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審決分類 |
審判 判定 利用 属する(申立て成立) E01C |
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管理番号 | 1172386 |
判定請求番号 | 判定2007-600062 |
総通号数 | 99 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許判定公報 |
発行日 | 2008-03-28 |
種別 | 判定 |
判定請求日 | 2007-08-23 |
確定日 | 2008-01-30 |
事件の表示 | 上記当事者間の特許第2623492号の判定請求事件について、次のとおり判定する。 |
結論 | イ号図面及びイ号説明書に示す「舗装工法」は、特許第2623492号発明の技術的範囲に属する。 |
理由 |
第1 請求の趣旨 本件判定請求人である株式会社ハネックス・ロードは、判定請求書のイ号図面及びイ号説明書に示す「舗装工法」(以下「イ号工法」という)が、特許第2623492号の発明の技術的範囲に属するとの判定を求めるものである。 第2 本件特許発明 本件特許第2623492号の発明(以下、「本件特許発明」という。)は、特許明細書及び図面の記載からみて、その特許請求の範囲の請求項1に記載されたとおりのものであり、これを構成要件に分説すると次のとおりである。 A マンホール枠の設置を含む舗装工法において、 B (a)非舗装路面内のマンホール基壁上に支持蓋が仮設されると共に非舗装路面に支持蓋表面を含めて舗装が施工される工程、 C (b)マンホール枠の設置予定域周囲の舗装が筒状に切断されると共に切断舗装版及び支持蓋が撤去される工程、 D (c)マンホール基壁上にマンホール枠の据え付け基礎が構築されると共に据え付け基礎上にマンホール枠がその上面を舗装表面の高さに合わせて設置される工程、及び E (d)マンホール枠周囲の空洞部に舗装材が舗装表面の高さまで打設される工程からなる F 舗装工法。 第3 イ号工法 請求人が提出した判定請求書中の「イ号工法の技術的構成」、判定請求書に添付して提出したイ号図面及びイ号説明書(別添参照)によれば、イ号工法は、次のとおり特定される。 【イ号工法】 (A)マンホール蓋及び枠の設置を伴う未舗装道路の舗装工法であり、 (B-1)下桝躯体(2)の中心位置(a)から測定した非施工個所の最寄の場所に、予め目印となる基準線及び基準点を設けて、舗装工事後、路面下に隠れた下桝躯体(2)の中心位置を該路面上に特定可能にマーキングしておく工程、 (B-2)下桝躯体(2)上縁部(2a)の開口を塞ぐように中心部に吊りボルト用雌ネジ部(3a)を有する養生板(3)を覆設し、この養生板(3)の表面に剥離材(3c)を施し、この表面も含めて所定工事範囲の道路を舗装材(4)(4a)を用いて舗装施工する工程、 (C-1)先に目印となる場所にマーキングしておいた基準線及び基準点からマンホール枠の中心位置(a)を新設舗装路面上に割り出し、この割り出した位置に球面椀型カッターの芯出しジグを設置し、所定の切断円直径で表層部分(4a)も含めて前記球面椀型カッターを用いて360度回転させて平面円形、断面円弧状となる球面状に切込み(CL)を入れ、御椀型類似形状の切断路盤(6)とする工程、 (C-2)マンホール枠の中心点を中心とする吊りボルト挿入用の所定径の穴(Hc)を穿ち、繰り抜いた穴に吊りボルト(9)を挿入して養生板中央の雌ネジ部(3a)に係合螺着し、養生板(3)ごと御椀型類似形状の切断路盤(6)を引き抜き撤去する工程、 (D)下桝躯体(2)の上縁部(2a)の所定位置に高さ調整機能を有するアンカーボルト(7)を打ち込むと共にマンホール枠(5)を設置し、マンホール枠(5)の上面を舗装表面の高さに合せて高さ調整した後、 (E)マンホール枠(5)と下桝躯体(2)の上縁部(2a)との隙間を塞ぐための内型枠(11)を仮設し、内型枠(11)の外周隙間部分と周囲の空洞部(S)に舗装材(8a)を打設すると共に表層材(8b)で表層部分(4a)の高さまで舗装施工し、施工終了後、前記内型枠(11)を撤去して終了する工程から成る (F)舗装工法。 第4 当事者の主張 1.請求人の主張 請求人は、判定請求書において、概略次の理由によりイ号工法は、本件特許発明の技術的範囲に属する旨主張している。 (1)イ号工法の構成(A)は、本件特許発明の構成要件Aを充足する。 (2)イ号工法の構成(B-2)の「下桝躯体(2)上縁部(2a)の開口を塞ぐように中心部に吊りボルト用雌ネジ部(3a)を有する養生板(3)を覆設し」は、本件特許発明の構成要件Bのうち「非舗装路面内のマンホール基壁上に支持蓋が仮設される」に該当し、構成(B-2)の「この表面も含めて所定工事範囲の道路を舗装材(4)(4a)を用いて舗装施工する」は、構成要件Bのうち「非舗装路面に支持蓋表面を含めて舗装が施工される」に該当するから、イ号工法の構成(B-2)は、本件特許発明の構成要件Bを充足する。 (3)イ号工法の構成(C-1)の「所定の切断円直径で表層部分(4a)も含めて前記球面椀型カッターを用いて360度回転させて平面円形、断面円弧状となる球面状に切込み(CL)を入れ、御椀型類似形状の切断路盤(6)とする」は、本件特許発明の構成要件Cのうち「マンホール枠の設置予定域周囲の舗装が筒状に切断される」に該当し、構成(C-2)の「養生板(3)ごと御椀型類似形状の切断路盤(6)を引き抜き撤去する」は、構成要件Cのうち「切断舗装版及び支持蓋が撤去される」に該当するから、イ号工法の構成(C-1)及び(C-2)は、本件特許発明の構成要件Cを充足する。 (4)イ号工法の構成(D)、(E)及び(F)は、本件特許発明の構成要件D、E及びFを充足する。 (5)したがって、イ号工法は本件特許発明の技術的範囲に属する。 2.被請求人の主張 被請求人は、判定事件答弁書において、イ号工法は、本件特許発明を充足していない旨主張し、その理由を次のように主張している。 (1)イ号工法は構成(B-1)、(B-2)、(C-1)、(C-2)及び(D)のすべての工程を含んだ舗装工法であり、本件特許発明の構成要件には、イ号工法の構成(B-1)、(B-2)、(C-1)及び(C-2)は存しないから、両者は工法が異なる。 (2)イ号工法の構成(C-1)の「球面椀型カッターを用いて360度回転させて平面円形、断面円弧状となる球面状に切込み(CL)を入れ、御椀型類似形状の切断路盤(6)とする工程」は、本件発明の構成要件Cの、「マンホール枠の設置予定域周囲の舗装が筒状に切断される」とは異なる。 すなわち、本件特許発明の「筒状の切断」については、本件特許発明の特許公報に示される開示内容によって、明確にすべきであるところ、本件特許発明の「筒状」の概念にはイ号工法の「平面円形断面円弧状」の構成を包含させるべき根拠はない。また、舗装工法において、「筒状に切断」することと「断面円弧状となる球面状に切込み(CL)を入れ、路盤をお椀型類似形状に切断」する工法とでは技術的に有意な差異がある。 第5 対比・判断 請求人は、イ号工法を被請求人が現実に実施しているかどうか不知であるとしているところ、被請求人も、イ号工法を実施ないし実施を予定していることについて実証していないが、判定制度の趣旨に鑑み、イ号工法が実施された場合を仮定して、以下判断する。 本件特許発明とイ号工法とを対比する。 (1)イ号工法の構成(A)は、本件特許発明の構成要件Aを充足している。 (2)イ号工法の構成(B-2)の「下桝躯体(2)」は、本件特許発明における「マンホール基壁」に相当し、「養生板」は、下桝躯体(2)上縁部(2a)の開口を塞ぐように覆設される蓋であるから、本件特許発明における「支持蓋」に相当する。 そうすると、構成(B-2)中「下桝躯体(2)上縁部(2a)の開口を塞ぐように中心部に吊りボルト用雌ネジ部(3a)を有する養生板(3)を覆設し」は、本件特許発明の構成要件Bの「非舗装路面内のマンホール基壁上に支持蓋が仮設される」に相当し、構成(B-2)中「この養生板(3)の表面に剥離材(3c)を施し、この表面も含めて所定工事範囲の道路を舗装材(4)(4a)を用いて舗装施工する」は、構成要件Bの「非舗装路面に支持蓋表面を含めて舗装が施工される」に相当するから、イ号工法の構成(B-2)は、本件特許発明の構成要件Bを充足している。 (3)イ号工法の構成(C-1)及び(C-2)と、本件特許発明の構成要件Cを対比する。 本件特許発明の構成要件Cは、「マンホール枠の設置予定域周囲の舗装が筒状に切断される」工程と、「切断舗装版及び支持蓋が撤去される工程」からなる。 本件特許明細書には、構成要件Cの「筒状に切断」について次のように記載されている。 「工程(b)において、マンホール枠周囲の舗装を四角形に切断する旧来の舗装工法、或は特公昭61-25844号公報や特公昭61-33938号公報に開示されるように、マンホール枠周囲の舗装を円形状に切断する改良された舗装工法等における前段の工程に従って、マンホール枠の設置予定域周囲の舗装が筒状に切断されると共に切断舗装版及び支持蓋が撤去される。」(段落【0006】)、 「マンホール枠の設置予定域周囲の舗装の切断等に際して、その切断手段に特別の制限はない。円筒状切断の場合に、例えば特公昭61-52283号公報に開示されるような円筒状ビットを備えた路面円形切断機を好適に利用でき、また舗装表面から切断中心を特定するために金属探知機等の公知の探知手段を使用して内部の支持蓋の位置を確認してもよい。」(段落【0007】)、 「図1(b)に示すように、マンホール枠5の設置予定域周囲の舗装4が公知の路面円形切断機(図示を省略する)で円筒状にマンホール基壁2上面の深さまで切断されると共に切断舗装版6及び支持蓋3がアンカーボルト等の支持部材を介して一体的に或は順次撤去され、必要に応じてブレーカー等による切断舗装版6の破砕が行われる。」(段落【0009】)。 これらの記載によれば、構成要件Cの「筒状に切断」することの技術的意義は、マンホール枠の設置予定域周囲の舗装版及び支持蓋の撤去を容易にするためであり、切断舗装版の撤去手段については、切断舗装版及び支持蓋を一体的に撤去しても、順次撤去してもよいことが記載され、ブレーカー等により破砕して撤去することも示されており、特段限定されていないから、筒の側面形状が正確に垂直であることを要しないことは明らかである。 また、本件特許明細書には上記のとおり、切断手段に特別の制限はないことが記載されており、例示された特公昭61-25844号公報(被請求人の提出した乙第1号証)、特公昭61-33938号公報(同乙第2号証)には、円盤状切断機を傾斜させて切断する工法も開示されている(乙第1号証の特許請求の範囲第2項、2頁3欄39?42行参照。乙第2号証の3頁6欄14?21行参照)。 そうすると、構成要件Cの「筒状に切断」とは、マンホール枠の設置予定域周囲を、角形、円形等の任意の平面形状で、支持蓋を撤去できる深さまで切断することを意味しており、側面を正確に垂直に切断するものに限らないといえる。 他方、イ号工法の構成(C-1)中の「球面椀型カッターを用いて360度回転させて平面円形、断面円弧状となる球面状に切込み(CL)を入れ、御椀型類似形状の切断路盤(6)とする」ことにより路盤が切断されるものであり、構成(C-2)の「養生板(3)ごと御椀型類似形状の切断路盤(6)を引き抜き撤去する工程」により、切断路盤(6)は養生板(3)と共に引き抜き撤去されるから、カッターによる切込み(CL)が養生板(3)を撤去できる深さまで達していることは明らかである。 また、構成(C-1)における「切込み(CL)」はマンホール枠の設置予定域周囲の舗装版路盤のみであって、御椀の底にあたる下桝躯体(2)までが球面状に切断されるものでないことは明らかであり、構成(C-1)の「御椀型類似形状の切断」とは、平面円形で、舗装表面から養生板(3)を撤去できる深さまでの断面円弧状の側面を有する筒状に切断するものといえる。 そうすると、イ号工法の構成(C-1)における「球面椀型カッターを用いて360度回転させて平面円形、断面円弧状となる球面状に切込み(CL)を入れ、御椀型類似形状の切断路盤(6)とする」工程は、本件特許発明の構成要件Cの「マンホール枠の設置予定域周囲の舗装が筒状に切断される」工程に該当する。 イ号工法の構成(C-2)における「マンホール枠の中心点を中心とする吊りボルト挿入用の所定径の穴(Hc)を穿ち、繰り抜いた穴に吊りボルト(9)を挿入して養生板中央の雌ネジ部(3a)に係合螺着し、養生板(3)ごと御椀型類似形状の切断路盤(6)を引き抜き撤去する工程」は、切断路盤(6)(本件特許発明の「切断舗装版」に相当する。)及び養生板(同「支持蓋」に相当する。)を撤去する工程であるから、本件特許発明の構成要件Cの「切断舗装版及び支持蓋が撤去される」工程に該当する。 したがって、イ号工法の構成(C-1)及び(C-2)は、本件特許発明の構成要件Cを充足している。 被請求人は、本件特許発明の「筒状の切断」については、本件特許発明の特許公報に示される開示内容によって、明確にすべきである旨主張するが、上記のとおり、本願明細書には、明細書記載の文献に記載された手段が採用できることが記載されているのであり、「筒状に切断」の意義を上記記載を考慮して解釈することは許されるというべきである。 なお、被請求人は、本件特許明細書に例示された特公昭61-25844号公報等に記載の「円盤状ブレード」を傾斜させて切断することは、不可能であることを主張する。 確かに、円盤状ブレードで平面円形に切断することは、理論的には、円盤状ブレードが垂直であっても不可能である。しかし、切断円の径に比較して円盤状ブレードの径を小さくする、切り込みを浅くする等により平面円形に切断することが従来から行われており、円盤状ブレードの径を切断円の径に比較して十分小さくし、傾斜角度、切り込み深さを浅くする等により、「円盤状ブレード」を傾斜させて切断することができるものと認められ、「円錐状の切断」が不可能なものとはいえない。また、舗装の切断に球面椀型カッターを使用して、御椀型類似形状に切断することは、特開昭62-125109号公報、特開昭63-55204号公報に記載されているように普通に知られていることである。 被請求人は、さらに、イ号工法の構成(B-1)及び(C-1)は本件特許発明の構成要件には存しない旨主張している。 イ号工法の構成の(B-1)及び(C-1)中「先に目印となる場所にマーキングしておいた基準線及び基準点からマンホール枠の中心位置(a)を新設舗装路面上に割り出し、この割り出した位置に球面椀型カッターの芯出しジグを設置し」は、非舗装路面に支持蓋表面を含めて舗装が施工された後に、マンホール枠の中心位置を割り出すための工程であると認められるが、この工程が存するからといって、イ号工法が本件特許発明を充足していないとすることはできない。 なお、本件特許明細書には、「舗装表面から切断中心を特定するために金属探知機等の公知の探知手段を使用して内部の支持蓋の位置を確認してもよい。」(段落【0007】)と記載されており、本件特許発明は、マンホール枠の位置を割り出すための手段を付加することを排除していない。 (4)イ号工法の構成(D)、(E)及び(F)は、本件特許発明の構成要件D、E及びFを充足している。 (5)したがって、イ号工法は本件特許発明の構成要件をすべて充足しているから、本件特許発明の技術的範囲に属する。 第6 むすび 以上のとおり、イ号工法は、本件特許発明の技術的範囲に属する。 |
別掲 |
イ号説明書<名称> 舗装工法(通称パラボラ工法)<技術的構成の説明> (A)マンホール蓋及び枠の設置を伴う未舗装道路の舗装工法であり、 (B-1)下桝躯体(2)の中心位置(a)から測定した非施工個所の最寄の場所に、予め目印となる基準線及び基準点を設けて、舗装工事後、路面下に隠れた下桝躯体(2)の中心位置を該路面上に特定可能にマーキングしておく工程、 (B-2)下桝躯体(2)上縁部(2a)の開口を塞ぐように中心部に吊りボルト用雌ネジ部(3a)を有する養生板(3)を覆設し、この養生板(3)の表面に剥離材(3c)を施し、この表面も含めて所定工事範囲の道路を舗装材(4)(4a)を用いて舗装施工する工程、 (C-1)先に目印となる場所にマーキングしておいた基準線及び基準点からマンホール枠の中心位置(a)を新設舗装路面上に割り出し、この割り出した位置に球面椀型カッターの芯出しジグを設置し、所定の切断円直径で表層部分(4a)も含めて前記球面椀型カッターを用いて360度回転させて平面円形、断面円弧状となる球面状に切込み(CL)を入れ、御椀型類似形状の切断路盤(6)とする工程、 (C-2)マンホール枠の中心点を中心とする吊りボルト挿入用の所定径の穴(Hc)を穿ち、繰り抜いた穴に吊りボルト(9)を挿入して養生板中央の雌ネジ部(3a)に係合螺着し、養生板(3)ごと御椀型類似形状の切断路盤(6)を引き抜き撤去する工程、 (D)下桝躯体(2)の上縁部(2a)の所定位置に高さ調整機能を有するアンカーボルト(7)を打ち込むと共にマンホール枠(5)を設置し、マンホール枠(5)の上面を舗装表面の高さに 合せて高さ調整した後、 (E)マンホール枠(5)と下桝躯体(2)の上縁部(2a)との隙間を塞ぐための内型枠(11)を仮設し、内型枠(11)の外周隙間部分と周囲の空洞部(S)に舗装材(8a)を打設すると共に表層材(8b)で表層部分(4a)の高さまで舗装施工し、施工終了後、前記内型枠(11)を撤去して終了する工程から成る (F)舗装工法。<図面の説明> 【図1】は、舗装施工前のマンホールを含む未舗装路面を示す断面図である。 【図2】は、舗装施工に先立ちマンホールの中心位置を特定するためのマーキング工程を示す平面図である。 【図3】は、下桝躯体上縁部の開口を塞ぐように養生板を覆設し、表面に剥離材を施し、表面も含めて舗装を実施する工程を示す断面図である。 【図4】は、新舗装路面上に、先の基準線より下桝躯体の中心位置を割り出し、球面椀型カッターを用いて下桝躯体周囲の路盤を御椀型類似形状に切断し、中心部に所定径の穴を穿つ工程を示す断面図である。 【図5】は、吊りボルトを養生板の雌ネジ部に係合螺合し、養生板ごと切断路盤を引き抜き撤去する工程を示す断面図である。 【図6】は、下桝躯体の上縁部に高さ調整機能を有するアンカーボルトを打ち込み、マンホール枠と内型枠を設置した状態を示す断面図である。 【図7】は、内型枠の外周部の隙間及び空洞部に舗装材を充填し、表層部分に表層材を 施工した状態を示す断面図である。 【図8】は、施工後の養生期間経過後に内型枠を取り外し、マンホール蓋を取付けることにより完工した状態を示す断面図である。<符号の説明> 1 未舗装路面 2 下桝躯体 2a 下桝躯体の上縁部 3 養生板 3a 雌ネジ部 3b 掛止部 3c 剥離材 4 舗装材 4a 表層部分 5 マンホール枠 6 切断路盤 7 アンカーボルト 7a 調整駒 8a 舗装材 8b 表層材 9 吊りボルト 10 落下防止具 11 内型枠 12 マンホール蓋 |
判定日 | 2008-01-18 |
出願番号 | 特願平3-359363 |
審決分類 |
P
1
2・
2-
YA
(E01C)
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最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 太田 恒明 |
特許庁審判長 |
山口 由木 |
特許庁審判官 |
峰 祐治 砂川 充 |
登録日 | 1997-04-11 |
登録番号 | 特許第2623492号(P2623492) |
発明の名称 | 舗装工法 |
代理人 | 中野 収二 |
代理人 | 西尾 美良 |
代理人 | 野口 忠夫 |
代理人 | 丹羽 宏之 |