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審決分類 |
審判 一部申し立て ただし書き1号特許請求の範囲の減縮 G06K |
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管理番号 | 1327855 |
異議申立番号 | 異議2016-700753 |
総通号数 | 210 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許決定公報 |
発行日 | 2017-06-30 |
種別 | 異議の決定 |
異議申立日 | 2016-08-17 |
確定日 | 2017-03-20 |
異議申立件数 | 1 |
訂正明細書 | 有 |
事件の表示 | 特許第5869639号発明「摂取可能なイベントマーカの高生産性製造」の特許異議申立事件について、次のとおり決定する。 |
結論 | 特許第5869639号の特許請求の範囲を、訂正請求書に添付された特許請求の範囲のとおり、訂正後の請求項[10?19]、23について訂正することを認める。 本件特許異議の申立てを却下する。 |
理由 |
1.手続の経緯 特許第5869639号の請求項1?23に係る特許についての出願は、平成28年1月15日付けでその特許権の設定登録がされ、その後、特許異議申立人藤井秀朗より請求項10?19、23に対して特許異議の申立て(以下、「本件特許異議の申し立て」という。)がされ、平成28年11月21日付けで取消理由が通知され、平成29年2月17日に意見書の提出及び訂正請求(以下、この訂正請求による訂正を「本件訂正」という。)がされたものである。 2.本件訂正の適否 (1)本件訂正の内容 ア 特許請求の範囲の請求項10?19を削除する。 イ 特許請求の範囲の請求項23を削除する。 (2)本件訂正の目的の適否、新規事項の有無、一群の請求項及び特許請求の範囲の拡張・変更の存否 本件訂正は、特許請求の範囲の減縮を目的とし、新規事項の追加に該当せず、一群の請求項ごとに請求された訂正であり、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものではない。 (3)小括 したがって、本件訂正は、特許法第120条の5第2項ただし書第1号に掲げる事項を目的とするものであり、かつ、同条第9項で準用する同法第126条第4項から第6項までの規定に適合するので、訂正を認める。 3.当審の判断 請求項10?19、23に係る特許は、訂正により削除されたため、本件特許異議の申立てについては、対象となる請求項が存在しない。 よって、結論のとおり決定する。 |
発明の名称 |
(57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 摂取可能なイベントマーカ識別子およびキャリアを含む摂取可能なイベントマーカを製造するために摂取可能なイベントマーカ識別子をキャリアに接着するように構成された自動組立装置 を備えたシステムであって、 前記摂取可能なイベントマーカ識別子は、 導電性信号を発するように構成された集積回路部品と、 前記集積回路部品の上方に配置された第1の材料からなる第1の電極と、 前記集積回路部品の下方に配置された前記第1の材料とは異なる第2の材料からなる第2の電極であって、前記第1の電極および前記第2の電極は、標的部位の流体と接触すると、前記集積回路部品を電流が流れることにより、前記集積回路部品内の1つ以上の機能ブロックに前記導電性信号を発せさせるように構成されている、第2の電極と を含み、 前記自動組立装置は、 前記摂取可能なイベントマーカ内で前記キャリアに組み込まれる前記摂取可能なイベントマーカ識別子の操作を確認するように構成された操作検出器を含む品質管理装置であって、前記操作検出器は、前記集積回路部品が操作可能であることを確認するように構成された近接場無線周波数装置を含む、品質管理装置と、 前記摂取可能なイベントマーカ識別子を前記キャリアの内部に、前記キャリアの外部に、前記キャリアの表面上に、または前記キャリアと一体的にのうちのいずれか1つで接着することにより、前記摂取可能なイベントマーカを製造するための手段と を含む、システム。 【請求項2】 前記自動組立装置は前記摂取可能なイベントマーカ識別子を、接着剤を用いて前記キャリアに接着するように構成された、請求項1に記載のシステム。 【請求項3】 前記摂取可能なイベントマーカ識別子は前記キャリアの接着を機械的に提供する要素を含む、請求項1に記載のシステム。 【請求項4】 前記自動組立装置は前記キャリアの表面上に前記摂取可能なイベントマーカ識別子の1つ以上の部品を印刷するように構成された、請求項1に記載のシステム。 【請求項5】 前記自動組立装置はキャリア前駆体に接着された前記摂取可能なイベントマーカ識別子を製造するように構成された、請求項1に記載のシステム。 【請求項6】 前記自動組立装置は前記摂取可能なイベントマーカ識別子に被覆物を適用するように構成された、請求項1に記載のシステム。 【請求項7】 前記被覆物は不透明であり、前記キャリアに接着された前記摂取可能なイベントマーカ識別子を隠すように構成された、請求項6に記載のシステム。 【請求項8】 前記自動組立装置は前記システムの包装装置と一体化された、請求項1に記載のシステム。 【請求項9】 前記システムは、 摂取可能なイベントマーカを製造する摂取可能なイベントマーカ製造装置と、 前記摂取可能なイベントマーカを検査する品質管理検査装置と、 前記摂取可能なイベントマーカの前記摂取可能なイベントマーカ識別子をプログラムするプログラミング装置と、 前記摂取可能なイベントマーカに署名を関連付ける署名要素装置と、 前記摂取可能なイベントマーカに組み込まれる包装物を製造する包装装置と からなる群から選択された要素を備える、請求項1に記載のシステム。 【請求項10】(削除) 【請求項11】(削除) 【請求項12】(削除) 【請求項13】(削除) 【請求項14】(削除) 【請求項15】(削除) 【請求項16】(削除) 【請求項17】(削除) 【請求項18】(削除) 【請求項19】(削除) 【請求項20】 医薬品および摂取可能なイベントマーカ識別子装置を含む、摂取可能なイベントマーカを製造するためのプロセスであって、前記摂取可能なイベントマーカ識別子装置は、前記医薬品に固定されており、前記プロセスは、錠剤の形態で前記医薬品を自動組立装置に提供するステップを含み、前記自動組立装置は、 接着剤供給装置を用いて接着剤面を持つ錠剤を製造するように、前記錠剤の一表面上に規定量の接着剤を配置することと、 デバイス供給装置を用いて前記摂取可能なイベントマーカを製造するように、前記摂取可能なイベントマーカ識別子装置を前記接着剤面を持つ錠剤に固定することと を含むステップを通して前記摂取可能なイベントマーカを製造し、 前記摂取可能なイベントマーカ識別子装置は、集積回路部品を含み、前記集積回路部品は、第1の材料からなる第1の電極と、前記第1の材料とは異なる第2の材料からなる第2の電極とを含み、 前記第1の電極および前記第2の電極は、前記第1の材料および前記第2の材料が導電性流体に接触すると起動される集積回路のための電源を形成する、プロセス。 【請求項21】 前記自動組立装置は保護用被覆供給装置を用いて、前記摂取可能なイベントマーカに保護用被覆物を配置することを含むステップをさらに実行する、請求項20に記載のプロセス。 【請求項22】 粉末供給装置、圧縮装置、およびデバイス供給装置を含む自動組立装置を用いて医薬品および摂取可能なイベントマーカ識別子装置から摂取可能なイベントマーカを製造するためのプロセスであって、前記摂取可能なイベントマーカは、前記医薬品に接着された前記摂取可能なイベントマーカ識別子装置を含み、前記プロセスが、 前記粉末供給装置を用いて前記自動組立装置の錠剤ダイに、第1の部分の粉末形状の前記医薬品を供給するステップと、 前記デバイス供給装置を用いて前記自動組立装置の前記錠剤ダイ内に前記摂取可能なイベントマーカ識別子装置を配置するステップであって、前記摂取可能なイベントマーカ識別子装置は、集積回路部品を含み、前記集積回路部品は、第1の材料からなる第1の電極と、前記第1の材料とは異なる第2の材料からなる第2の電極とを含み、前記第1の電極および前記第2の電極は、前記第1の材料および前記第2の材料が導電性流体に接触すると起動される集積回路のための電源を形成する、ステップと、 前記自動組立装置の前記錠剤ダイに、第2の部分の粉末形状の前記医薬品を供給するステップと、 前記摂取可能なイベントマーカを形成するために前記圧縮装置を用いて前記錠剤ダイの内容物を圧縮するステップと を含む、プロセス。 【請求項23】(削除) |
訂正の要旨 |
審決(決定)の【理由】欄参照。 |
異議決定日 | 2017-03-09 |
出願番号 | 特願2014-177252(P2014-177252) |
審決分類 |
P
1
652・
851-
XA
(G06K)
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最終処分 | 決定却下 |
前審関与審査官 | 甲斐 哲雄 |
特許庁審判長 |
手島 聖治 |
特許庁審判官 |
相崎 裕恒 石川 正二 |
登録日 | 2016-01-15 |
登録番号 | 特許第5869639号(P5869639) |
権利者 | プロテウス デジタル ヘルス, インコーポレイテッド |
発明の名称 | 摂取可能なイベントマーカの高生産性製造 |
代理人 | 山本 秀策 |
代理人 | 山本 秀策 |
代理人 | 森下 夏樹 |
代理人 | 森下 夏樹 |