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審決分類 |
審判 全部申し立て 2項進歩性 H01H |
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管理番号 | 1114524 |
異議申立番号 | 異議2002-70422 |
総通号数 | 65 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許決定公報 |
発行日 | 1999-07-02 |
種別 | 異議の決定 |
異議申立日 | 2002-02-19 |
確定日 | 2004-06-07 |
異議申立件数 | 1 |
訂正明細書 | 有 |
事件の表示 | 特許第3201359号「キースイッチ装置」の請求項1に係る特許に対する特許異議の申立てについて、次のとおり決定する。 |
結論 | 訂正を認める。 特許第3201359号の請求項1に係る特許を維持する。 |
理由 |
1.手続の経緯 特許第3201359号の請求項1に係る発明についての出願は、平成4年2月14日に出願した特願平4-61395号の一部を平成10年9月28日に新たな特許出願としたものであって、平成13年6月22日にその発明について特許権の設定登録がされ、その後、片山雄次郎により特許異議の申立てがされ、取消しの理由が通知され、その指定期間内である平成14年7月5日に訂正請求がされ、平成14年9月6日付けで、「訂正を認める。特許第3201359号の請求項1に係る特許を取り消す。」との決定がされ、これに対し、平成14年11月18日に東京高等裁判所に訴えの提起がなされ、平成16年3月30日に、平成14年9月6日にした決定を取り消す旨の判決〔平成14年(行ケ)第580号〕が言渡されたので、さらに上記特許異議の申立てについて審理する。 2.訂正の適否 (1)訂正の内容 特許権者が求めている訂正の内容は以下のとおりである。 イ.訂正事項a 請求項1における「上面に前記回路基板を支持するとともに前記第1係止部の下方位置に複数の第2係止部が形成された支持板とを備え」なる記載を「上面に前記回路基板を支持するとともに、前記第1係止部の下方位置に前記回路基板の挿通孔に上方に挿通した複数の第2係止部が形成された支持板とを備え」と訂正する。 ロ.訂正事項b 明細書の段落番号【0007】における「上面に前記回路基板を支持するとともに前記第1係止部の下方位置に複数の第2係止部が形成された支持板とを備え」なる記載を「上面に前記回路基板を支持するとともに、前記第1係止部の下方位置に前記回路基板の挿通孔に上方に挿通した複数の第2係止部が形成された支持板とを備え」と訂正する。 (2)訂正の目的の適否、新規事項の有無、及び特許請求の範囲の拡張・変更の存否 イ.訂正事項aについては、請求項1に記載された「複数の第2係止部」を「回路基板の挿通孔に上方に挿通」すると限定するものであると認められる。 上記訂正事項aに関連する記載として、願書に添付した明細書及び図面(以下、「特許明細書」という。)の内の明細書の段落番号【0033】には、「また、フレキシブル回路基板30には、前記各係止片35、36に対応してこれを上方に挿通するための挿通孔30A(図1及び図2参照)が形成されており、これより各係止片35、36は、図1及び図2に示すように、挿通孔30Aから上方へ挿通されてフレキシブル回路基板30の上方に配置されるものである。ここに、フレキシブル回路基板30は、その挿通孔30Aから各係止片35、36が挿通されることに基づき、支持プレート25上にて適正な位置に位置決めされるものである。」と記載されていることから、上記「複数の第2係止部」を「回路基板の挿通孔に上方に挿通」することは特許明細書に記載されていた事項であると認められる。 そうすると、上記訂正事項aは、特許明細書に記載された範囲内において第2係止部と回路基板の構成を限定するものといえるから、特許請求の範囲の減縮を目的としたものであって、新規事項の追加にも該当しない。 ロ.訂正事項bは、訂正事項aによって請求項1を訂正することに伴い、発明の詳細な説明の記載を訂正後の請求項1に整合させることを図るものであるから、明りょうでない記載の釈明を目的とした明細書の訂正に該当するものであって、新規事項の追加にも該当しない。 そして、訂正事項a及びbのいずれも、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものでない。 (3)むすび 以上のとおりであるから、上記訂正は、特許法の一部を改正する法律(平成6年法律第116号)附則第6条第1項の規定によりなお従前の例によるとされる、特許法第120条の4第3項において準用する平成6年法律第116号による改正前の特許法126条第1項ただし書及び第2項の規定に適合するので、当該訂正を認める。 3.特許異議申立について (1)本件発明 上記2.で示したように上記訂正が認められるから、特許第3201359号の請求項1に係る発明(以下、本件発明という。)は、訂正明細書及び図面の記載からみて、訂正明細書の特許請求の範囲の請求項1に記載された次のとおりのものと認める。 「裏面から複数の第1係止部が垂設されたキートップと、 前記キートップの下方に配設され、両端にそれぞれ係止軸が形成された2つのリンク部材からなる案内支持部材と、 前記キートップの上下動に伴ってスイッチング動作を行なうスイッチング部材と、 前記スイッチング部材が載置された回路基板と、 上面に前記回路基板を支持するとともに、前記第1係止部の下方位置に前記回路基板の挿通孔に上方に挿通した複数の第2係止部が形成された支持板とを備え、 前記各係止軸のうち上側に位置する係止軸が前記第1係止部に係止されるとともに、下側に位置する係止軸が前記第2係止部に係止されるようにしたことを特徴とするキースイッチ装置。」 (2)特許異議申立ての概要 特許異議申立人・片山雄次郎は、証拠方法として 甲第1号証(実願昭61-30940号(実開昭63-4033号)のマイクロフイルム)、及び 甲第2号証(実願平1-139795号(実開平3-79131号)のマイクロフイルム) を提出し、 本件発明は、甲第1号証若しくは甲第1及び2号証に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであり、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものであるから、本件発明についての特許は取り消されるべきものである旨主張している。 (3)当審で通知した取消理由の概要 本件発明は、実願昭63-81741号(実開平2-5236号)のマイクロフィルム(以下、判決と同じく「刊行物1」という。)及び実願昭61-30940号(実開昭63-4033号のマイクロフィルム(特許異議申立人の提出した甲第1号証。以下、判決と同じく「刊行物2」という。)に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないというものである。 (4)刊行物1、2及び甲第2号証の記載事項 イ.刊行物1 刊行物1には、第1〜6図とともに以下のような事項が記載されている。 (あ)「押釦スイッチ」(考案の名称) (い)「1は上面が平坦な硬質樹脂からなる平面長方形状のキートップで、その裏面中央部には下方に向けて垂下する突起1aが形成されている。2は硬質樹脂からなる板状の上ホルダーで、キートップ1の裏側に当接状態で収納されており、その中央部に突起貫通孔2aが穿設されている。また上ホルダー2の上側一端部に後記するX枠体3の一方の上部を嵌着する溝部2bを形成するとともに上側他端部にX枠体3の他方の上部がスライドし得る如く段部を有する平坦部2cを形成する。X枠体3は外側の矩形枠体3aの両側部3cの中間の内側に枢着用突部3dを形成し、該枢着用突部3dが回動自在に嵌合する穴3eを両側部3fの中間に有する内側の矩形状枠体3bをX字状に交叉させて組合せたものである。内側の矩形状枠体3bの上部は穴3eに枢着用突部3dを入れ易くするために切離されている。そして外側の矩形枠体3aの上部は上ホルダー2の溝部2bにスライドすることなく固定状に装着されており、また内側の矩形状枠体3bの上部は段部を有する平坦部2cにスライド自在に支持されている。さらに上ホルダー2の突起貫通孔2aにはキートップ1の突起1aを貫通させ、該突起1aの下端部を後記するラバースイッチ4の穴部4aに装着する。一方、X枠体3の内側の矩形状枠体3bの脚部3gをプリント基板5上に回動自在に固定するために断面下向きコ字型の第1下ホルダー6で固定する。またX枠体3の外側の矩形枠体3aの脚部3hをプリント基板5上にスライド自在に保持するために断面下向きコ字型の第2下ホルダー7で保持する。プリント基板5上に形成した固定接点8と対応する位置の上方に可動接点9が位置するようにラバースイッチ4をプリント基板5上に取付ける。ラバースイッチ4は逆椀状にゴム弾性材により成形されており、クリック感を出し得るようにしてあり、その内側に導電性ゴムよりなる可動接点9を形成し、外側の頂部にキートップ1の突起1aを保持する穴部4aを有する筒上部4bが形成されている。」(明細書第4頁第19行〜第6頁第17行) (う)「キートップ1を指で押している間、該キートップ1は・・・降下し・・・スイッチをオンにさせることができ、・・・キートップ1から指を離すとラバースイッチ4の弾性力に賦勢されて・・・スイッチをオフの状態にする。」(明細書第8頁第7〜14行) 上記(あ)〜(う)の記載及び第1〜6図を総合すると、刊行物1には、以下のとおりの発明が記載されていると認められる。 「キートップ1及びキートップ1の裏側に当接状態で収納され上側一端部及び他端部に溝部2b及び平坦部2cを形成する上ホルダー2と、 前記キートップ1の下方に配設され、上端部に軸状物を有し、下端部には軸状の脚部3g,3hを有する、中間で回動自在に嵌合した2つの矩形枠体3a,3bからなるX枠体3と、 前記キートップ1の上下動に伴ってスイッチング動作を行なうラバースイッチ4と、 前記ラバースイッチ4が載置されたプリント基板5と、 前記溝部2b及び平坦部2cの下方位置に前記プリント基板5に設けられる第1及び第2下ホルダー6,7を備え、 前記軸状物が前記溝部2b及び平坦部2cに係止されるとともに、前記軸状の脚部3g,3hが前記第1及び第2下ホルダ6,7に係止される押釦スイッチ」(以下、「刊行物1発明」という。) ロ.刊行物2 刊行物2には、キーボードに関して、第1〜3図とともに以下のような事項が記載されている。 (あ)「第1図において、取付け鉄板1に取付けられたキースイッチ7には、細長い押下面を有するキートップ2がついているので、このキートップ2のどの部分、例えば両端に近いところなどを押しても、キートップ2が滑らかに下方に動くよう、キートップ2の下面に横方向に開口する切欠き部を有するガイド部6,6が設けられ、その切欠き部に細長いコの字形で両端を折返した形状のキートップ連結棒3の折返した端部が嵌められている。以上の構造は従来のキーボードと同様であるが、この連結棒3を取付け鉄板1に保持する方法として本考案では、取付け鉄板1の他の部分の加工と同時に、その一部に折り曲げ加工を行い、板面から突出させた連結棒保持部4,4および連結棒保持部5を設けている。」(明細書第4頁第1〜15行) (い)「連結棒保持部4に連結棒3を保持させるときには、この連結棒保持部4の先端部と取付鉄板1の板面の間に連結棒3の長い直線状部分を挿入する。・・・連結棒3をキーボードに組込むには、まず、連結棒3を連結棒保持部5の貫通孔に通し、連結棒保持部4,4およびキートップに設けられたガイド部6,6の切欠きに挿入し、それぞれ係合させればよい。」(明細書第4頁第20行〜第5頁第10行) (う)「特別な保持部品が不要となり、組立作業も簡単であるため、・・・より低価格のキーボードを提供することができる」(明細書第5頁第15〜18行) 上記(あ)〜(う)の記載及び第1〜3図を総合すると、刊行物2には、以下のとおりの発明が記載されていると認められる。 「取付け鉄板1にキースイッチ7が取り付けられ、キースイッチ7の上部にキートップ2がついており、キートップ2の下面に複数のガイド部6,6が設けられ、その切欠き部に、キートップ2を滑らかに下方に動かすためのキートップ連結棒3の端部を嵌め、取付け鉄板1の一部に折り曲げ加工を行って板面から突出させた複数の連結棒保持部4,4および5を設け、キートップ連結棒3を取付け鉄板1に保持するキーボード。」(以下、「刊行物2発明」という。) ハ.甲第2号証 甲第2号証には、フルキーボードスイッチに関して、第1〜6図とともに以下のような事項が記載されている。 (あ)「第1図〜第3図(a)(b)において、樹脂成形によるケース1には、上面に複数個の円筒状の摺動孔部壁2が設けられ、外周部および中央部適当箇所には複数個の凹状リブ3が設けられ、各凹状リブ3には側方に突出する係止爪4がそれぞれ設けられている。摺動孔部壁2には、ボタン6に形成された摺動部7が上下動可能に挿通されており、ボタン6とケース1の摺動孔部壁2外周との間にはコイルバネ5が組込まれてボタン6を上方に押し上げている。」(明細書第3頁第13行〜第4頁第2行) (い)「ケース1の下方に配置されるスイッチ素子部10は上絶縁板11とスペーサ13と下絶縁板15とから構成されている。上絶縁板11の下面には所定位置に複数個の可動接点12が印刷されている。・・・下絶縁板15には上面に上絶縁板11の可動接点12と対向する位置に固定接点16が印刷されている。ケース1およびスイッチ素子部10の下面および周部を覆うフレーム17には外周折曲げ部17aと中央折曲げ部17bとが形成され、両折曲げ部17a,17bには角形の係止孔18がそれぞれ設けられている。」(明細書第4頁第7〜18行) (う)「上記のような構成で、その組立ては、フレーム17の内底面にスイッチ素子部10を配置し、ケース1の係合爪4をフレーム17の係止孔18に位置合せして圧入係合させることにより容易に組立てられる。」(明細書第4頁第19行〜第5頁第3行) (5)対比・判断 本件発明と刊行物1発明とを対比すると、両者は少なくとも以下の点で相違している。 前者が「上面に回路基板を支持するとともに、・・・回路基板の挿通孔に上方に挿通した複数の第2係止部が形成された支持板とを備え」ているのに対して、後者は、第1及び第2下ホルダー(前者の「複数の第2係止部」に相当する。)がプリント基板5上に設けられている点で相違する。 そこで上記相違点につき検討する。 刊行物2発明は、取付け鉄板1の一部に折り曲げ加工を行って板面から突出させた複数の連結棒保持部4,4および5を設け、キートップ連結棒3を取付け鉄板1に保持するものである。 ところで、上記平成14年(行ケ)第580号判決は、「しかしながら,上記2で述べたとおり,進歩性の判断に当たっては,刊行物2発明の取付け鉄板は下面に回路基板を有するホルダプレートに相当するものであるのかそうでないのか不明であるものとして扱われるべきである。・・・刊行物1発明のプリント基板に周知・慣用技術を適用して上面に回路基板を有する支持板とする甲第4号証想起発明(刊行物1発明の「プリント基板5」を「支持板の上面に回路基板を支持する構成」としたもの、当審注)に想到できるとしても,刊行物2発明の取付け鉄板につき上記の限度での認定しかできないとき,これに刊行物2発明の取付け鉄板を適用することにより,甲第4号証想起発明の支持板を,刊行物2発明の取付鉄板と置き換えることについてまで,これを想到容易であると断ずることはできない。」(第21頁末行〜第22頁第9行)と判示している。 そうすると、本件発明について、刊行物1発明及び刊行物2発明から当業者が容易に発明をすることができたとはいえない。 また、甲第2号証には、上絶縁板11とスペーサ13と下絶縁板15から構成されるスイッチ素子部10(本件発明の「回路基板」に相当する。以下、同様。)をフレーム17(「支持板」)が上面に支持すること、及びフレーム17の外周折曲げ部17aと中央折曲げ部17bには角形の係止孔18がそれぞれ設けられ、上面に複数個の円筒状の摺動孔部壁2が設けられるケース1の外周部および中央部適当箇所には上記係止孔18に圧入係合される係止爪4がそれぞれ設けられることが記載されるものの、係止孔18はケース1をフレーム17に固定するものであって、本件発明の「両端にそれぞれ係止軸が形成された2つのリンク部材からなる案内支持部材」の「下側に位置する係止軸が」係止される「第2係止部」に相当するものではない。 さらに、刊行物2発明にはキートップ連結棒3を係止する連結棒保持部4,4および5が示されているものの、本件発明の2つのリンク部材からなる案内支持部材はないから、甲第2号証に記載の発明と刊行物2発明とから本件発明を容易に想到できたとはいえない。 そして、本件発明は、その構成により、明細書の段落【0050】に記載の効果を奏するものである。 (6)むすび 以上のとおりであるから、本件発明の特許は、特許異議申立ての理由及び証拠方法、及び当審で通知した取消理由によっては取り消すことはできない。 また、他に本件発明の特許を取り消すべき理由を発見しない。 したがって、本件発明についての特許は、拒絶の査定をしなければならない特許出願に対してされたものとは認めない。 よって、結論のとおり決定する。 |
発明の名称 |
(54)【発明の名称】 キースイッチ装置 (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 裏面から複数の第1係止部が垂設されたキートップと、 前記キートップの下方に配設され、両端にそれぞれ係止軸が形成された2つのリンク部材からなる案内支持部材と、 前記キートップの上下動に伴ってスイッチング動作を行なうスイッチング部材と、 前記スイッチング部材が載置された回路基板と、 上面に前記回路基板を支持するとともに、前記第1係止部の下方位置に前記回路基板の挿通孔に上方に挿通した複数の第2係止部が形成された支持板とを備え、 前記各係止軸のうち上側に位置する係止軸が前記第1係止部に係止されるとともに、下側に位置する係止軸が前記第2係止部に係止されるようにしたことを特徴とするキースイッチ装置。 【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 本発明はキースイッチ装置に関し、特に、部品点数を少なくして構造が簡単で、且つ、コストを低く抑えることが可能なキースイッチ装置であり、ノート型ワードプロセッサ、ノート型パーソナルコンピュータ等に付設される薄型のキーボードに使用する好適なキースイッチ装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 従来より、この種のキースイッチ装置は各種のものが提案されているが、本出願人は、特願平3-330160号に添付した明細書及び図面において、キートップの下面及びホルダプレートの双方にそれぞれ対応する2つの係止部を設けるとともに、両端に一対の係止ピンを形成したリンク部材を相互に交叉状に軸支してなる案内支持部材をキートップとホルダプレートとの間に配設し、各係止ピンをキートップ及びホルダプレートのそれぞれに設けられた係止部に係止してなるキースイッチ装置を提案した。 【0003】 そして、このキースイッチ装置では、これを構成する各キートップ、案内支持部材、ホルダプレート、ラバースプリング、及び、フレキシブル回路基板が、支持板上に支持されることによりキースイッチ装置が達成されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、前記特願平3-330160号に添付した明細書及び図面に記載されたキースイッチ装置では、案内支持部材のリンク部材に形成された係止ピンをキートップの係止部とホルダプレートの係止部との間でそれぞれ係止することにより構成されているので、ホルダプレートが必須のものとされていた。 【0005】 かかるホルダプレートは、その加工上、比較的コストがかかるものであり、また、ホルダプレートが存在する分だけキースイッチ装置全体の重量増加を招いていた。 【0006】 本発明者等は、種々改良を重ねた結果、前記ホルダプレートを不要とすることができ、しかもキー操作上何等支障のないキースイッチ装置を見い出した。 従って、本発明は前記従来技術の問題点を改良するためになされたものであり、ホルダプレートを不要とすることにより部品点数を少なくして、構造が簡単で、且つ、コストを低く抑えることが可能であり、しかもキー操作性の良好なキースイッチ装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】 前記目的を達成するために、本発明のキースイッチ装置は、裏面から複数の第1係止部が垂設されたキートップと、前記キートップの下方に配設され、両端にそれぞれ係止軸が形成された2つのリンク部材からなる案内支持部材と、前記キートップの上下動に伴ってスイッチング動作を行なうスイッチング部材と、前記スイッチング部材が載置された回路基板と、上面に前記回路基板を支持するとともに、前記第1係止部の下方位置に前記回路基板の挿通孔に上方に挿通した複数の第2係止部が形成された支持板とを備え、前記各係止軸のうち上側に位置する係止軸が前記第1係止部に係止されるとともに、下側に位置する係止軸が前記第2係止部に係止されるようにした構成とされる。 【0008】 【作用】 前記構成を有する本発明のキースイッチ装置では、キートップが押下されると、各リンク部材は相互に動くとともに、各リンク部材の両端に形成されたそれぞれの係止軸は、キートップの裏面の第1係止部及び支持板に形成された第2係止部内で移動される。 【0009】 更に、キートップを押下すれば、そのキートップの押下動作に基づきスイッチング部材を介してスイッチング動作が行なわれる。一方、キートップの押下を解除すれば、各リンク部材はキートップとともに元の位置に復帰される。 【0010】 【実施例】 以下、本発明を具体化した一実施例に基づいて図1及び図2を参照しつつ詳細に説明する。図1はキートップを若干押下し始めた状態を示すキースイッチ装置の側断面図であり、図2はキースイッチ装置の分解説明図である。 【0011】 これらの図において、キートップ1はABS樹脂等の合成樹脂から成型されており、その上面にはアルファベット等の文字が印刷等により形成されている。また、キートップ1の裏面からは、2つの係止部2、3を下方に向けて垂設してなる保持部材Bがキートップ1本体と一体に設けられている。 【0012】 係止部2には、後述する2つのリンク部材(ヒンジ部材)7、8のうちの一方のリンク部材7の一端に形成された係止ピン13、14を水平方向に摺動するとともに端部壁4Aに当接係止可能な係止溝4が設けられており、また、係止部3には、他方のリンク部材8の一端に形成された係止ピン23、24を水平方向に摺動するとともに端部壁5Aに当接係止可能な係止溝5が形成されている。 【0013】 キートップ1の下方には、キートップ1の上下動を案内支持する案内支持部材6が配設されており、かかる案内支持部材6は前記リンク部材7、8から構成される。 【0014】 一方のリンク部材7は、図3に示すように、基部9の両端に2つの基端部10、11を一体に形成してなるものである。基部9の中央部の一側面からは軸12が延設されており、かかる軸12は後述する他方のリンク部材8に形成された軸孔20に軸支される。 【0015】 なお、リンク部材7の係止ピン13、14と係止ピン15、16は軸12を中心として一直線上に並び、且つ、軸12からの距離が等しくなるように構成される。また、リンク部材8の係止ピン21、22と係止ピン23、24は軸孔20を中心として一直線上に並び、且つ、軸孔20からの距離が等しくなるように構成される。 【0016】 そして、これら両リンク部材7、8は、軸12と軸孔20を回動可能に連結した状態において、基端部11、18の位置で上側に凸となるように屈曲している。そのため、図1に示されるように、軸支部Aの下側において大きな空間を有するように構成されることになり、後述する側面視略台形のラバースプリング31を効率よく軸支部Aの下側に収納できるものである。 【0017】 また、基端部10の両端延部10Aの側面からは、係止ピン13、14が延設されており、この係止ピン13、14は前記したキートップ1の係止部2に設けられた係止溝4に係止されるものである。更に、基端部11は平面視でコ字状に形成されており、コ字状の両端延部11Aの側面からは前記と同様の係止ピン15、16が延設されている。かかる係止ピン15、16は後述する支持プレート25に形成された係止部26に係止される。 【0018】 更に、リンク部材8は、図4に示すように、基部17の両端に2つの基端部18、19を一体に形成してなるものである。基部17の中央部には軸孔20が穿設され、この軸孔20には前記のようにリンク部材7の基部9に設けられた軸12が挿通される。また、基端部18は平面視コ字状に形成されており、コ字状の両端延部18Aからは係止ピン21、22が延設されている。この係止ピン21、22は後述する支持プレート25に形成された係止部27に係止される。 【0019】 また、基端部19の両端延部19Aから前記と同様の係止ピン23、24が延設されており、かかる係止ピン23、24は前記したキートップ1の係止部3に形成された係止溝5に摺動可能に係止されるものである。 【0020】 前記したように、案内支持部材6は、一方のリンク部材7の基部9に形成された軸12を他方のリンク部材8の基部17に穿設した軸孔20に挿通して構成されるものであり、両リンク部材7、8は軸12と軸孔17とよりなる軸支部Aを介して相互に回動可能となる。かかる軸支部Aは後述するようにラバースプリング31の頂部のほぼ中央位置に対向配置されている。 【0021】 キートップ1にリンク部材7、8を取り付けた状態にあっては、係止ピン13、14、23、24の先端が端部壁4A、5Aに当接状態にあるため、相互の図1の紙面に対して垂直方向のガタが防止される。 【0022】 次に、案内支持部材6の下方には鉄板等の金属薄板よりなる支持プレート25(支持板)が配設されており、かかる支持プレート25上には前記リンク部材7の基端部11に延設された係止ピン15、16及び前記リンク部材8の基端部18に延設された係止ピン21、22をそれぞれ係止するための係止部26、27が設けられている。 【0023】 係止部26は、図5に示すように、キースイッチが配置される支持プレート25上で各キースイッチの周囲の四隅において、長方形状の一辺を支持プレート25に連続させたまま三辺を打ち抜くとともに、所定形状に切り起こすことにより形成される係止片35(図1及び図2参照)よりなるものである。 【0024】 かかる係止片35は、係止ピン15、16を水平方向に摺動案内する水平部35Aとその水平部35Aの外側端部から垂下された垂下部35Bとを有し、これらの水平部35Aと垂下部35Bとにより長孔状の係止溝28が形成される。かかる係止溝28には前記リンク部材7の係止ピン15、16が水平方向に摺動可能に係止されている。 【0025】 ここに、係止溝28の両端には、第1端縁部28A(図1における左方側)と第2端縁部28B(図1における右方側)との2つの端縁部が形成されている。これらの各端縁部28A、28Bの内、第1端縁部28Aは、後述するようにキートップ1の非押下状態でリンク部材7における係止ピン15、16の図1における左方向への摺動を規制するものであり、また、第2端縁部28Bは、キートップ1の押下時に係止ピン15、16の図1における右方向への摺動を規制するものである。 【0026】 また、係止部27は、係止部26と同様に、図5に示すように、キースイッチが配置される支持プレート25上で各キースイッチの周囲の四隅において、長方形状の一辺を支持プレート25に連続させたまま三辺を打ち抜くとともに、所定形状に切り起こすことにより形成される係止片36(図1及び図2参照)よりなるものである。 【0027】 かかる係止片36は、係止ピン21、22を水平方向に摺動案内する水平部36Aとその水平部36Aの外側端部から垂下された垂下部36Bとを有し、これらの水平部36Aと垂下部36Bとにより長孔状の係止溝29が形成される。かかる係止溝29には前記リンク部材8の係止ピン21、22が水平方向に摺動可能に係止されている。 【0028】 ここに、係止溝29の両端には、前記係止溝28と同様、第1端縁部29A(図1における右方側)と第2端縁部29B(図1における左方側)との2つの端縁部が形成されている。これらの各端縁部29A、29Bの内、第1端縁部29Aは、後述するようにキートップ1の非押下状態でリンク部材8における係止ピン21、22の図1における右方向への摺動を規制するものであり、また、第2端縁部29Bは、キートップ1の押下時に係止ピン21、22の図1における左方向への摺動を規制するものである。 【0029】 これにより、キートップ1の非押下状態において、係止溝28の第1端縁部28Aと係止溝29の第1端縁部29Aとにリンク部材7の各係止ピン15、16及びリンク部材8の各係止ピン21、22が当接し、相互に協動して、リンク部材7、8の図5中の左方向、右方向への摺動を規制する作用を行なうものであり、この結果、後述するラバースプリング31の上方への弾性力と相まってキートップ1は非押下状態に保持されるものである。 【0030】 また、キートップ1の押下時には、係止溝28の第2端縁部28Bと係止溝29の第2端縁部29Bとにリンク部材7の各係止ピン15、16及びリンク部材8の各係止ピン21、22が当接し、相互に協動してリンク部材7、8の図5中の右方向、左方向への摺動を規制する作用を行なうものであり、この結果、キートップ1が、後述するように軸支部Aを介してラバースプリング31を押下してスイッチング動作を行なった後、キートップ1が更に水平方向に摺動してしまうことを防止するものである。 【0031】 また、いずれの場合においても、係止片35、36により、リンク部材7、8のガタが阻止されるとともに、軸孔20より軸12が抜け出ることが防止される。 【0032】 更に、支持プレート25の上方には、スイッチ電極を含む所定の回路パターン(図示せず)が形成されたフレキシブル回路基板30が配設され、スイッチ電極に対応する位置にはスイッチング部材として逆カップ状のラバースプリング31が載置されている。このラバースプリング31は内部に公知の可動電極を有しており、また、その上面の中央部には前記した2つのリンク部材7、8を相互に回動可能に軸支する軸支部Aが対向配置される。このラバースプリング31の頂部は軸支部Aによる押下時においても変形しない程度の厚さに形成されている。 【0033】 また、フレキシブル回路基板30には、前記各係止片35、36に対応してこれを上方に挿通するための挿通孔30A(図1及び図2参照)が形成されており、これより各係止片35、36は、図1及び図2に示すように、挿通孔30Aから上方へ挿通されてフレキシブル回路基板30の上方に配置されるものである。ここに、フレキシブル回路基板30は、その挿通孔30Aから各係止片35、36が挿通されることに基づき、支持プレート25上にて適正な位置に位置決めされるものである。 【0034】 これにより、キートップ1の押下に伴って軸支部Aが下方に移動すると、軸支部Aはラバースプリング31を押下し、その押下量が一定の限度を超えると、ラバースプリング31が挫屈し、ラバースプリング31内の可動電極によりスイッチ電極が短絡されるものである。 【0035】 このとき、各係止ピン13、14等は各係止溝4等に沿ってフレキシブル回路基板30上を水平方向に摺動されるので、軸支部Aはキートップ1の押下に伴ってラバースプリング31の頂部におけるほぼ中央位置に当接されつつ上下運動を行なうこととなり、これによりラバースプリング31を垂直に押下することが可能となる。 【0036】 続いて、前記の構成を有するキースイッチ装置の動作について説明する。先ず、キートップ1の非押下状態においてはラバースプリング31の上方への弾性力と相まって、リンク部材7の係止ピン15、16が係止溝28の第1端縁部28Aに当接係止されているとともに、リンク部材8の係止ピン21、22が係止溝29の第1端縁部29Aに当接係止されているので、キートップ1は水平方向に移動されることなく非押下状態が保持されている。 【0037】 そして、キートップ1を下方に押下すると、キートップ1が下方へ移動するに伴ってリンク部材7の係止ピン13、14は係止部2の係止溝4内で水平方向(図1における左方向)に摺動するとともに、リンク部材8の係止ピン23、24は係止部3の係止溝5内で水平方向(図1における右方向)に摺動する。これと同時に、リンク部材8の係止ピン21、22は支持プレート25における係止部27の係止溝29内で水平方向(図1における左方向)に摺動するとともに、リンク部材7の係止ピン15、16は係止部26の係止溝28内で水平方向(図1における右方向)に摺動する。 【0038】 この結果、リンク部材7及びリンク部材8を相互に軸支する軸支部Aは下方に移動するとともにラバースプリング31を徐々に押下していき、その押下量が一定の限度を超えた時点でラバースプリング31は挫屈される。これにより、ラバースプリング31内の可動電極がフレキシブル回路基板30上のスイッチ電極を短絡し、所定のスイッチング動作が行われる。 【0039】 かかるスイッチング動作の後、キートップ1は、キー操作上更に押下されていくが、このときリンク部材7の係止ピン13、14は係止溝4内で摺動して端部壁4Aに当接係止されるとともに、リンク部材8の係止ピン23、24は係止溝5内で摺動して端部壁5Aに当接係止される。また、これと同時に、リンク部材7の係止ピン15、16は係止溝28内で摺動して第2端縁部28Bに当接係止されるとともに、リンク部材8の係止ピン21、22は係止溝29内を摺動して第2端縁部29Bに当接係止される。 【0040】 これにより、キートップ1は、軸支部Aを介してラバースプリング31を押下することにより、ラバースプリング31内の可動電極とフレキシブル回路基板30上の固定電極とによりスイッチング動作を行なった後、前記各係止ピン13等と各端部壁4A、5A、端縁部28B、29Bとの協働によってその押下位置にて位置決めされるので、水平方向に不必要に移動されることはない。 【0041】 キートップ1の押下を解除すると、両リンク部材7、8の軸支部Aはラバースプリング31の弾性復元力により上方に押し上げられる。これに伴って前記各係止ピン13、14、15、16、21、22は前記したのと逆の動作を行い、この結果、キートップ1は元の非押下状態の位置に復帰される。 【0042】 以上詳細に説明した通り、本実施例に係るキースイッチ装置では、支持プレート25に直接係止片35、36を形成することにより係止溝28、29を有する係止部26、27を設け、これらの係止片35、36の係止溝28、29とキートップ1に形成した係止部2、3の係止溝4、5とにより各係止ピン13等をそれぞれ摺動可能に係止するようにしたので、従来必要とされていたホルダプレートを全く不要とすることができる。 【0043】 また、キートップ1の非押下状態においてリンク部材7の係止ピン15、16を係止溝28の第1端縁部28Aにて当接係止させるとともに、リンク部材8の係止ピン21、22を係止溝29の第1端縁部29Aにて当接係止させるようにしたので、キートップ1の非押下時にはラバースプリング31の上方への弾性力とも相まってキートップ1の水平方向への移動が防止されて位置決めされる。 【0044】 更に、キートップ1の押下時においては、リンク部材7の係止ピン13、14及びリンク部材8の係止ピン23、24をそれぞれ係止溝4の端部壁4A、係止溝5の端部壁5Aに当接係止させるとともに、リンク部材7の係止ピン15、16及びリンク部材8の係止ピン21、22をそれぞれ係止溝28の第2端縁部28B、係止溝29の第2端縁部29Bに当接係止させるようにしたので、キートップ1の押下により、ラバースプリング31の可動電極とフレキシブル回路基板30の固定電極との間でスイッチング動作を行なった後、キートップ1が水平方向に移動されることが防止されて、その押下位置にてキートップ1が位置決めされるものである。 【0045】 このように本実施例に係るキースイッチ装置では、キートップ1の非押下時及び押下時の双方の場合においてキートップ1が不必要に水平方向に移動されることが防止されるので、キー操作性が良好で確実なスイッチング動作を可能とするキースイッチ装置を実現することができる。 【0046】 これにより、部品点数を少なくして、構造が簡単で、且つ、コストを低く抑えることが可能であり、しかもキー操作性の良好なキースイッチ装置を提供し得るものである。 【0047】 また、フレキシブル回路基板30に形成された挿通孔30Aからは各係止片35、36が挿通されるので、フレキシブル回路基板30は、挿通孔30Aと各係止片35、36との挿通関係に基づいて、支持プレート25上の適切な位置で位置決めされるものである。 【0048】 尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形、改良が可能である。例えば、本実施例におけるリンク部材7、8はパンタグラフ状に組み合わせた同種の部材によっても同様の効果を得られることは勿論である。 【0049】 また、フレキシブル回路基板30の摩擦係数が支持プレート25のそれより高い場合にあっては、フレキシブル回路基板30の挿通孔30Aを介してリンク部材7、8の係止ピン15、16、21、22を支持プレートと摺動させるようにしてもよい。 【0050】 【発明の効果】 以上説明した通り本発明は、ホルダプレートを不要とすることにより部品点数を少なくして、構造が簡単で、且つ、コストを低く抑えることが可能であり、しかもキー操作性の良好なキースイッチ装置を提供することができ、その産業上奏する効果は大である。 【図面の簡単な説明】 【図1】 キートップを若干押下し始めた状態を示すキースイッチ装置の側断面図である。 【図2】 キースイッチ装置の分解説明図である。 【図3】 一方のリンク部材の平面図である。 【図4】 他方のリンク部材の平面図である。 【図5】 支持プレートに形成された係止部を示す平面図である。 【符号の説明】 1 キートップ 2、3、26、27 係止部 4、5、28、29 係止溝 6 案内支持部材 7、8 リンク部材(ヒンジ部材) 13、14、15、16 21、22、23、24 係止ピン 25 支持プレート(支持板) 30 フレキシブル回路基板 30A 挿通孔 31 ラバースプリング 35、36 係止片 A 軸支部 |
訂正の要旨 |
審決(決定)の【理由】欄参照。 |
異議決定日 | 2002-09-06 |
出願番号 | 特願平10-273899 |
審決分類 |
P
1
651・
121-
YA
(H01H)
|
最終処分 | 維持 |
前審関与審査官 | 吉村 伊佐雄、中川 真一 |
特許庁審判長 |
田中 秀夫 |
特許庁審判官 |
平上 悦司 大元 修二 |
登録日 | 2001-06-22 |
登録番号 | 特許第3201359号(P3201359) |
権利者 | ブラザー工業株式会社 |
発明の名称 | キースイッチ装置 |
代理人 | 水谷 好男 |
代理人 | 渡辺 昇 |
代理人 | 三谷 浩 |
代理人 | 三谷 浩 |
代理人 | 水谷 好男 |
代理人 | 根本 恵司 |
代理人 | 根本 恵司 |