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審決分類 審判 全部申し立て 特許請求の範囲の実質的変更  G01M
審判 全部申し立て 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備  G01M
審判 全部申し立て 3項(134条5項)特許請求の範囲の実質的拡張  G01M
審判 全部申し立て 特120条の4、2項訂正請求(平成8年1月1日以降)  G01M
審判 全部申し立て 特36条4項詳細な説明の記載不備  G01M
審判 全部申し立て 特174条1項  G01M
審判 全部申し立て (特120条の4,3項)(平成8年1月1日以降)  G01M
審判 全部申し立て 2項進歩性  G01M
管理番号 1361498
異議申立番号 異議2019-700322  
総通号数 245 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許決定公報 
発行日 2020-05-29 
種別 異議の決定 
異議申立日 2019-04-23 
確定日 2020-04-01 
異議申立件数
事件の表示 特許第6413642号発明「軸受状態検知装置及び軸受状態検知方法」の特許異議申立事件について、次のとおり決定する。 
結論 特許第6413642号の請求項1ないし5に係る特許を取り消す。 
理由 第1 手続の経緯
特許第6413642号の請求項1?5に係る特許についての出願は、平成26年10月30日(優先権主張平成25年11月5日)の出願であって、平成30年10月12日付けでその特許権の設定登録がされ、平成30年10月31日に特許掲載公報が発行された。本件特許異議の申立ての経緯の概要は、次のとおりである。
平成31年 4月23日 :特許異議申立人谷口充弘(以下、単に「特許
異議申立人」という。)による請求項1?5
に係る特許に対する特許異議の申立て
令和 元年 6月27日付け:取消理由通知
令和 元年 9月 2日付け:特許権者による意見書及び訂正請求書の提出
令和 元年 9月18日付け:訂正拒絶理由通知
令和 元年10月24日付け:特許権者による意見書の提出
令和 元年11月19日付け:取消理由通知(決定の予告)
令和 元年12月25日 :面接審理


第2 訂正の適否
令和元年9月2日付けの訂正請求について、令和元年11月19日付け取消理由通知(決定の予告)で通知した、以下のとおりである。

・訂正事項1は、特許法第120条の5第2項ただし書第1号に掲げる事項のいずれも目的とするものとはいえず、かつ、同条第9項において準用する同法第126条第5項及び第6項の規定に適合するとはいえない。
・訂正事項2は、特許法第120条の5第2項ただし書第1号に掲げる事項を目的とするものであり、かつ、同条第9項において準用する同法第126条第5項及び第6項の規定に適合する。
・訂正事項3は、特許法第120条の5第2項ただし書第1号に掲げる事項のいずれも目的とするものとはいえず、かつ、同条第9項において準用する同法第126条第5項及び第6項の規定に適合するとはいえない。
・訂正前の請求項2?4は、請求項1を直接又は間接的に引用するものであるから、訂正前の請求項1?4は、一群の請求項を構成するものである。
よって、訂正事項1及び2は、一群の請求項である訂正後の請求項1?4についてするものであって、特許法第120条の5第4項の規定に適合するものである。
以上のように、訂正事項1による訂正後の請求項1?4についての訂正は認められないから、一群の請求項を構成する訂正後の請求項1?4についての訂正事項2による訂正も認められない。
また、訂正事項3による訂正後の請求項5についての訂正も認められない。
したがって、訂正事項1?3による訂正はすべて認められない。


第3 まとめ
令和元年9月2日付けの訂正請求については、上記第2で検討したとおりであるから、特許第6413642号の請求項1?5に係る発明は、特許掲載公報に記載された特許請求の範囲の請求項1?5に記載されたとおりものである。
これに対して、令和元年11月19日付けで取消理由(決定の予告)を通知し、期間を指定して意見書を提出する機会を与えたが、面接審理の内容も踏まえたうえで、特許権者は応答しなかった。
そして、上記の取消理由は妥当なものと認められるので、本件請求項1?5に係る特許は、この取消理由によって取り消すべきものである。

よって、結論のとおり決定する。
 
異議決定日 2020-02-20 
出願番号 特願2014-221953(P2014-221953)
審決分類 P 1 651・ 854- ZB (G01M)
P 1 651・ 832- ZB (G01M)
P 1 651・ 537- ZB (G01M)
P 1 651・ 55- ZB (G01M)
P 1 651・ 536- ZB (G01M)
P 1 651・ 121- ZB (G01M)
P 1 651・ 841- ZB (G01M)
P 1 651・ 855- ZB (G01M)
最終処分 取消  
前審関与審査官 伊藤 幸仙  
特許庁審判長 福島 浩司
特許庁審判官 ▲高▼見 重雄
伊藤 昌哉
登録日 2018-10-12 
登録番号 特許第6413642号(P6413642)
権利者 日本精工株式会社
発明の名称 軸受状態検知装置及び軸受状態検知方法  
代理人 本多 弘徳  
代理人 濱田 百合子  
代理人 特許業務法人栄光特許事務所  
代理人 北島 健次  

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