ポートフォリオを新規に作成して保存 |
|
|
既存のポートフォリオに追加保存 |
|
PDFをダウンロード |
審決分類 |
審判 補正却下の決定 判示事項別分類コード:11 G11B |
---|---|
管理番号 | 1010397 |
審判番号 | 審判1998-10169 |
総通号数 | 9 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許決定公報 |
発行日 | 1988-02-18 |
種別 | 補正却下の決定 |
確定日 | 2000-02-04 |
事件の表示 | 昭和61年特許願第180925号「ディスク記録装置」拒絶査定に対する審判事件について,次のとおり決定する。 |
結論 | 平成10年8月7日付けの手続補正を却下する。 |
理由 |
審判請求人は、平成10年8月7日付けの出願公告後の手続補正により、特許請求の範囲を 「(1)予め形成された複数のビットからなるビット領域と、データが書き込まれるデータ領域とが、それぞれ円周方向に沿って交互に設けられたディスク状記録媒体に、少なくともレーザ光を照射することによってデータの書き込み或いは消去を行うディスク装置であって、 上記ビット領域の検出を行う第1のモードと、上記データ領域にデータの書き込み或いは消去を行うための第2のモードとで、上記レーザ光を出射するレーザダイオードの駆動電流を切換え制御するレーザ駆動回路と、 上記第1のモードで検出されたビット領域内のビットに同期した基準クロックを発生するとともに所定のサンプルパルスを形成し出力するパルス発生回路とを有し、 上記レ一ザ駆動回路は、上記サンプルパルスに基づいて書き込むべきデータが入力されるとともに、上記第1のモードもこおいて、レーザダイオードを高周波駆動することにより、上記ビット領域内のビットの検出を行うようになされ、上記第2のモードにおいて、上記レ一ザダイオードの高周波駆動を停止させ、かつ、上記基準クロックに同期してレーザダイオードをパルス駆動することにより、上記データ領域に対して入力されたデータの書き込み或いは消去を行うようになされたことを特徴とするディスク記録装置。 (2)上記レ一ザ駆動回路は、上記第2のモードにおいて、レーザダイオードを所定の駆動電流で高周波駆動するとともに、この駆動電流より大きな駆動電流によりレーザダイオードをパルス駆動することにより、データの書き込み或いは消去を行うことを特徴とする特許請求の範囲(1)記載のディスク記録装置。」 と補正したが、かかる補正は、特許請求の範囲の減縮、誤記の訂正、明りょうでない記載の釈明を目的とするものでない。 すなわち、平成10年8月7日付けの手続補正の特許請求の範囲第1項の記載には「上記第2のモードにおいて、上記レ一ザダイオードの高周波駆動を停止させ」と記載され、特許請求の範囲第2項は第1項を引用すると共に、さらに、「上記第2のモードにおいて、レーザダイオードを所定の駆動電流で高周波駆動する」と記載されている。 そうすると、特許請求の範囲第2項では、第2のモードにおいて、レ一ザダイオードの高周波駆動を停止させると共に、レーザダイオードを所定の駆動電流で高周波駆動することになるが、そのようなことは、願書に最初に添付した明細書又は図面(以下、「出願当初の明細書又は図面」という。)には何等記載されていない。 また、出願当初の明細書又は図面の記載からみても自明のこととは認められない。 してみれば、平成10年8月7日付けの手続補正は、特許請求の範囲の減縮、誤記の訂正、明りょうでない記載の釈明を目的とするものでない したがって、当該手続補正は、特許法第159条第1項の規定により準用する同法第54条第1項の規定により却下すべきものと認められる。 |
決定日 | 1999-12-08 |
出願番号 | 特願昭61-180925 |
審決分類 |
P
1
93・
11-
(G11B)
|
特許庁審判長 |
小川 謙 |
特許庁審判官 |
麻野 耕一 及川 泰嘉 |
発明の名称 | ディスク記録装置 |
代理人 | 田村 榮一 |
代理人 | 小池 晃 |
代理人 | 伊賀 誠司 |