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審決分類 審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 G03G
審判 査定不服 4号2号請求項の限定的減縮 特許、登録しない。 G03G
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 G03G
管理番号 1331125
審判番号 不服2016-12001  
総通号数 213 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2017-09-29 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2016-08-09 
確定日 2017-08-10 
事件の表示 特願2014-108644「トナーカートリッジ、及び画像形成装置」拒絶査定不服審判事件〔平成27年12月14日出願公開、特開2015-225141〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第1.手続の経緯

本件出願は、平成26年5月27日の出願であって、平成27年10月19日付けで拒絶理由が通知され、同年12月25日付けで手続補正がなされ、平成28年4月28日付けで拒絶の査定がなされ(同査定の謄本の送達(発送)日 同年5月10日)、これに対し、同年8月9日に拒絶査定に対する審判請求がなされると同時に特許請求の範囲及び明細書を補正する手続補正がされたものである。

第2.平成28年8月9日付け手続補正書による補正(以下「本件補正」という。)についての補正却下の決定

[補正却下の決定の結論]

本件補正を却下する。

[理由]

1.本件補正の内容
本件補正により、本件補正前の特許請求の範囲の請求項1ないし10は、本件補正後の特許請求の範囲の請求項1ないし8へ補正された。補正前の特許請求の範囲の請求項1ないし10、及び、補正後の特許請求の範囲の請求項1ないし8は、それぞれ以下のとおりである(下線は補正箇所を示すために審決で付した。以下の下線も同様に審決で付した。)。

(1)本件補正前の特許請求の範囲
「【請求項1】
現像装置に着脱自在に構成され、トナーを前記現像装置に補充するトナーカートリッジであって、
回転軸を有し、その回転軸の周りを回転自在に構成され、前記トナーをトナー入力側から受け入れて前記現像装置へ排出する排出口が形成された円筒形状の筐体と、
前記筐体の内周面にトナー搬送用に設けられ、不連続部が形成された複数の傾斜リブと、を備え、
前記不連続部は、前記筐体の周方向について所定長さを有し、
前記筐体は、前記筐体の回転軸の方向における一端部から他端部までの全域に前記不連続部を有し、
前記傾斜リブの端部は、傾斜部を有するトナーカートリッジ。
【請求項2】
前記複数の傾斜リブの各々は、トナー流動方向を基準として前記不連続部の下流側に位置する第1傾斜リブと上流側に位置する第2傾斜リブとを有し、
前記第1傾斜リブは、前記不連続部側に形成される第1端部を有し、
前記第2傾斜リブは、前記不連続部側に形成される第2端部を有し、
前記第1端部は前記第2端部よりも前記トナー入力側に相対的にシフトした位置に設けられる請求項1に記載のトナーカートリッジ。
【請求項3】
前記第1端部は、前記第2傾斜リブの延長線上の位置よりも、前記トナー入力側にシフトした位置に設けられる請求項2に記載のトナーカートリッジ。
【請求項4】
前記第1端部は、前記第2端部の前記筐体の回転軸に対して垂直な位置よりも、前記トナー入力側にシフトした位置に設けられる請求項2に記載のトナーカートリッジ。
【請求項5】
前記第1端部は、前記トナー入力側に屈曲する請求項2?請求項4の何れかに記載のトナーカートリッジ。
【請求項6】
前記第2端部は、前記排出口側に屈曲する請求項2?請求項5の何れかに記載のトナーカートリッジ。
【請求項7】
前記第1端部は、前記第2端部よりリブの幅が狭い請求項2?請求項4の何れかに記載のトナーカートリッジ。
【請求項8】
前記第1端部と前記第2端部とは、前記傾斜部を有する請求項1?請求項7の何れかに記載のトナーカートリッジ。
【請求項9】
前記筐体は、前記不連続部を前記筐体の周方向に1ヶ所のみ有する請求項1?請求項8の何れかに記載のトナーカートリッジ。
【請求項10】
静電潜像が形成される感光体と、
請求項1?請求項9の何れかに記載のトナーカートリッジが着脱自在に構成される現像ユニットであって、トナーを前記感光体に供給してトナー像を形成する現像ユニットと、
前記トナー像を直接又は間接的に用紙に転写して定着させる転写ユニットと、を備える画像形成装置。」

(2)本件補正後の特許請求の範囲
「【請求項1】
現像装置に着脱自在に構成され、トナーを前記現像装置に補充するトナーカートリッジであって、
回転軸を有し、その回転軸の周りを回転自在に構成され、前記トナーをトナー入力側から受け入れて前記現像装置へ排出する排出口が形成された円筒形状の筐体と、
前記筐体の内周面にトナー搬送用に設けられ、不連続部が形成された複数の傾斜リブと、を備え、
前記不連続部は、前記筐体の周方向について所定長さを有しており、且つ、前記筐体の前記回転軸方向において一直線状に形成されており、
前記複数の傾斜リブの各々は、トナー流動方向を基準として前記不連続部の下流側又は上流側に位置する複数の第1傾斜リブを有し、
前記複数の第1傾斜リブは、前記不連続部を形成する第1端面を夫々有し、これらの第1端面が略同一平面上で揃う様に配置されているトナーカートリッジ。
【請求項2】
前記複数の傾斜リブの各々は、前記トナー流動方向を基準として前記不連続部に対して前記複数の第1傾斜リブとは反対側に位置する複数の第2傾斜リブを有し、
前記複数の第2傾斜リブは、前記不連続部を形成する第2端面を夫々有し、これらの第2端面が略同一平面上で揃う様に配置されている請求項1に記載のトナーカートリッジ。
【請求項3】
前記第1端面は前記第2端面よりも前記トナー入力側に相対的にシフトした位置に設けられる請求項2に記載のトナーカートリッジ。
【請求項4】
前記第1端面は、前記第2傾斜リブの延長線上の位置よりも、前記トナー入力側にシフトした位置に設けられる請求項2に記載のトナーカートリッジ。
【請求項5】
前記第1端面は、前記第2端面の前記筐体の回転軸に対して垂直な位置よりも、前記トナー入力側にシフトした位置に設けられる請求項2に記載のトナーカートリッジ。
【請求項6】
前記第1端面は、前記第2端面よりリブの幅が狭い請求項2?5の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
【請求項7】
前記筐体は、前記不連続部を前記筐体の周方向に1ヶ所のみ有する請求項1?6の何れか1項に記載のトナーカートリッジ。
【請求項8】
静電潜像が形成される感光体と、
請求項1?7の何れか1項に記載のトナーカートリッジが着脱自在に構成される現像ユニットであって、トナーを前記感光体に供給してトナー像を形成する現像ユニットと、
前記トナー像を直接又は間接的に用紙に転写して定着させる転写ユニットと、を備える画像形成装置。」

2.本件補正の適否
(1)補正の目的について
ア.請求項1の補正事項について
本件補正は、補正前の請求項1に記載した発明を特定するために必要な事項である「前記筐体は、前記筐体の回転軸の方向における一端部から他端部までの全域に前記不連続部を有し、」との発明特定事項を削除することを含むものである。
そうすると、上記の発明特定事項を削除する補正は、補正前の発明特定事項を限定したものではないから、特許請求の範囲の減縮を目的とする補正に該当しない。

また、上記補正が、請求項の削除、誤記の訂正及び明りようでない記載の釈明を目的としたものでないことも明らかである。

イ.本件補正前後の請求項の対応関係について
本件補正前の請求項と本件補正後の請求項との対応関係について検討する。

本件補正前の請求項2は、以下の(ア)ないし(ウ)の発明特定事項を含むものと認められる。
(ア)「複数の傾斜リブの各々は、トナー流動方向を基準として不連続部の下流側に位置する第1傾斜リブを有し、前記第1傾斜リブは、前記不連続部側に形成される第1端部を有する」
(イ)「複数の傾斜リブの各々は、トナー流動方向を基準として不連続部の上流側に位置する第2傾斜リブを有し、前記第2傾斜リブは、前記不連続部側に形成される第2端部を有する」
(ウ)「第1端部は第2端部よりもトナー入力側に相対的にシフトした位置に設けられる」

本件補正後の「第1端面」及び「第2端面」は本件補正前の「第1端部」及び「第2端部」に対応すると認められるところ、本件補正後の請求項3は、本件補正前の請求項2の上記(ア)ないし(ウ)の発明特定事項を備えるから、本件補正前の請求項2と、一対一又はこれに準ずるような対応関係を有しているといえる。

本件補正後の請求項1及び2は、いずれも本件補正前の請求項2の上記(ウ)の発明特定事項を備えるものではなく、また、本件補正前の請求項3ないし10の発明特定事項を備えるものでもないから、本件補正前の請求項2ないし10と、一対一又はこれに準ずるような対応関係を有しているとはいえない。
そこで、本件補正後の請求項1及び2と、本件補正前の請求項1との対応関係について検討すると、本件補正後の請求項1は、本件補正前の請求項1に本件補正前の請求項2の上記(ア)の発明特定事項を付加して新たな請求項1としたものであり、本件補正後の請求項2は、本件補正前の請求項1に本件補正前の請求項2の上記(ア)及び(イ)の発明特定事項を付加して新たな請求項2としたものである。してみると、本件補正後の請求項1は、本件補正前の請求項1に対応することになるが、本件補正後の請求項2は、本件補正前のいずれの請求項とも一対一又はこれに準ずるような対応関係を有しているとはいえない。
そうすると、本件補正前の請求項と本件補正後の請求項とは、一対一又はこれに準ずるような対応関係を有するものではないから、本件補正は、特許請求の範囲の減縮を目的とする補正に該当しない(東京高裁平成16年4月14日判決、平成15年(行ケ)第230号参照)。

また、本件補正が、請求項の削除、誤記の訂正及び明りようでない記載の釈明を目的としたものでないことも明らかである。

ウ.補正の目的についてのまとめ
したがって、本件補正は、特許法第17条の2第5項の規定に違反するので、同法第159条第1項において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。

(2)独立特許要件について
上記のとおり、本件補正は却下すべきものであるが、仮に本件補正が特許請求の範囲の減縮を目的とするものであって特許法第17条第5項の規定に適合するものとして、本件補正後の請求項1に係る発明(以下、「本願補正発明」という。)が特許出願の際に独立して特許を受けることができるものであるか、すなわち、特許法第17条の2第6項において準用する同法第126条第7項の規定に適合するかについても、以下に補足的に検討する。

ア.引用例
本願の出願日前に頒布された刊行物である特開平10-171227号公報(以下「引用例A」という。)には、図面と共に次の事項が記載されている。

(ア)「【0015】この実施形態における現像剤供給容器においては、図3?図5に示すように、現像剤を収容する円筒状の容器本体10の一端に、現像剤をこの容器本体10内に投入させる投入口13を設けると共に、この投入口13側における容器本体10の周面に、現像剤をこの容器本体10から現像装置に供給する供給口11を設けるようにした。
【0016】また、この実施形態における現像剤供給容器においては、この容器本体10内における現像剤を容器本体10の回転に伴って上記の供給口11に案内する案内溝12を、この容器本体10の周面に螺旋状に凹設させるにあたり、この案内溝12における螺旋の1ピッチあたりに、案内溝12が凹設されていない4つの断続部15を設けるようにした。」

(イ)「【0019】ここで、この実施形態の現像剤供給容器においては、上記のように案内溝12における各螺旋に対して4つの断続部15をそれぞれ軸方向に揃えて設け、案内溝12が設けられていない部分が容器本体10の軸方向に4つ連続するようにしているため、このように案内溝12のない連続した部分によりこの容器本体10の剛性が高まり、上記のようにキャップ14を容器本体10の投入口13に押し付けて取り付ける場合に、容器本体10が案内溝12の部分で変形するということがなく、キャップ14の取り付けが簡単かつ確実に行なわれるようになり、容器本体10がつぶれるということもなかった。」

(ウ)「【0021】そして、上記のように容器本体10内に現像剤を収容させ、この容器本体10の一端における投入口13にキャップ14を取り付けて投入口13を閉塞させた後は、この容器本体10の一端側に設けられた供給口11を閉塞させていたシール材を取り外して供給口11を開口させると共に、この現像剤供給容器を複写機等の画像形成装置(図示せず)にセットし、この容器本体10を回転させて、容器本体10内に収容された現像剤を案内溝12により供給口11に導き、この供給口11を通して現像剤を現像装置に供給させるようにした。」

(エ)図6及び7からは、容器本体10の内周面において、案内溝12が凸状で、断面形状が台形である点、及び、容器本体10の内周面において、複数の案内溝12の端面が略同一平面上に位置する点を看取することができる。

上記の記載事項を総合すると、引用例Aには、次の発明(以下「引用発明A」という。)が記載されているものと認められる。

「現像剤供給容器を複写機等の画像形成装置にセットし、この容器本体10を回転させて、容器本体10内に収容された現像剤を案内溝12により供給口11に導き、この供給口11を通して現像剤を現像装置に供給させ、
容器本体10は円筒状であり、
容器本体10の周面に、現像剤をこの容器本体10から現像装置に供給する供給口11を設け、
容器本体10内における現像剤を容器本体10の回転に伴って供給口11に案内する案内溝12を、この容器本体10の周面に螺旋状に凹設させ、
容器本体10の内周面において、案内溝12が凸状で、断面が台形であり、
案内溝12における各螺旋に対して4つの断続部15をそれぞれ軸方向に揃えて設け、案内溝12が設けられていない部分が容器本体10の軸方向に4つ連続するようにし、
容器本体10の内周面において、複数の案内溝12の端面が略同一平面上に位置する
現像剤供給容器。」

イ.対比
本願補正発明と引用発明Aとを対比する。

後者の「現像剤供給容器」は、その構造、機能、作用等からみて、前者の「トナーカートリッジ」に相当し、同様に、「現像装置」は「現像装置」に、「容器本体10」は「筐体」に、「現像剤」は「トナー」に、「供給口11」は「排出口」に、「断続部15」は「不連続部」にそれぞれ相当する。
後者の「現像剤供給容器」は、複写機等の画像形成装置にセットされ、供給口11を通して現像剤を現像装置に供給するところ、「現像剤供給容器」が供給口11を通して現像剤を現像装置に供給する状態は、「現像剤供給容器」が現像装置に装着された状態であるといえる。そして、セットされた現像剤供給容器を取り外すことができることは明らかであるから、「現像剤供給容器」は現像装置に着脱自在に構成されているといえる。
後者においては、「現像剤供給容器」は供給口11を通して現像剤を現像装置に供給させるから、「現像剤供給容器」はトナーを現像装置に補充するといえる。
後者においては「容器本体10」を回転させるところ、回転が回転軸を中心に行われることは自明であるから、「容器本体10」は回転軸を有し、その回転軸の周りを回転自在に構成されるといえる。
後者においては、容器本体10の周面に、現像剤をこの容器本体10から現像装置に供給する供給口11を設けるから、「容器本体10」はトナーをトナー入力側から受け入れて前記現像装置へ排出する排出口が形成されたといえる。
後者の「容器本体10」は円筒状であるから、円筒形状の筐体であるといえる。
後者においては、容器本体10内における現像剤を容器本体10の回転に伴って供給口11に案内する案内溝12を、この容器本体10の周面に螺旋状に凹設させ、容器本体10の内周面において、案内溝12が凸状で、断面形状が台形であり、案内溝12における各螺旋に対して4つの断続部15をそれぞれ軸方向に揃えて設けるところ、「案内溝12」は現像剤を容器本体10の回転に伴って供給口11に案内するから、トナー搬送用であるといえる。また、後者においては、容器本体10の内周面において、案内溝12が凸状で、断面形状が台形であるから、「案内溝12」は内周面に設けられたものであって、傾斜リブであるといえ、案内溝12における各螺旋に対して4つの断続部15をそれぞれ軸方向に揃えて設けるから、「案内溝12」は不連続部が形成された複数のものであるといえる。そうすると、後者は、筐体の内周面にトナー搬送用に設けられ、不連続部が形成された複数の傾斜リブを備えているといえる。
後者においては、案内溝12における各螺旋に対して4つの断続部15をそれぞれ軸方向に揃えて設け、案内溝12が設けられていない部分が容器本体10の軸方向に4つ連続するようにしているから、各「断続部15」は螺旋状であって、筐体の周方向について所定長さを有しているといえ、断続部15をそれぞれ軸方向に揃えて設け、案内溝12が設けられていない部分が容器本体10の軸方向に4つ連続するから、不連続部は、筐体の回転軸方向において一直線状に形成されているといえる。
後者においては、案内溝12における各螺旋に対して4つの断続部15をそれぞれ軸方向に揃えて設けるから、「案内溝12」は、各々がトナー流動方向を基準として不連続部の下流側又は上流側に位置する複数の第1傾斜リブを有するといえる。
後者においては、容器本体10の内周面において、複数の案内溝12の端面が略同一平面上に位置するから、複数の第1傾斜リブは、不連続部を形成する第1端面を夫々有し、これらの第1端面が略同一平面上で揃う様に配置されているといえる。

したがって、本願補正発明と引用発明Aとは、

「現像装置に着脱自在に構成され、トナーを前記現像装置に補充するトナーカートリッジであって、
回転軸を有し、その回転軸の周りを回転自在に構成され、前記トナーをトナー入力側から受け入れて前記現像装置へ排出する排出口が形成された円筒形状の筐体と、
前記筐体の内周面にトナー搬送用に設けられ、不連続部が形成された複数の傾斜リブと、を備え、
前記不連続部は、前記筐体の周方向について所定長さを有しており、且つ、前記筐体の前記回転軸方向において一直線状に形成されており、
前記複数の傾斜リブの各々は、トナー流動方向を基準として前記不連続部の下流側又は上流側に位置する複数の第1傾斜リブを有し、
前記複数の第1傾斜リブは、前記不連続部を形成する第1端面を夫々有し、これらの第1端面が略同一平面上で揃う様に配置されているトナーカートリッジ。」

である点で一致し、相違する点はない。

そうすると、本願補正発明は、引用例Aに記載された発明であるから、特許法第29条第1項第3号に該当し、特許出願の際独立して特許を受けることができないものである。

3.補正の却下の決定のむすび
以上のとおり、本件補正は、特許法第17条の2第5項の規定に違反するものであり、また、仮に本件補正が特許請求の範囲の減縮を目的とするものであるとしても、本願補正発明は、同法第29条第1項第3号の規定により、特許出願の際に独立して特許を受けることができないものであるから、本件補正は、特許法第17条の2第6項において準用する同法第126条第7項の規定に違反するので、同法第159条第1項の規定において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。

したがって、上記補正却下の決定の結論のとおり決定する。

第3.本願発明について

1.本願発明
本件補正は、上記のとおり却下されたので、本願の請求項1ないし10に係る発明は、平成27年12月25日付け手続補正書により補正された特許請求の範囲の請求項1ないし10に記載された事項により特定されるとおりのものであるところ、その請求項1に係る発明(以下、「本願発明」という。)は、「第2」の「[理由]1.(1)」に本件補正前の請求項1として記載したとおりのものである。

2.引用例
原査定に係る拒絶理由で引用された、本願の出願日前に頒布された刊行物である特開2005-31356号公報(以下「引用例1」という。)には、図面と共に次の事項が記載されている。

(1)「【0028】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施形態の現像剤収納容器30を示す斜視図である。図2は、現像剤収納容器30を示す正面図である。図3は、現像剤収納容器30を示す左側面図である。現像剤収納容器30は、容器本体31および支持部材32を含んで構成される。容器本体31は、略円筒状に形成され、電子写真方式の画像形成に用いる着色トナーなどの現像剤が収納される。支持部材32は、容器本体31を、その軸線L31まわりに回転自在にして支持する。現像剤収納容器30は、たとえば1400グラムの現像剤を収納可能である。以後、容器本体31の軸線L31を、回転軸線L31と表記することがある。」
【0029】
図4は、容器本体31を示す正面図である。図5は、容器本体31を示す左側面図である。図6は、容器本体31を示す右側面図である。容器本体31は、第1容器部33、第2容器部34および第3容器部35を含んで構成される。容器本体31の軸線L31方向の長さ寸法A31は、任意に設定可能であり、たとえば458ミリメートルであってもよい。
【0030】
第1容器部33は、有底円筒状に形成される。第1容器部33の軸線方向の長さ寸法A33は、任意に設定可能であり、たとえば160ミリメートルであってもよい。第1容器部33の内周部には、軸線L31まわりに回転駆動されるときに、現像剤を軸線方向に送る送り手段が設けられる。前記送り手段は、図4に示すように、回転方向下流側に向かうにつれて第1容器部33の軸線方向他端部である開口端部33bから軸線方向一端部である底部33aに向かう第1延在方向に延び、半径方向内方に突出する複数の送り部である第1突起片36を有する。各第1突起片36は、周方向および軸線方向に間隔をあけて形成され、軸線方向に隣り合う2つの第1突起片36は、一方の第1突起片36の回転方向下流側端部と他方の第1突起片36の回転方向上流側端部とが軸線方向に隣り合うように配置される。各第1突起片36は、詳細に述べると、回転方向下流側端部が、回転方向上流側端部よりも底部33a側に配置されるように傾斜して円弧状に延びて形成される。」

(2)「【0034】
第2容器部34は、有底円筒状に形成される。第2容器部34の軸線方向の長さ寸法A34は、任意に設定可能であり、たとえば210ミリメートルであってもよい。第2容器部34の内周部には、軸線L31まわりに回転駆動されるときに、現像剤を軸線方向に送る送り手段が設けられる。前記送り手段は、図4に示すように、回転方向下流側に向かうにつれて第2容器部34の軸線方向一端部である開口端部34bから軸線方向他端部である底部34aに向かう第2延在方向に延び、半径方向内方に突出する複数の送り部である第2突起片39を有する。各第2突起片39は、周方向および軸線方向に間隔をあけて形成され、軸線方向に隣り合う2つの第2突起片39は、一方の第2突起片39の回転方向下流側端部と他方の第2突起片39の回転方向上流側端部とが軸線方向に隣り合うように配置される。各第2突起片39は、詳細に述べると、回転方向下流側端部が、回転方向上流側端部よりも底部34a側に配置されるように傾斜して円弧状に延びて形成される。」

(3)「【0040】
図7は、第3容器部35を示す斜視図である。図8は、第3容器部35付近を拡大して示す正面図である。図9(1)は、図8の切断面線S91-S91から見た断面図であり、図9(2)は、図4の切断面線S92-S92から見た断面図である。図4も併せて参照する。第3容器部35は、大略的に円筒状に形成される。第3容器部35は、詳細に述べると、その外周部の軸線方向中間部には、半径方向内方に陥没する凹部である第1凹部41および第2凹部42が設けられるとともに、第1凹部41に形成され、現像剤を排出するための排出孔43が設けられる。第3容器部35の軸線方向の長さ寸法A35は、たとえば80ミリメートルであってもよい。第1凹部41および第2凹部42を除く第3容器部35の内径D35は、残余の部分である第1容器部33および第2容器部34の内径D33,D34よりも大きく形成される。第1凹部41および第2凹部42を除く第3容器部35の内径D35は、任意に設定可能であり、たとえば110ミリメートルであってもよい。」

(4)「【0110】
図25は、第1の実施形態の現像剤収納容器30の第1突起片36を拡大して示す断面図である。現像剤収納容器30の第1突起片36の周方向に垂直な断面形状は、略V字状である。図25に示すような、第1容器部33の第1突起片36を除く内周面部と第1突起片33の傾斜面との成す角のうちの鋭角側の角度δは、20度以上、70度以下に設定され、本実施の形態では、たとえば45度であってもよい。前記角度δが20度未満である
と、第1突起片33による現像剤の送り量が所望の送り量とならない。また前記角度δが70度を超えると、第1突起片33の傾斜面に当接する現像剤が前記傾斜面付近で滞留して凝集する危険性がある。
【0111】
なお第1の実施形態の現像剤収納容器30の第2突起片39は、第1突起片36と同様の断面形状なので、詳細な説明は省略する。また第2および第3実施形態の現像剤収納容器30A,30Bの第1および第2突起片36A,39A;36B,39Bは、第1の実施形態の現像剤収納容器30の第1および第2突起片36,39の断面形状と同様なので、詳細な説明は省略する。」

(5)「【0113】
プリンタ装置および複写装置などの電子写真記録方式の画像形成装置70は、第1の実施形態の現像剤収納容器30および画像形成装置本体(以後、単に「装置本体」と表記することがある)71を含む。現像剤収納容器30は、装置本体71に備えられるトナーホッパ72に、装置本体71の正面外装部71aに設けられる開閉自在の容器着脱口(図示せず)を介して着脱可能に装着される。また画像形成装置本体71は、正面外装部71aよりも背面外装部71b側に筐体正面部93が設けられ、厚み方向に貫通し現像剤収納容器30を挿通可能な開口部が形成される。また画像形成装置本体71は、背面外装部71bよりも正面外装部71a側に筐体背面部94が設けられる。筐体正面部93および筐体背面部94を含む筐体(全ては図示せず)によって、画像形成装置本体71の各種構成が保持される。
【0114】
トナーホッパ72は、ハウジング73、現像剤供給部74、攪拌部材75および供給ローラ76を備える。ハウジング73の内空間は、現像剤供給部74によって、少なくとも容器収容空間77と攪拌空間78とに分割される。容器収容空間77は、装置本体71の正面外装部71aに臨んで開放している。攪拌空間78は、大略的に閉じた空間である。現像剤収納容器30は、前記収納容器空間77に配置される。」

(6)「【0127】
このように現像剤収納容器30が装着位置に配置されている状態で、駆動源84を駆動して、継手受部87を回転すると、継手受部87の嵌合凹所90と現像剤収納容器30の嵌合凸部37とが嵌合している状態では、そのまま容器本体31が回転軸線L31まわりに回転する。また、継手受部87の嵌合凹所90と現像剤収納容器30の嵌合凸部37とが嵌合していない状態では、継手受部87の嵌合凹所90と現像剤収納容器30の嵌合凸部37とが嵌合するまでは、しばらくの間、継手受部87だけが角変位し、継手受部87の嵌合凹所90と現像剤収納容器30の嵌合凸部37とが嵌合すると、ばね部材88によるばね力が付勢されて、継手受部87の嵌合凹所90と現像剤収納容器30の嵌合凸部37とが密着するように嵌合する。容器本体31が回転軸線L31まわりに回転する。このように現像剤収納容器30の容器本体31が回転軸線L31まわりに回転することで、現像剤収納容器30に収納されている現像剤が、支持部材32の排出部50の導通孔51およびトナーホッパ72の現像剤供給部74の連通孔81を介して、攪拌空間78に供給されて収容される。」

(7)「【0131】
装置本体71は、現像部200、記録紙カセット201、感光体ドラム202、帯電部203、レーザ露光部204および定着部205をさらに含む。現像部200は、トナーホッパ72から供給される現像剤であるトナーと、予め用意されている磁性を有する粒子であるキャリアとを攪拌して2成分現像材を生成する。」

(8)「【0133】
現像部200は、2成分現像材を攪拌するとともに、静電潜像が形成された感光体ドラム202の感光体に2成分現像材を供給して現像して、静電潜像に対応するトナー像が形成される。感光体ドラム202は、記録紙カセット201からの給紙される記録紙に、感光体ドラム202のトナー像を転写する。定着部205は、トナー像が転写された記録紙のトナー像を記録紙に定着する。トナー像が定着されて画像が形成された記録紙は、排紙トレイ206に排出される。現像部4における2成分現像材のトナー濃度を一定にするために、供給ローラ76は、その外周部がスポンジで形成されており、さらにその回転が制御されている。これによって供給ローラ76は、適量なトナーを微粉末の状態で現像部200に供給する。」

(9)図25からは、現像剤収納容器30の第1突起片36の端面が傾斜面である点を看取することができる。

上記の記載事項を総合すると、引用例1には、次の発明(以下「引用発明1」という。)が記載されているものと認められる。

「現像剤収納容器30は、装置本体71に備えられるトナーホッパ72に、着脱可能に装着され、
トナーホッパ72は、ハウジング73を備え、ハウジング73の内空間は、少なくとも容器収容空間77と攪拌空間78とに分割され、
現像剤収納容器30の容器本体31が回転軸線L31まわりに回転することで、現像剤収納容器30に収納されている現像剤が、攪拌空間78に供給されて収容され、
装置本体71は、現像部200をさらに含み、
現像部200は、トナーホッパ72から供給される現像剤であるトナーと、予め用意されている磁性を有する粒子であるキャリアとを攪拌して2成分現像材を生成し、
現像部200は、2成分現像材を攪拌するとともに、静電潜像が形成された感光体ドラム202の感光体に2成分現像材を供給して現像し、
現像剤収納容器30は、容器本体31および支持部材32を含んで構成され、容器本体31は、略円筒状に形成され、電子写真方式の画像形成に用いる着色トナーなどの現像剤が収納され、支持部材32は、容器本体31を、その軸線L31まわりに回転自在にして支持し、
容器本体31は、第1容器部33、第2容器部34および第3容器部35を含んで構成され、
第3容器部35は、現像剤を排出するための排出孔43が設けられ、
第1容器部33の内周部には、軸線L31まわりに回転駆動されるときに、現像剤を軸線方向に送る送り手段が設けられ、前記送り手段は、回転方向下流側に向かうにつれて第1容器部33の軸線方向他端部である開口端部33bから軸線方向一端部である底部33aに向かう第1延在方向に延び、半径方向内方に突出する複数の送り部である第1突起片36を有し、各第1突起片36は、周方向および軸線方向に間隔をあけて形成され、
第2容器部34の内周部には、軸線L31まわりに回転駆動されるときに、現像剤を軸線方向に送る送り手段が設けられ、前記送り手段は、回転方向下流側に向かうにつれて第2容器部34の軸線方向一端部である開口端部34bから軸線方向他端部である底部34aに向かう第2延在方向に延び、半径方向内方に突出する複数の送り部である第2突起片39を有し、各第2突起片39は、周方向および軸線方向に間隔をあけて形成され、
現像剤収納容器30の第1突起片36の周方向に垂直な断面形状は、略V字状であり、
現像剤収納容器30の第2突起片39は、第1突起片36と同様の断面形状であり、
現像剤収納容器30の第1突起片36の端面が傾斜面である
現像剤収納容器30。」

3.対比
本願発明と引用発明1とを対比する。

後者の「現像剤収納容器30」は、その構造、機能、作用等からみて、前者の「トナーカートリッジ」に相当し、同様に、「容器本体31」は「筐体」に、「現像剤」は「トナー」に、「排出孔43」は「排出口」にそれぞれ相当する。
本願明細書には「画像形成ユニット1は、感光体ドラム121?124の表面を所定の電位に均一に帯電させ、画像データに基づく画像光を露光ユニット11から照射して静電潜像を感光体ドラム121?124の表面に形成して、現像装置131?134によってトナーを静電潜像に供給してトナー像を形成する。」(段落【0019】)と記載されているから、前者の「現像装置」は、トナーカートリッジ61?64からトナーを補充し、トナーを静電潜像に供給するものであるといえる。すると、後者においては、「トナーホッパ72」は、ハウジング73、現像剤供給部74、攪拌部材75および供給ローラ76を備え、ハウジング73の内空間は、現像剤供給部74によって、少なくとも容器収容空間77と攪拌空間78とに分割され、現像剤収納容器30の容器本体31が回転軸線L31まわりに回転することで、現像剤収納容器30に収納されている現像剤が、攪拌空間78に供給されて収容され、装置本体71は、「現像部200」をさらに含み、現像部200は、トナーホッパ72から供給される現像剤であるトナーと、予め用意されている磁性を有する粒子であるキャリアとを攪拌して2成分現像材を生成し、2成分現像材を攪拌するとともに、静電潜像が形成された感光体ドラム202の感光体に2成分現像材を供給して現像するから、後者の「トナーホッパ72」及び「現像部200」は、現像剤収納容器30に収納されている現像剤が、トナーホッパ72の攪拌空間78に供給され、現像部200は、トナーホッパ72から供給される現像剤であるトナーとキャリアとを攪拌して2成分現像材を生成し、静電潜像が形成された感光体ドラム202の感光体に2成分現像材を供給して現像するものであって、前者の「現像装置」に相当する。
後者の「現像剤収納容器30は、装置本体71に備えられるトナーホッパ72に、着脱可能に装着され」る点は、前者の「トナーカートリッジ」が「現像装置に着脱自在に構成され」る点に相当する。
後者においては、「現像剤収納容器30」の容器本体31が回転軸線L31まわりに回転することで、「現像剤収納容器30」に収納されている現像剤が、攪拌空間78に供給されて収容されるから、後者の「現像剤収納容器30」はトナーを現像装置に補充するといえる。
後者においては、現像剤収納容器30の「容器本体31」が回転軸線L31まわりに回転することで、現像剤収納容器30に収納されている現像剤が、攪拌空間78に供給されて収容されるから、後者の「容器本体31」は回転軸を有し、その回転軸の周りを回転自在に構成されるといえる。
後者においては、「容器本体31」は、略円筒状に形成されている。また、「容器本体31」は、第1容器部33、第2容器部34および第3容器部35を含んで構成され、第3容器部35は、現像剤を排出するための排出孔43が設けられているところ、現像剤収納容器30に収納されている現像剤が、攪拌空間78に供給されるのだから、排出孔43から排出された現像剤がトナーホッパ72の攪拌空間78に供給されることは明らかである。そうすると、後者の「容器本体31」は、トナーをトナー入力側から受け入れて現像装置へ排出する排出口が形成された円筒形状の筐体であるといえる。
後者において、現像剤収納容器30の「第1突起片36」の周方向に垂直な断面形状は、略V字状であり、「第2突起片39」は第1突起片36と同様の断面形状であるから、「第1突起片36」及び「第2突起片39」は「傾斜リブ」であるといえ、また、後者の第1容器部33の内周部には、現像剤を軸線方向に送る送り手段が設けられ、送り手段は、回転方向下流側に向かうにつれて第1容器部33の軸線方向他端部である開口端部33bから軸線方向一端部である底部33aに向かう第1延在方向に延び、半径方向内方に突出する複数の送り部である「第1突起片36」を有し、各「第1突起片36」は、周方向および軸線方向に間隔をあけて形成されるとともに、第2容器部34の内周部には、現像剤を軸線方向に送る送り手段が設けられ、前記送り手段は、回転方向下流側に向かうにつれて第2容器部34の軸線方向一端部である開口端部34bから軸線方向他端部である底部34aに向かう第2延在方向に延び、半径方向内方に突出する複数の送り部である「第2突起片39」を有し、各「第2突起片39」は、周方向および軸線方向に間隔をあけて形成されるから、「第1突起片36」及び「第2突起片39」は筐体の内周面にトナー搬送用に設けられ、不連続部が形成された複数の傾斜リブであるといえる。
後者においては、現像剤収納容器30の「第1突起片36」の端面が傾斜面であり、「第2突起片39」は第1突起片36と同様の断面形状であるから、「第1突起片36」及び「第2突起片39」の端部は傾斜部を有するといえる。

したがって、本願発明と引用発明1とは、

「現像装置に着脱自在に構成され、トナーを前記現像装置に補充するトナーカートリッジであって、
回転軸を有し、その回転軸の周りを回転自在に構成され、前記トナーをトナー入力側から受け入れて前記現像装置へ排出する排出口が形成された円筒形状の筐体と、
前記筐体の内周面にトナー搬送用に設けられ、不連続部が形成された複数の傾斜リブと、を備え、
前記不連続部は、前記筐体の周方向について所定長さを有し、
前記傾斜リブの端部は、傾斜部を有するトナーカートリッジ。」

の点で一致し、以下の点で相違している。

[相違点]
前者においては、「筐体の回転軸の方向における一端部から他端部までの全域に」不連続部を有するのに対して、後者はそのようなものでない点。

4.判断
トナーカートリッジにおいて、筐体の回転軸の方向における一端部から他端部までの全域に不連続部を設けることは、例えば、引用例1の図32にも示されるように本出願の出願前の常套手段であって、引用発明1において不連続部ラベルを当該常套手段のように筐体の回転軸の方向における一端部から他端部までの全域に設けることは、当業者が容易になし得ることである。

そして、本願発明の発明特定事項の全体によって奏される効果も、引用発明1から当業者が予測し得る範囲内のものである。

そうすると、本願発明は、引用発明1に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものである。

5.むすび
以上のとおり、本願発明は、引用発明1に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2017-06-12 
結審通知日 2017-06-13 
審決日 2017-06-26 
出願番号 特願2014-108644(P2014-108644)
審決分類 P 1 8・ 121- Z (G03G)
P 1 8・ 575- Z (G03G)
P 1 8・ 572- Z (G03G)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 佐藤 孝幸  
特許庁審判長 黒瀬 雅一
特許庁審判官 藤本 義仁
森次 顕
発明の名称 トナーカートリッジ、及び画像形成装置  
代理人 特許業務法人 楓国際特許事務所  

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