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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 H02J
管理番号 1351926
審判番号 不服2017-18167  
総通号数 235 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2019-07-26 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2017-12-07 
確定日 2019-05-24 
事件の表示 特願2016- 11102「無線充電装置をヒューマンマシンインターフェース(HMI)と一体化させる方法」拒絶査定不服審判事件〔平成28年 7月25日出願公開、特開2016-135099〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第1 手続の経緯
本願は、平成28年1月22日(パリ条約による優先権主張外国庁受理 2015年1月22日 米国)の出願であって、平成29年1月26日付けで拒絶理由通知がされ、同年4月14日付けで意見書と手続補正書が提出されたが、同年8月2日付けで拒絶査定がされ、これに対し、同年12月7日に拒絶査定不服審判の請求がされたものである。


第2 本願発明
本願の請求項1ないし15に係る発明は、平成29年4月14日付け手続補正により補正された特許請求の範囲の請求項1ないし15に記載された事項により特定されるものと認められるところ、請求項1に係る発明(以下「本願発明」という。)は次のとおりである。


「【請求項1】
無線充電装置をディスプレイと一体化させるシステムであって、
一体化のためのプログラム命令群を格納するコンピュータ可読媒体を有するデータ記憶装置と、
前記プログラム命令群を実行する処理装置と、
前記無線充電装置から情報を受信する情報受信機と、
前記情報を処理する情報処理装置であって、当該処理済み情報は無線充電装置に関する情報または無線充電装置上の複数の電子機器に関する情報である、という情報処理装置と、
前記処理済み情報を当該システムに接続されるディスプレイに送信する情報通信機器と、
前記ディスプレイに前記複数の電子機器に関する情報が提示されると、当該複数の電子機器のうち、どの機器にも充電させない、幾つかの機器を充電させる、または全ての機器を充電させる、の選択をユーザに行わせるインタフェースと、
を備え、
前記情報処理装置は、前記インタフェースにおいて2以上の機器を充電させることが選択された場合、充電動作の特定の順番を決定して、当該順番に従って当該充電動作を実行するようになっている
ことを特徴とするシステム。」


第3 引用文献
(1)引用文献1・引用発明
本願の優先権主張の日前に日本国内において頒布され、原査定の拒絶の理由に引用された特開2014-135862号公報(以下、「引用文献1」という。)には、次の技術事項が記載されている。(下線部は、当審により付加した。)

ア.「【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のワイヤレス給電の技術においては、給電装置は、給電ゾーンにある受電装置の識別番号や、給電プロトコルを自動で取得し、給電リンクが確立した場合に、自動的にワイヤレス給電を行う。
しかしながら、MFPを給電ポイントとした場合は、MFPと連携目的で近づいた携帯端末のユーザは、必ずしも給電を希望しているとは限らない。すなわち、従来のワイヤレス給電の技術においては、給電ポイントにおいて、ユーザが希望しないワイヤレス給電が行われてしまうという問題があった。
【0006】
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、ユーザの希望に沿った給電を行う仕組みを提供することを目的とする。」

イ.「【0010】
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は、給電装置を備える画像形成装置としてのデジタル複写機複合機(MFP:Multi Function Peripheral/Multi Function Printer)101による給電の様子を示す図である。
MFP101は、外部デバイス102,103,104に対しワイヤレス給電を行う。本実施形態にかかるMFP101は、ユーザによるワイヤレス給電のモニタ及び制御のための操作手段を備えたシステムである。
図1に示す外部デバイス102は、デジタルカメラである。また、外部デバイス103,104は、スマートフォンである。なお、MFP101が給電可能な外部デバイスの数及び種類は実施形態に限定されるものではない。」

ウ.「【0013】
図2は、MFP101の構成を示す図である。MFP101は、コントローラユニット203と、スキャナ201と、プリンタ202と、操作部211とを有している。スキャナ201は、原稿台に載置された原稿の情報を読み取る手段を有している。また、図示はしないが、MFP101は、スキャナ201上にドキュメントフィーダーを載置できる。これにより、MFP101は、複数のドキュメントを読み取る際、効率よく読み込むことができる。
プリンタ202は、印刷機能を有している。プリンタ202は、スキャナ201により読み込まれた画像、IPネットワーク網213より転送される画像、及びHDD217に格納されている画像を印刷出力する手段を有している。
【0014】
操作部211は、ユーザインタフェースとして機能する。操作部211は、ユーザによる入力手段と、情報を表示するための表示手段とを有している。入力手段は、例えばユーザが指示データ等を入力するためのキーボードなどの手段や、ポインティングデバイス等の領域を指定する手段である。また、表示手段は、文書情報等を表示する表示画面等である。
コントローラユニット203は、スキャナインターフェース(I/F)204と、プリンタインターフェース(I/F)205と、画像処理部206と、制御部207と、操作制御部209とを有している。コントローラユニット203はまた、ストレージ手段として、MFP101内部に設置されるHDD217とハードディスクコントローラ216とを有している。コントローラユニット203はまた、ネットワークインターフェース(I/F)210と、バス212とを有している。ネットワークI/F210は、外部とのインターフェース部である。バス212は、コントローラユニット203の各部を制御し、接続する。HDD217は、スキャン画像やプリント画像等、各種データの一時保管に用いるストレージである。

・・・・ (中略)・・・・

【0017】
給電通信部222は、MFP101が電力を供給する外部デバイス(受電デバイス)へワイヤレス給電を行う際の、通信によるデバイスの識別や認証を行うための通信部である。給電通信部222には、通信部アンテナ223が接続されている。給電通信部222は、近傍無線通信等の無線通信方式よって外部デバイスとの無線通信を行う。
ワイヤレス給電部224は、外部デバイスに対して非接触による給電を行う電源供給部である。ワイヤレス給電部224には、給電部アンテナ225が接続されている。ワイヤレス給電部224は、給電部アンテナ225を介し、電気エネルギーを供給する。非接触給電の方法としては、電磁誘導方式、電界/磁界共鳴方式、電波受信方式などの方法が挙げられる。なお、ユーザは、操作部211の操作により、ワイヤレス給電部224が外部デバイスに給電する電力量、すなわち給電能力を、指定又は変更することができる。
【0018】
制御部207は、コントローラユニット203の全体制御を司る。制御部207は、内部にコントロールの中核となるCPU214を実装している。制御部207はまた、CPU214が実施する制御プログラムROMや一時利用メモリとするワークRAM等のメモリ208を実行している。
なお、以下に示す処理は、CPU214がメモリ208に格納されているプログラムを読み出し、これを実行することにより、一時利用メモリとして使用されるワークRAM等のメモリ208との協働により実現されるものである。
また、以下に示す処理における、外部デバイスの処理は、MFP101と同様に、外部デバイスが備えるCPUがメモリに格納されているプログラムを読み出し、これを実行することにより、実現されるものである。
【0019】
図3は、メモリ208に記憶されるデータテーブルを模式的に示す図である。データテーブルは、後述する処理によりCPU214により参照され、また更新される。データテーブルのデバイスIDは、MFP101が給電可能な外部デバイス、すなわち給電可能デバイスの固有のIDである。
後述する給電処理の他、IPネットワーク網213を介し、プリントやスキャンなどにおいて、MFP101が外部デバイスと連携する場合に、MFP101は、外部デバイスからデバイスIDを受信する。これにより、MFP101は、いずれの外部デバイスと連携を行っているかを特定することができる。」

エ.【0026】
<電力転送期間>
S306のTransferring Power処理において、CPU214は、バス212を介し、ワイヤレス給電部224に対し、コマンドを発行し給電を開始する。セットするコマンドは、給電時間及び給電開始のコマンドである。S307のTermination of Power transferにおいて、給電時間が終了すると、ワイヤレス給電部224は給電を終了する。さらに、CPU214は、バス212を介し、給電終了通知をワイヤレス給電部224から受ける。CPU214はまた、給電通信部222より、外部デバイスに給電終了を通知する。
S308のDATAにおいて、CPU214は、バス212を介し、給電通信部222より外部デバイスから、通電終了通知を受けた旨を受ける。またS308では、CPU214は、例えば受信電力量、バッテリ充電量などのデータも受信し、これらを給電データとして、メモリ208に格納する。S309のDA(Data Ack)において、CPU214は、バス212を介し、給電通信部222から外部デバイスへ、給電データを受けた旨を通知し、フレームを終了する。
CPU214は、バス212を介し、給電通信部222からの通信により、電力転送期間の間、外部デバイスから各種情報を得ることができる。すなわち、CPU214は、S306のTransferring Power処理の実行後は、外部デバイスから給電データを受信するステップS308,S309の処理を適宜実行することができる。これにより、例えば、外部デバイスにおいて不測の事態などが起きた場合には、CPU214は、外部デバイスからの給電停止等の要求を迅速に受信することができる。すなわち、CPU214は、外部デバイスへの給電を迅速にストップすることができる。
【0027】
図5は、関連付け期間(S301、S302、S303)、転送準備期間(S304、S305)及び電力転送期間(S306、S307、S308、S309)を1フレームした、フレームが連続する様子を示す図である。
MFP101は、それぞれのフレームにおいて、関連付け期間(S301、S302、S303)に認証した異なる外部デバイスに対する給電を行う。MFP101は、連続したフレームにおいて、それぞれ異なる外部デバイスに給電を行うことで、複数の外部デバイスへの給電を実現する。」

オ.「【0040】
S706において、MFP101のCPU214は、給電通信部222を介し、外部デバイスAのデバイス情報を受信する。S707において、CPU214は、受信したデバイス情報に基づいて、データテーブルを更新する。すなわち、CPU214は、外部デバイスAのデバイスIDに対応するエリアやバッテリ充電状況をデータテーブルに書き込む。
なお、データテーブルのエリアに対応するステータスは、外部デバイスAにおいて決定される。例えば、外部デバイスが、MFP101から離れた位置に存在する場合には、ワイヤレス給電の効率が悪く、MFP101から外部デバイスへの給電能力が要求電力よりも小さくなる場合がある。この場合には、外部デバイスAは、S706において、ステータス「OUT」を返す。一方、MFP101により外部デバイスの要求電力に応じた給電が障害なく実行された場合には、外部デバイスAは、ステータス「IN」を返す。
S708において、CPU214は、デバイス情報を受信した旨を外部デバイスAに通知する。以上により、電力転送期間におけるMFP101の処理が完了する。また、S717において、外部デバイスAは、MFP101からデバイス情報の受信通知を受け、転送準備期間の処理を完了する。」

カ.「【0049】
以下に、各外部デバイスへの給電情報を操作部211へ表示する給電情報表示処理について説明する。ユーザにより、操作部211から、給電情報表示ボタンが選択されると、操作制御部209よりCPU214に対して、給電情報表示要求がバス212を介して伝達される。
CPU214は、データテーブルより情報表示に必要な情報を読み取り、図11に示すような表示データを作成する。表示データには、データテーブルに登録されているデバイスIDが含まれている。表示データには、さらにデバイスIDに対応するバッテリ充電状況と、給電状況と、給電エリアと、優先フラグと、連携フラグとが含まれている。
【0050】
前述したように、バッテリ充電状況は%単位で表示される。給電状況は、データテーブルの給電フラグに対応する。給電中はSupply、給電ストップ中はStopが、給電情報として表示される。
給電エリアは、データテーブルのエリアに対応する。給電可能領域106内に位置する外部デバイスに対応する給電エリアには、INが表示される。給電可能領域106の範囲外に位置する外部デバイスに対応する給電エリアには、OUTが表示される。
【0051】
優先フラグは、データテーブルの優先フラグに対応する。ユーザにより優先的に給電したい外部デバイスとして設定された外部デバイスの優先フラグには、Priorityが表示される。
連携フラグは、データテーブルの連携フラグに対応する。連携フラグは、外部デバイスがMFP101と連携している状態を表示する。例えば、外部デバイスがプリントジョブ中の場合はPrint、スキャンジョブの場合はScan等が表示される。
CPU214は、作成した表示データを、バス212を介して操作制御部209に転送し、表示コマンドを発行する。操作制御部209は、表示コマンドに基づいて、表示データを操作部211の操作画面1001に表示する。」

キ.「【0052】
図12は、操作画面1001に表示された表示データ画面の一例を示す図である。図12に示す表示データ画面1202は、図11に示す表示データに対応している。図11に示す表示データは、図12に示すように操作部211に表示される。
表示データ画面1202は、デバイスID01の外部デバイスの状態として、バッテリ受電状況50%、給電はStop状態、給電可能領域106外に位置し、優先フラグ、連携フラグはないという状態を表示している。
【0053】
表示データ画面1202また、デバイスID02の外部デバイスの状態として、バッテリ受電状況40%、給電可能領域106内に位置し、給電はSupply状態、優先フラグPriortyが設定され、連携フラグはないという状態を表示している。
表示データ画面1202はまた、デバイスID04の外部デバイスの状態として、バッテリ受電状況80%、給電可能領域106内に位置し、給電はSupply状態、優先フラグはないという状態を表示している。さらに、表示データ画面1202は、デバイスID04の外部デバイスの状態として、連携フラグPrintと表示し、この外部デバイスがMFP101と連携状態にあることを表示している。
【0054】
ユーザは、タッチパネル形式の操作画面1001を操作することにより、希望のデバイスIDを選択し、優先フラグの設定など、各種設定を行うことができる。また、ユーザは、操作画面1001を操作することにより、給電可能領域106内の外部デバイスに対して、給電開始や給電停止等の設定を行うことができる。操作画面1001において設定が変更されると、変更指示が操作制御部209、バス212を介して、CPU214に伝えられ、制御される。
さらに、CPU214は、給電能力変更条件に合致する場合には、操作画面1001に表示データ画面1202とともに給電能力変更キー1201を表示する。ここで、給電能力変更キー1201は、給電可能領域106の範囲、すなわちワイヤレス給電部224の給電能力の変更指示を受け付けるためのユーザインタフェースである。なお、給電能力変更条件については後述する。」

ク.「【0058】
図17は、表示データ画面を表示する表示処理のフローチャートを示す図である。S1701において、CPU214は、操作部211からユーザにより給電情報表示ボタンが選択されたか否かを判断する。給電情報表示ボタンが選択された場合には、CPU214は、表示データ画面の生成のための処理を開始し、S1702の処理に進む。
S1702において、CPU214は、データテーブルに基づいて、表示データを作成する。次に、S1703において、CPU214は、外部デバイスの状態が、給電能力変更条件に合致するか否かを判定する。給電能力変更条件に合致する場合には、CPU214は、S1704へ処理を進める。給電能力変更条件に合致しない場合は、CPU214は、S1705へ処理を進める。
【0059】
S1704において、CPU214は、給電能力変更ボタンを操作画面1001に表示する。次に、S1705において、CPU214は、S1702において作成した表示データに基づき、表示データ画面を操作画面1001に表示する。ここで、表示データ画面は、給電可能な外部デバイスを示している。
すなわち、S1705は、表示制御処理の一例である。また、S1704において給電能力変更ボタンが表示され、S1705において表示データ画面が表示された表示画面は、変更画面の一例である。
【0060】
S1706において、CPU214は操作部211において、ユーザが新たな操作ボタンを操作したか否かを判定する。操作ボタンの操作があったと判定した場合には、CPU214は、S1707へ処理を進める。S1707において、CPU214は、所定の操作以外の操作である他の操作がなされたと判定した場合には、表示処理を完了する。
S1707において、CPU214は、所定の操作がなされたと判定した場合には、S1708へ処理を進める。S1708において、CPU214は、選択された操作ボタンに対応する処理を実行する。操作ボタンに対応する処理としては、所望の外部デバイスに対する、優先フラグ設定又は解除、所望の外部デバイスに対する給電の開始及び停止などがある。また、操作画面1001において、給電能力変更ボタンが表示されている場合には、給電能力の変更の処理も操作ボタンに対応する処理に含まれる。
【0061】
例えば、ユーザから、所望の外部デバイスの選択入力がなされ、選択された外部デバイスに対する給電の開始指示が入力されたとする。この場合には、S1708において、CPU214は、給電対象の外部デバイスの選択入力を受け付ける(入力受付処理)。そして、CPU214は、ユーザにより選択入力された外部デバイスを給電対象の外部デバイス(給電対象デバイス)として特定する(給電対象デバイス特定処理)。
また例えば、ユーザから所望の外部デバイスの選択入力がなされ、選択された外部デバイスに対する給電の終了指示が入力されたとする。この場合には、S1708において、CPU214は、給電対象の外部デバイスの選択入力を受け付ける。そして、CPU214は、選択入力された外部デバイスを給電対象の外部デバイス(給電対象デバイス)から削除する(給電対象デバイス特定処理)。

・・・・ (中略) ・・・・

【0063】
以上のように、本実施形態にかかるMFP101は、表示データ画面を表示することにより、ユーザから給電を希望する外部デバイスの選択を受け付け、ユーザによる選択に基づいて、給電対象の外部デバイスを特定することができる。さらに、MFP101は、ユーザから給電能力の変更指示を受け付け、変更指示に基づいて、給電能力を変更することができる。したがって、MFP101は、ユーザの希望に沿った給電を行うことができる。さらに、MFP101は、ユーザが希望しない給電や、不効率な給電により不要な電力が消費されるのを防ぐことができる。」

上記アないしクの記載から、引用文献1には次の事項が記載されている。

・上記イ、上記ウの段落【0013】、及び上記エの段落【0027】によれば、コントローラユニット203と、スキャナ201と、プリンタ202と、操作部211とを有する、複数の外部デバイスに対してワイヤレス給電を行うデジタル複写機複合機(MFP:Multi Function Peripheral/Multi Function Printer)101、が記載されている。
・上記ウの段落【0014】には、前記操作部211は、ユーザインタフェースとして機能し、ユーザによる入力手段と、情報を表示するための表示手段とを有すること、また、段落【0051】、【0054】には、操作部211がタッチパネル形式の操作画面1001を有することが記載されている。
・上記ウの段落【0014】、図2によれば、前記コントローラユニット203は、スキャナインターフェース(I/F)204と、プリンタインターフェース(I/F)205と、画像処理部206と、制御部207と、操作制御部209と、給電通信部222と、ワイヤレス給電部224を有することが記載されている。
・上記ウの段落【0018】には、前記制御部207は、コントローラユニット203の全体制御を司り、内部にコントロールの中核となるCPU214を実装し、また、CPU214が実施するプログラムを格納するメモリ208を有すること、また、段落【0019】には、CPU214により更新されるデータテーブルがメモリ208に記憶されることが記載されている。
してみると、引用文献1には、前記制御部207は、コントローラユニット203の全体制御を司り、内部にコントロールの中核となるCPU214を実装し、また、CPU214が実施するプログラムと、CPU214により更新されるデータテーブルを格納するメモリ208を有することが記載されている。
・上記ウの段落【0017】には、前記給電通信部222は、MFP101が電力を供給する外部デバイスへワイヤレス給電を行う際の、通信によるデバイスの識別や認証を行うための通信部であること、また、上記オには、前記CPU214は、該給電通信部222を介し、外部デバイスのデバイス情報を受信し、受信したデバイス情報に基づいて、データテーブルを更新することが記載されている。
してみると、引用文献1には、 前記給電通信部222は、MFP101が電力を供給する外部デバイスへワイヤレス給電を行う際の、通信によるデバイスの識別や認証を行うための通信部であって、また、前記CPU214は、該給電通信部222を介し、外部デバイスのデバイス情報を受信し、受信したデバイス情報に基づいて、データテーブルを更新するものであることが記載されている。
・上記ウの段落【0017】には、前記ワイヤレス給電部224は、外部デバイスに対して非接触による給電を行う電源供給部であること、また、上記エの段落【0026】には、前記CPU214は、バス212を介し、ワイヤレス給電部224に対し、コマンドを発行し給電を開始すること、および、前記CPU214は、バス212を介し、給電終了通知をワイヤレス給電部224から受ける、ことが記載されている。
してみると、引用文献1には、前記ワイヤレス給電部224は、外部デバイスに対して非接触による給電を行う電源供給部であって、また、前記CPU214は、該ワイヤレス給電部224に対し、コマンドを発行し給電を開始し、さらに、給電終了通知をワイヤレス給電部224から受けることが記載されている。
・上記カの段落【0049】、及び上記クの段落【0058】には、操作部211から、給電情報表示ボタンが選択されると、操作制御部209よりCPU214に対して、給電情報表示要求がバス212を介して伝達し、CPU214は、データテーブルより情報表示に必要な情報を読み取り、表示データを作成することが、また、上記カの段落【0051】及び上記クの段落【0059】には、作成した表示データを操作制御部209に転送し、操作制御部209が、表示データを操作部211の操作画面1001に表示することが記載されている。
してみると、引用文献1には、操作部211から、給電情報表示ボタンが選択されると、操作制御部209よりCPU214に対して、給電情報表示要求がバス212を介して伝達し、CPU214は、データテーブルより情報表示に必要な情報を読み取り、表示データを作成し、作成した表示データを操作制御部209に転送し、操作制御部209が、表示データを操作部211の操作画面1001に表示することが記載されている。
・上記ウの段落【0019】、及び上記カの段落【0049】には、前記表示データには、データテーブルに登録されている給電可能な外部デバイスの固有のIDであるデバイスIDと、該デバイスIDに対応するバッテリ充電状況と、給電状況と、給電エリアと、優先フラグと、連携フラグとが含まれることが記載されている。
・上記カの段落【0051】には、前記優先フラグは、ユーザにより優先的に給電したい外部デバイスとして設定されるものであって、該外部デバイスに対して、Priorityが表示されることが記載されている。
・上記ア、上記キの段落【0054】、及び上記クの段落【0059】-【0061】、【0063】には、ユーザは、表示データが表示されたタッチパネル形式の操作画面1001を操作することにより、希望のデバイスIDを選択し、優先フラグの設定など、各種設定を行い、給電可能領域106内の外部デバイスに対して、給電開始や給電停止等の設定を行うことができることが記載されている。

したがって、上記引用文献1には次の発明(以下、「引用発明」という。)が記載されている。

「コントローラユニット203と、操作部211とを有する、複数の外部デバイスに対してワイヤレス給電を行うデジタル複写機複合機(MFP:Multi Function Peripheral/Multi Function Printer)101において、
前記操作部211は、ユーザインタフェースとして機能し、タッチパネル形式の操作画面1001を有しており、
前記コントローラユニット203は、スキャナインターフェース(I/F)204と、プリンタインターフェース(I/F)205と、画像処理部206と、制御部207と、操作制御部209と、給電通信部222と、ワイヤレス給電部224を有しており、
前記制御部207は、コントローラユニット203の全体制御を司り、内部にコントロールの中核となるCPU214を実装し、また、CPU214が実施するプログラムとCPU214により更新されるデータテーブルを格納するメモリ208を有し、
前記給電通信部222は、MFP101が電力を供給する外部デバイスへワイヤレス給電を行う際の、通信によるデバイスの識別や認証を行うための通信部であって、また、前記CPU214は、該給電通信部222を介し、外部デバイスのデバイス情報を受信し、受信したデバイス情報に基づいて、データテーブルを更新するものであって、
前記ワイヤレス給電部224は、外部デバイスに対して非接触による給電を行う電源供給部であって、また、前記CPU214は、該ワイヤレス給電部224に対し、コマンドを発行し給電を開始し、さらに、給電終了通知を該ワイヤレス給電部224から受けるものであって、
前記操作部211から、給電情報表示ボタンが選択されると、操作制御部209よりCPU214に対して、給電情報表示要求がバス212を介して伝達し、CPU214は、データテーブルより情報表示に必要な情報を読み取り、表示データを作成し、作成した表示データを操作制御部209に転送し、操作制御部209が、表示データを操作部211の操作画面1001に表示するものであって、
前記表示データには、データテーブルに登録されている給電可能な外部デバイスの固有のIDであるデバイスIDと、該デバイスIDに対応するバッテリ充電状況と、給電状況と、給電エリアと、優先フラグと、連携フラグとが含まれており、
前記優先フラグは、ユーザにより優先的に給電したい外部デバイスとして設定されるものであって、該外部デバイスに対して、Priorityが表示されるものであり、
ユーザは、表示データが表示されたタッチパネル形式の操作画面1001を操作することにより、希望のデバイスIDを選択し、優先フラグの設定など、各種設定を行い、給電可能領域106内の外部デバイスに対して、給電開始や給電停止等の設定を行うことができるデジタル複写機複合機101。」


(2)引用文献2
本願の優先権主張の日前に日本国内において頒布され、拒絶査定に引用された特開2013-81363号公報(以下、「引用文献2」という。)には、次の技術事項が記載されている。

ア.「【0020】
本発明による無線電力送信装置及び方法においては、電力を充電させるべき受電装置が複数の場合、複数の受電装置の優先順位を判断する。
【0021】
前記優先順位は、携帯端末機に取り付けられた受電装置を第1順位とし、携帯端末機に取り付けられていない受電装置を第2順位とする。
【0022】
そして、前記携帯端末機に取り付けられているか否かによる優先順位が同一の場合、前記受電装置の電力充電状態に応じて優先順位を決定する。
【0023】
優先順位が決定されると、優先順位の高い受電装置に電力を送信して充電させ、電力の充電が完了すると、次の優先順位の受電装置に電力を送信して充電させる。
【0024】
そこで、本発明による無線電力送信装置は、複数の電力送信コイルから無線で電力を送信する電力送信部と、前記電力送信部が送信する電力を充電する受電装置が複数の場合、前記複数の受電装置の優先順位を判断し、判断した優先順位に従って前記複数の受電装置を1つずつ選択して順次電力を送信するように制御する電力送信制御部とを含む。」

イ.「【発明の効果】
【0034】
本発明による無線電力送信装置及び方法によれば、充電台に複数の受電装置が載置された場合、複数の受電装置の優先順位を判断し、判断した優先順位に従って複数の受電装置に順次電力を供給して充電させる。
【0035】
つまり、迅速な充電を必要とする受電装置の充電を先に完了し、迅速に充電させなくてもよい受電装置には後で電力を充電させることにより、非常に効率的に複数の受電装置に電力を充電させることができ、また、非常に速い速度で複数の受電装置を満充電させることができる。
【0036】
さらに、電力送信コイルの移動や使用者による追加操作を行うことなく、1つの無線電力送信装置で複数の受電装置に自動で順次電力を充電させることができる。」

上記引用文献2には次の技術事項(以下、「引用文献2記載の技術事項」という。)が記載されていると認められる。

「複数の受電装置に充電を行う際に、効率的に充電を行うために、迅速な充電を必要とする受電装置を考慮して決定される優先順位に従って1つずつ順次電力を送信すること。」


第4 対比
本願発明と引用発明とを対比する。

ア.引用発明の「給電通信部222」は、電力を供給する外部デバイスへワイヤレス給電を行う際の、通信によるデバイスの識別や認証を行うための通信部であり、また、「ワイヤレス給電部224」は、外部デバイスに対して非接触による給電を行う電源供給部である。
してみると、引用発明においては「給電通信部222」及び「ワイヤレス給電部224」によって、外部デバイスに対して非接触による給電(充電)を行っているものと認められる。
したがって、引用発明の「給電通信部222」及び「ワイヤレス給電部224」は、本願発明の「無線充電装置」に相当する。
また、引用発明の「操作画面1001」は、本願発明の「ディスプレイ」に相当する。
そして、引用発明は、操作画面1001に「給電通信部222」が受信した外部デバイスの情報を表示させたり、操作画面1001の操作で「ワイヤレス給電部224」に給電開始や給電停止を行わせることができるものであり、「操作画面1001」と「給電通信部222」及び「ワイヤレス給電部224」を一体化させているものと認められる。
したがって、本願発明と引用発明とは、「無線充電装置をディスプレイと一体化させるシステム」である点で一致する。

イ.引用発明の「CPU214」は、「メモリ208」に格納されたプログラムを実施することで全体制御を司るものである。そして、該全体制御には、上記アに記載した外部デバイスの情報を表示させることや、給電開始や給電停止の制御も含まれるものと認められる。
してみると、引用発明の全体制御のための「プログラム」は、本願発明の「一体化のためのプログラム命令群」を含むものである。
そして、引用発明の「CPU214が実施するプログラム」を有する「メモリ208」は、本願発明の「一体化のためのプログラム命令群を格納するコンピュータ可読媒体を有するデータ記憶装置」に相当する。
さらに、引用発明の「コントロールの中核となるCPU214」は、本願発明の「前記プログラム命令群を実行する処理装置」に相当する。

ウ.引用発明の「外部デバイスのデバイス情報」、及び「給電終了通知」は、本願発明の「情報」に相当する。
そして、引用発明の「CPU214」は、給電通信部222から「外部デバイスのデバイス情報」を、また、ワイヤレス給電部224から「給電終了通知」を受信するものである。
したがって、引用発明において「給電通信部222」及び「ワイヤレス給電部224」の各々から、「外部デバイスのデバイス情報」及び「給電終了通知」を受信することは、本願発明の「前記無線充電装置から情報を受信する」ことに相当する。
但し、上記「情報を受信する」のが、本願発明では「情報受信機」であるのに対して、引用発明ではその旨の特定がされていない点で相違する。

エ.引用発明の「外部デバイス」は、本願発明の「電子機器」に相当する。
そして、引用発明の「表示データ」は、「CPU214」がデータテーブルの「外部デバイスのデバイス情報」を処理して作成されるものである。
また、引用発明の「MFP101」は、複数の外部デバイスにワイヤレス給電を行うものであるから、「表示データ」には複数の外部デバイスに関する情報が含まれているものである。
してみると、引用発明の複数の外部デバイスに関する情報が含まれている「表示データ」は、本願発明の「当該処理済み情報は無線充電装置に関する情報または複数の電子機器に関する情報」に相当する。
そして、引用発明のデータテーブルの「外部デバイスのデバイス情報」を処理して「表示データ」を作成する「CPU214」は、本願発明の「前記情報を処理する情報処理装置であって、当該処理済み情報は無線充電装置に関する情報または複数の電子機器に関する情報である、という情報処理装置」に相当する。

但し、上記「複数の電子機器」が、本願発明では「無線充電装置上」にあるのに対して、引用発明では、その旨の特定がされていない点で相違する。
また、本願発明では、「前記情報処理装置は、前記インタフェースにおいて2以上の機器を充電させることが選択された場合、充電動作の特定の順番を決定して、当該順番に従って当該充電動作を実行するようになっている」のに対して、引用発明では、その旨の特定がされていない点で相違する。

オ.引用発明の「操作制御部209」は、表示データを操作部211の操作画面1001に表示するものであるから、本願発明の「前記処理済み情報を当該システムに接続されるディスプレイに送信する情報通信機器」に相当する。

カ.引用発明は、操作画面1001に表示データが表示されると、ユーザは、「タッチパネル形式の操作画面1001」を操作することにより、希望のデバイスIDを選択し「給電開始や給電停止等の設定を行うことができる」ものである。
したがって、引用発明の「希望のデバイスIDを選択し、優先フラグの設定など、各種設定を行い、給電可能領域106内の外部デバイスに対して、給電開始や給電停止等の設定を行うことができる」「表示データが表示されたタッチパネル形式の操作画面1001」は、本願発明の「前記ディスプレイに前記複数の電子機器に関する情報が提示されると、当該複数の電子機器のうち、どの機器にも充電させない、幾つかの機器を充電させる、または全ての機器を充電させる、の選択をユーザに行わせるインタフェース」に相当する。

なお、審判請求人は審判請求書において、引用文献1には本願発明の「前記ディスプレイに前記複数の電子機器に関する情報が提示されると、当該複数の電子機器のうち、どの機器にも充電させない、幾つかの機器を充電させる、または全ての機器を充電させる、の選択をユーザに行わせるインタフェース」が記載されていない旨を主張している。
しかしながら、引用発明の「ユーザは、表示データが表示されたタッチパネル形式の操作画面1001を操作することにより、希望のデバイスIDを選択し、優先フラグの設定など、各種設定を行い、給電可能領域106内の外部デバイスに対して、給電開始や給電停止等の設定を行うことができること」とは、引用文献1の段落【0059】-【0061】を参照すると、給電可能が外部デバイスが表示されている操作画面から、ユーザが所望の外部デバイスを選択入力し、選択された外部デバイスに対する給電の開始指示または終了指示を入力すると、CPU214が、ユーザにより選択入力された外部デバイスを給電対象の外部デバイス(給電対象デバイス)として特定する、または、選択入力された外部デバイスを給電対象の外部デバイス(給電対象デバイス)から削除することである。
してみると、引用発明において、ユーザが「タッチパネル形式の操作画面1001」で、表示されている全ての外部デバイスに対して給電の終了指示を行えば、どの外部デバイスにも充電させないことができ、幾つかの外部デバイスの対して給電の開始指示を行い、残りの外部デバイスに対して給電の終了指示を行えば、幾つかの外部デバイスに充電することができ、さらに、全ての外部デバイスに対して給電の開始指示を行えば、全ての外部デバイスの充電が行えるものである。
したがって、上記主張は認められない。

そうすると、本願発明と引用発明とは次の点で一致ないし相違するものと認められる。

(一致点)

「無線充電装置をディスプレイと一体化させるシステムであって、
一体化のためのプログラム命令群を格納するコンピュータ可読媒体を有するデータ記憶装置と、
前記プログラム命令群を実行する処理装置と、
前記無線充電装置から情報を受信し、
前記情報を処理する情報処理装置であって、当該処理済み情報は無線充電装置に関する情報または複数の電子機器に関する情報である、という情報処理装置と、
前記処理済み情報を当該システムに接続されるディスプレイに送信する情報通信機器と、
前記ディスプレイに前記複数の電子機器に関する情報が提示されると、当該複数の電子機器のうち、どの機器にも充電させない、幾つかの機器を充電させる、または全ての機器を充電させる、の選択をユーザに行わせるインタフェースと、を備えた、
システム。」

(相違点1)
「前記無線充電装置から情報を受信する」ものが、本願発明では、「情報受信機」であるのに対して、引用発明では、その旨の特定がされていない点。

(相違点2)
「複数の電子機器」が、本願発明では「無線充電装置上」にあるのに対して、引用発明では、その旨の特定がされていない点。

(相違点3)
本願発明では、「前記情報処理装置は、前記インタフェースにおいて2以上の機器を充電させることが選択された場合、充電動作の特定の順番を決定して、当該順番に従って当該充電動作を実行するようになっている」のに対して、引用発明では、その旨の特定がされていない点。


第5 検討
そこで、上記各相違点について検討する。

(相違点1)について
引用発明におけるCPU214は、デバイス情報を受信し、給電終了通知を受けるものである以上、各情報を受信するための構成、すなわち情報受信機を有するものであることは明らかである。
よって、相違点1は実質的な相違点ではない。

(相違点2)について
充電装置上にデバイスを載置してワイヤレス給電を行うことは常套手段である。
したがって、引用発明において該常套手段を適用して、相違点2の構成とすることは、当業者が容易に想到し得たことである。

(相違点3)について
引用発明は、ユーザにより優先的に充電したい外部デバイスに優先フラグを設定するものである。
そして、例えば、引用文献2にも記載されるように、複数の受電装置に充電を行う際に、効率的に充電を行うために、優先して充電すべきものを考慮して決定される順番に従って充電動作を実行する技術は、周知の技術事項である。
したがって、引用発明において効率的な充電を行えるように、該周知の技術事項を適用して、ユーザにより優先的に充電したい外部デバイスに設定される優先フラグを考慮して決定される順番に従って充電動作を実行することで、相違点3の構成とすることは、当業者が容易に想到し得たことである。

また、本願発明の効果も、引用発明及び周知の技術事項から想到される構成から当業者が予想できる範囲のものである。


第6 むすび
以上のとおり、本願の請求項1に係る発明は、引用文献1に記載された発明及び周知の技術事項に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

したがって、本願はその余の請求項に論及するまでもなく拒絶すべきものである。

よって、結論のとおり審決する。
 
別掲
 
審理終結日 2018-12-17 
結審通知日 2018-12-20 
審決日 2019-01-07 
出願番号 特願2016-11102(P2016-11102)
審決分類 P 1 8・ 121- Z (H02J)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 坂本 聡生  
特許庁審判長 酒井 朋広
特許庁審判官 東 昌秋
山澤 宏
発明の名称 無線充電装置をヒューマンマシンインターフェース(HMI)と一体化させる方法  
代理人 弟子丸 健  
代理人 倉澤 伊知郎  
代理人 西島 孝喜  
代理人 松下 満  
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