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審決分類 |
審判 一部申し立て 2項進歩性 E03C 審判 一部申し立て 1項3号刊行物記載 E03C 審判 一部申し立て 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備 E03C |
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管理番号 | 1343928 |
異議申立番号 | 異議2018-700524 |
総通号数 | 226 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許決定公報 |
発行日 | 2018-10-26 |
種別 | 異議の決定 |
異議申立日 | 2018-06-27 |
確定日 | 2018-09-06 |
異議申立件数 | 1 |
事件の表示 | 特許第6253351号発明「脚部ベンド管およびそれを用いた排水配管構造」の特許異議申立事件について、次のとおり決定する。 |
結論 | 特許第6253351号の請求項1ないし3に係る特許を維持する。 |
理由 |
1 手続の経緯 特許第6253351号の請求項1ないし5に係る特許についての出願は、平成25年10月31日に特許出願され、平成29年12月8日にその特許権の設定登録がされ、その後、その特許の請求項1ないし3に対し、平成30年6月27日に特許異議申立人一條 淳(以下「申立人」という。)により特許異議の申立てがされたものである。 2 本件発明 特許第6253351号の請求項1ないし3の特許に係る発明(以下、それぞれ「本件発明1」などという。)は、それぞれ、その特許請求の範囲の請求項1ないし3に記載された事項により特定される、次のとおりのものである。 「【請求項1】 最下階の床スラブを貫通した排水立て管または最下階用排水管継手と接続される上部管接続部と、横主管と接続される横主管接続部と、前記上部管接続部の管軸方向と前記横主管接続部の管軸方向とが直交するように方向転換して前記上部管接続部および前記横主管接続部を連結するベンド部とを備えた脚部ベンド管であって、 前記ベンド部において、中心軸線が90度未満の円弧形状を形成し、 前記ベンド部と前記横主管接続部との接続部において、前記中心軸線方向と前記横主管接続部の管軸方向とが平行となり、 前記ベンド部と前記上部管接続部との接続部において、前記中心軸線方向と前記上部管接続部の管軸方向とが平行にならないことを特徴とする脚部ベンド管。 【請求項2】 前記中心軸線が形成する円弧形状の中心角が45度以上65度以下の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の脚部ベンド管。 【請求項3】 前記上部管接続部が受口形であって、前記排水立て管と水密に連結されるゴム輪を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の脚部ベンド管。」 3 申立理由の概要 申立人が主張する申立理由の概要は以下のとおりである。 (1)取消理由1(甲第1号証を主引例とした新規性・進歩性欠如) 本件発明1ないし3は、甲第1号証に記載された発明であるか、甲第1号証及び甲第2号証に記載された発明に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものであって、特許法第29条第1項第3号及び第2項の規定により特許を受けることができないから、その発明に係る特許は、同法第113条第2号の規定に該当し、取り消されるべきものである。 (2)取消理由2(甲第3号証を主引例とした新規性・進歩性欠如) 本件発明1ないし3は、甲第3号証に記載された発明であるか、甲第3号証及び甲第2号証に記載の発明に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものであって、特許法第29条第1項第3号及び第2項の規定により特許を受けることができないから、その発明に係る特許は、同法第113条第2号の規定に該当し、取り消されるべきものである。 (3)取消理由3(甲第4号証を主引例とした新規性・進歩性欠如) 本件発明1ないし3は、甲第4号証に記載された発明であるか、甲第4号 証及び甲第1ないし3号証に記載の発明に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものであって、特許法第29条第1項第3号及び第2項の規定により特許を受けることができないから、その発明に係る特許は、同法第113条第2号の規定に該当し、取り消されるべきものである。 (4)取消理由4(明確性要件違反) 本件発明1ないし3に係る特許は、請求項1ないし3に記載されている「中心軸線」という語の意味が明確に確定することができず、不明確であり、特許請求の範囲の記載が不備のため、特許法第36条第6項第2号に規定する要件を満たしていないから、同法第113条第4号の規定に該当し、取り消されるべきものである。 [証拠方法] 甲第1号証:大塚雅之,他2名,“新型特殊継手システムの排水性能に関する実験的研究 -(第2報)-集合住宅用負荷に関する実験結果”,空気調和・衛生工学会学術講演会講演論文集,’91.10.31?11.2(金沢),573?576頁,公益社団法人空気調和・衛生工学会,1991年10月31日発行 甲第2号証:特開昭58-200893号公報 甲第3号証:“単管式排水システム総合カタログ CORE”,18?21頁,株式会社小島製作所,2012年11月発行 甲第4号証:意匠登録第1356653号公報 4 刊行物の記載 (1)甲第1号証 本件特許の出願日前に頒布された甲第1号証には、以下の記載がある(下線は当決定で付した。以下同様。)。 ア 「本報では集合住宅を対象に、主にJIS原案^(2))に基づき多層階から定流量負荷及び器具排水負荷を与えた場合に生ずる管内圧力変動を指標に各種試験システムの排水性能を調べた。」(「1.はじめに」欄) イ 「次に後者試験装置を用いて図2に示すように、2階部分で横主管をオフセットさせた配管システムを組み立て、排水性能試験を行った。 (中略) 図1と試験配管のシステム構成上大きく異なるのは、2階横主管部分にオフセット配管を設けた点、 (中略) 尚、立て管基部には図4に示す専用の脚部継手(仮称HL継手)が設置してある。同脚部継手は曲率半径が従来のJIS規格塩ビ製90°ロングエルボより大きく設計されており、ハイドロ-リックジャンプによる管内閉塞が緩和できるように工夫がされている。」(「2.実験概要」欄)。なお、「仮称HL継手」は「仮称HL脚部継手」の誤記であると認められる。 ウ 図2のシステム系統図から、HL脚部継手が、多層階からなる集合住宅の最下階に設けられている点が、看て取れる。 エ 上記イの記載、及び、図4における「R300」という記載を踏まえると、図4のHL脚部継手外観図から、脚部継手の構成として、立て管と接続される部分と、横主管と接続される部分と、立て管と接続される部分の管軸方向と横主管と接続される部分の管軸方向とが直交するように方向転換して立て管と接続される部分および横主管と接続される部分を連結する連結部分とを備え、当該連結部分は、90度円弧部分、及び、当該90度円弧部分と横主管と接続される部分を繋ぐ配管部分から構成され、連結部分と横主管と接続される部分との接続部において、連結部分の接続部を構成する配管部分の中心軸線と横主管と接続される部分の管軸方向とが平行となり、連結部分と立て管と接続される部分との接続部において、連結部分の接続部を構成する90度円弧部分の中心軸線と立て管と接続される部分の管軸方向が平行になる点が、看て取れる。 オ 上記アないしエからみて、甲第1号証には、次の発明(以下「甲1発明」という。)が記載されているものと認められる。 「多層階からなる集合住宅の最下階部分で立て管と接続される部分と、横主管と接続される部分と、立て管と接続される部分の管軸方向と横主管と接続される部分の管軸方向とが直交するように方向転換して立て管と接続される部分および横主管と接続される部分を連結する連結部分とを備えた脚部継ぎ手であって、 当該連結部分は、90度円弧部分、及び、当該90度円弧部分と横主管と接続される部分を繋ぐ配管部分から構成され、 連結部分と横主管と接続される部分との接続部において、連結部分の接続部を構成する配管部分の中心軸線と横主管と接続される部分の管軸方向とが平行となり、 連結部分と立て管と接続される部分との接続部において、連結部分の接続部を構成する90度円弧部分の中心軸線と立て管と接続される部分の管軸方向が平行になる脚部継ぎ手」 (2)甲第2号証 本件特許の出願日前に頒布された甲第2号証には、以下の記載がある。 ア 「本実施例の流体配管用の屈曲管継手は、排水立て管の基部に使用するいわゆる脚部継手を例示したものである。図中11は、その本体であって、右端部には、その内側に排水横主管(図中2点鎖線で示す。)接続用のめねじTCを螺刻した管接続部12を備え、上端部には、その内側に排水立て管(図中2点鎖線で示す。)がパッキンPを介して内挿されてボルトBを介したフランジFによって密閉接続される管接続部13を備えており、前記横主管用の管接続部12と該立て管用の管接続部13は、屈曲した管路Wの屈曲角度をほぼ90度にして位置している。」(第2頁左下欄第4行目?15行目) (3)甲第3号証 本件特許の出願日前に頒布された甲第3号証には、以下の記載がある。 ア 「最下階合流用脚部継手(LJS-K)と新型LEJによりスラブ下の納まりが向上しました。」(第18頁中央やや下) イ 第19頁中段左図には、LJS-Kの形状及び寸法として、「R166.5」と記載されている。 ウ 上記イを踏まえると、第18頁左下図から、LJS-Kの脚部継手の構成として、スラブを貫通した排水立て管と接続される立て管接続部と、横主管と接続される横主管接続部と、前記立て管接続部の管軸方向と前記横主管接続部の管軸方向とが直交するように方向転換して立て管接続部および横主管接続部を連結する連結部とを備え、当該連結部は、90度円弧部分、及び、当該90度円弧部分と横主管接続部を繋ぐ配管部分から構成され、連結部と横主管接続部との接続部において、連結部の接続部を構成する配管部分の中心軸線と横主管接続部の管軸方向とが平行となり、連結部と立て管接続部との接続部において、連結部の接続部を構成する90度円弧部分の中心軸線と立て管接続部の管軸方向が平行である点が、看て取れる。 エ 上記アないしウからみて、甲第3号証には、次の発明(以下「甲3発明」という。)が記載されているものと認められる。 「最下階の床スラブを貫通した排水立て管と接続される立て管接続部と、横主管と接続される横主管接続部と、立て管接続部の管軸方向と横主管接続部の管軸方向とが直交するように方向転換して立て管と接続される部分および横主管と接続される部分を連結する連結部とを備えた脚部継手であって、 当該連結部は、90度円弧部分、及び、当該90度円弧部分と横主管接続部を繋ぐ配管部分から構成され、 連結部と横主管接続部との接続部において、連結部の接続部を構成する配管部分の中心軸線と横主管接続部の管軸方向とが平行となり、 連結部と立て管接続部との接続部において、連結部の接続部を構成する90度円弧部分の中心軸線と立て管接続部の管軸方向が平行になる脚部継ぎ手」 (4)甲第4号証 本件特許の出願日前に頒布された甲第4号証には、以下の記載がある。 ア 「(54)【意匠に係る物品】掃除口付耐火形脚部継手」 イ 「(55)【意匠に係る物品の説明】この物品は、使用状態の参考図に見られるように、排水縦管の下端部を横主管に接続する箇所に使用される掃除口を備えた継手であり、」 ウ 【使用状態の参考図】からは、掃除口付耐火形脚部継手の構成として、スラブを貫通した排水縦管と接続される縦管接続部と、横主管と接続される横主管接続部と、前記縦管接続部の管軸方向と前記横主管接続部の管軸方向とが直交するように方向転換して縦管接続部および横主管接続部を連結する連結部とを備えた点が、看て取れる。 エ 上記ウを踏まえると、【B-B断面図】からは、掃除口付耐火形脚部継手の構成として、連結部は、90度円弧部分、及び、当該90度円弧部分と横主管接続部を繋ぐ配管部分から構成され、連結部と横主管接続部との接続部において、連結部の接続部を構成する配管部分の中心軸線と横主管接続部の管軸方向とが平行となり、連結部と縦管接続部との接続部において、連結部の接続部を構成する90度円弧部分の中心軸線と縦管接続部の管軸方向が平行である点が、看て取れる。 オ 上記アないしエからみて、甲第4号証には、次の発明(以下「甲4発明」という。)が記載されているものと認められる。 「スラブを貫通した排水縦管と接続される縦管接続部と、横主管と接続される横主管接続部と、前記縦管接続部の管軸方向と前記横主管接続部の管軸方向とが直交するように方向転換して縦管接続部および横主管接続部を連結する連結部とを備えた掃除口付耐火形脚部継手であって、 当該連結部は、90度円弧部分、及び、当該90度円弧部分と横主管接続部を繋ぐ配管部分から構成され、 連結部と横主管接続部との接続部において、連結部の接続部を構成する配管部分の中心軸線と横主管接続部の管軸方向とが平行となり、 連結部と立て管接続部との接続部において、連結部の接続部を構成する90度円弧部分の中心軸線と立て管接続部の管軸方向が平行になる脚部継ぎ手」 5 対比・判断 (1)取消理由1ないし3(新規性・進歩性)について ア 本件発明1について (ア)本件発明1と甲1発明、甲3発明、又は、甲4発明とを対比すると、甲1発明の「連結部分」、甲3発明の「連結部」、甲4発明の「連結部」は、本件発明1の「ベンド部」に相当し、甲1発明の「立て管と接続される部分」、甲3発明の「立て管接続部」、甲4発明の「立て管接続部」は、本件発明1の「上部管接続部」に相当する。 そうすると、甲1発明、甲3発明、又は、甲4発明のいずれにも、本件発明1の発明特定事項である「ベンド部において、中心軸線が90度未満の円弧形状を形成し、ベンド部と上部管接続部との接続部において、中心軸線方向と上部管接続部の管軸方向とが平行にならないこと」が記載されていない。 (イ)甲第2号証には、上記4(2)に摘記したとおり、上端部には、その内側に排水立て管がパッキンを介して内挿されてボルトを介したフランジによって密閉接続される管接続部を備えことが開示されているが、甲第2号証には、ベンド部において、中心軸線が90度未満の円弧形状を形成し、ベンド部と上部管接続部との接続部において、中心軸線方向と上部管接続部の管軸方向とが平行にならないことは開示されていない。すなわち、甲1発明、甲3発明、又は、甲4発明に、甲2号証に記載の発明を適用しても本件発明1とはならない。 (ウ)そして、本件発明1は、「ベンド部において、中心軸線が90度未満の円弧形状を形成し、ベンド部と上部管接続部との接続部において、中心軸線方向と上部管接続部の管軸方向とが平行にならない」(【0019】?【0020】)構成であるから、「高さを抑えながら排水性能を維持する」(段落【0019】)との作用効果を奏するものである。 (エ)申立人は、本件発明1と甲1発明を対比し、甲1発明は「ベンド部において、中心軸線が90度未満の円弧形状を形成している」ものであり、「ベンド部と上部管接続部との接続部において、中心軸線方向と上部管接続部の管軸方向とが平行になっていないものである。」と述べ、両者は実質的な相違点を有しておらず、本件発明1は、甲第1号証に記載された発明であると主張している。また、甲3発明、甲4発明についても、当該構成を有しており、本件発明1は、甲第3号証、又は、甲第4号証に記載された発明であると主張している。 しかしながら、甲1発明は上記4(1)で、甲3発明は上記4(3)で、甲4発明は上記4(4)で認定したとおりの発明であり、上記(ア)で示したとおり、本件発明1の「ベンド部」に相当する、甲1発明の「連結部分」、甲3発明の「連結部」、甲4発明の「連結部」はいずれも、「90度円弧部分」及び「配管部分」からなるものであって、いずれの発明も、「ベンド部において、中心軸線が90度未満の円弧形状を形成し、ベンド部と上部管接続部との接続部において、中心軸線方向と上部管接続部の管軸方向とが平行にならないこと」という構成を有しておらず、本件発明1は、甲第1号証、甲第3号証又は甲第4号証に記載された発明とは相違する。 また、甲2号証に記載の発明も上記(イ)で示したとおり、上記申立人が述べた構成は有していないため、本件発明1は、当業者が甲第1号証ないし甲第4号証に記載の発明に基いて容易に発明をすることができたものではない。 よって、上記申立人の主張は認められない。 (オ)したがって、本件発明1は、甲第1号証、甲第3号証又は甲第4号証に記載された発明ではなく、また、当業者が甲第1号証ないし甲第4号証に記載の発明に基いて容易に発明をすることができたものではない。 イ 本件発明2ないし3について 本件発明2ないし3は、本件発明1の構成を全て含み更に減縮したものであるから、本件発明1についての判断と同様の理由により、甲第1号証、甲第3号証又は甲第4号証に記載された発明ではなく、また、当業者が甲第1号証ないし甲第4号証に記載の発明・技術事項に基いて容易に発明をすることができたものではない。 ウ まとめ 以上のとおり、甲1発明、甲3発明、又は、甲4発明を主引例とした新規性・進歩性に関して、申立人が主張する理由によって、本件発明1ないし3に係る特許を取り消すことはできない。 (2)取消理由4(明確性要件)について ア 本件発明1ないし3の明確性について 本件発明1における「中心軸線」については、請求項1に記載されているとおり、「前記ベンド部において、中心軸線が90度未満の円弧形状を形成し、前記ベンド部と前記横主管接続部との接続部において、前記中心軸線方向と前記横主管接続部の管軸方向とが平行となり、前記ベンド部と前記上部管接続部との接続部において、前記中心軸線方向と前記上部管接続部の管軸方向とが平行にならない」と記載され、中心軸線はベンド部の中心軸線であることは明らかであり、しかもベンド部の中心軸線の形状や角度が明確に示され、接続部の管軸方向との相対関係も明らかにされている。したがって、請求項1の記載から特定される内容は明らかである。請求項1を引用する請求項2、3についても同様である。 よって、特許請求の範囲の請求項1ないし3の記載は、「中心軸線」も含め明確であり、本件発明1ないし3は、明確である。 イ 申立人の主張について 申立人は、請求項1ないし3に記載されている「中心軸線」という意味は明確に確定することができず、不明確であることについて、「R中心」が「中心軸線」や「中心軸線」が形成する円弧形状の角度など本件発明の構成を規定するためには重要な役割を果たすものであるが、本件特許明細書の【0020】に記載される定義を参酌すると、「なお、R中心は、横主管接続部120側または上部管接続部110側へ多少ずれていても構わない。」という不明確な定義によって規定されているため、結果として、本件発明が不明確なものとなっている旨主張する。 しかしながら、請求項1ないし3に記載されている「中心軸線」は、「R中心」によって規定されるものではなく、上記アで示したとおり「R中心」以外の特定事項により特定されており、また、脚部ベント管の中心を通る軸線として明確なものである。 よって、申立人の主張は採用できない。 ウ まとめ 以上のとおり、明確性要件に関して、申立人が主張する理由によって、本件発明1ないし3に係る特許を取り消すことはできない。 6 むすび したがって、特許異議申立ての理由及び証拠によっては、請求項1ないし3に係る特許を取り消すことはできない。 また、他に請求項1ないし3に係る特許を取り消すべき理由を発見しない。 よって、結論のとおり決定する。 |
異議決定日 | 2018-08-24 |
出願番号 | 特願2013-226901(P2013-226901) |
審決分類 |
P
1
652・
121-
Y
(E03C)
P 1 652・ 537- Y (E03C) P 1 652・ 113- Y (E03C) |
最終処分 | 維持 |
前審関与審査官 | 藤脇 昌也 |
特許庁審判長 |
小野 忠悦 |
特許庁審判官 |
大塚 裕一 西田 秀彦 |
登録日 | 2017-12-08 |
登録番号 | 特許第6253351号(P6253351) |
権利者 | 株式会社クボタケミックス |
発明の名称 | 脚部ベンド管およびそれを用いた排水配管構造 |
代理人 | 安田 幹雄 |