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審決分類 審判 全部申し立て 特36条4項詳細な説明の記載不備  A61K
審判 全部申し立て 2項進歩性  A61K
審判 全部申し立て 1項3号刊行物記載  A61K
管理番号 1343858
異議申立番号 異議2017-700842  
総通号数 226 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許決定公報 
発行日 2018-10-26 
種別 異議の決定 
異議申立日 2017-09-06 
確定日 2018-07-17 
異議申立件数
訂正明細書 有 
事件の表示 特許第6101310号発明「水中油型乳化組成物」の特許異議申立事件について、次のとおり決定する。 
結論 特許第6101310号の特許請求の範囲を訂正請求書に添付された訂正特許請求の範囲のとおり、訂正後の請求項〔1-6〕について訂正することを認める。 特許第6101310号の請求項1ないし6に係る特許を維持する。 
理由 第1 手続の経緯
特許第6101310号は、平成29年3月3日付けでその特許権の設定登録がされ、同年3月22日にその特許公報が発行され、その後、請求項1-6に係る特許に対して、平成29年9月6日に特許異議申立人 中川勇士から特許異議の申立てがなされたものである。そして、その後の経緯は以下のとおりである。

平成29年11月 8日付け:取消理由の通知
平成30年 1月11日 :訂正の請求及び意見書の提出(特許権者)

第2 訂正の可否
1 訂正の内容
平成30年1月11日付け訂正請求書による訂正(以下、「本件訂正」という。)の内容は次のとおりである。なお、訂正前の請求項1-6は一群の請求項である。
特許請求の範囲の請求項1の
「次の成分(A)?(D)を含有し、」を、
「次の成分(A)?(D)を含有し、成分(A)の含有量が0.01質量%以上3質量%以下であり、」に訂正する。

2 訂正の目的の適否、新規事項の有無、及び特許請求の範囲の拡張・変更の存否
本件訂正は、本件特許の請求項1に係る水中油型乳化組成物において、「(A)水膨潤性粘土鉱物」の含有量を限定するものである。この限定は、本件明細書【0014】の「本発明組成物中における成分(A)の含有量は、低温安定性、使用感(浸透感、保湿感の持続性、べたつきのなさ、きしみ感のなさ)の観点から、好ましくは0.01質量%以上…であり、また、好ましくは…3質量%以下…である。」との記載に基づくものである。
そうすると、本件訂正は、特許請求の範囲の減縮を目的とするものであって、願書に添付した明細書又は特許請求の範囲に記載した事項の範囲内においてしたものといえ、実質上特許請求の範囲を拡張又は変更するものではない。

3 むすび
以上のとおりであるから、本件訂正は特許法第120条の5第2項ただし書第1号に掲げる事項を目的とするものであり、かつ、同条第9項において準用する同法第126条第5項及び第6項の規定に適合するので、本件訂正を認める。

第3 本件訂正後の請求項1-6に係る発明
上記第2で述べたように、本件訂正は認められるので、本件の請求項1-6に係る発明(以下、本件特許の請求項1等に係る発明を「本件発明1」等という。また、これらをまとめて「本件発明」という。)は、平成30年1月11日提出の訂正請求書に添付された訂正特許請求の範囲の請求項1-6に記載された以下の事項によって特定されるとおりのものである。
「【請求項1】
次の成分(A)?(D)を含有し、成分(A)の含有量が0.01質量%以上3質量%以下であり、成分(B)を含む油性成分の総含有量が1質量%以上30質量%以下であり、成分(C)を含む多価アルコールの総含有量が7質量%以上25質量%以下であり、成分(C)の含有量が組成物中に含まれる多価アルコールの総含有量中の10質量%以上30質量%以下である水中油型乳化組成物。
(A) 水膨潤性粘土鉱物
(B) 20℃で液状の極性油
(C) 4価、5価及び6価の多価アルコールから選ばれる少なくとも1種以上
(D) 水溶性高分子
【請求項2】
成分(B)の含有量が、組成物中に含まれる油性成分の総含有量中の10質量%以上である請求項1記載の水中油型乳化組成物。
【請求項3】
成分(C)の含有量が、組成物中に含まれる多価アルコールの総含有量中の15質量%以上25質量%以下である請求項1又は2記載の水中油型乳化組成物。
【請求項4】
成分(B)のSP値が15以上19以下、かつ分子量500以下である請求項1?3のいずれか1項に記載の水中油型乳化組成物。
【請求項5】
成分(B)のSP値が15以上18以下、かつ分子量250以上330以下である請求項1?3のいずれか1項に記載の水中油型乳化組成物。
【請求項6】
成分(B)が、炭素6以上20以下の直鎖又は分岐の脂肪酸と炭素数2以上12以下の分岐アルコールとのエステルを含む請求項1?5のいずれか1項に記載の水中油型乳化組成物。」

第4 異議申立ての理由及び取消理由についての検討
1 異議申立ての理由の概要
申立人の異議申立ての理由は、概要以下のとおりである。
・申立ての理由1
請求項1-3に係る発明は甲第1号証に記載された発明であるから、特許法第29条第1項第3号に該当し、請求項1-3に係る特許は同法第113条第2号の規定により取り消すべきものである。
・申立ての理由2
請求項1-5に係る発明は甲第1号証に記載された発明に基づいて、請求項6に係る発明は甲第1号証及び甲第2号証に記載された発明に基づいて、それぞれ当業者が容易に発明をすることができたものであるから、請求項1-6に係る特許は特許法第113条第2号の規定により取り消すべきものである。
・申立ての理由3
請求項4-6に係る特許は、特許法第36条第4項第1号に規定する要件を満たしていない特許出願に対してされたものであるから、同法第113条第4号の規定により取り消すべきものである。

甲第1号証:特開2001-354510号公報
(以下、「甲1」という。)
甲第2号証:「新化粧品ハンドブック」、平成18年10月30日、
日光ケミカルズ株式会社他、61-79頁
(以下、「甲2」という。)

2 申立ての理由1、2について
(1)甲1に記載された事項
ア「【特許請求の範囲】
【請求項1】 炭素原子数が4?6の糖アルコールと、シリコーン油とを含有する、水中油型の外用組成物。
【請求項2】 糖アルコールが、キシリトールまたはエリスリトールである、請求項1記載の水中油型の外用組成物。」
イ「【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧料等に用いることができる水中油型の外用組成物に関する発明である。」
ウ「【0019】B.本外用組成物の態様
本外用組成物の剤型は、水中油型の乳化組成物である。よって、その他の剤型、例えば、可溶化組成物等は勿論のこと、油中水型の乳化組成物も本外用組成物の剤型からは除外される。
【0020】本外用組成物には、本発明の所期の効果を妨げない限り、外用の水中油型の乳化組成物に含有させ得るあらゆる成分を含有させることができる。具体的には、油脂、ロウ類、炭化水素油、高級アルコール、エステル類等を油相成分(本外用組成物の必須成分である、シリコーン油は、通常、油相成分として扱われる)として挙げることができる。
【0021】また、水、多価アルコール、水溶性高分子等を水相成分(本外用組成物の必須成分である、炭素原子数が4?6の糖アルコールは、通常、水相成分として扱われる)として挙げることができる。
【0022】さらに、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、シクロデキストリン、粘土鉱物、アミノ酸等を乳化剤として用いることができる。」
エ「【0039】以下に、本外用組成物の他の処方例を記載する。これらの外用組成物は、いずれも、上記の各試験の結果、保湿効果に優れる上に、肌なじみに優れ、かつ、べたつきもなく、さらに、肌にうるおいやはりを与える効果が認められた。
【0040】
〔処方例2〕 水中油型のクリーム
含有成分 含有量(質量%)
A相(油相)
セタノール 0.5
ワセリン 2.0
スクワラン 7.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0
自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 2.5
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアリン酸エステル 1.5
パントテニルエチルエーテル 0.5
ホホバ油 5.0
B相(水相)
プロピレングリコール 5.0
グリセリン 5.0
キシリトール 3.0
ビーガム(モンモリロナイト) 5.0
ヒアルロン酸ナトリウム 0.05
水酸化カリウム 0.3
水 残余
<製造方法>A相とB相をそれぞれ70℃に加熱し、完全溶解した。次いで、A相をB相に加えて、乳化機で乳化した。得られた乳化物を熱交換機を用いて冷却して、水中油型のクリームを得た。」

(2)甲1に記載された発明(甲1発明)
上記(1)エの処方例2に関し、「水中油型のクリーム」は、乳化物として得られているので、「水中油型乳化組成物」と認められる。そうすると、上記(1)エの記載から、甲1には以下の甲1発明が記載されているといえる。
「セタノール0.5質量%、ワセリン2.0質量%、スクワラン7.0質量%、デカメチルシクロペンタシロキサン10.0質量%、自己乳化型モノステアリン酸グリセリン2.5質量%、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアリン酸エステル1.5質量%、パントテニルエチルエーテル0.5質量%、ホホバ油5.0質量%、プロピレングリコール5.0質量%、グリセリン5.0質量%、キシリトール3.0質量%、ビーガム(モンモリロナイト)5.0質量%、ヒアルロン酸ナトリウム0.05質量%、水酸化カリウム0.3質量%、残余の水を含有する水中油型乳化組成物。」

(3)対比・判断
ア 甲1発明の各成分において、「ビーガム(モンモリロナイト)」は本件発明1の「(A)水膨潤性粘土鉱物」に、「ホホバ油」は同「(B)20℃で液状の極性油」に、「ホホバ油」と併せ「セタノール」、「ワセリン」、「スクワラン」、「デカメチルシクロペンタシロキサン」及び「パントテニルエチルエーテル」は同「油性成分」に、「キシリトール」は同「(C)4価、5価及び6価の多価アルコールから選ばれる少なくとも1種」に、「ヒアルロン酸ナトリウム」は同「(D)水溶性高分子」に、「キシリトール」と併せ「プロピレングリコール」及び「グリセリン」は同「多価アルコール」に、それぞれ相当する。
本件発明1の「油性成分」に相当する甲1発明「ホホバ油」、「セタノール」、「ワセリン」、「スクワラン」、「デカメチルシクロペンタシロキサン」及び「パントテニルエチルエーテル」の総含有量は、(5.0+0.5+2.0+7.0+10.0+0.5=)25.0質量%となる。
本件発明1の「多価アルコール」に相当する甲1発明「キシリトール」、「プロピレングリコール」及び「グリセリン」の総含有量は、(3.0+5.0+5.0=)13.0質量%となる。
甲1発明「キシリトール」、「プロピレングリコール」及び「グリセリン」の総含有量に対する「キシリトール」の含有量は、(3.0/13.0=)23.1質量%となる。
そうすると、本件発明1と甲1発明とは以下の点で一致する。
「次の成分(A)?(D)を含有し、成分(B)を含む油性成分の総含有量が25.0質量%であり、成分(C)を含む多価アルコールの総含有量が13.0質量%であり、成分(C)の含有量が組成物中に含まれる多価アルコールの総含有量中の23.1質量%である水中油型乳化組成物。
(A) 水膨潤性粘土鉱物
(B) 20℃で液状の極性油
(C) 4価、5価及び6価の多価アルコールから選ばれる少なくとも1種以上
(D) 水溶性高分子」
そして、本件発明1と甲1発明とは、以下の点で相違する。
相違点:本件発明1では「成分(A)の含有量が0.01質量%以上3質量%以下」であるのに対し、甲1発明では本件発明1の成分(A)に相当する成分の含有量が5.0質量%である点。

イ 相違点について検討する。
甲1には、「さらに、…粘土鉱物、…を乳化剤として用いることができる。」(上記(1)ウ)との記載があり、甲1発明の「ビーガム(モンモリロナイト)」はこの記載に基づいて用いられるものと認められる。しかし、甲1には、「ビーガム(モンモリロナイト)」のみならず、「粘土鉱物」につき、その含有量を「水中油型乳化組成物」全体の「0.01質量%以上3質量%以下」とすることの開示はなく、そうすることが自明ともいえない。
そうすると、本件発明1と甲1発明とは、この相違点において異なることは明らかであり、本件発明1は、甲1に記載された発明であるとはいえない。

そして、水膨潤性粘土鉱物である「ビーガム(モンモリロナイト)」の含有量を「水中油型乳化組成物」全体の「0.01質量%以上3質量%以下」とすることが当業者における技術常識であるとはいえず、甲1発明において、水膨潤性粘土鉱物である「ビーガム(モンモリロナイト)」の含有量を「0.01質量%以上3質量%以下」としてみることが、当業者にとって容易に想到し得るともいえない。更に、特許権者が平成30年1月11日提出の意見書の追試結果(3頁15行?4頁末行)が示すような、「浸透感、塗布時の保湿感、保湿感の持続性に優れ、べたつきやきしみ感がなく、保存安定性にも優れ(る)」(本件明細書【0052】)といった本件発明の効果が予測できるとはいえない。
このため、本件発明1は、甲1に記載された発明に基づいて当業者が容易に想到したものとはいえない。

(4)本件発明2-6について
上記のとおり、本件発明1は、甲1に記載された発明とはいえず、また、甲1に記載された発明に基づいて当業者が容易に想到したものとはいえない。
本件発明2-6は、いずれも本件発明1を引用し、更に限定を加えたものであるから、本件発明2-3も、本件発明1と同様、甲1に記載された発明とはいえず、本件発明2-6も、甲1に記載された発明に基づいて当業者が容易に想到したものとはいえない。
また、本件発明6に関する申立ての理由2において、甲2には水膨潤性粘土鉱物に関する記載はないことから、甲2の記載事項は、上記(3)で示した相違点及びその判断を変えるものではない。このため、本件発明6は、甲1及び甲2に記載された発明に基づいて当業者が容易に想到したものとはいえない。

(5)まとめ
以上のことから、申立ての理由1、2には理由がない。

3 申立ての理由3について
申立人は、要するに、本願請求項4、5及び明細書【0020】に記載されているSP値は、温度の規定が無く、SP値が明確に説明されているとはいえず、実際の安定性を評価する環境の温度や肌表面温度は一定でなく、SP値は変動すると考えられ、成分(B)を特定するためのSP値は曖昧なものであるため、当業者が本願発明を実施する際、どのように実施するかを理解することができない旨、主張する。
本願明細書【0020】には、成分(B)の具体例として、「具体的には、イソノナン酸イソノニル(SP値16.2、分子量284.5)、イソノナン酸2-エチルヘキシル(SP値16.5、分子量270.5)、ミリスチン酸イソプロピル(SP値16.8、分子量270.4)、ミリスチン酸ブチル(SP値16.8、分子量284.5)、パルミチン酸イソプロピル(SP値17.1、分子量295.5)、イソステアリン酸エチル(SP値17.3、分子量312.5)、イソステアリン酸イソプロピル(SP値17.2、分子量326.5)、オレイン酸エチル(SP値17.1、分子量310.5)、リノール酸エチル(SP値17.1、分子量308.5)、リノール酸イソプロピル(SP値17.1、分子量322.5)、ジカプリル酸プロピレングリコール(SP値17.5、分子量328.5)、トリ2-エチルへキサン酸グリセリル(SP値17.7、分子量470.7)等が挙げられる。これらは1種又は2種以上用いることができる。」と記載されている。
そうすれば、これらの具体例を参考にして、当業者は「SP値が15以上19以下」(本件発明4)、「SP値が15以上18以下」(本件発明5)である成分(B)を選択して、本件発明を実施できるものといえる。
このため、本件発明は、本件発明の詳細な説明の記載を参照して、当業者がその実施をすることができるものといえる。
したがって、申立ての理由3には理由がない。

4 取消理由について
平成29年11月8日付け取消理由通知書に示した取消理由は、
「A 本件特許の請求項1-3に係る発明は、その出願前に日本国内又は外国において、頒布された下記の刊行物に記載された発明又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった発明であるから、特許法第29条第1項第3号に該当し、特許を受けることができないものであり、その発明に係る特許は取り消すべきものである。
B 本件特許の請求項1-3に係る発明は、その出願前に日本国内又は外国において、頒布された下記の刊行物に記載された発明又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった発明に基いて、その出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に発明をすることができたものであって、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものであり、その発明に係る特許は取り消すべきものである。

刊行物1:特開2001-354510号公報(甲第1号証)
…」というものであり、上記2に示した申立ての理由1及び2に含まれるものである。そして、上記2で検討したことに鑑みると、上記取消理由には理由がない。

第5 むすび
以上のとおりであるから、異議申立ての理由及び当審からの取消理由によっては、本件発明1-6に係る特許を取り消すことはできない。
また、他に本件発明1-6に係る特許を取り消すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり決定する。
 
発明の名称 (57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の成分(A)?(D)を含有し、成分(A)の含有量が0.01質量%以上3質量%以下であり、成分(B)を含む油性成分の総含有量が1質量%以上30質量%以下であり、成分(C)を含む多価アルコールの総含有量が7質量%以上25質量%以下であり、成分(C)の含有量が組成物中に含まれる多価アルコールの総含有量中の10質量%以上30質量%以下である水中油型乳化組成物。
(A) 水膨潤性粘土鉱物
(B) 20℃で液状の極性油
(C) 4価、5価及び6価の多価アルコールから選ばれる少なくとも1種以上
(D) 水溶性高分子
【請求項2】
成分(B)の含有量が、組成物中に含まれる油性成分の総含有量中の10質量%以上である請求項1記載の水中油型乳化組成物。
【請求項3】
成分(C)の含有量が、組成物中に含まれる多価アルコールの総含有量中の15質量%以上25質量%以下である請求項1又は2記載の水中油型乳化組成物。
【請求項4】
成分(B)のSP値が15以上19以下、かつ分子量500以下である請求項1?3のいずれか1項に記載の水中油型乳化組成物。
【請求項5】
成分(B)のSP値が15以上18以下、かつ分子量250以上330以下である請求項1?3のいずれか1項に記載の水中油型乳化組成物。
【請求項6】
成分(B)が、炭素6以上20以下の直鎖又は分岐の脂肪酸と炭素数2以上12以下の分岐アルコールとのエステルを含む請求項1?5のいずれか1項に記載の水中油型乳化組成物。
 
訂正の要旨 審決(決定)の【理由】欄参照。
異議決定日 2018-07-03 
出願番号 特願2015-128051(P2015-128051)
審決分類 P 1 651・ 113- YAA (A61K)
P 1 651・ 121- YAA (A61K)
P 1 651・ 536- YAA (A61K)
最終処分 維持  
前審関与審査官 駒木 亮一  
特許庁審判長 須藤 康洋
特許庁審判官 大熊 幸治
安川 聡
登録日 2017-03-03 
登録番号 特許第6101310号(P6101310)
権利者 花王株式会社
発明の名称 水中油型乳化組成物  
代理人 特許業務法人アルガ特許事務所  
代理人 特許業務法人アルガ特許事務所  

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