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審決分類 審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) G03B
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) G03B
審判 査定不服 特17条の2、3項新規事項追加の補正 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) G03B
管理番号 1342272
審判番号 不服2016-13140  
総通号数 225 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2018-09-28 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2016-09-01 
確定日 2018-07-09 
事件の表示 特願2015-133933「写真シール作成装置」拒絶査定不服審判事件〔平成27年12月 3日出願公開,特開2015-215625〕について,次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は,成り立たない。 
理由 第1 手続の経緯
本件査定不服審判事件に係る出願(以下,「本件出願」という。)は,平成24年4月24日(優先権主張平成24年2月9日)に出願した特願2012-98716号の一部を平成26年6月18日に新たな特許出願とした特願2014-125780号の一部を平成27年7月2日に新たな特許出願としたものであって,平成27年8月20日付けで拒絶理由が通知され,同年10月23日に意見書及び手続補正書が提出され,同年12月22日付けで拒絶理由が通知され,平成28年3月7日に意見書及び手続補正書が提出されたが,同年5月31日付けで平成28年3月7日提出の手続補正書による補正が却下されるとともに同日付けで拒絶査定(以下,「原査定」という。)がなされた。
本件査定不服審判事件は,これを不服として,同年9月1日に請求されたものであって,本件審判の請求と同時に手続補正書が提出され,当審において,平成29年10月11日付けで拒絶理由が通知され,同年12月11日に意見書及び手続補正書が提出され,平成30年2月6日付けで拒絶理由が通知され(特許法159条2項において読み替えて準用する同法50条の規定に基づいて通知されたものであり,同法17条の2第1項3号における「最後に受けた拒絶理由通知」に該当する。以下,当該拒絶理由の通知を「当審拒絶理由通知」といい,通知された拒絶理由を「当審拒絶理由」という。),同年4月5日に意見書及び手続補正書が提出された。


第2 補正却下の決定
〔補正却下の決定の結論〕
平成30年4月5日提出の手続補正書による補正を却下する。

〔理由〕
1 平成30年4月5日提出の補正書による補正の内容
(1)補正前後の記載
平成30年4月5日提出の手続補正書による補正(以下,「本件補正」という。)は,明細書及び特許請求の範囲について補正しようとするものであるところ,本件補正前後の請求項1の記載は次のとおりである。(下線は補正箇所を示す。)
ア 本件補正前の請求項1
「利用者を被写体として撮影し,得られた撮影画像に対して利用者に編集入力を行わせ,前記撮影画像を所定のシール紙に印刷する写真シール作成装置であって,
ズームリングを回転させることで,カメラ本体の焦点距離を調整する回転部を有するカメラ部と,
前記カメラ部が設けられる筐体と,
前記カメラ部において,前記カメラ本体の焦点距離がズームインするように調整された場合と,前記カメラ本体の焦点距離がズームアウトするように調整された場合とで,同一の縦横比のトリミング枠でトリミングされた前記撮影画像を,前記カメラ部に取り込まれた画像から取得する取得手段と,
前記撮影画像を表示する表示手段と
を備え,
前記取得手段は,前記カメラ本体の焦点距離がズームインするように調整された場合には,前記トリミング枠でトリミングされた前記撮影画像として,前記利用者の顔および上半身が写るアップ画像であって,前記縦横比で表示される前記アップ画像を取得し,前記カメラ本体の焦点距離がズームアウトするように調整された場合には,前記トリミング枠でトリミングされた前記撮影画像として,前記利用者の全身が写る全身画像であって,前記アップ画像と同一の前記縦横比,かつ,同一のサイズで表示される前記全身画像を取得し,
前記表示手段は,取得された前記アップ画像および前記全身画像を全て,同一の縦横比,かつ,同一のサイズで,1つの画面に並べて表示する
写真シール作成装置。」

イ 本件補正後の請求項1
「利用者を被写体として撮影し,得られた撮影画像に対して利用者に編集入力を行わせ,前記撮影画像を所定のシール紙に印刷する写真シール作成装置であって,
ズームリングを回転させることで,カメラ本体の焦点距離を調整する回転部を有するカメラ部と,
前記カメラ部が設けられる筐体と,
前記カメラ部において,前記カメラ本体の焦点距離がズームインするように調整された場合と,前記カメラ本体の焦点距離がズームアウトするように調整された場合とで,同一の縦横比のトリミング枠でトリミングされた前記撮影画像を,前記カメラ部に取り込まれた画像から取得する取得手段と,
前記撮影画像を表示する表示手段と
を備え,
前記取得手段は,前記カメラ本体の焦点距離がズームインするように調整された場合には,前記トリミング枠でトリミングされた前記撮影画像として,前記利用者の顔および上半身が写るアップ画像であって,前記縦横比で表示される前記アップ画像を取得し,前記カメラ本体の焦点距離がズームアウトするように調整された場合には,前記トリミング枠でトリミングされた前記撮影画像として,前記利用者の全身が写る全身画像であって,前記アップ画像と同一の前記縦横比,かつ,同一のサイズで表示される前記全身画像を取得し,
前記表示手段は,撮影タイミングより前に,前記カメラ部に取り込まれた前記画像であるライブビュー画像とともに,既に取得された前記アップ画像および前記全身画像を全て,同一の縦横比,かつ,同一のサイズで,1つの画面に並べて表示する
写真シール作成装置。」

(2)本件補正のうち請求項1に係る補正の内容
本件補正のうち請求項1に係る補正は,本件補正前の「取得された前記アップ画像および前記全身画像を全て,同一の縦横比,かつ,同一のサイズで,1つの画面に並べて表示する」という記載の前に,「撮影タイミングより前に,前記カメラ部に取り込まれた前記画像であるライブビュー画像とともに,既に」という記載を挿入するものである。

2 補正の目的について
本件補正は,本件補正前の請求項1に係る発明の発明特定事項である「表示手段」が「取得された前記アップ画像および前記全身画像を全て,同一の縦横比,かつ,同一のサイズで,1つの画面に並べて表示する」タイミングについて,「撮影タイミングより前」であることを限定すると共に,当該「アップ画像」及び「全身画像」が,「カメラ部に取り込まれた前記画像であるライブビュー画像」とともに表示されることを限定しようとする補正であって,当該補正の前後で請求項1に係る発明の産業上の利用分野及び解決しようとする課題は同一であると認められるから,特許法17条の2第5項2号に掲げる特許請求の範囲の減縮を目的とするものに該当する。

3 新規事項の追加の有無について
(1) 本件補正後の請求項1の「トリミングされた前記撮影画像を,前記カメラ部に取り込まれた画像から取得する」という記載によれば,「カメラ部に取り込まれた画像」をトリミングしたものが「撮影画像」であって,「カメラ部に取り込まれた画像」とはトリミング前の画像のことと解されるから,本件補正による限定事項に係る「前記カメラ部に取り込まれた前記画像」とは,前述した記載中の「カメラ部に取り込まれた画像」,すなわち,トリミング前の画像を指しており,「前記カメラ部に取り込まれた前記画像であるライブビュー画像」を「表示する」とは,トリミング前の画像をライブビュー画像として表示することを特定していると解するのが相当である。

(2) そこで,当該事項について,本件出願の願書に最初に添付した明細書,特許請求の範囲及び図面(以下,願書に最初に添付した明細書を「当初明細書」といい,願書に最初に添付した明細書,特許請求の範囲及び図面を総称して「当初明細書等」という。)をみると,次の記載がある。
「【0141】
ステップS33において,ライブビュー表示制御部313は,カメラ91により取り込まれた動画像(ライブビュー画像)をタッチパネルモニタ93に表示させる(ライブビュー表示を行う)。
【0142】
図21は,下カメラアップ撮影時にタッチパネルモニタ93に表示されるライブビュー画像について説明する図である。
【0143】
図21Aは,カメラ91により取り込まれたライブビュー原画像401を示している。このライブビュー原画像401は,図21Bに示されるように,縦横比が1.2:1のトリミング枠401TRによってトリミングされる。すなわち,ライブビュー原画像401においてトリミング枠401TRで囲まれる範囲が抽出され反転されることで,図21Cに示されるように,ライブビュー画像がタッチパネルモニタ93に表示される。
【0144】
図21Cは,タッチパネルモニタ93に表示されるライブビュー表示画面の例を示しており,カメラ91のライブビュー画像を表示するライブビュー表示領域411,および,撮影の結果得られる撮影画像が表示される撮影結果表示領域412-1乃至412-6から構成されている。このようにして,タッチパネルモニタ93のライブビュー表示領域411には,縦横比が1.2:1のライブビュー画像が表示される。なお,ライブビュー画像においては,クロマキー処理により背景領域に所定の背景画像が合成されるようになる。」
「【0161】
ステップS46において,ライブビュー表示制御部313は,カメラ91により取り込まれた動画像(ライブビュー画像)をタッチパネルモニタ93に表示させる(ライブビュー表示を行う)。
【0162】
図22は,上カメラ全身撮影時にタッチパネルモニタ93に表示されるライブビュー画像について説明する図である。
【0163】
図22Aは,カメラ91により取り込まれたライブビュー原画像431を示している。ライブビュー原画像431において,2人の被写体は,カメラ91の回転角度の分だけ傾いている。このライブビュー原画像431は,図22Bに示されるように,縦横比が1.2:1のトリミング枠431TRによってトリミングされる。すなわち,ライブビュー原画像431においてトリミング枠431TRで囲まれる範囲が抽出され反転されることで,図22Cに示されるように,ライブビュー画像がタッチパネルモニタ93に表示される。図22Cは,タッチパネルモニタ93に表示されるライブビュー表示画面の例を示しており,タッチパネルモニタ93のライブビュー表示領域411には,縦横比が1.2:1のライブビュー画像が表示される。なお,ライブビュー画像においては,クロマキー処理により背景領域に所定の背景画像が合成されるようになる。」
「【図21】

【図22】



(3) 前記(2)で摘記した当初明細書の記載には,カメラにより取り込まれた画像(ライブビュー原画像401,431)に対して,トリミングと背景画像の合成とを行うことによって得られた画像(動画像,ライブビュー画像)を,ライブビュー画像として表示することが記載されているが,トリミング前の画像をライブビュー画像として表示することは記載されていない。
また,当初明細書等のその他の箇所にも,トリミング前の画像(ライブビュー原画像401,431)をライブビュー画像として表示することは,記載も示唆もない。
さらに,技術上の意義について検討してみても,ライブビュー画像は,これから撮影される画像を,被写体であるユーザに確認させる目的で,表示していることが明らかであるところ,そのような観点からは,実際にシール紙に印刷される画像であるトリミング及び背景画像の合成後の「画像(動画像,ライブビュー画像)」を表示するのが当然であって,「画像(動画像,ライブビュー画像)」に代えて,印刷されない領域をも含んだトリミング前の「カメラにより取り込まれた画像(ライブビュー原画像401,431)」をライブビュー画像として表示することは,ライブビュー画像の技術上の意義からはおよそ考え難い。

(4) 以上によれば,トリミング前の画像をライブビュー画像として表示する旨の発明特定事項を請求項1に係る発明に付加する本件補正は,当初明細書等の全ての記載を総合することにより導かれる事項との関係において,新たな技術的事項を導入するものといわざるを得ないから,当初明細書等に記載した事項の範囲内においてするものとはいえない。
したがって,本件補正は,特許法17条の2第3項の規定に違反する。

4 独立特許要件について
前記3(1)で述べたとおり,本件補正後の請求項1に記載された「前記カメラ部に取り込まれた前記画像であるライブビュー画像」を「表示する」とは,トリミング前の画像をライブビュー画像として表示することを特定していると解するのが相当であるが,当該記載についての請求人の真意が,「カメラ部に取り込まれた画像」(トリミング前の画像)そのものを「ライブビュー画像」とすることを特定しているのではなく,当該「カメラ部に取り込まれた画像」に対してトリミングや背景画像の合成等の何らかの処理を施すことで得られる画像を「ライブビュー画像」とすることも許容する表現のつもりであった可能性もあることから,念のため,そのような解釈(以下,「拡大解釈」という。)の下での補正要件についても以下で判断しておく。

前記2で述べたとおり,本件補正のうち請求項1に係る補正は,特許法17条の2第5項2号に掲げる特許請求の範囲の減縮を目的とする補正であるから,本件補正後の請求項1に係る発明(以下,「本件補正発明」という。)が,特許法17条の2第6項において準用する同法126条7項の規定に適合するのか否か(特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるのか否か)について検討する。

(1)本件補正後の請求項1に係る発明
本件補正後の請求項1に係る発明(以下,「本件補正発明」という。)は,前記1(1)イに本件補正後の請求項1として示したとおりのものである。
なお,「前記カメラ部に取り込まれた前記画像であるライブビュー画像」の解釈については,前述した「拡大解釈」,すなわち,「カメラ部に取り込まれた画像」に対してトリミングや背景画像の合成等の何らかの処理を施すことで得られる画像をライブビュー画像とすることを包含しているとの解釈を採用する。

(2)引用例
ア 特開2009-169206号公報の記載
当審拒絶理由において「引用例1」として引用された特開2009-169206号公報(以下,当審拒絶理由と同様に「引用例1」という。)は,本件出願の優先権主張の日(以下,「本願優先日」という。)より前に頒布された刊行物であるところ,当該引用例1には次の記載がある。(下線は,後述する引用発明の認定に特に関係する箇所を示す。)
(ア) 「【技術分野】
【0001】
本発明は,写真シール機に関し,特に,カメラの高さに応じた光を照射して撮影を行うことができるようにした写真シール機に関する。
【背景技術】
【0002】
娯楽(遊戯)施設等に設置される従来の写真シール機により提供される1回のゲームは,利用者である被写体の撮影,撮影画像に対する編集(落書き),編集が施された画像もしくは撮影画像のシール紙への印刷,という流れで終了する。
【0003】
近年,写真シール機の利用者は撮影に重点をおき,お気に入りの撮影画像を得るために,様々なポーズをとったり,多種多様な背景画像や前景画像を自分自身が写っている画像に合成したりしながら撮影を行っている。
【0004】
利用者のそのような行動に対応して,カメラを上下に移動させて様々なカメラアングルで撮影を行うことができる写真シール機が開発されている(例えば,特許文献1)。この機能により,利用者は,カメラアングルを変えて様々なポーズの撮影画像を得ることができる。
・・・(中略)・・・
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら,上述したような写真シール機においては,様々なカメラアングルで撮影を行うことはできるものの,撮影時に発光するストロボがカメラアングルに応じて変わることはないので,全ての撮影画像を,適切な光を照射して撮影することができるとは限らない。
【0008】
このことから,カメラアングルにあわせて考えたポーズをとって撮影を行ったにもかかわらず,撮影結果として得られた撮影画像に利用者が満足できないことがあった。
【0009】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり,カメラの高さに応じた光を照射して撮影を行うことができるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一側面の写真シール機は,利用者を被写体として撮影し,撮影して得られた画像に対して利用者に編集を行わせ,撮影して得られた前記画像または編集済みの画像をシール紙に印刷して利用者に提供する写真シール機において,撮影を行う利用者と対向する,前記写真シール機の筐体の面の一部を構成するパネルと,上から,第1のストロボ,カメラの順に取り付けられ,前記第1のストロボと前記カメラを一体的に上下方向に移動させるユニットであって,筐体内側に設けられ,前記パネルに形成される略長方形の開口部から構成の一部が外部に露出するユニットと,前記パネルに形成される開口部の上辺より高い位置に固定して取り付けられ,前記カメラによる撮影と同時に発光する第2のストロボとを備え,前記ユニットが上方向に移動したとき,前記ユニットに取り付けられる前記第1のストロボは前記パネルの内側に隠れ,前記カメラは,上方向に移動する前より斜め下に光軸を向けて,前記パネルに形成される開口部から外部に露出することを特徴とする。
・・・(中略)・・・
【発明の効果】
【0016】
本発明の一側面によれば,カメラの高さに応じた光を照射して撮影を行うことができる。」

(イ) 「【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図1は,本発明の一実施形態に係る写真シール機1の外観の例を示す図である。
【0018】
写真シール機1は,代金を支払った利用者に撮影や編集等の作業をゲームとして行わせ,撮影・編集した画像を,シール紙に印刷して利用者に提供するゲーム機である。写真シール機1は,通常,ゲームセンタなどの店舗に設置される。利用者は,1人であることもあるし,複数人のグループであることもある。
・・・(中略)・・・
【0021】
図1に示されるように,写真シール機1は,基本的に,撮影ユニット11と編集ユニット13が並べて設置されることによって構成される。
【0022】
撮影ユニット11は,利用者を被写体として撮影する機能を有しており,内部に形成される撮影空間において利用者に撮影を行わせる。撮影ユニット11は,前方ユニット11Aと後方ユニット11Bが,撮影空間の内部を照らす照明として用いられる天井ストロボ12を支持する部材で連結されることによって構成される。
【0023】
前方ユニット11Aは,撮影空間にいる利用者が撮影を行うときにその前方にくる側のユニットである。前方ユニット11Aの撮影空間側の面には,利用者を撮影するカメラや撮影に関する各種の操作を受け付けるタッチパネルモニタなどが設けられる。
【0024】
後方ユニット11Bは,撮影空間にいる利用者が撮影を行うときにその後方にくる側のユニットである。後方ユニット11Bは,撮影を行う利用者の背景の役割を果たす。後方ユニット11Bの撮影空間側の面には,撮影時に利用者が自分の背景として利用する可動式のカーテンが設けられるようにしてもよい。
【0025】
編集ユニット13は,撮影画像に対する編集機能を有しており,編集ユニット13の前方に形成される,第1の編集空間である編集空間Aにおいて利用者に編集を行わせる。編集ユニット13の編集空間A側の斜面にはタブレット内蔵モニタやタッチペンからなる編集部Aが設けられる。編集空間Aにいる利用者は,編集部Aに用意されるタブレット内蔵モニタに表示される撮影画像に対して,タッチペンを用いて編集を行う。
・・・(中略)・・・
【0036】
次に,各ユニットの構成について説明する。
【0037】
図4は,前方ユニット11Aの撮影空間側の面の構成例を示す図である。撮影空間にいる利用者は,基本的に,図4に示される面に向かって撮影作業を行う。
【0038】
図4に示されるように,前方ユニット11Aの撮影空間側の面の中央上方には,前方ユニット11Aの筐体の面の一部を構成する部材である正面パネル31が設けられる。正面パネル31の内側(前方ユニット11Aの筐体内部)にはカメラ周りユニット32が設けられており,そのカメラ周りユニット32の構成の一部が,正面パネル31に形成される開口部から外部に露出する。
【0039】
カメラ周りユニット32には,撮影空間にいる利用者を撮影するカメラ51が取り付けられる。カメラ51はCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子を備えるデジタルカメラにより構成される。
【0040】
カメラ周りユニット32のカメラ51の上には,撮影時に発光し,利用者に光を照射するストロボユニット52が取り付けられ,下には,カメラ51による取り込み中の画像をリアルタイムで表示する,LCD(Liquid Crystal Display)などよりなるライブビューモニタ53が取り付けられる。後に詳述するように,カメラ周りユニット32の移動に応じて,カメラ51,ストロボユニット52,ライブビューモニタ53は一体となって上下方向に移動する。・・・(中略)・・・
【0041】
正面パネル31の上方には,斜め下に向けて光を照射する上ストロボユニット33が設けられる。上ストロボユニット33が設置されている位置は,正面パネル31に形成される開口部の上辺より高い位置となる。・・・(中略)・・・
【0049】
また,図4に示されるように,前方ユニット11Aの前方には,床に置くような形でステップ43が設けられる。後に詳述するように,ステップ43は,撮影空間にいる利用者がカメラ51に近づきすぎないように規制する役割を有する。
【0050】
ここで,カメラ51の上下方向の移動について説明する。
【0051】
撮影作業時,利用者は,標準の高さと,標準の高さより高めの高さのうちのいずれかを選択し,選択した高さになるようにカメラ51の高さを調整することができるようになされている。写真シール機1が主にターゲットとする利用者が10代後半の女性であり,10代後半の女性の平均の身長が150cm後半であるとすると,カメラ51の床からの標準の高さは10代後半の女性の平均的な鼻の高さとほぼ同じ高さである1400mm程度となる。また,標準の高さより高めの高さは,10代後半の女性の平均的な身長より少し高い1600mm程度となる。
【0052】
以下,適宜,標準の高さにあるカメラ51を中カメラといい,標準の高さより高めの高さにあるカメラ51を上カメラという。また,利用者が平均的な身長の10代後半の女性であるものとして説明する。
・・・(中略)・・・
【0055】
カメラ51は,カメラ周りユニット32に形成される開口部32A内に挿入され,図6の位置Pを通る,紙面と垂直方向の軸を基準として回動可能とされる。中カメラの状態にあるカメラ51の光軸は若干斜め下に向けられており,撮影画像は斜め上から若干見下ろして撮影した画像になる。
・・・(中略)・・・
【0059】
例えば,カメラ51の高さを高くすることが利用者により指示された場合,前方ユニット11Aの内部でカメラ周りユニット32が上に移動し,それに伴って,カメラ周りユニット32に取り付けられているカメラ51,ストロボユニット52,およびライブビューモニタ53も上に移動する。
・・・(中略)・・・
【0061】
カメラ51が上カメラの状態にあるとき,ストロボユニット52は正面パネル31の内側に隠れ,カメラ周りユニット32に取り付けられる構成のうち,カメラ51とライブビューモニタ53だけが外部に露出した状態になる。カメラ51の位置を基準とすると,中カメラの状態にあるときにはカメラ51の直上にはストロボユニット52がくるが,上カメラの状態にあるときにはカメラ51の直上には上ストロボユニット33がくることになる。
【0062】
図8に示されるように,上カメラの状態にあるとき,カメラ51の光軸は,中カメラの状態にあるときより斜め下に向けられる。これにより,斜め上から見下ろして撮影する度合いが強まり,意識的にあごを引くのではなく,自然にあごを引いたような利用者の顔を撮影した画像が得られる。あごを引いたような状態で撮影が行われることにより,利用者の顔は,撮影画像上では,正面から撮影したときと較べて小顔に見えることになる。
【0063】
図7,図8に示されるように上カメラの状態にあるカメラ51による撮影のタイミングでは,上ストロボユニット33乃至下ストロボユニット38,足元ストロボユニット42,天井ストロボ12は発光するが,正面パネル31の内側に隠れてしまっているため,ストロボユニット52は発光しない。
・・・(中略)・・・
【0066】
このように,利用者は,カメラ51の高さを変えて撮影を楽しむことができる。また,利用者は,カメラ51の高さを変えることによって,イメージの異なる画像を撮影することができる。
・・・(中略)・・・
【0069】
次に,ステップ43について説明する。
【0070】
図10は,前方ユニット11Aを上から見た図である。
【0071】
図10に示されるように,前方ユニット11Aの前方に形成される撮影空間の床に置かれるステップ43の上面は半円弧状の形状を有する。・・・(中略)・・・
【0073】
図11に示されるように,カメラ51の真下からステップ43の縁までの水平方向の幅は750mmあり,高さは70mmある。利用者は,図12に示されるようにステップ43の側面につま先をあてて立ち位置を決め,撮影を行うことになる。
・・・(中略)・・・
【0082】
図16の横軸はカメラ51からの距離を表し,縦軸は床からの高さを表す。図16の位置P_(1)はカメラ51の位置を表し,中カメラの状態にあるカメラ51の床からの高さは1400mmとされている。図16の例においては,カメラ51から利用者の背景までの距離は,カメラ51から後方ユニット11Bの撮影空間側の面までの距離に相当する1500mmとされている。位置P_(1)と位置P_(2)を結ぶ直線がカメラ51の画角の上限を示し,位置P_(1)と位置P_(3)を結ぶ直線がカメラ51の画角の下限を示す。
・・・(中略)・・・
【0085】
図17は,上カメラの状態にあるカメラ51の画角の例を示す図である。
【0086】
図17の位置P_(11)はカメラ51の位置を表し,上カメラの状態にあるカメラ51の床からの高さは1600mmとされている。位置P_(11)と位置P_(12)を結ぶ直線がカメラ51の画角の上限を示し,位置P_(11)と位置P_(13)を結ぶ点線がカメラ51の画角の下限を示す。
【0087】
図17に示されるように,ステップ43の側面につま先をあてて利用者が直立している場合,頭の少し上から膝の上付近までの範囲が画角に収まる。一方,背面に背中をつけるようにして利用者が直立している場合,頭の少し上から足の先付近までの範囲が画角に収まる。
・・・(中略)・・・
【0091】
図17の位置P_(11)と位置P_(14)を結ぶ点線はトリミング後の画像に写る範囲の下限を示す。トリミングが行われることにより,トリミング後の画像には,ステップ43の側面につま先をあてて利用者が直立している場合には頭の少し上から腰の上付近までの範囲が写り,背面に背中をつけるようにして利用者が直立している場合には頭の少し上から膝の上付近までの範囲が写る。
【0092】
図18は,上カメラの状態にあるカメラ51により撮影された画像の例を示す図である。
【0093】
図18に示される画像はトリミング前の原画像であり,この原画像にはステップ43の側面につま先をあてて直立している2人の女性が並んで写っている。右側の女性の身長が10代後半の平均的な女性の身長であり,上述したように,撮影された画像には頭の少し上から膝の上付近までの範囲が写っている。
【0094】
図19は,トリミングによって抽出される範囲の例を示す図である。
【0095】
例えば,図19に示されるように,太線L_(1)で囲まれる範囲がトリミングによって抽出される。図19の例においては,画像全体のうちの下から約1/4の範囲をカットするとともに,トリミング前の原画像の縦横の比率とトリミング後の画像の縦横の比率が同じ比率になるように,左右の所定の幅をカットし,残りの範囲を抽出するような範囲が設定されている。画像の上側を残し,下側と左右の所定の幅をカットするこのトリミングの範囲は固定の範囲とされる。
・・・(中略)・・・
【0108】
以上のようなトリミングは,カメラ51が上カメラの状態にあるときにのみ行われ,中カメラの状態にあるときには行われないようにしてもよいし,中カメラの状態にあるときであっても,上カメラの状態にあるときに取り除くことの対象となる範囲より狭い範囲を取り除くようにして行われるようにしてもよい。
・・・(中略)・・・
【0115】
次に,写真シール機1の内部の構成について説明する。
【0116】
図26は,写真シール機1の内部のハードウエア構成例を示すブロック図である。上述した構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
【0117】
制御装置101は写真シール機1の装置全体を制御する。制御装置101には,記憶部102,通信部103,ドライブ104,ROM(Read Only Memory)106,RAM(Random Access Memory)107,プリンタ108,撮影部110,および,編集部A,Bの各構成が接続される。
・・・(中略)・・・
【0134】
図27は,制御装置101の機能構成例を示すブロック図である。
【0135】
図27に示される構成のうちの少なくとも一部は,制御装置101により所定のプログラムが実行されることによって実現される。図27に示されるように,制御装置101においては,カメラ位置制御部151,ライブビュー表示制御部152,および発光制御部153が実現される。
【0136】
カメラ位置制御部151は,タッチパネルモニタ40に表示される選択画面に対する利用者の入力に応じて,カメラ51の高さをカメラ周りユニット駆動部124に制御させる。選択画面には,カメラ51を上カメラの状態として撮影を行うときに押されるボタンと,カメラ51を中カメラの状態として撮影を行うときに押されるボタンが表示される。
【0137】
カメラ位置制御部151は,カメラ51が上カメラの状態であるのか中カメラの状態であるのかを表す信号を出力する。カメラ位置制御部151から出力された信号はライブビュー表示制御部152と発光制御部153にそれぞれ供給される。
【0138】
ライブビュー表示制御部152は,カメラ位置制御部151から供給された信号により表されるカメラ51の状態に応じてライブビューの表示を制御する。例えば,ライブビュー表示制御部152は,カメラ51が上カメラの状態にあるとき,カメラ51により取り込まれ,画像データとして供給された動画像を構成するそれぞれの静止画像を上述したようにして固定の範囲に従ってトリミングし,トリミング後の静止画像からなる動画像の信号をライブビューモニタ53に出力する。
【0139】
また,ライブビュー表示制御部152は,カメラ51が中カメラの状態にあるとき,カメラ51により取り込まれ,画像データとして供給された動画像をその画角のまま表示するための信号をライブビューモニタ53に出力する。
【0140】
発光制御部153は,カメラ位置制御部151から供給された信号により表されるカメラ51の状態に応じて照明制御信号をストロボ装置123に出力し,上ストロボユニット33乃至下ストロボユニット38,足元ストロボユニット42,天井ストロボ12およびストロボユニット52の発光を制御させる。
・・・(中略)・・・
【0143】
ここで,以上のような構成を有する写真シール機1の処理について説明する。
【0144】
はじめに,図28のフローチャートを参照して,写真シール作成ゲームの流れについて説明する。
・・・(中略)・・・
【0146】
制御装置101は,硬貨が投入されたとステップS1において判定した場合,ステップS2において,撮影コースを選択するのに用いられる画面をタッチパネルモニタ40に表示させ,撮影コースを利用者に選択させる。
【0147】
撮影コースとして,例えばおすすめ撮影コース(コースA)とこだわり撮影コース(コースB)が用意される。おすすめ撮影コースはカメラ51を上カメラの状態として撮影するか中カメラの状態として撮影するかを基本的には写真シール機1が選択して撮影を行うコースであり,こだわり撮影コースはカメラ51を上カメラの状態として撮影するか中カメラの状態として撮影するかを基本的には利用者自身が選択して撮影を行うコースである。
・・・(中略)・・・
【0149】
一方,コースBであるこだわり撮影コースが選択されたとき,ステップS4において,制御装置101はこだわり撮影コースによる撮影を利用者に行わせる処理であるこだわり撮影処理を行う。こだわり撮影処理の詳細については図32のフローチャートを参照して後述する。
・・・(中略)・・・
【0151】
ステップS6において,制御装置101は,編集空間Aまたは編集空間Bに移動した利用者に編集作業を行わせる処理である編集処理を行う。
【0152】
ステップS7において,制御装置101は,プリンタ108を制御し,編集作業により得られた編集済みの画像をシール紙141に印刷する処理である印刷処理を行う。
【0153】
ステップS8において,制御装置101は,印刷が終了するのを待機している利用者に対してミニゲームなどを提供する処理である事後接客処理を行う。・・・(中略)・・・
【0156】
次に,図29のフローチャートを参照して,図28のステップS3において行われるおすすめ撮影処理について説明する。
・・・(中略)・・・
【0159】
ステップS22において,制御装置101は,カメラ51により撮影された画像に合成するのに用いる合成用画像をタッチパネルモニタ40に複数種類表示させ,その中から,好みの合成用画像を利用者に選択させる。合成用画像として,クロマキ処理などによって抽出された被写体の領域の背景として重ねて合成する画像である背景画像と,被写体の領域の前景として重ねて合成する画像である前景画像が用意される。
【0160】
図30は,合成用画像の選択に用いられる画面の例を示す図である。
【0161】
図30に示される画面の中央付近に縦方向に3つ,横方向に5つずつ並べて表示される15個の枠の位置には,それぞれ,合成用画像のサンプルが表示される。利用者は,合成用画像のサンプルを指で直接触れることによって合成用画像を選択することができる。
【0162】
図30の例においては,画面の上方に「撮りたいイメージを2つ選んでね」のメッセージが表示されており,利用者は2種類の合成用画像を選択することができるものとされている。利用者により選択された合成用画像のサンプルは画面右端に縦方向に並べられた2つの枠の位置に表示される。
【0163】
利用者は,このような画面から好みの合成用画像を選択し,撮影作業を進める。ライブビュー表示される画像は,カメラ51により取り込まれた画像に対して合成用画像を合成することによって得られた合成画像となる。
・・・(中略)・・・
【0179】
次に,図32のフローチャートを参照して,図28のステップS4において行われるこだわり撮影処理について説明する。
・・・(中略)・・・
【0181】
ステップS42において,制御装置101は,選択画面をタッチパネルモニタ40に表示し,カメラ51の高さを利用者に選択させる。
【0182】
図33は,カメラ51の高さの選択に用いられる画面の例を示す図である。
【0183】
図33の例においては,「撮影するカメラを6枚分選んでね。」のメッセージが画面の上方に表示されており,利用者はメッセージの下に表示されるボタン211,ボタン212,ボタン213のいずれかのボタンを押すことによって,6枚の撮影画像を,カメラ51を上カメラの状態として撮影するのか,中カメラの状態として撮影するのかを選択することができるものとされている。ボタン211はカメラ51を上カメラの状態として6枚分撮影することを選択するときに押されるボタンであり,ボタン212はカメラ51を中カメラの状態として6枚分撮影することを選択するときに押されるボタンである。ボタン213は,カメラ51を上カメラの状態として3枚分撮影し,中カメラの状態として3枚分撮影することを選択するときに押されるボタンである。
【0184】
利用者は,このような画面からカメラ51の高さを自ら選択し,撮影作業を進める。
【0185】
ステップS43において,制御装置101のカメラ位置制御部151は,カメラ51の高さが利用者により選択された高さになるようにカメラ周りユニット駆動部124に制御させる。
【0186】
ステップS44において,制御装置101は,図30に示される画面と同じ画面を表示するなどして合成用画像を利用者に選択させる。
【0187】
ステップS45において,制御装置101は,タッチパネルモニタ40にカウントダウンインジケータを表示させる。また,制御装置101は,カウントダウンインジケータにより表される撮影までの残り時間が0秒になったとき,撮影を行い,撮影画像を得る。
【0188】
ステップS46において,制御装置101は,6回などの所定の回数だけ撮影を行ったか否かと,撮影作業に割り当てられた制限時間が経過したか否かを判定する。
【0189】
所定の回数だけ撮影を行っておらず,かつ,撮影作業に割り当てられた制限時間が経過していないとステップS46において判定した場合,制御装置101はステップS42以降の処理を繰り返す。
【0190】
一方,所定の回数だけ撮影を行ったと判定した場合,または,撮影作業に割り当てられた制限時間が経過したとステップS46において判定した場合,ステップS47において,制御装置101は,6枚の撮影画像の中から,編集対象とする撮影画像(キープ画像)を利用者に選択させ,選択された撮影画像を保存する。その後,図28のステップS4に戻り,それ以降の処理が行われる。
【0191】
以上の処理により,利用者はカメラ51の高さを適宜変更することで色々な撮影を行うことができる。写真シール機1側としても,娯楽性のあるゲームを提供しつつ,カメラ51の高さに応じた写りのよい撮影画像を提供することができる。」

(ウ) 「【図面の簡単な説明】
【0205】
【図1】本発明の一実施形態に係る写真シール機の外観の例を示す図である。
・・・(中略)・・・
【図4】前方ユニットの撮影空間側の面の構成例を示す図である。
【図5】中カメラの状態にあるカメラの近傍を示す図である。
【図6】図5の一点鎖線上の断面図である。
【図7】上カメラの状態にあるカメラの近傍を示す図である。
【図8】図7の一点鎖線上の断面図である。
・・・(中略)・・・
【図17】上カメラの状態にあるカメラの画角の例を示す図である。
【図18】上カメラの状態にあるカメラにより撮影された画像の例を示す図である。
【図19】トリミングによって抽出される範囲の例を示す図である。
【図20】トリミング後の画像の例を示す図である。
・・・(中略)・・・
【図33】カメラの高さの選択に用いられる画面の例を示す図である。
・・・(中略)・・・
【図1】

・・・(中略)・・・
【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【図8】

・・・(中略)・・・
【図17】

【図18】

【図19】

【図20】

・・・(中略)・・・
【図33】



イ 引用例1に記載された発明
【0082】の記載を参酌すると,【0087】に記載された「背面」が「後方ユニット11Bの撮影空間側の面」を指していることが明らかであるから,前記ア(ア)ないし(ウ)で摘記した引用例1の記載から,引用例1に次の発明が記載されていると認められる。

「代金を支払った利用者に撮影や編集等の作業をゲームとして行わせ,撮影・編集した画像を,シール紙141に印刷して利用者に提供する写真シール機1であって,
撮影ユニット11と編集ユニット13とが並べて設置されることによって構成され,
前記撮影ユニット11は,内部に形成される撮影空間にいる利用者が撮影を行うときにその前方にくる側のユニットである前方ユニット11Aと,後方にくる側のユニットである後方ユニット11Bとを有し,
前記前方ユニット11Aの筐体内部にはカメラ周りユニット32が設けられ,当該カメラ周りユニット32の構成の一部が,前記筐体の面の一部を構成する正面パネル31に形成される開口部から外部に露出しており,前記正面パネル31の上方であって,前記開口部の上辺より高い位置には,斜め下に向けて光を照射する上ストロボユニット33が設けられ,
前記カメラ周りユニット32には,撮影空間にいる利用者を撮影するカメラ51と,撮影時に発光し,利用者に光を照射するストロボユニット52と,前記カメラ51による取り込み中の画像をリアルタイムで表示するライブビューモニタ53とが,前記カメラ51の上に前記ストロボユニット52が位置し,前記カメラ51の下に前記ライブビューモニタ53が位置するように取り付けられ,
床からの高さが10代後半の女性の平均的な鼻の高さとほぼ同じ高さとなる中カメラの位置と,床からの高さが10代後半の女性の平均的な身長より少し高い上カメラの位置とに,前記カメラ51が位置するように,前記カメラ周りユニット32が前記前方ユニット11Aの内部で上下方向に移動可能に構成されており,前記カメラ51が上カメラの位置にあるとき,前記ストロボユニット52は前記正面パネル31の内側に隠れ,前記カメラ51と前記ライブビューモニタ53だけが前記開口部から外部に露出した状態になり,
前記カメラ51は,その光軸が,中カメラの位置にあるときに若干斜め下を向き,上カメラの位置にあるときに中カメラの位置にあるときよりも斜め下を向くように構成され,
前記前方ユニット11Aの前方には,撮影空間にいる利用者がカメラ51に近づきすぎないように規制する役割を有するステップ43が,床に置くような形で設けられているとともに,
写真シール機1の装置全体を制御する制御装置101を有しており,
前記制御装置101は,
撮影コースとしておすすめ撮影コース及びこだわり撮影コースのいずれかを利用者に選択させ,こだわり撮影コースが選択された場合には,カメラ51を上カメラの位置にして6枚分撮影するのか,カメラ51を中カメラの位置にして6枚分撮影するのか,それとも,カメラ51を上カメラの位置にして3枚分撮影し中カメラの位置にして3枚分撮影するのかを利用者に選択させ,
カメラ51を上カメラの位置にして6枚分撮影することが選択された場合には,カメラ周りユニット32を移動させて,前記カメラ51を上カメラの位置に位置させるとともに,クロマキ処理などによって抽出された被写体の領域の背景として重ねて合成する画像である背景画像と,被写体の領域の前景として重ねて合成する画像である前景画像とから,合成に用いる合成用画像を利用者に選択させ,前記カメラ51により取り込まれ画像データとして供給された動画像を構成するそれぞれの静止画像を固定の範囲に従ってトリミングし,選択された前記合成用画像を合成することによって得られた静止画像からなる動画像の信号を前記ライブビューモニタ53に出力し,タッチパネルモニタ40にカウントダウンインジケータを表示させてカウントダウンインジケータにより表される撮影までの残り時間が0秒になったとき,前記上ストロボユニット33を発光させるとともに,前記ストロボユニット52を発光させずに撮影を行い,6回撮影を行ったと判定した場合,または,撮影作業に割り当てられた制限時間が経過したと判定した場合,6枚の撮影画像の中から,編集対象とする撮影画像(キープ画像)を利用者に選択させ,選択された撮影画像を保存し,
その後,利用者に選択された撮影画像に対して編集作業を行わせる処理を行ってから,前記編集作業により得られた編集済みの画像をシール紙141に印刷する処理を行うとともに,印刷が終了するのを待機している利用者に対してミニゲームなどを提供する処理である事後接客処理を行う,
という制御を行うよう構成されており,
利用者が前記ステップ43の側面につま先をあてて直立している場合,上カメラの位置にある前記カメラ51の画角には利用者の頭の少し上から膝の上付近までの範囲が収まり,前記固定の範囲に従ってトリミングされた後の画像には頭の少し上から腰の上付近までの範囲が写り,前記後方ユニット11Bの撮影空間側の面に背中をつけるようにして利用者が直立している場合,上カメラの位置にある前記カメラ51の画角には利用者の頭の少し上から足の先付近までの範囲が画角に収まり,前記固定の範囲に従ってトリミングされた後の画像には頭の少し上から膝の上付近までの範囲が写るように構成されている,
写真シール機1。」(以下,「引用発明」という。)

(3)対比
本件補正発明と引用発明とを対比する。
ア 引用発明の「撮影画像」,「シール紙141」,「写真シール機1」,「カメラ51」及び「前方ユニット11Aの筐体」は,その機能等からみて,本件補正発明の「撮影画像」,「シール紙」,「写真シール作成装置」,「カメラ部」及び「筐体」にそれぞれ対応する。

イ 引用発明の「写真シール機1」(本件補正発明の「写真シール作成装置」に対応する。以下,「(3)対比」欄において,「」で囲まれた引用発明の構成に付した()中の文言は,当該引用発明の構成に対応する本件補正発明の発明特定事項を表す。)は,カメラ51によって撮影空間にいる利用者を撮影し,得られた「撮影画像」(撮影画像)に対して利用者に編集作業を行わせ,編集後の「撮影画像」を「シール紙141」(シール紙)に印刷するものであるから,「利用者を被写体として撮影し,得られた撮影画像に対して利用者に編集入力を行わせ,前記撮影画像を所定のシール紙に印刷する写真シール作成装置であ」るという本件補正発明の発明特定事項に相当する構成を具備している。

ウ 引用発明の「前方ユニット11Aの筐体」(筐体)内部にはカメラ周りユニット32が設けられ,当該カメラ周りユニット32には「カメラ51」(カメラ部)が取り付けられているから,引用発明は,「カメラ部と,前記カメラ部が設けられる筐体と」「を備え」るという本件補正発明の発明特定事項に相当する構成を具備している。

エ 引用発明では,撮影コースとしてこだわり撮影コースが選択され,かつ,カメラ51を上カメラの位置にして6枚分撮影することが選択された場合に,利用者がステップ43の側面につま先をあてて直立して撮影すると,固定の範囲に従ってトリミングされた後の画像には頭の少し上から腰の上付近までの範囲が写り,後方ユニット11Bの撮影空間側の面に背中をつけるようにして利用者が直立して撮影すると,固定の範囲に従ってトリミングされた後の画像には頭の少し上から膝の上付近までの範囲が写るところ,前記「利用者が前記ステップ43の側面につま先をあてて直立して撮影」したときの「トリミング後の画像」は,本件補正発明の「カメラ本体の焦点距離がズームインするように調整された場合」の「トリミング枠でトリミングされた」「撮影画像」と,「利用者の顔および上半身が写るアップ画像」である点で共通し,引用発明の前記「後方ユニット11Bの撮影空間側の面に背中をつけるようにして利用者が直立して撮影」したときの「固定の範囲に従ってトリミングされた後の画像」は,本件補正発明の「カメラ本体の焦点距離がズームアウトするように調整された場合」の「トリミング枠でトリミングされた」「撮影画像」と,「アップ画像よりも広い範囲の利用者の身体が写る画像」(以下,便宜上,当該画像を「広範囲画像」と表現する。)である点で共通する。
また,引用発明の「制御装置101」は,撮影コースとしてこだわり撮影コースが選択され,かつ,カメラ51を上カメラの位置にして6枚分撮影することが選択された場合に,利用者がステップ43の側面につま先をあてて直立して撮影するとき,及び,後方ユニット11Bの撮影空間側の面に背中をつけるようにして利用者が直立して撮影するときのいずれにおいても,カメラ51により取り込まれ画像データとして供給された動画像を構成するそれぞれの静止画像を固定の範囲に従ってトリミングし,選択された合成用画像を合成することによって得られた静止画像のうち,6回の撮影時点のものを「6枚の撮影画像」として取得していることが当業者に自明であるところ,当該「制御装置101」が実現する機能は,本件補正発明の「取得手段」と,「利用者の顔および上半身が写るアップ画像を取得する場合と,アップ画像よりも広い範囲の利用者の身体が写る画像を取得する場合とで,同一の縦横比のトリミング枠でトリミングされた撮影画像を,カメラ部に取り込まれた画像から取得する手段」(以下,便宜上,当該手段を「撮影画像生成手段」と表現する。)である点,及び,「アップ画像を取得する場合には,トリミング枠でトリミングされた撮影画像として,利用者の顔および上半身が写るアップ画像を取得し,広範囲画像を取得する場合には,前記トリミング枠でトリミングされた撮影画像として,前記アップ画像よりも広い範囲の利用者の身体が写る広範囲画像を取得」する点で共通する。

オ 引用発明の「制御装置101」は,撮影コースとしてこだわり撮影コースが選択され,かつ,カメラ51を上カメラの位置にして6枚分撮影することが選択された場合に,カメラ51により取り込まれ画像データとして供給された動画像を構成するそれぞれの静止画像を固定の範囲に従ってトリミングし,選択された前記合成用画像を合成することによって得られた静止画像からなる動画像の信号を「ライブビューモニタ53」に出力するところ,「ライブビューモニタ53」に表示される前記「動画像」が,本件補正発明の「ライブビュー画像」に相当する(「4 独立特許要件について」欄冒頭で述べた「拡大解釈」を採用する。)。
また,引用発明において「動画像」の表示が各撮影のタイミングの前になされていることは当業者に自明であるから,前記「制御装置101」の機能及び「ライブビューモニタ53」は,本件補正発明の「表示手段」と,「撮影タイミングより前に,カメラ部に取り込まれた画像であるライブビュー画像を表示する」点で共通する。

カ 前記アないしオに照らせば,本件補正発明と引用発明とは,
「利用者を被写体として撮影し,得られた撮影画像に対して利用者に編集入力を行わせ,前記撮影画像を所定のシール紙に印刷する写真シール作成装置であって,
カメラ部と,
前記カメラ部が設けられる筐体と,
前記利用者の顔および上半身が写るアップ画像を取得する場合と,前記アップ画像よりも広い範囲の前記利用者の身体が写る広範囲画像を取得する場合とで,同一の縦横比のトリミング枠でトリミングされた前記撮影画像を,前記カメラ部に取り込まれた画像から取得する撮影画像生成手段と,
表示手段と
を備え,
前記撮影画像生成手段は,前記アップ画像を取得する場合には,前記トリミング枠でトリミングされた前記撮影画像として,前記利用者の顔および上半身が写るアップ画像を取得し,前記広範囲画像を取得する場合には,前記トリミング枠でトリミングされた前記撮影画像として,前記アップ画像よりも広い範囲の前記利用者の身体が写る広範囲画像を取得し,
前記表示手段は,撮影タイミングより前に,前記カメラ部に取り込まれた前記画像であるライブビュー画像を表示する
写真シール作成装置。」
である点で一致し,次の点で一応相違する。

相違点1:
本件補正発明では,カメラ部がズームリングを回転させることでカメラ本体の焦点距離を調整する回転部を有しており,取得手段がアップ画像を取得するのは,カメラ本体の焦点距離がズームインするように調整された場合であり,取得手段が広範囲画像(全身画像)を取得するのは,カメラ本体の焦点距離がズームアウトするように調整された場合であるのに対して,
引用発明では,カメラ51がズーム機能を有しておらず,制御装置101がアップ画像を取得するのは,利用者がステップ43の側面につま先をあてて直立した場合であり,制御装置101が広範囲画像を取得する場合のは,利用者が後方ユニット11Bの撮影空間側の面に背中をつけるようにして直立した場合である点。

相違点2:
本件補正発明では,広範囲画像が,利用者の全身が写る全身画像であるのに対して,
引用発明では,広範囲画像が,利用者の頭の少し上から膝の上付近までの範囲が写る画像であって,全身画像とはいえない点。

相違点3:
本件補正発明では,表示手段が,ライブビュー画像とともに,既に取得されたアップ画像および広範囲画像(全身画像)を全て,同一の縦横比,かつ,同一のサイズで,1つの画面に並べて表示するのに対して,
引用発明では,制御装置101及びライブビューモニタ53は,ライブビュー画像(動画像)を表示してはいるものの,当該ライブビュー画像とともに,既に取得されたアップ画像や広範囲画像を表示してはいない点。

(4)相違点1の容易想到性
当審拒絶理由において周知例として例示された特開2004-170829号公報(【0054】等を参照。)や特開2004-7033号公報(【0086】等を参照。)等にみられるように,写真シール作成装置の技術分野において,シール紙に印刷するアップ画像及び全身画像を撮影するために,光学ズーム機能を有するカメラを用いることは,本願優先日より前に周知の技術(以下,「第1周知技術」という。)であったと認められる。
また,カメラにおいて,光学ズーム機能を実現するための機構として,回転することでカメラの焦点距離を調整するズームリングと,当該ズームリングを回転させる回転部とからなる機構を用いることは,常套手段である(例えば,当審拒絶理由において例示された特開平5-100143号公報の【0002】等を参照。)。
しかるに,引用発明では,アップ画像の撮影と広範囲画像の撮影とを切り換えるために,利用者が直立する位置を変更する必要があり,利用者にとって面倒であるが,第1周知技術によれば,直立する位置を変える必要がなく,便利であることは,当業者ならずとも容易に理解できることであるから,引用発明において,アップ画像の撮影と広範囲画像の撮影とを切り換えるために,利用者が直立する位置を変更するという構成に代えて,カメラ51として,ズームリングを回転させることでカメラ本体の焦点距離を調整する回転部を有するカメラを用い,制御装置101が,前記カメラの焦点距離がズームインするように調整された場合にアップ画像を取得し,前記カメラの焦点距離がズームアウトするように調整された場合に広範囲画像を取得するように変更すること,すなわち,引用発明を,相違点1に係る本件補正発明の発明特定事項に相当する構成を具備したものとすることは,第1周知技術に基づいて,当業者が容易になし得たことである。

(5)相違点2の容易想到性
引用発明において,利用者の身体のうちのどのような範囲が写るどのような縦横比の撮影画像としてシール紙に印刷して利用者に提供するのかは,利用者のニーズ等を考慮して,当業者が適宜決定すれば足りる設計上の事項にすぎない。
また,前記(5)でも認定したように,写真シール作成装置の技術分野において,アップ画像及び全身画像をシール紙に印刷して利用者に提供することは,本願優先日前に周知でもあった。
そうすると,引用発明において,シール紙に印刷する撮影画像として,カメラ51の画角における縦横比(すなわち固体撮像素子の縦横比)とは異なる適宜の縦横比(例えば,当審拒絶理由において引用した「月刊アミューズメント・ジャーナル,日本,2011.10.30発行,第11巻,第11号,082?085」の065に記載された「1:1.2」(縦横比にすると1.2:1)等。)及び適宜のサイズを有するアップ画像と,当該アップ画像と同一の縦横比及び同一のサイズを有し,利用者の全身が写る全身画像とを選択すること,すなわち,引用発明を,相違点2に係る本件補正発明の発明特定事項に相当する構成を具備したものとすることは,当業者が適宜なし得たことというほかない。

なお,カメラ51の画角における縦横比とは異なる適宜の縦横比及び適宜のサイズを有するアップ画像及び全身画像を,カメラ51により取り込まれ画像データとして供給された動画像を構成するそれぞれの静止画像から取得するには,当然のことながら,同一の縦横比及びサイズのトリミング枠でトリミングすることとなる。

(6)相違点3の容易想到性
例えば,特開2009-71463号公報(特に,【0059】,図10(B)等を参照。)や,特開2009-83457号公報(特に,【0083】,【0085】,図12(A)等を参照。)等にみられるように,写真シール作成装置の技術分野において,撮影タイミングより前に表示するライブビュー画像とともに,既に取得された撮影画像を全て,同一の縦横比及び同一のサイズで,1つの画面に並べて表示することは,本願優先日より前に周知の技術(以下,「第2周知技術」という。)であったと認められる。
引用発明においては,カメラ51により取り込まれ画像データとして供給された動画像を構成するそれぞれの静止画像を固定の範囲に従ってトリミングし,選択された合成用画像を合成することによって得られた静止画像からなる動画像の信号をライブビューモニタ53に出力しているところ,当該動画像とともに,既に取得された撮影画像(アップ画像及び広範囲画像)が表示されているほうが,撮影タイミング前に既に取得された撮影画像を利用者が確認できて便利であることは,明らかであるから,引用発明において,ライブビューモニタ53に前記動画像とともに,既に取得されたアップ画像及び広範囲画像(前記(6)で述べた構成の変更後の引用発明においては「全身画像」)を全て,同一の縦横比,かつ,同一のサイズで,1つの画面に並べて表示するよう構成すること,すなわち,引用発明を,相違点3に係る本件補正発明の発明特定事項に相当する構成を具備したものとすることは,第2周知技術に基づいて,当業者が容易になし得たことである。

(7)効果について
本件補正発明が有する効果は,引用例1の記載,第1周知技術及び第2周知技術に基づいて,当業者が予測できた程度のものである。

(8)独立特許要件についてのまとめ
以上のとおり,本件補正発明は,引用発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから,特許法29条2項の規定により特許出願の際独立して特許を受けることができないものである。
したがって,本件補正は,特許法17条の2第6項において準用する同法126条7項の規定に違反するものであるから,同法159条1項において読み替えて準用する同法53条1項の規定により却下すべきものである。
よって,上記補正の却下の決定の結論のとおり決定する。


第3 本件発明について
1 本件発明
本件補正は前記のとおり却下されたので,本願の請求項1に係る発明(以下,「本件発明」という。)は,前記第2〔理由〕1(1)アに示したとおりのものと認められる。

2 引用例
当審拒絶理由に引用された引用例1の記載事項及び引用発明については,前記第2〔理由〕4(3)ア及びイのとおりである。

3 対比・判断
本件補正発明は,上記第2〔理由〕2のとおり,本件発明を限定したものである。
そうすると,本件発明の発明特定事項をすべて含み,さらに限定を付加したものに相当する本件補正発明が,上記第2〔理由〕4に記載したとおり,引用発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものである以上,本件発明も同様の理由により,引用発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものである。

4 むすび
以上のとおり,本件発明は,引用発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから,他の請求項に係る発明について検討するまでもなく,本願は,特許法29条2項の規定により,特許を受けることができない。
よって,結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2018-04-27 
結審通知日 2018-05-15 
審決日 2018-05-28 
出願番号 特願2015-133933(P2015-133933)
審決分類 P 1 8・ 121- WZ (G03B)
P 1 8・ 561- WZ (G03B)
P 1 8・ 575- WZ (G03B)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 登丸 久寿  
特許庁審判長 中田 誠
特許庁審判官 清水 康司
河原 正
発明の名称 写真シール作成装置  
代理人 稲本 義雄  
代理人 西川 孝  
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