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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 F02B
管理番号 1330392
審判番号 不服2016-13033  
総通号数 213 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2017-09-29 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2016-08-30 
確定日 2017-07-13 
事件の表示 特願2012- 89101「直噴式エンジンの燃焼室構造」拒絶査定不服審判事件〔平成25年10月24日出願公開、特開2013-217306〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1.手続の経緯

本件出願は、平成24年4月10日の出願であって、平成27年12月9日付けで拒絶理由が通知され、平成28年1月15日に意見書が提出されるとともに、同日に特許請求の範囲について補正する手続補正書が提出されたが、平成28年6月23日付けで拒絶査定がされ、これに対して平成28年8月30日に拒絶査定不服審判が請求されたものである。

2.本件発明

本件出願の請求項1に係る発明(以下、「本件発明」という。)は、平成28年1月15日に提出された手続補正書により補正された特許請求の範囲並びに本件出願の願書に最初に添付した明細書及び図面の記載からみて、その特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定される以下のとおりのものと認める。

「【請求項1】
ピストンの頂部中央に凹設され、前記ピストンの上方に配置されたインジェクタから燃料が噴射されるキャビティを備え、前記キャビティは、前記キャビティの側壁下部に設けられ、前記ピストンの径方向外側に凸となる円弧曲線により規定された縦断面形状を有する曲線部と、前記キャビティの底壁に設けられ、直線により規定された縦断面形状を有する底壁直線部と、前記キャビティの底壁に前記底壁直線部と前記曲線部との間に位置させて設けられ、曲率半径が前記曲線部の縦断面形状を規定する円弧曲線の曲率半径から無限大まで連続的に変化する緩和曲線により規定された縦断面形状を有する底壁緩和曲線部と、を含み、前記曲線部と前記底壁緩和曲線部との接続部及び前記底壁緩和曲線部と前記底壁直線部との接続部のそれぞれにおいて曲率半径が連続的に変化することを特徴とする直噴式エンジンの燃焼室構造。」

3.刊行物に記載された発明

(1)刊行物1の記載事項
原査定の拒絶の理由に引用された、本件出願前に頒布された刊行物である特開2010-121483号公報(以下、「刊行物1」という。)には、次の事項が図面とともに記載されている。

a)「【請求項1】
シリンダと、該シリンダ内を往復動するピストンと、吸排気弁が配設されたシリンダヘッドと、該シリンダヘッドに取り付けられ、前記シリンダのほぼ中央から放射状に燃料を噴射する燃料噴射弁とを有し、かつ、前記ピストンの頂面にシリンダヘッドから離れる方向に凹となる円形のキャビティが形成され、該キャビティを含むピストンの頂面と、前記シリンダと、前記シリンダヘッドのピストン頂面に対向する面とで燃焼室が構成されたディーゼルエンジンの燃焼室構造であって、
前記キャビティのシリンダ中心軸を含む断面上における内面形状が、ピストン頂面のキャビティ開口部の周囲の絞縮部と、前記燃料噴射弁に近づく方向に凸となるキャビティ底部の中央部と、前記絞縮部と中央部との間をキャビティ中心側に中心を有する円弧を用いて結ぶ周辺部とで構成され、
前記燃料噴射弁からの燃料噴射時に、その噴射方向が、前記絞縮部と周辺部との境界部近傍を指向するように設定されていると共に、
前記周辺部は、前記燃料噴射弁から最も遠い第1部分と、該第1部分の前記絞縮部側に位置する第2部分と、該第1部分の前記中央部側に位置する第3部分とを有し、かつ、
シリンダ中心軸を含む断面上において、第2部分から第1部分にかけて円弧の半径が小さくなり、第1部分から第3部分にかけて円弧の半径が大きくなるように形成されていることを特徴とするディーゼルエンジンの燃焼室構造。
【請求項2】
前記請求項1に記載の発明において、
前記キャビティの内面形状を構成する周辺部の第1?第3部分は、第2部分の絞縮部側の端部から第1部分を経て第3部分の中央部側の端部に至る間、円弧の半径が連続的に変化するように形成されていることを特徴とするディーゼルエンジンの燃焼室構造。」(【特許請求の範囲】の【請求項1】及び【請求項2】)

b)「【0007】
このすすの発生を抑制し、或いは発生したすすの酸化を促進するためには、キャビティ内で燃料噴霧と空気とが良好に混合され、混合気全体がリーンな状態で均一化されることが望ましい。そのためには、図12に示すように、ピストンの圧縮上死点近傍において燃料噴射弁5からキャビティ1の絞縮部2と周辺部4との境界部近傍を指向して噴射された燃料噴霧Aが、勢いを弱められることなく、矢印aで示すように、周辺部4の円弧状内面に沿って該周辺部4からキャビティ1の底面中央部3に向かうように流れの方向を変えられる必要があり、また、その流れが拡散したり、燃料噴射弁5から噴射された燃料噴霧Aと干渉して分散したりすることなく、さらに矢印bに示すように中央部3に向かい、燃焼室中央部の空気と十分に混ざり合う必要がある。」(段落【0007】)

c)「【0023】
また、請求項2に記載の発明によれば、前記キャビティの内面形状を構成する周辺部の第1?第3部分が、半径が絞縮部側から一旦小さくなった後、再び大きくなるように、連続的に変化する形状に形成されているので、燃料噴霧が第2部分から第1部分に移動する際にスムーズに加速されると共に、さらに第3部分に移動して、キャビティの底面中央部に向けて滑らかに方向が変えられることになり、前記請求項1に記載の発明の効果が一層効果的に達成されることになる。」(段落【0023】)

d)「【0028】
図1は、本実施形態が適用されたディーゼルエンジンの燃焼室構造を示すもので、このエンジン10の燃焼室11は、シリンダブロック12に形成されたシリンダ12aと、該シリンダ12a内を往復動するピストン13の頂面13aと、吸排気ポート14a、14bをそれぞれ開閉する吸気弁15及び排気弁16が配設されたシリンダヘッド14の前記ピストン頂面13aと対向する下面14cとで構成されている。
【0029】
また、前記ピストン13の頂面13aには、シリンダヘッド14の下面14cから離れる方向に凹となる円形のキャビティ30が形成されており、該キャビティ30内の空間も前記燃焼室1を構成している。そして、該キャビティ30もしくは燃焼室11の中央に先端部17aが位置するように、前記シリンダヘッド14に燃料噴射弁17が取り付けられている。」(段落【0028】及び【0029】)

e)「【0030】
次に、図2により、シリンダ中心軸X-Xを含む断面上におけるキャビティ30の内面形状を説明すると、該キャビティ30は、ピストン頂面13aのキャビティ開口部31の周囲の該キャビティ内部より径が小さくされた絞縮部32と、該絞縮部32からキャビティ30の底部に向かう周辺部33と、さらに該周辺部33からキャビティ30の中心部に向かう中央部34とで構成されており、前記中央部34は、その中心部上方に位置する燃料噴射弁17に近づく方向に凸の山状に形成されている。」(段落【0030】)

f)「【0032】
また、図2に示すように、前記キャビティ周辺部33は、燃料噴射弁17から最も遠い第1部分33aと、該第1部分33aの前記絞縮部32側に位置する第2部分33bと、該第1部分33aの前記中央部34側に位置する第3部分33cとで構成されている。これらの部分33a、33b、33cは、いずれもキャビティ30の中心側にそれぞれ中心O_(1)、O_(2)、O_(3)を有する円弧で構成されている。
【0033】
その場合に、第1部分33a、第2部分33bの円弧の半径R2と第3部分の円弧の半径R3とが等しくされていると共に、これらの半径R2、R3に比べて、第1部分33aの半径R1が小さく設定されている。したがって、これらの部分33a、33b、33cでなるキャビティ周辺部33の内面形状は、燃料噴射弁17の噴孔17aと、該噴孔17aから最も遠い第1部分33aの中心位置とを結ぶ直線Y-Yを軸として、その両側の第2部分33b側と第3部分33c側とが対称形となっている。」(段落【0032】及び【0033】)

(2)上記(1)及び図面から分かること

a)上記(1)d)及び図1の記載によれば、刊行物1には、直噴式エンジンの燃焼室構造が記載されていることが分かる。

b)上記(1)d)及び図1の記載によれば、キャビティ30はピストン13の頂面13a中央に凹設され、前記ピストン13の上方に配置された燃料噴射弁17から燃料が噴射されることが分かる。

c)上記(1)f)及び図2の記載によれば、第1部分33aは、キャビティ30の側壁下部に設けられ、ピストン13の径方向外側に凸となる曲線により規定された縦断面形状を有することが分かる。

d)上記(1)e)及び図2の記載によれば、中央部34は、キャビティ30の底壁に設けられていることが分かる。

e)上記(1)e)及びf)並びに図2の記載によれば、第3部分33cは、キャビティ30の底壁に中央部34と第1部分33aとの間に位置させて設けられていることが分かる。

f)上記(1)a)における【請求項1】を引用する【請求項2】及び上記(1)c)並びに図2の記載によれば、第3部分33cは、曲率半径が連続的に変化する緩和曲線により規定された縦断面形状を有することが分かる。

g)上記(1)f)及び図2の記載によれば、第1部分33aと第3部分33cとの間に両者を接続する接続部を有することが分かる。

h)上記(1)a)における【請求項1】を引用する【請求項2】及び上記(1)c)並びに図2の記載を、上記g)とあわせてみると、第1部分33aと第3部分33cとの接続部において曲率半径が連続的に変化することが分かる。

(3)刊行物1に記載された発明

したがって、上記(1)及び(2)並びに図面を総合すると、刊行物1には次の発明(以下、「刊行物1に記載された発明」という。)が記載されていると認められる。

<刊行物1に記載された発明>

「ピストン13の頂面13a中央に凹設され、前記ピストン13の上方に配置された燃料噴射弁17から燃料が噴射されるキャビティ30を備え、前記キャビティ30は、前記キャビティ30の側壁下部に設けられ、前記ピストン13の径方向外側に凸となる曲線により規定された縦断面形状を有する第1部分33aと、前記キャビティ30の底壁に設けられた中央部34と、前記キャビティ30の底壁に前記中央部34と前記第1部分33aとの間に位置させて設けられ、曲率半径が連続的に変化する緩和曲線により規定された縦断面形状を有する第3部分33cと、を含み、前記第1部分33aと前記第3部分33cとの接続部において曲率半径が連続的に変化する直噴式エンジンの燃焼室構造。」

4.対比・判断

(1)対比

本件発明と刊行物1に記載された発明とを、その機能、構造又は技術的意義を考慮して対比すると、刊行物1に記載された発明における「ピストン13」、「頂面13a」「燃料噴射弁17」、「キャビティ30」、「第1部分33a」及び「第3部分33c」は、それぞれ、本件発明における「ピストン」、「頂部」、「インジェクタ」、「キャビティ」、「曲線部」及び「底壁緩和曲線部」に相当する。

前述の相当関係を踏まえると、刊行物1に記載された発明における「前記キャビティ30の側壁下部に設けられ、前記ピストン13の径方向外側に凸となる曲線により規定された縦断面形状を有する第1部分33a」と、本件発明における「前記キャビティの側壁下部に設けられ、前記ピストンの径方向外側に凸となる円弧曲線により規定された縦断面形状を有する曲線部」とは、「前記キャビティの側壁下部に設けられ、前記ピストンの径方向外側に凸となる曲線により規定された縦断面形状を有する曲線部」という限りにおいて一致する。

前述の相当関係を踏まえると、刊行物1に記載された発明における「前記キャビティ30の底壁に設けられた中央部34」と、本件発明における「前記キャビティの底壁に設けられ、直線により規定された縦断面形状を有する底壁直線部」とは、「前記キャビティの底壁に設けられた底壁部」という限りにおいて一致する。

前述の相当関係を踏まえると、刊行物1に記載された発明における「前記キャビティ30の底壁に前記中央部34と前記第1部分33aとの間に位置させて設けられ、曲率半径が連続的に変化する緩和曲線により規定された縦断面形状を有する第3部分33c」と、本件発明における「前記キャビティの底壁に前記底壁直線部と前記曲線部との間に位置させて設けられ、曲率半径が前記曲線部の縦断面形状を規定する円弧曲線の曲率半径から無限大まで連続的に変化する緩和曲線により規定された縦断面形状を有する底壁緩和曲線部」とは、「前記キャビティの底壁に前記底壁部と前記曲線部との間に位置させて設けられ、曲率半径が連続的に変化する緩和曲線により規定された縦断面形状を有する底壁緩和曲線部」という限りにおいて一致する。

前述の相当関係を踏まえると、刊行物1に記載された発明における「前記第1部分33aと前記第3部分33cとの接続部において曲率半径が連続的に変化する」と、本件発明における「前記曲線部と前記底壁緩和曲線部との接続部及び前記底壁緩和曲線部と前記底壁直線部との接続部のそれぞれにおいて曲率半径が連続的に変化する」とは、「前記曲線部と前記底壁緩和曲線部との接続部において曲率半径が連続的に変化する」という限りにおいて一致する。

してみると、本件発明と刊行物1に記載された発明とは、
「ピストンの頂部中央に凹設され、前記ピストンの上方に配置されたインジェクタから燃料が噴射されるキャビティを備え、前記キャビティは、前記キャビティの側壁下部に設けられ、前記ピストンの径方向外側に凸となる曲線により規定された縦断面形状を有する曲線部と、前記キャビティの底壁に設けられた底壁部と、前記キャビティの底壁に前記底壁部と前記曲線部との間に位置させて設けられ、曲率半径が連続的に変化する緩和曲線により規定された縦断面形状を有する底壁緩和曲線部と、を含み、前記曲線部と前記底壁緩和曲線部との接続部において曲率半径が連続的に変化する直噴式エンジンの燃焼室構造。」
の点で一致し、次の点で相違する。

<相違点>
「前記キャビティは、前記キャビティの側壁下部に設けられ、前記ピストンの径方向外側に凸となる曲線により規定された縦断面形状を有する曲線部と、前記キャビティの底壁に設けられた底壁部と、前記キャビティの底壁に前記底壁部と前記曲線部との間に位置させて設けられ、曲率半径が連続的に変化する緩和曲線により規定された縦断面形状を有する底壁緩和曲線部と、を含み、前記曲線部と前記底壁緩和曲線部との接続部において曲率半径が連続的に変化する」に関して、
本件発明においては、「前記キャビティは、前記キャビティの側壁下部に設けられ、前記ピストンの径方向外側に凸となる円弧曲線により規定された縦断面形状を有する曲線部と、前記キャビティの底壁に設けられ、直線により規定された縦断面形状を有する底壁直線部と、前記キャビティの底壁に前記底壁直線部と前記曲線部との間に位置させて設けられ、曲率半径が前記曲線部の縦断面形状を規定する円弧曲線の曲率半径から無限大まで連続的に変化する緩和曲線により規定された縦断面形状を有する底壁緩和曲線部と、を含み、前記曲線部と前記底壁緩和曲線部との接続部及び前記底壁緩和曲線部と前記底壁直線部との接続部のそれぞれにおいて曲率半径が連続的に変化する」のに対し、
刊行物1に記載された発明においては、「前記キャビティ30は、前記キャビティ30の側壁下部に設けられ、前記ピストン13の径方向外側に凸となる曲線により規定された縦断面形状を有する第1部分33aと、前記キャビティ30の底壁に設けられた中央部34と、前記キャビティ30の底壁に前記中央部34と前記第1部分33aとの間に位置させて設けられ、曲率半径が連続的に変化する緩和曲線により規定された縦断面形状を有する第3部分33cと、を含み、前記第1部分33aと前記第3部分33cとの接続部において曲率半径が連続的に変化する」点(以下、「相違点」という。)。

(2)判断

直噴式エンジンの燃焼室構造において、キャビティの曲線部を円弧曲線により規定された縦断面形状を有するものとすること、及び、底壁部を直線により規定された縦断面形状を有する底壁直線部とすることは、本件出願前周知の技術(例えば、特開2009-150361号公報[特に、段落【0022】及び図1]、特開2011-94496号公報[特に、段落【0024】及び図2。「円錐状壁面5d」は直線により規定された縦断面形状を有することが明らかであるから、「底壁直線部」に対応する。]等参照。以下、「周知技術」という。)である。
そして、刊行物1に記載された発明及び周知技術は、いずれもキャビティを備えた直噴式エンジンの燃焼室構造の技術分野に属するものである。

そうすると、上記周知技術によれば、刊行物1に記載された発明において、第1部分33a、すなわち曲線部が円弧曲線により規定された縦断面形状を有するようにすること、及び、中央部34、すなわち底壁部を直線により規定された縦断面形状を有する底壁直線部とすることは、当業者にとって設計事項にすぎない。

また、刊行物1に記載された発明において、燃料噴霧のスムーズな流れのために、第1部分33a、すなわち曲線部と、第3部分33c、すなわち底壁緩和曲線部との接続部において曲率半径が連続的に変化するように構成されていることを考慮すると、同様の目的で、第3部分33c、すなわち底壁緩和曲線部と、中央部34、すなわち底壁部との接続部においても、曲率半径が連続的に変化するようにすることに格別の困難性はない。

そして、刊行物1に記載された発明において、曲線部が円弧曲線により規定された縦断面形状を有するようにし、底壁部を直線により規定された縦断面形状を有する底壁直線部とするとともに、底壁緩和曲線部と底壁直線部との接続部において、曲率半径が連続的に変化するようにした場合、底壁緩和曲線部は、曲率半径が曲線部の縦断面形状を規定する円弧曲線の曲率半径から無限大まで連続的に変化する緩和曲線により規定された縦断面形状を有するものとなることは明らかである。

以上を総合すると、刊行物1に記載された発明において、周知技術を適用して、相違点に係る本件補正発明の発明特定事項とすることは、当業者であれば容易に想到できたことである。

そして、本件発明は、全体としてみても、刊行物1に記載された発明及び周知技術から予測される以上の格別な効果を奏するものではない。

5.まとめ

以上のとおり、本件発明は、刊行物1に記載された発明及び周知技術に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

6.むすび

上記2.ないし5.で述べたとおり、本件発明は、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないので、本願は拒絶すべきものである。

よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2017-05-09 
結審通知日 2017-05-16 
審決日 2017-05-29 
出願番号 特願2012-89101(P2012-89101)
審決分類 P 1 8・ 121- Z (F02B)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 小笠原 恵理寺川 ゆりか山本 健晴  
特許庁審判長 伊藤 元人
特許庁審判官 西山 智宏
松下 聡
発明の名称 直噴式エンジンの燃焼室構造  
代理人 絹谷 信雄  

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