• ポートフォリオ機能


ポートフォリオを新規に作成して保存
既存のポートフォリオに追加保存

  • この表をプリントする
PDF PDFをダウンロード
審決分類 審判 判定 対象物 判定却下 H02G
管理番号 1039434
判定請求番号 判定2001-60025  
総通号数 19 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許判定公報 
発行日 1999-09-07 
種別 判定 
判定請求日 2001-02-23 
確定日 2001-04-23 
事件の表示 上記当事者間の特許第2933587号の判定請求事件について、次のとおり決定する。 
結論 本件判定の請求を却下する。 
理由 本件判定請求書の請求の趣旨の欄には、「本件判定請求は、特許第2933587号(イ号)について、特許法第123条第1項第2号の規定に該当するものと判断し判定を請求いたします。
請求人である東田商工株式会社は、イ号とその発明の技術的思想が同一であり、その基本構成が同一である発明(特開平11-230272号、以下本願発明と記載する。)をイ号の出願日である平成10年2月24日より前に出願(平成10年2月19日)し、本願発明であるワイヤー等の連結具を平成10年より販売しております。
しかしながら、被請求人である株式会社カクマ電工も同様の商品(イ号に開示された発明)の販売を平成11年10月頃始めました。これにより同様な商品の競合がおこりましたので、本件判定請求を請求いたします。」と記載され、同請求の理由の欄には、「これは、表現方法こと相違するもその技術的思想は同一であると思われます。または、少なくとも本願発明を基本技術とした利用発明であると思われます。
現状において、同一分野で販売され、競合している以上、当社と致しましては、上記本願発明とイ号特許との判定を請求し、その判断をお願いする次第です。」(2頁14〜19行)と記載されている。
これによれば、本件判定請求の趣旨は、イ号特許である特許第2933587号は、本願発明の技術的範囲に属するとの判定を求めるものと認められる。しかしながら、判定は、判定の対象(イ号特許等)が特許発明の技術的範囲に属するか否かを判定するものであり、本願発明は特許発明(特許を受けている発明)であるとは認められないから、本件判定請求は不適法な請求であり、その補正をすることができないものである。
なお、判定請求事件の表示に「特許第2933587号判定請求事件」と記載されているから、特許第2933587号の技術的範囲について判定を求めるものとも解釈できるが、この場合には、請求の趣旨には、特許第2933587号について、特許法第123条第1項第2号の規定に該当するとして、先願である発明(特開平11-230272号)が引用されているものの、判定の対象(イ号)が記載されていないことになる。したがって、この場合も、本件判定請求は不適法な請求であって、その補正をすることができないものである。
以上のとおり、本件判定の請求は、特許法第71条第3項において準用する第135条の規定によって却下すべきものである。
よって、結論のとおり決定する。
 
判定日 2001-04-03 
出願番号 特願平10-42461
審決分類 P 1 2・ 04- X (H02G)
最終処分 審決却下  
前審関与審査官 和田 財太  
特許庁審判長 伊坪 公一
特許庁審判官 志村 博
後藤 千恵子
登録日 1999-05-28 
登録番号 特許第2933587号(P2933587)
発明の名称 ケーブル延線用副次的索状体留具  

プライバシーポリシー   セキュリティーポリシー   運営会社概要   サービスに関しての問い合わせ