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審決分類 審判 査定不服 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備 特許、登録しない。 A01M
審判 査定不服 特17条の2、3項新規事項追加の補正 特許、登録しない。 A01M
管理番号 1133179
審判番号 不服2002-19586  
総通号数 77 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2001-10-30 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2002-08-30 
確定日 2006-03-14 
事件の表示 特願2000-152126「家ダニ駆除沸湯容器」拒絶査定不服審判事件〔平成13年10月30日出願公開、特開2001-299178〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第1 手続の経緯
本願は、平成12年4月14日の出願であって、平成14年4月16日付けで拒絶理由が通知され、その指定期間内である同年5月10日に意見書及び手続補正書が提出されたが、同年8月16日付で拒絶査定がなされ、これに対し、同年8月30日付で拒絶査定不服審判の請求がなされるとともに、手続補正がなされたものである。

第2 平成14年8月30日付の手続補正についての補正却下の決定
[補正却下の決定の結論]
平成14年8月30日付の手続補正を却下する。
[理由]
本件手続補正は、請求項1を、
「下記の(イ)〜(ハ)の構成を有する家ダニ駆除沸湯容器
(イ)容器の中の液体を沸湯させ容器を高温度物体に保つ電気ヒーター
(ロ)移動知らせブサー
(ハ)低液位感知からだき防止センサー」
と補正することを含むものであるが、発明を特定する事項である「移動知らせブザー」は、出願当初の明細書又は図面に記載されていない新規な事項であり、かつ自明な事項とも認められない。
したがって、この補正は、出願当初の明細書又は図面に記載した範囲内においてしたものでなく、特許法第17条の2第3項の規定に違反するものであるから、同法第159条第1項において読み替えて準用する特許法第53条第1項の規定により却下されるべきものである。

第3 特許請求の範囲の記載
平成14年8月30日付の手続補正は上記のとおり却下されたので、本願の特許請求の範囲の請求項1の記載は、平成14年5月10日付の手続補正書に記載された、次のとおりのものである。
「下記の(イ)〜(ハ)の構成を有する家ダニ駆除沸湯容器
(イ)容器の中の液体を沸湯させ容器を高温度物体に保つ電気ヒーター
(ロ)熱伝導の時間さ移動知らせタイマー
(ハ)低液位感知からだき防止センサー」
ここで、上記記載を検討すると、発明を特定する事項である「熱伝導の時間さ移動知らせタイマー」の意味が不明であり、特許を受けようとする発明が不明確なものとなっている。

第4 むすび
以上のとおり、本願は、特許法第36条第6項第2号に規定する要件を満たしていないので、拒絶すべきものである。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2005-12-22 
結審通知日 2006-01-10 
審決日 2006-01-24 
出願番号 特願2000-152126(P2000-152126)
審決分類 P 1 8・ 537- Z (A01M)
P 1 8・ 561- Z (A01M)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 吉田 佳代子  
特許庁審判長 安藤 勝治
特許庁審判官 柴田 和雄
石井 哲
発明の名称 家ダニ駆除沸湯容器  

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