された発明、及び、周知技術(甲第5号証、甲第9-12号証)又は甲第4号証に記載された技術手段に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものであり、
又は、
(1-2)甲第1号証に記載された発明、及び、周知技術(甲第5号証、甲第9-12号証)又は甲第4号証に記載された技術手段に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、
特許法第29条第2項の規定に違反してされたものであり、取り消されるべきものである。

<取消理由2>
(2-1)本件発明1ないし4に係る特許は、同発明が、
甲第1、2、3号証に記載された発明、及び、甲第13号証に記載された技術手段に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものであり、
又は、
(2-2)甲第1号証に記載された発明、及び、甲第4号証と甲第13号証に記載された技術手段に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、
特許法第29条第2項の規定に違反してされたものであり、取り消されるべきものである。

<証拠>
甲第1号証 :ウエブ頁
(表題)『ポット型ミネラル浄水器「TK-CP40」を発売』
(http:/news.panasonic.com/jp/press/data/jn100208-3/jn
100208-3.html)
甲第2号証 :ポット型ミネラル浄水器「TK-CP40」取扱説明書
甲第3号証 :ポット型ミネラル浄水器「TK-CP40」の写真
甲第4号証 :意匠登録第1385916号公報
甲第5号証 :特開2010-162513号公報
甲第6号証 :化学工業日報 2010年(平成22年)2月10日(水曜日)
(表題)「浄水器 ポット型 相次ぎ新製品」の記事
甲第7号証 :電波新聞 2010年(平成22年)2月10日(水曜日)
(表題)「ミネラル浄水器 パナソニックがポット型
農薬や総トリハリロメタンなど 15物質を除去」の記事
甲第8号証 :日経産業新聞 2010年(平成22年)3月4日(木曜日)
(表題)「浄水器、使い勝手磨く」の記事
甲第9号証 :意匠登録第1224137号公報
甲第10号証:意匠登録第1306674号公報
甲第11号証:意匠登録第1337849号公報
甲第12号証:意匠登録第1365659号公報
甲第13号証:意匠登録第第1343901号公報

第4 当審の判断
A.取消理由(1-1)(2-1)について
取消理由(1-1)(2-1)は、甲第1、第2、第3号証から引用発明を認定する場合の取消理由であり、以下に検討する。

A-1.本件発明1について
1.浄水器「TK-CP40」について
i)甲第1号証は、その表題を『ポット型ミネラル浄水器「TK-CP40」を発売』とする「2010年2月8日」(プリントアウト1頁目右上)公開のウエブ頁であり、そこに示される発明は、本件特許の優先日前に日本国内又は外国において電気通信回線を通じて公衆に利用可能となったものである。
ii)甲第3号証は、ポット型ミネラル浄水器「TK-CP40」の写真であり、甲第2号証は同浄水器の取扱説明書である。
iii)甲第6、7号証に同浄水器が2010年3月1日に発売予定である旨が記載され、甲第8号証の、その表題を「浄水器、使い勝手磨く」とする記事には、「パナソニックは3月1日に「TK-CP40」(容量1.1リットル 5000円程度)を発売した。」とあるので、同浄水器は2010年3月1日に発売されたものであり、同浄水器は2010年3月1日に公然知られたものといえる。
iv)また、製品の取扱説明書は当該製品が販売される際に当該製品に添付されることが通常であるから、甲第2号証の同浄水器の取扱説明書は2010年3月1日に刊行物として頒布されたものといえる。
v)すると、甲第1、第2、第3号証は、いずれも本件特許の優先日前に公知となったポット型ミネラル浄水器「TK-CP40」に関するものであるから、これらのものから理解される同浄水器についての技術事項は一体的な発明として扱うことができる。

2.甲第1、第2、第3号証に記載された発明について
i)上記のように、甲第1、第2、第3号証に示されるポット型ミネラル浄水器「TK-CP40」についての技術事項は一体的な発明として扱うことができるから、甲第2号証に示される同浄水器の各部分の用語を用いると、
甲第1号証には、
「水道水の給水口を有するカートリッジタンクと、
前記カートリッジタンクの底部に装着される水道水を浄化するカートリッジと、
ろ過した水を溜める本体容器と、
前記カートリッジタンクから水道水が、前記本体容器から浄水が漏れ出ないようふたとを備える浄水器であって、
前記本体容器は下方に位置する略直方体のろ過した水を溜める部分とで構成され、
本体容器のろ過した水を溜める部分が透明部材であり、カートリッジタンクが接続されている上部の部材が不透明部材である浄水器。」
が示されているといえる。
ii)ここで、甲第2号証の8頁の記載から、浄水器「TK-CP40」は「カートリッジタンク」を「本体容器」に固定するものであるといえる。
iii)また、甲第3号証の3頁及び8頁の写真を参酌すると、浄水器「TK-CP40」は、「カートリッジタンク」を「本体容器」に固定するための略円筒状の「カートリッジタンク」の受け部といえる構造を有するといえる。
iv)さらに、以下に示す甲第3号証の5頁の写真を参酌すると、浄水器「TK-CP40」は、「カートリッジタンク」の受け部の外径が、「ろ過した水を溜める部分」の上端の短辺1よりも大きく、短辺2よりも小さいといえる。

<甲第3号証の5頁の写真>



v)したがって、甲第1、第2、第3号証には、次の発明が記載されているといえる。
「水道水の給水口を有するカートリッジタンクと、
前記カートリッジタンクの底部に装着される水道水を浄化するカートリッジと、
前記カートリッジタンクを固定して、前記カートリッジでろ過した水を溜める本体容器と、
前記カートリッジタンクから水道水が、前記本体容器から浄水が、漏れ出ないようふたとを備える浄水器であって、
前記本体容器は、上方に位置する前記カートリッジタンクを固定する略円筒状のカートリッジタンクの受け部と、
下方に位置する略直方体のろ過した水を溜める部分とで構成され、
前記ろ過した水を溜める部分の上端の短辺1よりカートリッジタンクの受け部の外径の方が大きく、同短辺2よりカートリッジタンクの受け部の外径の方が小さく、
本体容器のろ過した水を溜める部分が透明部材であり、カートリッジタンクが接続されている上部の部材が不透明部材である浄水器。」(以下、「引用発明」という。)

3.本件発明1と引用発明との対比
i)引用発明の「カートリッジタンク」は本件発明1の「内部容器」に相当し、以下同様に、「ふた」は「密閉手段」に、「水道水」は「原水」に、「ろ過した水」は「浄水」に、「ろ過した水を溜める部分」は「浄水貯水部」に相当することは明らかである。
ii)すると、本件発明1と引用発明とは、
「原水の給水口を有する内部容器と、
前記内部容器の底部に装着される原水を浄化するカートリッジと、
前記内部容器を固定して、前記カートリッジで浄化された浄水を溜める本体容器と、
前記内部容器から原水が、前記本体容器から浄水が漏れ出ないよう密閉手段とを備える浄水器であって、
前記本体容器は、上方に位置する前記内部容器を装着する略円筒状の内部容器受け部と、
下方に位置する略直方体の浄水貯水部とで構成され、
前記浄水貯水部の略直方体部上端の短辺1よりも、前記内部容器受け部の外径の方が大きい浄水器。」の点で一致し、次の点で相違する。

(相違点)
「浄水器」の構造について、本件発明1は、「浄水貯水部の略直方体部上端」の「全ての短辺」よりも、「略円筒状」の「内部容器受け部」の「外径の方が大きい」のに対して、引用発明は、「ろ過した水を溜める部分の上端の短辺1よりカートリッジタンクの受け部の外径の方が大きく、同短辺2よりカートリッジタンクの受け部の外径の方が小さ」い点。

4.相違点の検討
浄水器の本体容器の構造として、「浄水貯水部の略直方体部上端」の「全ての短辺」よりも「略円筒状」の「内部容器受け部」の「外径の方が大きい」構造について、甲第4,5号証、甲第9ないし13号証を参酌して検討する。
なお、以下で各甲号証の図面を示すときの当該図面は、各甲号証の図面を三角法による展開図の配置となるように再配置したもので、展開図を構成しない図面も適宜示し、部品名や説明等を必要に応じて付記してある。

(1)本件発明1の相違点に係る構造について
本件発明1の上記構造について、以下に関連する図面を示す。
【図1】は本件発明1の「浄水器」の概略図であり、【図26】は同「浄水器」の下面図であり、【図28】は同「浄水器」のドアポケット収納時の斜視図である。
本件明細書【0072】や図面から明らかなように、本件発明1の「浄水器」は、冷蔵庫の「ドアポケット収納」が、「本体容器」の「下方に位置する略直方体の浄水貯水部」を「ドアポケット」の寸法に合わせることによってなされ、「ドアポケット」の寸法に合わせることによって小さくなった容量を補充して大きくするために、「本体容器11」の上方を拡大して、「上方に位置する前記内部容器12を装着する略円筒状の内部容器受け部15」を大きくすることで、「浄水貯水部の略直方体部上端」の「全ての短辺」(「ドアポケット」の奥行寸法にあたる)よりも「略円筒状」の「内部容器受け部15」の「外径の方が大きい」構造としたものといえる。



(2)甲第4号証について
浄水器の本体容器の上記構造に関連する甲第4号証の図面を以下に示す。
甲第4号証の特に【左側面図】と【右側面図】で図上に示したように、本件発明1の「浄水貯水部の略直方体部上端の全ての短辺」と「内部容器受け部の外径」に相当する箇所の外面は面一である。
また、【内部機構を省略したA-B-C端面図】において、本件発明1の円筒状の「内部容器」に相当する部材(「カートリッジ」に相当する部材を設置する)を受ける「内部容器受け部」に相当する部材は、「内部容器」に相当する部材から離れる方に延在しており、その形状は「略円筒状」ではない。
よって、甲第4号証は、「浄水貯水部の略直方体部上端」の「全ての短辺」よりも、「略円筒状」の「内部容器受け部」の「外径の方が大きい」ことを開示しない。



(3)甲第5号証について
浄水器の本体容器の上記構造に関連する甲第5号証の図面を以下に示す。 図13の本体容器とロート組み図の正面断面図、図1の概略図、及び図3の本体容器上面図において、「ロート12」(本件発明における「内部容器」に相当)を受けて「本体容器11」に固定している箇所は、「本体容器11」の外面付近であって、「水平断面凹部43」の周辺を除き、本件発明1の「浄水貯水部の略直方体部上端の短辺」と「内部容器受け部の外径」に相当する箇所の外面は略面一であるといえる。
また、図3の本体容器上面図から明らかなように、「ロート12」の受け部の断面は長円ないしひょうたん状であり、「略円筒状」ではない。
よって、甲第5号証は、「浄水貯水部の略直方体部上端」の「全ての短辺」よりも、「略円筒状」の「内部容器受け部」の「外径の方が大きい」ことを開示しない。



(4)甲第9、10号証について
浄水器の本体容器の上記構造に関連する甲第9、10号証に示される各図面においては、「浄水カートリッジ」の「浄水器」内への「内蔵」構造が明らかでなく、本件発明1の、「浄水貯水部の略直方体部上端」の「全ての短辺」よりも、「略円筒状」の「内部容器受け部」の「外径の方が大きい」ことに相当する構造をうかがうことができない。

(5)甲第11号証について
浄水器の本体容器の上記構造に関連する甲第11号証の図面を以下に示す。
各図面をみると、本件発明における「内部容器」に相当する部材を受けて同「本体容器」に相当する部材に固定している箇所の構造を見てとれるのは【内部機構を省略したA-A端面図】のみであるが、同図からも、右側面と左側面からみたときに、当該構造がどのようになっているかは明らかでなく、【底面図】と【正面図】を合わせてみても同様であり、【左側面図】【右側面図】からも当該構造を見てとることはできない。
よって、甲第11号証に示される「浄水器」は、本件発明1の、「浄水貯水部の略直方体部上端」の「全ての短辺」よりも、「略円筒状」の「内部容器受け部」の「外径の方が大きい」ことに相当する構造を有するか否か不明であるから、当該構造を開示するものといえない。



(6)甲第12号証について
浄水器の本体容器の上記構造に関連する甲第12号証の図面を以下に示す。
【注出口蓋部を開けた状態のB-B線端面図】、【左側面図】、【正面図】及び【右側面図】において、本件発明における「内部容器」に相当する部品を受けて同「本体容器」に相当する部品に固定している箇所は、同「本体容器」に相当する部品の外面付近であって、本件発明1の「浄水貯水部の略直方体部上端の短辺」と「内部容器受け部の外径」に相当する箇所の外面は略面一であるといえる。
また、【A-A線拡大断面図】と【正面図】から明らかなように、本件発明における「内部容器」に相当する部品の断面が長円ないしひょうたん状であるから、その受け部の断面も長円ないしひょうたん状であり、「略円筒状」ではない。
よって、甲第12号証は、「浄水貯水部の略直方体部上端」の「全ての短辺」よりも、「略円筒状」の「内部容器受け部」の「外径の方が大きい」ことを開示しない。



(7)甲第13号証について
甲第13号証には、「浄水器」ではなく、浄水のためのカートリッジを設けない「冷水筒」が示されており、本件発明1の、「本体容器」は、「浄水貯水部の略直方体部上端」の「全ての短辺」よりも、「略円筒状」の「内部容器受け部」の「外径の方が大きい」ことに相当する構造をうかがうことができない。

(8)結言
以上から、浄水器の本体容器の構造として、「浄水貯水部の略直方体部上端」の「全ての短辺」よりも、「略円筒状」の「内部容器受け部」の「外径の方が大きい」構造が周知技術であるということはできない。
そして、本件発明1は、当該構造により上記(1)に記した「ドアポケット」の寸法に合わせることによって小さくなった容量を補充して大きくするという効果を奏するものである。
すると、上記相違点に係る本件発明1の構造は、引用発明、甲第4号証に記載される技術手段、甲第13号証に記載される技術手段、及び周知技術(甲第5号証、甲第9-12号証)に基いて当業者が容易に想到し得るものとはいえない。
よって、本件発明1に係る特許は、特許法第29条第2項の規定に違反してされたものでなく、取り消されるべきものでない。

A-2.本件発明2ないし4について
本件発明2ないし4は、直接又は間接的に本件発明1を引用するから、本件発明1に係る特許と同様に、本件発明2ないし4に係る特許は、特許法第29条第2項の規定に違反してされたものでなく、取り消されるべきものでない。

B.取消理由(1-2)(2-2)について
取消理由(1-2)(2-2)は、甲第1号証のみから引用発明を認定する場合の取消理由であり、以下に検討する。
甲第2,3号証を参酌せずに甲第1号証のみから引用発明を認定しても、上記「A-1.3.iii)」で認定した相違点は同様に存在し、その判断も上記「A-1.4」と同様である。
したがって、「A.」と同様に、本件発明2ないし4は、直接又は間接的に本件発明1を引用するから、本件発明1に係る特許と同様に、本件発明2ないし4に係る特許は、特許法第29条第2項の規定に違反してされたものでなく、取り消されるべきものでない。

第5 むすび
したがって、特許異議申立ての理由及び証拠によっては、請求項1ないし4に係る特許を取り消すことはできない。
また、他に請求項1ないし4に係る特許を取り消すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり決定する。
 
異議決定日 2016-10-24 
出願番号 特願2014-132298(P2014-132298)
審決分類 P 1 651・ 121- Y (C02F)
最終処分 維持  
前審関与審査官 金 公彦  
特許庁審判長 大橋 賢一
特許庁審判官 中澤 登
瀧口 博史
登録日 2016-01-08 
登録番号 特許第5862711号(P5862711)
権利者 東レ株式会社
発明の名称 浄水器  
代理人 志賀 正武  
代理人 鈴木 三義  
代理人 高橋 詔男  

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