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審決分類 |
審判 訂正 ただし書き2号誤記又は誤訳の訂正 訂正する A01N 審判 訂正 3項(134条5項)特許請求の範囲の実質的拡張 訂正する A01N 審判 訂正 (特120条の4,3項)(平成8年1月1日以降) 訂正する A01N 審判 訂正 ただし書き3号明りょうでない記載の釈明 訂正する A01N |
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管理番号 | 1360751 |
審判番号 | 訂正2019-390120 |
総通号数 | 245 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2020-05-29 |
種別 | 訂正の審決 |
審判請求日 | 2019-11-29 |
確定日 | 2020-02-20 |
訂正明細書 | 有 |
事件の表示 | 特許第4567345号に関する訂正審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 特許第4567345号の特許請求の範囲を本件審判請求書に添付された訂正特許請求の範囲のとおり訂正することを認める。 |
理由 |
第1 手続の経緯 本件訂正審判の請求に係る特許第4567345号発明(以下、「本件特許」という。)は、平成16年2月12日(優先権主張 平成15年2月12日 日本国)の出願であって、その請求項1?19に係る発明について、平成22年8月13日に特許権の設定登録がなされたものである。 そして、令和1年11月29日に本件訂正審判の請求がなされたものである(本件訂正審判に係る訂正を以下「本件訂正」ともいう。)。 第2 請求の趣旨及び内容 本件訂正審判請求の趣旨は、「特許第4567345号の特許請求の範囲を、本件審判請求書に添付した訂正特許請求の範囲のとおり訂正することを認める、との審決を求める。」というものであって、その訂正の内容は以下のとおりである。 [訂正事項] 特許請求の範囲の請求項1に、 「【請求項1】 一般式・・・ 置換基群Eは、ハロゲン原子、C_(1)?C_(6)アルキル基、C_(1)?C_(6)ハロアルキル基、水酸基、置換されてよいフェニルスルホニル基(当該置換基は、上記置換基群Aから選ばれる置換基である。)及びジ(C_(1)?C_(6)アルキル)スルファモイル基からなる群である。] で表される化合物、その塩及びそのエステル誘導体を有効成分として含有する農薬、 ただし、上記農薬は、4-(2,4-ジクロロベンゾイル)-1,3-ジメチル-5-ピラゾリル-p-トルエンスルホネート、・・・からなる群から選ばれる1種又は2種以上の第二除草活性化合物を有効成分として含有しない、農薬。」とあるのを(下線は、当審にて追加した。以下同様。)、 「【請求項1】 一般式・・・ 置換基群Eは、ハロゲン原子、C_(1)?C_(6)アルキル基、C_(1)?C_(6)ハロアルキル基、水酸基、置換されてよいフェニルスルホニル基(当該置換基は、上記置換基群Aから選ばれる置換基である。)及びジ(C_(1)?C_(6)アルキル)スルファモイル基からなる群である。] で表される化合物、その塩又はそのエステル誘導体を有効成分として含有する農薬、 ただし、上記農薬は、4-(2,4-ジクロロベンゾイル)-1,3-ジメチル-5-ピラゾリル-p-トルエンスルホネート、・・・からなる群から選ばれる1種又は2種以上の第二除草活性化合物を有効成分として含有しない、農薬。」と訂正する(請求項1の記載を引用する請求項2?19も同様に訂正される)。 第3 当審の判断 1 一群の請求項について 訂正事項に係る訂正前の請求項1?19について、請求項2?19は、請求項1を引用するものであるから、訂正事項によって記載が訂正される請求項1に連動して訂正されるものである。 したがって、訂正前の請求項1?19に対応する訂正後の請求項1?19は、特許法第126条第3項に規定する一群の請求項である。 2 訂正の目的要件について 訂正事項は、訂正前の特許請求の範囲の請求項1の「化合物、その塩及びそのエステル誘導体を有効成分として含有する」を「化合物、その塩又はそのエステル誘導体を有効成分として含有する」に訂正するものである。 本件特許明細書の段落【0001】には、 「【0001】 本発明は、3-フェノキシ-4-ピリダジノール化合物、その塩、そのエステル誘導体及びそれを有効成分として含有する農薬に関する。」と、 また段落【0008】?【0012】には、 「【0008】 本発明は、一般式 【0009】 【化4】 ・・・ 【0012】 ・・・ 置換基群Eは、ハロゲン原子、C_(1)?C_(6)アルキル基、C_(1)?C_(6)ハロアルキル基、水酸基、置換されてよいフェニルスルホニル基(当該置換基は、上記置換基群Aから選ばれる置換基である。)及びジ(C_(1)?C_(6)アルキル)スルファモイル基からなる群である。]で表される化合物、その塩又はそのエステル誘導体、 それらを有効成分として含有する農薬(好適には、水田除草剤又は畑作除草剤)である。」との記載があり、また段落【0495】?【1421】の実施例・製造例において記載されているのは、いずれも特定の単一の化合物、塩あるいはエステル誘導体のみであり、これらの混合物を用いた実施例・製造例についての記載はない。 これらの記載事項からすると、本件特許明細書には、一般式(I)で表される化合物、その塩又はそのエステル誘導体のいずれかを単一の有効成分として含む農薬が記載されていたものといえる。 さらに、農薬分野においては、化合物、その塩あるいはそのエステル誘導体は、そのいずれか一種類を農薬の有効成分として用いることが技術常識であるといえる。 そうすると、訂正前の請求項1における「・・・化合物、その塩及びそのエステル誘導体を有効成分として含有する」との記載は、その文言のとおり、化合物、その塩及びそのエステル誘導体の三者を含むと解釈されるものであるのか、本件特許明細書の記載及び技術常識を参酌して、化合物、その塩又はそのエステル誘導体を有効成分として含有すると解釈されるものであるのかが不明瞭になっており、結果的に請求項1を不明確なものとしていると認められる。 そして、訂正前の請求項1における当該記載が、「・・・化合物、その塩又はそのエステル誘導体を有効成分として含有する」ことの特定を意図することは、本件特許明細書および技術常識から明らかである。 したがって、上記訂正事項は、請求項1と本件特許明細書の記載との関係における不合理を解消するものであるから、特許法第126条第1項ただし書第3号に掲げる明瞭でない記載の釈明を目的とするものであると認められる。 3 願書に最初に添付した明細書、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内の訂正であるか否か(新規事項の追加の有無)について 上記訂正事項は、上記2で述べたとおり、訂正前の明細書の段落【0001】、【0012】及び実施例・製造例に記載された事項であるか、それらの記載から農薬分野の技術常識に照らして自明な事項であるから、願書に添付した明細書、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内の訂正であり、特許法第126条第5項に規定する要件に適合するものである。 4 特許請求の範囲の拡張又は変更の存否について 上記訂正事項は、上記2で述べたとおり、明瞭でない記載の釈明を目的とするものであり、訂正前の特許請求の範囲の記載は明瞭ではなかったものの、その範囲には、「・・・化合物、その塩又はそのエステル誘導体」が含まれていたといえるし、上記3で述べたとおり、新規事項を追加するものでもないから、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものには該当せず、特許法第126条第6項に規定する要件に適合するものである。 5 審判請求人の主張について 上記で述べたとおり、上記訂正事項は、明瞭でない記載の釈明を目的とするものであると当審は判断するが、審判請求人は、審判請求書の第2頁?3頁(3)アにおいて、本件訂正が、特許法第126項第1項ただし書第2号に掲げる誤記の訂正を目的とするものである旨主張しているので検討する。 特許請求の範囲の記載について、誤記の訂正を目的とする訂正が認められるためには、特許がされた特許請求の範囲の記載に誤記が存在し、それ自体で、又は設定登録時の明細書あるいは図面の他の記載との関係で、誤りであることが明らかであり、かつ正しい記載が、願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面から自明な事項として定まる必要がある。 この点、訂正前の「・・・化合物、その塩及びそのエステル誘導体を有効成分として含有する」との記載自体は、技術的に不可能なものではないから、当該記載に接した当業者が、これが誤記であることに必ずしも気付くものとはいえないし、たとえ当該記載が誤記であると当業者が認識したとしても、その誤記の本来あるべき記載が「・・・化合物、その塩又はそのエステル誘導体を有効成分として含有する」であったとまではいえない。他にも考えられる文言として、「・・・化合物、その塩及び/又はそのエステル誘導体を有効成分として含有する」や「・・・化合物、その塩及びそのエステル誘導体からなる群から選ばれる1以上を有効成分として含有する」等が挙げられるところ、本来あるべき記載がこれらの文言ではなく、「・・・化合物、その塩又はそのエステル誘導体を有効成分として含有する」であったとはいえない。 第4 むすび 以上のとおり、本件訂正審判の請求は、特許法第126条第1項ただし書第3号に掲げる事項を目的とし、かつ、同条第5項及び第6項の規定に適合するものである。 よって、結論のとおり審決する。 |
発明の名称 |
(57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 一般式 【化1】 [式中、R^(1)は、水素原子、ハロゲン原子、C_(1)?C_(6)アルキル基、C_(1)?C_(6)ハロアルキル基、C_(3)?C_(6)シクロアルキル基、C_(2)?C_(6)アルケニル基、シアノ基、C_(2)?C_(7)アルキルカルボニル基、ジ(C_(1)?C_(6)アルキル)カルバモイル基、置換されてよいフェニル基(当該置換基は、下記置換基群Aから選ばれる置換基である。)、5又は6員複素環基(当該複素環は、環中に、1個の、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含有し、更に1?2個の窒素原子を含有してよい。)、C_(1)?C_(6)アルコキシ基、置換されてよいフェノキシ基(当該置換基は、下記置換基群Aから選ばれる置換基である。)又は置換されてよい5又は6員複素環オキシ基{当該複素環は、環中に、1個の、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含有し、更に1?2個の窒素原子を含有してよい。当該置換基は、置換されてよいベンゾイル基(当該置換基は、下記置換基群Aから選ばれる置換基である。)及びC_(1)?C_(6)アルキル基からなる群から選ばれる置換基である。}であり、 R^(2)は、水素原子、ハロゲン原子、C_(1)?C_(6)アルキル基、(C_(1)?C_(6)アルコキシ)C_(1)?C_(6)アルキル基、置換されてよいベンゾイル基(当該置換基は、下記置換基群Aから選ばれる置換基である。)、C_(2)?C_(7)アルコキシカルボニル基、置換されてよいフェノキシ基(当該置換基は、下記置換基群Aから選ばれる置換基である。)、置換されてよいフェニルチオ基(当該置換基は、下記置換基群Aから選ばれる置換基である。)又はトリ(C_(1)?C_(6)アルキル)ケイ素基であり、 R^(3)、R^(4)、R^(5)、R^(6)及びR^(7)は、互いに独立して、水素原子、ハロゲン原子、置換されてよいC_(1)?C_(6)アルキル基(当該置換基は、下記置換基群Bから選ばれる置換基である。)、置換されてよいC_(2)?C_(6)アルケニル基(当該置換基は、シアノ基又はニトロ基である。)、C_(2)?C_(6)アルキニル基、置換されてよいC_(3)?C_(6)シクロアルキル基(当該置換基は、下記置換基群Cから選ばれる置換基である。)、C_(4)?C_(10)ビシクロアルキル基、シアノ基、ホルミル基、C_(2)?C_(7)アルキルカルボニル基、置換されてよいベンゾイル基(当該置換基は、下記置換基群Aから選ばれる置換基である。)、カルボキシル基、C_(2)?C_(7)アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、ジ(C_(1)?C_(6)アルキル)カルバモイル基、置換されてよいフェニル基(当該置換基は、下記置換基群Aから選ばれる置換基である。)、置換されてよい3?6員複素環基(当該複素環は、環中に、1個の、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含有し、更に1?2個の窒素原子を含有してよく、ベンゼン環と縮合してよい。当該置換基は、下記置換基群Eから選ばれる置換基である。)、置換されてよいアミノ基(当該置換基は、下記置換基群Dから選ばれる置換基である。)、ニトロ基、水酸基、C_(1)?C_(6)アルコキシ基、C_(1)?C_(6)ハロアルコキシ基、(C_(1)?C_(6)アルコキシ)C_(1)?C_(6)アルコキシ基、置換されてよいフェノキシ基(当該置換基は、1個の水酸基又は、ハロゲン原子及びC_(1)?C_(6)アルコキシ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1?3個の置換基により置換されたピリダジニルオキシ基である。)、置換されてよい5?6員複素環オキシ基(当該複素環は、環中に、1個の、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含有し、更に1?2個の窒素原子を含有してよい。当該置換基は、下記置換基群Eから選ばれる置換基である。)、置換されてよいフェニルスルホニルオキシ基(当該置換基は、下記置換基群Aから選ばれる置換基である。)、C_(1)?C_(6)アルキルチオ基、C_(1)?C_(6)アルキルスルフィニル基、C_(1)?C_(6)アルキルスルホニル基又はトリ(C_(1)?C_(6)アルキル)ケイ素基であり、又は、R^(3)、R^(4)、R^(5)、R^(6)及びR^(7)は、隣合う2個が、それぞれが結合する炭素原子と一緒になって、置換されてよい3?6員環状炭化水素基(当該環状炭化水素は、窒素原子、酸素原子及び硫黄原子からなる群から選ばれる同一又は異なった1?2個の複素原子により中断してよい。当該置換基は、ハロゲン原子、C_(1)?C_(6)アルキル基、ヒドロキシC_(1)?C_(6)アルキル基、C_(1)?C_(6)アルコキシ基、オキソ基、ヒドロキシイミノ基又はC_(1)?C_(6)アルコキシイミノ基であり、C_(1)?C_(6)アルキル基が置換した場合、他のC_(1)?C_(6)アルキル基又は環上の炭素原子と結合して新たな3員環を形成してよい。)を形成してよく、 m及びnは、互いに独立して、0又は1を表し、 置換基群Aは、ハロゲン原子、C_(1)?C_(6)アルキル基、C_(1)?C_(6)ハロアルキル基、C_(3)?C_(6)シクロアルキル基、シアノ基及びトリ(C_(1)?C_(6)アルキル)ケイ素基からなる群であり、 置換基群Bは、ハロゲン原子、C_(3)?C_(6)シクロアルキル基、シアノ基、C_(2)?C_(7)アルキルカルボニル基、C_(2)?C_(7)アルコキシカルボニル基、フェニル基、C_(1)?C_(6)アルコキシ基、C_(1)?C_(6)アルキルチオ基、C_(1)?C_(6)アルキルスルフィニル基、C_(1)?C_(6)アルキルスルホニル基、C_(1)?C_(4)アルキレンジオキシ基、ヒドロキシイミノ基及びC_(1)?C_(6)アルコキシイミノ基からなる群であり、 置換基群Cは、ハロゲン原子、置換されてよいC_(1)?C_(6)アルキル基(当該置換基は、上記置換基群Bから選ばれる置換基である。)、C_(3)?C_(6)シクロアルキル基、C_(2)?C_(6)アルケニル基、シアノ基、C_(2)?C_(7)アルキルカルボニル基、ベンゾイル基、カルボキシル基、C_(2)?C_(7)アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、ジ(C_(1)?C_(6)アルキル)カルバモイル基、置換されてよいフェニル基(当該置換基は、上記置換基群Aから選ばれる置換基である。)、5又は6員複素環基(当該複素環は、環中に、1個の、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含有し、更に1?2個の窒素原子を含有してよい。)、置換されてよいアミノ基(当該置換基は、下記置換基群Dから選ばれる置換基である。)、ニトロ基、水酸基、C_(1)?C_(6)アルコキシ基、C_(1)?C_(6)ハロアルコキシ基、フェノキシ基、C_(1)?C_(6)アルキルチオ基、フェニルチオ基、C_(1)?C_(6)アルキルスルフィニル基及びC_(1)?C_(6)アルキルスルホニル基からなる群であり、 置換基群Dは、C_(1)?C_(6)アルキル基、C_(2)?C_(7)アルキルカルボニル基、C_(2)?C_(7)アルコキシカルボニル基、ジ(C_(1)?C_(6)アルキル)カルバモイル基及びC_(1)?C_(6)アルキルスルホニル基からなる群であり、 置換基群Eは、ハロゲン原子、C_(1)?C_(6)アルキル基、C_(1)?C_(6)ハロアルキル基、水酸基、置換されてよいフェニルスルホニル基(当該置換基は、上記置換基群Aから選ばれる置換基である。)及びジ(C_(1)?C_(6)アルキル)スルファモイル基からなる群である。] で表される化合物、その塩又はそのエステル誘導体を有効成分として含有する農薬、 ただし、上記農薬は、4-(2,4-ジクロロベンゾイル)-1,3-ジメチル-5-ピラゾリル-p-トルエンスルホネート、2-[4-(2,4-ジクロロベンゾイル)-1,3-ジメチルピラゾール-5-イルオキシ]アセトフェノン、2-[4-(2,4-ジクロロ-m-トルオイル)-1,3-ジメチルピラゾール-5-イルオキシ]-4’-メチルアセトフェノン、5-シクロプロピル-1,2-オキサゾール-4-イルα,α,α-トリフルオロ-2-メシル-p-トリル ケトン、2-(2-クロロ-4-メシルベンゾイル)シクロヘキサン-1,3-ジオン、2-(4-メシル-2-ニトロベンゾイル)シクロヘキサン-1,3-ジオン及び4-クロロ-2-(メチルスルホニル)フェニル 5-シクロプロピル-4-イソオキサゾリル ケトンからなる群から選ばれる1種又は2種以上の第二除草活性化合物を有効成分として含有しない、農薬。 【請求項2】 R^(1)が、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C_(1)?C_(3)アルキル基、C_(1)?C_(3)ハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、1?3個のフッ素原子である。)、シクロプロピル基、C_(2)?C_(3)アルケニル基、シアノ基、C_(2)?C_(4)アルキルカルボニル基、ジ(C_(1)?C_(3)アルキル)カルバモイル基、置換されてよいフェニル基{当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C_(1)?C_(3)アルキル基、C_(1)?C_(3)ハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1?3個のハロゲン原子である。)、シクロプロピル基、シアノ基及びトリ(C_(1)?C_(3)アルキル)ケイ素基からなる群から選ばれる同一又は異なった1?2個の置換基である。}、フリル基、チエニル基、C_(1)?C_(3)アルコキシ基、置換されてよいフェノキシ基{当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C_(1)?C_(3)アルキル基、C_(1)?C_(3)ハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、1?3個のフッ素原子である。)、シクロプロピル基、シアノ基及びトリ(C_(1)?C_(3)アルキル)ケイ素基からなる群から選ばれる同一又は異なった1?2個の置換基である。}又は置換されたピラゾリルオキシ基(当該置換基は、2個の塩素原子により置換された1個のベンゾイル基及び2個のC_(1)?C_(3)アルキル基である。)である、請求項1に記載の農薬。 【請求項3】 R^(1)が、塩素原子、臭素原子、トリフルオロメチル基又はシアノ基である、請求項1に記載の農薬。 【請求項4】 R^(1)が、塩素原子又は臭素原子である、請求項1に記載の農薬。 【請求項5】 R^(1)が、塩素原子である、請求項1に記載の農薬。 【請求項6】 R^(2)が、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、C_(1)?C_(3)アルキル基、(C_(1)?C_(3)アルコキシ)C_(1)?C_(3)アルキル基、置換されてよいベンゾイル基{当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C_(1)?C_(3)アルキル基、C_(1)?C_(3)ハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1?3個のハロゲン原子である。)、シクロプロピル基、シアノ基及びトリ(C_(1)?C_(3)アルキル)ケイ素基からなる群から選ばれる同一又は異なった1?2個の置換基である。}、C_(2)?C_(4)アルコキシカルボニル基、置換されてよいフェノキシ基{当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C_(1)?C_(3)アルキル基、C_(1)?C_(3)ハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1?3個のハロゲン原子である。)、シクロプロピル基、シアノ基及びトリ(C_(1)?C_(3)アルキル)ケイ素基からなる群から選ばれる同一又は異なった1?2個の置換基である。}、置換されてよいフェニルチオ基{当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C_(1)?C_(3)アルキル基、C_(1)?C_(3)ハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1?3個のハロゲン原子である。)、シクロプロピル基、シアノ基及びトリ(C_(1)?C_(3)アルキル)ケイ素基からなる群から選ばれる同一又は異なった1?2個の置換基である。}又はトリ(C_(1)?C_(3)アルキル)ケイ素基である、請求項1?5のいずれか1つに記載の農薬。 【請求項7】 R^(2)が、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、メチル基、エトキシカルボニル基又はトリメチルシリル基である、請求項1?5のいずれか1つに記載の農薬。 【請求項8】 R^(2)が、水素原子である、請求項1?5のいずれか1つに記載の農薬。 【請求項9】 R^(3)、R^(4)、R^(5)、R^(6)及びR^(7)が、互いに独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、置換されてよいC_(1)?C_(4)アルキル基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれる同一又は異なった1?3個の置換基、又は、C_(3)?C_(4)シクロアルキル基、C_(1)?C_(3)アルキルチオ基若しくはC_(1)?C_(3)アルコキシイミノ基である。)、C_(2)?C_(3)アルケニル基、C_(2)?C_(3)アルキニル基、置換されてよいC_(3)?C_(5)シクロアルキル基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C_(1)?C_(3)アルキル基、C_(3)?C_(4)シクロアルキル基、シアノ基、C_(1)?C_(3)アルコキシ基及びC_(1)?C_(3)アルキルチオ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1?3個の置換基である。)、C_(6)?C_(7)ビシクロアルキル基、シアノ基、C_(2)?C_(4)アルキルカルボニル基、C_(2)?C_(4)アルコキシカルボニル基、置換されてよいフェニル基{当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C_(1)?C_(3)アルキル基又はC_(1)?C_(3)ハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1?3個のハロゲン原子である。)である。}、置換されてよい5?6員複素環基{当該複素環は、環中に、1個の、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含有し、更に1?2個の窒素原子を含有してよい。当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C_(1)?C_(3)アルキル基及びC_(1)?C_(3)ハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1?3個のハロゲン原子である。)からなる群から選ばれる同一又は異なった1?2個の置換基である。}、ニトロ基、C_(1)?C_(3)アルコキシ基、C_(1)?C_(3)ハロアルコキシ基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1?3個のハロゲン原子である。)、置換されてよいフェノキシ基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子及びC_(1)?C_(3)アルコキシ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1?2個の置換基により置換されたピリダジニルオキシ基である。)又はC_(1)?C_(3)アルキルチオ基であり、又は、R^(3)、R^(4)、R^(5)、R^(6)及びR^(7)のうち、隣合う2個が一緒になって、-CH_(2)CH_(2)-、-CH_(2)CH_(2)CH_(2)-、-CH(CH_(3))CH_(2)CH_(2)-、-CH_(2)CH_(2)CH_(2)CH_(2)-、-CH=CH-CH=CH-、-OCH_(2)CH_(2)-、-OCH=CH-、-OCH=C(CH_(3))-、-SCH=CH-、-N=CH-CH=CH-、-OCH_(2)O-、-OCH_(2)CH_(2)O-、 【化2】 で表される基を形成する、請求項1?8のいずれか1つに記載の農薬。 【請求項10】 R^(3)、R^(4)、R^(5)、R^(6)及びR^(7)が、互いに独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、置換されてよいC_(1)?C_(4)アルキル基(当該置換基は、1?3個のフッ素原子、又は、1個のシクロプロピル基である。)、置換されてよいC_(3)?C_(4)シクロアルキル基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C_(1)?C_(2)アルキル基、シクロプロピル基及びC_(1)?C_(2)アルコキシ基からなる群から選ばれる同一の1?2個の置換基である。)、シアノ基、C_(2)?C_(3)アルコキシカルボニル基、ニトロ基、C_(1)?C_(3)アルコキシ基又はトリフルオロメトキシ基であり、又は、R^(3)、R^(4)、R^(5)、R^(6)及びR^(7)のうち、隣合う2個が一緒になって、-CH_(2)CH_(2)CH_(2)-、-CH(CH_(3))CH_(2)CH_(2)-、-OCH_(2)CH_(2)-、-OCH=CH-又は 【化3】 で表される基を形成し、但し、R^(3)は水素原子ではない、請求項1?8のいずれか1つに記載の農薬。 【請求項11】 R^(3)、R^(4)、R^(5)、R^(6)及びR^(7)が、互いに独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、C_(1)?C_(3)アルキル基、置換されてよいC_(3)?C_(4)シクロアルキル基(当該置換基は、塩素原子及びC_(1)?C_(2)アルキル基からなる群から選ばれる同一の1?2個の置換基である。)、シアノ基又はC_(1)?C_(2)アルコキシ基であり、又は、R^(3)、R^(4)、R^(5)、R^(6)及びR^(7)のうち、隣合う2個が一緒になって、-CH_(2)CH_(2)CH_(2)-又は-OCH=CH-で表される基を形成し、但し、R^(3)は水素原子ではない、請求項1?8のいずれか1つに記載の農薬。 【請求項12】 R^(3)、R^(4)、R^(5)、R^(6)及びR^(7)が、互いに独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、メチル基、エチル基、イソプロピル基、置換されてよいシクロプロピル基(当該置換基は、2個の塩素原子である。)又はメトキシ基であり、又は、R^(3)、R^(4)、R^(5)、R^(6)及びR^(7)のうち、隣合う2個が一緒になって、-CH_(2)CH_(2)CH_(2)-で表される基を形成し、但し、R^(3)は水素原子ではない、請求項1?8のいずれか1つに記載の農薬。 【請求項13】 m及びnが、共に0である、請求項1?12のいずれか1つに記載の農薬。 【請求項14】 R^(1)が、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C_(1)?C_(3)アルキル基、C_(1)?C_(3)ハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、1?3個のフッ素原子である。)、シクロプロピル基、C_(2)?C_(3)アルケニル基、シアノ基、C_(2)?C_(4)アルキルカルボニル基、ジ(C_(1)?C_(3)アルキル)カルバモイル基、置換されてよいフェニル基{当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C_(1)?C_(3)アルキル基、C_(1)?C_(3)ハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1?3個のハロゲン原子である。)、シクロプロピル基、シアノ基及びトリ(C_(1)?C_(3)アルキル)ケイ素基からなる群から選ばれる同一又は異なった1?2個の置換基である。}、フリル基、チエニル基、C_(1)?C_(3)アルコキシ基、置換されてよいフェノキシ基{当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C_(1)?C_(3)アルキル基、C_(1)?C_(3)ハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、1?3個のフッ素原子である。)、シクロプロピル基、シアノ基及びトリ(C_(1)?C_(3)アルキル)ケイ素基からなる群から選ばれる同一又は異なった1?2個の置換基である。}又は置換されたピラゾリルオキシ基(当該置換基は、2個の塩素原子により置換された1個のベンゾイル基及び2個のC_(1)?C_(3)アルキル基である。)であり、 R^(2)が、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、C_(1)?C_(3)アルキル基、(C_(1)?C_(3)アルコキシ)C_(1)?C_(3)アルキル基、置換されてよいベンゾイル基{当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C_(1)?C_(3)アルキル基、C_(1)?C_(3)ハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1?3個のハロゲン原子である。)、シクロプロピル基、シアノ基及びトリ(C_(1)?C_(3)アルキル)ケイ素基からなる群から選ばれる同一又は異なった1?2個の置換基である。}、C_(2)?C_(4)アルコキシカルボニル基、置換されてよいフェノキシ基{当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C_(1)?C_(3)アルキル基、C_(1)?C_(3)ハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1?3個のハロゲン原子である。)、シクロプロピル基、シアノ基及びトリ(C_(1)?C_(3)アルキル)ケイ素基からなる群から選ばれる同一又は異なった1?2個の置換基である。}、置換されてよいフェニルチオ基{当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C_(1)?C_(3)アルキル基、C_(1)?C_(3)ハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1?3個のハロゲン原子である。)、シクロプロピル基、シアノ基及びトリ(C_(1)?C_(3)アルキル)ケイ素基からなる群から選ばれる同一又は異なった1?2個の置換基である。}又はトリ(C_(1)?C_(3)アルキル)ケイ素基であり、 R^(3)、R^(4)、R^(5)、R^(6)及びR^(7)が、互いに独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、置換されてよいC_(1)?C_(4)アルキル基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれる同一又は異なった1?3個の置換基、又は、C_(3)?C_(4)シクロアルキル基、C_(1)?C_(3)アルキルチオ基若しくはC_(1)?C_(3)アルコキシイミノ基である。)、C_(2)?C_(3)アルケニル基、C_(2)?C_(3)アルキニル基、置換されてよいC_(3)?C_(5)シクロアルキル基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C_(1)?C_(3)アルキル基、C_(3)?C_(4)シクロアルキル基、シアノ基、C_(1)?C_(3)アルコキシ基及びC_(1)?C_(3)アルキルチオ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1?3個の置換基である。)、C_(6)?C_(7)ビシクロアルキル基、シアノ基、C_(2)?C_(4)アルキルカルボニル基、C_(2)?C_(4)アルコキシカルボニル基、置換されてよいフェニル基{当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C_(1)?C_(3)アルキル基又はC_(1)?C_(3)ハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1?3個のハロゲン原子である。)である。}、置換されてよい5?6員複素環基{当該複素環は、環中に、1個の、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含有し、更に1?2個の窒素原子を含有してよい。当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C_(1)?C_(3)アルキル基及びC_(1)?C_(3)ハロアルキル基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1?3個のハロゲン原子である。)からなる群から選ばれる同一又は異なった1?2個の置換基である。}、ニトロ基、C_(1)?C_(3)アルコキシ基、C_(1)?C_(3)ハロアルコキシ基(当該ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子からなる群から選ばれた同一又は異なった1?3個のハロゲン原子である。)、置換されてよいフェノキシ基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子及びC_(1)?C_(3)アルコキシ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1?2個の置換基により置換されたピリダジニルオキシ基である。)又はC_(1)?C_(3)アルキルチオ基であり、又は、R^(3)、R^(4)、R^(5)、R^(6)及びR^(7)のうち、隣合う2個が一緒になって、-CH_(2)CH_(2)-、-CH_(2)CH_(2)CH_(2)-、-CH(CH_(3))CH_(2)CH_(2)-、-CH_(2)CH_(2)CH_(2)CH_(2)-、-CH=CH-CH=CH-、-OCH_(2)CH_(2)-、-OCH=CH-、-OCH=C(CH_(3))-、-SCH=CH-、-N=CH-CH=CH-、-OCH_(2)O-、-OCH_(2)CH_(2)O-、 【化4】 で表される基を形成し、 m及びnが、共に0である化合物である、請求項1に記載の農薬。 【請求項15】 R^(1)が、塩素原子、臭素原子、トリフルオロメチル基又はシアノ基であり、 R^(2)が、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、メチル基、エトキシカルボニル基又はトリメチルシリル基であり、 R^(3)、R^(4)、R^(5)、R^(6)及びR^(7)が、互いに独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、置換されてよいC_(1)?C_(4)アルキル基(当該置換基は、1?3個のフッ素原子、又は、1個のシクロプロピル基である。)、置換されてよいC_(3)?C_(4)シクロアルキル基(当該置換基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、C_(1)?C_(2)アルキル基、シクロプロピル基及びC_(1)?C_(2)アルコキシ基からなる群から選ばれる同一の1?2個の置換基である。)、シアノ基、C_(2)?C_(3)アルコキシカルボニル基、ニトロ基、C_(1)?C_(3)アルコキシ基又はトリフルオロメトキシ基であり、又は、R^(3)、R^(4)、R^(5)、R^(6)及びR^(7)のうち、隣合う2個が一緒になって、-CH_(2)CH_(2)CH_(2)-、-CH(CH_(3))CH_(2)CH_(2)-、-OCH_(2)CH_(2)-、-OCH=CH-又は 【化5】 で表される基を形成し、但し、R^(3)は水素原子ではなく、 m及びnが、共に0である化合物である、請求項1に記載の農薬。 【請求項16】 R^(1)が、塩素原子又は臭素原子であり、 R^(2)が、水素原子であり、 R^(3)、R^(4)、R^(5)、R^(6)及びR^(7)が、互いに独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、C_(1)?C_(3)アルキル基、置換されてよいC_(3)?C_(4)シクロアルキル基(当該置換基は、塩素原子及びC_(1)?C_(2)アルキル基からなる群から選ばれる同一の1?2個の置換基である。)、シアノ基又はC_(1)?C_(2)アルコキシ基であり、又は、R^(3)、R^(4)、R^(5)、R^(6)及びR^(7)のうち、隣合う2個が一緒になって、-CH_(2)CH_(2)CH_(2)-又は-OCH=CH-で表される基を形成し、但し、R^(3)は水素原子ではなく、 m及びnが、共に0である化合物である、請求項1に記載の農薬。 【請求項17】 R^(1)が、塩素原子であり、 R^(2)が、水素原子であり、 R^(3)、R^(4)、R^(5)、R^(6)及びR^(7)が、互いに独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、メチル基、エチル基、イソプロピル基、置換されてよいシクロプロピル基(当該置換基は、2個の塩素原子である。)又はメトキシ基であり、又は、R^(3)、R^(4)、R^(5)、R^(6)及びR^(7)のうち、隣合う2個が一緒になって、-CH_(2)CH_(2)CH_(2)-で表される基を形成し、但し、R^(3)は水素原子ではなく、 m及びnが、共に0である化合物である、請求項1に記載の農薬。 【請求項18】 下記化合物群から選ばれる請求項1?17のいずれか1つに記載の農薬。 化合物群は、6-クロロ-3-(2-ヨードフェノキシ)-4-ピリダジノール、6-クロロ-3-(2-メチルフェノキシ)-4-ピリダジノール、6-クロロ-3-(2-イソプロピルフェノキシ)-4-ピリダジノール、6-クロロ-3-(2-シクロプロピルフェノキシ)-4-ピリダジノール、6-クロロ-3-(2,3-ジヒドロ-1H-インデン-4-イルオキシ)-4-ピリダジノール、3-(1-ベンゾフラン-7-イルオキシ)-6-クロロ-4-ピリダジノール、6-クロロ-3-(2,5-ジメチルフェノキシ)-4-ピリダジノール、6-クロロ-3-(2-メトキシ-5-メチルフェノキシ)-4-ピリダジノール、6-クロロ-3-(2-クロロ-6-メチルフェノキシ)-4-ピリダジノール、6-クロロ-3-(2-クロロ-6-シクロプロピルフェノキシ)-4-ピリダジノール、3-(2-ブロモ-6-メチルフェノキシ)-6-クロロ-4-ピリダジノール、6-クロロ-3-(2-エチル-6-メチルフェノキシ)-4-ピリダジノール、6-クロロ-3-(2-シクロプロピル-6-メチルフェノキシ)-4-ピリダジノール、3-(2-アリル-6-メチルフェノキシ)-6-クロロ-4-ピリダジノール、6-クロロ-3-(2-シクロプロピル-3,5-ジメチルフェノキシ)-4-ピリダジノール、6-クロロ-3-[(5-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-4-イル)オキシ]-4-ピリダジノール又は6-クロロ-3-(2,3,5,6-テトラメチルフェノキシ)-4-ピリダジノールである。 【請求項19】 農薬が水田除草剤又は畑作除草剤である請求項1?18のいずれか1つに記載の農薬。 |
訂正の要旨 |
審決(決定)の【理由】欄参照。 |
審理終結日 | 2020-01-22 |
結審通知日 | 2020-01-27 |
審決日 | 2020-02-12 |
出願番号 | 特願2004-35672(P2004-35672) |
審決分類 |
P
1
41・
852-
Y
(A01N)
P 1 41・ 841- Y (A01N) P 1 41・ 853- Y (A01N) P 1 41・ 854- Y (A01N) |
最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 黒川 美陶 |
特許庁審判長 |
佐々木 秀次 |
特許庁審判官 |
中島 芳人 天野 宏樹 |
登録日 | 2010-08-13 |
登録番号 | 特許第4567345号(P4567345) |
発明の名称 | 3-フェノキシ-4-ピリダジノール誘導体を含有する農薬 |
代理人 | 特許業務法人津国 |
代理人 | 特許業務法人 津国 |