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審決分類 |
審判 訂正 4項(134条6項)独立特許用件 訂正しない A61M |
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管理番号 | 1142771 |
審判番号 | 訂正2005-39112 |
総通号数 | 82 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 1992-02-21 |
種別 | 訂正の審決 |
審判請求日 | 2005-06-30 |
確定日 | 2006-08-23 |
事件の表示 | 特許第2981909号に関する訂正審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 |
理由 |
1.請求の要旨 本件審判の請求の要旨は、特許第2981909号(平成2年6月20日特許出願、平成11年9月24日設定登録)の明細書及び図面を審判請求書に添付した訂正明細書及び図面のとおりに訂正しようとするものである。 2.本件訂正発明 上記訂正明細書の特許請求の範囲の請求項1〜4(以下「本件訂正発明1〜4」という。)の記載は次のとおりである。 【請求項1】 循環流路内に、 気体は通すが液体は通さない孔であって、外気に連通する孔を有した多孔質膜を、液体流入口及び液体流出口を備えた液体流路内に配置させた、液体流路を有する装置と、 液体を、前記液体流路を有する装置の液体流入口に向けて移送させつつ、循環流路内を繰り返し循環させる遠心ポンプとを配設し、 また、前記遠心ポンプに対し、制御回路を用いて、あらかじめ間隔及び強さを設定した間欠的な移送流を移送させる制御を行う液体移送調整手段を備えさせ、 該液体移送調整手段の遠心ポンプに対する流量制御によって、あらかじめ設定した間隔及び強さの間欠的な移送流が前記流体流路を有する装置に流れていく際に、液体中の気泡を、前記多孔質膜の孔部から外気に放出させることにより、 前記流体流路を有する装置が除泡手段となることを特徴とする、液体流路を有する装置の気泡除去装置。 【請求項2】 液体流路を有する装置よりも下流側に、他の除泡手段が配設されている、請求項1記載の装置。 【請求項3】 液体流路を有する装置よりも下流側に、液体流路を有する装置の液体流路内を通過する液体の圧力を高めるための小径流路部が配設されている、請求項1記載の装置。 【請求項4】 他の除泡手段よりも下流側に、除泡手段内を通過する液体の圧力を高めるための小径流路部が配設されている、請求項2記載の装置。 3.訂正拒絶の理由 平成17年8月30日付けで通知した訂正拒絶理由の概要は、「本件訂正発明1〜4は、刊行物1〜3に記載された発明、周知技術及び技術常識に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許出願の際独立して特許を受けることができないものであり、平成6年改正前特許法第126条第3項の規定に適合しない」というものである。 なお、この訂正拒絶理由の通知に対して、審判請求人からは、指定期間内の応答がなされなかった。 4.引用刊行物 刊行物1:「遠心ポンプと外部潅流型膜型肺を組み合わせたsimplified veno-arterial bypass systemの実験的検討」人工臓器18(2)、440-443(1989) 刊行物2:「初心者のための血液透析の手技と看護」河野南雄、山口美佐子共著 株式会社新興医学出版社、昭和63年11月5日発行、第15〜22頁 刊行物3:「各種気泡除去装置(bubble trap)の比較検討」人工臓器11(3)、767-771(1982) 本件の出願前に頒布された刊行物である刊行物1には、図面と共に下記の事項が記載されている。 (a)「用いた簡易VABの全景を図1、シェーマを図2に示す。ポンプは遠心ポンプ(Bio-Pump,BP-50またはBP-80)、人工肺は外部潅流型中空糸膜型肺であるSarns16310を使用した。回路はリザーバーを省き閉鎖回路とした。」(第440頁左欄第14〜17行) (b)「今回我々が検討したVABシステムはリザーバーを省いた閉鎖回路で構成され、簡便でかつ総充填量が400mlと少ないものであった。ポンプとして遠心ポンプを用いたことにより、リザーバーを用いず、閉鎖回路でのバイパスが可能であった。人工肺としては、外部潅流型膜型肺を用いたため、充填時のair抜きが容易であり、人工肺前後の圧力損失が少ない等の点から本システムにおいて適していると言える。またこの際、閉鎖回路にするため、リザーバーの組み込まれていない人工肺が必要である。今回使用したSarns社製人工肺はこれらの条件を満たしている上に、血液流出入口の位置の違いを利用して人工肺そのものをair trapとして利用できるという利点を有しており、今回の簡易VABシステムに適したものであると考えられた。」(第442頁左欄第9〜22行) (c)さらに、図2には「簡易VABのシェーマ」が記載されており、図2の記載からこの「簡易VABのシェーマ」は、右心房から遠心ポンプ(Biopump BP-50)、Bypass flow meter、人工肺(Oxygenator Sarns 16310)を介して大腿動脈への流路を有し、遠心ポンプが血液を、人工肺の血液流入口に向けて移送させており、人工肺の血液流路内に中空糸膜が配置されていることが図示されている。 これらの記載事項及び図示内容を総合すると、刊行物1には、 「流路内に、中空糸膜を血液流出入口を備えた血液流路内に配置させた血液流路を有する人工肺と、血液を血液流路を有する人工肺の血液流入口に向けて移送させる遠心ポンプとを配設した、血液流路を有する人工肺の充填時のair抜きを行う装置」の発明(以下「引用発明」という。)が記載されていると認められる。 本件の出願前に頒布された刊行物である刊行物2には、図面と共に下記の事項が記載されている。 (d)「いわゆるプライミングとは、ダイアライザーと血液回路の生食水による洗浄、その後の生食水による充填である(ヘパリン加生食水を充填することもある)。」(第15頁第3〜5行) (e)「2.たとえば、HFKのでは繊細な中空糸ホローファイバー hollow fiberの一本一本が確実に生食水などで充填され、ダイアライザー内に、空気が絶対に入らないようにする。 3.2のためにも、いわゆるプライミングはゆっくり実施し、ダイアライザー内に・・・などの消毒剤や、・・・グリセリンなどを完全に洗いながすためにも30分以上は時間をかける。」(第16頁第3〜10行) (f)「3)回路の鉗子をはずし、血液ポンプを再度、ゆっくり回転させて、生食水をダイアライザー内から静脈回路へとながす。・・・(図26)。」(第20頁第10行〜第21頁第4行) (g)「これまでの操作で、回路、ダイアライザーすべてが生食水でみたされたことになる。」(第21頁の図26の説明文第6〜8行) (h)「4)その後もひきつづき血液ポンプをゆっくり回転させて、ダイアライザーや血液回路内の消毒薬を完全にあらいながすと同時に、生食水などで充填する。この間、ダイアライザー内の空気を完全においだすために、ダイアライザー下方の動脈回路をときどきしめて、ダイアライザーの静脈側にたまった空気を鉗子の把持部でたたいたりしておいだすようにする(図27,28)。」(第21頁第5行〜第22頁第1行) (i)「血液ポンプをゆっくり回転させながらダイアライザーの下を、時々、鉗子でとめて、ファイバー内の空気を追い出す。」(第21頁の図27の説明文第1〜4行) (j)「空気が出ていきやすいようにダイアライザーの上部を軽くたたく。」(第21頁の図28の説明文第1、2行) 本件の出願前に頒布された刊行物である刊行物3には、図面と共に下記の事項が記載されている。 (k)「体外循環の重篤な合併症の一つである空気塞栓を予防する目的で,循環回路中に種々のbubble trapが使用されている。」(第767頁要約第1、2行) (l)「周知のごとく,体外循環の重篤な合併症の一つは空気塞栓であり,回路内に気泡除去装置(以下bubble trap)を設置することにより,その防止に努めているのが現状である。(第767頁左欄第7〜10行) (m)「A:孔径40μmのポリエステル・スクリーンフィルターで総面積は645cm2,充填量は190mlである。入口部にルアー栓のついた空気抜口がある。 B:孔径20μmのナイロン・スクリーンフィルターで総面積600cm2,充填量は230mlである。入口部より斜め上方に向かう空気抜口を有している。」(第767頁右欄第4〜9行) (n)「今回,われわれは10,30,50μmのスクリーンフィルターの3点で微小気泡を測定した。すべての条件で5回ずつ測定し,その平均値をとった。測定に先立ち,回路およびbubble trap内の気泡除去を完全に行なうため,そのつど,流量を急激に変化させ,bubble trapを打診器にて叩打し,なお10μmのスクリーンフィルターで通過気泡が毎分10個以下であることを確認した。通過気泡計測のほか,3.5l/分灌流時の通過気泡直径のピーク値をMingograph(Siemens Elema社製)に経時的に記録した(Fig.5)。灌流液はヒト保存血を乳酸加リンゲル液で希釈し,ヘマトクリット値28〜30%にて行なった。」(第768頁右欄第6行〜第769頁左欄第7行) (o)「開発初期の人工肺,とくに気泡型人工肺ではかなりの微少気泡が動脈回路内に混入し,これを除去する目的で種々のbubble trapが作成されてきた。」(第770頁右欄第24〜26行) (p)「スクリーンフィルターの場合,液で満たされたスクリーンの孔に,その孔径より大きな気泡が到達すると気液界面に表面張力が働き,気泡の通過を阻止する。気泡がスクリーンを通過するためには,液の表面張力を破るだけの圧力を気泡にかけてやらなければならない。」(第771頁左欄第26〜31行) (q)「心腔内血液吸引側に微小フィルターを用い,動脈側には180μmメッシュのついたair trap D機種を使用してきた。」(第771頁右欄第4〜6行) 5.対比、判断 5-1.本件訂正発明1について 本件訂正発明1と引用発明とを対比すると、後者における「血液流出入口」は、その機能と構造からみて、「液体流入口及び液体流出口」に相当し、以下同様に「血液流路」が「液体流路」に、「血液流路を有する人工肺」が「液体流路を有する装置」に、「血液」が「液体」に、「充填時のair抜きを行う装置」が「気泡除去装置」に、それぞれ相当している。 また、本件訂正発明1の「循環流路」と引用発明の「流路」とは、流路という概念で共通している。 また、本件訂正発明1の「気体は通すが液体は通さない孔であって、外気に連通する孔を有した多孔質膜」と引用発明の「中空糸膜」とは、気体は通すが液体は通さない膜という概念で共通している。 また、引用発明の「血液流路を有する人工肺」は充填時のair抜きができるのであるから除泡手段といえる。 したがって、両者は、 「流路内に、気体は通すが液体は通さない膜を、液体流入口及び液体流出口を備えた液体流路内に配置させた、液体流路を有する装置と、 液体を、前記液体流路を有する装置の液体流入口に向けて移送させる遠心ポンプとを配設し、液体流路を有する装置が除泡手段となる液体流路を有する装置の気泡除去装置。」である点で一致し、以下の点で相違している。 (A)本件訂正発明1では、流路が循環流路であり、液体を繰り返し循環させるものであるのに対し、引用発明では、流路が循環流路ではない点。 (B)気体は通すが液体は通さない膜に関し、本件訂正発明1では、膜が多孔質膜であり、多孔質膜の孔が外気に連通する孔であるのに対し、引用発明では、膜が中空糸膜であり、中空糸膜が多孔質の膜であるか否かが明確でない点。 (C)遠心ポンプに関し、本件訂正発明1では、制御回路を用いて、あらかじめ間隔及び強さを設定した間欠的な移送流を移送させる制御を行う液体移送調整手段を備えており、該液体移送調整手段の遠心ポンプに対する流量制御によって、あらかじめ設定した間隔及び強さの間欠的な移送流が前記流体流路を有する装置に流れていく際に、液体中の気泡を、前記多孔質膜の孔部から外気に放出させるのに対し、引用発明では、そのような構成となっていない点。 そこで、上記相違点について検討する。 まず、相違点(A)について検討する。 液体流路を有する装置の流路内に存在する気泡を除去するために、液体流路を有する装置を循環流路内に配置することは周知(例えば実願昭62-71283号(実開昭63-180049号)のマイクロフィルムの実用新案登録請求の範囲、第3頁第8行〜19行、特開昭61-37167号公報の特許請求の範囲、第2頁左下欄第3行〜右下欄第15行等参照)であり、引用発明の血液流路を有する人工肺の流路内に存在する気泡を除去する際に、流路を循環流路とすることは当業者ならば必要に応じて容易に想到し得ることである。 次に、相違点(B)について検討する。 人工肺に用いられる中空糸膜として孔が外気に連通する多孔質膜が用いられることは周知(例えば特開平2-75330号公報、特開平1-256970号公報等参照)であり、引用発明の中空糸膜としてこのような周知の多孔質膜を採用する程度のことは単なる設計的事項にすぎない。 次に、相違点(C)について検討する。 引用発明には、遠心ポンプの制御に関する記載はないが、遠心ポンプを動作させる以上何らかの制御手段が存在することは自明なことであり、そのとき遠心ポンプが吐出する液体の移送量を必要に応じて制御回路を用いて適宜調整し得るように制御することは、制御手段として通常の構成に過ぎない。 また、刊行物2には、「間欠的に液体を流し、液体流路内に存在する気泡を除去すること」が示されており(平成14年(行ケ)第5号審決取消請求事件判決第22頁第7〜9行参照)、このような間欠的に液体を流すことにより流体流路内に存在する気泡を除去する構成を液体流路内に存在する気泡を除去する際に適用することは、当業者であれば容易に想到し得ることであり、その際に遠心ポンプの制御手段をあらかじめ設定した間隔及び強さの間欠的な移送流が流れるように制御することは当業者が適宜行う設計的事項にすぎない。そして、引用発明の中空糸膜として周知の多孔質膜を採用した際には、多孔質膜の孔部から液体中の気泡が外気に放出させられるようになることも当業者が予測し得る範囲内のものである。 5-2.本件訂正発明2について 本件訂正発明2と引用発明とを対比すると、両者は、上記相違点(A)〜(C)に加えて、以下の点で相違し、その余の点で一致する。 (D)本件訂正発明2においては、液体流路を有する装置よりも下流側に、他の除泡手段が配設されているのに対し、引用発明においては、係る手段を備えていない点。 そこで、各相違点について検討する。 相違点(A)〜(C)の判断については、上記5-1.に記載した理由により当業者であれば容易に想到し得ることである。 また、相違点(D)については、刊行物3に、人工肺などの液体流路を有する装置の循環回路内に種々の気泡除去装置(除泡手段に相当)を設置することや、心腔内血液吸引側(液体流路を有する装置よりも上流側と考えられる)や動脈側(液体流路を有する装置よりも下流側と考えられる)に気泡除去装置を用いることが記載されており、これらの記載から、引用発明の液体流路内に気泡が存在する虞がある箇所があれば必要に応じて除泡手段を設けることは当業者であれば容易に想到し得ることであり、除泡手段を設ける箇所を、特に液体流路を有する装置よりも下流側とした点は単なる設計的事項に過ぎない。 5-3.本件訂正発明3について 本件訂正発明3と引用発明とを対比すると、上記相違点(A)〜(C)に加えて、以下の点で相違し、その余の点で一致する。 (E)本件訂正発明3においては、液体流路を有する装置よりも下流側に、液体流路を有する装置の液体流路内を通過する液体の圧力を高めるための小径流路部が配設されているのに対し、引用発明においては、係る手段を備えていない点。 そこで、各相違点について検討する。 相違点(A)〜(C)の判断については、上記5-1.に記載した理由により当業者が容易に想到し得ることである。 また、相違点(E)については、刊行物3には「スクリーンフィルターの場合,液で満たされたスクリーンの孔に,その孔径より大きな気泡が到達すると気液界面に表面張力が働き,気泡の通過を阻止する。気泡がスクリーンを通過するためには,液の表面張力を破るだけの圧力を気泡にかけてやらなければならない。」と孔径よりも大きな気泡が孔を通過するためには圧力を気泡にかけてやらなければならないことが記載されており、該記載から、本件訂正発明3の「気体は通すが液体は通さない壁面から構成される液体流路の」の実施例として記載された多孔質中空糸膜の孔を気泡が通過して気泡除去されるには、圧力を気泡にかけてやること、すなわち液体流路を通過する液体の圧力を高めてやればよいことは当業者であれば容易に想到し得ることであり、その際に、液体流路の下流側に小径流路部を設ければ、小径流路部より上流側の液体の圧力を高めることができることは当業者にとって技術常識であり、液体流路の圧力を高めるための手段として小径流路部を採用した点は単なる設計的事項にすぎない。 5-4.本件訂正発明4について 本件訂正発明4と引用発明とを対比すると、上記相違点(A)〜(D)に加えて、以下の点で相違し、その余の点で一致する。 (F)本件訂正発明4においては、他の除泡手段よりも下流側に、除泡手段内を通過する液体の圧力を高めるための小径流路部が配設されているのに対し、引用発明においては、係る手段を備えていない点。 そこで、各相違点について検討する。 相違点(A)〜(C)の判断については、上記5-1.に記載した理由により当業者が容易に想到し得ることである。 また、相違点(D)の判断については、上記5-2.に記載した理由により当業者が容易に想到し得ることである。 また、相違点(F)の判断については、実施例レベルでは除泡手段も液体流路を有する装置と同様、多孔質中空糸膜を用いた気泡の分離を行なっているのであるから、上記5-3.に記載した理由と同様の理由により、当業者が容易に想到し得ることである。 そして、本件訂正発明1〜4の効果は刊行物1〜3に記載された発明、周知技術及び技術常識から当業者が予測し得る範囲内のものである。 したがって、本件訂正発明1〜4は、刊行物1〜3に記載された発明、周知技術及び技術常識に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許出願の際独立して特許を受けることができないものである。 6.むすび 以上のとおりであるから、他の訂正事項について検討するまでもなく、本件審判の請求は平成6年改正前特許法第126条第3項の規定に適合しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審理終結日 | 2005-10-31 |
結審通知日 | 2005-11-02 |
審決日 | 2005-11-15 |
出願番号 | 特願平2-163887 |
審決分類 |
P
1
41・
856-
Z
(A61M)
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最終処分 | 不成立 |
前審関与審査官 | 松本 貢、稲村 正義 |
特許庁審判長 |
阿部 寛 |
特許庁審判官 |
川本 真裕 北川 清伸 |
登録日 | 1999-09-24 |
登録番号 | 特許第2981909号(P2981909) |
発明の名称 | 液体流路を有する装置の気泡除去方法及びその装置 |
代理人 | 吉原 省三 |
代理人 | 桶川 美和 |
代理人 | 中澤 直樹 |