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審決分類 審判 査定不服 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備 取り消して特許、登録 G06F
審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 G06F
管理番号 1330558
審判番号 不服2016-11473  
総通号数 213 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2017-09-29 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2016-07-29 
確定日 2017-08-08 
事件の表示 特願2014-187560「バックスペースキーに基づいて入力ミスを自動的に修正する日本語入力方法、入力システム、コンピュータプログラム及び記録媒体」拒絶査定不服審判事件〔平成27年 3月26日出願公開、特開2015- 57707、請求項の数(6)〕について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 
理由 第1 手続の経緯

本願は、平成26年9月16日(パリ条約による優先権主張 平成25年9月16日 中国)の特許出願であって、その手続の経緯は以下のとおりである。

平成27年 7月17日付け:拒絶理由の通知
平成27年10月26日 :意見書、及び、手続補正書の提出
平成28年 3月22日付け:拒絶査定
平成28年 7月29日 :審判請求書、及び、手続補正書の提出
平成28年10月24日 :前置報告
平成28年12月23日 :上申書
平成29年 4月28日付け:当審による拒絶理由の通知
平成29年 5月22日 :意見書、及び、手続補正書の提出


第2 原査定の概要

原査定(平成28年3月22日付け拒絶査定)の概要は次の通りである。

1.本願請求項3、7に係る発明は、明確でないため、特許法第36条第6項第2号の規定により特許を受けることができない。

・請求項 3、7
拒絶理由通知の指摘に対し、出願人は意見書において、「旧請求項5又は10の付加事項が新請求項1、5、9、10(旧請求項1、6、11、12)に導入されているため、これらの請求項及び従属請求項3、7(旧請求項3、8)における「修正」の処理内容が明確化されている。」と主張する。
しかしながら、請求項3、7における「修正」は、バックスペースキーの入力が再度検出された場合のものであって、請求項1、5に記載される、バックスペースキーの入力が最初に検出された場合の「修正」とは別のものである。したがって、請求項1、5における「修正」について明確化を行ったとしても、そのことで請求項3、7における「修正」が明確化されるものとは解されない。
よって、意見書の主張は採用できず、依然として、「残りの仮名又は漢字を修正するステップ」において、いかなる「修正」処理を行うのか明確でない。

2.本願請求項1、2、5、6、9、10に係る発明は、以下の引用文献1、及び、引用文献2に基づいて、その発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者(以下、「当業者」という。)が容易に発明できたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

引用文献等一覧
1.特開平10-187710号公報
2.特開平7-110844号公報

(以下は査定理由ではないが、参考として記載するものである。)
請求項4において、「前記ユーザー以外の別ユーザーから前記修正した結果と関連している誤仮名の入力を受ける場合当該別ユーザーが選択できるように、前記クラウド側から前記修正した結果を、当該別のユーザーがアクセスできる候補リストに追加して該別ユーザーにフィードバックするステップ」との記載がなされたが、「クラウド側から」の係り先が不明で、文意が明確でない。
また、上記記載が、「別のユーザ」が、「ユーザが修正した結果と関連している誤仮名の入力」をした場合に、クラウド側から受信した修正結果を候補リストに追加することを意味するのであれば、「ユーザが修正した結果と関連している誤仮名の入力」がなされたことをどのように判定するのかが明確でなく、当該ステップの具体的な処理が明確でない。
請求項8も同様である。


第3 当審拒絶理由の概要

当審拒絶理由の概要は次のとおりである。

1.請求項1?8に係る発明は、発明の詳細な説明に記載したものでないため、特許法第36条第6項第1号の規定により特許を受けることができない。

請求項1?8について
・請求項1、4、7、8には、複数の仮名から変換された複数の漢字から一番後ろの漢字を削除し、残りの仮名又は漢字を、1つの仮名を追加すること、1つの仮名を削除すること、1つの仮名を訂正すること、及び各仮名の位置を変更することの少なくとも一種により修正することが記載されているが、本願明細書及び図面を参照しても、一番後ろの漢字を削除された残りの漢字に対して、1つの仮名を追加すること、1つの仮名を削除すること、1つの仮名を訂正すること、及び各仮名の位置を変更することの少なくとも一種により修正することは記載も示唆もされていない。
従属する請求項2、3、5、6についても同様である。

・請求項3、6には、別ユーザーにフィードバックすることが記載されているが、本願発明におけるフィードバックとは、本願明細書の実施形態を参照すると、候補リストを表示することであると認められる。
そうすると、前記記載は、別ユーザーの端末に対して、候補リストを表示することを示す記載になるが、本願明細書及び図面を参照しても、別ユーザーの端末に対して、候補リストを表示することは、記載も示唆もされていない。

よって、請求項1?8に係る発明は、発明の詳細な説明に記載したものでない。


第4 本願発明

本願請求項1-6に係る発明(以下、それぞれ「本願発明1」-「本願発明6」という。)は、平成29年5月22日付けの手続補正で補正された特許請求の範囲の請求項1-6に記載された事項により特定される発明であり、本願発明1-6は以下のとおりの発明である。

「【請求項1】
バックスペースキーに基づいて入力ミスを自動的に修正する日本語入力方法であって、
ユーザーが入力した複数の仮名を受けるステップと、
前記ユーザーのバックスペースキーの入力を検出すると、1つの仮名を追加すること、1つの仮名を削除すること、1つの仮名を訂正すること、及び各仮名の位置を変更することの少なくとも一種により、該複数の仮名を修正して修正した結果を得るステップと、 前記修正した結果及び前記複数の仮名の日本語コーパスにおける出現頻度に基づいて、前記修正した結果及び前記複数の仮名の正確率をそれぞれ取得するステップと、
前記修正した結果の正確率が前記複数の仮名の正確率を上回る場合、前記ユーザーが選択できるように前記修正した結果及び前記複数の仮名を前記ユーザーにフィードバックするステップと、
前記ユーザーのバックスペースキーの入力を再度検出すると、前記複数の仮名から一番後ろの仮名を削除し、又は前記複数の仮名から変換された複数の漢字から一番後ろの漢字を削除するステップと、
前記複数の仮名から一番後ろの仮名を削除した場合には、残りの仮名に対して、1つの仮名を追加すること、1つの仮名を削除すること、1つの仮名を訂正すること、及び各仮名の位置を変更することの少なくとも一種により、該残りの仮名を修正して修正した結果を得るステップと、
前記残りの仮名の修正前後の日本語コーパスにおける出現頻度に基づいて、前記残りの仮名の修正前及び修正後の正確率をそれぞれ取得するステップと、
前記残りの仮名の修正後の正確率が修正前の正確率を上回る場合、前記ユーザーが選択できるように修正前及び修正後の前記残りの仮名を前記ユーザーにフィードバックするステップと
を含む入力方法。

【請求項2】
前記修正した結果及び前記複数の仮名のいずれか一方が前記ユーザーに選択されるとき、対応の仮名又は漢字を画面に表示するステップをさらに含むこと
を特徴とする請求項1に記載の入力方法。

【請求項3】
バックスペースキーに基づいて入力ミスを自動的に修正する日本語入力システムであって、
ユーザーが入力した複数の仮名を受ける受付ユニットと、
前記ユーザーのバックスペースキーの入力を検出すると、1つの仮名を追加すること、1つの仮名を削除すること、1つの仮名を訂正すること、及び各仮名の位置を変更することの少なくとも一種により、該複数の仮名を修正して修正した結果を得る第一の修正ユニットと、
前記修正した結果及び前記複数の仮名の日本語コーパスにおける出現頻度に基づいて、前記修正した結果及び前記複数の仮名の正確率をそれぞれ取得する取得ユニットと、
前記修正した結果の正確率が前記複数の仮名の正確率を上回る場合、前記ユーザーが選択できるように前記修正した結果及び前記複数の仮名を前記ユーザーにフィードバックする第一のフィードバックユニットと、
前記ユーザーのバックスペースキーの入力を再度検出すると、前記複数の仮名から一番後ろの仮名を削除し、又は前記複数の仮名から変換された複数の漢字から一番後ろの漢字を削除すると共に、前記複数の仮名から一番後ろの仮名を削除した場合には、残りの仮名に対して、1つの仮名を追加すること、1つの仮名を削除すること、1つの仮名を訂正すること、及び各仮名の位置を変更することの少なくとも一種により、該残りの仮名を修正して修正した結果を得る第二の修正ユニットと、
前記残りの仮名の修正前後の日本語コーパスにおける出現頻度に基づいて、前記残りの仮名の修正前及び修正後の正確率をそれぞれ取得する第二の取得ユニットと、
前記残りの仮名の修正後の正確率が修正前の正確率を上回る場合、前記ユーザーが選択できるように修正前及び修正後の前記残りの仮名を前記ユーザーにフィードバックする第二のフィードバックユニットと
を含む入力システム。

【請求項4】
前記第一のフィードバックユニットは、前記修正した結果及び前記複数の仮名のいずれか一方が前記ユーザーに選択されるとき、対応の仮名又は漢字を画面に表示することを特徴とする請求項3に記載の入力システム。

【請求項5】
コンピュータに、
ユーザーが入力した複数の仮名を受けるステップと、
前記ユーザーのバックスペースキーの入力を検出すると、1つの仮名を追加すること、1つの仮名を削除すること、1つの仮名を訂正すること、及び各仮名の位置を変更することの少なくとも一種により、該複数の仮名を修正して修正した結果を得るステップと、
前記修正した結果及び前記複数の仮名の日本語コーパスにおける出現頻度に基づいて、前記修正した結果及び前記複数の仮名の正確率をそれぞれ取得するステップと、
前記修正した結果の正確率が前記複数の仮名の正確率を上回る場合、前記ユーザーが選択できるように前記修正した結果及び前記複数の仮名を前記ユーザーにフィードバックするステップと、
前記ユーザーのバックスペースキーの入力を再度検出すると、前記複数の仮名から一番後ろの仮名を削除し、又は前記複数の仮名から変換された複数の漢字から一番後ろの漢字を削除するステップと、
前記複数の仮名から一番後ろの仮名を削除した場合には、残りの仮名に対して、1つの仮名を追加すること、1つの仮名を削除すること、1つの仮名を訂正すること、及び各仮名の位置を変更することの少なくとも一種により、該残りの仮名を修正して修正した結果を得るステップと、
前記残りの仮名の修正前後の日本語コーパスにおける出現頻度に基づいて、前記残りの仮名の修正前及び修正後の正確率をそれぞれ取得するステップと、
前記残りの仮名の修正後の正確率が修正前の正確率を上回る場合、前記ユーザーが選択できるように修正前及び修正後の前記残りの仮名を前記ユーザーにフィードバックするステップと
を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。

【請求項6】
コンピュータに、
ユーザーが入力した複数の仮名を受けるステップと、
前記ユーザーのバックスペースキーの入力を検出すると、1つの仮名を追加すること、1つの仮名を削除すること、1つの仮名を訂正すること、及び各仮名の位置を変更することの少なくとも一種により、該複数の仮名を修正して修正した結果を得るステップと、
前記修正した結果及び前記複数の仮名の日本語コーパスにおける出現頻度に基づいて、前記修正した結果及び前記複数の仮名の正確率をそれぞれ取得するステップと、
前記修正した結果の正確率が前記複数の仮名の正確率を上回る場合、前記ユーザーが選択できるように前記修正した結果及び前記複数の仮名を前記ユーザーにフィードバックするステップと、
前記ユーザーのバックスペースキーの入力を再度検出すると、前記複数の仮名から一番後ろの仮名を削除し、又は前記複数の仮名から変換された複数の漢字から一番後ろの漢字を削除するステップと、
前記複数の仮名から一番後ろの仮名を削除した場合には、残りの仮名に対して、1つの仮名を追加すること、1つの仮名を削除すること、1つの仮名を訂正すること、及び各仮名の位置を変更することの少なくとも一種により、該残りの仮名を修正して修正した結果を得るステップと、
前記残りの仮名の修正前後の日本語コーパスにおける出現頻度に基づいて、前記残りの仮名の修正前及び修正後の正確率をそれぞれ取得するステップと、
前記残りの仮名の修正後の正確率が修正前の正確率を上回る場合、前記ユーザーが選択できるように修正前及び修正後の前記残りの仮名を前記ユーザーにフィードバックするステップと
を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。」


第5 引用文献、引用発明等

1.引用文献1について

原査定の拒絶の理由に引用された引用文献1には、図面とともに次の事項が記載されている。(なお、下線部は当審にて付与した。)

(ア)「【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ・システムの利用者インタフェースにおいて、過去の単語の修正履歴に基づいて単語の修正候補の表示および自動置換等を行う単語修正装置、単語修正方法および単語修正用プログラムを記録した記録媒体に関する。」(【0001】)

(イ)「本発明の目的は、誤った単語に対する修正候補を効率よく作成することができる単語修正装置、単語修正方法および単語修正用プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。」(【0008】)

(ウ)「差分出現頻度表5は、修正前の単語と修正後の単語の差分と、そのような差分が出現した頻度を保持する。
単語出現頻度表6は、各単語の出現頻度を保持する。
修正前単語取得手段7は、修正の対象となる単語を取得し、修正候補予測手段9に送る。
正当単語辞書8は、正しい単語のリストを保持する。
修正候補予測手段9は、送られた修正前の単語に対する修正候補を、修正前後単語対出現頻度表4、差分出現頻度表5、単語出現頻度表6および正当単語辞書8を参照して検索し、その候補の優先度を計算して、修正候補予測表10に記入する。
修正候補予測表10は、修正候補とその優先度の対を保持する。
修正候補選択手段11は、自動的に修正を行うように設定されている場合には、修正候補予測表10の中から最高の優先度を持つ修正候補を選択し、それを単語置換手段12に送る。そうでない場合には、修正候補を優先度の順に表示し、それを利用者に選択させ、選択された修正候補を単語置換手段12に送る。」(【0031】-【0037】)

(エ)「図2を参照すると、まず、修正前単語取得手段7が、修正前の単語を取得する(ステップ201)。
次に、修正候補予測手段9は、その単語が修正前後単語対出現頻度表4に含まれているかどうかを検索する(ステップ202)。ここで、検索が成功した場合には(ステップ203でYES)、表中でその修正前単語に対応している修正後単語を修正候補として修正候補予測表10に記入するとともに、その対の出現頻度に基づいて優先度を計算する。例えば、その出現頻度そのものを優先度として修正候補予測表10に記入する(ステップ207)。また、検索が失敗した場合には(ステップ203でNO)、差分出現頻度表5に記憶された差分を修正前単語に適用して修正後単語の候補を生成し、生成された候補が正当単語辞書8中に存在するかどうかを検索する(ステップ204)。ここで、検索が成功した場合には(ステップ205でYES)、その修正後単語を修正候補として修正候補予測表10に記入する。また、その差分の出現頻度とその修正後単語の出現頻度に基づいて、優先度を計算する。例えば、差分の出現頻度とその修正後の単語の出現頻度の積を優先度として修正候補予測表10に記入する(ステップ208)。
なお、差分の適用と検索は、出現頻度が高い順に、差分出現頻度表5に含まれる差分の数だけ繰り返す。ただし、最大の優先度を持つ候補を検索する場合などのように、優先度がある基準値以上の候補のみを検索する場合には、途中で検索を打ち切ることができることがある。差分の出現頻度が徐々に減少していくように検索が行われるので、例えば差分の出現頻度と単語の出現頻度の積を優先度とする場合には、その時点での差分の出現頻度と、単語の出現頻度の最大値との積が、基準値を下回った時点で、それ以上検索を続けても条件を満たす候補は発見されないことがわかるからである。検索が一度も成功しなかった場合には、従来の技術を使用して修正を行い(ステップ206)、処理を終了する。
修正候補予測表10に修正候補が記入された場合には、それを使用して修正を行う。自動的に修正を行う設定になっている場合には(ステップ209でYES)、修正候補選択手段11は、修正候補予測表10の中から最高の優先度を持つ修正候補を選択する(ステップ210)。自動的に修正を行う設定になっていない場合には(ステップ209でNO)、修正候補選択手段11は、修正候補予測表10に含まれる候補を、優先度の高いものほど選択しやすくなるように表示し(ステップ211)、利用者に選択させる(ステップ212)。」(【0041】-【0044】)

(オ)【図4】図4は本発明の実施の形態における差分出現頻度表5の内容を示す図である。

したがって、上記(ア)ないし(オ)の記載から、上記引用文献1には次の発明(以下、「引用発明」という。)が記載されていると認められる。

「コンピュータ・システムの利用者インタフェースにおいて、単語の修正候補の表示を行う単語修正方法であって、
修正前単語取得手段7が、修正前の単語を取得し、
修正前の単語と修正後の単語の差分と、そのような差分が出現した頻度を保持する差分出現頻度表5に記憶された差分を修正前単語に適用して修正後単語の候補を生成し、生成された候補が、正しい単語のリストを保持する正当単語辞書8中に存在するかどうかを検索し、
検索が成功した場合には、その修正後単語を修正候補として修正候補予測表10に記入し、また、差分の出現頻度とその修正後の単語の出現頻度の積を優先度として修正候補予測表10に記入し、
修正候補予測表10に修正候補が記入された場合には、それを使用して修正を行い、
修正候補選択手段11は、修正候補予測表10に含まれる候補を、優先度の高いものほど選択しやすくなるように表示し、利用者に選択させる単語修正方法」

2.引用文献2について

原査定の拒絶の理由に引用された引用文献2には、図面とともに次の事項が記載されている。

(カ)「【産業上の利用分野】本願発明は、日本語の音声、文字認識装置、ワードプロセッサの入力時の処理装置に関するものである。」(【0001】)

(キ)「OCRシステムなどの入力装置は、テキストデータ形式で入力を行なう。本処理は、入力される日本語文字列全体から、かななどの対象文字列の3文字綴を取り出すステップ(対象文字3文字綴取り出しステップ)と、3文字綴の存在頻度を頻度テーブルから参照するステップ(テーブル参照ステップ)と、3文字綴の存在頻度のチェックするステップ(チェックステップ)と、存在頻度がある閾値を下回るとき、その3文字綴を入力ミスの可能性のある文字列として登録する(入力ミス候補取り出しステップ)と、入力ミス候補の位置をユーザに伝える(入力ミス修正結果出力ステップ)とを有する。」(【0021】)

(ク)「テーブル参照ステップは、対象文字綴取り出しステップから送られる3文字綴から「対象文字3文字接続頻度テーブル圧縮テーブル」を参照し、3文字綴の頻度を得る。チェックステップでは、テーブル参照ステップで得られた頻度が低く、その値がある閾値を越えた時に、その3文字綴チェック情報として、最初の「じもの」の部分にエラーの可能性があるフラグを送る。
再度、対象文字綴取り出しステップら戻り、「と」を読み込む。ここで「ものと」という3文字綴が作成され、テーブル参照ステップへ送られる。同様の処理が、読み込まれる文字が対象文字でなくなるまで、行なわれる。エラーの可能性のあるフラグがあった場合、入力ミス候補取り出しステップでは、エラーの可能性のあるフラグの位置をチェックし、エラーの可能性のあるフラグが閾値をこえて続く時、その3文字綴の重なりの部分の文字がエラーの可能性があるとして情報を伝える。同時に、出力表示を反転させるなどして、エラーの可能性があるとユーザに指摘する。次に、その文字の候補を参照し、エラーの可能性がある誤文字を候補の文字に置き換える。次に、「対象文字3文字接続頻度テーブル圧縮テーブル」の候補に入れ換えた3文字綴の頻度を参照する。この時、元の頻度と候補に入れ換えた場合の頻度を比較し、閾値を越えていれば、入力ミス修正結果出力ステップに進む。
入力ミス候補の位置をユーザに伝える(入力ミス修正結果出力ステップ)では、入力候補取り出しステップにおいて取り出され、頻度の高い、3文字綴を修正結果として出力する。」(【0025】-【0027】)


第6 対比・判断

1.本願発明1について

1-1.対比

本願発明1と引用発明とを対比すると、次のことがいえる。

(1)引用発明は、「コンピュータ・システムの利用者インタフェースにおいて、単語の修正候補の表示を行う単語修正方法であって」、「修正前単語取得手段7が、修正前の単語を取得し」ており、ここでいう「単語修正方法」は、「利用者インタフェース」において利用者が入力した単語を修正する方法と解されるものであるから、「修正前単語取得手段7」が取得する「修正前の単語」は、「利用者インタフェース」において利用者が入力した誤った単語であることは明らかである。
そして、引用発明は「修正前の単語を取得」した後、「修正前の単語と修正後の単語の差分と、そのような差分が出現した頻度を保持する差分出現頻度表5に記憶された差分を修正前単語に適用して修正後単語の候補を生成し、生成された候補が、正しい単語のリストを保持する正当単語辞書8中に存在するかどうかを検索し、検索が成功した場合には、その修正後単語を修正候補として修正候補予測表10に記入し、また、差分の出現頻度とその修正後の単語の出現頻度の積を優先度として修正候補予測表10に記入し、修正候補予測表10に修正候補が記入された場合には、それを使用して修正を行い、修正候補選択手段11は、修正候補予測表10に含まれる候補を、優先度の高いものほど選択しやすくなるように表示し、利用者に選択させる」のであるから、引用発明の「単語修正方法」は、本願発明1でいうところの『入力方法』に対応するといえる。
したがって、引用発明と本願発明1とは、『入力ミスを自動的に修正する入力方法』という点で共通しているといえる。

(2)引用発明は、「修正前の単語と修正後の単語の差分と、そのような差分が出現した頻度を保持する差分出現頻度表5に記憶された差分を修正前単語に適用して修正後単語の候補を生成し」ており、差分出現頻度表5の内容は、引用文献1で摘記した【図4】に示されている。
そして、差分出現頻度表5は、「修正前の単語と修正後の単語の差分」を保持しているのであるから、前記【図4】に示された「le」→「l」は、「le」を含む単語を「l」を含む単語に修正することを意味し、「ae」→「ai」は、「ae」を含む単語を「ai」を含む単語に修正することを意味し、「ae」→「ea」は、「ae」を含む単語を「ea」を含む単語に修正することを意味していると理解できる。
ここで、「le」を含む単語を「l」を含む単語に修正することは、「le」の「e」を削除する修正である。また、「ae」を含む単語を「ai」を含む単語に修正することは、「ae」の「e」を「i」に訂正する修正である。さらに、「ae」を含む単語を「ea」を含む単語に修正することは、位置を変更する修正である。
また、引用発明は、「生成された候補が正しい単語のリストを保持する正当単語辞書8中に存在するかどうかを検索し、検索が成功した場合には、その修正後単語を修正候補として修正候補予測表10に記入」しており、「修正後単語」は「修正前単語」を修正した結果として得られたものであるから、引用発明において「修正候補」とされた「修正後単語」は、本願発明1でいうところの『修正した結果』に対応し、引用発明における「その修正後単語を修正候補として修正候補予測表10に記入」することは、本願発明1でいうところの『修正した結果を得るステップ』に対応するといえる。
そして、引用発明の単語を構成する「a」、「e」、「i」等のアルファベットと、本願発明でいうところの『仮名』は、『文字』という点で一致している。
そうすると、引用発明と本願発明1とは、『1つの文字を削除すること、1つの文字を訂正すること、及び各文字の位置を変更することの少なくとも一種により、複数の文字を修正して修正した結果を得るステップ』を含む点で共通している。

(3)引用発明の「利用者」が、本願発明1でいうところの『ユーザー』に対応することは明らかである。
また、前記(1)で言及したように、引用発明は、「利用者インタフェース」において利用者が単語を入力するものであり、前記(2)で言及したように、引用発明の単語を構成する「a」、「e」、「i」等のアルファベットと、本願発明でいうところの『仮名』は、『文字』という点で一致するのであるから、引用発明と本願発明1とは、『ユーザーが入力した複数の文字を受けるステップ』を含む点で共通している。

(4)引用発明は、「その修正後単語を修正候補として修正候補予測表10に記入し」、「修正候補予測表10に含まれる候補を、優先度の高いものほど選択しやすくなるように表示し、利用者に選択させ」ており、「修正候補予測表10に含まれる候補」は、「修正候補」とされた「修正後単語」であるから、前記(2)で言及したように、本願発明1でいうところの『修正した結果』に対応するといえる。
また、引用発明では、利用者に「選択しやすくなるように表示」しており、これは、「利用者インタフェース」において利用者が入力した単語を、「修正候補」とされた「修正後単語」として利用者に表示するのであるから、利用者にフィードバックしているといえる。
そして、引用発明における「選択しやすくなるように表示し」て「利用者に選択させ」ることは、本願発明1でいうところの『ユーザが選択できるように』『ユーザーにフィードバックする』に対応する。
そうすると、引用発明と本願発明1とは、『ユーザーが選択できるように修正した結果をユーザにフィードバックするステップ』を含む点で共通している。

したがって、上記(1)から(4)で対比した様に、本願発明1と引用発明との間には、次の一致点、相違点があるといえる。

(一致点)
「入力ミスを自動的に修正する入力方法であって、
ユーザーが入力した複数の文字を受けるステップと、
1つの文字を削除すること、1つの文字を訂正すること、及び各文字の位置を変更することの少なくとも一種により、複数の文字を修正して修正した結果を得るステップと、
ユーザーが選択できるように修正した結果をユーザにフィードバックするステップと
を含む入力方法」

(相違点)
(相違点1)本願発明1は、『バックスペースキーに基づいて入力ミスを自動的に修正する日本語入力方法』であるのに対し、引用発明は、単語修正を行うトリガについては記載されておらず、また、入力が日本語入力ではない点。

(相違点2)本願発明1は、『前記修正した結果及び前記複数の仮名の日本語コーパスにおける出現頻度に基づいて、前記修正した結果及び前記複数の仮名の正確率をそれぞれ取得するステップ』と、『前記修正した結果の正確率が前記複数の仮名の正確率を上回る場合、前記ユーザーが選択できるように前記修正した結果及び前記複数の仮名を前記ユーザーにフィードバックするステップ』を含んでいるのに対し、引用発明では、「差分の出現頻度とその修正後の単語の出現頻度の積を優先度」として取得し、「修正候補予測表10に含まれる候補を、優先度の高いものほど選択しやすくなるように表示し、利用者に選択させ」ている点。

(相違点3)本願発明1は、『前記ユーザーのバックスペースキーの入力を再度検出すると、前記複数の仮名から一番後ろの仮名を削除し、又は前記複数の仮名から変換された複数の漢字から一番後ろの漢字を削除するステップ』と、『前記複数の仮名から一番後ろの仮名を削除した場合には、残りの仮名に対して、1つの仮名を追加すること、1つの仮名を削除すること、1つの仮名を訂正すること、及び各仮名の位置を変更することの少なくとも一種により、該残りの仮名を修正して修正した結果を得るステップ』と、『前記残りの仮名の修正前後の日本語コーパスにおける出現頻度に基づいて、前記残りの仮名の修正前及び修正後の正確率をそれぞれ取得するステップ』と、『前記残りの仮名の修正後の正確率が修正前の正確率を上回る場合、前記ユーザーが選択できるように修正前及び修正後の前記残りの仮名を前記ユーザーにフィードバックするステップ』を含んでいるのに対し、引用発明では、対応するステップを含んでいない点。

1-2.相違点についての判断

上記相違点3について判断する。

上記相違点3に係る本願発明1の『前記ユーザーのバックスペースキーの入力を再度検出すると、前記複数の仮名から一番後ろの仮名を削除し、又は前記複数の仮名から変換された複数の漢字から一番後ろの漢字を削除するステップ』と、『前記複数の仮名から一番後ろの仮名を削除した場合には、残りの仮名に対して、1つの仮名を追加すること、1つの仮名を削除すること、1つの仮名を訂正すること、及び各仮名の位置を変更することの少なくとも一種により、該残りの仮名を修正して修正した結果を得るステップ』と、『前記残りの仮名の修正前後の日本語コーパスにおける出現頻度に基づいて、前記残りの仮名の修正前及び修正後の正確率をそれぞれ取得するステップ』と、『前記残りの仮名の修正後の正確率が修正前の正確率を上回る場合、前記ユーザーが選択できるように修正前及び修正後の前記残りの仮名を前記ユーザーにフィードバックするステップ』という構成は、上記引用文献1、2には記載されておらず、上記各ステップに係る事項を示唆する記載もない。また、上記各ステップに係る事項が、本願優先日前において周知技術であるともいえない。

したがって、他の相違点について判断するまでもなく、本願発明1は、当業者であっても引用発明、引用文献2に記載された技術的事項に基づいて容易に発明できたものであるとはいえない。

2.本願発明2について

本願発明2も、本願発明1の『前記ユーザーのバックスペースキーの入力を再度検出すると、前記複数の仮名から一番後ろの仮名を削除し、又は前記複数の仮名から変換された複数の漢字から一番後ろの漢字を削除するステップ』と、『前記複数の仮名から一番後ろの仮名を削除した場合には、残りの仮名に対して、1つの仮名を追加すること、1つの仮名を削除すること、1つの仮名を訂正すること、及び各仮名の位置を変更することの少なくとも一種により、該残りの仮名を修正して修正した結果を得るステップ』と、『前記残りの仮名の修正前後の日本語コーパスにおける出現頻度に基づいて、前記残りの仮名の修正前及び修正後の正確率をそれぞれ取得するステップ』と、『前記残りの仮名の修正後の正確率が修正前の正確率を上回る場合、前記ユーザーが選択できるように修正前及び修正後の前記残りの仮名を前記ユーザーにフィードバックするステップ』と同一の構成を備えるものであるから、本願発明1と同じ理由により、当業者であっても、引用発明、引用文献2に記載された技術的事項に基づいて容易に発明できたものとはいえない。

3.本願発明3、4について
本願発明3、4は、本願発明1、2に対応するシステムの発明であり、本願発明1の『前記ユーザーのバックスペースキーの入力を再度検出すると、前記複数の仮名から一番後ろの仮名を削除し、又は前記複数の仮名から変換された複数の漢字から一番後ろの漢字を削除するステップ』と、『前記複数の仮名から一番後ろの仮名を削除した場合には、残りの仮名に対して、1つの仮名を追加すること、1つの仮名を削除すること、1つの仮名を訂正すること、及び各仮名の位置を変更することの少なくとも一種により、該残りの仮名を修正して修正した結果を得るステップ』と、『前記残りの仮名の修正前後の日本語コーパスにおける出現頻度に基づいて、前記残りの仮名の修正前及び修正後の正確率をそれぞれ取得するステップ』と、『前記残りの仮名の修正後の正確率が修正前の正確率を上回る場合、前記ユーザーが選択できるように修正前及び修正後の前記残りの仮名を前記ユーザーにフィードバックするステップ』に対応する構成を備えるものであるから、本願発明1と同様の理由により、当業者であっても、引用発明、引用文献2に記載された技術的事項に基づいて容易に発明できたものとはいえない。

4.本願発明5、6について
本願発明5は、本願発明1に対応するコンピュータプログラムの発明であり、本願発明6は、本願発明1に対応する記録媒体の発明であり、それぞれ、本願発明1の『前記ユーザーのバックスペースキーの入力を再度検出すると、前記複数の仮名から一番後ろの仮名を削除し、又は前記複数の仮名から変換された複数の漢字から一番後ろの漢字を削除するステップ』と、『前記複数の仮名から一番後ろの仮名を削除した場合には、残りの仮名に対して、1つの仮名を追加すること、1つの仮名を削除すること、1つの仮名を訂正すること、及び各仮名の位置を変更することの少なくとも一種により、該残りの仮名を修正して修正した結果を得るステップ』と、『前記残りの仮名の修正前後の日本語コーパスにおける出現頻度に基づいて、前記残りの仮名の修正前及び修正後の正確率をそれぞれ取得するステップ』と、『前記残りの仮名の修正後の正確率が修正前の正確率を上回る場合、前記ユーザーが選択できるように修正前及び修正後の前記残りの仮名を前記ユーザーにフィードバックするステップ』に対応する構成を備えるものであるから、本願発明1と同様の理由により、当業者であっても、引用発明、引用文献2に記載された技術的事項に基づいて容易に発明できたものとはいえない。

第7 原査定についての判断

1.特許法第36条第6項第2号について

原査定では、本願請求項3、7に係る発明は、明確でないため、特許法第36条第6項第2号の規定により特許を受けることができないとされ、具体的な理由は、「残りの仮名又は漢字を修正するステップ」において、いかなる「修正」処理を行うのか明確でないというものである。
しかしながら、平成29年5月22日付け手続補正により、明確でないとされた「修正」処理が、「前記複数の仮名から一番後ろの仮名を削除した場合には、残りの仮名に対して、1つの仮名を追加すること、1つの仮名を削除すること、1つの仮名を訂正すること、及び各仮名の位置を変更することの少なくとも一種により、該残りの仮名を修正して修正した結果を得る」と補正された結果、明確となった。

2.特許法第29条第2項について

平成29年5月22日付け手続補正により補正された請求項1-6は、それぞれ『前記ユーザーのバックスペースキーの入力を再度検出すると、前記複数の仮名から一番後ろの仮名を削除し、又は前記複数の仮名から変換された複数の漢字から一番後ろの漢字を削除するステップ』と、『前記複数の仮名から一番後ろの仮名を削除した場合には、残りの仮名に対して、1つの仮名を追加すること、1つの仮名を削除すること、1つの仮名を訂正すること、及び各仮名の位置を変更することの少なくとも一種により、該残りの仮名を修正して修正した結果を得るステップ』と、『前記残りの仮名の修正前後の日本語コーパスにおける出現頻度に基づいて、前記残りの仮名の修正前及び修正後の正確率をそれぞれ取得するステップ』と、『前記残りの仮名の修正後の正確率が修正前の正確率を上回る場合、前記ユーザーが選択できるように修正前及び修正後の前記残りの仮名を前記ユーザーにフィードバックするステップ』という事項、又は、当該事項に対応する構成を有するものとなっており、上記「第5 引用文献、引用発明等」から「第6 対比・判断」で言及したとおり、本願発明1-6は、上記引用文献1に記載された発明及び上記引用文献2に記載された技術的事項に基づいて、当業者が容易に発明できたものではない。

したがって、原査定を維持することはできない。

なお、原査定において、(以下は査定理由ではないが、参考として記載するものである。)と付記され、明確でないと指摘された請求項4、8は、平成29年5月22日付け手続補正により削除されている。


第8 当審拒絶理由について

1.特許法第36条第6項第1号について

(1)当審では、請求項1、4、7、8の「複数の仮名から変換された複数の漢字から一番後ろの漢字を削除し、残りの仮名又は漢字を、1つの仮名を追加すること、1つの仮名を削除すること、1つの仮名を訂正すること、及び各仮名の位置を変更することの少なくとも一種により修正することが記載されているが、本願明細書及び図面を参照しても、一番後ろの漢字を削除された残りの漢字に対して、1つの仮名を追加すること、1つの仮名を削除すること、1つの仮名を訂正すること、及び各仮名の位置を変更することの少なくとも一種により修正する」という点は、発明の詳細な説明に記載されていないとの拒絶の理由を通知しているが、平成29年5月22日付け手続補正において、『前記複数の仮名から一番後ろの仮名を削除した場合には、残りの仮名に対して、1つの仮名を追加すること、1つの仮名を削除すること、1つの仮名を訂正すること、及び各仮名の位置を変更することの少なくとも一種により、該残りの仮名を修正して修正した結果を得る』と補正された結果、この拒絶の理由は解消した。

(2)当審では、請求項3、6の「別ユーザーにフィードバックする」という点は、発明の詳細な説明に記載されていないとの拒絶の理由を通知しているが、平成29年5月22日付け手続補正において、請求項3、6に対応する請求項は削除された結果、この拒絶の理由は解消した。


第8 むすび

以上のとおり、原査定の理由によっては、本願を拒絶することはできない。

また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。
 
審決日 2017-07-24 
出願番号 特願2014-187560(P2014-187560)
審決分類 P 1 8・ 121- WY (G06F)
P 1 8・ 537- WY (G06F)
最終処分 成立  
前審関与審査官 成瀬 博之  
特許庁審判長 佐藤 智康
特許庁審判官 石川 正二
宇多川 勉
発明の名称 バックスペースキーに基づいて入力ミスを自動的に修正する日本語入力方法、入力システム、コンピュータプログラム及び記録媒体  
代理人 河野 英仁  
代理人 河野 登夫  
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