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審決分類 審判 査定不服 判示事項別分類コード:131 取り消して特許、登録 B29C
管理番号 1043056
審判番号 審判1998-20210  
総通号数 21 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 1993-10-19 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 1998-12-21 
確定日 2001-08-25 
事件の表示 平成 4年特許願第262343号「包装積層品をヒートシールする装置」拒絶査定に対する審判事件〔平成5年10月19日出願公開、特開平5-269854、平成7年4月5日出願公告、特公平7-29382、請求項の数(1)〕についてされた平成11年8月12日付け審決に対し、東京高等裁判所において審決取消の判決(平成11年(行ケ)第305号、平成12年9月26日判決言渡)があったので、さらに審理の上、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 
理由 本願は、昭和57年10月8日(優先権主張1981年10月8日 スウェーデン国)に出願した特願昭57-177486号(以下「原出願」という。)の一部を新たな出願としようとして平成4年9月30日に出願し、平成7年4月5日に出願公告されたものであって、その本願発明の要旨は、出願公告後に、特許法第64条第1項の規定に基づく平成8年8月20日付け手続補正書により補正がなされた明細書の特許請求の範囲の第1項に記載されたとおりのものであると認める。(なお、平成11年1月20日付け手続き補正書は、平成11年8月21日付けで却下された。)

原査定の拒絶の理由となった特許異議の決定に記載した理由の概要は、本願特許請求の範囲第1項に記載された発明(以下「本願発明」という)は、原出願の特許請求の範囲第3項に記載された発明と実質的に同一であって、本願は適法に分割されたものとは認められず、現実の出願日である平成4年9月30日に出願されたものとして取り扱われるから、本願発明は、その出願前に頒布された特開昭58-134744号公報(原出願の公開公報、以下「引用例」という)に記載された発明であって、特許法第29条第1項第3号に該当し、特許を受けることができない、というものである。

しかし、原出願の特許請求の範囲第3項に記載されたを削除することについて訂正請求を認める審決(平成11年審判第39085号)が確定しているから、原査定において、本願発明と、原出願の特許請求の範囲第3項に記載された発明とが実質的に同一のものであると認定したのは誤りである。したがって、この認定を前提にして、本願出願日の遡及を認めず、本願発明が引用例に記載された発明であるとした原査定の判断は妥当ではない。
また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 1999-07-27 
結審通知日 1999-08-10 
審決日 1999-08-12 
出願番号 特願平4-262343
審決分類 P 1 8・ 131- WY (B29C)
最終処分 成立  
前審関与審査官 紀 俊彦綿谷 晶廣  
特許庁審判長 高梨 操
特許庁審判官 鴨野 研一
加藤 志麻子
喜納 稔
石井 淑久
発明の名称 包装積層品をヒートシールする装置  
代理人 三好 秀和  

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