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審決分類 |
再審 査定不服 その他 審決却下 A01M |
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管理番号 | 1177516 |
審判番号 | 再審2006-95003 |
総通号数 | 102 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許再審公報 |
発行日 | 2008-06-27 |
種別 | 再審 |
審判請求日 | 2006-02-20 |
確定日 | 2007-03-16 |
事件の表示 | 特願2000-152126「家ダニ駆除沸湯容器」拒絶査定不服審判事件〔平成13年10月30日出願公開、特開2001-299178〕について、平成18年1月24日になした審判2002-19586号事件の審決に対し、再審の請求があったので、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求を却下する。 |
理由 |
本件再審の請求は、上記審判2002-19586号事件の審決に対して、平成18年2月20日になされたものである。 ところで、再審の請求について、特許法第171条第1項には、「確定審決に対しては、当事者又は参加人は、再審を請求することができる。」と規定されていることから、本件再審の請求が適法になされているか否かにつき審理する。 (1)当事者の適格性について 当事者適格については違法の点はないことが認められる。 (2)再審が「確定審決」に対して請求されているか否かについて 次に、本件再審の請求が「確定審決」に対して請求されているか否かを検討する。 ところで、本件再審の請求人が上記審決の謄本の送達を受けたのは、その郵便送達報告書の記載からみて、平成18年2月12日であったことが認められるから、当該審決が確定する時期は、(審決に対する訴えは、特許法第178条第3項により「審決又は決定の謄本の送達があった日から30日を経過した後は、提起することができない。」と規定されているので)その審決の送達があった日から30日が経過した日の翌日である平成18年3月15日からである。 そうすると、本件再審の請求の日は、上記したように平成18年2月20日であるので、本件再審の請求は、その審決が確定する前になされたことになり、「確定審決」に対してなされたものでないことが明らかである。 以上検討したとおり、本件再審の請求は、上記(2)に説示した点で、特許法第171条第1項の規定に違反するものであって、しかもその補正をすることができないものであるので、特許法第174条第1項の規定によって準用する同法第135条の規定により、却下すべきものである。 なお、本件再審の請求が「確定審決」に対して請求されたものでないことは上述したとおりであるが、仮に、その再審の請求日が「確定審決」に対して請求されたものであると想定される場合についても付言すると、次のとおりである。 本件の再審請求人の主張内容は、本来、特許法第178条第1項の規定に基づいて、上記審決に対する取消の訴えを知的財産高等裁判所に提起して主張すべきものといえるのであって、再審の請求に基づいて主張することが許されないものであるといわざるを得ない。 このことは、特許法第171条第2項の規定によって準用する民事訴訟法第338条第1項(再審の事由)の但し書後段の規定に照らして明らかである(注:当該但し書後段の規定である「これを知りながら主張しなかったときは、この限りでない」には、上訴(上記審決に対する取消の訴え)により不服の事由を主張し得たにもかかわらず上訴を怠った場合も含まれると通常理解されているから、本来、再審の事由にならないものである。) そうすると、本件再審の請求は、その主張内容から見ても不適法なものといわざるを得ず、却下すべきものといわざるを得ない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審理終結日 | 2006-09-25 |
結審通知日 | 2006-10-03 |
審決日 | 2006-10-16 |
出願番号 | 特願2000-152126(P2000-152126) |
審決分類 |
P
5
8・
09-
X
(A01M)
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最終処分 | 審決却下 |
特許庁審判長 |
大元 修二 |
特許庁審判官 |
宮川 哲伸 西田 秀彦 |
発明の名称 | 家ダニ駆除沸湯容器 |