• ポートフォリオ機能


ポートフォリオを新規に作成して保存
既存のポートフォリオに追加保存

  • この表をプリントする
PDF PDFをダウンロード
審決分類 審判 判定 同一 属さない(申立て不成立) D04H
管理番号 1239765
判定請求番号 判定2010-600064  
総通号数 140 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許判定公報 
発行日 2011-08-26 
種別 判定 
判定請求日 2010-10-26 
確定日 2011-07-06 
事件の表示 上記当事者間の特許第3735734号の判定請求事件について、次のとおり判定する。 ただし、本件特許に対しては別途無効審判が請求されている。このため、本件特許は無効とされる可能性を排除することができないが、本件判定は、本件特許が有効であることを前提として判断する。 また、本件特許に対しては、その無効審判の手続の中で訂正請求がされている。このため、本件特許は特許請求の範囲が訂正される可能性を排除することができないが、本件判定は、本件特許の現請求項(設定登録時の請求項)の記載に基づいて判断する。 
結論 イ号物件である「テラマック ユニチカポリ乳酸不織布」は、特許第3735734号発明の技術的範囲に属しない。 
理由 第1 請求の趣旨
本件判定の請求の趣旨は、甲第3号証(以下、「甲3」という。他の甲号証及び乙号証についても同様。甲3は、パンフレットである。)に示す物件「テラマック ユニチカポリ乳酸不織布」(以下、「イ号物件」という。)は、特許第3735734号発明(以下、「本件特許発明」という。)の技術的範囲に属する、との判定を求めるものである。

第2 本件特許発明
本件特許発明は、願書に添付された明細書(甲1。以下、「本件特許明細書」という。)の記載からみて、その特許請求の範囲の請求項1に記載されたとおりのものと認める。その構成要件を分説すると、次のとおりである。
「A 下記a群の用途の中のいずれかである
B 生分解性
C 衛生用
D 繊維集合体であって、
E 一般式-O-CHR-CO-(但し、RはHまたは炭素数1?3のアルキル基を示す)を主たる繰り返し単位とする脂肪族ポリエステルを主成分とする
D* モノフィラメント及び/又はマルチフィラメント(複合糸を除く)からなることを特徴とする
B’ 生分解性
C’ 衛生用
D’ 繊維集合体。
F a群
使い捨て衣料、サニタリーナプキン、パンティーシールド、成人用オムツ、ベビーオムツ、失禁者パッド、シーツ、ベッドカバー、マクラカバー、エプロン、キッチン用手袋」
上記において、B’、C’及びD’は、それぞれ、B、C及びDと同じであるから重複を除き、D*は、Dと共に形態に関する構成要件であるから一体として、ここでは、以下のように整理する。
「A 下記a群の用途の中のいずれかである
B 生分解性
C 衛生用
D 繊維集合体であって、モノフィラメント及び/又はマルチフィラメント(複合糸を除く)からなり、
E 一般式-O-CHR-CO-(但し、RはHまたは炭素数1?3のアルキル基を示す)を主たる繰り返し単位とする脂肪族ポリエステルを主成分とするもの。
F a群
使い捨て衣料、サニタリーナプキン、パンティーシールド、成人用オムツ、ベビーオムツ、失禁者パッド、シーツ、ベッドカバー、マクラカバー、エプロン、キッチン用手袋」

第3 イ号物件及びイ1号物件?イ4号物件

1 請求人の主張
請求人は、イ号物件は以下のとおりと主張している。
「(i)下記A群の用途の中のいずれかである
(ii)完全生分解性の合成繊維からなる不織布であって、
(iii)下記式
-[O-C(CH_(3))-CO]_(n)-
で表されるポリ乳酸を主成分とする
(iv)生分解性スパンボンド不織布
A群(本件特許でa群として特定された用途と対応することが明白と思われる用途のみを摘記した。)
使い捨ておむつ、ナプキン、パッド、ヘッドレストカバー」(判定請求書、4?5頁)(判定注:上記(iii)の式は、後述する甲3に記載されている形式で表示した。)

2 イ号物件

(ア)請求人が提出した甲3は、「テラマック ユニチカポリ乳酸不織布」のパンフレットであり、後記<イ号物件の説明>において摘示したとおりの、以下の記載がある。
「ユニチカでは・・・生分解性不織布の研究を続け、ポリ乳酸不織布「テラマック」(TERRAMAC)を開発しました。」(摘示イ)、
「「テラマック」不織布の特長・・・完全生分解性の合成繊維から成ります。・・・ポリ乳酸は生体内埋植材料として用いられていることからも明らかなように、きわめて安全性の高いポリマーです。・・・抗菌・防カビ性に優れています。」(摘示ウ)、
「製品および銘柄・・・スパンボンドのような長繊維不織布からスパンレースのような短繊維不織布まで、広範な製品群の提供を可能にしました。・・・長繊維不織布 スパンボンド(レギュラータイプ、芯鞘複合タイプ、成形タイプ)・・・短繊維不織布 スパンレース・ニードルパンチ・サーマルボンド」(摘示エ)、
「用途・・・コンポスト化可能材料<使用後、コンポスト中での再資源化を目的とした用途>使い捨ておむつ、ナプキン、パッド、ワイパー、おしぼり、生ごみ袋、汚泥フィルター、べた掛け等・・・環境調和型材料<自然環境下で使用され、その使用後または使用過程で分解・消滅が求められる用途>植生シート、防草シート、べた掛け、根巻きシート、植生ポット、排水シート、養生シート等」(摘示オ)、
「ポリ乳酸・・・は・・・乳酸HO-CH(CH_(3))-COOHの重合体-[O-C(CH_(3))-CO]_(n)-から成る脂肪族ポリエステルです。」(摘示カ)、
「ポリ乳酸不織布はコンポスト化することにより、0.5?2カ月で堆肥となります。また、通常の土壌中や水中のような自然環境下では、比較的緩やかに分解が進行し、1?3年で分解されます。」(摘示キ)

(イ)請求人が提出した甲4は、「バイオマス素材」、「TERRAMAC」、「テラマック」、「UNITIKA」と表示されたウェブページの「用途一覧」の項の印刷物<URL:http://www.unitika.co.jp/terramac/use/index.html>であり、以下の記載がある。
「SPUNBOND[不織布]」の項につき、「分類/タイプ/用途」の形式で示すと
「スパンボンド/レギュラー糸/農業・園芸・土木、資材、衛材、バッグ、カーペットバッキング、フィルター
(空欄)(判定注:同上と解される。)/複合糸/製袋・包装資材、生活資材」(摘示シ)

(ウ)請求人が提出した甲5は、「バイオマス素材」、「TERRAMAC」、「テラマック」、「UNITIKA」と表示されたウェブページの「製品紹介」の項の印刷物<URL:http://www.unitika.co.jp/terramac/products/spunbond/index.html>であり、以下の記載がある。
「NON-WOVEN
不織布 詳細はスパンボンド事業本部サイト
優れた均一性、柔軟性、高強度、寸法安定性を備えた長繊維不織布。自然環境下での使用や土中への埋設、コンポスト化といった使用法に応え、農園芸資材、土木資材関連を中心に展開しています。」
また、甲5には、それぞれ「植木ポッド」、「べたがけ」、「防草シート」、「手さげ袋」、「ヘッドレストカバー」、「軟弱地盤安定剤」と題する6個の写真が掲載されている。

(エ)これらの記載事項からみて、イ号物件は、ポリ乳酸を主成分とする生分解性の不織布であって、その形態が長繊維不織布か短繊維不織布のいずれかである各種の用途の上記不織布の集合であり、その個々の不織布は、次のa、b、d?fに分説したとおりの構成を備えたものであるとするのが相当である。
「a 下記の用途の中のいずれかである
b 生分解性
d スパンボンド不織布である長繊維不織布、又はスパンレース不織布、ニードルパンチ不織布、サーマルボンド不織布のいずれかである短繊維不織布であって、
e 一般式-[O-C(CH_(3))-CO]_(n)-を主たる繰り返し単位とする脂肪族ポリエステルであるポリ乳酸を主成分とするもの。
f 用途 コンポスト化可能材料としての使い捨ておむつ、ナプキン、パッド、ワイパー、おしぼり、生ごみ袋、汚泥フィルター、べた掛け等、又は環境調和型材料としての植生シート、防草シート、べた掛け、根巻きシート、植生ポット、排水シート、養生シート等」

3 イ1号物件?イ4号物件
請求人は、「スパンボンド不織布」であって「使い捨ておむつ、ナプキン、パッド、ヘッドレストカバー」の用途であるものが、本件特許発明の技術的範囲に属すると主張している。
そして、甲5には、「ヘッドレストカバー」と題する写真が掲載されており、また、「優れた均一性、柔軟性、高強度、寸法安定性を備えた長繊維不織布」と記載されているから、甲5は、イ号物件のうちで、構成dのうちの「スパンボンド不織布である長繊維不織布」の構成を有する不織布について、「ヘッドレストカバー」の使用例を記載したものである。
しかし、「使い捨ておむつ」、「ナプキン」及び「パッド」については、甲5にも、甲4にも、記載されていない。甲4には、「SPUNBOND[不織布]」の項に、「レギュラー糸」のタイプの用途として「農業・園芸・土木、資材、衛材、バッグ、カーペットバッキング、フィルター」が、「複合糸」のタイプの用途として「製袋・包装資材、生活資材」が、それぞれ記載されているが、「使い捨ておむつ」、「ナプキン」又は「パッド」が、これらのいずれかの用途に該当することが、それ自体で明らかであるということはできない。甲4には、「FIBER[繊維]」の項に、「ステープルファイバー」の「レギュラー糸」のタイプのものの用途として「短繊維不織布」が、「ショートカット」の「レギュラー糸」のタイプのものの用途として「湿式不織布、エアレイ不織布」が、それぞれ記載されており、これらを併せ考慮すると、甲3の不織布であって「使い捨ておむつ」、「ナプキン」又は「パッド」に用いられるものが、スパンボンド不織布である長繊維不織布なのか、それとも短繊維不織布なのかを、特定することができない。
そうすると、イ号物件には、次にそれぞれ分説して示す、イ1号物件?イ4号物件が含まれているといえる。
(イ1号物件)
「a' 下記の用途の
b' 生分解性
d' スパンボンド不織布である長繊維不織布、又はスパンレース不織布、ニードルパンチ不織布、サーマルボンド不織布のいずれかである短繊維不織布であって、
e' 一般式-[O-C(CH_(3))-CO]_(n)-を主たる繰り返し単位とする脂肪族ポリエステルであるポリ乳酸を主成分とするもの。
f' 用途 使い捨ておむつ」
(イ2号物件)
「a'' 下記の用途の
b'' 生分解性
d'' スパンボンド不織布である長繊維不織布、又はスパンレース不織布、ニードルパンチ不織布、サーマルボンド不織布のいずれかである短繊維不織布であって、
e'' 一般式-[O-C(CH_(3))-CO]_(n)-を主たる繰り返し単位とする脂肪族ポリエステルであるポリ乳酸を主成分とするもの。
f'' 用途 ナプキン」
(イ3号物件)
「a''' 下記の用途の
b''' 生分解性
d''' スパンボンド不織布である長繊維不織布、又はスパンレース不織布、ニードルパンチ不織布、サーマルボンド不織布のいずれかである短繊維不織布であって、
e''' 一般式-[O-C(CH_(3))-CO]_(n)-を主たる繰り返し単位とする脂肪族ポリエステルであるポリ乳酸を主成分とするもの
f''' 用途 パッド」
(イ4号物件)
「a'''' 下記の用途の
b'''' 生分解性
d'''' スパンボンド不織布である長繊維不織布であって、
e'''' 一般式-[O-C(CH_(3))-CO]_(n)-を主たる繰り返し単位とする脂肪族ポリエステルであるポリ乳酸を主成分とするもの
f'''' 用途 ヘッドレストカバー」

第4 当事者の主張

1 請求人
請求人は、甲3の「テラマック」の用途の「使い捨ておむつ」、「ナプキン」、「パッド」及び「ヘッドレストカバー」は、衛生材料であり、それぞれ、本件特許発明の用途の「成人用オムツ、ベビーオムツ」、「サニタリーナプキン、パンティーシールド」、「失禁者パッド」及び「マクラカバー」と対応し用途が一致し、原料のポリ乳酸は、本件特許発明の一般式のRがメチル基に限定され下位概念化されたものであり、「生分解性スパンボンド不織布」は、本件特許発明のモノフィラメント及び/又はマルチフィラメント(複合糸を除く)からなる生分解性繊維集合体と何ら相違がなく、イ号物件は本件特許発明の技術的範囲に属すると主張している。

2 被請求人
被請求人は、概ね、以下のように主張している。
(i)請求人は、イ号物件の構成を、スパンボンド法によって得られた長繊維不織布が使い捨ておむつ、ナプキン又はパッドの用途に用いられていることを前提として説明しているが、甲3には、製品として、長繊維不織布と短繊維不織布が紹介され、用途として使い捨ておむつ、ナプキン又はパッドが紹介されているに過ぎず、長繊維不織布を使い捨ておむつ、ナプキン又はパッドとして製造販売している事実はないし、販売の申出をしたこともない。よって、イ号物件は、請求人がいうイ号物件のうちの、ヘッドレストカバーに用いられるものである。(判定事件答弁書、4?5頁第2)
(ii)イ号物件の「スパンボンド法によって得られた生分解性長繊維よりなる不織布」は、乙1の辞典や乙2の書籍に記載されるように長繊維はモノフィラメントでもマルチフィラメントでもないから、イ号物件の長繊維はモノフィラメントの範疇にもマルチフィラメントの範疇にも属するものでなく、本件特許発明の構成要件Dの「モノフィラメント及び/又はマルチフィラメント繊維集合体」を充足しない。なお、モノフィラメントからなる不織布やマルチフィラメントからなる不織布は、乙3に記載されるようなものである。(同、5?6頁第3の2)
(iii)イ号物件の「ヘッドレストカバー」は、椅子の上部を覆うものであって、「マクラカバー」は枕を覆うものであるから、本件特許発明の構成要件の「マクラカバー」を充足しない。(同、6頁第3の3)
(iv)本件特許については、無効審判(乙4)が係属中であり、近い将来無効とされて「非特許発明」となることが明らかなものであり、判定を求めることはできないから、本件判定請求は却下されるべきものである。また、特許請求の範囲を訂正する訂正請求がされた場合、特許発明の技術的範囲は未確定の状態になり、判定を行うことはできないから、本件判定請求は却下されるべきものである。また、権利行使後に本件特許の無効が確定すれば、その権利行使は不正競争行為に該当するおそれがあるから、本件判定は事実上中止するべきである。(同、7頁第4)
(v)判定請求の趣旨によれば、全てのタイプの不織布がいかなる用途に用いられた場合でも、本件特許発明の技術的範囲に属するということになるが、防草シート、べた掛け又は養生シートに用いた場合に本件特許発明の技術的範囲に属しないことは明らかであるから、本件判定請求の趣旨は、対象物件が不明確であり、不適法なものである。(同、7?8頁第5)

第5 対比・判断

1 イ1号物件について

ア 請求人はイ1号物件の「使い捨ておむつ」は、衛生材料であり、本件特許発明のa群の用途である「成人用オムツ、ベビーオムツ」と一致し、イ1号物件の「生分解性スパンボンド不織布」は、本件特許発明のモノフィラメント及び/又はマルチフィラメント(複合糸を除く)からなる生分解性繊維集合体と何ら相違がないと主張している。

イ しかし、上記第3の2及び3で検討したとおり、「使い捨ておむつ」については、甲3?甲5からは、スパンボンド不織布である長繊維不織布なのか、それとも短繊維不織布なのかを、特定することができないのであるから、イ1号物件の構成d'は、「スパンボンド不織布である長繊維不織布、又はスパンレース不織布、ニードルパンチ不織布、サーマルボンド不織布のいずれかである短繊維不織布」であって、これが「スパンボンド不織布」であるとすることはできない。
そして、短繊維不織布については、「フィラメント」が一般には連続した長い繊維のことを意味することから、これをモノフィラメント及び/又はマルチフィラメント(複合糸を除く)からなる生分解性繊維集合体とはいえず、本件特許発明の構成要件Dの「モノフィラメント及び/又はマルチフィラメント(複合糸を除く)からなる生分解性繊維集合体」を充足していない。
また、スパンボンド不織布であっても、甲3には「レギュラータイプ」、「芯鞘複合タイプ」及び「成形タイプ」があることが記載され、甲4には「レギュラー糸」のタイプ と「複合糸」のタイプがあることが記載され、この「芯鞘複合タイプ」又は「複合糸」のタイプのものは、本件特許発明の構成要件Dの「モノフィラメント及び/又はマルチフィラメント(複合糸を除く)からなる生分解性繊維集合体」を充足していない。
このように、「使い捨ておむつ」に用いられる甲3の不織布が、スパンボンド不織布と特定されない以上、イ1号物件は本件特許発明の構成要件Dの「モノフィラメント及び/又はマルチフィラメント(複合糸を除く)からなる生分解性繊維集合体」を充足しているとはいえない。

ウ まとめ
以上のとおり、イ1号物件は、少なくとも本件特許発明の前記分説した構成要件Dを充足するものではないから、他の構成要件について検討するまでもなく、本件特許発明の技術的範囲に属しないものである。

2 イ2号物件について

ア 請求人はイ2号物件の「ナプキン」は、衛生材料であり、本件特許発明のa群の用途である「サニタリーナプキン、パンティーシールド」と一致し、イ2号物件の「生分解性スパンボンド不織布」は、本件特許発明のモノフィラメント及び/又はマルチフィラメント(複合糸を除く)からなる生分解性繊維集合体と何ら相違がないと主張している。

イ しかし、上記第3の2及び3で検討したとおり、「ナプキン」については、甲3?甲5からは、スパンボンド不織布である長繊維不織布なのか、それとも短繊維不織布なのかを、特定することができないのであるから、イ2号物件の構成d''は、「スパンボンド不織布である長繊維不織布、又はスパンレース不織布、ニードルパンチ不織布、サーマルボンド不織布のいずれかである短繊維不織布」であって、これが「スパンボンド不織布」であるとすることはできない。
そして、短繊維不織布については、「フィラメント」が一般には連続した長い繊維のことを意味することから、これをモノフィラメント及び/又はマルチフィラメント(複合糸を除く)からなる生分解性繊維集合体とはいえず、本件特許発明の構成要件Dの「モノフィラメント及び/又はマルチフィラメント(複合糸を除く)からなる生分解性繊維集合体」を充足していない。
また、スパンボンド不織布であっても、甲3には「レギュラータイプ」、「芯鞘複合タイプ」及び「成形タイプ」があることが記載され、甲4には「レギュラー糸」のタイプ と「複合糸」のタイプがあることが記載され、この「芯鞘複合タイプ」又は「複合糸」のタイプのものは、本件特許発明の構成要件Dの「モノフィラメント及び/又はマルチフィラメント(複合糸を除く)からなる生分解性繊維集合体」を充足していない。
このように、「ナプキン」に用いられる甲3の不織布が、スパンボンド不織布と特定されない以上、イ2号物件は本件特許発明の構成要件Dの「モノフィラメント及び/又はマルチフィラメント(複合糸を除く)からなる生分解性繊維集合体」を充足しているとはいえない。

ウ まとめ
以上のとおり、イ2号物件は、少なくとも本件特許発明の前記分説した構成要件Dを充足するものではないから、他の構成要件について検討するまでもなく、本件特許発明の技術的範囲に属しないものである。

3 イ3号物件について

ア 請求人はイ3号物件の「パッド」は、衛生材料であり、本件特許発明のa群の用途である「失禁者パッド」と一致し、イ3号物件の「生分解性スパンボンド不織布」は、本件特許発明のモノフィラメント及び/又はマルチフィラメント(複合糸を除く)からなる生分解性繊維集合体と何ら相違がないと主張している。

イ しかし、上記第3の2及び3で検討したとおり、「パッド」については、甲3?甲5からは、スパンボンド不織布である長繊維不織布なのか、それとも短繊維不織布なのかを、特定することができないのであるから、イ3号物件の構成d'''は、「スパンボンド不織布である長繊維不織布、又はスパンレース不織布、ニードルパンチ不織布、サーマルボンド不織布のいずれかである短繊維不織布」であって、これが「スパンボンド不織布」であるとすることはできない。
そして、短繊維不織布については、「フィラメント」が一般には連続した長い繊維のことを意味することから、これをモノフィラメント及び/又はマルチフィラメント(複合糸を除く)からなる生分解性繊維集合体とはいえず、本件特許発明の構成要件Dの「モノフィラメント及び/又はマルチフィラメント(複合糸を除く)からなる生分解性繊維集合体」を充足していない。
また、スパンボンド不織布であっても、甲3には「レギュラータイプ」、「芯鞘複合タイプ」及び「成形タイプ」があることが記載され、甲4には「レギュラー糸」のタイプ と「複合糸」のタイプがあることが記載され、この「芯鞘複合タイプ」又は「複合糸」のタイプのものは、本件特許発明の構成要件Dの「モノフィラメント及び/又はマルチフィラメント(複合糸を除く)からなる生分解性繊維集合体」を充足していない。
このように、「パッド」に用いられる甲3の不織布が、スパンボンド不織布と特定されない以上、イ3号物件は本件特許発明の構成要件Dの「モノフィラメント及び/又はマルチフィラメント(複合糸を除く)からなる生分解性繊維集合体」を充足しているとはいえない。
また、イ3号物件の構成f'''の「パッド」は、甲3?甲5からは、その意味するものが何かを把握することができず、本件特許発明の構成要件Fの「失禁者パッド」及び構成要件Cの「衛生用」を充足しているということはできない。

ウ まとめ
以上のとおり、イ3号物件は、少なくとも本件特許発明の前記分説した構成要件C、D及びFを充足するものではないから、他の構成要件について検討するまでもなく、本件特許発明の技術的範囲に属しないものである。

4 イ4号物件について

(1)争いのない点について
イ4号物品が本件特許発明1に係る前記分説した各構成要件A?Fを充足するか否かについて両者を対比すると、表現上の差異はあるものの、構成e''''の「一般式-[O-C(CH_(3))-CO]_(n)-を主たる繰り返し単位とする脂肪族ポリエステルであるポリ乳酸を主成分とする」は、構成要件Eの「一般式-O-CHR-CO-(但し、RはHまたは炭素数1?3のアルキル基を示す)を主たる繰り返し単位とする脂肪族ポリエステルを主成分とする」に相当し、イ4号物件は、その構成e''''において本件特許発明の構成要件Eを充足するものと認められる。
イ4号物件の構成e''''が本件特許発明の構成要件Eを充足している点について、当事者間に争いはない。

(2)争点(構成要件A?D及びFの充足性)について

ア しかしながら、イ4号物件が本件特許発明1の構成要件A?D及びFを充足しているか否かについては、当事者間で争いがある。
請求人はイ4号物件の「ヘッドレストカバー」は、衛生材料であり、本件特許発明のa群の用途である「マクラカバー」と一致し、イ4号物件の「生分解性スパンボンド不織布」は、本件特許発明のモノフィラメント及び/又はマルチフィラメント(複合糸を除く)からなる生分解性繊維集合体と何ら相違がないと主張している。

イ 以下、検討する。
甲5の「ヘッドレストカバー」と題する写真を参照すると、これは乗り物の座席の上部にあるヘッドレストに適用されている。
一方、本件特許明細書には、本件特許発明の構成要件Cの「衛生用」及び構成要件Fの「a群 使い捨て衣料、サニタリーナプキン、パンティーシールド、成人用オムツ、ベビーオムツ、失禁者パッド、シーツ、ベッドカバー、マクラカバー、エプロン、キッチン用手袋」に関連して、以下の記載がある。
「【0002】【従来の技術】
従来、使い捨ておむつ、生理用品、使い捨てシーツ等の衛生用繊維集合体はポリエチレン、ポリ塩化ビニル等のプラスチック材料が使用されている。
これら繊維集合体は、使用後回収され、焼却、埋め立てにより処理されているが、焼却処理による大気汚染、埋め立て地の確保が困難等の問題がある。また、回収には多大な労力を必要とするために回収しきれず、土中等の自然界に放置され、環境破壊等様々な問題を引き起こしている。
【0003】【発明が解決しようとする課題】
本発明者らの目的は、自然環境下で徐々に分解し、最終的には消失するため、、使用後の焼却処理による大気汚染や放置による環境破壊の心配のない生分解性衛生用繊維集合体を提供することにある。」
「【0011】本発明の繊維集合体は、衛生用あるいは生活関連用に使用されるものを言い、下記のa群の用途に限定されるものである。
a群
使い捨て衣料、サニタリーナプキン、パンティーシールド、成人用オムツ、ベビーオムツ、失禁者パッドシーツ、ベッドカバー、マクラカバー、エプロン、キッチン用手袋」
これらの記載によると、「a群」に列挙されたものは、段落【0002】に記載された「使い捨ておむつ、生理用品、使い捨てシーツ等の衛生用繊維集合体」に相当する、「サニタリーナプキン」、「パンティーシールド」、「成人用オムツ」、「ベビーオムツ」、「シーツ」、と、これに準じて「衛生用」ということができるか「生活関連用」ということができる、「使い捨て衣料」、「失禁者パッド」、「ベッドカバー」、「マクラカバー」、「エプロン」、「キッチン用手袋」である。
そこで、甲5の「ヘッドレストカバー」が、本件特許発明の構成要件Aの「下記a群の用途の中のいずれかである」、構成要件Cの「衛生用」及び構成要件Fの「a群」を充足しているかを検討する。
甲5の「ヘッドレストカバー」は、乗り物の座席の背もたれの上部に、両端部を残し、シートが跨ぐように掛けられたものであり、運輸産業用のものであって、上記の「衛生用」とも「生活関連用」ともいえない。そして、本件特許明細書に「シーツ」、「ベッドカバー」と並べて記載された「マクラカバー」が、「衛生用」ないし「生活関連用」の「マクラカバー」と観念されるものとは異なる、運輸産業用の「ヘッドレストカバー」までを意味しているともいえない。
したがって、イ4号物件は本件特許発明の構成要件Cの「衛生用」、構成要件Aの「下記a群の用途の中のいずれかである」及び構成要件Fの「a群 マクラカバー」を充足しているとはいえない。

ウ まとめ
以上のとおり、イ4号物件は、少なくとも本件特許発明の前記分説した構成要件C及びFを充足するものではないから、他の構成要件について検討するまでもなく、本件特許発明の技術的範囲に属しないものである。

5 イ号物件について
上記1?4で検討したとおり、イ号物件に包含されるイ1号物件?イ4号物件は、いずれも、本件特許発明の構成要件A?Fのうち、構成要件Dを充足するものでないか、構成要件C及びFを充足するものではないから、本件特許発明の技術的範囲に属さないものである。

第6 当事者の主張について
上記第4の1に示した請求人の主張、及び上記第4の2に(i)?(v)として示した被請求人の主張のうち(i)と(iii)については、既に判断を示した。(iv)については、この判定の冒頭に示したとおりである。
(ii)については、検討するまでもない。
ここでは、(v)について示す。
被請求人は、判定請求の趣旨によれば、全てのタイプの不織布がいかなる用途に用いられた場合でも、本件特許発明の技術的範囲に属するということになるが、防草シート、べた掛け又は養生シートに用いた場合に本件特許発明の技術的範囲に属しないことは明らかであるから、本件判定請求の趣旨は、対象物件が不明確であり、不適法なものであると主張する。
しかし、本件判定請求は、「使い捨ておむつ」、「ナプキン」、「パッド」及び「ヘッドレストカバー」の用途を挙げて、イ号物件である「テラマック ユニチカポリ乳酸不織布」が本件特許発明の技術的範囲に属するとの判定を求めたものである。防草シート、べた掛け又は養生シートに用いた場合について本件特許発明の技術的範囲に属するとの判定を求めたものではなく、対象物件が不明確であるとはいえないから、被請求人の主張は、前提が誤っている。
被請求人の主張は採用できない。

第7 むすび
以上のとおり、イ号物件は、本件特許発明の技術的範囲に属しない。
よって、結論のとおり判定する。
 
別掲 <イ号物件の説明>
添付の1葉目?4葉目は、甲3の、「テラマック ユニチカポリ乳酸不織布」のパンフレットである。2つ折りで、表紙、内側の見開き、背表紙からなる。
添付の5葉目と6葉目は、甲4の、「バイオマス素材」、「TERRAMAC」、「テラマック」、「UNITIKA」と表示されたウェブページの「用途一覧」の項の印刷物<URL:http://www.unitika.co.jp/terramac/use/index.html>である。
添付の7葉目は、甲5の、「バイオマス素材」、「TERRAMAC」、「テラマック」、「UNITIKA」と表示されたウェブページの「製品紹介」の項の印刷物<URL:http://www.unitika.co.jp/terramac/products/spunbond/index.html>である。

甲3には、表紙を1頁、内側の見開きを2頁及び3頁、背表紙を4頁とすると、以下の記載がある。
ア「自然から生まれ、
自然に還る不織布の誕生。
新しい可能性を秘めた
『テラマック』不織布。」(2頁上欄)
イ「これまでの合成繊維は、ほとんどが石油などの限りある化石資源を原料としてきました。
これらは生分解性でないために、自然環境下での廃棄処理が問題となっています。
ユニチカでは21世紀の“資源循環型社会”の構築に向け、再生可能資源からなる生分解性不織布の研究を続け、
ポリ乳酸不織布「テラマック」(TERRAMAC)を開発しました。ポリ乳酸は、トウモロコシなどの
再生可能な植物資源からとれるデンプンを原料に、乳酸発酵を経て化学合成法によってつくられるポリマーです。
自然界では最終的には炭酸ガスと水に分解される特長があり、
地球環境に負荷をかけないエコロジーマテリアルと言えます。
今までにない、まったく新しい自然循環型の合成繊維不織布が登場しました。」(2頁中欄)
ウ「■「テラマック」不織布の特長
●完全生分解性の合成繊維から成ります。
ポリ乳酸繊維は、従来の合成繊維とほぼ同等の初期機械的性質を有する完全生分解性の繊維素材です。耐薬品性に関しては、耐油性には優れますが、アルカリ性または酸性条件下(60℃以上)では加水分解を受けます。したがって長期にわたって耐久性が要求される用途より、むしろ2?3年の短期使用で廃棄され再資源化される用途に適しています。
●きわめて安全性の高いポリマーを使用しています。
ポリ乳酸は生体内埋植材料として用いられていることからも明らかなように、きわめて安全性の高いポリマーです。ポリ乳酸の最終分解産物である乳酸は、私達の身体の中にも広く存在しています。
●ヒートシール性に優れています。
レギュラータイプの融点は170℃ですが、融点が130?140℃の易ヒートシールタイプもあります。
●抗菌・防カビ性に優れています。
●耐候性に優れています。
図1の促進耐候試験が示すように、ポリエチレンテレフタレート不織布に比し耐候性に優れています。実際の屋外曝露試験でも確認されており、自然環境下で使用する農業・園芸・土木・建築用資材として最適です。
●染色性に優れています。
通常の分散染料を用い、100℃での常圧染色が可能です。ポリエチレンテレフタレート繊維と同等の染色性が得られます。
●有毒ガスの発生がありません。
ポリ乳酸は焼却しても燃焼カロリーはポリエチレンなどの約半分であり、ダイオキシンはもとより、塩化水素やNO_(x)、SO_(x) などの有毒ガスは発生しません。」(2頁下欄)
エ「■製品および銘柄
ユニチカが長年培ってきた高度な不織布製造技術により、スパンボンドのような長繊維不織布からスパンレースのような短繊維不織布まで、広範な製品群の提供を可能にしました。
●長繊維不織布
スパンボンド(レギュラータイプ、芯鞘複合タイプ、成形タイプ)
●短繊維不織布
スパンレース・ニードルパンチ・サーマルボンド」(3頁下欄)
オ「■用途
●コンポスト化可能材料
<使用後、コンポスト中での再資源化を目的とした用途>
使い捨ておむつ、ナプキン、パッド、ワイパー、おしぼり、生ごみ袋、汚泥フィルター、べた掛け等
●環境調和型材料
<自然環境下で使用され、その使用後または使用過程で分解・消滅が求められる用途>
植生シート、防草シート、べた掛け、根巻きシート、植生ポット、排水シート、養生シート等」(3頁下欄)
カ「■ポリ乳酸&ポリ乳酸繊維とは?
●ポリ乳酸(PLA:polylactic acid)は、α-オキシ酸の一種である乳酸HO-CH(CH_(3))-COOHの重合体-[O-C(CH_(3))-CO]_(n)-から成る脂肪族ポリエステルです。高結晶性の熱可塑性プラスチックで、融点は約170℃、ガラス転移点は約57℃です。
●ポリ乳酸繊維の糸質特性や物理化学的性質は、表1に示すように疎水性の芳香族ポリエステル(PET:polyethylene terephthalate)繊維に比較的似ています。
表1 PLA繊維とPET繊維の基本的性質
素材 融点 ガラス転移点 比重 引張強度 ヤング率
PLA 170℃ 57℃ 1.27 3?5cN/dtex 40? 60cN/dtex
PET 256℃ 69℃ 1.38 3?8cN/dtex 90?100cN/dtex 」(4頁上欄)
キ「生分解性と生分解メカニズム
●ポリ乳酸不織布はコンポスト化することにより、0.5?2カ月で堆肥となります。また、通常の土壌中や水中のような自然環境下では、比較的緩やかに分解が進行し、1?3年で分解されます。
●ポリ乳酸の基本的な生分解機構は非酵素的な加水分解反応ですが、ある程度分解が進行すると微生物や酵素により分解が加速され、最終的には炭酸ガスと水に分解されます。なお、ポリ乳酸不織布の加水分解反応は、ガラス転移点近傍の50?60℃以上(特にアルカリ条件下)になると急激に進行しますが、常温では比較的安定です。」(4頁中上欄)
ク「土壌中での生分解挙動
●一般的に土壌のような自然環境下では、温度、水分、pH、微生物の種類や数などが場所により異なるため、分解挙動は一様ではありません。図2に示す標準的な土壌中では、土壌埋設1年前後から引張強度および破断伸度の低下が始まりますが、形態的な変化や質量減少はほとんど認められません。1年を経過すると引張強度はさらに低下し、2年前後から形態的な崩壊が始まり、次第に細片化し最終的には消滅します。」(4頁中下欄)
ケ「促進耐候性試験」と題する図1には、横軸を「曝露時間」(0?300hrs)、縦軸を「引張強力保持率」(0?100%)として、「『テラマック』スパンボンド50g/m^(2)」と「PETスパンボンド60g/m^(2)」につきグラフが示されている。(2頁)
コ「土壌埋設試験」と題する図2には、横軸を「年数」(0?2年)、縦軸を「引張強度保持率」(0?100%)及び「相対粘度」(1.0?2.0)として、「『テラマック』マルチフィラメント50d/24f」につきグラフが示されている。(4頁)

甲4には、以下の記載がある。
サ「用途一覧
[テラマックの用途分野]
包装資材 農業資材 衣料 園芸資材 衛生材料 生活衛生資材
ホームインテリア 建築・土木資材 事務用資材 園芸資材 電子機器筐体 工業資材」(1頁上欄)
シ「FILM[フィルム]」、「SHEET[シート]」、「FIBER[繊維]」、「SPUNBOND[不織布]」、「RESIN[樹脂]」に分けて、それぞれ「分類」、「タイプ」、「用途」が記載されている:
「FIBER[繊維]」の項につき、「分類/タイプ/用途」の形式で示すと
「モノフィラメント/(空欄)/テグス、織編物、ネット、フィルター
マルチフィラメント/(空欄)/織編物(衣料、産業資材)、組ひも、ロープ
ステープルファイバー/レギュラー糸/紡績糸、複重層糸、編織物(衣料、インテリア、産業資材)、詰め綿、短繊維不織布
(空欄)(判定注:同上と解される。)/芯鞘複合糸/バインダー繊維(乾式不織布、クッション)
(空欄)(判定注:同上と解される。)/偏心複合糸/詰め綿、伸縮性不織布
ショートカット/レギュラー糸/湿式不織布、エアレイ不織布
(空欄)(判定注:同上と解される。)/芯鞘複合糸/バインダー繊維(湿式不織布、エアレイ不織布)」
「SPUNBOND[不織布]」の項につき、「分類/タイプ/用途」の形式で示すと
「スパンボンド/レギュラー糸/農業・園芸・土木、資材、衛材、バッグ、カーペットパッキング、フィルター
(空欄)(判定注:同上と解される。)/複合糸/製袋・包装資材、生活資材」(1頁下欄?2頁)

甲5には、以下の記載がある。
ス「NON-WOVEN
不織布 詳細はスパンボンド事業本部サイト
優れた均一性、柔軟性、高強度、寸法安定性を備えた長繊維不織布。自然環境下での使用や土中への埋設、コンポスト化といった使用法に応え、農園芸資材、土木資材関連を中心に展開しています。」(中欄)
セ 以下の6個の写真が掲載されている:「植木ポッド」、「べたがけ」、「防草シート」、「手さげ袋」、「ヘッドレストカバー」、「軟弱地盤安定剤」。「ヘッドレストカバー」の写真は、乗り物の座席の背もたれの上部に、両端部を残し、シートが跨ぐように掛けられたものが写っている。
 
判定日 2011-06-29 
出願番号 特願平5-50884
審決分類 P 1 2・ 1- ZB (D04H)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 平井 裕彰  
特許庁審判長 中田 とし子
特許庁審判官 小出 直也
新居田 知生
登録日 2005-11-04 
登録番号 特許第3735734号(P3735734)
発明の名称 生分解性衛生用繊維集合体  
代理人 植木 久一  
代理人 柴田 有佳理  
代理人 奥村 茂樹  
  • この表をプリントする

プライバシーポリシー   セキュリティーポリシー   運営会社概要   サービスに関しての問い合わせ