• ポートフォリオ機能


ポートフォリオを新規に作成して保存
既存のポートフォリオに追加保存

  • この表をプリントする
PDF PDFをダウンロード
審決分類 審判 全部申し立て 2項進歩性  H05K
管理番号 1073087
異議申立番号 異議2001-70030  
総通号数 40 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許決定公報 
発行日 1996-04-16 
種別 異議の決定 
異議申立日 2001-01-10 
確定日 2002-10-04 
異議申立件数
訂正明細書 有 
事件の表示 特許第3060850号「異方性導電テープの圧着方法」の請求項1に係る発明についての特許に対する特許異議の申立てについて、次のとおり決定する。 
結論 訂正を認める。 特許第3060850号の請求項1に係る発明についての特許を取り消す。 
理由 1手続きの経緯
本件特許3060850号の請求項1に係る発明は、平成6年9月30日に出願され、平成12年4月28日にその特許の設定登録がなされ、その後、表記の異議申立人より特許異議の申立てがなされ、取消理由通知がなされ、その指定期間内である平成13年7月16日に訂正請求がなされたものである。

2訂正の適否の判断
(1) 訂正の内容
(特許請求の範囲)
a 請求項1の「異方性導電テープを基板に圧着するようにした」を「異方性導電テープを基板に圧着することにより、異方性導電テープの長さが変更されても加圧ツールの交換を不要にした」と訂正する。
(発明の詳細な説明)
b 明細書段落番号【0009】中の記載について、特許請求の範囲との整合をはかるためのもので不明瞭な記載の釈明を目的とし、上記aと同じ趣旨の訂正をする。

(2) 訂正の目的の適否、新規事項の有無及び拡張・変更の存否
(特許請求の範囲)
上記訂正事項aについては、特許明細書の特許請求の範囲に記載された「異方性導電テープを基板に圧着する」時の態様をより具体的な構成に限定しようとするものである。
したがって、上記訂正事項aは、特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。
(発明の詳細な説明)
上記訂正事項bについては、明細書の記載と特許請求の範囲との整合をはかるためのもので不明瞭な記載の釈明を目的とするものである。

また上記訂正事項a及びbは、願書に添付した明細書又は図面に記載した事項の範囲内での訂正であり、実質上特許請求の範囲を拡張し又は変更するものでもない。

(4) むすび
以上のとおりであるから、上記訂正請求は、特許法120条の4第2項及び同条第3項で準用する特許法126条の規定に適合するので、当該訂正を認める。

3特許異議の申立てについての判断
(1) 本件発明
上記2で示したように上記訂正が認められるから、請求項1に係る発明は、上記訂正に係る訂正明細書の特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定されるとおりの次のものである。
「基板を位置決めする位置決めテーブルと、前記位置決めテーブルに位置決めされた基板の上に、下面に異方性導電テープが貼着されたリーダテープを送り方向に繰り出すリーダテープ繰出機構と、繰り出された異方性導電テープのみを所定長さでカットするカッタと、リーダテープを介してカットされた異方性導電テープを基板に圧着する加圧ツールと、圧着された異方性導電テープからリーダテープを剥離するリーダテープ剥離機構と、剥離されたリーダテープを送り方向へ送るリーダテープ送り機構とを有する異方性導電テープの圧着装置を用いた異方性導電テープの圧着方法であって、
前記加圧ツールの前記送り方向上流側の端部を基準位置とし、前記リーダテープ繰出機構から繰り出されたリーダテープの下面の異方性導電テープを前記カッタにより所定の貼着長さに切断した後、前記カッタで切断された異方性導電テープの端部が前記基準位置にほぼ一致するまでリーダテープを前記送り方向へ送り、そこで前記加圧ツールにより異方性導電テープを基板に圧着することにより、異方性導電テープの長さが変更されても加圧ツールの交換を不要にしたことを特徴とする異方性導電テープの圧着方法。」

(2) 引用刊行物記載の発明
当審で通知した取消の理由で引用した刊行物1(特開平6-3690号公報〈甲第1号証〉)には、キャリアテープ上に異方性接着層が形成された異方性接着剤テープを搬送して、基板上に異方性接着層を転写する方法及びその装置に関する発明が記載されている。
そして明細書中には、「所定転写長さの異方性接着剤層片(異方性接着剤は異方性導電性接着剤であることは2頁右欄[0011]の6〜7行目に明記されている。)を液晶パネルに簡単に接着できるように、キャリアテープ上に所定間隔をおいて所定転写長さを有した複数の異方性接着剤テープを簡単且つ効率よく作成する方法及び装置を提供することを目的とする」([0009])と記載されている。
図1及び図9と[0013]〜[0014]には、キャリアテープ11上に異方性接着剤層が積層形成されたテープ10を巻き取ったテープ供給リール51が備えられ、それから引き出されたテープ10は搬送口一ラ61、62、63により所定搬送経路60に沿って搬送される構成が、
[0018],[0022]及び図6からは、テープ10は、テープ受け台31において、図5に示されるように2枚の切込み刃32によって異方性接着剤層12のみに切込みが形成され、両切込み刃32に挟まれた異方性接着剤層12がキャリアテープから剥がされる構成が、
[0027]からは、所定間隔をおいて複数の異方性接着剤肩片13が形成されたテープは転写装置70に搬送され、熱圧着台81上に置かれた液晶パネル2の所定位置に異方性接着剤層片13が仮熱圧着されて転写される構成が、
そして、[0028]からは、液晶パネル2は位置調整装置82によって水平方向の位置が調整される構成が認められる、
[0029]〜[0033]には、「[0029]上記のように搬送経路60に沿って転写装置70に搬送された転写用異方性接着剤テープは、図7(A)に示すように、両ガイドローラ73、75にガイドされて、異方性接着剤層片13が下方を向いて熱圧着台81の上の液晶パネル2と対向するように延びている。このとき、光センサ77が下側から異方性接着剤層片13と対向するように配設されており、、この光センサ77により異方性接着剤層片13の位置が検知されている。このため、異方性接着剤層片13が図7(B)に示す所定位置まで搬送されると、この位置で異方性接着剤層テープ10の搬送が停止される。[0030]そして、図7(C)に示すように、光センサ77が左方に引き込められた後、第4および第5アクチュエータ74,76により両ガイドローラ73,75が下動され、《中略》異方性接着剤層片13が液晶パネル2の所定位置に正確に押しつけられる。《中略》[0031]第3アクチュエータ72によりヒーターヘッド71が下動され《中略》異方性接着剤層片13が液晶パネル2の所定位置に仮熱圧着される。《中略》[0031]図8(E)に示すように、ヒーターヘッド71が上動され、ついで、右側のガイドローラ75のみが上動される。この右側ガイドローラ75の上動により、キャリアテープ11は右側から上方に持ち上げられ、仮熱圧着された異方性接着剤層片13は右端部から徐々にキャリアテープ11から剥がれる。《中略》[0033]このようにしてキャリアテープ11から異方性接着剤層片13が剥がれると、図8(F)に示すように、左側のガイドローラ73も上動され、光センサ77が次の検出のため所定位置まで突出する。」と記載されている。
そして、第7図(B)及び第8図(D)からは、ヒータヘッド71の搬送方向上流側の端部より若干搬送方向下流側で異方性接着剤層片13の位置が検知されているのを見ることが出来る。

これらの記載からみれば引用例1には、以下のとおりの発明が記載されていると認められる
「位置調整装置82によって水平方向の位置が調整される熱圧着台81〈本件発明の「基板を位置決めする位置決めテーブル」に相当している。〉[以下、〈〉内には、本件発明で相当している事項の用語を示す。]と、前記位置調整装置82によって水平方向の位置が調整される熱圧着台81〈基板を位置決めする位置決めテーブル〉に位置決めされた液晶パネル〈基板〉の上に、下面に異方性接着剤テープ〈異方性導電テープ〉が貼着されたキャリアテープ〈リーダテープ〉を送り方向に繰り出す搬送ローラ61,62,63〈リーダテープ繰出機構〉と、繰り出された異方性接着剤テープ〈異方性導電テープ〉のみを所定長さでカットする切込み刃32〈カッタ〉と、キャリアテープ〈リーダテープ〉を介してカットされた異方性接着剤テープ〈異方性導電テープ〉を液晶パネル〈基板〉に接着するヒータヘッド71と、接着された異方性接着剤テープ〈異方性導電テープ〉からキャリアテープ〈リーダテープ〉を剥離するキャリアテープ〈リーダテープ〉剥離機構と、剥離されたキャリアテープ〈リーダテープ〉を送り方向へ送るキャリアテープ〈リーダテープ〉送り機構とを有する異方性接着剤テープ〈異方性導電テープ〉の接着装置を用いた異方性接着剤テープ〈異方性導電テープ〉の接着方法であって、
前記ヒータヘッド71の前記送り方向上流側の端部より若干搬送方向下流側を基準位置とし、前記キャリアテープ〈リーダテープ〉繰出機構から繰り出されたキャリアテープ〈リーダテープ〉の下面の異方性接着剤テープ〈異方性導電テープ〉を前記切込み刃32〈カッタ〉により所定の貼着長さに切断した後、前記切込み刃32〈カッタ〉で切断された異方性接着剤テープ〈異方性導電テープ〉の端部が前記基準位置にほぼ一致するまでキャリアテープ〈リーダテープ〉を前記送り方向へ送り、そこで前記接着するツールにより異方性接着剤テープ〈異方性導電テープ〉をパネル〈基板〉に接着することを特徴とする異方性接着剤テープ〈異方性導電テープ〉の接着方法。」が記載されていることになる。

(3) 対比・判断
本件発明と刊行物1に記載された発明とを比較すると、
両者は、「基板を位置決めする位置決めテーブルと、前記位置決めテーブルに位置決めされた基板の上に、下面に異方性導電テープが貼着されたリーダテープを送り方向に繰り出すリーダテープ繰出機構と、繰り出された異方性導電テープのみを所定長さでカットするカッタと、リーダテープを介してカットされた異方性導電テープを基板に接着するツールと、接着された異方性導電テープからリーダテープを剥離するリーダテープ剥離機構と、剥離されたリーダテープを送り方向へ送るリーダテープ送り機構とを有する異方性導電テープの接着装置を用いた異方性導電テープの接着方法であって、
前記接着するツールの前記送り方向上流側を基準位置とし、前記リーダテープ繰出機構から繰り出されたリーダテープの下面の異方性導電テープを前記カッタにより所定の貼着長さに切断した後、前記カッタで切断された異方性導電テープの端部が前記基準位置にほぼ一致するまでリーダテープを前記送り方向へ送り、そこで前記接着するツールにより異方性導電テープを基板に接着することを特徴とする異方性導電テープの接着方法。」である点で一致し、
A:本件発明においては、異方性導電テープを基板に接着する際に、圧着する加圧ツールが用いられているのに対して、刊行物1に記載された発明では、アクチュエータにより上下するヒーターヘッド71が設けられてはいるが、圧着する点の記載がない点で相違する。
B:本件発明においては、前記接着するツールの送り方向上流側の端部を基準位置としているのに対し、刊行物1に記載された発明では、前記接着するツールの前記送り方向上流側の端部より若干搬送方向下流側を基準位置としている点で一応相違する。
C:本件発明においては、「異方性導電テープの長さが変更されても加圧ツールの交換を不要にした」のに対し、刊行物1に記載された発明においては、該点が明細書に明記されていない点で一応相違する。

しかしながら、Aの点については、異方性導電テープを基板に接着する際に、圧着する加圧ツールを用いることは周知の事実であるから、該相違点は当業者が容易に設計変更しうることと認められる。
また、Bの点に関しては、特許請求の範囲に、「端部を基準位置とし、」と記載されてはいるが、実際の接着に当たっては余裕を持って接着するため基準位置を若干下流側にずらすのが常識で、本件発明においても、図1及び図2を見ると、正確な接着位置が端部から若干下流側にずれる事実が見られることから、上記相違点は実質的なものではなく、表現上の相違にすぎない。
また、Cの点に関しても、光センサ77を所定位置に突出させること自体が、異方性導電テープの長さの違いに対応するものであることは明白であるから、該点も単なる表現上の相違にすぎない。

(4) むすび
以上のとおり、本件発明は、上記引用刊行物に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明することができたものであるから、本件発明についての特許は特許法29条2項の規定に違反してされたものである。
したがって、本件発明についての特許は、拒絶の査定をしなければならない特許出願に対してされたものと認める。
よって、特許法の一部を改正する法律(平成6年法律第116号)附則14条の規定に基づく特許法の一部を改正する法律の施行に伴う経過措置を定める政令(平成7年政令205号)4条2項の規定により、結論のとおり決定する。
 
発明の名称 (54)【発明の名称】
異方性導電テープの圧着方法
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】基板を位置決めする位置決めテーブルと、前記位置決めテーブルに位置決めされた基板の上に、下面に異方性導電テープが貼着されたリーダテープを送り方向に繰り出すリーダテープ繰出機構と、繰り出された異方性導電テープのみを所定長さでカットするカッタと、リーダテープを介してカットされた異方性導電テープを基板に圧着する加圧ツールと、圧着された異方性導電テープからリーダテープを剥離するリーダテープ剥離機構と、剥離されたリーダテープを送り方向へ送るリーダテープ送り機構とを有する異方性導電テープの圧着装置を用いた異方性導電テープの圧着方法であって、
前記加圧ツールの前記送り方向上流側の端部を基準位置とし、前記リーダテープ繰出機構から繰り出されたリーダテープの下面の異方性導電テープを前記カッタにより所定の貼着長さに切断した後、前記カッタで切断された異方性導電テープの端部が前記基準位置にほぼ一致するまでリーダテープを前記送り方向へ送り、そこで前記加圧ツールにより異方性導電テープを基板に圧着することにより、異方性導電テープの長さが変更されても加圧ツールの交換を不要にしたことを特徴とする異方性導電テープの圧着方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、異方性導電テープの圧着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、TCP(Tape Carrier Package)などの電子部品を液晶パネルなどの基板の電極に実装するために、異方性導電テープが用いられている。この異方性導電テープは、リーダテープ(又はセパレータテープ)と呼ばれる薄いテープの片面に貼着されており、このリーダテープと共にリールに巻回された状態で供給され、実装するにあたってはリールからリーダテープを繰り出し、異方性導電テープが貼着された面を基板の電極に載せ、加圧ツールでリーダテープ側から異方性導電テープを圧着する工程が行われる。
【0003】
以下この圧着工程で用いられる従来の異方性導電テープの圧着装置について、図4、図5を参照しながら説明する。図4、図5は従来の異方性導電テープの圧着装置の動作説明図である。
【0004】
図4中、1は基板2を位置決めする位置決めテーブル、3は下面に異方性導電テープ5が貼着されたリーダテープ4を送り方向Mに繰り出すリーダテープ繰出機構、6はリーダテープ剥離機構7により、圧着された異方性導電テープ5から剥離されたリーダテープ4を送り方向へ送るリーダテープ送り機構、8は繰り出された異方性導電テープ5のみを送り方向Mにおいて所定長さごとにカットするカッタ、9はカットされた異方性導電テープ5をリーダテープ4を介して基板2に圧着する加圧ツールである。
【0005】
ここで、従来の異方性導電テープの圧着装置では、加圧ツール9の中心Cがカットされた異方性導電テープ5の貼着長さL1の中心に一致するように設定されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにすると、異方性導電テープ5の貼着長さが図5に示すように、貼着長さL2に変更された際、図4の加圧ツール9をそのまま使用すると、未だカットされていない異方性導電テープ5(カットされた異方性導電テープ5のすぐ上流{送り方向M}側に位置する)まで押圧してしまうことになる。
【0007】
したがって、従来の異方性導電テープの圧着装置では、異方性導電テープ5の貼着長さが変更されるたびに、加圧ツール9を交換する必要があり、作業効率が悪いという問題点があった。なお、長方形をした一枚の基板2においても、上記貼着長さが長辺と短辺とで変更されることもある。
【0008】
そこで本発明は、異方性導電テープの貼着長さが変更されても、加圧ツールの交換無しに対応できる異方性導電テープの圧着方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の異方性導電テープの圧着方法は、基板を位置決めする位置決めテーブルと、位置決めテーブルに位置決めされた基板の上に、下面に異方性導電テープが貼着されたリーダテープを送り方向に繰り出すリーダテープ繰出機構と、繰り出された異方性導電テープのみを所定長さでカットするカッタと、リーダテープを介してカットされた異方性導電テープを基板に圧着する加圧ツールと、圧着された異方性導電テープからリーダテープを剥離するリーダテープ剥離機構と、剥離されたリーダテープを送り方向へ送るリーダテープ送り機構とを有する異方性導電テープの圧着装置を用いた異方性導電テープの圧着方法であって、加圧ツールの送り方向上流側の端部の送り方向上流側の端部を基準位置とし、前記リーダテープ繰出機構から繰り出されたリーダテープの下面の異方性導電テープを前記カッタにより所定の貼着長さに切断した後、前記カッタで切断された異方性導電テープの端部が前記基準位置にほぼ一致するまでリーダテープを前記送り方向へ送り、そこで前記加圧ツールにより異方性導電テープを基板に圧着することにより、異方性導電テープの長さが変更されても加圧ツールの交換を不要にした。
【0010】
【作用】
上記構成により、異方性導電テープの貼着長さが変更された場合、加圧ツールをそのまま使用しても、加圧ツールの送り方向上流側の端部は、カットされた異方性導電テープの送り方向上流側の端部付近に位置するので、カットされていない異方性導電テープが、押圧される恐れはない。したがって、異方性導電テープの貼着長さが変更されても、加圧ツールを交換せずに対応することができ、それだけ、作業効率を向上できる。
【0011】
【実施例】
次に図面を参照しながら、本発明の実施例を説明する。ここで、従来の技術を示す図4、図5の構成要素と同様の構成要素については同一符号を付すことにより、説明を省略する。
【0012】
図1〜図3は、本発明の一実施例における異方性導電テープの圧着装置の動作説明図である。
【0013】
図1において、Wは加圧ツール9の幅である。本実施例では、加圧ツール9の送り方向Mの上流側の端部を基準位置Sとし、基板2に貼着されようとする異方性導電テープ5(カット済み)の送り方向Mの上流側の端部の位置を基準位置Sに一致するようにしている。すなわち、カッタ8で異方性導電テープ5を所定の貼着長さに切断した後、リーダテープ送り機構6により切断された異方性導電テープ5の送り方向Mの上流側の端部5aが基準位置Sに一致する位置までリーダテープ4を送り方向Mへ送る。その後、加圧ツール9を下降して異方性導電テープ5を基板2に圧着する。
【0014】
このようにすると、図1の状態から異方性導電テープ5の貼着長さが変更され、貼着長さL2となった場合でも、加圧ツール9が未だカットされていない異方性導電テープ5を押圧することはない。なお、図3に示すように、異方性導電テープ5の圧着が終了したら、リーダテープ剥離機構7を矢印N1方向に移動させることにより、基板2に圧着された異方性導電テープ5からリーダテープ4を剥がし、次にリーダテープ繰出機構3、リーダテープ送り機構6において同様にリーダテープ4を送り、カッタ8で異方性導電テープ5の所定位置をカットし、再度リーダテープ4を送って、次の圧着動作に移るものである。
【0015】
なお、本実施例では、加圧ツール9の送り方向Mの上流側端部を基準位置Sに完全に一致させたが、必要に応じて、若干ずらしても差し支えない。
【0016】
【発明の効果】
本発明の異方性導電テープの圧着方法によれば、異方性導電テープの貼着長さが変更されても、加圧ツールの交換無しに作業を継続することができ、作業効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の一実施例における異方性導電テープの圧着装置の動作説明図
【図2】
本発明の一実施例における異方性導電テープの圧着装置の動作説明図
【図3】
本発明の一実施例における異方性導電テープの圧着装置の動作説明図
【図4】
従来の異方性導電テープの圧着装置の動作説明図
【図5】
従来の異方性導電テープの圧着装置の動作説明図
【符号の説明】
1 位置決めテーブル
2 基板
3 リーダテープ繰出機構
4 リーダテープ
5 異方性導電テープ
6 リーダテープ送り機構
7 リーダテープ剥離機構
8 カッタ
9 加圧ツール
M 送り方向
S 基準位置
 
訂正の要旨 訂正の要旨
審決(決定)の【理由】欄参照。
異議決定日 2001-09-04 
出願番号 特願平6-236892
審決分類 P 1 651・ 121- ZA (H05K)
最終処分 取消  
前審関与審査官 市川 裕司  
特許庁審判長 蓑輪 安夫
特許庁審判官 鈴木 久雄
鈴木 法明
登録日 2000-04-28 
登録番号 特許第3060850号(P3060850)
権利者 松下電器産業株式会社
発明の名称 異方性導電テープの圧着方法  
代理人 内藤 浩樹  
代理人 坂口 智康  
代理人 岩橋 文雄  
代理人 岩橋 文雄  
  • この表をプリントする

プライバシーポリシー   セキュリティーポリシー   運営会社概要   サービスに関しての問い合わせ