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審決分類 審判 訂正 4項(134条6項)独立特許用件 訂正する C11D
審判 訂正 3項(134条5項)特許請求の範囲の実質的拡張 訂正する C11D
審判 訂正 ただし書き1号特許請求の範囲の減縮 訂正する C11D
管理番号 1365218
審判番号 訂正2020-390033  
総通号数 250 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2020-10-30 
種別 訂正の審決 
審判請求日 2020-05-13 
確定日 2020-07-17 
訂正明細書 有 
事件の表示 特許第6562417号に関する訂正審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 特許第6562417号の明細書及び特許請求の範囲を本件審判請求書に添付された訂正明細書及び特許請求の範囲のとおり訂正することを認める。 
理由 第1 手続の経緯
本件特許第6562417号(以下「本件特許」という。)に係る特願2016-141781号は、平成28年7月19日に特許出願したものであり、令和1年8月2日に特許権の設定の登録がされた。その後、令和2年5月13日に本件訂正審判の請求がなされたものである。

第2 請求の趣旨
本件訂正審判請求の趣旨は、本件特許の願書に添付した明細書(以下、「本件特許明細書」という)及び特許請求の範囲(以下、「本件特許請求の範囲」という)を本件審判請求書に添付した訂正明細書、特許請求の範囲のとおり訂正することを認める、との審決を求めるものである。

第3 訂正の内容
本件訂正審判請求による訂正(以下、「本件訂正」という。)の内容は、以下の訂正事項を含むものである。

1 訂正事項1
本件特許請求の範囲の請求項1に、
「洗濯槽に過炭酸ナトリウムを入れる工程と、
注水した洗濯槽のドラムを回転させる工程と、
所定時間後、前記過炭酸ナトリウム水溶液に、カタラーゼを前記過炭酸ナトリウムに対し(改行削除)て重量比率で4?7重量パーセントの割合で入れて前記ドラムを回転させる工程と、
を備えたことを特徴とする洗濯槽の洗浄方法。」
と記載されているのを、
「洗濯槽に過炭酸ナトリウムを入れる工程と、
注水した洗濯槽のドラムを回転させる工程と、
所定時間後、前記過炭酸ナトリウム水溶液に、液体状のカタラーゼを前記過炭酸ナトリウムに対して重量比率で4?7重量パーセントの割合で入れて前記ドラムを回転させる工程と、
を備えたことを特徴とする洗濯槽の洗浄方法。」
に訂正する(下線は当審が付した。以下同様)。

2 訂正事項2
本件特許明細書の段落【0008】に、
「すなわち、本発明は上記課題を解決するために、洗濯槽に過炭酸ナトリウムを入れ、その後、注入した洗濯槽のドラムを所定時間回転させてから、前記過炭酸ナトリウムに対して重量比率で4?7重量パーセントのカタラーゼを入れて前記ドラムを回転させるようにする。」
と記載されているのを、
「すなわち、本発明は上記課題を解決するために、洗濯槽に過炭酸ナトリウムを入れ、その後、注入した洗濯槽のドラムを所定時間回転させてから、前記過炭酸ナトリウムに対して重量比率で4?7重量パーセントの液体状のカタラーゼを入れて前記ドラムを回転させるようにする。」
に訂正する。

3 訂正事項3
本件特許明細書の段落【0009】に、
「本発明によれば、過炭酸ナトリウムによって洗濯槽内の石鹸カスを除去したのち、その内側に隠れていたカビを殺菌・除去することができる。しかも、カタラーゼの比率を過炭酸ナトリウムに対して4?7重量パーセントとしたので、最適な量の泡を発生させて汚れを浮かび上がらせることができ、その浮かび上がった汚れをすくい取ってから排水させることができるようになる。」
と記載されているのを、
「本発明によれば、過炭酸ナトリウムによって洗濯槽内の石鹸カスを除去したのち、その内側に隠れていたカビを殺菌・除去することができる。しかも、液体状のカタラーゼの比率を過炭酸ナトリウムに対して4?7重量パーセントとしたので、最適な量の泡を発生させて汚れを浮かび上がらせることができ、その浮かび上がった汚れをすくい取ってから排水させることができるようになる。」
に訂正する。

第4 当審における判断

1 特許法第126条第1項ただし書(訂正の目的)について

(1)訂正事項1
訂正事項1は、本件訂正前の請求項1において、形態の特定されない「カタラーゼ」を「液体状」のものに限定するものであるから、特許法第126条第1項ただし書第1号に規定する「特許請求の範囲の減縮」を目的とするものである。

(2)訂正事項2?3
訂正事項2?3は、訂正事項1による本件特許請求の範囲の請求項1を訂正することに伴い、明細書の段落【0008】及び【0009】の記載を、これと整合するように訂正するものであるから、特許法第126条第1項ただし書第3号に規定する「明瞭でない記載の釈明」を目的とするものである。

2 特許法第126条第5項(新規事項の有無)について

(1)訂正事項1
本件特許明細書の【0014】には「このカタラーゼの形態としては、反応を促進させるために液体状のものを用い」ることが記載されており、【0028】には「カタラーゼの液体を入れ」ることも記載されている。
してみれば、訂正事項1は、本件特許明細書より導かれる技術的事項との関係において新たな技術的事項を導入するものではなく、本件特許の願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面に記載した事項の範囲内においてされたものである。

(2)訂正事項2?3
訂正事項2?3は、特許請求の範囲の請求項1に対応する明細書の段落【0008】及び【0009】について、訂正事項1と同様の訂正をするものである。
したがって、訂正事項2?3も、訂正事項1と同様の理由により、本件特許の願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面に記載した事項の範囲内においてされたものである。

3 特許法第126条第6項(特許請求の範囲の拡張又は変更の有無)について

(1)訂正事項1について
訂正事項1は、形態の特定されない「カタラーゼ」を「液体状」のものに限定するものであって、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものではない。
したがって、訂正事項1は、特許法第126条第6項の規定に適合するものである。

(2)訂正事項2?3について
訂正事項2?3は、特許請求の範囲の請求項1に対応する明細書の段落【0008】及び【0009】について、形態の特定されない「カタラーゼ」を「液体状」のものに限定するものであって、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものではない。
したがって、訂正事項2?3の訂正は、特許法第126条第6項の規定に適合するものである。

第5 独立特許要件
訂正事項1は、上記第4 1(1)に説示したとおり、特許請求の範囲の減縮を目的とするものであるから、本件訂正後の請求項1に記載されている事項により特定される発明が特許法第126条第7項に規定する要件(「特許出願の際独立して特許を受けることができるものであること」、いわゆる独立特許要件)に適合するか検討を要するものであるが、本件訂正後の請求項1に記載されている事項により特定される発明が、特許出願の際独立して特許を受けることができないものであるとする理由は見当たらないので、訂正事項1は、特許法第126条第7項の規定に適合する。

第6 むすび
以上のとおりであるから、本件訂正審判の請求は、特許法第126条第1項ただし書第1号又は第3号に掲げる事項を目的とし、かつ、同条第5項?第7項の規定に適合するので、本件訂正を認める。
よって、結論のとおり審決する。

 
発明の名称 (54)【発明の名称】
洗浄組成物、および、洗濯槽の洗浄方法
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗濯槽の内側などに付着した汚れを除去できるようにした洗浄組成物に関するものであり、より詳しくは、過酸化水素系洗浄剤を用いて、簡単かつ短時間に汚れを除去できるようにしたものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、洗濯槽の内側には、長期間の使用によってカビや石鹸カス、水垢、皮脂成分などが付着してしまう。このため、定期的に洗濯槽を洗浄して、汚れが洗濯物に付着するのを防止したり、異臭が洗濯物に移ったりしないようにするのが好ましい。
【0003】
このような洗濯槽を洗浄する洗浄剤としては、次亜塩素酸ソーダなどの塩素系の洗浄剤が従来より用いられている。しかしながら、このような塩素系の洗浄剤は、塩素ガスを発生させるために、使用に際して相当の注意を払わなければならないといった問題があった(特許文献1)。
【0004】
これに対して、過酸化水素系洗浄剤を用いて洗濯槽を洗浄する方法も提案されている(特許文献1)。このような洗浄剤は、水に溶解することによって発生する過酸化水素によって汚れを酸化分解し、洗濯槽からその汚れを剥離させるようにしたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2001-3090号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、この過酸化水素系洗浄剤を用いた場合、水温による反応性に依存するところが大きいため、常温での水を使用した場合、長時間反応を待たなければならないといった問題があった。これに対して、有機過酸化水素物は、低温での反応性も高いことが知られているが、危険物として取り扱われるため、一般家庭での使用には向かないという問題もあった。
【0007】
そこで、本発明は、危険物を使用することなく、簡単かつ短時間に洗濯槽などを洗浄できるようにした洗浄組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち、本発明は上記課題を解決するために、洗濯槽に過炭酸ナトリウムを入れ、その後、注入した洗濯槽のドラムを所定時間回転させてから、前記過炭酸ナトリウムに対して重量比率で4?7重量パーセントの液体状のカタラーゼを入れて前記ドラムを回転させるようにする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、過炭酸ナトリウムによって洗濯槽内の石鹸カスを除去したのち、その内側に隠れていたカビを殺菌・除去することができる。しかも、液体状のカタラーゼの比率を過炭酸ナトリウムに対して4?7重量パーセントとしたので、最適な量の泡を発生させて汚れを浮かび上がらせることができ、その浮かび上がった汚れをすくい取ってから排水させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明における洗濯槽の内側に付着した汚れの状態を示した図
【図2】同形態における洗浄剤の投入方法を示す図
【図3】同形態における洗濯槽を洗浄する工程を示した図
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の一実施の形態について説明する。
【0012】
この実施の形態における洗浄組成物は、図2に示すような洗濯槽1や、風呂釜、食器、水筒などのように水を入れることができるものを洗浄できるようにしたものであって、炭酸ナトリウムと過酸化水素を2:3のモル比で混合させた炭酸ソーダ過酸化水素付加物(以下、「過炭酸ナトリウム」と称する)と、カタラーゼとを分離して設けるようにしたものである。
【0013】
この過炭酸ナトリウムは、水溶性の無色の固体であって、水溶液中では炭酸ナトリウムと過酸化水素に分解する。この分解した炭酸ナトリウムにより、水溶液は弱塩基性を示し、一方、過酸化水素により酸化力を持つことになる。この分解により発生した過酸化水素は、過酸化水素水と同様に酸化力を持つため、漂白剤や除菌剤、消臭剤としての機能を持つことができる。また、この過酸化水素は、水溶液中で放置するだけで水と酸素に分解し、また、炭酸ナトリウムもほぼ無害であるため、環境への影響を小さくすることができる。この炭酸ナトリウムは、石鹸のアルカリ助剤としての機能を有し、汚れを包み込んで沈殿させる役割や、洗浄液をアルカリ性として汚れの油脂や脂肪酸を石鹸に変える役割、また、アルカリ緩衝作用に基づいて水溶液を好適なpHに維持する役割などを果たす。この過炭酸ナトリウムは、顆粒状に構成されており、反応性を良くするために散布させるように洗濯槽1に投入される。
【0014】
一方、カタラーゼは、過酸化水素を不均化して酸素と水に変える反応を触媒する酵素であって、動物の肝臓、腎臓のような臓器、赤血球等、植物並びに微生物等から抽出・精製される。このカタラーゼは、過炭酸ナトリウムへ添加されることによって、過炭酸ナトリウムの分解速度を促進して多量の酸素を発生させることができる。このカタラーゼの形態としては、反応を促進させるために液体状のものを用い、先の過炭酸ナトリウムとは別の容器に収容しておくようにする。
【0015】
このような過炭酸ナトリウムやカタラーゼの量や成分比率としては、次のようにしておくのが好ましい。
【0016】
例えば、一般家庭用の標準的な9リットルサイズの洗濯機を洗浄する場合(標準仕様水量約100リットルの場合)、過炭酸ナトリウム370?430グラム投入できるようにしておく。これに対して、カタラーゼの量としては、短時間に洗浄することができ、かつ、最適な量の泡を発生させる量としておく。すなわち、カタラーゼの量が少ないと、洗浄に時間がかかってしまうばかりでなく、泡の量が少なくなって剥離させた汚れが洗濯槽に沈殿してしまい、その汚れが再び洗濯槽1の内側に付着してしまう可能性がある。一方、カタラーゼの量を多くし過ぎた場合は、大量の泡が発生してしまい、図2に示す洗濯槽1の開口部分から泡が噴き出してしまう可能性がある。このため、カタラーゼの量としては、過炭酸ナトリウムに対して重量比率で4?15重量パーセントの比率で用意しておく。なお、洗濯槽1を洗浄するに際して、ドラム2を回転させながら洗浄すると、そのドラム2の回転によってもさらに反応が促進されて泡が発生するため、重量比率で4?7重量パーセントの範囲内としておく。すなわち、9リットルサイズの洗濯機の洗濯槽1を洗浄する場合、15グラム?30グラムの範囲内で投入できるようにしておく。このカタラーゼの量については、水温によって適宜調整しながら洗濯槽1に投入するようにしてもよく、例えば、風呂の残り湯を使用して洗濯槽1を洗浄する場合は、カタラーゼの量を少なくするようにしてもよい。
【0017】
次に、このような洗浄組成物を用いて洗濯槽1を洗浄する方法について、図3の工程図を用いて説明する。なお、この洗濯槽1には、図1に示すように、洗濯槽1の内側やドラム2の表面などにカビなどが発生し、さらに、その上に石鹸カスなどがカビを覆うように付着しているものとする。
【0018】
このような洗濯槽1を洗浄する場合、洗濯槽1に衣類などが入ってないことを確認したうえで、図2に示すように、過炭酸ナトリウム5の粉末を散布するように投入する(ステップS1)。そして、その状態で高水位まで給水し(ステップS2)、「洗い」コースのみに設定して、約15分ほどドラム2を回転させる(ステップS3)。この給水を行う場合、風呂の残り湯を用いるようにしてもよい。
【0019】
すると、水で分解した炭酸ナトリウムの作用によって、洗濯槽1内に付着した石鹸カスや皮脂成分などを除去することができ、また、ドラム2を回転させて使用するため、水の力も利用して強制的に汚れを剥離させるようになる(ステップS4)。このように剥離した汚れの重いものについては洗濯槽1に沈殿し、軽いものや気泡に付着したものについては浮き上がるようになる。
【0020】
次に、水を貯めた状態でドラム2の回転を停止させ(ステップS5)、先の過炭酸ナトリウム5に対して4?7重量パーセントの比率のカタラーゼ6を投入する(ステップS6)。そして、再び、「洗い」コースに設定してドラム2を回転させ、約5分ほどドラム2を回転させる(ステップS7)。
【0021】
すると、このカタラーゼ6の働きによって過炭酸ナトリウム5の分解が加速され、一気に炭酸ナトリウムと過酸化水素へ分解される。そして、この過酸化水素や酸素の働きによって、カビを漂白したり、除菌、消臭などを行えるようになる。また、このように過酸化水素への反応によって大量の酸素の泡が発生し、炭酸ナトリウムによって除去沈殿した汚れを浮き上がらせて、水の表面から網で汚れをすくいとれるようにすることができるようになる(ステップS8)。このとき、泡の量が少なすぎると、汚れを浮き上がらせることができず、逆に、泡の量が多すぎると噴き出す泡に隠れて効率的に汚れを網ですくいとることができなくなるが、この実施の形態では、カタラーゼを4?7重量パーセントの比率で配合するようにしているため、水の表面から網で汚れをすくいとることができるようになる(ステップS9)。
【0022】
そして、このように汚れを取り除いたのち、高水位のまま「すすぎ」「排水」「脱水」を行えるようにする(ステップS10)。
【0023】
なお、この洗濯槽1の洗浄においては、縦型洗濯機やドラム式洗濯機の両方で用いることができるが、ドラム式洗濯機の場合は、途中で扉を開けてカタラーゼを投入できるように「最低水位」で注水するようにしておく。
【0024】
このように上記実施の形態によれば、洗濯槽1に過炭酸ナトリウム5を入れ、その後、注水した洗濯槽1のドラム2を回転させてから、所定時間後、前記過炭酸ナトリウム5の水溶液に、前記過炭酸ナトリウム5対して重量比率で4?7重量パーセントのカタラーゼ6を入れて前記ドラム2を回転させるようにしたので、炭酸ナトリウムによって洗濯槽1内の石鹸カスを除去したのち、その内側に隠れていたカビを殺菌・除去することができるようになる。しかも、カタラーゼ6の比率を過炭酸ナトリウム5に対して4?7重量パーセントとしたので、最適な量の泡を発生させて汚れを浮かび上がらせることができ、その浮かび上がった汚れをすくい取ってから排水を行わせることができるようになる。
【0025】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。
【0026】
例えば、上記実施の形態では洗濯槽1を洗浄する場合を例に挙げて説明したが、風呂釜を洗浄する場合についても洗浄組成物を用いることができる。
【0027】
この風呂釜を洗浄する場合、浴槽の循環口より5?10cm上になるように水位を調整し、循環口付近に過炭酸ナトリウムの粉末を入れる。このとき、風呂いすや桶などを洗う必要がある場合は、一緒に浴槽に入れておくようにする。
【0028】
そして、追い炊き温度を40?43℃に設定して追い炊きを行い、15分程度経過したのちに、循環口付近にカタラーゼの液体を入れ、洗面器などでかき混ぜる。このとき、追い炊きが停止している場合は、追加で5分ほど追い炊きを行い、その後排水や洗浄などを行う。また、循環口内のすすぎを行うため、再び循環口より5cmほど上まで水を満たし、追い炊きや排水を行い、その後、シャワーなどで流してぬめりを落とす。
【0029】
また、この風呂釜の洗浄以外に、ヒートポンプ給湯器や食器、水筒などの洗浄にも使用することができる。
【0030】
さらに、上記実施の形態では、洗濯槽1に過炭酸ナトリウムを入れてから注水するようにしたが、逆に注水した洗濯槽1に過炭酸ナトリウムを入れるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0031】
1・・・洗濯槽
2・・・ドラム
3・・・汚れ
4・・・カビ
5・・・過炭酸ナトリウム
6・・・カタラーゼ
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗濯槽に過炭酸ナトリウムを入れる工程と、
注水した洗濯槽のドラムを回転させる工程と、
所定時間後、前記過炭酸ナトリウム水溶液に、液体状のカタラーゼを前記過炭酸ナトリウムに対して重量比率で4?7重量パーセントの割合で入れて前記ドラムを回転させる工程と、
を備えたことを特徴とする洗濯槽の洗浄方法。
 
訂正の要旨 審決(決定)の【理由】欄参照。
審理終結日 2020-06-23 
結審通知日 2020-06-25 
審決日 2020-07-07 
出願番号 特願2016-141781(P2016-141781)
審決分類 P 1 41・ 851- Y (C11D)
P 1 41・ 854- Y (C11D)
P 1 41・ 856- Y (C11D)
最終処分 成立  
前審関与審査官 柴田 啓二  
特許庁審判長 天野 斉
特許庁審判官 古妻 泰一
蔵野 雅昭
登録日 2019-08-02 
登録番号 特許第6562417号(P6562417)
発明の名称 洗浄組成物、および、洗濯槽の洗浄方法  
代理人 久留 徹  
代理人 久留 徹  

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