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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 C12Q
管理番号 1222825
審判番号 不服2007-12932  
総通号数 130 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2010-10-29 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2007-05-07 
確定日 2010-09-02 
事件の表示 特願2003-271137「シバ属植物の個体識別方法」拒絶査定不服審判事件〔平成17年 2月 3日出願公開、特開2005- 27566〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第一 手続の経緯

本願は,平成15年7月4日の出願であって,平成19年3月30日付けで拒絶査定がなされ,これに対して,平成19年5月7日に審判請求がなされ,その後,当審において,平成22年3月26日付けで拒絶理由通知書が通知され,これに対して,平成22年5月28日に意見書及び手続補正書が提出されたものである。

第二 本願発明

本願発明は,平成22年5月28日付けで補正された特許請求の範囲の請求項1?3に記載された事項により特定されるものである。
そのうち,請求項1に係る発明(以下,「本願発明1」という。)は,以下のとおりである。

「【請求項1】
下記配列のいずれかまたはその相補配列にハイブリダイズし当該配列に示されるシバ属植物の単純反復配列をPCR増幅し得る16塩基以上の長さを有する1または2以上のプライマー対を用いてシバ属植物の染色体DNAをPCR増幅し,増幅産物の分子量を確認することを特徴とする,シバ属植物の品種,系統,または個体の識別方法。
配列番号3;
TAACCGAGAAAAATAAGATAGGAAACAGAAGAGATAGGGAAGTACAAAAGAACTTACCCACCGATACCGCACGGGTGCAACGAGCATACCTGCATTTCATCAATTGAAAGAAAGGTTACGTAAAAGCAGGAACGCACACATCAATTGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAAAGAGAGAGAGAGAGAGTTCAACTCACGTGTAGCAAAGATTGTTGGTCAAGGACTGGAGTGCATCAGCCGTAAAATGATTCTC
配列番号5;
TAAGAGAAAGCAGAAGTATCCCGGTTTGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGCAGAAGGATCCCGGTCAAAAGAAAGAGAGCAAGAAGTGATCTCTAGGATTGTAGGGATCGATACAAGTAAACAACACATATCGGCCAGCAGGGACAGGCCTGAAAACAGAGCAAATGCTAAAGGACTTGGACAATAATGTGGCCTAAGAAACTAAAAATAGAGAGGTACGGGACTACTCTCTC
配列番号6;
AATTCTGATGCCTTCTTTACAATTTGTGCTTTCTTTGCTGTGGAGTTGTGTGTGGAAAGAAAAGGAAGCAGGCGAGGAAGAAAGAGTCCTCTAGCTCGGGAGGAGGTGGCGAATCACATCCAGCAGTTGGAGAGAAGTCGGAGGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGCTGTGGGAATGAGAGAGAAAGGGCAAAAGCATGAATTTATCTTCTCCTTTTACGAGTATGGTGGCTTTTATATTTCT
配列番号7;
TAATCTTTCAAATAGACATGCAAGAAAGAATAGTAGTTTCTAACTAAGAGTTGTTTGCTCCCTCCTTATGAGAAAATTTTTATTCACGATCGACTTTAGGAAAAACTCTAATTAGATAAAAGTAGAGGACATAACTACATAATGTTTCATAACTTTCTATTCTCAAGCATTCAGCTACAACTACAATATCACCTGGCTACTACTCCCTCTCTTCAGATATTTTTTGCATATTGAGAAAACAGACATAGGGCTCAT
配列番号8;
TAATGCCATGCATTAGTACTGCATGCAGCAAAGCACTCACTGAATATTATAACTACTAGCCGATCAAGAAGAAAAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGTGGATTGGTGAACTGAGCAGCAAATGGAAGTAGGGGAGCGCCAGCAGAGGCTGGGGAACAACTCAACAGTGTGCTAGCAGGGAGACTGAGTGCTGACAGGATAATGGCAATGAACAAGTATGTGCAGAAATTCTTCAGGGAGAGAGAGA」

第三 当審の判断

1.公知の発明
本願出願前の2003年(平成15年)1月11日?15日に,米国カリフォルニア州サンディエゴ市で開催された研究集会:「Plant Animal Genome XI Conference」において,発明者等がポスター発表し,そのとき提示された「シバ属植物における単純配列反復(SSR)マーカーの開発」という表題のポスターには,以下の事項が記載され,公然と知られるに至ったものと認められる。
なお,上記研究集会は,特許庁長官が指定する学術団体が開催するものではないから,本ポスターにおける公表は,新規性喪失の例外適用を受けることができないものである。

ア)「この研究の目的は,シバ属植物における遺伝的研究のためのDNAマーカーを開発することである。我々は,最近日本で登録された朝駆から単純配列反復(SSR)領域を単離し,シバ属植物におけるSSRマーカーを開発した。これらSSRマーカーに基づく多型は,シバ属植物の品種の同定に利用できるものである。」(要約)

イ)「最近,単純配列反復(SSR)は,その豊富さや高度な多型性のため,植物ゲノムを分析するために効果的なマーカーとしてよく利用されている。シバ属植物では,RFLPやAFLPマーカーが開発され,遺伝的変異を評価するため及び遺伝的系統地図を作成するために利用されている(Yaneshitaほか 1997, 1999; Ebinaほか 1999)。本研究では,濃縮ゲノミックライブラリー法を用いて,日本のノシバからSSRマーカーを開発し,これらをシバ属植物の品種を同定するために適用した。これはシバ属植物におけるSSRマーカーの開発を最初に報告するものである。」(左欄12?24行)

ウ)「SSR濃縮ライブラリーは,Yamamotoほか(2002)の方法を用いて,Zoysia japonica cv. AsagakeのゲノムDNAから作成された。5’がビオチン標識された反復オリゴヌクレオチド(AG15又はAG20)を用いて,1920個のクローンをスクリーニングし,配列決定及びマーカー開発の候補となる457個のクローンを同定することに成功した。この457個のクローンのうち,54個のクローンは配列決定され,そのうち84.3%(43クローン)は,AGのSSR反復を8回以上含んでおり,7個のクローンは5?7.5の短い反復を含んでいることがわかった。しかしながら,残りの4個のクローンはSSRコアモチーフを含んでいなかった(図2)。他のクローンにおける配列決定及び変異の分析は,現在検討中である。」(左欄27?42行)

そして,上記図2には,シバ属植物からSSR領域を単離するためのスキームが図示されている。

エ)「完全なSSR反復を含む43クローンのうち,4つのクローンがSSRプライマー(ZjAG SSR 138,136,127及び105)を設計するために使用された。推定上のSSR部位のためのプライマーは,60?70℃の融解温度及び二次構造の欠如に基づいて,OLIGO Ver.6(TAKARA)を用いて設計された。フォワードプライマーは,5’末端が蛍光化学標識(FAM)されたものである。4つの設計されたプライマー対はそれぞれ,シバ属植物品種の標的領域を増幅するか試験された。増幅は,Maize Mapping Project(http://www.maizemap.org)の方法に従い,プライマー対のTm値によるタッチダウンプロファイルで行った。増幅産物は,変性4%アクリルアミドゲル電気泳動で分離され,Molecular Imager FX(Bio-Rad社)で検出された。4つのプライマー対の詳細は表2に示される。4つのプライマー対は,期待される大きさの範囲内で,5?12個の増幅産物の生産に成功した。」(右欄12?32行)

そして,上記表2には,SSRマーカー(ZjAG138,127,105及び136)のコアモチーフ,期待されるサイズ(bp),Tm値及び推定上のアレルの数がそれぞれそれぞれ示されている。そして,前記コアモチーフの塩基配列がそれぞれ,(AG)_(6.5)AA(AG)_(28),(AG)_(27.5)AA(AG)_(4),(AG)_(12.5)A(AG)_(8),(AG)_(28.5)であることも示されている。

オ)「4つの代表的なプライマー対は,7つのシバ属植物の品種における多型を検出する能力があるかについて調査された。4つの試験されたプライマー対は,7つのシバ属植物の品種に存在する多型を生産することができた。プライマー対ZjAG133による増幅産物は図4に示される。この図によれば,翻訳された反復である(AG)_(6.5)AA(AG)_(28)を増幅するZjAG133プライマー対は全部で6つのアレルを検出し,7つのシバ属植物の品種はそれぞれ識別された。」(右欄34?43行)

そして,上記図4には,7つのシバ属植物品種;朝駆(レーン1),朝萌(レーン2),みやこ(レーン3),メイヤー(レーン4),ヒメノ(レーン5),エメラルド(レーン6)及びつくばグリーン(レーン7)を,ZjAG133を用いて増幅した際に得られる増幅産物の電気泳動図が示されており,各品種に特異的なバンドパターンが見られる。

カ)「この研究では,濃縮されたゲノムライブラリーから457個の候補クローンを単離し,これらのクローンの中からいくつかのSSRマーカーを開発することに成功した。これらの予備的な結果は,SSRマーカーが高度に多型性であることを示しており,品種の特定のみならず,商業的に重要な特質の遺伝的分析や遺伝系統地図の作成にも適用できることを示している。」(右欄45?51行)

2.対比

上記摘記事項エ)の表2に記載された「コアモチーフの塩基配列」は,シバ属植物から単離されたものであり,AG反復を有するものであるから,本願発明1の「シバ属植物の単純反復配列」に相当する。また,上記摘記事項オ)に記載されたZjAG133というプライマー対は,上記コアモチーフの1つである(AG)_(6.5)AA(AG)_(28)を増幅し得るものであるから,本願発明1の「シバ属植物の単純反復配列を増幅し得る1または2以上のプライマー対」に相当する。さらに,上記摘記事項オ)及び図4に示されているように,ZjAG133というプライマー対は,7つのシバ属植物の品種において,各品種に特異的な増幅産物を生成するものであり,その分子量を確認することで,7つのシバ属植物の品種のそれぞれを識別できるというものであるから,本願発明1の「シバ属植物のDNAを増幅し,増幅産物の分子量を確認する,シバ属植物の品種,系統,または個体の識別方法。」を提供するものである。
してみると,本願発明1と上記公知発明は,「シバ属植物の単純反復配列を増幅し得る1または2以上のプライマー対を用いてシバ属植物のDNAを増幅し,増副産物の分子量を確認する,シバ属植物の品種,系統,または個体の識別方法。」である点で一致し,以下の点で相違している。

[相違点1]
本願発明1では,配列番号3,5?8に示される配列のいずれかまたはその相補配列にハイブリダイズし,当該配列に示されるシバ属植物の単純反復配列を増幅し得るプライマー対を用いているが,公知発明では,これらの配列に示されるシバ属植物の単純反復配列を増幅し得るプライマー対を用いておらず,ZjAG133というプライマー対を用いている点。

[相違点2]
本願発明1では,増幅方法としてPCRを用いているが,公知発明では,PCRを用いることが明らかでない点。

[相違点3]
本願発明1では,染色体DNAを増幅しているが,公知発明では,染色体DNAを増幅することが明らかでない点。

[相違点4]
本願発明1では,プライマー対の長さが16塩基以上と特定されているが,公知発明では,プライマー対の長さが明らかでない点。

3.判断

上記相違点1について:
上記ポスターには,シバ属植物からSSRマーカーを開発することに成功したことが記載されている。しかし,配列決定された54個のSSRマーカーのうち,実際に塩基配列が明らかにされたものは4個のみであり,残りのSSRマーカーがどのような塩基配列を有するものであるかは興味がもたれるものであるし,また,前記4個のSSRマーカーについても,どのような塩基配列のプライマー対を用いてコアモチーフを増幅したのかは明らかにされていないから,SSRマーカーの全体配列についても興味がもたれるものである。したがって,当業者であれば,上記ポスターに開示された方法に基づき,自らの手でシバ属植物からSSRを新規に取得してみたいと思うものである。
そして,上記ポスターには,Yamamotoらの方法(Molecular Ecology Notes, 2002, Vol.2, pp.14-16)に基づいて,シバ属植物からSSRを取得したことが記載されているから,Yamamotoらの論文を参酌するとともに,上記ポスターに開示された方法に基づいて,シバ属植物から新規にSSRを取得することに格別の困難性は認められない。
さらに,上記ポスターには,ZjAG133というプライマー対が,7つのシバ属植物の品種をそれぞれ識別できるものであり,残り3つのZjAG127,105及び136というプライマー対も,これらの品種に存在する多型をそれぞれ検出できるものであったと記載されているから,AG反復を有するシバ属植物のSSRの中に,シバ属植物の系統を識別できるものが他にも多数存在していることは,当業者が合理的に期待できることである。
そして,上記ポスターと同様に,染色体DNAを採取するシバ属植物として「朝駆」を用い,AG反復オリゴヌクレオチドを用いてSSRを濃縮した場合には,本願発明と同様の方法が採用されることになり,「朝駆」の染色体DNAの中には,本願発明のSSRが本来的に含まれているのであるから,本願の配列番号3,5?8に示される配列のいずれかが取得される蓋然性は高いと認められる。
そして,以下に示すように,配列番号3,5?8に示される配列を増幅し得るプライマー対は,上記ポスターに記載されたZjAG133と比較して,予想外に格別の効果を奏するものではないので,進歩性を認めることができない。
すなわち,配列番号3の効果は,「うの岬」と「竹富カイジ」を識別できたというものであり(図3),配列番号5及び6の効果は,配列番号6だけでは識別できない「朝萌」及び「エメラルド」又は「みやこ」及び「メイヤー」を,配列番号5と組み合わせることによって識別できたというものであり(図6),配列番号7の効果は,7つの品種のうち,「朝萌」及び「ヒメノ」を識別できないというものであり(図5),配列番号8の効果は,「朝駆」及び「クインズランド」が混合されてなるソッドの均一性を検証できたというものである(図7)。
一方,上記ポスターに開示されたZjAG133の効果は,7つのシバ属植物の品種:「朝駆」,「朝萌」,「みやこ」,「メイヤー」,「ヒメノ」,「エメラルド」及び「つくばグリーン」をそれぞれ識別できたというものである。
したがって,本願の配列番号5?7に示される配列を増幅し得るプライマー対はいずれも,識別できるシバ属植物の品種の数が「ZjAG133」よりも格別に多いというわけではないから,公知の発明に対して予想外に格別の効果を奏するものではない。
また,SSRはゲノム中に豊富に存在し,進化の過程で変異が蓄積しやすく,高度な多型性を有するものであることを考慮すると(上記摘記事項イ)やMolecular Ecology, 2002, Vol.11, pp.2453-2465等参照),「朝駆」と同じシバ属内の品種である「うの岬」や「竹富カイジ」や,「朝駆」と近縁の植物品種である「クィンズランド」を識別し得るSSRが得られることは当業者が予測できる効果であり,「ZjAG133」もこれらの品種を識別できる蓋然性が高いものである。そして,「朝駆」のDNA配列に基づいて作製されたプライマー対が,外来種「クインズランド」のゲノム配列よりも,それ自身のゲノム配列に対して高い親和性を示すことは当然であるから,これら2つの品種を識別し得るプライマー対を利用して,ソッドの均一性が検証できることも当業者が予測できる効果にすぎない。したがって,本願の配列番号3及び8に示される配列を増幅し得るプライマー対は,予想外に格別の効果を奏するものではない。

以上のとおり,上記ポスターに記載の方法と同様の手法により得られ,上記ポスターに記載されたものと比較して優れたところがないSSRは,特許という独占的排他権に値しないものであり,それを増幅し得るプライマー対も同様に進歩性がないと判断されるべきものであるから,本願発明1は,上記ポスターに記載され,公知となった発明から当業者が容易になし得たものである。

上記相違点2について:
上記ポスターの上記摘記事項エ)及び表2には,プライマー対によって標的領域が増幅されること,フォワードプライマーが蛍光標識されること,60?70℃の融解温度を有し,二次構造を有さないようにプライマー対が設計されること,プライマー対のTm値のタッチダウンプロファイルで行われること等が記載されている。これら記載から考えて,核酸増幅方法としてPCRが採用されていることは明らかであり,この点は実質的な相違点ではないか,又は,このような記載から,核酸増幅方法として周知のPCRを採用することは当業者が容易になし得ることである。

上記相違点3について:
上記ポスターの上記摘記事項イ)に記載されているように,SSRマーカーは植物のゲノム配列を分析するマーカーであり,上記摘記事項ウ)及びカ)に記載されているように,SSRマーカーはゲノムDNAのライブラリーから開発されたものであるから,増幅する対象として,染色体DNAを用いることは当業者が容易になし得ることである。

上記相違点4について:
16塩基という長さはPCR用のプライマーの長さとして一般的なものにすぎない。また,プライマー対の長さをどの程度にするかは当業者が適宜決定し得ることであり,標的領域に対する特異性及び結合安定性を考慮して,その長さを16塩基以上とすることにも格別の困難性は認められない。

第四 請求人の主張

請求人は,平成22年5月28日付け意見書において,以下のように主張している。
「尚,特許第4114887号の請求項1には小麦由来のDNAにおいてSSRマーカーを増幅し,その長さを解析することにより品種の多型を検出することを特徴とする小麦の品種識別法が記載されています。当該特許発明は,植物のSSRマーカーを用いて品種を識別する点において本願発明と共通し,また,識別対象となる植物も共にイネ科に属する植物である点で共通します。更に,当該特許は本願出願日の後に出願されたものであることから,当該特許の出願日において既に引用文献1は公開されていました。
このように同じ条件下にありながらも本願の後願である出願が既に特許されていることを考慮すれば,本願出願のみが進歩性を有さないことを理由として拒絶されることは,著しく公平性を欠くものであると思料します。」

しかし,特許性の判断は個々の出願ごとに個別具体的に検討,判断されるべきものであって,本願発明が特許法第29条2項に規定する要件を満たすか否かについての判断が,発明の構成を異にする他の特許出願の登録例に拘束されることはないから,請求人の挙げた特許第4114887号の例によって,本願発明における特許性の判断が左右されることはない。
したがって,請求人主張のような特許登録例があることをもって,当審の判断が恣意的であるとはいえず,それゆえ,本願発明の進歩性を拒絶することが著しく公正性を欠くともいえないから,請求人の上記主張は採用することができない。

第五 むすび

以上のように,本願の請求項1に係る発明は,公然知られた発明に基づいて,当業者が容易になし得たものであるから,特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものであり,その他の請求項に係る発明については検討するまでもなく,本願は拒絶すべきものである。
よって,結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2010-07-01 
結審通知日 2010-07-06 
審決日 2010-07-20 
出願番号 特願2003-271137(P2003-271137)
審決分類 P 1 8・ 121- Z (C12Q)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 西 剛志  
特許庁審判長 平田 和男
特許庁審判官 鵜飼 健
引地 進
発明の名称 シバ属植物の個体識別方法  
代理人 川口 義雄  
代理人 坪倉 道明  
代理人 渡邉 千尋  
代理人 金山 賢教  
代理人 大崎 勝真  
代理人 坪倉 道明  
代理人 川口 義雄  
代理人 渡邉 千尋  
代理人 大崎 勝真  
代理人 小野 誠  
代理人 渡邉 千尋  
代理人 小野 誠  
代理人 川口 義雄  
代理人 大崎 勝真  
代理人 金山 賢教  
代理人 小野 誠  
代理人 坪倉 道明  
代理人 金山 賢教  
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