• ポートフォリオ機能


ポートフォリオを新規に作成して保存
既存のポートフォリオに追加保存

  • この表をプリントする
PDF PDFをダウンロード
審決分類 審判 全部無効 1項2号公然実施  C05F
審判 全部無効 1項1号公知  C05F
管理番号 1118645
審判番号 無効2004-80098  
総通号数 68 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 1992-04-15 
種別 無効の審決 
審判請求日 2004-07-13 
確定日 2005-06-15 
事件の表示 上記当事者間の特許第1885108号発明「焼酎粕と鶏糞を配合した発酵肥料とその製法」の特許無効審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 特許第1885108号の請求項1、2に係る発明についての特許を無効とする。 審判費用は、被請求人の負担とする。 
理由 1.手続の経緯・本件発明

本件特許第1885108号発明の出願は、平成2年9月3日に特許出願され、平成6年11月10日にその特許権の設定の登録がなされ、平成16年7月13日に無効審判請求がなされ、平成16年9月30日付けで答弁書が提出され、平成16年10月22日付けで無効理由通知がなされ、その後、書面審理通知がなされたものであって、その特許請求の範囲の請求項1〜2に係る発明(以下「本件発明1〜2」という。)は、特許請求の範囲の請求項1〜2に記載された次のとおりのものである。

「【請求項1】焼酎粕と鶏糞を主成分とする発酵肥料。
【請求項2】焼酎粕と鶏糞を主原料とし、原料仕込み重量比で焼酎粕と鶏糞とを約3:1から1:3で適宜配合し、発酵槽に入れて50〜70%の水分範囲を保つように散水と攪拌を繰り返し、55〜75℃にて発熱発酵させることを特徴とする焼酎粕と鶏糞を配合した発酵肥料の製造方法。」

2.請求人の主張

請求人は、本件発明1、2に係る特許を無効とする、審判費用は被請求人の負担とする、との審決を求め、証拠として下記の甲第1〜9号証を提出し、以下の<無効理由1>、<無効理由2>を主張している。
<無効理由1>
本件発明1は、甲第1号証に記載された発明と同一であるので特許法第29条第1項第3号に該当し、また、甲第2〜7号証から本件出願前に公然知られ公然実施されていたことが明らかであるので同条第1項第1号、第2号に該当し、特許を受けることができないものである。
本件発明2は、甲第4〜7号証から本件出願前に公然知られ公然実施されていたことが明らかであるので、同条第1項第1号、第2号に該当し、特許を受けることができないものである。
よって、本件発明1、2に係る特許は、特許法第123条第1項第2号の規定によって無効とされるべきものである。
<無効理由2>
本件発明1は甲第1号証に記載された発明に基づいて、また、本件発明2は甲第1、8、9号証に記載された発明に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものである。
よって、本件発明1、2に係る特許は、特許法第123条第1項第2号の規定によって無効とされるべきものである。

(証拠方法)

甲第1号証:前田正男他著「肥料便覧」、
昭和45年1月10日第1版発行、
社団法人農山漁村文化協会、目次、第45〜47頁
甲第2号証:「片倉チッカリン80年史」、2000年10月31日、
片倉チッカリン株式会社、第131〜132頁
甲第3号証:平成13年9月6日付けの、
鹿児島県鹿児島市郡元1丁目21番24号
鹿児島大学農学部付属農場鹿児島大学農学部教授、
農学博士柳田宏一氏作成の見解書
甲第4号証:「地域システム技術開発事業
<食品工業生産・リサイクル高度化システム技術開発>
研究成果報告書(昭和60年度〜平成元年度)」、
平成3年3月、鹿児島県、
I まえがきの頁、目次、第200〜213頁
甲第5号証:平成16年1月5日付け、
株式会社アクシーズケミカルによる、
「地域システム開発事業(食品工業生産・リサイクル
高度化システム技術開発)研究成果報告書
(平成3年3月発行)に関する当時の事情説明」
と題する書面
甲第6号証:平成14年12月16日付け、
本坊酒造株式会社 鹿児島工場長 鬼丸博章氏による、
「地域システム技術開発(食品工業生産・リサイクル
高度化システム技術開発)、研究成果報告書
(昭和60年度〜平成元年度)鹿児島県平成3年3月発行
に関する事情説明について(研究成果報告書Aとする)」
と題する書面
甲第7号証:「本格焼酎技術開発事業 研究成果報告書
(平成3年度)」、平成4年3月、日本酒造組合中央会、
鹿児島県本格焼酎技術開発研究システム、
序の頁、鹿児島県本格しょうちゅう技術開発研究システム
委員記載の頁、目次、第1、20、21、39頁
甲第8号証:特開昭57-127495号公報
甲第9号証:農文協編「有機質肥料のつくり方使い方」、
昭和61年4月20日第32刷発行、
社団法人農山漁村文化協会、第103〜127頁

3.被請求人の答弁

これに対し、被請求人は、答弁書を提出し、
甲第1号証に記載されている「トミー有機」は「乾燥した有機質肥料」であり、本来発酵と乾燥とは根本的原理が違うものであるから、本件発明1は、甲第1号証に記載された発明とは全く違うものであり、また、当時焼酎粕は一般的にアルコール分を約5%近く含んでいるためアルコールの殺菌作用が働き一般的に発酵しないと考えられていたことから、本件発明1は、甲第2〜6号証(「甲第2〜7号証」の誤記と認められる。)により、公然知られていたものでも、公然と実施されていたことが明らかであるものでもない、したがって、無効理由1には理由がない旨、答弁している。
また、被請求人は、昭和50年に発酵菌を入手してから幾度も実験を繰り返し、試行錯誤の末、昭和56年に実証施設として生産を始め、特許を申請したのであるから、本件発明2は、甲第1、4、5号証(「甲第1、8、9号証」の誤記と認められる。)に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものではない、したがって、無効理由2には理由がない旨、答弁している。

4.甲号各証等に記載された事項

請求人が提出した甲第1〜9号証及びその記載内容は、次のとおりである。
甲第1号証には、「加工家きん糞肥料」について記載され、その中の「トミー有機」という肥料が「性質 アルコール発酵の副産物に鶏糞を加えて、粗粒状化して乾燥した有機質肥料である。暗黒褐色のさらさらした肥料で、窒素・燐酸・カリ以外にも、石灰・苦土・微量要素などを含み、さらに有効態の腐植を多量に含んでいる。」(第45頁上段)と記載されている。
甲第2号証には、「67年(昭42)12月、姫路工場で糖蜜アルコール発酵の副産液と鶏糞とを組み合わせた新肥料の開発に着手した。」こと、「副産液は多量の加里成分のほか、窒素、燐酸を含有し、各種の有効な有機物を含み、鶏糞は肥効が高く廉価な有機物だった。」こと、「67年(昭42)12月、「糖蜜発酵副産液加工家きんふん有機肥料」の名称で、普通肥料として兵庫県に登録し、「トミー有機」として市販を開始した。」こと(それぞれ、第132頁6〜7行、11〜13行、22〜24行)が、記載されている。
甲第3号証は、日本酒造組合中央会からの質問に、前記柳田教授が見解を述べているものである。
甲第4号証は、平成3年3月に鹿児島県が発行した、「地域システム技術開発事業<食品工業生産・リサイクル高度化システム技術開発> 研究成果報告書(昭和60年度〜平成元年度)」という文書であり、次の事項が記載されている。
(ア)「本県の特産品である甘しょ焼酎製造業を取り上げ、・・・焼酎蒸留粕を主とする有機質廃棄物をリサイクル有効利用する技術開発研究を実施した。」(「I まえがき」の頁の4〜6行)
(イ)「7.蒸留廃液のコンポスト化技術の開発」、「イヂチ化成(株)・・・(株)フジヤマ・・・茶圓博行」、「焼酎蒸留廃液の処理の一つとして、他の発酵助材と混合してコンポスト化する方法を検討した。」、「水分調整材を利用し、50〜60%程度の水分になるように調整をおこない、発酵熱での水分蒸散を図ることを目的とする。」、「[試験方法]」として、「焼酎廃液と水分調整材・酵素とを混合槽(発酵槽)に入れ、送風機を用い、混合層で攪拌する」旨。(第200頁)
(ウ)「【コンポスト化試験装置の設計・政策】」、「水分調整材としてオガクズ、発酵助材としてヌカ又は鶏糞」を用いる旨、「[試験方法]として、常に好気状態を維持できるようにすること、水分調整後の発酵槽内の水分は65%を目安とすること、発酵熱の蒸散で、槽内水分10%程度低下した時点で、焼酎廃液の追加をおこなうこと、発酵温度の上昇が鈍くなった時点で、助剤の添加をおこなう」旨、「試験区Bでは、シラス40kg、鶏糞45kg、焼酎廃液60.0kg、スタート時の水分60.6%で、S63.11.8〜12.28の間、試験をした」旨、「試験区Cでは、オガクズ26kg、鶏糞22.5kg、焼酎廃液47.0kg、スタート時の水分69.0%で、S63.11.11〜12.4の間、試験をした」旨。(第205頁)
(エ)「試験区A・B・C共発酵は順調であったが、試験用発酵槽がB・C区はA区の半分で製作したため、データ記録はA区を重点的におこなった。」旨、また、試験区Aについて「試験開始時の発酵槽温度は27℃だったが、3日目に発酵が始まり、7日目に58℃・8日目には60℃に達した。焼酎廃液添加量と発酵槽内水分の関係も、スタート時の発酵床水分は60%であったが、発酵温度の上昇と共に廃液を追加して、66%まで水分を上げた。・・・以後槽内水分の上限を65%に、下限を60%を目標に、廃液の追加をおこなった。」(第206頁)
(オ)「【コンポスト化試験 No.1】」、「試験期間中に使用した副資材は、オガクズ1100kg・脱脂ヌカ2020kg・ペレット鶏糞975kg・焼酎廃液11333kgの他、若干のモミガラ・酵素等も使用したが、その他水分として廃液散布管等の洗浄水が約600lが入っている。」(第209頁)
(カ)「【コンポスト評価試験】」「試験区としてA〜E」と、無肥区F区とを設定し、「C区」の欄には「No.1試験」と記載され、続いて給肥量(kg)と水分(%)が記載されている。(第212頁)
甲第5号証は、株式会社アクシーズケミカルによって作成された「地域システム開発事業(食品工業生産・リサイクル高度化システム技術開発)研究成果報告書(平成3年3月発行)に関する当時の事情説明」と題される、平成16年1月5日付けの書面であって、次の事項が記載されている。
(キ)イヂチ化成(株)は平成11年4月1日に(株)アクシーズケミカルに社名変更されたこと。
(ク)標記研究成果報告書に関する研究は、鹿児島県からの依頼で、昭和60年度から平成元年度までの予算により、実務は昭和60年4月1日から平成2年3月31日まで行われたこと。
(ケ)この研究は、焼酎の蒸留工程から排出される廃液を、家畜向けの飼料及び堆肥に有効利用する目的で行われ、堆肥化は家畜の排泄物(鶏糞使用)との組み合わせで、上記した公的機関と民間企業が一体となり取り組んだものであること、当事者間で秘密にすべき事項は無く、秘密保持等の契約も無かったように記憶していること。
(コ)各担当者が、月一回程度の定例会議を設け進捗状況の他、情報交換を行っていたこと、得られた堆肥の成分分析及び植物の育成評価試験まで行ったこと。
甲第6号証は、本坊酒造株式会社 鹿児島工場長 鬼丸博章氏によって、日本酒造組合中央会宛に作成された「地域システム技術開発(食品工業生産・リサイクル高度化システム技術開発)、研究成果報告書(昭和60年度〜平成元年度)鹿児島県平成3年3月発行に関する事情説明について(研究成果報告書Aとする)」と題される、平成14年12月16日付けの書面であって、次の事項が記載されている。
(サ)表記「研究成果報告書A」に関する研究は鹿児島県からの依頼で、昭和60年4月1日から平成2年3月まで(昭和60年度から平成元年度の予算)で行われ、研究は民間企業としてイジチ化成(株)、(株)フジヤマ、当社本坊酒造(株)と公的機関として鹿児島県農政課、鹿児島大学農学部、鹿児島県工業技術センター、鹿児島県農業試験場が一体となって係わっていたこと。
(シ)本坊酒造(株)はこれら関連企業に原料となる焼酎廃液(粕)を提供していたこと。
甲第7号証には、「肉用繁殖雌牛に対する濃縮粕の給与試験」が記載され、供試飼料として「供試飼料は、九州ハイテック株式会社の製品で、麦焼酎粕の濃縮液(水分70%)を25%含み、コーンコブや圧片とうもろこしなどを混合して繁殖牛用に栄養価を調製した混合飼料である。」(第39頁下から15〜13行)と記載されている。
甲第8号証には、「焼酎蒸留廃液を固液分離し得られた固形物を好気性菌による発酵熱を利用して、燃料とする処理方法」(特許請求の範囲)について記載されている。
甲第9号証には、「発酵剤利用の堆肥つくり」について記載され、「まず分解しやすい成分(米ヌカ、鶏ふんなど)を加えてやる。するとこれは好気性細菌やカビ、酵母でどんどん分解されて発酵熱で品温があがる。」こと(第104頁11〜12行)、「酵素剤の働きを助ける添加物 この酵素剤の効果を高め、菌類を繁殖させる条件が必要になるが、そのために添加するものが、米ヌカ、鶏ふん、水などである。・・・米ヌカ これは酵母菌を培養する床のようなもの。・・・鶏ふん これは助熱剤としてつかう。・・・水 菌類は酵素と水がなければ生きていけない。したがって、水は充分に入れてやる。」(第111頁5〜末行)こと、が記載されている。

5.当審の判断

(1)本件発明1について

甲第4号証は、平成3年3月に鹿児島県が発行した、研究成果報告書であり、上記摘示事項(イ)によれば、当該研究成果報告書を作成するにあたり、イヂチ化成(株)が関与しており、同(キ)によれば、イヂチ化成(株)は(株)アクシーズケミカルに社名変更され、甲第5号証は、(株)アクシーズケミカルにより作成された、当時の事情説明であるから、甲第5号証は、甲第4号証の作成された経緯を知る者が作成したものと認められる。
そこで検討するに、上記摘示事項(シ)によれば、「焼酎廃液」と「焼酎粕」とは同じものであるところ、甲第4号証に記載された【コンポスト化試験装置の設計・政策】、【コンポスト化試験 No.1】、【コンポスト評価試験】(同(ウ)〜(カ))をみると、(ウ)によれば、「試験区B」及び「試験区C」では、焼酎粕と鶏糞を主成分とし、発酵させたものを試験している。また、(カ)によれば、コンポスト化評価試験として、無肥区Fを対象区として給肥試験をし、その際にC区においては、No.1試験を用いており、No.1試験とは、(オ)によれば、焼酎廃液と鶏糞とを主成分とし、発酵助剤としてヌカを使用しているのであるから、(ウ)で試験されているものと同様に発酵したものであり、これに対して給肥試験を行っているのである。
そうしてみると、甲第4号証は、上記摘示事項(ク)、(サ)によれば昭和60年4月1日から平成2年3月31日までの間になされた事項が記載されるものであり、さらに具体的には、上記の試験区BにおいてはS63.11.8〜12.28の間、上記の試験区CにおいてはS63.11.11〜12.4の間、試験をされたことが甲第4号証に記載されているのであるから、「焼酎粕と鶏糞とを主成分とするもの」を「発酵」させ「肥料」としたこと、すなわち、「焼酎粕と鶏糞を主成分とする発酵肥料」が実施されており、これは、本件発明1の発酵肥料と差異がなく、本件発明1は、本件特許出願前に日本国内において実施をされていたものと認められる。
そして、甲第5号証に、「公的機関と民間企業が一体となり取り組んだものであること、当事者間で秘密にすべき事項は無く、秘密保持等の契約も無かったように記憶している」(上記摘示事項(ケ))、「各担当者が、月一回程度の定例会議を設け進捗状況の他、情報交換を行っていた」(同(コ))、と説明されていることからすると、上記の試験は公然知られる状況で行われたものと認められ、上記発酵肥料は、本件特許出願前に日本国内において公然実施をされたものと認められるから、本件発明1は特許法第29条第1項第2号に該当する。
また、公然知られる状況で試験されたのであるから、上記発酵肥料は不特定の者に秘密でないものとしてその内容が知られたもの、すなわち、公然知られたものと認められ、よって、本件発明1は特許法第29条第1項第1号に該当する。

(2)本件発明2について

甲第4号証に記載された「【コンポスト化試験装置の設計・政策】」の「【試験結果】」欄の試験区B及びCにおいて(上記摘示事項(ウ)、(エ))、焼酎粕と鶏糞の仕込み重量が、試験区Bにおいては焼酎粕(焼酎廃液)60.0kg、鶏糞45kg、試験区Cにおいては焼酎粕(焼酎廃液)47.0kg、鶏糞22.5kg、となっており、これは、本件発明2の構成要件である「3:1から1:3で適宜配合」の範囲内である。また、「常に好気状態を維持できるようにすること、水分調整後の発酵槽内の水分は65%を目安とすること、発酵熱の蒸散で、槽内水分10%程度低下した時点で、焼酎廃液の追加をおこなう」方法で試験を行っており、温度も、試験区Aについて「試験開始時の発酵槽温度は27℃だったが、3日目に発酵が始まり、7日目に58℃・8日目には60℃」と記載されており、「試験区A・B・C共発酵は順調であった」のであるから、試験区B、Cにおいても発酵温度、水分ともに、これと近い範囲でなされたものと認められる。
そうしてみると、甲第4号証に記載された発明においても、「焼酎粕と鶏糞を主原料とし、原料仕込み重量比で焼酎粕と鶏糞とを約3:1から1:3で適宜配合し、発酵槽に入れて65%の水分を目安とし、好気状態を維持するのであるから即ち攪拌をし、槽内水分が低下したら廃液を追加することで水分を調整し、58〜60℃程度で発酵させる、肥料の製造方法」が実施されており、これは、本件発明2の方法と差異がなく、本件発明2は、本件特許出願前に日本国内において実施をされていたものと認められる。
そして、甲第5号証に説明されていることからすると、上記(1)で判断したのと同様の理由により、上記製造方法は、本件特許出願前に日本国内において公然実施をされ、また、公然知られたものと認められるから、本件発明2は特許法第29条第1項第1号及び第2号に該当する。

なお、上記の(1)及び(2)と同様の内容の無効理由通知を被請求人に通知し、期間を指定し意見を述べる機会を与えたが、被請求人からは何らの応答もなかった。

6.むすび

以上のとおりであるから、本件発明1、2は、特許法第29条第1項第1号及び第2号に該当するものであり、本件発明1、2に係る特許は、同法第29条第1項の規定に違反してなされたものであるから、その余の理由を検討するまでもなく、同法第123条第1項第2号に該当し、無効とすべきものである。
審判に関する費用については、特許法第169条第2項の規定で準用する民事訴訟法第61条の規定により、被請求人が負担すべきものとする。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2005-03-24 
結審通知日 2005-03-25 
審決日 2005-04-22 
出願番号 特願平2-233746
審決分類 P 1 113・ 112- Z (C05F)
P 1 113・ 111- Z (C05F)
最終処分 成立  
前審関与審査官 小澤 菊雄花田 吉秋  
特許庁審判長 西川 和子
特許庁審判官 冨永 保
後藤 圭次
登録日 1994-11-10 
登録番号 特許第1885108号(P1885108)
発明の名称 焼酎粕と鶏糞を配合した発酵肥料とその製法  
代理人 高山 宏志  
代理人 吉村 英治  
  • この表をプリントする

プライバシーポリシー   セキュリティーポリシー   運営会社概要   サービスに関しての問い合わせ