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審決分類 |
審判 補正却下の決定 判示事項別分類コード:11 H04N 審判 補正却下の決定 判示事項別分類コード:2 H04N |
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管理番号 | 1008821 |
審判番号 | 審判1998-7407 |
総通号数 | 8 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許決定公報 |
発行日 | 1995-02-14 |
種別 | 補正却下の決定 |
確定日 | 2000-01-04 |
事件の表示 | 平成3年特許願第128511号「陰極線管スクリーン保護回路」拒絶査定に対する審判事件について,次のとおり決定する。 |
結論 | 平成10年6月5日付けの手続補正を却下する。 |
理由 |
1.本件の平成10年6月5日付けで提出された手続補正書により補正された明細書の特許請求の範囲には、 「電圧供給源と、陰極線管の制御電極に結合された第1の電極と、第2の電極とを有し、上記陰極線管用の制御電圧を発生するための電荷を蓄積する電荷蓄積手段と、偏向信号に関連し且つ電子ビームの遮断が必要なときを表わす信号に応答して、上記電圧供給源から上記電荷蓄積手段の上記第2の電極に電流を選択的に流通させるスイッチ手段と、上記陰極線管の制御電極に結合されていて、該陰極線管に対する漏洩電流の方向には関係なく上記制御電極のバイアス電圧を安定化するための手段と、を具備し、上記スイッチ手段は、上記電子ビームの遮断を必要としないときは上記電圧供給源と上記電荷蓄積手段の上記第2の電極との間に電流路を形成して、上記電荷蓄積手段を上記電圧供給源から予め設定された電圧に充電して、上記陰極線管の上記制御電極に与えられる正規の動作バイアス電圧を発生させ、また、上記スイッチ手段は、上記電子ビームの遮断を必要とするときは上記電圧供給源と上記電荷蓄積手段の上記第2の電極との間の上記電流路を遮断すると共に上記第2の電極を基準電位源に結合して、上記電荷蓄積手段の上記第1の電極に電子ビームを遮断するための比較的低い電圧を発生させることにより上記陰極線管中の電子ビームを遮断する、上記陰極線管中で発生される電子ビームによって上記陰極線管のスクリーンが損傷を受けるのを防止する陰極線管スクリーン保護回路。」が、記載されている。 しかし、前記特許請求の範囲の記載中「上記陰極線管の制御電極に結合されていて、該陰極線管に対する漏洩電流の方向には関係なく上記制御電極のバイアス電圧を安定化するための手段」については、願書に最初に添付した明細書又は図面に記載されておらず、又、これを示唆する記載もない。また、同様に、同手続補正書の[発明の概要]における「上記陰極線管の制御電極に結合されていて、該陰極線管に対する漏洩電流の方向には関係なく上記制御電極のバイアス電圧を安定化するための手段」については、願書に最初に添付した明細書又は図面に記載された事項の範囲内のものではない。 それ故、この補正は、明細書の要旨を変更するものであるから、特許法第159条第1項で準用する同法第53条第1項の規定により、却下をすべきものである。 よって、結論のとおり決定する。 |
決定日 | 1999-08-20 |
出願番号 | 特願平3-128511 |
審決分類 |
P
1
93・
11-
(H04N)
P 1 93・ 2- (H04N) |
前審関与審査官 | 乾 雅浩、中村 和男 |
特許庁審判長 |
水谷 好男 |
特許庁審判官 |
橋本 恵一 石川 伸一 |
発明の名称 | 陰極線管スクリーン保護回路 |
代理人 | 木村 正俊 |
代理人 | 荘司 正明 |
代理人 | 田中 浩 |